JPH04168124A - 浴用軽石 - Google Patents
浴用軽石Info
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- JPH04168124A JPH04168124A JP2295118A JP29511890A JPH04168124A JP H04168124 A JPH04168124 A JP H04168124A JP 2295118 A JP2295118 A JP 2295118A JP 29511890 A JP29511890 A JP 29511890A JP H04168124 A JPH04168124 A JP H04168124A
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Landscapes
- Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野コ
本発明は皮膚の硬化した角質層を除去するために用いる
浴用軽石に関する。
浴用軽石に関する。
［従来の技術および課題］
ひじ、踵など皮膚表面の硬化した角質層を除去し皮膚を
滑らかにするには、入浴時など皮膚がやわらかくなった
ところに軽石などの用具を用いて磨くことが行われる。
滑らかにするには、入浴時など皮膚がやわらかくなった
ところに軽石などの用具を用いて磨くことが行われる。
このような用具としては、従来、天然の軽石、あるいは
硬質のポリウレタンなどの材料が用いられている。
硬質のポリウレタンなどの材料が用いられている。
しかしながら、天然の軽石は火山から噴出した熔岩が急
冷時に含有ガスを逸出して多孔質海面状となった岩石で
あり、表面の堅さも不均一である。
冷時に含有ガスを逸出して多孔質海面状となった岩石で
あり、表面の堅さも不均一である。
したがって、硬化した角質層が効果的に除去されなかっ
たり、あるいは軟組織を傷つけ、さらに角質層の硬化を
促すこともある。一方、ポリウレタンは角質層を研くに
は柔らかすぎ、かかとなどの硬い角質層を除去するには
充分でない。このように従来の製品は、いずれも角質の
うちある程度柔らかい部分を研くためのものであり、生
体の硬くなった角質層を研くためには、必ずしも好まし
くない。
たり、あるいは軟組織を傷つけ、さらに角質層の硬化を
促すこともある。一方、ポリウレタンは角質層を研くに
は柔らかすぎ、かかとなどの硬い角質層を除去するには
充分でない。このように従来の製品は、いずれも角質の
うちある程度柔らかい部分を研くためのものであり、生
体の硬くなった角質層を研くためには、必ずしも好まし
くない。
本発明の目的は、皮膚の角質層を磨き肌を滑らかにする
浴用軽石の代替物を提供することにある。
浴用軽石の代替物を提供することにある。
［課題を解決するための手段］
本発明はポリ乳酸からなる浴用軽石を提供するものであ
る。なお、以下において、従来の天然軽石などと同様に
、人の皮膚の角質の除去を行うために用いられる製品を
「浴用軽石」という。
る。なお、以下において、従来の天然軽石などと同様に
、人の皮膚の角質の除去を行うために用いられる製品を
「浴用軽石」という。
本発明の浴用軽石に用いるポリ乳酸の分子量は、４Ｘ１
０’〜２００ｘｌＯ’の範囲で選択され、対象とする部
位によって分子量の異なるポリ乳酸を用い硬さを調節す
るのが好ましい。すなわち、上記の分子量の範囲で数段
階の分子量のポリ乳酸を用意し、例えばひじ用として分
子量５万、かかと周辺用に分子量３０万、かかとに分子
量２００万のポリ乳酸を用いる。
０’〜２００ｘｌＯ’の範囲で選択され、対象とする部
位によって分子量の異なるポリ乳酸を用い硬さを調節す
るのが好ましい。すなわち、上記の分子量の範囲で数段
階の分子量のポリ乳酸を用意し、例えばひじ用として分
子量５万、かかと周辺用に分子量３０万、かかとに分子
量２００万のポリ乳酸を用いる。
本発明の浴用軽石の原料であるポリ乳酸のうち、分子量
が７０万以下のポリ乳酸は市販のものを用いてもよく、
Ｄ−乳酸、Ｌ−乳酸、Ｄ、Ｌ−乳酸のいずれをモノマー
として用いてもよい。これに対して、硬度の高い分子量
７０万超のポリ乳酸を得るには、例えば発酵法で製造し
た光学純度９９％以上の高純度のＬ−乳酸を重合するの
がよい。
が７０万以下のポリ乳酸は市販のものを用いてもよく、
Ｄ−乳酸、Ｌ−乳酸、Ｄ、Ｌ−乳酸のいずれをモノマー
として用いてもよい。これに対して、硬度の高い分子量
７０万超のポリ乳酸を得るには、例えば発酵法で製造し
た光学純度９９％以上の高純度のＬ−乳酸を重合するの
がよい。
なお、同じ分子量でも強度の高い、こわれにくいものを
得るためには光学純度の高いＤまたはＬ体を用いて重合
時に結晶化させることが好ましい。
得るためには光学純度の高いＤまたはＬ体を用いて重合
時に結晶化させることが好ましい。
光学純度の高い乳酸モノマーを得る方法としては、例え
ば特開平２−７９９６６号に開示のように有機酸産生菌
とグルコース培地を含む培養液を撹拌しながら循環移送
し、培養液中の産生有機酸を濾過するバイオリアクター
システムなどが挙げられる。また、高純度の乳酸精製を
行うには、例えば特開平１−９Ｌ８８号に開示のごとく
発酵法により生産した乳酸菌・乳酸塩含有液から乳酸塩
含有液を濾過し、そのままカチオン交換樹脂カラムに通
して連続的に遊離乳酸とし、さらにこの遊離乳酸を連続
して濃縮、蒸留する方法などが挙げられる。
ば特開平２−７９９６６号に開示のように有機酸産生菌
とグルコース培地を含む培養液を撹拌しながら循環移送
し、培養液中の産生有機酸を濾過するバイオリアクター
システムなどが挙げられる。また、高純度の乳酸精製を
行うには、例えば特開平１−９Ｌ８８号に開示のごとく
発酵法により生産した乳酸菌・乳酸塩含有液から乳酸塩
含有液を濾過し、そのままカチオン交換樹脂カラムに通
して連続的に遊離乳酸とし、さらにこの遊離乳酸を連続
して濃縮、蒸留する方法などが挙げられる。
つぎにこれら純度の高い乳酸モノマーを重合するには、
従来公知の方法か用いられてよい。例えば特開昭５９−
９６１２３号あるいは特開昭６１−３６３２１号などの
開示の方法がいずれも用いられてよく、つぎの製造例が
例示される。
従来公知の方法か用いられてよい。例えば特開昭５９−
９６１２３号あるいは特開昭６１−３６３２１号などの
開示の方法がいずれも用いられてよく、つぎの製造例が
例示される。
高純度のし一乳酸をフラスコに仕込み、減圧下、１２０
〜１６０℃にて水分蒸発を行う。脱水後、三酸化アンチ
モンを添加し減圧下、１８０〜２２０℃にて縮合反応を
行い環状二量体のラクチドを得る。得られたラクチドに
オクチル酸スズを加え、減圧下、１２０〜１５０℃にて
５〜２４時間加熱しポリＬ−乳酸を製造する。
〜１６０℃にて水分蒸発を行う。脱水後、三酸化アンチ
モンを添加し減圧下、１８０〜２２０℃にて縮合反応を
行い環状二量体のラクチドを得る。得られたラクチドに
オクチル酸スズを加え、減圧下、１２０〜１５０℃にて
５〜２４時間加熱しポリＬ−乳酸を製造する。
このようにして得られたポリ乳酸は、適宜の形に成形さ
れ、あるいは研磨用の浴用軽石の表面材として用いられ
る。成形加工は射出成形など従来熱可塑性樹脂の成形法
として公知の方法を用いてよい。成形にあたっては、浴
用軽石としての研磨効果を上げるために材料表面をギザ
ギザに成形してもよく、ギザギザのついた鋳型を用いて
成形するのが好ましい。なお、本発明の浴用軽石に用い
るポリ乳酸としては乳酸単独で重合を行ったものだけで
なく必要に応じて種々のモノマーと共重合したものであ
ってもよい。
れ、あるいは研磨用の浴用軽石の表面材として用いられ
る。成形加工は射出成形など従来熱可塑性樹脂の成形法
として公知の方法を用いてよい。成形にあたっては、浴
用軽石としての研磨効果を上げるために材料表面をギザ
ギザに成形してもよく、ギザギザのついた鋳型を用いて
成形するのが好ましい。なお、本発明の浴用軽石に用い
るポリ乳酸としては乳酸単独で重合を行ったものだけで
なく必要に応じて種々のモノマーと共重合したものであ
ってもよい。
本発明の浴用軽石は、身体の使用部位に応じて、使いや
すい形に成形するのが好ましい。成形にあたっては特定
の型に噴出してもよく、また射出後１８０〜２００℃に
熱したナイフによりポリ乳酸（融点Ｌ８℃）を適当な形
に成形してもよい。
すい形に成形するのが好ましい。成形にあたっては特定
の型に噴出してもよく、また射出後１８０〜２００℃に
熱したナイフによりポリ乳酸（融点Ｌ８℃）を適当な形
に成形してもよい。
成形はポリマーが再分解しないように手際よく短時間で
行うことが望ましい。
行うことが望ましい。
［作用］
本発明の浴用軽石は、充分な硬度を持ち、浴室で用いる
とその表面が極めて薄く溶解して皮膚の角質層を効果的
に除去できる。
とその表面が極めて薄く溶解して皮膚の角質層を効果的
に除去できる。
［実施例］
つぎに本発明を実施例にもとづきさらに具体的に説明す
る。
る。
第１図の斜視図に示すごとく、本発明の浴用軽石は直方
体の多孔性浴用軽石ｌであってもよい。
体の多孔性浴用軽石ｌであってもよい。
また、第２図（ａ）、（ｂ）および第３図に示すように
取手２を有すると共に体の表面に適合しやすく湾曲した
プラスチック基板３に多孔性ポリ乳酸４を張り合わせた
ものであってもよい。さらに、第４図に示すようにほぼ
直方体の浴用軽石ｌの表面にギザギザまたは凹凸を設け
てもよい。
取手２を有すると共に体の表面に適合しやすく湾曲した
プラスチック基板３に多孔性ポリ乳酸４を張り合わせた
ものであってもよい。さらに、第４図に示すようにほぼ
直方体の浴用軽石ｌの表面にギザギザまたは凹凸を設け
てもよい。
入浴時の肌が水分を含んで柔らかくなったときに本発明
の浴用軽石で肌をこすると硬化した角質層を除去しやす
い。また、本発明の浴用軽石は、湯舟で用いると湯の温
度で表面層の極めて薄い部分が溶解し、角質層の下部の
皮膚を傷つけることなく硬化した角質層のみを効果的に
除去することができる。
の浴用軽石で肌をこすると硬化した角質層を除去しやす
い。また、本発明の浴用軽石は、湯舟で用いると湯の温
度で表面層の極めて薄い部分が溶解し、角質層の下部の
皮膚を傷つけることなく硬化した角質層のみを効果的に
除去することができる。
特にひじなど人体の柔らかな部位にできた硬化角質層に
は、分子量数万〜数十万の比較的やわらかいポリ乳酸を
用いる。一方、角質層の硬化が激しい部分に対しては入
浴前に本発明の浴用軽石を用いて荒削りを行い、その後
湯舟に入って使用するとポリ乳酸表面がなめらかになり
、角質層表面がなめらかに研き上げられる。
は、分子量数万〜数十万の比較的やわらかいポリ乳酸を
用いる。一方、角質層の硬化が激しい部分に対しては入
浴前に本発明の浴用軽石を用いて荒削りを行い、その後
湯舟に入って使用するとポリ乳酸表面がなめらかになり
、角質層表面がなめらかに研き上げられる。
なお、溶解した乳酸は生体安全性が高く、風呂の湯に混
入しても問題はない。むしろ、人体には悪影響を及ぼさ
ない程度の弱い酸性物質であって抗菌性を有し風呂の湯
の雑菌を減らす。さらに、ふる水に混入した乳酸は肌の
保湿性を向上させる。
入しても問題はない。むしろ、人体には悪影響を及ぼさ
ない程度の弱い酸性物質であって抗菌性を有し風呂の湯
の雑菌を減らす。さらに、ふる水に混入した乳酸は肌の
保湿性を向上させる。
［発明の効果］
本発明の浴用軽石は角質層下部の組織に傷をつけず硬化
角質層を効率よく除去でき、なめらかな肌に仕上げるこ
とができる。本発明の浴用軽石は摩滅した材料成分はモ
ノマーの乳酸であり、生体に安全なばかりでなく肌の抗
菌性、保湿性に役立ち、ふろ水の雑菌を減少する。
角質層を効率よく除去でき、なめらかな肌に仕上げるこ
とができる。本発明の浴用軽石は摩滅した材料成分はモ
ノマーの乳酸であり、生体に安全なばかりでなく肌の抗
菌性、保湿性に役立ち、ふろ水の雑菌を減少する。
第１図は本発明のポリ乳酸からなる浴用軽石を示す概略
図、第２図（ａ）は他の具体例を示す立面図、第２図（
ｂ）はその平面図、第３図はさらに他の具体例を示す立
面図、第４図は他の具体例を示す概略図である。図中の
主な符号はつぎのとおりである。 １：浴用軽石、２：取手、３．基板、４：多孔性ポリ乳
酸。 特許出願人 株式会社 島津製作所
図、第２図（ａ）は他の具体例を示す立面図、第２図（
ｂ）はその平面図、第３図はさらに他の具体例を示す立
面図、第４図は他の具体例を示す概略図である。図中の
主な符号はつぎのとおりである。 １：浴用軽石、２：取手、３．基板、４：多孔性ポリ乳
酸。 特許出願人 株式会社 島津製作所
Claims (3)
- （１）ポリ乳酸からなる浴用軽石。
- （２）分子量１×１０＾６を越えるポリ乳酸からなる前
記請求項１記載の浴用軽石。 - （３）光学純度９９％以上のＬ−乳酸を重合したポリ乳
酸からなる前記請求項１または２記載の浴用軽石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29511890A JP3052369B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 浴用軽石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29511890A JP3052369B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 浴用軽石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04168124A true JPH04168124A (ja) | 1992-06-16 |
| JP3052369B2 JP3052369B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17816527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29511890A Expired - Fee Related JP3052369B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 浴用軽石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3052369B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06189869A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Kanebo Ltd | スポンジ状こんにゃく成形体 |
| FR2713239A1 (fr) * | 1993-11-30 | 1995-06-09 | Prim Style Sa | Pierre poreuse moussante et son procédé de fabrication. |
| FR2728256A1 (fr) * | 1994-12-15 | 1996-06-21 | Molin Jacques | Produit de substitution de la pierre ponce a base d'argile et son procede de fabrication |
| DE10338615A1 (de) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Beiersdorf Ag | Reinigungsmaske mit pH neutraler Wirkung |
| KR20160052306A (ko) | 2014-11-04 | 2016-05-12 | 김영필 | 화산석을 이용한 각질 제거구 제조방법 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP29511890A patent/JP3052369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06189869A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Kanebo Ltd | スポンジ状こんにゃく成形体 |
| FR2713239A1 (fr) * | 1993-11-30 | 1995-06-09 | Prim Style Sa | Pierre poreuse moussante et son procédé de fabrication. |
| FR2728256A1 (fr) * | 1994-12-15 | 1996-06-21 | Molin Jacques | Produit de substitution de la pierre ponce a base d'argile et son procede de fabrication |
| DE10338615A1 (de) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Beiersdorf Ag | Reinigungsmaske mit pH neutraler Wirkung |
| KR20160052306A (ko) | 2014-11-04 | 2016-05-12 | 김영필 | 화산석을 이용한 각질 제거구 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3052369B2 (ja) | 2000-06-12 |
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