JPH04164813A - 酸化亜鉛粉末の製造方法 - Google Patents

酸化亜鉛粉末の製造方法

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JPH04164813A
JPH04164813A JP29242590A JP29242590A JPH04164813A JP H04164813 A JPH04164813 A JP H04164813A JP 29242590 A JP29242590 A JP 29242590A JP 29242590 A JP29242590 A JP 29242590A JP H04164813 A JPH04164813 A JP H04164813A
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JP
Japan
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zinc oxide
aqueous solution
zinc
powder
oxide powder
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Pending
Application number
JP29242590A
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English (en)
Inventor
Kyoko Kawamura
川村 京子
Akira Nishihara
明 西原
Motohiko Yoshizumi
素彦 吉住
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた分散性を有する結晶性の高い酸化亜鉛粉
末を液中で製造する方法に関する6本発明に係る酸化亜
鉛粉末は水系あるいは溶剤系塗料、ペースト等に容易に
分散し、隠蔽性、耐候性、紫外線遮断効果、光導電効果
等の機能を塗膜あるいは成形体等に付与することができ
る。
〔従来技術と課題〕
水系あるいは溶剤系塗料に対して優れた分散性を有する
酸化亜鉛粉末として粒子径が0.2μ■以下のものが用
いられている6従来1粒子径0.2μ−以下の酸化亜鉛
は、湿式法によって塩基性炭酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、水
酸化亜鉛を生成させ、その熱分解により製造されている
が、これらのものは製造工程の途中で乾燥および焼成を
必要とするため凝集し易く、分散性が悪くなる。そこで
分散性を向上させるために、ビーズミルによる粉砕ある
いは高級脂肪酸塩等による表面処理が施されている。
またこの方法において結晶性の高い酸化亜鉛粉末を得る
ためには、500℃以上の高い温度での焼成が必要であ
る。
〔課題解決の知見〕
亜鉛塩の水溶液は、アルカリ性下で加水分解して亜鉛の
ヒドロシルを生成することが知られている1本発明者は
、亜鉛ヒドロシルの生成を抑え。
結晶性の高い酸化亜鉛粉末を得るため、反応温度60℃
以上に維持し、強アルカリ性下でアルカリ水溶液を亜鉛
塩の水溶液に滴下することにより焼成工程を経ることな
く高濃度で生産性に優れ、なおかつ分散性に優れた結晶
性の高い酸化亜鉛粉末を製造できる方法を見い出した。
〔課麗の解決手段:発明の構成〕
本発明によれば、60℃以上の温度下で、アルカリ水溶
液を亜鉛塩の水溶液に滴下し、最終p)19以上で酸化
亜鉛の沈澱を生成させて平均粒径0.2μm以下の酸化
亜鉛粉末を製造することを特徴とする方法が提供される
またその好適な態様として、アルカリ水溶液を亜鉛塩の
水溶液に滴下した後に、30分以上反応温度を60℃以
上に保持する方法が提供される。
本発明に使用される亜鉛塩の水溶液は、硫酸亜鉛、塩化
亜鉛、硝酸亜鉛等を水に溶かして調製される。また1本
発明に使用されるアルカリ溶液は、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム等の強アルカリを水に
溶かして調製される。
なお、アンモニア水溶液は、亜鉛のヒドロシルを生成し
やすいため、更に、上記強アルカリ剤を加えて液性を調
整する必要がある。
前記亜鉛塩およびアルカリ原料はいずれも市販品をその
まま用いることができる。反応に用いるこれらの亜鉛塩
およびアルカリの水溶液の濃度は0.01〜10モル/
1が好ましい、 0.01モル/1未満の濃度では生産
効率が低下するため好ましくなく、また10モル/1を
越えると反応効率が低下するため好ましくない。
結晶性の高い酸化亜鉛粉末を得るためには、アルカリ水
溶液を亜鉛塩の水溶液に滴下した際に、最終pHを9以
上に調整する。アルカリ水溶液を滴下し終ったときの溶
液のpHが9未満であると生成物中に亜鉛の水酸化物が
混在するため好ましくない。
本発明においては、反応液中の加水分解を促進するため
滴下終了後さらに30分以上反応時の温度を保持するこ
とが好ましい。
なお、アルカリ水溶液に亜鉛塩の水溶液を滴下すると生
成する酸化亜鉛の粒子が0.05μmより小さくなる。
ここで得られた酸化亜鉛は平均粒径0.2μ■以下の微
粒子酸化亜鉛であり、水洗により塩類を除去した後乾燥
工程を経ることなく直接、水あるいは溶媒に分散させて
塗料、ペーストなどの添加材として利用することができ
る。また、必要に応じて表面処理することにより、更に
分散性を高めることもできる。この場合においても、乾
燥工程を必要としないため液中での表面処理が容易に行
える。なお表面処理は従来行なわれている方法を適用す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明による酸化亜鉛粉末の製造方法によれば、焼成工
程を経ることなく、結晶性の高い酸化亜鉛粉末を得るこ
とができる。更に、液中で酸化亜鉛を生成することから
均一な粒子となり、乾燥に伴う粒子間の凝集も少なく分
散性に優れた粉末を提供することができる。また、この
粉末の分散液を利用することにより、塗料化、ペースト
化は容易で、紫外線遮断効果、光導電効果等の機能を塗
膜あるいは成形体等に付与することができる。
前述の如く、従来の製造方法によって得られる酸化亜鉛
粉末は、塩基性炭酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、水酸化亜鉛等
を脱水乾燥して焼成するため凝集し易く、分散性に劣る
。一方、本発明によって得られる酸化亜鉛粉末は、焼成
しなくても高い結晶性を有し、分散性に優れる。
〔実施例〕
実施例1 100℃の塩化亜鉛水溶液(1モル/l) 100cc
に水酸化ナトリウム水溶液(1モル/l) 190cc
を滴下した後、30分間温度を100℃に保持して酸化
亜鉛を生成させた。このときのpHは9であった。その
後、水洗により塩類を除去し濾別し、風乾した。この粉
末の比表面積をBET法により測定したところ、比表面
積10rrr/g、−次粒子径0.1μ■の結晶性の高
い酸化亜鉛粉末が得られた。得られた酸化亜鉛粉末のX
線回折法によるチャートを第1図に示す。
実施例2 60℃の硫酸亜鉛水溶液(1モル/1)100ccに水
酸化リチウム水溶液(1モル/1)220ccを滴下し
た後、30分間温度を60℃に保持して酸化亜鉛を生成
させた。
このときのpHは12であった。その後、水洗により塩
類を除去し濾別し、風乾した。この粉末の比表面積をB
ET法により測定したところ、比表面積18rrf/g
、−次粒子径0.06μ層の実施例1と同様結晶性の高
い酸化亜鉛粉末が得られた。
実施例3 80℃の硫酸亜鉛水溶液(1モル/1)100ccに水
酸化カリウム水溶液(1モル/l) 220ccを滴下
した後、30分間温度を80℃に保持して酸化亜鉛を生
成させた。このときのpHは12であった。その後、水
洗により塩類を除去し濾別し、風乾した。この粉末の比
表面積をBET法により測定したところ、比表面積15
n(/ g 、−次粒子径0.07μ−の実施例1と同
様結晶性の高い酸化亜鉛粉末が得られた。
実施例4 60℃の水酸化ナトリウム水溶液(1モル/1)220
ccに硫酸亜鉛水溶液(1モル/1)100ccを滴下
した後、30分間温度を60℃に保持して酸化亜鉛を生
成させた。
このときのpHは12であった。その後、水洗により塩
類を除去し濾別、風乾した。この粉末の比表面積をBE
T法により測定したところ、比表面積40dig、−次
粒子径0.03μ罵の分散性に優れた酸化亜鉛粉末が得
られた。
〔比較例〕
40℃の硫酸亜鉛水溶液(1モル/1)100ccに水
酸化ナトリウム水溶液(1モル/1)220ccを滴下
した後、 30分間温度を40℃に保持して生成した沈
澱を水洗により塩類を除去し濾別、風乾した。この沈澱
をX線回折法により測定したところ、酸化亜鉛とともに
亜鉛のヒドロシルの生成がみられ高純度の酸化亜鉛を得
ることができなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた酸化亜鉛粉末のX線回折図
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)60℃以上の温度下で、アルカリ水溶液を亜鉛塩
    の水溶液に滴下し、最終pH9以上で酸化亜鉛の沈澱を
    生成させて平均粒径0.2μm以下の酸化亜鉛粉末を製
    造することを特徴とする方法。
  2. (2)アルカリ水溶液を亜鉛塩の水溶液に滴下した後に
    、30分以上反応温度を60℃以上に保持する第1請求
    項の製造方法。
JP29242590A 1990-10-30 1990-10-30 酸化亜鉛粉末の製造方法 Pending JPH04164813A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07232919A (ja) * 1994-02-22 1995-09-05 Nippon Shokubai Co Ltd 酸化亜鉛微粒子の製法
EP0791681A2 (en) 1996-02-22 1997-08-27 MITSUI MINING & SMELTING CO., LTD. Composite material carrying zinc oxide fine particles adhered thereto and methodfor preparing same
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CN115558350A (zh) * 2022-09-26 2023-01-03 广西科学院 一种建筑用反射隔热涂料及其制备方法

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