JP2645746B2 - 強誘電性液晶ディスプレイ装置 - Google Patents
強誘電性液晶ディスプレイ装置Info
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- JP2645746B2 JP2645746B2 JP8154989A JP8154989A JP2645746B2 JP 2645746 B2 JP2645746 B2 JP 2645746B2 JP 8154989 A JP8154989 A JP 8154989A JP 8154989 A JP8154989 A JP 8154989A JP 2645746 B2 JP2645746 B2 JP 2645746B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、強誘電性液晶(FLC)を利用したディスプ
レイ装置(FLCディスプレイ)に関するものであり、特
にディスプレイ装置のパネルの色づきを低く抑えた強誘
電性液晶ディスプレイ装置に関するものである。
レイ装置(FLCディスプレイ)に関するものであり、特
にディスプレイ装置のパネルの色づきを低く抑えた強誘
電性液晶ディスプレイ装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より他用されてきたネマチック液晶に代わって、
近年、強誘電性液晶セルの開発が急激に進められてい
る。強誘電性液晶セルとは、バルク状態のカイラルスメ
クチック層における液晶分子のらせん配列構造の形成を
制御するのに十分に小さい間隔に設定した一対の基板間
に液晶分子を配置させ、かつ複数の液晶分子で組織され
た垂直分子層を一方向に配列させたものである。このよ
うな強誘電性液晶セルは自発分極に由来するメモリー性
および高速性を特徴とし、セルの厚さが1.0〜2.0μm程
度でスプレイ(splay)型配向と呼ばれる分子が捩れた
配向状態を利用したFLCディスプレイは、実用レベルに
近づきつつある。
近年、強誘電性液晶セルの開発が急激に進められてい
る。強誘電性液晶セルとは、バルク状態のカイラルスメ
クチック層における液晶分子のらせん配列構造の形成を
制御するのに十分に小さい間隔に設定した一対の基板間
に液晶分子を配置させ、かつ複数の液晶分子で組織され
た垂直分子層を一方向に配列させたものである。このよ
うな強誘電性液晶セルは自発分極に由来するメモリー性
および高速性を特徴とし、セルの厚さが1.0〜2.0μm程
度でスプレイ(splay)型配向と呼ばれる分子が捩れた
配向状態を利用したFLCディスプレイは、実用レベルに
近づきつつある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のこの種のFLCディスプレイで
は、明状態が見る方向によって淡黄色または淡青色に色
づくという欠点があり、表示品位の点で問題があった。
は、明状態が見る方向によって淡黄色または淡青色に色
づくという欠点があり、表示品位の点で問題があった。
本発明の目的は、上述の従来形における問題点に鑑
み、明状態の色づきを抑制し、表示品位の高い強誘電性
液晶ディスプレイ装置を提供することにある。
み、明状態の色づきを抑制し、表示品位の高い強誘電性
液晶ディスプレイ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記の目的を達成するため、本発明に係る強誘電性液
晶ディスプレイ装置は、 光源に近く観測者から遠い側の偏光板であるポラライ
ザーから光源から遠く観測者に近い側の偏光板であるア
ナライザーへと向かう方向に強誘電性液晶素子を見たと
きに、強誘電性液晶の界面分子が左回転方向に捩れてい
る配向状態(以後、左捩れ界面構造と呼ぶことにする)
であり、かつ、 該配向状態の2つの双安定状態のうちで2つの平均分
子長軸とラビング軸とをこれらの軸の交点が下側にくる
ように見たとき、平均分子長軸がラビング軸に対して左
側にある左平均分子長軸の方向にポラライザーの電気ベ
クトルの透過軸を略合わせることとしている。
晶ディスプレイ装置は、 光源に近く観測者から遠い側の偏光板であるポラライ
ザーから光源から遠く観測者に近い側の偏光板であるア
ナライザーへと向かう方向に強誘電性液晶素子を見たと
きに、強誘電性液晶の界面分子が左回転方向に捩れてい
る配向状態(以後、左捩れ界面構造と呼ぶことにする)
であり、かつ、 該配向状態の2つの双安定状態のうちで2つの平均分
子長軸とラビング軸とをこれらの軸の交点が下側にくる
ように見たとき、平均分子長軸がラビング軸に対して左
側にある左平均分子長軸の方向にポラライザーの電気ベ
クトルの透過軸を略合わせることとしている。
かかる構成により、パネル全体の色づきが抑制され
る。
る。
[実施例] 次に、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
実施例1 第1図(a)は、本発明の一実施例に係る強誘電性液
晶ディスプレイ装置の断面図である。同図(a)におい
て、Aは光源5から遠く観測者の目4に近い側の偏光板
であるところのアナライザー、Pは光源5に近く観測者
の目4から遠い側の偏光板であるところのポラライザ
ー、1は左捩れ界面構造を有する強誘電性液晶であって
一対の電極12および配向膜14を有する透明基板11a,11b
によって挟持されている。また、13はSiO2などの透明絶
縁膜である。光源5として、ここでは特に背面光源とし
て明るいことが知られている3波長型光源(商品名「メ
ロウルックあかりちゃん」:東芝(株)社製)を用い
た。
晶ディスプレイ装置の断面図である。同図(a)におい
て、Aは光源5から遠く観測者の目4に近い側の偏光板
であるところのアナライザー、Pは光源5に近く観測者
の目4から遠い側の偏光板であるところのポラライザ
ー、1は左捩れ界面構造を有する強誘電性液晶であって
一対の電極12および配向膜14を有する透明基板11a,11b
によって挟持されている。また、13はSiO2などの透明絶
縁膜である。光源5として、ここでは特に背面光源とし
て明るいことが知られている3波長型光源(商品名「メ
ロウルックあかりちゃん」:東芝(株)社製)を用い
た。
第1図(b)は、本実施例のディスプレイ装置の偏光
板A,Pの位置とラビング軸Rとの関係を示す図である。
同図は、左平均分子長軸の方向にポラライザーPの電気
ベクトルの透過軸を合わせ、アナライザーAの電気ベク
トルの透過軸をクロスニコルより明状態が明るくなる側
へ0゜〜20゜の間の角度だけずらすという本実施例の特
徴を示している。ここでは特に、アナライザーは明状態
が明るくなる側へ5゜ずらすこととしている。
板A,Pの位置とラビング軸Rとの関係を示す図である。
同図は、左平均分子長軸の方向にポラライザーPの電気
ベクトルの透過軸を合わせ、アナライザーAの電気ベク
トルの透過軸をクロスニコルより明状態が明るくなる側
へ0゜〜20゜の間の角度だけずらすという本実施例の特
徴を示している。ここでは特に、アナライザーは明状態
が明るくなる側へ5゜ずらすこととしている。
第1図(c)は、ポラライザーの電気ベクトルの透過
軸P、アナライザーの電気ベクトルの透過軸Aおよびラ
ビング軸Rの、基準軸(X軸)からの角度θP,θA,θR
の定義を示す図である。本実施例では同図のようにX軸
からの角度で種々の角度を表現するものとする。このX
軸からの角度を使うと、本実施例のポラライザーの電気
ベクトルの透過軸P、アナライザーの電気ベクトルの透
過軸Aおよびラビング軸Rの3つの軸の相対関係は、θ
R=135゜,θP=142゜,θA=57゜と表わされる。
軸P、アナライザーの電気ベクトルの透過軸Aおよびラ
ビング軸Rの、基準軸(X軸)からの角度θP,θA,θR
の定義を示す図である。本実施例では同図のようにX軸
からの角度で種々の角度を表現するものとする。このX
軸からの角度を使うと、本実施例のポラライザーの電気
ベクトルの透過軸P、アナライザーの電気ベクトルの透
過軸Aおよびラビング軸Rの3つの軸の相対関係は、θ
R=135゜,θP=142゜,θA=57゜と表わされる。
なお、本実施例の強誘電性液晶ディスプレイ装置にお
ける見かけのチルト角θaは7゜である。また、左平均
分子長軸2とは、第1図(d)に示すように、2つの平
均分子長軸2,3とラビング軸Rの交点が紙面の下側にく
るように配置したときラビング軸Rに対して左側にある
平均分子軸の長軸方向と定義した。ただし、第1図
(d)はパネルを第1図(a)の付番4の位置から(紙
面の上から下方向)見たときの図である。逆に右平均分
子長軸3とは、ラビング軸Rに対して右側にある平均分
子軸の長軸方向と定義した。ただし、平均分子軸の長軸
方向とは略FLC分子の長軸方向であり、平均分子軸の短
軸方向とは略FLC分子の短軸方向とする。したがって、
左平均分子軸の短軸方向(左平均分子短軸)とは上記左
平均分子長軸2と直交する方向であり、右平均分子軸の
短軸方向(右平均分子短軸)とは上記右平均分子長軸3
と直交する方向である。また、ここでは上記左平均分子
長軸と左平均分子短軸とを合わせて左平均分子軸と呼
び、右平均分子長軸と右平均分子短軸とを合わせて右平
均分子軸と呼ぶこととする。
ける見かけのチルト角θaは7゜である。また、左平均
分子長軸2とは、第1図(d)に示すように、2つの平
均分子長軸2,3とラビング軸Rの交点が紙面の下側にく
るように配置したときラビング軸Rに対して左側にある
平均分子軸の長軸方向と定義した。ただし、第1図
(d)はパネルを第1図(a)の付番4の位置から(紙
面の上から下方向)見たときの図である。逆に右平均分
子長軸3とは、ラビング軸Rに対して右側にある平均分
子軸の長軸方向と定義した。ただし、平均分子軸の長軸
方向とは略FLC分子の長軸方向であり、平均分子軸の短
軸方向とは略FLC分子の短軸方向とする。したがって、
左平均分子軸の短軸方向(左平均分子短軸)とは上記左
平均分子長軸2と直交する方向であり、右平均分子軸の
短軸方向(右平均分子短軸)とは上記右平均分子長軸3
と直交する方向である。また、ここでは上記左平均分子
長軸と左平均分子短軸とを合わせて左平均分子軸と呼
び、右平均分子長軸と右平均分子短軸とを合わせて右平
均分子軸と呼ぶこととする。
第2図は、本実施例の強誘電性液晶(FLC)の左捩れ
界面構造を模式的に示す図である。同図(a)は、下界
面のFLC分子23と上界面のFLC分子22との捩れ関係が下基
板11aから上基板11bへの方向24に対して左回転方向に捩
れていることを示す模式図である。また同図(b)は、
FLCのコーンを底の方から見たときの下基板11aから上基
板11bにかけてのCダイレクターの変化のようすを右平
均分子軸となる第1の安定状態と左平均分子軸を有する
第2の安定状態について示した図である。ここでも下界
面分子23と上界面分子24の捩れが左捩れとなっている。
また、同図(c)はFLCのシェブロン(chevron)型の層
構造を示す図である。25はSmC*相の層、21は中央部の
分子であり、中央部の分子21は基板界面に対して平行と
なっていることを示す。Rはラビング方向である。
界面構造を模式的に示す図である。同図(a)は、下界
面のFLC分子23と上界面のFLC分子22との捩れ関係が下基
板11aから上基板11bへの方向24に対して左回転方向に捩
れていることを示す模式図である。また同図(b)は、
FLCのコーンを底の方から見たときの下基板11aから上基
板11bにかけてのCダイレクターの変化のようすを右平
均分子軸となる第1の安定状態と左平均分子軸を有する
第2の安定状態について示した図である。ここでも下界
面分子23と上界面分子24の捩れが左捩れとなっている。
また、同図(c)はFLCのシェブロン(chevron)型の層
構造を示す図である。25はSmC*相の層、21は中央部の
分子であり、中央部の分子21は基板界面に対して平行と
なっていることを示す。Rはラビング方向である。
上述の左捩れ界面構造を得るためには、PS(自発分
極)が正の強誘電性液晶と配向膜界面のダイポールモー
メントが略セルの内側に向いている極性配向膜を用いる
か、またはPSが負の強誘電性液晶と配向膜界面のダイポ
ールモーメントが略セルの外側に向いている極性配向膜
を用いることが有効である。
極)が正の強誘電性液晶と配向膜界面のダイポールモー
メントが略セルの内側に向いている極性配向膜を用いる
か、またはPSが負の強誘電性液晶と配向膜界面のダイポ
ールモーメントが略セルの外側に向いている極性配向膜
を用いることが有効である。
上記の実施例では、特にPSが正であることを特徴とす
るメルク(株)社製の強誘電性液晶ZLI−3488をポリイ
ミド配向膜を有する厚さ1.5μmのFLCセルに注入するこ
とによって左捩れ界面構造の配向状態を得た。
るメルク(株)社製の強誘電性液晶ZLI−3488をポリイ
ミド配向膜を有する厚さ1.5μmのFLCセルに注入するこ
とによって左捩れ界面構造の配向状態を得た。
この他、PSが正の材料であるメルク(株)社製の強誘
電性液晶ZLI−3489などをポリイミド配向膜またはポリ
エチレンオキシドなどの有機配向膜を有するセル厚1.0
〜2.5μmのFLCセルに注入することによっても、左捩れ
界面構造の配向状態を得ることができた。
電性液晶ZLI−3489などをポリイミド配向膜またはポリ
エチレンオキシドなどの有機配向膜を有するセル厚1.0
〜2.5μmのFLCセルに注入することによっても、左捩れ
界面構造の配向状態を得ることができた。
第3図は、左捩れ界面構造の配向状態であることを検
定する方法を示す図である。ここでは、セル厚が1.0〜
2.5μm程度のFLCセルについて、偏光板PとAおよびラ
ビング軸Rを図の如く設定したときの、右捩れ界面構造
と左捩れ界面構造のFLCの色の差を示した。すなわち、
右捩れ界面構造のときのFLCの色は、同図(b)に示す
ように、例えば、 θA=105゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、左平
均分子軸2を有する第2の安定状態の色が紫色〜青紫〜
青〜淡青となり、 θA=75゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、右平均
分子軸3を有する第1の安定状態の色がうす茶色〜淡黄
色となる。
定する方法を示す図である。ここでは、セル厚が1.0〜
2.5μm程度のFLCセルについて、偏光板PとAおよびラ
ビング軸Rを図の如く設定したときの、右捩れ界面構造
と左捩れ界面構造のFLCの色の差を示した。すなわち、
右捩れ界面構造のときのFLCの色は、同図(b)に示す
ように、例えば、 θA=105゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、左平
均分子軸2を有する第2の安定状態の色が紫色〜青紫〜
青〜淡青となり、 θA=75゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、右平均
分子軸3を有する第1の安定状態の色がうす茶色〜淡黄
色となる。
このことから、配向状態が右捩れ界面構造であること
が判定できる。
が判定できる。
一方、左捩れ界面構造の時のFLCの色は、同図(a)
に示すように、例えば、 θA=105゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、左平
均分子軸2を有する第2の安定状態の色がうす茶色〜淡
黄色となり、 θa=75゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、右平均
分子軸3を有する第1の安定状態の色が紫色〜青紫〜青
〜淡青となる。
に示すように、例えば、 θA=105゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、左平
均分子軸2を有する第2の安定状態の色がうす茶色〜淡
黄色となり、 θa=75゜,θP=0゜,θR=90゜のとき、右平均
分子軸3を有する第1の安定状態の色が紫色〜青紫〜青
〜淡青となる。
このことから、配向状態が左捩れ界面構造であること
が判定できる。
が判定できる。
一方、第4図(a)は、上記実施例の明状態の色強度
の視野角依存性を示す図である。ここで視野角とは、同
図(b)に示すように、ある入射角Hin(ここでは特にH
in=40゜とした)を固定して紡維状の軌道42に沿ってFL
Cパネル41を見る方向を変化させたときの基準軸(X
軸)からの角度である。同図(a)では、4つの同心円
に沿った回転角度と対応させて表示した。
の視野角依存性を示す図である。ここで視野角とは、同
図(b)に示すように、ある入射角Hin(ここでは特にH
in=40゜とした)を固定して紡維状の軌道42に沿ってFL
Cパネル41を見る方向を変化させたときの基準軸(X
軸)からの角度である。同図(a)では、4つの同心円
に沿った回転角度と対応させて表示した。
また、同図(a)で同心円の中心からの長さは色強度
の大きさを示す値であり、JIS規格Z8701に定められた色
度座標(x,y)において、観測されたパネルの色度座標
値とc光源の色度座標値との距離として表示した。ま
た、色相についは主な観測方向における色の概要を矢印
を使って記入した。
の大きさを示す値であり、JIS規格Z8701に定められた色
度座標(x,y)において、観測されたパネルの色度座標
値とc光源の色度座標値との距離として表示した。ま
た、色相についは主な観測方向における色の概要を矢印
を使って記入した。
比較例1 比較例1は、偏光板A,Pとラビング軸Rの位置関係を
第5図(a)に示すように、θR=135゜,θP=52
゜,θA=147゜としたことを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
第5図(a)に示すように、θR=135゜,θP=52
゜,θA=147゜としたことを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
第5図(b)は比較例1の色強度の視野角特性を示す
図である。同図(b)と第4図(a)とを比較すること
によって、実施例1の液晶ディスプレイ装置のパネルの
色づきが従来例である比較例1に比べて大きく改善され
たことがわかる。
図である。同図(b)と第4図(a)とを比較すること
によって、実施例1の液晶ディスプレイ装置のパネルの
色づきが従来例である比較例1に比べて大きく改善され
たことがわかる。
実施例2 実施例2は、偏光板A,Pとラビング軸Rの位置関係を
第6図(a)に示すように、θR=135゜,θP=147
゜,θA=52゜とすることを除き上記の実施例1と同様
に構成した。
第6図(a)に示すように、θR=135゜,θP=147
゜,θA=52゜とすることを除き上記の実施例1と同様
に構成した。
このとき、第6図(b)に示す色強度の視野角特性が
得られた。
得られた。
実施例3 実施例3は、偏光板A,Pとラビング軸Rの位置関係を
第7図(a)に示すように、θR=135゜,θP=142
゜,θA=52゜とすることを除き上記の実施例1と同様
に構成した。
第7図(a)に示すように、θR=135゜,θP=142
゜,θA=52゜とすることを除き上記の実施例1と同様
に構成した。
このとき、第7図(b)に示す色強度の視野角特性が
得られた。
得られた。
比較例2 比較例2は、偏光板A,Pとラビング軸Rの位置関係を
第8図(a)に示すように、θR=135゜,θP=57
゜,θA=142゜とすることを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
第8図(a)に示すように、θR=135゜,θP=57
゜,θA=142゜とすることを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
このとき、第8図(b)に示す色強度の視野角特性が
得られた。
得られた。
比較例3 比較例3は、偏光板A,Pとラビング軸Rの位置関係を
第9図(a)に示すように、θR=135゜,θP=52
゜,θA=142゜とすることを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
第9図(a)に示すように、θR=135゜,θP=52
゜,θA=142゜とすることを除き上記の実施例1と同
様に構成した。
このとき、第9図(b)に示す色強度の視野角特性が
得られた。
得られた。
以上のように、実施例1〜3と比較例1〜3の液晶デ
ィスプレイ装置を得、色強度の特性をそれぞれ比較し
た。これらの特性の比較により、左捩れ界面構造のFLC
の左平均分子長軸の方向にポラライザーの電気ベクトル
の透過軸を略合わせた実施例1〜3のセルの明状態の色
づきは、左捩れ界面構造のFLCの左平均分子長軸と垂直
な方向に略ポラライザーの電気ベクトルの透過軸を合わ
せた比較例1〜3のセルに比べて、低く抑制されている
ことがわかる。
ィスプレイ装置を得、色強度の特性をそれぞれ比較し
た。これらの特性の比較により、左捩れ界面構造のFLC
の左平均分子長軸の方向にポラライザーの電気ベクトル
の透過軸を略合わせた実施例1〜3のセルの明状態の色
づきは、左捩れ界面構造のFLCの左平均分子長軸と垂直
な方向に略ポラライザーの電気ベクトルの透過軸を合わ
せた比較例1〜3のセルに比べて、低く抑制されている
ことがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、左捩れ界面構
造のFLCの左平均分子長軸の方向に略ポラライザーの電
気ベクトルの透過軸を合わせているので、明状態の色づ
きが抑制され、表示品位の高い強誘電性液晶ディスプレ
イが実現される。
造のFLCの左平均分子長軸の方向に略ポラライザーの電
気ベクトルの透過軸を合わせているので、明状態の色づ
きが抑制され、表示品位の高い強誘電性液晶ディスプレ
イが実現される。
第1図は、本発明の一実施例に係る(実施例1)強誘電
性液晶ディスプレイ装置の断面図および模式図、 第2図は、左捩れ界面構造を説明するための模式図、 第3図は、左捩れ界面構造の検定方法を説明するための
模式図、 第4図は、上記実施例1のディスプレイ装置のパネルの
色強度を示すグラフおよび視野角を示す模式図、 第5図は、比較例1の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第6図は、実施例2の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第7図は、実施例3の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第8図は、比較例2の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第9図は、比較例3の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフである。 A:アナライザーおよびその電気ベクトルの透過軸、 P:ポラライザーおよびその電気ベクトルの透過軸、 R:ラビング軸、 1:強誘電性液晶、 5:光源、 12:電極、 14:配向膜、 11a:下側透明基板、 11b:上側透明基板、 13:透明絶縁膜。
性液晶ディスプレイ装置の断面図および模式図、 第2図は、左捩れ界面構造を説明するための模式図、 第3図は、左捩れ界面構造の検定方法を説明するための
模式図、 第4図は、上記実施例1のディスプレイ装置のパネルの
色強度を示すグラフおよび視野角を示す模式図、 第5図は、比較例1の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第6図は、実施例2の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第7図は、実施例3の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第8図は、比較例2の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフ、 第9図は、比較例3の偏光板位置およびパネルの色強度
を示すグラフである。 A:アナライザーおよびその電気ベクトルの透過軸、 P:ポラライザーおよびその電気ベクトルの透過軸、 R:ラビング軸、 1:強誘電性液晶、 5:光源、 12:電極、 14:配向膜、 11a:下側透明基板、 11b:上側透明基板、 13:透明絶縁膜。
Claims (1)
- 【請求項1】電極および配向膜を有する一対の基板で強
誘電性液晶を挟持してなる強誘電性液晶セルを一組の偏
光板の間に配置した強誘電性液晶素子と、該強誘電性液
晶素子に光を照射する光源とを有する強誘電性液晶ディ
スプレイ装置において、 上記光源に近く観測者から遠い側の偏光板であるポララ
イザーから上記光源から遠く観測者に近い側の偏光板で
あるアナライザーへと向かう方向に上記強誘電性液晶素
子を見たときに、上記強誘電性液晶の界面分子が左回転
方向に捩れている配向状態であり、かつ、 該配向状態の2つの双安定状態のうちで、2つの平均分
子長軸とラビング軸とをこれらの軸の交点が下側にくる
ように見たとき、平均分子長軸がラビング軸に対して左
側にある左平均分子長軸の方向に上記ポラライザーの電
気ベクトルの透過軸を略合わせる ことを特徴とする強誘電性液晶ディスプレイ装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8154989A JP2645746B2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 強誘電性液晶ディスプレイ装置 |
AU52440/90A AU628953B2 (en) | 1989-04-03 | 1990-03-30 | Liquid crystal apparatus |
EP90106275A EP0391305B1 (en) | 1989-04-03 | 1990-04-02 | Liquid crystal apparatus |
DE69029529T DE69029529T2 (de) | 1989-04-03 | 1990-04-02 | Flüssigkristallvorrichtung |
AT90106275T ATE147170T1 (de) | 1989-04-03 | 1990-04-02 | Flüssigkristallvorrichtung |
US07/503,678 US5035491A (en) | 1989-04-03 | 1990-04-03 | Liquid crystal apparatus |
KR90004593A KR970009163B1 (en) | 1989-04-03 | 1990-04-03 | Liquid crystal apparatus |
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