JPH04170559A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置に関するものである。

像担持体に静電的にトナー像を形成し、これを、紙を主
とする転写材に静電的に転写した後。

このトナー像を担持する転写材に、通常熱と圧力を加え
て該トナー像を転写材に定着固定するように構成した画
像形成装置が従来からひろ（実用されている。

このような画像形成装置は、定着装置をはじめとする内
部発熱源の存在によって、使用にしたがって内部の温度
上昇、これによる装置の機能低下のおそれがあり、また
、現像剤たるトナーを、現像器から像担持体へ、像担持
体から転写材へと静電的に移動処理のために、はじめに
像担持体を一様に帯電させる部位、トナーを像担持体か
ら転写材に転移させる部位、転写材を像担持体から分離
する部位などに高圧のバイアス電圧を印加する帯電器を
利用しているので、これによる環境、画像自体への悪影
響を免れない。

即ち、このような帯電器としては、コロナ放電を利用し
たものが多用されており、このような帯電器は構成が簡
単で安価であり、被帯電面に均一な帯電が安定して得ら
れるが、反面、オゾンや窒素酸化物などを発生して、こ
れによる環境の悪化、またこれらの物質が像担持体に付
着し、吸湿、低抵抗化して静電潜像を乱し、画質の劣化
を招来するなどの事態をもたらすおそれがある。

このような事態に対処すべく、従来から、画像形成装置
に吸引ファンを配設して、装置内のエアを吸引排除して
これとともに前述のような発生物質、さらには、微細な
紙粉、塵埃などを除去するような手段が講じられている
。

ところが、このような手段ではファンの駆動源が確保さ
れていることが必須であることは当然であるが、現実に
は、所要のコピー終了後には画像形成装置の電源を切っ
たり、−日の作業が終了すればさらに電源スィッチを切
るといった仕方が普通であり、これはこれとして、省エ
ネ、火災発生の防止などの観点からすれば一概に否定す
ることは出来ない。

ところが、このような仕方は、画像形成装置内部の状態
についてみると、スイッチ、電源のカット、これによる
ファンの停止は、直前に発生した物質の機外へ排除作用
をも停止することになり、これら物質による、とくに静
電潜像の悪影響の乱れなどの悪影響を発生することにな る。

本発明はこのような事態に鑑みて成されたものであって
、電源スィッチが切られた場合にも、所定時間産気ファ
ンを稼動して装置内の洗気を行なって滞留している異物
を機外に排除して、前述のような不都合のなく、常時安
定して良好な画像を得られるような画像形成装置を提供
することを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記のも（でき
を達成するため、本発明は、内部を排気する排気装置を
そなえた画像形成装置において、該排気装置を、画像形
成装置への電源供給が停止した後も所定時間作動させる
手段をそなえたことを特徴とするものである。

このように構成することによって、画像形成装置のあら
ゆる使用態様にかかわらず、つねに装置内部に発生異物
の滞留、これに起因する画質の劣化を確実に防止するこ
とが出来る。

（実施例の説明） 第１図は本発明の実施態様を示す画像形成装置の構成の
概略側面図であって、その作用について略述すると、紙
面に垂直方向に延在して矢印Ｑ方向に回転する円筒状の
像担持体１、以下感光体という、の表面が一次帯電器２
によって一様に帯電され、この帯電面に画像信号３が付
与されて静電潜像が形成される。

ついでこの潜像に現像器４からトナーが供給されてトナ
ー像が形成され、該トナー像は、感光体１の回転走行に
つれて、これと転写、分離装置６とが対向する転写部位
に至る。

これにタイミングを合わせて、該転写部位に転写材Ｐが
供給され、これとともに、転写、分離装置６に転写バイ
アスが印加され、よって形成される電界の作用で感光体
１例のトナー像が転写材に転移し、ついで転写、分離装
置の作用で該転写材が感光体１から分離したのち、定着
装置８に搬送され、ここで熱と圧力を受けて、トナー像
が転写材に定着固定されて機外に排出される。

転写のさい、転写材に転移せずに感光体１に残った残留
トナーは、感光体１の回転につれてクリーナ７の位置に
おいてこれによって除去され、さらに感光体の１の残留
電荷は前露光１２によって除去されて、感光体ｌは次の
画像形成工程に入り得る状態となる。

このような画像形成装置において、図示の装置は、−広
帯電器２のコロナ放電によって発生するオゾンを機外に
排出するために、該帯電器２を覆うようにダクト９を形
成してあり、その先端部に吸い出し用のファン１０が配
設してあり、これによって帯電器２の作用によって発生
したオゾンを排出する様になっている。この場合、図示
はしてないが、ダクト９の適所にはオゾンフィルタ１７
を配設して、外気にオゾンがそのまま排出されないよう
にするのが好適である。

前記ファン１０の駆動、制御手段について、第２図に示
すタイミングチャートを参昭しながら説明すると、画像
形成装置本体のメインスイッチをオンすることによって
装置がスタンバイとなり、ついでコピースイッチオンに
よってコピー動作が開始される。

ファン１０は、コピースイッチのオンとともに画像形成
装置本体の電源１５の作用で作動を開始し、コピー動作
継続中排気を行なう。

コピーが終了してメインモータが停止しても、メインス
イッチがオンしている間はファンは回転を継続して排気
を続ける。

さらに、コピー動作終了直後にメインスイッチがオフさ
れた場合には、電源制御装置１４（第１図）がファンへ
の供給電源をファン用電源１１に切り替え、該電源１１
は、第２図に符号Ａ−Ｂ間で示される時間Ｔの開作動を
継続して排気を行なってから停止する。

前記時間Ｔは、オゾンを効率的に排除出来るようにあら
かじめ適宜に設定することができる。

なお、前記の電源１１は、感光体に付着した異物の吸湿
低抵抗化を防止するために、感光体を加温する手段とし
ても利用できる。

第３図は本発明の他の実施態様を示すもので、前記実施
態様の装置と対応する部分には同一の符号を付して示し
である。

図示の装置においては、転写、分離装置６の、転写帯電
器部６ａ、分離帯電器部６ｂ、６Ｃのシールドケースの
底部に開口が形成してあり、これがダクト９１に連通紙
、該ダクト９１にファン１０が配設しである。

さらに、前記ダクト９１は、転写後に転写材を定着部位
に搬送する搬送路１６の下方にも開口しておりファンｌ
ｏａを介してダクト９１と接続されている。

これらのファン１０．１０ａは前記実施例装置の場合と
同様に本体電源１５、ファン用電源１１によって駆動さ
れるものとし、各電源が電源制御装置１４によって制御
されるようになっている。

電源の制御方式は前記第１、第２図々示の場合と同様で
あり、これによって転写部位近傍で発生するオゾン、搬
送路に漏出したオゾンなどを排出できるとともに、加熱
源を有する定着装置８から発生する熱が感光体近傍に達
して、その作像能が劣化するのを阻止することが可能で
ある。

第４図は他の実施態様を示すもので、この装置において
は、第１図々示の装置と同様−広帯電器２を含む部分を
ダクト９２で覆っている。

図示の装置では、ダクト９２内適所にオゾンセンサ１８
を配設してあり、ダクト内のオゾン量が所定値、たとえ
ば０．００５ＰＰＭを越えると、判断装置１９が電源制
御装置１４に駆動信号を出力し、これによって、装置自
体の駆動中か否かに関係な（ファン１０を、前述の実施
例装置と同様に、駆動ないしは停止する。

このような構成により、さらに、センサ１８の配設位置
を適宜な選定することによって、オゾンなどの排出をよ
り効果的に行なうことができる。

第５図は本発明のさらに他の実施態様を示す概略〆であ
って、図示の場合、−次ＩＲ電器近傍部分をダクト９３
でカバーしてあり、画像形成装置本体２２適所に環境湿
度を検知する温度センサ２１が配設してあり、湿度が設
定値、たとえば６０％ＲＨを越えると、これによって判
断袋Ｎ　１９　ａが出力する信号で電源制御装置１４、
ファン用電源１１を制御する。

この場合、検出湿度が高いほど、判断装置１９ａが本体
用電源オフ後のファン用電源１１の作動時間を延ばすよ
うにするのが好適である。

前述のように、窒素酸化物などのコロナ生成物が感光体
に付着吸湿して低抵抗化することが画質の劣化につなが
るので、このように構成することによって、湿度による
画質への悪影響を防止することができる。

３、発明の詳細 な説明したように、不発明によるときは、画像形成装置
内の、オゾンなどの異物を含む空気をファンで排気する
ように構成した装置において、装置自体が停止したのち
にも適宜時間継続してファンを駆動して排気を行なうよ
うにしたから、画像形成動作終了直後に電源を切るよう
な事態を含め、あらゆる使用態様にかかわらず、オゾン
などが装置内に滞留するのを有効に阻止して、常時良質
の画像を得るのに顕著な効果がある。

また、環境湿度によっても排気を、画像形成動作終了後
も一定時間ｔｌＡｔａするようにすることによって、そ
の効果はさらに増大する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施態様を示す画像形成装置の概略側
面図。 第２図は同上の作動を示すタイミングチャー第３図ない
し第５図は、いずれも本発明の他の実施態様を示す画像
形成装置の要部の概略側面図である。 １・・・感光体、２・・・−広帯電器、４・・・現像器
、６・・・転写、分離装置、７・・・クリーナ、８・・
・定着装置、９．９１．９２および９３・・・ダクト、
１１・・・ファン用ｔｔ源、１４・・・電源制御装置、
１５・・・本体用電源、１８・・・オゾンセンサ、１９
．１９ａ・・・判断装置、２１・・・湿度センサ。 第１図 １を 第２図 第４図 第５図 １４　　　　１９ａ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部を排気する排気装置をそなえた画像形成装置
   において、 該排気装置を、画像形成装置への電源供給が停止した後
   も所定時間作動させる手段をそなえた画像形成装置。
2. （２）排気装置を画像形成装置停止後も作動させる手段
   が、画像形成装置内のオゾン量に応じて作動する特許請
   求の範囲第１項記載の画像形成装置。
3. （３）排気装置を画像形成装置停止後も作動させる手段
   が、画像形成装置外部の湿度に応じて作動する特許請求
   の範囲第１項記載の画像形成装置。
4. （４）画像形成装置から独立した排気装置専用の独立電
   源供給は手段を有する特許請求の範囲第１項記載の画像
   形成装置。