JPH04168944A - 永久磁石式同期電動機の回転子構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は永久磁石式同期電動機に係り、特に回転子鉄心
への永久磁石の固定並びにその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特願昭６３−１１４６９７号に記載のよ
うに、回転子鉄心に永久磁石を固定する方法について具
体的に論じられていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、特に回転子鉄心に永久磁石を固定する
方法について配慮されておらず、回転子の永久磁石外周
表面の外力に対する保護と回転子アンバランス修正時の
バランスウェイトの固定上の問題があった。

本発明は回転子鉄心に永久磁石を固定する作業と、回転
子アンバランス修正のバランスウェイトの取付の凸起を
同時に行い、かつ永久磁石外周表面への外力保護を行う
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、回転子鉄心と永久磁石を非
磁性体よりモールドする、前記モールドを行うときあら
かじめ、成形型によって回転子の出力軸側及び反出力軸
側端面に凸起ができる様にしておくことにより達成でき
る。

〔作用〕

回転子鉄心と永久磁石は非磁性体によって固着でき、同
時に回転子アンバランス修正時のバランスウェイト取付
用凸起を成形する。さらには一連の全体モールドを行う
ことにより磁極切換点が外観より不明確となるため、前
記成形時に磁極切換点を示す凸起あるいは切欠を設ける
ことにより着眼点を決定できる。前記バランスウェイト
取付用凸起及び磁極切換点を示す凸起あるいは切欠がい
くつあろうと本発明を防げるものではない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図により説明す
る。第１図に永久磁石式同期電動機の回転子を第２図に
断面Ａ−Ａを第３図に左側面図を示す。モードル＃１に
回転子コア２を嵌入し、永久磁石３を固定し、モールド
材４によって回転子コア２及び永久磁石３を全体モール
ドする。同時に回転子アンバランス修正用の凸起６及び
着磁切換点表示の切欠５を成形することにより、永久磁
石３の外周表面にはモールド材４が固着しているため外
力による保護となる。また回転子のアンバランス修正を
行うための凸起６にバランスウェイトが容易に取付可能
となり、さらには着磁切換点表示の切欠５に着磁器の磁
極切換点とを係合させることによって、正確に磁極の決
定が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、永久磁石の外周表面にモールド材が固
着するので同表面の保護ができる。さらには、回転子ア
ンバランス修正時のバランスウェイト取付凸起によって
同ウェイトの取付が容易となった。また、着磁切換点表
示の切欠５によって、外観より見えない永久磁石に正確
に着接を合せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による永久磁石式同期電動機
の回転子を示す図、第２図は第１図の断面Ａ−Ａ４！断
面図、第３図は第１図の左側面図を示す。 １・・・モードル軸、２・・・回転子コア、３・・・永
久磁石、４・・モールド材、５・・・切欠、６・凸起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転子の磁極位置により固定子へのＰＷＭ通電制御
   を行う永久磁石式同期電動機において、該回転子は、回
   転子鉄心表面に磁極を構成する複数個の永久磁石と、前
   記回転子鉄心に永久磁石を非磁性体によつてモールド固
   定するモールド材より成ることを特徴とする永久磁石式
   同期電動機の回転子構造。 ２、請求項第１項において、回転子のモールド材に回転
   アンバランス修正用のバランスウェイト固定凸起と、永
   久磁石の磁極切換点に、着磁位置補正用の凸起または切
   欠を設けたことを特徴とする永久磁石式同期電動機の回
   転子構造。