JP3134138B2 - 植物成長調節剤 - Google Patents

植物成長調節剤

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JP3134138B2
JP3134138B2 JP05055030A JP5503093A JP3134138B2 JP 3134138 B2 JP3134138 B2 JP 3134138B2 JP 05055030 A JP05055030 A JP 05055030A JP 5503093 A JP5503093 A JP 5503093A JP 3134138 B2 JP3134138 B2 JP 3134138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物組織培養における
植物の成長、分化、物質生産、物質変換などの調節制御
とか、農業や園芸などにおける植物の増産増収、成長促
進、老化防止などの植物生理状態の調節制御等とかとい
ったことに有効な植物成長調節剤に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】本発明者らは、光合成原核微
生物の培養濾液や抽出物中の核酸画分、蛋白質画分、多
糖画分が植物の再生促進に有効な成分であることを知見
し、先に出願をした(特開平3−227905号公報参
照)。
【0003】本発明は、その後の更なる検討によるもの
で、特定の多糖が植物成長調節機能を有効に発揮する植
物成長調節物質たり得るという知見に基づくものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、リポ多糖を植
物成長調節物質とする植物成長調節剤を要旨とする。
【0005】以下、光合成原核微生物の培養濾液や抽出
物に関する本発明者らの検討からの履歴に沿った形で詳
述する。
【0006】光合成原核微生物には、例えば、シアノバ
クテリア類として、ATCC27181などのクロログ
レオピシス属(Chlorogloeopisis s
p.)、ATCC29371などのデルモカルパ属(D
ermocarpa sp.)、ATCC33047な
どのアナベナ属(Anabaena sp.)、ATC
C29215などのスピルリナ属(Spirulina
sp.)、ATCC27144、ATCC2719
4、ATCC29534、ATCC27170などのシ
ネココッカス属(Synechococcus s
p.)、ATCC27904などのノストック属(No
stoc sp.)、ATCC27906などのオスシ
ラトリア属(Oscillatoria sp.)、ま
た、光合成細菌類として、ロドシュ−ドモナス・アシド
フィラ(Rhodopseudomonas acid
ophila)ATCC25092、ロドシュ−ドモナ
ス・ルティラ(Rhodopseudomonas r
utila)ATCC33872、ロドシュ−ドモナス
・スフェロイデス(Rhodopseudomonas
spheroides)ATCC17024、ロドシュ
−ドモナス・ブラスティカ(Rhodopseudom
onas blastica)ATCC33485、ロ
ドシュ−ドモナス・ビリディス(Rhodopseud
omonas viridis)ATCC19567な
どのロドシュ−ドモナス属(Rhodopseudom
onas sp.)、ハロバクテリウム・クチルブルム
(Halobacterium cutirubru
m)ATCC33170、ハロバクテリウム・メディテ
ラネイ(Halobacterium mediter
ranei)ATCC33500、ハロバクテリウム・
サッカルボルム(Halobacterium sac
charovorum)ATCC29252、ハロバク
テリウム・サリナリウム(Halobacterium
salinarium)ATCC19700、ハロバ
クテリウム・ソドメンセ(Halobacterium
sodomense)ATCC33755などのハロ
バクテリウム属(Halobacterium s
p.)、ロドスピリラム・テヌエ(Rhodospir
illum tenue)ATCC25093、ロドス
ピリラム・モリシアナム(Rhodospirillu
m molischianum)ATCC14031、
ロドスピリラム・ホトメトリクム(Rhodospir
illum photometricum)ATCC2
7871、ロドスピリラム・ルブラム(Rhodosp
irillum rubrum)ATCC277、AT
CC17031などのロドスピリラム属(Rhodos
pirillum sp.)のもの、あるいは、これら
の変種や変異株がある。
【0007】成育存在水からこれら光合成原核微生物を
得、これをそのまま使用してもよいが、収量安定化を図
る上で培養し、その培養液を遠心分離あるいは濾過など
を行い、更に必要に応じて減圧濃縮をなどをなして得た
濾液とか、菌体を必要に応じて適宜破砕し、これを適当
な溶媒と接触させて得た抽出物とかには、例えば、植物
体再生促進の機能がある。このことは、上述した先の出
願以前に既に本発明者らが明らかにしているところであ
る。ちなみに、培養には、光合成体の一般的な培地、例
えば、BG11培地、ASM−1培地、Z8培地(Me
thods in Enzymology,Acade
mic Press,167巻、p.8〜9参照)など
を利用してタンク培養とか屋外開放培養とかによって行
える。菌体量が十分ならば成育存在水をそのまま培養液
に利用してもよい。また、抽出のための溶媒には、菌体
によって種々のものを単独または複数併用できるが、一
般的には水性溶媒を使用するのが好ましい。水性溶媒と
しては、水単独でも、酸、塩基、塩類、界面活性剤、酵
素、有機溶媒といったものを適宜溶解した水溶液などで
あってもよい。また、メタノ−ル、エタノ−ル、ホルム
アミド、ジエチレングリコ−ル、ジメチルスルホキシ
ド、クロロホルムなどの有機溶媒で抽出後、有機溶媒を
除去し、水に溶解させるといったように多段階抽出も可
能である。
【0008】上記培養濾液にしても抽出物にしても、こ
れらには、少なくとも分画前においては種々の成分が含
有されており、先の出願における核酸、蛋白質、多糖の
それぞれの画分使用が有効であったことからも窺われる
ように、植物成長調節機能を有効に発揮する成分も複数
存在している。また、核酸、蛋白質多糖画分についても
複数のものが存在する可能性がある。既に明らかにされ
ている植物成長調節物質は、植物ホルモン様化合構造物
をはじめとして、低分子物質が多く、蛋白質性や多糖類
の高分子物質に植物成長調節機能を有する物質が単離さ
れた例はなく、分離選択により物質の特徴を明らかにす
ることは、植物組織培養における植物の成長、分化、物
質生産、物質変換などの調節制御とか、農業や園芸など
における植物の増産増収、成長促進、老化防止などの植
物の生理状態の調節制御を人為的に行なうことに対して
大きな選択の幅を広げることになりきわめて有用であ
る。
【0009】この点、本発明者らが思い立ったのは、S
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による選択分
離である。SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法
は、SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)存在下における
電気泳動法であり、蛋白質の混合物を構成成分に分画す
るための手法として一般に知られており、この思い立っ
た時点においては、蛋白質と一体的な多糖が存在し、こ
れが有効成分としての本質かも知れないという期待も含
んだものであった。
【0010】そこで、種々の培養濾液や溶媒抽出液を準
備し、これらをSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動させ、バンド部分を切り出し、成分としての有効性を
確認するという作業を継続していったところ、まず、判
明したのは、出発原料としての抽出物からの夾雑物の除
去を予め施した物のSDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動パタ−ンの比較と活性の確認である。尚、夾雑物
の除去は、酸、アルカリ、塩類、有機溶媒などを用いて
の分別沈殿法、ゲル濾過法、陰イオン交換体、陽イオン
交換体などを用いてのイオン交換法、超遠心法などの適
宜精製・分画法や、酵素を用いての分解・低分子化法な
どが利用でき、例えば、代表的な夾雑物である蛋白質や
核酸の排除には、トリクロロ酢酸、SDS−フェノ−
ル、クロロホルムなどの有機溶媒や、塩化亜鉛、硫安な
どの塩類を用いて沈殿させたり、ペプシン、パパイン、
トリプシン、プロナ−ゼ、プロテア−ゼ、ペプチダ−
ゼ、DNase、RNaseなどの酵素を用いて分解・
低分子化したり、更に、このように分解・低分子化した
ものに対して、透析、ゲル濾過、限外濾過などを行った
りすればよい。
【0011】そしてまた判明したのは、後述実施例に一
例を示すように、夾雑物を除去したものにおいて形成さ
れたバンド部分と、これに対応するバンド部分で夾雑物
を除去しないものにおいて形成されたバンド部分に位置
するものは、ともに、植物成長調節機能を有するという
ことである。具体的には、それぞれの対応バンド部分を
切り出し、粉砕後、SDS含有トリス緩衝液で振盪抽出
し、限外濾過膜を用いて濾過することによりSDSを除
去し、エタノ−ルを加えて沈殿したものを回収し、これ
を試験に供したのであるが、このことより、SDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動でバンドを形成する多糖
に植物成長調節物質の本質というべきものが存在すると
いう確信を抱くに到ったのである。ここで、多糖である
ことについては、PAS染色法を用いて確認した。これ
は、多糖を過ヨウ素酸で酸化するとアルデヒドが遊離さ
れ、シッフ反応陽性となることを利用したもので、マッ
クマナス(J.E.McManus,1946,194
8)、ホッチキス(R.D.Hotchkiss,19
48)以来、多糖の組織科学的検出に用いられている。
切り出したバンド部分のものに対するヘキソサミン、キ
シロ−ス、グルコ−ス、ガラクト−スといったものにつ
いての同定、及び、デオキシ糖であろうと推測される未
同定部分の存在を確認している。
【0012】それでは、このSDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動でバンドを形成した多糖は何かというこ
とになる。夾雑物の除去処理、特に、蛋白質の除去処理
の有無に拘らないということにより、上述した期待に固
執することなく、蛋白質とは独立したものであると考え
るのが自然であることは言うまでもない。これに関して
は、出発原料に光合成原核微生物を用いたことに鑑みれ
ば、多くの文献もあるように、常識的にはリポ多糖とい
うことになる。分離選別の過程は一般的なリポ多糖に対
するものと異なっているが、SDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動後PAS染色により確認できること、リ
ボ多糖が熱安定であること、一般的抽出法で得た得るP
SのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動後のPA
S染色バンド位置が抽出精製されたものと一致すること
から、リボ多糖であることが考えられた。即ち、ここに
到って、光合成原核微生物以外のものに対する検討、及
び、リポ多糖として確認されているもの自体を用いての
検討の必要性が生じた訳である。
【0013】リポ多糖は、細菌、特にグラム陰性菌につ
いてよく知られている。外膜構成成分の一つであって細
胞自体のバリヤ−となる抗原物質となり、また、分類学
的な鑑別性状の一つとして医学、生化学、細菌学などの
種々分野において研究対象とされている。ここで、光合
成原核微生物以外のグラム陰性菌には、例えば、化学合
成原核微生物として、ATCC9027、ATCC13
525などのシュ−ドモナス属(Pseudomona
s sp.)、ATCC25935などのズ−グロエ属
(Zoogloea sp.)、ATCC79441な
どのグルコノバクタ−属(Gluconobacter
sp.)、ATCC7486などのアゾトバクタ−属
(Azotobacter sp.)、ATCC144
80などのリゾビウム属(Rhizobium s
p.)、ATCC10324などのブラヂリゾビウム属
(Bradyrhizobium sp.)、ATCC
11157などのアグロバクテリウム属(Agroba
cterium sp.)、ATCC35067などの
メチロモナス属(Methylomonas s
p.)、ATCC19069などのメチロコッカス属
(Methylococcussp.)、ATCC29
252などのハロバクテリウム属(Halobacte
rium sp.)、ATCC25862などのハロコ
ッカス属(Halococcus sp.)、ATCC
27061などのアルカリゲネス属(Alcalige
nes sp.)、ATCC33445などのアセトバ
クタ−属(Acetobacter sp.)、ATC
C33333などのスピリリュウム属(Spirill
um sp.)、ATCC11331などのアクアスピ
リリュウム属(Aquaspirillum s
p.)、ATCC27374などのキャンピロバクタ−
属(Campylobacter sp.)、ATCC
15153、ATCC23716などのエシェリシア属
(Escherichia sp.)、ATCC194
76などのサルモネラ属(Salmonela s
p.)、ATCC10787などのサイトバクタ−属
(Citobacter sp.)、ATCC4352
などのクレブシェラ属(Klebsiella s
p.)、ATCC29930などのシゲラ属(Shig
ella sp.)、ATCC33028などのエンテ
ロバクタ−属(Enterobacter sp.)、
ATCC27117などのセラチナ属(Serrati
na sp.)、ATCC19692などのプロテウス
属(Proteus sp.)、ATCC11953−
B1などのビブリオ属(Vibrio sp.)、AT
CC7966などのアエロモナス属(Aeromona
s sp.)、ATCC25915などのフォトバクテ
リウム属(Photobacterium sp.)、
ATCC7461などのクロモバクテリウム属(Chr
omobacterium sp.)、ATCC338
61などのフラボバクテリウム属(Flavobact
erium sp.)、ATCC33391などのヘモ
フィルス属(Haemophilus sp.)、AT
CC8482などのバクテロイデス属(Bactero
ides sp.)、ATCC25563などのフゾバ
クテリウム属(Fusobacterium s
p.)、ATCC7757などのデサルフォビブリオ属
(Desulfovibrio sp.)、ATCC2
9175などのブチリビブリオ属(Butyrivib
rio sp.)、ATCC19205などのセレノモ
ナス属(Selenomonas sp.)、ATCC
9793などのナイセリア賊(Neisseria s
p.)、ATCC29523などのモラクセラ属(Mo
raxella sp.)、ATCC14987などの
アシネトバクタ−属(Acinetobacter s
p.)、ATCC13511などのパラコッカス属(P
aracoccus sp.)、ATCC11041な
どのランプロペヂア属(Lampropedia s
p.)、ATCC17747などのベイロネラ属(Ve
illonela sp.)、ATCC14123など
のニトロバクタ−属(Nitrobacter s
p.)、ATCC19718などのニトロソモナス属
(Nitrosomonas sp.)、ATCC19
707などのニトロソコッカス属(Nitrosoco
ccus sp.)、ATCC15466などのチオバ
シラス属(Thiobacillaus sp.)、A
TCC33889などのチオマイクロスピラ属(Thi
omicrospira sp.)、ATCC3390
9などのサルフォロブス属(Sulfolobus s
p.)のもの、あるいは、これらの変種や変異株があ
る。
【0014】そこで、一般的な抽出法に沿って分離選別
されたリポ多糖を用いての活性確認を行なったところ、
後述実施例に一例を示すように結果は満足できるもので
あった。また、バイオ試薬として市販されているリポ多
糖そのものを用いても、植物成長調節機能の発揮を認め
ることができた。ここで、市販品の一例としては、ベ−
ゼル(Paesel)社の、リポポリサッカライドクロ
マトグラフィカリ−ピュアリファイド(Lipopol
ysaccharides Chromatograp
hically Purified)シリ−ズやリポポ
リサッカライドフェノ−ルエクストラクト(Lipop
olysaccharides−Phenol Ext
ract)シリ−ズなどがある。
【0015】リポ多糖を植物成長調節物質として用いる
にあたり、夾雑物の除去処理をし、なるべく精製度の高
いものを用いた方が機能上好ましいのは勿論である。し
かし、高価なものになってしまう。合成物の使用も一つ
の方法であるが、植物の組織培養技術や栽培技術の習熟
度の影響の大きさも考慮すると、むしろ、用途に応じて
精製度の選択をする方が実際的である。例えば、SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によりバンド形成し
た部分が特定の分子量部分に集中するのを利用して特定
範囲の分子量部分を取り出して用いることもできる。
尚、本発明の植物成長調節剤は、濃縮液、希釈液、乾燥
粉末など適宜状態で保存されてよく、例えば、農薬や肥
料などに対する添加物としておくことなどもできる。ま
た、使用にあたっては適宜濃度で用いればよく、その
際、他の植物成長調節剤を併用しても構わない。
【0016】
【実施例】
<実施例1>シネココッカス属ATCC27194をA
TCC指定の培養条件にて培養後、遠心分離して集菌
し、更に、凍結乾燥した。これを水に対して3%の重量
割合(以下、同様)で懸濁して60分間沸騰(熱水抽
出)後、遠心分離し、上澄液を0.45μmのメンブラ
ンフィルタ−にて濾過した。得た抽出液をレムリ(La
emmli)の方法に従ってSDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動させた。使用したゲルは市販の18%プ
レキャストゲル(テフコ株式会社製、SDS PAGE
mini)である。ゲル1レ−ンに対するPAS染色
(過ヨウ素酸シッフ反応による染色)によるバンド確認
をした上、蛋白質分子量マ−カ−のレインボ−マ−カ−
(アマシャム社製のRPN.755;オブアルブミン4
6,000、カルボニックアンヒドラ−ゼ30,00
0、トリプシンインヒビタ−21,500、リゾチ−ム
14,300、アプロチニン6,500、インスリンA
鎖2,350、インスリンB鎖3,400、単位:ダル
トン)を基準にして9,400ダルトンにあたるゲルを
切り出し、粉砕後、0.1%SDS含有トリス緩衝液
(pH8.4)で振盪抽出し、分画分子量6,000の
限外濾過膜AIP−0013(旭化成工業株式会社製)
を用いて濾過することによりSDSを除去し、3倍量の
エタノ−ルを加えて沈殿回収し、凍結乾燥品を得た。
【0017】<実施例2>実施例1において、SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動させる前の抽出液に対
して核酸と蛋白質の除去処理を以下のとおり行って得た
凍結乾燥品を用いて実施例1と同様にSDS−ポリアク
リルアミドゲル電気泳動させた以外は、すべて実施例1
と同様にして凍結乾燥品を得た。
【0018】抽出液50mlをセルロ−スチュ−ブ30
/32(ビスカゼ社製)を用いて蒸留水1lに対して透
析し、その透析内液を凍結乾燥した。この乾燥物をpH
8.0のトリス緩衝液に溶解し、核酸分解酵素ベンゾン
ヌクレア−ゼ(メルク社製)を酵素:基質=1:10の
比率で添加して核酸を低分子化後、蛋白質分解酵素プロ
テナ−ゼK(メルク社製)を酵素:基質=1:10の比
率で添加して蛋白質、ペプチドを低分子化し、これら低
分子化したものを除去する為に分画分子量6,000の
限外濾過膜AIP−0013(旭化成工業株式会社製)
を用いて濾過し、更に、フェノ−ル及びクロロホルムで
残存蛋白質を除去した。この溶液に3倍量のエタノ−ル
を加え、生じた沈殿物を回収して蒸留水に溶解し、4倍
量のエタノ−ルを加えて再び沈殿させ、回収した沈殿物
を0.3M酢酸カリウム溶液(pH8.3)に溶解し、
0〜4℃で撹拌しながらエタノ−ルを添加して沈殿さ
せ、その後も、エタノ−ル濃度を次第に高めながら回収
した沈殿物に対する洗浄を繰返し、最終的に凍結乾燥品
を得た。
【0019】<実施例3>実施例2における核酸と蛋白
質の除去処理凍結乾燥品の炭酸水素アンモニウム溶液を
用い、これに対してトヨパ−ルHW−55(東ソ−株式
会社製)使用のゲル濾過を繰返し、デキストランT−4
0,T−70,T−500(ファルマシア社製)をマ−
カ−として分子量70,000〜140,000ダルト
ン画分を分取した。ここで、該分子量範囲は、実施例2
で得たもの(SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
によるバンド形成物から得た凍結乾燥品)の概ね分布範
囲に相当する。
【0020】<実施例4>実施例1における培養液の遠
心分離集菌残液の上澄液を0.45μmのメンブランフ
ィルタ−にて濾過し、この濾液をエバポレイタ−で10
0倍に濃縮し、この濃縮液に実施例2における核酸と蛋
白質の除去処理を実施例2と同様にして行い、得た凍結
乾燥品を用いて実施例1と同様にSDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動させた以外は、すべて実施例1と同
様にして凍結乾燥品を得た。
【0021】<実施例5>アナベナ属ATCC3304
7をATCC指定の培養条件にて培養後、遠心分離して
集菌し、凍結乾燥品を得、これから、以下のとおりの一
般的なリポ多糖抽出法に基づいてリポ多糖(凍結乾燥
品)を得た。(「生化学実験講座4 糖質の化学(19
76年、東京化学同人発行、p215)参照)
【0022】凍結乾燥品(20g)を水(350ml)
浮遊させ、65〜68℃の温浴中で撹拌し、これに予め
同温に温めておいた90%フェノ−ルを等量加えて10
〜15分間ほど撹拌後、容器を氷水に浸し冷却する。つ
いで、遠心を行い、3層に分離したものの最上層(水
層)を取り出し、残部を水(350ml)とともに再び
65〜68℃で上のように処理する。取り出しておいた
水層分とを合わせて蒸留水に透析し、薄い乳白色の水溶
液を減圧下、35〜40℃で濃縮し100mlとする。
不溶物があれば遠心除去した後、凍結乾燥品とする。こ
れを3%水溶液にし、80,000×gで6〜8時間遠
心し、沈殿物を水に溶解し、上澄液の吸収曲線に260
nm極大値が消失するまで105,000×g、3時間
の遠心を繰り返す。
【0023】<実施例6>実施例5において、アナベナ
属ATCC33047を用いる代わりにロドシュ−ドモ
ナス属ATCC17024を用いた以外、すべて実施例
5と同様にしてリポ多糖を得た。
【0024】<実施例7>実施例5において、アナベナ
属ATCC33047を用いる代わりにエシェリシア属
ATCC23716を用いた以外、すべて実施例5と同
様にしてリポ多糖を得た。
【0025】<実施例8>実施例5において、アナベナ
属ATCC33047を用いる代わりにアクアスピリリ
ュウム属ATCC11331を用いた以外、すべて実施
例5と同様にしてリポ多糖を得た。
【0026】<実施例9>バイオ試薬として市販されて
いるベ−ゼル社製のリポ多糖(品番40−081−09
5;サルモネラ菌由来;フェノ−ル抽出法;コスモバイ
オ株式会社販売)を用いた。
【0027】各例のものについて、ニンジンの不定胚か
ら植物体への再生に対する有効性を調べた結果を表1に
示す。ニンジンの無菌種子の芽生えにおいて胚軸が10
cm位に生長したものを1cm位に切断し、これを、ム
ラシゲ&スク−グ(Murashige & Skoo
g)培地(1962)(以下、「MS培地」と略記す
る)を基本培地としてショ糖(3%)と2,4−D(1
mg/l)を加えてpH5.5〜5.7に調整した培地
で、25℃、暗条件で培養し、1ヵ月後、2,4−Dの
濃度を0.11mg/lに減少させた培地に移植して振
盪培養し、その後、1回/週の割合で2,4−Dを0.
11mg/l含む培地に植え継いで得たニンジンの培養
細胞を、1/4濃度の基本培地に移植して不定胚を形成
させ、425〜800μmのものをメッシュ選別して得
た、ほとんどが魚雷型の不定胚を、基本培地に各例のも
のを表1記載の添加濃度で加えた各培地で液体振盪培養
(25℃、明条件;2000ルックス,16時間照射)
したものであり、表中の値は、7日後の植物体再生率
(不定胚のグリ−ニング及び発芽発根を認められたもの
の率(単位:%))を示す。
【0028】
【表1】
【0029】また、各例のものについて、ニンジン不定
胚を用いた人工種子の発芽発根に対する有効性を調べた
結果を表2に示す。前述同様に選別した不定胚を基本培
地25ml中に懸濁し、3%のアルギン酸ナトリウムを
含む溶液75mlと混ぜ合わせ、また、各例のものを表
2記載の添加濃度で加え、これを50mMの塩化カルシ
ウム溶液中に滴下することによって、アルギン酸カルシ
ウムからなる人工膜を有する球状の人工種子を得、無菌
培養(25℃、明条件;2000ルックス,16時間照
射)したものであり、表中の値は、25日後の発芽率
(単位:%)を示す。
【0030】
【表2】
【0031】また、各例のものについて、タバコカルス
からの不定芽(シュ−ト)形成に対する有効性を調べた
結果を表3に示す。材料は、タバコ(Nicotian
atabacum L.cv.Bright Yell
ow)の茎の髄組織由来のカルスで、MS培地にインド
−ル酢酸(1mg/l)とカイネチン(0.1mg/
l)を加えた1%寒天培地(以下、「寒天培地」と略記
する)上で継代培養したものである。カルスからの不定
芽形成は、MS培地にインド−ル酢酸(0.1mg/
l)とカイネチン(1mg/l)を加えた寒天培地を基
本培地とし、各例のものを表3記載の添加濃度で加えた
各培地で、カミソリで5mm角の大きさに切断したカル
ス切片を試験管1本に1個の割合で移植したものを各々
25本作成し、25℃、明条件(2000ルックス,1
6時間照射)で培養したものであり、表中の値は、14
日後の1カルス当りに発生したシュ−ト数を示す。
【0032】
【表3】
【0033】また、各例のものについて、セントポ−リ
ア葉柄からの不定芽(シュ−ト)形成に対する有効性を
調べた結果を表4に示す。MS培地にナフタレン酢酸
(1mg/l)とカイネチン(1mg/l)を加えた寒
天培地を基本培地とし、各例のものを表4記載の添加濃
度で加えた各培地で、5mm位に切断したセントポ−リ
ア葉柄を各1個置床したものを各々25本作成し、置床
後1週間は暗所培養し、その後、25℃、明条件(20
00ルックス,16時間照射)で培養したものであり、
表中の値は、明条件下に移植してから1ヵ月後のシュ−
トの大きさ(葉と葉柄とを合わせた平均長(単位:c
m))を示す。
【0034】
【表4】
【0035】また、各例のものについて、カトレアのプ
ロトコ−ム状球体(以下、「PLB」と略記する)の分
割増殖及びPLBからの植物体発生に対する有効性を調
べた結果を表5と表6に示す。材料は、カトレア類に属
するレリオカトレア(Laeliocattleya)
の側芽の生長点付近の分裂組織から誘導されたPLB
で、基本培地としては、ハイポネックス(Hypone
x:6.5−6−19)にジャガイモジュ−ス(7%)
とショ糖(2%)を含むものを用いた。1個のPLBを
4つに分割し、基本培地に各例のものを表5、表6記載
の添加濃度で加えた各寒天培地上で、25℃、明条件
(2000ルックス,16時間照射)で培養したもので
あり、表中の値は、2ヵ月後の増殖PLB数(表5)と
PLBからのシュ−ト発生率(表6)を示す。
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】また、各例のものについて、コチョウラン
(Phhalaenopsis)の花茎腋芽からの植物
体再生に対する有効性を調べた結果を表7に示す。材料
の花茎の腋芽の部分が中央に位置するように5〜7cm
に切り、表面を殺菌し、ベイシン&ウェント(Vaci
n&Went)培地(1949)に2%ショ糖とココナ
ットミルク(150g/l)を加えたものを基本培地と
し、この基本培地に各例のものを表7記載の添加濃度で
加えた各寒天培地を各々20個作成し、各培地に切断し
た花茎腋芽の下端を差し込み、26℃、明条件(200
0ルックス,16時間照射)で培養したものであり、表
中の値は、2ヵ月後の植物体形成率(植物体数/植え付
けた花茎腋芽数、但し、培養途中で微生物汚染により中
止したものは除外)を示す。
【0039】
【表7】
【0040】また、各例のものについて、カロチノイド
産生ニンジン培養細胞からのカロチノイド産生に対する
有効性を調べた結果を表8に示す。MS培地にショ糖
(3%)と2,4−D(1mg/l)を加え、pH5.
7に調整した寒天培地を基本培地とし、この基本培地に
各例のものを表8記載の添加濃度で加えた各培地で、キ
ントキニンジンの根より誘導したカロチノイド産生能を
有する細胞を25℃、明条件(2000ルックス,16
時間照射)で培養したものであり、表中の値は、50日
後の細胞内蓄積カロチノイド量(培養細胞の生重量を測
定後、細胞を破砕し、少量のアセトンを加えてカロチノ
イドを抽出し、更に3mlの石油エ−テルを加えてカロ
チノイドを移行させ、分光光度計により石油エ−テル層
の453nmにおける光吸度を測定し、算出(単位:μ
g/g生産量))を示す。
【0041】
【表8】
【0042】また、各例のものについて、ベタシアニン
産生ヨウシュヤマゴボウ培養細胞からのベタシアニン産
生に対する有効性を調べた結果を表9に示す。MS培地
にショ糖(3%)と2,4−D(0.1mg/l)を加
え、pH5.7に調整した寒天培地を基本培地とし、こ
の基本培地に各例のものを表9記載の添加濃度で加えた
各培地で、ヨウシュヤマゴボウの茎より誘導したベタシ
アニン産生能を有する細胞を25℃、明条件(2000
ルックス,16時間照射)で培養したものであり、表中
の値は、14日後の細胞内蓄積ベタシアニン量(培養細
胞の生重量を測定後、細胞を破砕し、少量の水を加えて
ベタシアニンを抽出し、遠心分離後、分光光度計により
上澄の535nmにおける光吸度を測定し、算出(単
位:μg/g生産量))を示す。
【0043】
【表9】
【0044】また、各例のものについて、コウライシバ
の生育に対する有効性を調べた結果を表10に示す。4
月上旬、マグアンプK(ジップインダストリ−社製の肥
料)50gを施肥した試験用プランタ−(45×60c
m、高さ25cm)57ポットにコウライシバを植え付
け、各例のものを表10記載の添加濃度で水溶液とした
もの及び比較対象としての水道水だけのものを1回/週
の割合で各ポットに500mlづつ散布して栽培したも
のであり、表中の値は、6週間後に芝を剥ぎ取り、水洗
し、葉茎部と根部の乾燥重量を測定したもので、比較対
象についての測定値を100としたときの相対値を示
す。尚、各ポットには、乾燥を補う上で随時水道水も散
布した(後述するものにおいても同様)。
【0045】
【表10】
【0046】また、各例のものについて、ベントグラス
の生育及び光合成活性に対する有効性を調べた結果を表
11と表12に示す。コロニアルベントグラスの圃場に
試験区(2平方m)を57区設け、5月上旬、芝生の葉
茎部を刈り取った後、各例のものを表11、表12記載
の添加濃度で水溶液としたもの及び比較対象としての水
道水だけのものを1回/週の割合で各試験区に2lづつ
散布して栽培したものであり、表中の値は、5週間後に
地表5mmのところから葉茎部を刈り取り、乾燥重量を
測定したもの(表11)と、同葉茎部のクロロフィル含
量(80%アセトン溶液で抽出し、645nm及び66
3nmの吸光度(A645,A663)を測定し、総クロロフ
ィル量=20.29A645+8.05A663で算出(単
位:μg/g生重量))(表12)であり、ともに、比
較対象についての測定値を100としたときの相対値を
示す。
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】また、各例のものについて、コチョウラン
実生苗の生育に対する有効性を調べた結果を表13に示
す。2号のポリ鉢で栽培したコチョウラン実生苗を3.
5号の素焼鉢に移植し、1ヵ月後から、ハイポネックス
(前述)の2000倍液に各例のものを表13記載の添
加濃度で加えたもの及び比較対象としてのハイポネック
スの2000倍液だけのものを1回/週の割合で各鉢に
200mlづつ葉面散布及び潅水して生育させたもので
あり、表中の値は、2ヵ月後の苗の重量を測定したもの
で、比較対象についての測定値を100としたときの相
対値を示す。
【0050】
【表13】
【0051】また、各例のものについて、小麦の発芽後
の生長に対する有効性を調べた結果を表14に示す。M
S培地(但し、糖類除外)に各例のものを表14記載の
添加濃度で加えたもの及び比較対象としてのMS培地
(但し、糖類除外)だけのものを浸した各シャ−レ内の
バ−ミキュライト上に、一晩吸水させた小麦種子(農林
61号)を置床し、20℃、暗条件で発芽させ、発芽後
3日目に蓋を外し明条件(2000ルックス,16時間
照射)で生育させたものであり、表中の値は、12後の
小麦の乾燥重量を測定したもので、比較対象についての
測定値を100としたときの相対値を示す。
【0052】
【表14】
【0053】また、各例のものについて、キュウリの生
育に対する有効性を調べた結果を表15に示す。マグア
ンプK(前述)30gを元肥とした砂質土壌を詰めた試
験用ポット(直径25cm、高さ30cm)にキュウリ
苗(東北1号)を1個づつ植え、ハイポネックス(前
述)の1000倍液に各例のものを表15記載の添加濃
度で加えたもの及び比較対象としてのハイポネックスの
2000倍液だけのものを1回/週の割合で各ポットに
300mlづつ葉面散布及び潅水して生育させたもので
あり、表中の値は、播種50日後の苗の乾燥重量を測定
したもので、比較対象についての測定値を100とした
ときの相対値を示す。
【0054】
【表15】
【0055】また、実施例9のものについて、トウキ茎
頂培養から得られた無菌植物体のシュ−ト形成に対する
有効性を調べた結果を表16に示す。材料は、トウキ
(Angelica acutiloba)の茎頂培養
由来の無菌植物体で、1%寒天を添加したMS培地を基
本培地として、継代維持したものである。茎葉部からの
シュ−ト形成は、基本培地にナフタレン酢酸(0.1m
g/l)とカイネチン(3mg/l)を加えた寒天培地
に各例のものを表16記載の添加濃度で加え、無菌植物
体茎葉部カミソリで切断した切片を試験管に1個/本移
植したものを各々25本作成し、25℃、明条件(20
00ルックス,16時間照射)で培養したものであり、
表中の値は、14日後の発生シュ−ト数を示す。
【0056】
【表16】
【0057】
【発明の効果】上記各表より明らかな通り、リポ多糖を
植物成長調節剤とする本発明の植物成長調節剤によれ
ば、少量の使用でも十分に植物成長調節の効力を発揮す
るものであり、また、リポ多糖の活用範囲を広げ得たも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 雅子 埼玉県草加市吉町4−1−8 ぺんてる 株式会社 草加工場内 (72)発明者 松永 是 東京都府中市幸町2−41−13府中第三住 宅2−304 (72)発明者 梅津 博紀 青森県青森市大字戸山字赤坂447−3 審査官 星野 紹英 (56)参考文献 特開 平5−49470(JP,A) 特開 平1−128731(JP,A) 特開 平4−217608(JP,A) 特開 平2−295908(JP,A) 特開 平2−240008(JP,A) 特開 平5−247077(JP,A) 特開 昭64−13006(JP,A) 特開 平5−213708(JP,A) 特開 平6−48910(JP,A) 特開 平5−91870(JP,A) 特表 平5−506780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 63/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リポ多糖を植物成長調節物質とする植物
    成長調節剤。
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