JPH04170757A

JPH04170757A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH04170757A
Application number: JP29932490A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Inose; 猪瀬　浩; Isayuki Yoshioka; 芳岡　勇行
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1990-11-05
Filing date: 1990-11-05
Publication date: 1992-06-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は磁気記録再生装置に関し、特に再生ＲＦ信号が
欠落した時の補償回路に関する。

〔従来の技術〕

磁気記録再生装置において録音拳再生を行なった場合、
テープ上のキズやゴミ等により、再生ＲＦ信号が欠落す
る場合がある。従来、再生ＲＦ信号が欠落した時の補償
回路は、例えば第２図に示すような構成にて補償される
。第２図の回路は、ＶＨＳ方式のビデオテープレコーダ
に採用されており、いわゆるＨｉＦｉ音声の再生系を示
したブロック図であり、第４図は第２図の各部の信号波
形を示した波形図であり、以下第２図、第４図を用いて
簡単に説明する。

従来の磁気記憶再生Ｈｉｔでは、信号を検出する磁気ヘ
ッド１と、磁気ヘッド１からの再生ＲＦ信号を増幅する
ヘッドアンプ２と、この出力信号をスイッチングするヘ
ッド切換スイッチ３と、信号を増幅するアンプ４とで構
成された再生ＲＦ信号検出系ブロックを備え、さらに不
要な帯域の信号を除去するバンドパスフィルタ６．７と
、これに直列に接続された復調器９と、ホールドパルス
制御信号により波形整形を行なう波形整形回路１２と、
ノイズリダクション（ＮＲ）回路１３．１４とから構成
される復調系を備えている。また、復調器９に並列に接
続された復調系のバンドパスフィルタ６の出力を受け、
再生ＲＦ信号のエンベロープ波形を検出するエンベロー
プ（包絡線）検波回路１０９時定数回路１１．コンパレ
ータ出力回路１８から構成される制御信号系を備えてい
る。

ここで、スイッチングノイズホールドパルス回路１７は
、スイッチ回路３でのＲＦ信号切換時に復調器で発生す
るスイッチングノイズを除去する為の同期パルスを作る
回路ブロックである。

磁気ヘッド１より読み取られたＲＦ倍信号、ヘッドアン
プ２で増幅された後、スイッチングされ、さらにアンプ
４により増幅され、例えば（ｆ）のような波形となる。

ＮＴＳＣ方式の場合は、１．３ＭＨｚのバンドパスフィ
ルタ６と、１．７ＭＨｚのバンドパスフィルタ７とによ
り左チャンネルと右チャンネルとの２つのステレオ信号
として分離され、それぞれ復調器９により復調され、オ
ーディオ信号となる。復調されたオーディオ信号は、そ
れぞれ波形整形回路１２に送られる。パルス制御信号は
、エンベロープ（包絡線）検波回路１０の出力（ｇ）と
時定数回路１１から得られたＤＣ出力が（ｈ）のように
基準電圧と比較され、ＲＦ倍信号欠落時に（ｉ）のよう
な信号欠落（トラップアウト）補償用パルスがコンパレ
ータ出力回路１８から波形整形回路１２へ送られ（ｊ）
に示すように波形整形を行なう。波形整形は、通常は直
前の信号をホールドするのが一般的であるが、一定のバ
イアスのある時定数で安定するような構成をとる場合も
ある。波形整形回路１２にて歪を低減されたオーディオ
信号は、ノイズリダクション回路１３とノイズリダクシ
ョン回路１４とに送られ、出力端子１５と出力端子１６
にそれぞれ出力される。スイッチングノイズの場合は、
再生ＲＦ信号の欠落が周期的に現れる為、補間方式が適
用され、再生ＲＦ信号の欠落が不規則であったり短いパ
ルスである場合、例えばビデオテープレコーダの再生信
号中に見られる磁気テープの傷などに起因するドロップ
アウトによる再生ＲＦ信号の欠落の場合には、単純ホー
ルド方式の適用が多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図は第２図に示した従来例の各端子での波形を示し
た波形図であるが、前述した従来の回路では、例えば第
４図（ｆ）のように再生出力信号が欠落した場合、第４
図（ｈ）のような過渡応答特性を示し、第２図のコンパ
レータエ８の出力から波形整形回路１２に送られるパル
ス制御信号は、第４図（ｉ）のように入力信号に対し数
μ秒遅延する為、出力端子より得られるオーディオ信号
の波形は第４図（ｊ）のように波形整形回路１２がホー
ルドを行なうとすると、信号をホールドするのではなく
、復調器からのノイズ信号をホールドする可能性があり
、波形整形の効果が小さく、ノイズが多いという欠点が
あった。あまりホールドパルスの応答を早くすると、（
（ｈ）の波形の立上りを早める又は基準レベルを下げる
）、数μ秒以下の信号の欠落でも波形整形回路１２が動
作し、波形整形がひんばんとなり、目障りとなる為、少
くとも数μ秒程度の遅延が通常である。

本発明の目的は、前記欠点が解決され、再生ＲＦ信号の
欠落によるノイズを効果的に低減した磁気記録再生装置
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の磁気記録再生装置は、再生ＲＦ信号の欠落を検
出する手段と、信号の欠落している期間と対応するパル
ス幅の制御信号を発生する手段と、再生ＲＦ信号中の信
号の欠落を検出し制御信号発生までに要する時間に略々
等しいかまたは以上の遅延時間を有する遅延回路により
信号の欠落を含む再生ＲＦ信号を遅延させる手段と、再
生ＲＦ信号の復調器からの復調出力が波形整形回路へ送
られ波形整形回路では前記した制御信号が動作のための
タイミング信号として供給され、信号の欠落が生じてい
る期間だけ信号が欠落する直前の信号を保つかもしくは
一定時間で安定バイアスとなることを行ないつるように
した波形整形回路とを備えている。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置を示すブ
ロック図である。第１図において、本実施例の磁気記録
再生装置は、°信号を検出する磁気へラド１と、磁気へ
ラド１からの再生ＲＦ信号を増幅するヘッドアンプ２か
らの信号を切換えるヘッド切換スイッチ３と、信号を増
幅するアンプ４とで構成された再生ＲＦ信号検出系ブロ
ックを備え、不要の帯域の信号を除去するバンドパスフ
ィルタ６に直列に接続された復調器９．ホールドパルス
制御信号により波形整形を行なう波形整形回路１２．ノ
イズリダクション回路１３．１４から成る復調系の前に
遅延回路５が直列に挿入された構成をとり、この復調系
に並列に接続された不要の帯域の信号を除去するバンド
パスフィルタ８゜再生ＲＦ信号のエンベロープ波形を検
出するエンベロープ（包絡線）検波回路１０９時定数回
路１１、コンパレータ出力回路１８から構成される制御
信号系を備え、またヘッド切換スイッチ３と同期してパ
ルス制御信号を発生するスイッチングノイズホールドパ
ルス回路１７を備えている。

第３図に第１図での各端子の信号波形を示す。

磁気ヘッド１から検出された微小な再生ＲＦ信号は、ヘ
ッドアンプ２．アンプ４により増幅される。再生ＲＦ信
号が欠落し例えば（ａ）の状態となった時、制御信号系
ではエンベロープ（包絡線）検波回路１０を通過した信
号は（ｂ）のようになり、時定数回路１１から出力され
た信号は（Ｃ）のようになる。コンパレータ出力回路１
８からは（ｄ）のパルスが波形整形回路へ送られる。

一方、復調系の遅延回路５を通過するＲＦ倍信号（ｍ’
）のように、（ａ）に比べてコンパレータの特性により
生ずるパルス制御信号の遅延時間又はそれ以上だけ、例
えば数μ秒遅延させておく。遅延回路５から出力された
信号は、ＮＴＳＣ方式の場合、１．３ＭＨｚのバンドパ
スフィルタ６と１．７ＭＨｚのバンドパスフィルタ７と
によりそれぞれ左チャンネルと右チャンネルの信号から
成るステレオ信号に分離され、それぞれ復調器９を通過
してオーディオ信号となり、それぞれ波形整に形回路１２へ送られる。（＊”）のように遅延回路５に
より予め（ａ）の信号を前述の遅延時間だけ遅延させで
ある為、（ｅ）のように波形整形回路１２では復調器９
を通過したオーディオ信号が歪む瞬間又はその前にコン
パレータ出力１８からのパルス制御信号（ｄ）からのパ
ルス信号を受け、たとえば信号レベルでのホールドが可
能となる。波形整形回路１２で波形整形されたオーディ
オステレオ信号は、それぞれノイズリダクション回路１
３とノイズリダクション回路１４と−を通過し、出力信
号１５．ＩＥｉに出力される。

従来例に比べ（ｅ）に示すように信号と異なるノイズ成
分の値が小さく、ノイズが従来に比べて更に低減できる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、波形整形効果が大きく
、歪の小さい出力信号を得ることが出来、再生ＲＦ信号
の欠落を補償できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置のブロッ
ク図、第２図は従来の磁気記録再生装置のブロック図、
第３図は第１図の一実施例の各部の信号を示す波形図、
第４図は第２図の従来の磁気記録再生装置の各部の信号
を示す波形図である。１・・・磁気ヘッド、２・・・ヘッドアンプ、３・・・
ヘッド切換スイッチ、４・・・アンプ、５・・・遅延回
路、６．７．８・・・バンドパスフィルタ、７・・・復
調器、１０・・・エンベロープ（包絡線）検波回路、１
１・・・時定数回路、１２−・・波形整形回路、１３．
１４・・・ノイズリダクション（ＮＲ）回路、１５．１
８・・・出力端子、１７・・・スイッチングノイズホー
ルドパルス回路、１８・・・コンパレータ出力回路、（
ａ）、（−一）ｔ　　（ｆ）・・・再生ＲＦ信号波形、
（ｂ）、（ｇ）・・・エンベロープ信号波形、（Ｃ）。（ｈ）・・・時定数回路１１の応答波形、（ｄ）。（ｉ）・・・フジパレータ出力信号波形、（ｅ）。（ｊ）・・・出力オーディオ信号波形。

Claims

【特許請求の範囲】

再生ＲＦ信号中に含まれているパルス性の信号の欠落を
検出し、前記信号の欠落している期間と対応するパルス
幅の制御信号を発生させる手段と、前記再生ＲＦ信号中
の信号の欠落を検出し制御信号発生までに要する時間に
略々等しいかまたはそれ以上の遅延時間を有する遅延回
路により信号の欠落を含む前記再生ＲＦ信号を遅延させ
る手段と、前記再生ＲＦ信号の復調器からの復調出力が
波形整形回路へ送られ、前記波形整形回路では前記制御
信号が動作のためのタイミング信号として供給され、信
号の欠落が生じている期間だけ信号が欠落する直前の信
号を保つかもしくは一定時間で安定バイアスとなるよう
にした波形整形回路とを備えることを特徴とする磁気記
録再生装置。