JPH04171802A - 磁心 - Google Patents

磁心

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JPH04171802A
JPH04171802A JP29883890A JP29883890A JPH04171802A JP H04171802 A JPH04171802 A JP H04171802A JP 29883890 A JP29883890 A JP 29883890A JP 29883890 A JP29883890 A JP 29883890A JP H04171802 A JPH04171802 A JP H04171802A
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Japan
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layer
molded body
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epoxy resin
magnetic core
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Katsuhiko Kawakita
川北 勝彦
Shinichi Murata
真一 村田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電子回路に用いるダイオード等のノイ
ズ防止を目的として用いられる磁心等、トロイダル状に
巻回形成してなる磁心に関し、更に詳しくは、製造に際
し、fB心の膨れや穴の発生がな(、製品として寸法精
度が高く良品歩留りの高い磁心に関する。
(従来の技術) 例えばこの種の磁心は、非晶質磁性合金薄帯をトロイダ
ル状に巻回形成してドーナツ状あるいは円筒状の成形体
とし、ついでこの成形体の内部に蓄積される内部応力を
除去すべく熱処理を施した後、表面に電気絶縁層を通常
的0.5mmの厚さにコーティングして製造されている
この場合、前記電気絶縁層は、一般に120〜150℃
の温度下において、エポキシ樹脂を用いた流動浸漬法ま
たは静電塗装法を適用して形成されている。例えば、流
動浸漬法の場合、エポキシ樹脂粉末を圧縮空気によって
流動化せしめた処理槽内に、エポキシ樹脂粉末の融点よ
り高い温度に加熱した前記成形体を所定時間浸漬して行
なわれる。したがって、成形体に付着したエポキシ樹脂
粉末は、その表面で溶融・液化し、成形体の表面を被覆
することになる。しかるのち、このエポキシ樹脂を所定
条件下で硬化すれば電気絶縁層として機能することにな
る。
それゆえ、従来の磁心においては電気絶縁層は、−層状
態で成形体の表面を被覆していた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、エポキシ樹脂は加熱を停止してもすぐには硬
化せず、一定時間は溶融状態を維持している。そして、
成形体を巻回形成するときに薄帯相互間に封入された空
気は、コーティング処理に伴なう加熱によって膨張し、
成形体の外部へ出てくる。その結果、表面を被覆するエ
ポキシ樹脂層には不規則な膨れや穴が生し、それがその
ままの状態で硬化してしまうので、得られた磁心は寸法
や絶縁性の面で不都合があった。
また、流動浸漬法を用いた場合には、用いるエポキシ樹
脂粉末の融点と流動せしめた粉末の流れを適当に選択し
ないと一定厚さの絶縁層が得られず、製品としての磁心
の寸法精度が出しにくいという問題ある。このため、内
径5mm以下の小型磁心では、時にグイオード等のリー
ドを挿通する内径を所定寸法に仕上げることが難しく、
また流動化した粉末の流れが大であると成形体のエツジ
部分の絶縁層の厚さが薄くなって絶縁性に支障を来たす
等、良品歩留の面でも問題がある。
本発明は以上の問題点を解決し、製造に際して電気絶縁
層に膨れや穴が生ずることがな(、良品歩留の良好な磁
心を捉供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、トロイダル状に巻回形成された成形体に予め電気
絶縁層を薄くコーティングしておき、この絶縁層の上に
重ねて、電気絶縁層をコーティングすると、最終的には
厚さが均一で寸法精度の高い絶縁層を形成することがで
きること、しかも、かかる薄い絶縁層を形成するコーテ
ィングを前処理として施しておくと、コーティング処理
に伴なう加熱によって、既に成形体内に封入されていた
空気がかかる処理の間に円滑に外部へ排出され、その上
に積層する電気絶縁層には膨れや穴が生じないというこ
とを見出して本発明の磁心を開発するに=11つだもの
である。
すなわち、本発明の磁心は、非晶質磁性合金薄帯等の磁
性合金薄帯をトロイダル状に巻回形成した成形体の表面
が二層以上の構造の電気絶縁層で非覆されていることを
特徴とする。
このように、本発明の磁心は、前述した従来の磁心が電
気絶縁層を一度にコーティングしてなる一層構造である
のに反し、内側に位置する第1層と、外側に位置する第
2層以上の層とからなる二層以上の構造となっているも
のである。
前記第1層は、熱処理を終えたトロイダル状の成形体に
前処理を施して形成された薄層の絶縁層である。かかる
コーティング処理を施すことによって、成形体の薄帯間
に封入されていた空気が外部へ排出されるとともに、そ
の上に施される第2層以上が均一にコーティングされる
。しかも、成形体の薄帯巻回状態は、この薄い絶縁層で
固定され、以後の処理における成形体のばらけ、すなわ
ち、薄帯の弾発力によって巻回状態が解体されることが
防止される。例えば二層構造の場合は、第1層に上記し
た機能を付与するためにはその長さを10〜100−1
好ましくは30〜70P、更に好ましくは50Pにする
ことが望ましい。この厚さが薄過ぎると成形体のばらけ
を防止することができず、成形体の解体が生じ易くなり
、逆に厚過ぎると薄帯相互間に封入されている空気の排
出が困難になるからである。
第2層は、前記第1層の上に重ねて形成される絶縁層で
、主として製品としての磁心の絶縁に関与する層である
。厚さは300〜500Pであるが、絶縁電圧が所定値
であれば特に上記した厚さに限定されるものではなく、
より薄くてもよいことは言うまでもない。
上記した両絶縁層をコーティングする成形体の表面とは
、外周面、上下両面及び内周面を言うが、他の部材との
接触事故を生ずることのない内周面は、必ずしも電気絶
縁層をコーティングする必要はない。
かかる磁心において、二層構造の電気絶縁層を有する磁
心は、例えば以下のようにして製造することができる。
すなわち、非晶質磁性合金薄帯等の磁性合金薄帯を周知
の方法でトロイダル状に巻回形成し、このときに蓄積さ
れた応力歪を熱処理を施して除去する。このようにして
形成された成形体に、前処理として10〜100Pの厚
さの電気絶縁層、例えば、エポキシ樹脂を第1層として
コーティングする。コーティング方法としては、樹脂含
浸や真空蒸着法などが用いられる。
例えば、樹脂含浸の場合、エポキシ樹脂を所定濃度でア
セトンのような溶媒に溶解せしめたエポキシ樹脂溶液を
調製し、これを40℃に加熱した中へ成形体を浸漬し、
これを取り出して成形体表面を被層する樹脂溶液を硬化
させるのである。この過程で薄帯間に封入された空気は
円滑に排出されてしまうので、エポキシ樹脂層には膨れ
や穴が生ずることがなく、成形体の表面と同等の平滑な
面となる。
ついで、絶縁電圧が所定値となるように、例えばエポキ
シ樹脂からなる一定厚さの第2層を前記第1層の上に重
ねてコーティングし、目的とする磁心とする。かかるコ
ーティング方法としては、静電塗装法や流動浸漬法があ
げられるが、絶縁層の寸法精度を出す上からは静電塗装
法が好ましい。
尚、磁性合金薄帯としては、磁性合金で構成されていれ
ば何であってもよいが、例えば液体急冷法で製造した非
晶質磁性合金薄帯は、磁気特性が良好であり好適である
(実施例) 以下1本発明の一実施例を説明する。
先ず、コバルト系非晶質磁性合金薄帯を用いて、外径4
mm、内径3rnm、高さ3mrnのトロイグル状の磁
心を巻回形成し、熱処理を施した成形体を得た。この成
形体を超音波中でエポキシ樹脂60%の溶液に浸漬した
後、120℃で6時間樹脂硬化処理を施した。成形体の
表面全体には10〜100Fの厚さのエポキシ樹脂から
なる電気絶縁層が第1層として形成された。
ついで、第1層をコーティングした前記成形体を120
℃で予熱し、150℃で静電塗装法により更にエポキシ
樹脂を0.3mmの厚さにコーティングした第2層を形
成して磁心とした。
以上のようにして製造した磁心100個について製品検
査をしたところ、膨れや穴は見られなかった。また、こ
れらに関し、寸法及び磁気特性(100にHzl を測
定し、規格品のそれと比較した。結果は次表のとおりで
ある。
前記表から明らかなように、本発明の磁心は、製造上、
製品のばらつきが少なく、良品歩留が良好であった。ま
た、規格品と比較しても磁気特性が良好なので、第2層
の電気絶縁層の厚さは、絶縁電圧が所定値であれば従来
品に比べて薄くすることが可能である。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように本発明の磁心は電気絶縁層
を二層以上の構造としたので、製造に際して、磁心自体
に膨れや穴が生ずることがない。
また、絶縁層を二層以上としたことにより、寸法精度が
向上し、良品歩留が高まるという利点があり工業的価値
が大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  磁性合金薄帯をトロイダル状に巻回形成した成形体の
    表面が二層以上の構造の電気絶縁層で被覆されているこ
    とを特徴とする磁心。
JP29883890A 1990-11-06 1990-11-06 磁 心 Expired - Lifetime JP2892489B2 (ja)

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JPH04171802A true JPH04171802A (ja) 1992-06-19
JP2892489B2 JP2892489B2 (ja) 1999-05-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215930A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Nagano Dry Le-Bu Kk 電気絶縁塗装体及びその製造方法
JP2009059748A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sht Corp Ltd コイル装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215930A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Nagano Dry Le-Bu Kk 電気絶縁塗装体及びその製造方法
JP2009059748A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sht Corp Ltd コイル装置

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