JPH0416873Y2 - - Google Patents

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JPH0416873Y2
JPH0416873Y2 JP16559386U JP16559386U JPH0416873Y2 JP H0416873 Y2 JPH0416873 Y2 JP H0416873Y2 JP 16559386 U JP16559386 U JP 16559386U JP 16559386 U JP16559386 U JP 16559386U JP H0416873 Y2 JPH0416873 Y2 JP H0416873Y2
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opening
hook
elastic body
closing door
arcuate arm
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は開閉扉の弾性体取付け構造に関し、
更に詳しくは、筐体の開口部に配設した開閉扉
を、弾性体により常に開口部の閉成方向に付勢す
るよう構成した扉構造において、開閉扉に設けら
れるストツパ兼用のアームに前記弾性体を、目視
不能な狭い場所でも簡単に取付け掛止し得るよう
構成した弾性体取付け構造に関するものである。
従来技術 筐体に開設した開口部に扉を開閉自在に枢支
し、この扉の閉成方向への付勢を、筐体内部に設
けた引張りばね等の弾性体により行なうように構
成した扉構造が、産業上の諸分野で広く使用され
ている。例えば多量の氷を連続的に製造する自動
製氷機には、セルタイプ方式、プレート方式およ
びオーガ式等があるが、何れの製氷方式による製
氷機であつても、得られた氷は貯氷庫中に回収貯
蔵される。そしてこの貯氷庫に、氷取出しのため
の前述した構成に係る扉構造が採用されている。
すなわち第7図はセルタイプ方式の製氷機を概
略的に示し、製氷機本体をなす筐体10の上部に
製氷機構12が配設され、その下方に該製氷機構
12で製造された角氷を回収貯留する貯氷庫14
が設けられている。なお符号16は、筐体内下方
に設けた冷凍装置を示す。
筐体10の前面には、前記貯氷庫14と対応す
る位置に開口部18が開設され、この開口部18
の下端縁に固定した左右一対の蝶番22(第7図
に右側の蝶番22だけを示す)に開閉扉20が枢
支されて、斜め下方に傾動して開口部18を開放
可能になつている。また開閉扉20裏側の左右縁
部に、半弧状をなすアーム24,24が夫々取付
けられ、各アームの先端にストツパ(後述)とし
て機能する鍵形端部24aが形成されている。各
弧状アーム24は、第8図に示すように、筐体1
0の開口部18に隣接する縁部26に穿設した縦
長の通孔28を介して、筐体内部に画成される空
間30に進退自在に臨んでいる。
前記空間30は、弧状アーム24が前記開閉扉
20と共に開閉動作する際の回動領域を確保する
だけのポケツト状の空間であつて、筐体10の外
装板内面と垂直壁面30aとにより遮蔽されてお
り、下部は筐体10の内部下方に位置する冷凍装
置16の配設領域に連通している。この空間30
の下方に位置する固定部位には、掛け金32が水
平に突設され、この掛け金32と前記鍵形端部2
4aとの間に弾性体34が弾力的に掛止されて、
前記開閉扉20を開口部18の閉成方向に弾力付
勢するようになつている。
例えば第8図において、鍵形端部24aに穿設
した通孔24bに連結棒36の一方のフツク36
aが掛止され、該連結棒36の他方のフツク36
bは、前記弾性体として機能する引張りコイルば
ね34の一端部に設けたフツク34aに掛止され
る。また引張りコイルばね34の他端部に設けた
フツク34bは、前記掛け金32に穿設した孔3
2aに掛止される。このように構成したことによ
り、引張りコイルばね34は、弧状アーム24を
介して前記開閉扉20を矢印A方向に回動付勢
し、これにより開口部18は常に開閉扉20によ
つて閉成される。また開閉扉20は、これを大き
く開放した際に、その弧状アーム24に形成した
鍵形端部24aが空間30の内壁面に係合当接し
て、該扉を所定角度以上開放させないようにして
いる。
考案が解決しようとする問題点 前述した構成に係る扉構造では、前記弧状アー
ム24が臨む内部空間30は極めて狭く、また外
部からは目視不能である。このためアーム先端の
鍵形端部24aの通孔24bに、引張りコイルば
ね34の先端を直接挿通させて取付けることは不
可能であつた。そこで第8図に示したように、弧
状アーム24と引張りコイルばね34とを中間的
に連結する連結棒36を別部材として設け、この
連結棒36を事前にアーム先端の通孔24bに掛
止した後、これを該アームと共に開口縁部26の
通孔28に挿通して空間30内に垂下させ、この
連結棒36の下端フツクに引張りコイルばね34
の上端フツクを引掛ける作業を要している。しか
しこれは、部品点数が増大してコスト高になると
共に、組付け作業が面倒で時間が掛かる難点があ
る。しかも前記通孔28の幅は、連結棒36のフ
ツクが前記弧状アーム24に掛止された状態で、
該アームの通過を許容する寸法に設定しておく必
要がある。このため当該通孔28の幅は必然的に
大きくなつて外観を損うと共に、水滴や害虫が侵
入し易くなる等の弊害を誘発していた。
考案の目的 本考案は前述した構成に係る扉構造に内在して
いる諸種の欠点に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであつて、開閉扉に設けた弧状
アームに対する弾性体の取付けを簡単に行ない得
るようにし、併せて弧状アームが挿通される通孔
の幅を最小限になし得るようにして、美観を向上
させると共に、水滴や害虫の侵入を有効に防止し
得る開閉扉の弾性体取付け構造を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を好適に達成
するため本考案は、筐体に開設した開口部に枢支
され、斜め下方に傾動して該開口部を開放可能な
開閉扉と、この開閉扉に取付けられ、前記筐体の
開口部に隣接する縁部に穿設した通孔を介して筐
体内部の空間に臨ませた孤状アームと、前記空間
内の固定部位と前記弧状アームのストツパとして
機能する鍵形端部との間に弾力的に掛止されて、
前記開閉扉を開口部を閉成する方向に付勢する弾
性体とからなる扉構造において、前記弧状アーム
の鍵形端部に前記弾性体の一端部に設けたフツク
の挿入掛止を許容する切欠を形成すると共に、前
記開閉扉を完全閉成した際に、前記弧状アームの
切欠が対向的に隣接する前記空間内の垂直側壁の
部位に、上方に向かうにつれて次第に浅くなる案
内溝を形成したことを特徴とする。
実施例 次に本考案に係る開閉扉の弾性体取付け構造に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら説明する。なお第7図および第8図に関連
して説明した既出の部材と同一の部材について
は、同じ符号で指示して詳細説明は省略する。
第1図は本考案の一実施例に係る弾性体取付け
構造を概略的に一部切欠斜視状態で示すものであ
つて、弧状アーム24の鍵形端部24aには、後
述する引張りコイルばね34の一方の端部に設け
たフツク34aを挿入掛止し得る切欠24cが形
成されている(なお前記弾性体は、一方のアーム
にだけ設ければ足りるので、以下の記載は、該弾
性体の取付けを必要とする側のアームにのみ関す
るものである)。また殊に第2図に示すように、
弧状アーム24を筐体10の開口側縁に形成した
前記通孔28に挿通して空間30内に臨ませ、か
つ開閉扉20を完全閉成した際に、前記弧状アー
ム24の切欠24cが隣接的に対向する垂直側壁
30aの所定部位に、逆U字状の案内溝38が形
成されている。この案内溝38は、第3図bに示
す縦断面から判明する如く、垂直側壁30aに一
体的に突出形成した逆U字状の湾曲壁部の内方に
画成され、上方に向かうにつれて次第に浅くなる
溝部である。更に詳しく云えばこの案内溝38
は、前記湾曲壁部の端面からの深さが一定である
垂直面38aと、溝の深さが上方に向かうにつれ
て次第に浅くなる湾曲面38bとから構成されて
いる。なお案内溝38の幅は、後述する引張りコ
イルばね34のフツク34aの挿入を容易に許容
する寸法に設定されている。
次に引張りコイルばね34は、そのコイル本体
の一方の端部に、所定寸法だけ真直に延在する真
直部34cが形成され、この真直部34cの端部
にフツク34aが形成されている。なお引張りコ
イルばね34の他端部に形成されるフツク34b
は、空間30の下方に突設した掛け金32に最終
的に掛止される。ここで前記引張りコイルばね3
4のフツク34aの湾曲幅1は、第3図bに示
すように、弧状アーム24の鍵形端部24aと案
内溝38の垂直面38aとの間に形成される間隔
2より小さく、しかも案内溝38の湾曲部38
bと鍵形端部24aとの間に形成される間隔3
よりも大きくなるよう設定されている。従つて後
に詳述する如く、フツク34aを前記案内溝38
に下方から差し込み、その垂直面38aに沿つて
上方に移動させれば、該フツク34aが鍵形端部
24aと接触することなく移動する(第4図b参
照)。そして湾曲面38bに沿つて更に上方に移
動させると、フツク34aは鍵形端部24aの切
欠24c中に臨むようになり(第5図b参照)、
その状態のままフツク34aを下方に引き降ろせ
ば、切欠24cにフツク34aが掛止されること
が諒解されよう。
次に、以上のように構成した開閉扉の弾性体取
付け構造の使用の実際につき説明する。第2図に
示すように、弧状アーム24を開口側縁の通孔2
8に挿通して空間30内に臨ませ、開閉扉20を
全閉状態にすれば、該アームの鍵形端部24aに
形成した前記切欠24cは、前記案内溝38に隣
接的に対向位置するに至る。この状態において作
業者は、筐体10の下部内側に位置する前記冷凍
装置16の配設帯域から手を差し込んで、引張り
ばね34の上方のフツク34aを、第3図aおよ
びbに示すように、前記案内溝38の下方に位置
させる。次いでフツク34aを上方に移動させ
て、第4図aおよびbに示すように、案内溝38
中に下方から差し込む。このときフツク34aの
湾曲幅1は、鍵形端部24aと案内溝38の垂
直面38aとの間隔2より小さく設定されてい
るから、該フツク34aは鍵形端部24aと接触
することなく円滑に移動する。
更にフツク34aの上方移動を継続すると、第
5図aおよびbに示すように、該フツク34aの
摺動当接面は前記垂直面38aから湾曲面38b
側に移行し、その上動過程で矢印B方向に偏倚す
る。このときフツク34aの湾曲幅1は、案内
溝38の湾曲部38bと鍵形端部24aとの間に
形成される間隔3よりも大きくなるよう設定し
てあるために、フツク34aは前記鍵形端部24
aにおける切欠24cの形成部位に至ると、自然
に前記切欠24c中に臨むことになる。この状態
でフツク34aを下方に引き降ろすと、第6図a
およびbに示すように、フツク34aは前記切欠
24cに確実に挿入掛止される。
以上のようにフツク34aを案内溝38に沿つ
て上下に移動させるだけの簡単な作業で、該当該
引張りコイルばね34をアーム24に掛合させる
ことができる。この挿入掛止が完了したところ
で、引張りばね34の下方のフツク34bを、前
記掛け金32に掛止するが、これは作業容易であ
る。
なお本実施例に係る開閉扉の弾性体取付け構造
では、自動製氷機の貯氷庫に設けた扉構造に使用
した場合につき説明したが、本考案はこれに限ら
れるものではなく、弾性体によつて開閉扉を閉成
付勢する構成の扉構造であれば、その他の分野に
も広く使用し得るものである。
考案の効果 以上のように構成した本考案に係る開閉扉の弾
性体取付け構造によれば、引張りコイルばねの真
直部先端に設けたフツクを、案内溝に沿つて移動
させるだけの簡単な作業で、該引張りコイルばね
をアームに掛止させることができる。従つて狭い
空間で目視不能な場所であつても、迅速に作業を
行なうことができ、組付け時間を短縮し得るもの
である。また従来のように連結棒を要することな
く、引張りコイルばねをアームに直接掛止させ得
るので、部品点数を少なくして製造コストを抑え
ることができる。更に筐体の開口部に隣接する縁
部に穿設され、かつ前記アームが挿通される縦長
の通孔の幅寸法を狭くすることができ、従つて該
通孔から水滴や害虫が侵入する弊害を最小限とな
し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る開閉扉の弾性
体取付け構造を、自動製氷機に採用した状態を示
す一部切欠斜視図、第2図は第1図に示す開閉扉
の弾性体取付け構造において、開閉扉を全閉した
状態で示す概略縦断面図、第3図a,第4図a,
第5図aおよび第6図aは、夫々引張りコイルば
ね先端のフツクと案内溝およびアーム先端の鍵形
端部との位置関係を、右方から観察して経時的に
示す説明図、第3図b,第4図b,第5図bおよ
び第6図bは、前記の第3図a,第4図a,第5
図aおよび第6図aに夫々対応する縦断面図、第
7図はセル式自動製氷機の概略構成を示す斜視
図、第8図は従来技術に係るアームと引張りコイ
ルばねとの取付け状態を示す一部切欠斜視図であ
る。 10……筐体、18……開口部、20……開閉
扉、24……弧状アーム、24a……鍵形端部、
24c……切欠、26……縁部、28……通孔、
30……空間、30a……垂直壁、34……引張
りコイルばね、34a……フツク、38……案内
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 筐体10に開設した開口部18に枢支さ
    れ、斜めに下方に傾動して該開口部18を開放
    可能な開閉扉20と、この開閉扉20に取付け
    られ、前記筐体10の開口部18に隣接する縁
    部26に穿設した通孔28を介して筐体内部の
    空間30に臨ませた弧状アーム24と、前記空
    間30内の固定部位32と前記弧状アーム24
    のストツパとして機能する鍵形端部24aとの
    間に弾力的に掛止されて、前記開閉扉20を開
    口部18を閉成する方向に付勢する弾性体34
    とからなる扉構造において、 前記弧状アーム24の鍵形端部24aに前記
    弾性体34の一端部に設けたフツク34aの挿
    入掛止を許容する切欠24cを形成すると共
    に、 前記開閉扉20を完全閉成した際に、前記弧
    状アーム24の切欠24cが対向的に隣接する
    前記空間30内の垂直側壁30aの部位に、上
    方に向かうにつれて次第に浅くなる案内溝38
    を形成したことを特徴とする開閉扉の弾性体取
    付け構造。 〔2〕 前記弾性体34は引張りコイルばねから
    構成され、そのコイル本体から所要寸法だけ延
    在させた真直部34cの先端に前記フツク34
    aが形成される実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の開閉扉の弾性体取付け構造。 〔3〕 前記案内溝38は前記フツク34aの挿
    入を許容する寸法に設定され、前記弧状アーム
    24に前記弾性体34を取付ける際に、前記フ
    ツク34aを案内溝38に挿入した状態で該弾
    性体34を上方に移動させることにより、該フ
    ツク34aを前記切欠24cに案内し得るよう
    になつている実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の開閉扉の弾性体取付け構造。
JP16559386U 1986-10-28 1986-10-28 Expired JPH0416873Y2 (ja)

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JP16559386U JPH0416873Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28

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Publication Number Publication Date
JPS6371382U JPS6371382U (ja) 1988-05-13
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