JPH0416915A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPH0416915A
JPH0416915A JP2122282A JP12228290A JPH0416915A JP H0416915 A JPH0416915 A JP H0416915A JP 2122282 A JP2122282 A JP 2122282A JP 12228290 A JP12228290 A JP 12228290A JP H0416915 A JPH0416915 A JP H0416915A
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治雄 飯村
Yasuyuki Takiguchi
康之 滝口
Akihiko Kanemoto
金本 明彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示素子に関し、特に正の誘電異方性を有
する液晶が液晶層の厚み方向に90°以上ねしれた構造
を有するSTN型液晶表示素子に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来主
に用いられてきた液晶の表示モードは、ツイストネマチ
ック(TN)型と呼ばれ、一対の基板間で液晶分子が約
90’ねしれた構造をとっており、液晶による偏光面の
回転と、電圧印加によるその効果の消失を利用している
。この表示モートは、時計や電卓等の低時分割駐動では
十分なものであったが1表示容量を増大させるために高
時分割駆動させると、コントラストが低下したり、視角
がせまくなるという欠点があった。これは、高時分割駆
動になると1選択点と非選択点にかかる電圧の比が1に
近づくためで、高コントラスト、広視角の表示素子を得
るためには、素子の相対透過率が10%変化する電圧V
ll+に対する50%変化する電圧V、。の比(VS。
ハ、。)で表わされる急峻度γをできるだけ小さくする
ことが必要である。
ツイストネマティック型の場合、このγ値はl。
13程度である。このγ値を小さくするために、液晶分
子のねしれ角を大きくし、偏光軸を液晶配向方向とずら
す方式が提案されており、SBEモートやSTNモード
と呼ばれている。このような方式によると、γ値を1.
1以下にすることができ、1/400デユ一テイ程度の
高時分割訃動が可能になる。
しかし、このような方式では、複屈折による着色及びそ
の電圧による変化を利用するため、液晶セルの透過光ま
たは反射光には着色を生じ、着色背景上の表示となる。
一方、このような液晶表示素子において、1つの表示セ
ルを用いて異なる背景色の表示を実現し、部分強調や情
報内容の区分などに用いる多彩な表示を実現することが
望まれているが、これまでのところ、このような多彩な
表示を実現する具体的な手法についての・提案はなされ
ていない。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされた
もので、上記のような多彩な表示を可能とする液晶表示
素子を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕上記目的を達成
するために、本発明によれば、正の誘電異方性を有する
液晶組成物からなる液晶層が、電極を備えた一対の基板
間で、電圧無印加時に基板に対して略水平に配向し、液
晶層の厚み方向に120°以上、360°以下のねじれ
た構造を有するように構成された液晶セルと、該液晶層
を挾むように設けた一対の偏光子との間の少なくとも一
方に、部分的に熱処理温度を変えて形成した高分子液晶
層を設けたことを特徴とする液晶表示素子が提供される
次に、図面を参照にして、本発明の構成を詳述する。第
1図は本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図であ
る。この図において、セル10はSTNセルで、基板1
,11はそれぞれ配向処理が施された配向膜3,13と
透明電極4,14を有し、離間、対向して配設され、そ
の間に液晶6が封入され、シール剤5によって外気と遮
断される。この液晶セル10が第1偏光子2および第2
偏光子12に挾まれ、基板1と偏光子2どの間に高分子
液晶層7が配設されて液晶表示素子を構成している。
本発明の液晶表示素子の構成例のように、基板と偏光子
との間に高分子液晶層を設ける場合、基板としては透光
性を有するガラス、プラスチックなどを用いる。プラス
チック基板を用いたときは。
基板の厚さを0.2mn以下の薄厚にすることが容易で
あり、そのため表示素子をきわめて薄く、かつ軽量に構
成することができる。また、基板が薄いために、表示が
二重像とならず広視角の表示素子を得ることができる。
本発明の液晶表示素子の各基板における配向処理は、液
晶分子が電圧無印加時に略水平配向するように行われ、
この配向処理方向に沿って液晶分子が優先配向する。こ
の場合、液晶分子の配向に関していう略水平とは、液晶
分子の基板に対する傾き角がおおよそOoから30°の
範囲にあることを言う。この配向制御は、基板に対して
、従来公知の斜方蒸着や、無機または有機被膜を形成し
た後に綿布などでラビングすることにより行うことがで
きる。本発明に使用する配向膜3,13としては、ポリ
アミド、ポリイミドなどの高分子被膜等にラビング処理
したものや、5iO−MgO,MgF2などを用いて斜
め蒸着したものが用いられる。
本発明の高分子液晶層7は、第2図のように1表示領域
りにおいて部分的に熱処理温度が異なる領域22を持つ
。高分子液晶が等六相になる温度以上で熱処理して急冷
すると、等六相が固定化され、高分子液晶がネマティッ
ク相(またはコレステリック相)になる温度以上で熱処
理して急冷すると、ネマティック相(またはコレステリ
ック相)が固定化される。したがって、部分的に熱処理
温度を変えることにより、等六相の領域とネマティック
相(またはコレステリック相)の領域を一つの表示面内
で混在させることができ、一つの表示セルを用いて背景
色及び表示色が異なる表示を実現することができる。ま
た、高分子液晶がコレステリック相になる温度以上で熱
処理する場合、処理温度によって高分子液晶のピンチが
変化するため、急冷してガラス相にした時のねじれ角の
大きさが処理温度により変化する。したがって1部分的
に熱処理温度を変えることにより、一つの表示面内でね
じれ角の異なる表示を実現することができる。
第1図の構成例では、高分子液晶層を液晶セルの上側基
板と上側偏光板の間に設置したが、下側基板と下側偏光
板の間に設置しても良く、また、液晶セルの基板と高分
子液晶層を形成する基板は兼用しても良く、さらに高分
子液晶層を液晶セルの基板の液晶層側に形成しても良い
〔実施例〕
以下、実施例を用いて本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1) ストライプ状の透明電極を有する上下ガラス基板間での
液晶のねじれ角が180°であり、液晶層のりタープ−
ジョンが0.95牌であるSTNセルAを作製した。液
晶は正の誘電異方性を有するネマティック液晶ZLI2
293 (メルク社製)にカイラルネマテインク液晶5
811(メルク社製)を添加したものを用いた。配向処
理は、ポリイミド膜のラビング処理により行った。
次にガラス基板上に日立化成社製のポリイミドワニスP
IQをスピンコード法で約1000人の厚さに塗布し、
ついで270℃で焼成してポリイミド膜を形成した。つ
いでポリイミド膜上をテトロン植毛布で一方向にこすり
、ラビング処理を行った。
次に下記(1)式の繰返し単位を持ちガラス転移点が7
0℃のネマティック液晶性ポリシロキサン系液晶性高分
子と下記(2)式の繰返し単位を持ち光学活性基を有す
るポリシロキサン系液晶性高分子をフェノール/テトラ
クロロエタン混合溶媒(重量比50:50)に25重貴
石となるように溶解させた。
(ch:コレステリル) この溶液を先の配向膜上にスピンコード法により塗布し
、ついで70℃で乾燥後、上記高分子液晶がネマティッ
ク相になる170℃で30分間熱処理を行い、室温に急
冷することにより、ねじれ角が180°。
リターデーションが0.951Aの高分子液晶層Bを形
成した。この高分子液晶MBの一部をArイオンレーザ
−で走査して200℃以上に熱して等六相にした後、急
冷して等六相を固定化した。
次に高分子液晶層BをセルAの上に、セルAと高分子液
晶層Bのねしtの向きが逆でかつセルAの上側基板のラ
ビング方向とセルAに隣接する高分子液晶層Bの配向方
向が直交するように重ねた。そして下側偏光板の透過軸
がセルAの下側基板の透過軸と直交するように上下偏光
板をセルAと高分子液晶層Bの両側に設置し、本発明の
液晶表示素子とした。
以上のようにして作製した液晶表示素子の液晶セル八を
時分割1動させたところ、高分子液晶層Bの等六相が固
定化された領域では、非選択画素が青色、選択画素が黄
色となり、高分子液晶層Bのコレステリック相が固定化
さした領域では、非選択画素が黒、選択画素が白となっ
た。以上のように、一つの表示セルを用いて、異なる背
景色の表示を実現することができた。
(実施例2) 実施例1のセルAと同様にして、ねじれ角が240°、
ツタ−デージョンが0.86IRrlの液晶セルCを作
製した。そして実施例1と同様にして、ガラス基板上に
上記(1)式の繰返し単位を持つネマティック液晶性ポ
リシロキサン系液晶性高分子を塗布して、170℃で熱
処理を行って急冷し、リターデーションか0.55−の
ホモジニアス配向した高分子液晶層りを形成した。さら
に、高分子液晶層りの一部をArイオンレーサーで走査
して等六相にした後、急冷して等六相を固定化した。
次に高分子液晶層りを液晶セルCの上に、セルCの上側
基板のラビング方向と高分子液晶層りの配向方向が直交
するように重ねた。そして下側偏光板の透過軸がセルC
の下側基板のラビング方向と45°を成し、上側偏光板
の透過軸が上側基板のラビング方向と45°、下側偏光
板の透過軸と60’を成すように上下偏光板を配置して
、本発明の液晶表示素子とした。
以上のようにして作製した液晶表示素子のセルCを時分
割駆動させたところ、高分子液晶JiJDの等刃組が固
定された領域では非選択画素が黄色、選択画素が青色と
なり、ネマティック相が固定化された領域では、非選択
画素が黒1選択画素が白となり、一つの表示セルを用い
て異なる背景色の表示を実現することができた。
(実施例3) 実施例1のセルAと同様にして、ねじれ角が180°、
リターデーションが1 、56pmの液晶セルEを作製
した。
次に、薄いポリマーフィルム上に、ポリペプチドのサー
手トロピック液晶ポリ〔(γ−ベンジルしグルタメート
)−CO−(γ−ドデシルし一グルタメート)〕を塗布
し、187℃で熱処理して急冷し、ねじれ角が180°
、リターデーションが0.76岬の高分子液晶層Fを形
成した。次に、高分子液晶層Fの一部をホットプレート
で193℃に加熱してコレステリックピッチを変えて急
冷し、ねじれ角が90°、リターデーションが0.76
癖の領域を形成した。
次に、高分子液晶層Fを液晶セルEの上に、実施例1と
同様に積層し、上下偏光板も実施例1と同様に設置し、
本発明の液晶表示素子とした。
以上のようにして作製した液晶表示素子の液晶セルEを
時分割駆動させたところ、高分子液晶層Fのねじれ角が
180°の領域では非選択画素が緑色。
選択画素が青色となり、高分子液晶層Fのねしれ角が9
0’の領域では非選択画素が青色、選択画素が赤色とな
り、一つの表示セルを用いて異なる背景色の表示を実現
することができた。
(実施例4) 実施例3と同様にして、191°Cで熱処理後急冷し、
ねじれ角が180’、リターデーションが1.087a
nの高分子液晶層Gを形成した。高分子液晶層Gの一部
を185°Cに加熱して急冷し、ねじれ角が270°、
リターデーションが1.08μmの領域を形成した。
高分子液晶NGを液晶セルEの上に実施例1と同様に積
層し、上下偏光板も実施例1と同様に配置し1本発明の
液晶表示素子とした。
以上のようにして作製した液晶表示素子の液晶セルEを
時分割駆動させたところ、高分子液晶層Gのねしれ角が
180°の領域では非選択画素が赤色。
選択画素が白となり、また、高分子液晶層Gのねじれ角
が270°の領域では非選択画素が青色1選択画素が黄
色となり、一つの表示セルを用いて異なる背景色の表示
を実現することができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、STN型液晶表示素子において、液晶
層と偏光子の間に、部分的に熱処理温度を変えて形成し
た高分子液晶層を設けたことにより、一つの表示セルを
用いて異なる背景色の表示ができ、多様な表示を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液晶表示素子の構成例を示す断面図、
第2図は第1図の液晶表示素子の表示領域の状態な示す
図である。 1.11・・基板 2.12・・・偏光子 3.13・・・配向膜 4.14・・透明電極 5 ・・・シール剤 6 ・・・液晶 7 ・高分子液晶層 21  ・・熱処理温度T工の領域 22  ・・熱処理温度T2の領域 特許出願人 株式会社 リ  コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正の誘電異方性を有する液晶組成物からなる液晶
    層が、電極を備えた一対の基板間で、電圧無印加時に基
    板に対して略水平に配向し、液晶層の厚み方向に120
    ゜以上、360゜以下のねじれた構造を有するように構
    成された液晶セルと、該液晶層を挾むように設けた一対
    の偏光子との間の少なくとも一方に、部分的に熱処理温
    度を変えて形成した高分子液晶層を設けたことを特徴と
    する液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010209A1 (fr) * 1994-09-28 1996-04-04 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Element de cristal liquide polymere et son procede d'elaboration

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010209A1 (fr) * 1994-09-28 1996-04-04 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Element de cristal liquide polymere et son procede d'elaboration
US5841503A (en) * 1994-09-28 1998-11-24 Mitsui Chemicals, Inc. High molecular liquid crystal device and method of manufacturing the same

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