JPH0416757A - 酸素センサの劣化診断装置 - Google Patents

酸素センサの劣化診断装置

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JPH0416757A
JPH0416757A JP2120535A JP12053590A JPH0416757A JP H0416757 A JPH0416757 A JP H0416757A JP 2120535 A JP2120535 A JP 2120535A JP 12053590 A JP12053590 A JP 12053590A JP H0416757 A JPH0416757 A JP H0416757A
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oxygen sensor
deterioration
rich
air
fuel ratio
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Hideo Takahashi
秀夫 高橋
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、内燃機関の排気中の酸素濃度を検出する酸素
センサの劣化診断装置に関する。
B、従来の技術 酸素センサは内燃機関の排気中の酸素濃度を検出するも
ので、この検出情報を用いて空燃比制御等が行われる。
このような酸素センサは高温排気中にあり、汚れや煤等
により機能が低下することがあるので、劣化診断が必要
である。
従来の酸素センサの劣化診断を行う装置としては、例え
ば8産自動車発行 8産セントラ サービスマニュアル
 EF&EC−67〜71 に記載のものがある。この
装置では、空燃比制御(λコントロール)中の制御周期
および酸素センサの振幅電圧(特に、ピークツウピーク
)より酸素センサの機能を判定している。具体的には、
第9図に酸素センサの出力波形を示すように、その振幅
電圧o、v (p−p)が、 0、V (P−P)<設定値 のとき劣化していると判断する。これは、振幅電圧が小
さくなりすぎると、酸素センサの内部抵抗が大きくなる
ような劣化が存在するからである。
ただし、一般的にはこのような劣化は少なく1表面に汚
れが付着し、これに起因するような劣化が多い。すなわ
ち、制御周期Tが T〉設定値 のときは空燃比制御の制御周期Tが必要以上に長くなり
、酸素センサの表面に汚れが付着して劣化したものと判
断している。ただし、この方法は精度が比較的悪いとい
う傾向にある。
C6発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の酸素センサの劣化診断
装置にあっては、制御周期Tは運転状態により大きく変
動するため、その規格値(上記設定値)を余裕を持って
設定する必要があることから、劣化についての細かな判
定をすることができず、また、実際の酸素センサの劣化
モードとしても振幅電圧o2v (p−p)が低下する
という劣化よりもリッチからリーンへの反応時間が不適
切なものになるという劣化が大多数であるため、酸素セ
ンサの劣化について従来の装置ではほとんど検出するこ
とができないというという問題点があった。
すなわち、酸素センサの劣化モードは空燃比がリッチか
らリーンに変化するときの応答性劣化がほとんどであり
、これを精度よく正確に判定することができない。
本発明の目的は、酸素センサの劣化を精度よく正確に診
断することのできる酸素センサの劣化診断装置を提供す
ることにある。
00課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発明
は、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ101の劣
化を診断する装置であって、エンジンの回転数を検出す
る回転数検出手段102と、エンジンが所定のリッチ空
燃比運転状態にあって。
フューエルカットが行われたことを検出する運転状態検
出手段103と、酸素センサ101の出力に基づいて空
燃比のフィードバラ制御を行う空燃比制御手段104と
、エンジンが所定のリッチ空燃比運転状態からフューエ
ルカットが行われたとき、酸素センサ101の出力がリ
ッチ側から目標値に対応するスライスレベルを横切って
リーン側に変化するまでの応答時間を計測する計測手段
105と、エンジンの回転数に基づいて酸素センサ10
1の劣化を診断する診断基準値を設定する基準値設定手
段106と、酸素センサ101の前記応答時間を該診断
基準値と比較して酸素センサ101の劣化を診断する診
断手段107とを備えるものである。
80作用 エンジンが所定のリッチ空燃比運転状態にあってフュー
エルカットが行われたとき、酸素センサの出力がリッチ
側から目標値に対応するスライスレベルを横切ってリー
ン側に変化するまでの応答時間が計測されるとともに、
エンジンの回転数に基づいて酸素センサの劣化を診断す
る診断基準値が設定される。その後、前記応答時間が該
診断基準値と比較されて酸素センサの劣化が診断される
この場合、リッチに切り換わるときに酸素センサが直ち
に追従しないことで、汚れ等があることがわかり、劣化
が診断される。汚れがあると、リーン時に酸素センサが
追従しにくいからである。
したがって、酸素センサの劣化を精度よく、かつ正確に
診断することができる。
F、実施例 第2図〜第8図により本発明の一実施例を説明する。
第2図は本装置の全体構成図である。この図において、
1はエンジジンであり、吸入空気はエアークリーナ2か
ら吸気通路3を通して各気筒に供給され、燃料はインジ
ェクタ4により噴射される。
気筒内の混合気は点火プラグ5の放電作用によって着火
・爆発し、排気管6を通して排出される。
吸入空気の流量はエアーフローメータ7により検出され
、吸気通路3内のスロットルバルブ8によって制御され
る。エンジン1の回転数は回転数センサ9により検出さ
れ、冷却水の温度は水温センサ10により検出される。
また、排気中の酸素濃度は酸素センサ11により検出さ
れ、スロットルバルブ8の全開状態はアイドルスイッチ
12により検出される。
エアーフローメータ7、回転数センサ9、水温センサ1
0、酸素センサ11およびアイドルスイッチ12からの
信号はコントロールユニット20に入力されており、コ
ントロールユニット20は主にマイクロコンピュータに
より構成され、各センサ7.9.10.11.12から
の信号に基づき基本噴射量を演算するとともに、これを
排気中の酸素濃度に応じて目標空燃比となるように補正
し、さらに必要に応じてツユ一二ルカットする他、酸素
センサ11の劣化診断を行う。なお、コントロールユニ
ット20からは制御信号がインジェクタ4および点火プ
ラグ5に出力される。
次に、動作を説明する。
第3図は酸素センサ11の劣化診断処理のフローチャー
トであり、このフローは2 m s毎に実行される。
まず、ステップS1で酸素センサ11の振幅電圧o、v
 (p−p)をセンサ電圧V○2として読み込み、ステ
ップS2でセンサ電圧VO2を目標空燃比に対応するリ
ッチ・リーン判断のスライスレベルSLと比較する。ス
ライスレベルSLよりリッチのときはステップS3でリ
ッチ・リーンフラグFRLを口1]にセットし、リーン
のときはステップS4で同フラグFRLを[0]にリセ
ットする。次いで、ステップS5で前回のリッチ・リー
ンフラグBFRLを判別し、[0コのときはステップS
6に進み、[1コのときはステップs7に進む。ステッ
プS6ではリッチ・リーンフラグFRLを判別し、[0
]のときはステップs8でリッチ状態フラグFRich
を[01とし、さらにステップS9で前回のリッチ・リ
ーンフラグBFRLとしてリッチ・リーンフラグFRL
を格納してリターンする。すなわち、このときは空燃比
がリーン域にとどまっており、リッチ側に変化していな
いと判断する。
一方、ステップS6でリッチ・リーンフラグFRLが[
1コのときはリーンからリッチに変化したと判断し、ス
テップS10で酸素センサ11の出力に基づくフィード
バック制御のPI(比例積分)制御値PIをPI値の最
大値PIMAXとおく。
次いで、ステップSllでリッチ状態フラグFRich
を[1]とし、ステップSL2でPI制御値PIのほぼ
中央値RLevelを次式に従って演算した後、ステッ
プS9に進む。
+PIMIN 一方、ステップS5で前回のリッチ・リーンフラグBF
RLが[1]のときは、ステップS7でリッチ・リーン
フラグFRLを判別し、[11のときはステップS6に
戻り、[0]のときは空燃比がリッチからリーンに変化
したと判断し、ステップS13でフィードバック制御の
PI制御値PIをPI値の最小値PIMINとおき、ス
テップS14でリッチ状態フラグFRユchを[0]と
する。次いで、ステップS15でタイマをストップする
。このタイマは、空燃比がリッチからリーンに変化した
ときの酸素センサ11の応答時間tを測定するもので、
そのスタートは後述のフローチャートによって実行され
る。次いで、ステップS16でエンジン回転数をNとし
て読み込み、ステップS17で第4図に示すマツプから
エンジン回転数Nをパラメータとして酸素センサ11の
劣化判断のための反応時間のマツプ値(診断基準値)を
ルックアップする。次いで、ステップS18で今回のタ
イマ値tがルックアップしたマツプ値以上であるか否か
を判別し、NOのときはステップS19で応答時間が短
くて酸素センサ11が正常であると診断し、リターンす
る。また、YESのときはステップS20で応答時間が
長くて酸素センサ11が劣化していると診断する。
第5図はPI制御値PIがリッチゾーンにあるか否かを
判別するフローチャートである。
まず、ステップS21で現在のPI値を今回のPI制御
値PIとおき、ステップS22でリッチ状態フラグFR
i c hを判別する。このフラグが[0]のときはリ
ターンし、[1]のときはリッチであるから、次いでス
テップS23でPI制御値PIがpr制御値PIのほぼ
中央値RLeve1以下であるか否かを判別する。No
のときはP■制御値PIがリッチゾーンにあると判断し
てリターンし、YESのときは該リッチゾーンにないと
判断し、ステップS24でリッチ状態フラグFRich
を[0コにリセットしてリターンする。
第6図は前記タイマのスタート処理のフローチャートで
ある。
まず、ステップS31で前回のアイドルスイッチ12の
状態を表すアイドルフラグBIdelを判別し、[0]
のときはステップS32でアイドルスイッチ12がオン
であるか否かを判別する。
アイドルスイッチ12がオンのときは今回アイドルに移
行したと判断し、まずステップS33でエンジン回転数
Nが所定のカット回転数NC以下であるか否かを判別す
る。これは、高回転時は酸素センサ11の劣化診断に好
ましくないから、カットするための判断処理である。ま
た、アイドルに移行したときはフューエルカットが行わ
れる。ステップS33でYESのときはステップS34
でアイドルフラグBIdelを[1]にセットし、次い
でステップS35でリッチ状態フラグFRichを判別
し、[1]のときはステップS36でタイマをスタート
する。したがって、アイドルに移行してフューエルカッ
トが行われ、さらに空燃比がリッチであるときタイマが
スタートする。
方、ステップS31でNOのときは前回がアイドルでな
く、ステップS32でNoのときは今回アイドルになら
ないので、ステップS37でアイドルフラグBIdel
を[01にリセットしてリターンする。また、ステップ
S33でNoのときは高回転時を除くため、ステップS
35でNOのときは空燃比がリッチでないために今回の
ルーチンはリターンする。
次に、第7図の波形図を参照して劣化診断を具体的に説
明する。
酸素センサ11の劣化モードはリッチからり−ンへの応
答性劣化がほとんどであり、そのために本実施例では排
気ガスがリッチ状態のときに減速したときの酸素センサ
11の応答時間を計測することで、劣化診断を正確なも
のとしている。この場合、排気管6内のガスが明らかに
リッチ状態であることを保証するため1本診断はPI制
御がリッチからリーン制御に反転してから、ΔPT/2
に余裕代+αを加えたまでの間にフューエルカットを伴
う減速が行われた場合のみ実行することとしている。こ
れは、フューエルカットにより排気管6内のガスが明ら
かにリーンになること、およびスロットルバルブ8が全
開状態であるため、排気ガスの量が制限され、酸素セン
サ11の反応時間に影響を与える要因が少なくなって診
断が容易になる1′−めである。
すなわち、第7図(a)に示すように酸素センサ11の
出力が変化していると8.空燃比フィードバック制御に
おけるPI制御値PIは同図(b)に示すように変化し
ている。いま、排気管6内のガスが明らかにリッチ状態
であるとき、例えば同図に示すリッチ保証範囲にあると
きにアイドルスイッチ12がオンしてツユ一二ルカット
が行われた場合の動作を考察する。
ここで、明らかに空燃比がリッチ状態であることを保証
するために酸素センサ11の出力信号がリーンからリッ
チに切り換わった瞬間からPI制御の中央値(実際には
前述の如く余裕を持って60%程度)までの間にのみ限
定される。例えば、第7図におけるPI制御値PIで各
極点をPA、PBとすると、リッチ保証範囲は次式で算
出される。
(PA−PB)X (60/100) 十PAこの式の
2項目が60%の安全率を決定している部分である。
また、明らかに空燃比がリッチ状態であることの保証と
して本実施例では、第8図にK M Rマツプを示すよ
うにいわゆるKMR域に運転状態があるか否かで判断し
ている。ただし、余裕代をみて酸素センサ11の診断領
域はKMR領域の深い位置に設定しておくことが望まし
い。ここでKMR域とは、燃料の高負荷増量を行って空
燃比がリッチとなる部分であり、使用頻度は少ないが、
−度でもフューエルカットが発生すれば診断が行える領
域である。一方、参考までに述べると、PI制御は使用
頻度の多い領域であるが、フューエルカットのタイミン
グによっては、診断が実施できないことが多い部分であ
る。
このような状況下、排気管6内のガスが明らかにリッチ
状態であるときにフューエルカットが行われると、その
時点からタイマがカウントを開始し、酸素センサ11の
8力がリッチからリーンに反転するまでの応答時間tが
計測され、これが第4図のマツプ値と比較され、マツプ
値より大きいときは酸素センサ11が劣化していると判
断される。例えば、第4図に示すようにエンジン回転数
が2000rpmであるとき応答時間の診断基準値はt
lとしてルックアップされ、実際の応答時間tがこれよ
り大きいと酸素センサ11が劣化していると診断される
。これは、酸素センサ11の応答時間は排気管6を流れ
る排気ガスの流量により左右されるが、フューエルカッ
ト中はスロットルバルブ8が全閉となっているため、エ
ンジン回転数のみに影響されると考えても問題はないか
らである。そのため、本実施例ではリッチ空燃比からフ
ューエルカット後の酸素センサ11の出力がリッチから
リーンに反応するときの時間の規格値はエンジン回転数
を横軸とするマツプにより決定することとしている。こ
のように、リッチに切り換わるときに酸素センサ11が
直ちに追従しないことで、汚れ等があることがわがり、
劣化が診断される。汚れがあると、リーン時に酸素セン
サ11が追従しにくいからである。その結果、酸素セン
サ11の機能劣化をエンジン回転数を横軸とする一次元
マツブの規格値から精度よく、かつ正確に検品すること
ができる。
以上の実施例の構成において、酸素センサ11が酸素セ
ンサ101を、回転数センサ9が回転数検出手段102
を、エアーフローメータ7、回転数センサ9およびアイ
ドルスイッチ12が運転状態検出手段103を、コント
ロールユニット20が空燃比制御手段104、計測手段
105、基準値設定手段106および診断手段107を
構成している。
G1発明の効果 本発明によれば、リッチからリーンに切り換わるときに
酸素センサが直ちに追従しないことを検出することで酸
素センサに汚れ等があることがわかり、酸素センサの劣
化を精度よく、かつ正確に診断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第8図は本発明に係る酸素センサの劣化診断装
置の一実施例を説明するもので、第2図が全体構成図、
第3図が酸素センサの劣化診断処理のフローチャート、
第4図がa素センサの劣化判断のための反応時間のマツ
プを示す図、第5図がP工制御値P工がリッチゾーンに
あるか否かを判別するフローチャート、第6図がタイマ
のスタート処理のフローチャート、第7図が劣化診断を
具体的に説明する波形図、第8図が診断基準値のマツプ
を示す図、第9図が従来の劣化診断を説明する図である
。 1:エンジン       2:エアークリーナ3:吸
気通路       4:インジェクタ5:点火プラグ
      6:排気管7:エアーフローメータ  8
:スロットルバルブ9:回転数センサ    10:水
温センサ11:酸素センサ     12:アイトルス
イッチ20:コントロールユニット 101 :酸素センサ    102:回転数検出手段
103:運転状態検出手段 104:空燃比制御手段1
05:計測手段     106:基準値設定手段10
7:診断手段 特許出願人  日本電子機器株式会社 代理人弁理士   永 井 冬 紀 第1図 第2図 1:エンジン       2:エアークリーナ  3
:吸気通路4:インジェクタ     5:点大プラグ
    6:排気管7:エアー70−メータ  8:ス
ロットルノ鴫ルブ 9:回転数センサ10:水温センサ
     11:酸素センサ   12:アイドルスイ
ッチ20:コントロールユニット 第4図 第8図 第6図 第5図 第7図 にクフユエルカット 応答時間T :

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 排気中の酸素濃度を検出する酸素センサの劣化を診断す
    る装置であって、 エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジ
    ンが所定のリッチ空燃比運転状態にあって、フューエル
    カットが行われたことを検出する運転状態検出手段と、 酸素センサの出力に基づいて空燃比のフィードバック制
    御を行う空燃比制御手段と、 エンジンが所定のリッチ空燃比運転状態からフューエル
    カットが行われたとき、酸素センサの出力がリッチ側か
    ら目標値に対応するスライスレベルを横切ってリーン側
    に変化するまでの応答時間を計測する計測手段と、 エンジンの回転数に基づいて酸素センサの劣化を診断す
    る診断基準値を設定する基準値設定手段酸素センサの前
    記応答時間を該診断基準値と比較して酸素センサの劣化
    を診断する診断手段と、を備えたことを特徴とする酸素
    センサの劣化診断装置
JP2120535A 1990-05-10 1990-05-10 酸素センサの劣化診断装置 Pending JPH0416757A (ja)

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