JPH04170589A - 鍵盤楽器の演奏状態検出装置 - Google Patents

鍵盤楽器の演奏状態検出装置

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JPH04170589A
JPH04170589A JP2296993A JP29699390A JPH04170589A JP H04170589 A JPH04170589 A JP H04170589A JP 2296993 A JP2296993 A JP 2296993A JP 29699390 A JP29699390 A JP 29699390A JP H04170589 A JPH04170589 A JP H04170589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は鍵盤楽器の演奏状態検出装置に関し、例えば被
測定物との間の距離変化に対して極値を有する信号を出
力する反射型光センサを使用し、ハンマー打弦前にその
極値を出力する位置に該反射型光センサを配設し、極値
出力後の第1出力値の出力時から第2出力値の出力時ま
での経過時間に基づいて打弦速度を算出することにより
、センサの取付、調整等を簡単に行うことができ、自動
ピアノにおいてハンマーによる実際の打弦速度を正確に
検出するものである。
〈従来の技術〉 自動ピアノにあっては、その演奏を記録し、また、これ
を自動的に再生することができる。この演奏の記録は、
具体的には、センサにより、押圧された鍵と、また、そ
の鍵に対応したハンマーによる打弦速度とを検出し、記
録するものである。
この打弦速度を検出することにより、音色、音量が決定
されるものである。
従来の自動ピアノの打弦速度の検出装置としては、例え
ば第7図に示すような構成の装置が知られていた。
この検出装置では、第7図に示すように、弦71を打弦
するハンマー72において、そのハンマーシャンク73
の甲間部に板材からなるハンマーシャッター74を取り
付けている。
透過光型光センサ75A、75Bは、このハンマーシャ
ッター74の回動軌跡を含む平面の両側に投光器と受光
器とをそれぞれ対向させることにより配設されている。
これらの光センサ75A。
75B同士は近接して配設され−ている。例えば、これ
らの2@の光センサ75A、75Bは、ハンマーシャッ
ター74の回動軌跡に沿って所定間隔だけ離れて固定部
材76に固定されている。
すなわち、ハンマー72の打弦動作において、回動する
ハンマーシャッター74がこれらの光センサ75A、7
5Bの各光路を遮断することができるように構成したも
のである。
したがって、ハンマー72の打弦動作に伴いハンマーシ
ャッター74が所定速度で回動じて2個の透過光型光セ
ンサ75A、75Bの各光路な順番に遮断する。そして
、この装置では、これらの光センサ75A、75Bの各
遮光時刻の時間差を計測し・、この時間差に基づl、)
でハンマー71の打弦速度を演算し、記録していた。
したがって、打弦行程の途中のハンマーシャンク730
回動速度ではなく、ハンマー72による実際の打弦速度
を正確に検出するには、これらの光センサ75A、75
Bを、ハンマー72による実際の打弦位置にてきるだけ
近づけて実装する必要があフた。
また、その検出精度の向上の−ためには、各光センサ7
5A、75Bにおいてその投光器と受光器との位置決め
、各光センサ75A、75Bとハンマーシャッター74
との間の機械的位置決め、さらに、各光センサ75A、
75B間の間隔の設定を正確に行う必要があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の自動ピアノの打弦速度
検出装置にあっては、88鍵に対応して対をなす光セン
サ75 A、  75 Bのすべてについて、これらの
間隔を一定距離とこ取り付けることは困難であった。取
り付けた間隔にバラツキがあれば、時間差を測定しても
正確な打弦速度を得ることはできない。
また、そのセンサ間距離の補正や、ハンマーの個体差等
によるセンサ取付位置の補正についても、ハンマーシャ
ンクへのハンマーシャッタの固定、センサに対するハン
マーシャッターの位置決め等の作業が困難である。例え
ば、ハンマーシャンクにハンマーシャッターを取り付け
るためには、ハンマーシャンクについて高精度な加工を
必要とし、その短文、調整工数の増加を招致した。
また、このような従来の検出装置にあフては、打弦点に
近接して光センサを配設することがてきない。上記個体
差補正などのための光センサの調整用の実装空間が確保
てきないからである。この結果、従来装置では例えばハ
ンマーの回動の平均速度を検出しているに過ぎず、実際
の打弦速度を高精度に検出することができない。これは
、実際の打弦点は各弦の打弦機構により異なるのに対し
、従来のセンサは、上述のように打弦点に近接して実装
することができなかったからである。
換言すると、センサは高精度の位置決めを要求されるに
もかかわらず、各センサにより検出された打弦速度はセ
ンサ間の個体差等によって精度の低いものである場合が
あり、装置としては夫だ改善の余地があったのである。
すなわち、ハンマーによる打弦時は、微視的に見ると、
打撃によりハンマフェルトに弦が食い込んだり、弦が打
弦力にまりだわ−んだすして、正確な打弦位置を機械的
に特定することは極めて困難なものだからである。
そこで、これらの欠点を解消するためには、ハンマー等
打弦機構の回動に対して追従することができる、すなわ
ち打弦機構構成部材との距離変化に対応する出力を得る
センサ(例えば反射型光センサ)を使用することが考え
られる。
この場合の光センサは、打弦機構構成部材との距離変化
に対応してその出力値が変化する信号を出力するように
構成する。そして、そのセンサ出力において、構成部材
と測定点との間の距離を異ならせた2つの測定点につい
て第1出力値と第2出力値とを得、その間の回動時間を
測定する。これらの2)「り定点間の距離と測定時間と
に基づいてハンマーによる打弦速度を得るものである。
ところが、この光センサては各光センサの距離変化に対
する出力特性にバラツキが生じることが考えられる。各
光センサの出力特性が異なること、構成部材の光反射面
の反射率がそれぞれ異なること、光センサの取付位置に
個体差があること等の理由による。
したがって、各光センサによる打弦速度検出のバラツキ
に対して補正が必要である。
そこで、本発明の目的は、ハンマーシャンクにハンマー
シャッターを取り付ける作業をなくし、ハンマー個体差
等の補正においてもその調整作業等煩雑な作業を不必要
とし、全体としてその取付、調整が容易になった鍵盤楽
器の演奏状態検出装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、打弦直前の速度を検出可能
とし、打弦速度の検出精度を高めた鍵盤楽器の演奏状態
検出装置を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、各センサの出力(その各
ピーク値は異なっている)を正規化することにより、例
えばセンサのピーク8カに対する一定の割合の出力値で
検出を行うことにより、すべてのセンサは、一定の測定
区間(一定距離)て測定することができ、個体差による
検出出力値(測定時間→打弦速度)のバラ゛ゾキをなく
した鍵盤楽器の演奏状態検出装置を提供することである
また、本発明は、その測定区間をきわめて弦に近い実際
の打弦点の直前に設定可能であり、実際の打弦時の速度
にほぼ一致した打弦速度を測定可能である演奏状態、検
出装置を提供することを、その目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、押鍵操作により回動する鍵盤楽器の打弦機構
の構成部材に近接対向して配設されるとともに、この構
成部材との間の距離の変化に対応し、かつ、極値を有し
て変化する信号を出力する検出手段と、この検出手段か
らの出力信号においてその極値を検出するとともに、こ
の極値検8の後に出力される第1出力値および第2出力
値をこの極値に基づいて算出する出力値算出手段と、上
記検出手段からの出力が上記第1出力値から第2出力値
まで変化する間の時間を計測する計時手段と、この計測
時間と上記2測定点間距離とに基づいて当該打弦機構に
よる打弦速度を算出する打弦速度演算手段と、を備えた
鍵盤楽器の演奏状態検出装置である。
く作用〉 本発明は、その検出手段からの出力信号の第1出力値と
第2出力値とに基づいて2つの測定点の間の距離を算出
する。そして、これらの2つの測定点を打弦機構構成部
材が通過する時間を検出し、これらの距離および時間の
測定値から打弦速度を算出する。この場合、検出手段か
らの出力である第1出力値と第2出力値とはその極値に
より正規化されている。その結果、各弦についての検出
装置による演算結果にバラツキが生じることはない。
算出した打弦速度はすべて正確なものである。
例えば、押鍵により打弦機構は回動して打弦するが、こ
の打弦機構の回動に対応して検出手段の出力が変化する
。その出力のピーク値(極値)を検出してa力値算出手
段は、ピーク値に基づいて第1出力値と第2出力値とを
算出する。第1出力値と第2出力値は2つの測定点−を
規定するものである。
そして、再び押鍵による打弦機構の回動時には、これら
の第1出力値および第2出力値に基づいて経過時間を計
時手段が測定する。例えばピーク値を経過した後第1出
力値を検出するとタイマをスタートさせ、第2出力値の
検出によりタイマをストップするものである。打弦速度
演算手段が、この経過時間と上記2測定点間距離とに基
づいて打弦速度を算出するものである。
〈実施例〉 以下、大発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は大発明の坑l実施例に係る自動ピアノの演奏状
態検出装置(打弦速度検出装置)を示すブロック回路図
である。
第2図は第1実施例に係る自動ピアノの打弦機構を示す
側面図である。
まず、第1図に示すように、この打鍵速度検出装置は、
反射型光センサ11を一有している。光センサ11は打
弦機構を構成する部材(後述)に対して光を照射し、そ
の反射光の強度により変化する電流1cを出力する。
この出力電流Icが打弦機構による打弦行程においてピ
ーク値1cMaxを有するように、この光センサ11は
セットされている。例えば打弦機構構成部材との間の距
離、および、光センサ11の焦点距離を適切な値にセッ
トして設けているものである。
この光センサ11の出力は、出力電流ICのピーク値I
cMaxを検出して保持するIcMax検出保持回路1
2に人力されている。
この横比保持回路12の出力であるピーク値I(Max
は、演算回路13において演算処理され、第1出力値で
ある0、9IcMax、第2出力値である0、8IcM
axがそれぞれ算出される。2つの測定点を設定するこ
とになる。
第1出力値(0,9IcMax)はその保持回路14に
、第2出力値(0,81cMax)はその保持回路15
に、それぞれ出力さ−れて保持される。
また、上記光センサ]1からの出力(経時的に変化する
)は比較回路】8.19にそれぞれ入力されている。こ
れらの比較回路18.19は、それぞれ、上記第1出力
値(0,9I cMa x)および第2出力値(0,8
TcMax)と、この光センサ11からの出力1cとを
比較するものである。
判定回路20は、比較回路18での比較の結果等を判定
し、光センサ11の出力rcがピーク値(IcMax)
を超えて第1出力値(0,9rcMaX)よりも低くな
るとタイマ21をスタートさせるトリガ信号を出力する
また、判定回路22は、光センサ11の出力ICが変化
し、比較回路19ての比較の結果、その出力I。がピー
ク値出力後第2出力値0.8IcMaXよりも小さくな
るとタイマ21を停止するストップ信号を出力する。
タイマ21は、このスタートからストップまでの時間を
そのパルス数により計測し、2測定点間での経過時間(
打弦機構の回動時間)のタイマ信号Δtを出力する。
そして、このタイマ信号△tはMIDIベロシティテー
ブル23により変換されて当該打弦機構による打弦強度
■が得られる。
ここで、第2図に示すように、上下方向に張設された弦
24を打撃するアクション(打弦機構)25は、88個
の鍵についてそれぞれ配設されている。
アクション25は、以下の部材により構成されている。
すなわち、弦24を打撃するハンマー26と、このハン
マー26に連接されたハンマーシャンク27と、このハ
ンマーシャンク27の基端に固設されたバット28と、
これらのハンマーシャンク27およびバット28をセン
タービンを支点として揺動自在に支持するバットフレン
ジ29と、このハンマーシャンク27の弦24からの距
離を規定するハンマーレール30等とを有している。
ダンパー31は弦24とアクション25との間で弦24
に近接して配設されている。ダンパー31はアクション
25に連動する−が、ダンパーペダルを踏み込むことに
より弦24から離れて、弦24の振動を持続させること
ができる。
ここで、32はセンターレールであって、上記バットフ
レンジ29等を固定、支持している。
このセンターレール32の上端部には水平なブラケット
33が弦24から離れる方向に向かって延設されている
。そのブラケット33の弦24から離隔した後端部33
Aは上方に向かって折曲げられており、その折曲げ辺3
3Aの上端には上記各回路12〜23を保持する基板3
4が水平に固定されている。
この基板34には反射型光センサ35 (11)が配設
され、この反射型光センサ35は、下方に向かって光を
照射可能な投光部35Aと、その反射光を受光可能な受
光部35Bと、を一体止して構成されている。
そして、この光センサ35は上記バット28の後方側に
突設されたキャッチャ−36に対向可能に配設されてい
る。すなわち、ハンマー26による打弦時、キャッチャ
−36の木口面36Aは、第2図に破線で示す位置から
実線で示す位置まで回動し、示すように、上方を向き、
光センサ35に対して所定間隔を有して対向するもので
ある。
このキャッチャ−36は打弦機構25の構成部材の一つ
であり、したがって打弦機構25の構成部材に近接対向
して光センサ35は配設されていることとなる。
なお、図において、37はジャック、38はウィペンで
ある。
光センサ35は、発光素子(LED等)、発光レンズ等
を有する投光部35Aから下方に向かって光を照射し、
この光が反射面に反射した反射光を、受光素子(フォト
ダイオード)、受光レンズ等からなる受光部35Bにお
いて受光する。そして、光センサ35は受光部35Bで
受光した反射光の光量(強度)に応じてその出力電流I
cが変化する。
また、アクション25による打弦行程においては、キャ
ッチャ−36はバット28、ハンマー26等と一体とな
って回動し、こ−のキャッチャ−36の木口面36 A
と光センサ35との間の距離dが変化する。この距離変
化に対応して光センサ35の受光部35Bの反射光の受
光量が変化する。
ここで、上記距i1dの変化に対するこの光センサ35
の出力Icは、第3図に示すように変化する。
このグラフに示すように、光センサ35に対してキャッ
チャ−36の木口面36Aが離れた位置(dl)にある
程その出力は小であり、この離れた位置から木口面36
Aが光センサ35に接近するにともなってその出力は増
加する(at→diり。
そして、木口面38Aが一定距[daにくると、光セン
サ35の出力はピーク値(極値)IcMaxをとる。さ
らに、木口面36Aが接近すると(dθ→d3→d4→
d2)、その出力は逆にこのピーク値I。Maxより小
さくなる。この一定距離d8は発光部35A、受光部3
5Bの各発光レンズ、受光レンズの指向特性等により設
定されるものである。
特にセンサ出力においてはピーク値検出後のデータを用
いているため、かなり長い焦点距離を有する光センサ3
5を使用すること−がよい。長焦点距離の光センサを用
いるとその出力データの信頼性が増すこととなる。
したがって、この光センサ35は、その出力ICがこの
ピーク値IcMaxをとって変化する一定の範囲となる
ように、キャッチャ−36の木口面36Aに対しての距
離(d+〜d2)を設定している。換言すると、打弦行
程でのキャッチャ−360回動可能範囲(d+〜d2)
内てセンサ出力信号のピーク値IcMaxが出力される
位置に光センサ35を配設している。なお、距離d3で
は第1出力値0.9IcMaxを、距離d4ては第2出
力値0゜8IcMaxを、それぞれ出力する。したがっ
て、第1出力値を出力した木口面36A位置と第2出力
値を出力した位置との間の2測定点間距離は、△d”d
a cLどなる。
第4図は、打弦行程におけるこの光センサ35の出力信
号Icの変化を示すグラフである。
この打弦行程では、第3図に示すように、光センサ35
とその反射面36Aとの間の距離は、d++de(ピー
ク値出力)、da<21出力値出力)。
da(第2出力値出力)、d2(打弦点)、  d、、
  d3t’dL  d+の1頭に変化する。
すなわち、押鍵によりハンマー26が弦24に向かって
接近するように回動する打弦行程では、キャッチャ−3
6もこれと一体となって回動し、その木口面36Aが光
センサ35に接近する。この接近にしたがい、ある時刻
t1にはIcMELX(ピーク値)の出力が得られる。
このピーク値の出力の時刻をtlとし、この時のセンサ
ルキャッチャ−間距離はdaである。
次いて、キャッチャ−36のさらなる接近方向への回動
により、時刻t2にはIcMaXの90%の出力(第1
出力値)が得られる(センサルキャッチャ−間距離はd
3)。
またその後、時刻t3にはIcMaxoの80%の出力
(第2出力値)が得られる(センサルキャッチャ−間距
離はda)。
そして、時刻t4においては、ハンマー26が弦24を
打撃する打弦点を形成しくセンサルキャッチャ−間距離
はda)、ハンマー26を含むアクション2δは跳ね返
ることとなる。すなわち、打弦点t4を中心としてセン
サ35の出力は対称形で変化する。したがって、第1出
力値の出力時t2と第2出力値の出力時t3との間の経
過時間は、△t=t3 t2で表される。
第5図はキャッチャ−36の木口面36Aと光センサ3
5との間の距離dの変化を概念的に示すものである。
この図に示すように、打弦時においては木口面36Aは
光センサ35に最も接近した距離d2にあある。また、
ピーク値を出力するとき、これらは距離dθだけ離れて
いる。また、第1出力値0.9JcMaxおよび第2出
力値0.8IcMaxを出力する場合は、木口面36A
と光センサ35との距離はそれぞれd3、d4だけ離れ
ている。
したがって、この自動ピアノにあっては、最初の自動打
弦時に(ソレノイド等のアクチュエータの駆動による自
動打鍵)、上述のようにして各光センサ11(35)に
ついて、−そのセンサ出力の最大値(ピーク値IcMa
x)を検出保持回路12において記憶させ、この最大値
の90%となる第18力値(0,91cMaX)、80
%となる第2出力値(0,8I cMa x>の各個を
演算回路13にて演算する。
これらの第1出力値、第2出力値はそれぞれ保持回路1
4.15に出力されて、保持される。
そして、その保持回路14.15の各出力は比較回路1
8.19に基準値として入力される。
次に、演奏記録時、押鍵によりアクション25は回動し
、光センサ35は第4図に示す信号または類似した曲線
の信号を出力する。
この出力Icの変化に基づいて、すなわちセンサ出力信
号1cが、まずピーク値1cMaxにな)たか否かを判
定回路20て判定し、次に、センサ出力が上記第1出力
値に低下したか否かを比較回路18で比較するとともに
、判定回路20はこのセンサ出力Icが第1出力値に一
致すると、タイマスタート信号をタイマ21に出力する
。この結果、この一致した時刻t2からタイマ21が計
時を開始する。
次に、センサ出力が第2出力値になったら、判定回路2
2はストップ信号をタイマ21に出力する。この結果、
タイマ21は計時を終了する。
この計測時間Δtがタイマ21から出力され、MIDI
速度テーブル23て変換された後打弦強度■が得られる
なお、上記光センサ11の出力において、ピーク値を通
り、打弦出力値に至らない場合は、打弦がされなかった
ものとする。
また、このセンサ出力Icは、各光センサ35において
の取付位置のバラツキや、キャッチャ−36の木口面3
6Aの光反射率のバラツキなどにより、その波形が異な
ることがある。
しかし・、各センサ35の出力のピーク値IcMaXに
対して正規化された90%出力の第1測定点をキャッチ
ャ−36が通過した時刻t2から、ピーク値に対して8
0%出力の第2測定点を通過する時刻t3までの間の経
過時間△tを、この実施例では測定している。この結果
、ノ(ンマー26による実際の打弦点に近似した打弦速
度を正確に検出することができるものである。
第6図はこの実施例における第1出力値と第2出力値と
の設定の他の例を示すものである。
この図に示すように、2つの測定点A、  Bをセンサ
出力のピーク(iIcMaxのα%、β%として演算し
てもよい。この2測定点間をキャッチャ−が変位する時
間Δtを、この第1出力値αIcMaX、第2出力値β
IcMaxにより測定するものである。
以上のようにピーク値出力後これらの第1出力値と第2
8力値とを適宜算出設定することにより、実際の打弦点
直前のハンマー26の回動速度を高精度で検出すること
ができる。
なお、上記実施例について各種出力値の演算、記憶等は
周知のマイクロプロセッサ等の論理演算回路により行う
こともできる。
また、上記第1実施例では、光反射型センサを使用した
例について説明した力(例えば第3図に示すように距離
変化に対して変化する信号を出力するセンサてあれば、
超音波センサ、磁気センサ等でも本発明は実現すること
ができる。
〈発明の効果〉 以上説明してきたように、本発明に係る鍵盤楽器の演奏
状態検出装置は、ハンマーシャンクにハンマーシャッタ
ーを取り付ける作業がなくなり、よって、ハンマーシャ
ッターの位置決め作業、ハンマーシャンクについて高精
度な加工作業が不必要となり、その組立、調整工数も減
少する。
また、光センサで検出する時期な打弦点直前に接近して
設定することができ、打弦速度を高精度で検出すること
ができる。この場合、88鍵全ての光センサを打弦点に
接近させて実装する必要はなく、ハンマーによる個体差
の補正においてもその調整作業等煩雑な作業を不必要と
し、全体としてその取付、調整が容易になる。
また、センサ出力を標準化(正規化)してその標準化し
た8力(任意に設定で−きる)に基づいて距離、時間の
)シリ定を行うため、各センサ(検出手段)による測定
値のバラツキをなくすことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る鍵盤楽器の演奏状態
検出装置の回′SIi構成を示すブロック図、第2図は
第1実施例に係る打弦機構を示す側面図、 第3図は第1実施例に係る光センサの出力と反射面との
間の距離との関係を示すグラフ、第4図は第1実施例に
係る光センサの出力特性を示すグラフ、 第5図は第1実施例に係る光センサとキャッチャ−木口
面との距離変化を示す概念図、第6図は第1実施例に係
る出力値の設定変更を説明するための光センサの出力特
性を示すグラフ、第7図は従来の打弦速度検出装置を示
す側面図である。 11・・・・・・・光センサ(検出手段)、13・・・
・・・・演算回路(出力値算出手段)、21・・・・・
・・タイマ(計時手段)、23・・・・・・・MIDI
ベロシティテーブル、 24・・・・・・・弦、 25・・・・・・・アクション(打弦機構)、35・・
・・・・・光センサ、 36・・・・・・・キャッチャ−(構成部材)、36A
・・・・・・木口面(光反射面)。 特許巴願人  ヤマハ株式会社 代理人    弁理士 桑井 清− 第3図 1@1実施例の光センサの1[特性を示すグラフc 第1貢冶例の光センサの出力特性をテ1グラフ第1実施
例の光センサとキャッチャ−との距離の変化を示を概念
図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 押鍵操作により回動する鍵盤楽器の打弦機構の構成部材
    に近接対向して配設されるとともに、この構成部材との
    間の距離の変化に対応し、かつ、極値を有して変化する
    信号を出力する検出手段と、この検出手段からの出力信
    号においてその極値を検出するとともに、この極値の検
    出後に出力される第1出力値および第2出力値をこの極
    値に基づいて算出する出力値算出手段と、 上記検出手段からの出力が上記第1出力値から第2出力
    値まで変化する間の時間を計測する計時手段と、 この計測時間と上記2測定点間距離とに基づいて当該打
    弦機構による打弦速度を算出する打弦速度演算手段と、 を備えたことを特徴とする鍵盤楽器の演奏状態検出装置
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