JPS58167B2 - ジユシモ−ルドガタデンキキキ - Google Patents

ジユシモ−ルドガタデンキキキ

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Publication number
JPS58167B2
JPS58167B2 JP49092271A JP9227174A JPS58167B2 JP S58167 B2 JPS58167 B2 JP S58167B2 JP 49092271 A JP49092271 A JP 49092271A JP 9227174 A JP9227174 A JP 9227174A JP S58167 B2 JPS58167 B2 JP S58167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating material
silane coupling
organic insulating
coupling agent
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP49092271A
Other languages
English (en)
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JPS5121126A (ja
Inventor
古谷明彦
榑松一彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP49092271A priority Critical patent/JPS58167B2/ja
Publication of JPS5121126A publication Critical patent/JPS5121126A/ja
Publication of JPS58167B2 publication Critical patent/JPS58167B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変成器等の巻線層間を絶縁する樹脂モールド型
電気機器の製造方法に関する。
従来のこの種の樹脂モールド型電気機器は、高電圧電力
用変成器などの巻線層間の絶縁を行なうために用いられ
ており、真空あるいは加圧含浸法などで樹脂モールドし
ていたがそのモールド内にボイド(気泡)が生じやすく
、これを完全に無くすることは不可能であった。
特に高電圧用機器に用いた場合であっては、わずかなボ
イドが存在してもコロナ放電あるいは、絶縁破壊を生じ
、致命的な欠点となっていた。
本発明は、電気機器の導体相互間を有機物絶縁材料で絶
縁し、予め前記有機物絶縁材料または含浸用樹脂液の少
なくとも一方に、 XCH2CH2CH25i(Y)3(ただし、Xは−N
H2゜−Cl、 −CN、 −8H,−NHCH2CH
2NH2のうち少なくとも一種、Yは一0CH3,−0
C2H5のうち少なくとも一種)で表わされるシランカ
ップリング剤を添加し、該有機物絶縁電気機器に前記樹
脂液を含浸することによって、前記有機物絶縁材料に対
する前記樹脂液の含浸性を著しく向上させ、ボイドの形
成されない絶縁性の高い樹脂モールド型電気機器を提供
しようとするものである。
以下本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明による電気機器を樹脂モールドしている
状態を示す図である。
第1図に示す容器1内には電気機器としての巻線装置2
がエポキシ樹脂液3中に浸漬されている。
巻線装置2は導体の巻線4を多層のコイル状としたもの
で、その層間には有機物絶縁材料5が介在されている。
この巻線4は一般的なもので、0.16φmmのフォル
マール線を巻回したものであり、有機物絶縁材料5は厚
さ約0.17mmのポリエステル不織布をシランカップ
リング剤の容器に30分間浸漬して含浸させ、乾燥して
得られたもので、シランカップリング剤としてはガンマ
アミノプロピルトリエトオキシシラン(NHCH2CH
2NH2S1(OC2H5)3)をメタノールで0.0
01乃至10重量%の範囲で調整したものである。
巻線装置2はコイルの外径60mm、内径40mm巻巾
60mmの寸法で構成され、巻線層が垂直となるように
定置して、エポキシ樹脂液3をその周辺から流し込み、
その下部から除徐に浸漬させ、有機物絶縁材料5を通し
て含浸させ、乾燥させて完成する。
このようにして得られた巻線装置を有機物絶縁材料にシ
ランカップリング剤を含浸させてない巻線装置と同一条
件の下で比較すると、シランカップリング剤を含浸して
いない有機物絶縁材料を用いた巻線装置であってはエポ
キシ樹脂液を含浸し終了までに20分間を要したのに対
して、シランカップリング剤を含浸してなる有機物絶縁
材料を用いた巻線装置では約10分間で完全に含浸し終
えたのである。
このことはシランカップリング剤含浸のポリエステル不
織布面のエポキシ樹脂液に対する接触角が著るしく減少
し、ぬれ性が著るしく向上したことに起因するものであ
る。
この接触角については、第2図に示すように、シランカ
ップリング剤の溶液濃度によって異なり、1重量%を最
大として0.01乃至10重量%の範囲で効果的に接触
角度が減少する。
また含浸性を評価するには、第3図に示したような測定
器具6を用いて含浸速度を測定して比較することもでき
る。
この測定器具6は透光性基板7.7の間に被測定物であ
る有機物絶縁材料8を所定の圧力で挟持し、絶縁材料8
の周囲(矢印9で示す)より所定の圧力で樹脂液を含浸
させ、含浸していく速度(点線10内で示した含浸距離
を周辺より計測した値を時間で除したもの(mm/秒)
)を含浸速度として定めたものである。
第4図に、この測定器具を用いてシランカップリング剤
としてのガンマアミノプロピルトリエトオキシシラン(
NH2CH2CH2CH2Si(OC2H3)3)(実
線11で示す)、ガンマクロロプロプルトリメトオキシ
シラン(ClCH2CH2CH2Si(OCH3)3)
(点線12で示す)およびガンマシアノプロピルトリエ
トオキシシラン(CNCH2CH2CH2Si(OC2
H3)s)(一点鎖線13で示す)のメタノール溶液を
ポリエステル不織布に含浸して得たそれぞれについて、
溶液濃度に対する含浸速度に対する含浸速度を測定した
結果を示す。
すなわち、各種シランカップリング剤の溶液濃度が0.
01乃至10重量%の範囲に於いては極めてその含浸速
度が早いことは明らかである。
本発明の他の実施例として、有機物絶縁材料にシランカ
ップリング剤を添加するにあたって、前記実施例で示し
たような含浸法に依らず、スプレー法等による塗布を行
なっても効果は変らない。
また有機物絶縁材料の素材内にシランカップリング剤混
入させたものであっても良い。
たとえば、ポリエステルにガンマアミノプロピルトリエ
トオキシシラン(NH2CH2CH2CH2Si(OC
2H3)3)を混合して形成した有機物絶縁材料にエポ
キシ等の樹脂液を含浸させて樹脂モールド型電気機器を
構成することができる。
この場合の含浸速度は、前述の実施例と同様に0.01
乃至10重量%の範囲で、混入した場合に極めて早い含
浸速度が得られた。
また本発明のその他の実施例としては、モールド体とな
るエポキシ等の樹脂液にシランカップリング剤を混入さ
せることにより添加して、有機物絶縁材料をモールド形
成することも可能である。
この場合の含浸速度は0.01乃至4重量%のシランカ
ップリング剤を混入させた時が効果的に早くなる。
さらにまた上述した実施例を組合せたものであっても本
発明による効果は変らない。
たとえばシランカップリング剤を塗布した有機物絶縁材
料にシランカップリング剤を混入したエポキシ樹脂液を
含浸させたものであっても良い。
シランカップリング剤については上述のものに限らず、
Nベータアミノエチルガンマアミノプロピルトリメトオ
キシシラン (NH2CH2CH2NHCH2CH2CH2Si(O
CH3)3)あるいはガンママーカブトプロピルトリメ
トオキシシラン(H8CH2CH2S i (OCH3
)3)であってもその効果は変らない。
尚、有機物絶縁材料としては実施例で示したポリエステ
ル不織布に限らず、クラフト紙、ベークライト紙等の絶
縁紙、ポリエステルフィルム、ポリイミド不織布等であ
っても良い。
樹脂液については、エポキシ、ポリエステルに限らず、
ポリイミド、シリコーン等であっても同様な効果を得る
ことができる。
以上のように本発明によれば、電力用変成器等の巻線装
置あるいはコンデンサ等の樹脂モールドとして用いるこ
とにより、ボイド発生による不良品を造らず、製造時間
を短縮できることから製造設備のコストダウンを図れる
さらに製品の小型化も図れる等の多大な効果を奏する工
業的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例における樹脂モールドを巻線装
置に処理している状態を示す断面図、第2図は本発明の
詳細な説明するシランカップリング剤溶液濃度(重量%
)に対する接触角(度)を示す曲線図、第3図は含浸速
度測定器具を示す斜視図、第4図は本発明の詳細な説明
するシランカップリング剤溶液濃度(重量%)に対する
含浸速度(mm7秒)を示す曲線図である。 3・・・・・・樹脂液、4・・・・・・導体、5・・・
・・・有機物絶縁材料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体相互間に有機物絶縁材料層を介挿させて成る電
    気機器本体を樹脂モールドするに当り、有機物絶縁材料
    層およびモールド用樹脂の少なくともいずれか一方に、
    次式 %式%() −NHCH2CH2CH2NH2のうち少なくとも1種
    、Yは一0CH3,−0C2H5のうち少なくとも1種
    )で示されるシランカップリング剤を予じめ添加してお
    くことを特徴とする樹脂モールド型電気機器の製造方法
JP49092271A 1974-08-14 1974-08-14 ジユシモ−ルドガタデンキキキ Expired JPS58167B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP49092271A JPS58167B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ジユシモ−ルドガタデンキキキ

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JP49092271A JPS58167B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ジユシモ−ルドガタデンキキキ

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JPS5121126A JPS5121126A (ja) 1976-02-20
JPS58167B2 true JPS58167B2 (ja) 1983-01-05

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ID=14049720

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JP49092271A Expired JPS58167B2 (ja) 1974-08-14 1974-08-14 ジユシモ−ルドガタデンキキキ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54135830A (en) * 1978-04-14 1979-10-22 Hitachi Ltd Manufacturing of insulating tape
JP7155085B2 (ja) 2019-09-13 2022-10-18 株式会社東芝 電極、二次電池、電池パック及び車両

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JPS5121126A (ja) 1976-02-20

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