JPH04169506A - 植物成長保進剤 - Google Patents

植物成長保進剤

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JPH04169506A
JPH04169506A JP2296954A JP29695490A JPH04169506A JP H04169506 A JPH04169506 A JP H04169506A JP 2296954 A JP2296954 A JP 2296954A JP 29695490 A JP29695490 A JP 29695490A JP H04169506 A JPH04169506 A JP H04169506A
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JP
Japan
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fraction
photosynthetic
fractions
promoter
growth
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Pending
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JP2296954A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Wake
仁志 和気
Akinobu Akasaka
赤坂 明伸
Yoko Saito
斎藤 陽子
Kiyoshi Hishinuma
清 菱沼
Mariko Nagashima
長島 真理子
Hironori Umetsu
梅津 博紀
Tadashi Matsunaga
是 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 農業や園芸などで使用される植物成長促進剤に関する。
(従来の技術) ブドウ糖やショ糖などの糖類とかアミノ酸などを主成分
としたものがある。栄養供給的観点によるものであり、
即ち、肥料的効果を期待したものである。
また、植物ホルモンのジベレリンとかエチレンの利用も
知られている。ブドウやナシなどの果実生産に好適とさ
れている。
(発明が解決しようとする課題) 肥料的効果を期待する場合、決して十分な成長促進を果
たし得ない。また、植物ホルモンの利用は、植物の種類
や齢それに部位など、極めて制限的であり汎用性に欠け
る。
種々の植物に対して有効であり、また、各植物に対して
は、種々の供与形態が可能であるとともに広い成長期に
わたって有効であるような植物成長促進剤が期待される
ところである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題の解決のために光合成原核微生
物に着眼して種々検討を加えてきたが、その抽出物中の
特定の画分、具体的には、核酸画分、蛋白質画分、多糖
画分が特に効果的であることを知見し、本発明を完成さ
せるに到った。即ち、本発明は、光合成原核微生物の抽
出物中の核酸画分・蛋白質画分・多糖画分の少なくとも
一画分を含有してなる植物成長促進剤を要旨とする。
以下、詳述する。
本発明で利用できる光合成原核微生物とじては、シアノ
バクテリア類(r R,Rippka andR,Y、
5tanier : J 、Gen、Microbio
l、、 111゜1−61(1979) Jにより種々
分類されている)や光合成細菌類などがある。シアノバ
クテリア類としては、例えば、クロログレオピシス属(
Chlorogloeopisis sp、) 、デル
モカルパ属(Dermocarpa sp、) 、スピ
ルリナ属(S pirulina sp、)、アナベナ
属(Anabaena sp、) 、ノストックM! 
(Nostoc sp、) 、シネココッカス属(Sy
nechococcus sp、) 、オスシラトリア
属(Oscillatoria sp、)があり、具体
例としては、クロログレオピシス属(Chlorogl
oeopisis sp、)ATCC27181、デル
モカルバ属(Dermocarpa sp、) ATC
C29371,スピルリナ属(Spirulina s
p、) ATCC29215、アナベナ属(Anaba
ena sp、) ATCC29211、ノストック属
(Nostoc sp、) ATCC27895、シネ
ココッカス属(S ynechococcus sp、
) AT CC27192、ATCC29404、AT
CC29534、ATCC27170、オスシラトリア
属(Oscillatoria sp、) ATCC2
7906などが挙げられ、また、光合成細菌類としては
、例えば、ハロバクテリウム属(Halobacter
ium sp、) 、ロドシュードモナス属(Rhod
opseudo+aonas sp、) +ロドスピリ
ラム属(Rhodospirillum sp、)があ
り、具体例としては、ハロバクテリウム・クチルブルム
(Halobacterium cutirubrum
) ATCC33170、ハロバクテリウム・メデイテ
ラネイ(HalobacteriuII+ medit
erranei)ATCC33500,ハロバクテリウ
ム・サンカルポルム(Halobacterium s
accharovorum)ATCC29252、ハロ
バクテリウム・サリナリウム(Halobacteri
um salinarium) ATCC19700、
ハロバクテリウム・ソドメンセ(Halobacter
ium 5odon+ense) A T CC337
55、ロドシュードモナス・アシドフイラ(Rhodo
pseudomonas acidophila) A
 T CC25092、ロドシュードモナス・ルテイラ
(Rhodopseudomonas rutila)
A T CC33872、ロドシュードモナス・スフェ
ロイデス(Rhodopseudomonas 5ph
eroides) A T CC17024、ロドシュ
ードモナス・ビリディス(Rh。
dopseudomonas  viridis)  
A T CC19567、ロドシュードモナス・プラス
チイカ(Rhodopseudomonas blas
tica) A T CC33485、ロドスピリラム
・モリシアナム(Rhodospirillun+ m
olischianum) ATCC14031、ロド
スピリラム・ホトメトリクム(Rhodospiril
lum photometrieum) A T CC
27871、ロドスピリラム・ルブラム(Rhodos
pirillum rubrum) ATCC277、
ATCC17031、ロドスピリラム・テヌエ(Rho
dospirillum tenue) ATCC25
093などが挙げられる。
また、これらの変種や変異株、それに、天然から分離し
た海洋性、淡水性の光合成原核微生物も利用できる。勿
論、菌体は1種または2種以上併用できる。
これらから抽出物を得るにあたっては、まず培養するの
が好ましい。例えば、無機塩類等を含む培地を用いての
タンク培養とか太陽光を利用した屋外開放培養とかを行
う。菌体がある程度豊富に存在するならば、その菌体が
生育存在する海水あるいは淡水をそのまま培養液に利用
することもできる。
光合成原核微生物の抽出は、例えば、前記のようにして
得た菌体を必要に応じて適宜破砕し、これを適当な溶媒
と接触させて行える。ここで、溶媒としては、菌体によ
って種々の溶媒を単独または複数併用できるが、一般的
には水性溶媒が好ましい。水性溶媒としては、水単独で
もよいし、酸、塩基、塩類、有機溶媒といったものを適
宜溶解した水溶液などであってもよい。また、メタノー
ル、エタノール、酢酸エチルエステル、エーテル等の有
機溶媒で抽出後、有機溶媒を除去し、水に溶解させると
いったように多段階抽出も可能である。
抽出物には加熱履歴を付与するのが好ましい。
即ち、抽出後に加熱したり、抽出にあたって加熱溶媒を
使用するなどである6加熱温度は、処理時間との関係も
あるが、約60℃以上であればよい。理由は定かではな
いが、蛋白質の変性といったように、加熱によって、な
んらかの成分変性を生じ、おそらく、抽出物中にこの熱
変性した成分が含まれることになるのであろうが、これ
によって、とにかく結果的に良好なものとなる。従って
1本発明における各画分には、このような変性をしたも
のが存在していてもよい。
尚、熱水抽出の代表でもある沸騰水抽出は温度制御が容
易であって抽出効率も高くなり、都合がよい一例である
抽出物からの核酸、蛋白質、多糖の両分は、例えば、硫
安塩析、有機溶媒沈殿などの分別沈殿法、ゲル濾過によ
る精製法、陰イオン交換体。
陽イオン交換体などのイオン交換体を用いての精製法、
活性炭、シリカゲルなどの吸着力利用による精製法とい
った一般的な分画法を必要に応じて適宜組合せ活用して
得ることができる。
このようにして得た両分は、単独あるいは混合したもの
を、そのままは勿論、濃縮や希釈、更には、減圧乾燥、
凍結乾燥、噴震乾燥等の乾燥をして粉末などの固形物と
したりして使用できる。他の肥料などとの共用も可能で
、従って、植物体への供与にあたっても、例えば、必要
に応じて肥料などとともに適宜濃度の液としたものを散
布・潅水したり水耕栽培に使用したりすることもできる
し、必要に応じて肥料などとともに賦形したものを通常
の固形肥料と同様に土壌中に埋め込んだりすることもで
きる。
(実施例) 以下、単に%とあるのは重量%を示す。
災1気ニ ジネココツカス属(5ynechococcus sp
、) ATCC27192をATCC指定の培養条件に
て培養後、集菌し、凍結乾燥した。これを水に対して3
%の割合で懸濁させ、60分間沸騰させた後、遠心分離
し、上澄液を0.45μmのメンブランフィルタ−にて
濾過した。この濾液50m1をビスカゼ(VISKAS
E)社の透析用セルロースチューブ(商品名:セルロー
スチューブ30/32)を用いて蒸留水1Ωに対して透
析し、得た透析内液に蛋白質分解酵素プロテアーゼK(
シグマ社製)を加えて蛋白質を低分子化し、これをトヨ
パールHW−55(東ソー株式会社製)を用いたゲル濾
過法により分子量分画して核酸画分を得、更に、凍結乾
燥を行った。
失胤貫I 実施例1において、透析内液に蛋白質分解酵素を加える
代わりに核酸分解酵素リボヌクレアーゼA(シグマ社製
)を加えて核酸を低分子化し、これによって蛋白質画分
を得るようにした以外、すべて実施例1と同様にした。
失1五主 実施例1において、透析内液に蛋白質分解酵素プロテア
ーゼK(前述)とともに核酸分解酵素デオキシリボヌク
レアーゼ■ (シグマ社製)とりボヌクレアーゼA(前
述)とを加えて核酸も低分子化し、これによって多糖画
分を得るようにした以外、すべて実施例1と同様にした
災に盤土二旦 実施例1〜3において、シネココッカス属(Synec
hococcus sp、) ATCC27192の代
わりに、スピルリナ属(S pirulina sp、
 )ATCC29215を用いた以外、すべて実施例1
〜3と同様にした。
去fご」一 実施例1〜3において、シネココッカス属(Synec
hococcus sp、) AT CC27192の
代わりに、アナベナ属(Anabaena sp、) 
ATCC29211を用いた以外、すべて実施例1〜3
と同様にした。
上記各側で得たものを用いて高麗芝に散布した結果を表
−1に示す。4月上旬、マグアンプK(ジップインダス
トリー(Zipp Industry Inc、)社製
の肥料)50gを施肥した試験用プラン’)−(45X
60an、高さ25cm)10ポツトに高麗芝を植え、
1週間に1回の割合で各ポットに各側で得たものを水に
50ppm濃度で溶かしたものを500dづづ散布し、
試験開始6週間後に、各ポットから芝をはぎ取り、水洗
後。
葉茎部と根部の乾燥重量を測定し比較したものである。
尚、以下の試験においても同様であるが、試験期間中、
乾燥を補う上で随時水道水を散布した。また、比較例(
10ポツト目)はこの水道水散布のみのものである。
また、上記各側で得たものを用いてベントクロスグラス
に散布した結果を表−2に示す。5月上旬、圃場に25
−の試験区を10区設け、芝生を刈り取った後、1週間
に1回の割合で計4回、各側で得たものを水に50ρρ
厘濃度に溶かしたものを1d当り1Ω散布し、試験開始
5週間後に、各試験区の芝生をはぎ取り、水洗後、葉茎
部と根部の乾燥重量及び葉茎部の高さを測定し比較した
ものである。尚、比較例は水だけを散布したものである
また、上記各側で得たものがニンジン種子の芽生えまで
に与える影響を調べた結果を表−3に示す。ムラシゲ&
スクーグ(Murashige & Skoog )培
地(糖類除外)に各側で得たものを25 PPff1濃
度に溶かし、これを浸した各シャーレ内に、ニンジン種
子(黒田5寸)を置床し、暗所で発芽させた後、蓋を外
し、子葉を経て第−葉が展開するまで、明所(16時間
光照射)で11日間成育させ、乾燥重量と総クロロフィ
ル量を測定し比較したものである。尚、比較例はムラシ
ゲ&スクーグ培地(糖類除外)だけを浸したもので、ま
た、試験は25℃で行なった。
(注)総クロロフィル量の定量は、葉茎部から80%ア
セトン溶液でクロロフィルを抽出し、645nm及び6
63nmの吸光度(As4s = A163 )を測定
し、次式から算出した。
総クロロフィル量(声g/−) =8.05A、、3+20.29As*sまた、上記各
側で得たものがコチョウランの成育に与える影響を調べ
た結果を表−4に示す。
コチョウランの実生苗を2号のポリ鉢から3゜5号の素
焼鉢に移植して1力月後から、週1回の液肥施肥時に、
各側で得たものを5Qppm濃度に含有させたハイボネ
ックスの2000倍液を、−鉢当り200−づつ葉面散
布及び潅水し、試験開始2力月後に、葉面の色っや観察
をするとともに、各試料の第1葉及び第2葉の重量を測
定し比較したものである。尚、比較例はハイポネックス
の2000倍液だけを用いたものである。
表−4 (発明の効果) 以上述べたように、本発明の植物成長促進剤を使用すれ
ば、種々の供与形態のもとで、また、その使用量が少な
くても1種々の植物の、しかも、種々の時期における成
長を有効に促進することができる。
特許出願人   ぺんてる株式”iie松永 是

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光合成原核微生物の抽出物中の核酸画分・蛋白質画分・
    多糖画分の少なくとも一画分を含有してなる植物成長促
    進剤。
JP2296954A 1990-10-31 1990-10-31 植物成長保進剤 Pending JPH04169506A (ja)

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JP2296954A JPH04169506A (ja) 1990-10-31 1990-10-31 植物成長保進剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0904694A1 (en) * 1997-09-03 1999-03-31 Asama Chemical Co., Ltd. Antimicrobial agents for eucaryotic microorganisms and methods of growth suppression of eucaryotic microorganisms using these agents
JP2001288010A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Kao Corp 植物活力剤
WO2023214592A1 (ja) * 2022-05-06 2023-11-09 Symbiobe株式会社 農産物用肥料

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