JPH04164638A - 耐熱性樹脂被覆クラッド板 - Google Patents

耐熱性樹脂被覆クラッド板

Info

Publication number
JPH04164638A
JPH04164638A JP29150990A JP29150990A JPH04164638A JP H04164638 A JPH04164638 A JP H04164638A JP 29150990 A JP29150990 A JP 29150990A JP 29150990 A JP29150990 A JP 29150990A JP H04164638 A JPH04164638 A JP H04164638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
plate
heat
alloy
resistant resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29150990A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsufumi Kurobuchi
黒渕 達史
Masaru Kagitani
鍵谷 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Kasei Naoetsu Industries Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasei Naoetsu Industries Ltd, Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Kasei Naoetsu Industries Ltd
Priority to JP29150990A priority Critical patent/JPH04164638A/ja
Publication of JPH04164638A publication Critical patent/JPH04164638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性樹脂被覆クラッド板に関するものであ
り、詳しくは、アルミニウム又はアルミニウム合金にス
テンレス鋼を積層したクラッド板のアルミニウム又はア
ルミニウム合金表面に耐熱性樹脂を塗布したのち焼成し
て成る耐熱性樹脂被覆クラッド板であって、絞り、スピ
ニング、曲げなどの塑性加工によって肌荒れ現象が生じ
ない耐熱性樹脂被覆クラッド板に関するものである。
〔従来の技術〕
アルミニウムとステンレスとのクラッド板は、通常、ス
ラブインゴットに熱間圧延および冷間圧延処理をおこな
って得られる一般圧延アルミ板の表面にステンレス鋼を
熱間圧接法にて積層した金属複合材であり、各々の有す
る機能を活かして様々な用途の成形品に用いられている
例えば、上記のクラッド板のアルミニウム表面に耐熱性
樹脂を塗布したのち焼成して耐熱性樹脂被覆クラッド板
となし、これを塑性加工することにより、各種の厨房器
類を初めとする中空容器が成形され、実用に供されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来のクラッド板においては、これを成形し
た後に耐熱性樹脂を被覆する場合は、特に問題ないもの
の、耐熱性樹脂被覆クラッド板となし、これを成形する
場合は、肌荒れ(又はオレンジピール)現象と呼ばれる
表面欠陥が発生することがある。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目
的は、塑性加工によっても、肌荒れ現象の生じることが
ない、耐熱性樹脂被覆クラッド板を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意検討を重
ねた結果、クラッド板を構成するアルミニウム又はアル
ミニウム合金として特定の製法によるものを用いるなら
ば、驚くべきことに、肌荒れ現象が著しく抑制されると
の知見を得、本発明の完成に到った。
すなわち、本発明の要旨は、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金に耐熱ステンレス鋼を熱間圧接法にて積層した
クラッド板のアルミニウム又はアルミニウム合金表面に
耐熱性樹脂の塗料またはフィルムを塗布または貼合した
のち焼成して成る耐熱性樹脂被覆クラッド板において、
前記アルミニウム又はアルミニウム合金として、直接鋳
造法にて得られたアルミニウム又はアルミニウム合金を
用いたことを特徴とする耐熱性樹脂被覆クラッド板に存
する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において用いられるクラット板は、アルミニウム
又はアルミニウム合金を心材とし、ステンレスを皮材と
し、両者を熱間圧接法にて積層することにより得られる
そして、本発明においては、上記のアルミニウム又はア
ルミニウム合金として、直接鋳造法にて得られたアルミ
ニウム又はアルミニウム合金板を用いる必要がある。
直接鋳造法は、当業者によく知られた技術であり、2個
の回転する鋳造用ロール又は走行ベルトなどで構成され
る鋳造型間に溶湯を導入して冷却しながら同時に圧延す
る方法である。
上記方法によれば、アルミニウム又はその合金溶湯から
直接に帯状板か鋳造されるため、溶湯の冷却が均一かつ
、急速に行われる。このため、合金の場合は、マンガン
、マグネシウムなどの合金中の各成分元素はアルミニウ
ム中へ相当量強制固溶される。従って、合金中の各成分
元素の含有量が少ない場合にはこれを含む金属間化合物
は殆ど晶出せず、逆にこれらの元素の含有量が多い場合
でも、その晶出物の量が少なく且つそのサイズも小さい
連続鋳造圧延法では、鋳造速度(帯状板の進行速度)は
0,8〜1.4m/分、溶湯温度は680〜710℃の
範囲が適当である。そして、帯状板の板厚は、溶湯の冷
却が均一かつ急速に行われるような鋳造圧延状態の得ら
れる板厚とされ、通常この板厚は3〜10mmである。
上記のクラッド板を構成するアルミニウム又はアルミニ
ウム合金板の厚さは、冷間圧延により、通常、0.5〜
2.5−の範囲とされ、また、ステンレスの厚さは、通
常、0.1 = 1 mmの範囲とされる。
本発明において用いられる耐熱性樹脂は、代表的にはフ
ッ素樹脂であるが、その他に、ポリイミド樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、エ
ポキシ樹脂なども使用し得る。
上記のフッ素樹脂被覆層としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE) 、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレ
ン(ETFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)などが挙
げられる。
耐熱性樹脂は、塗料またはフィルムとして、上記のクラ
ッド板のアルミニウム又はアルミニウム合金の表面に塗
布または貼合される。
次いで、耐熱性樹脂は、焼成により加熱焼付けされる。
焼成温度は、通常360℃以上の温度が採用される。
なお、本発明においては、耐熱性樹脂層を設ける側のア
ルミニウム又はアルミニウム合金の表面を必要に応じて
粗面化することができる。
本発明の耐熱性樹脂被覆クラッド板は、上記のように構
成され、深絞り加工によって肌荒れ現象が生じない効果
を有する。
そして、かかる作用効果は、次のように発現されるもの
と考えられる。
すなわち、従来のクラット板のアルミニウム板は、スラ
ブインコツトに熱間圧延および冷間圧延処理を行って得
られる一般圧延アルミ板であり、しかも、その後に20
〜30%程度の熱間圧延を加えつつ、クラッドされる(
即ち、熱間圧接される)。
上記のような過酷な熱負荷が課せられたアルミニウム板
は、結晶粗大化成長現象を起こし易く、これに耐熱性樹
脂を被覆したのちに高温度で焼成した場合は、結晶粗大
化成長現象を起こし、その結果、深絞りのような強加工
を施すことにより肌荒れか発生するものと考えられる。
これに対して、本発明のクラット板のアルミニウム板ま
たはアルミニウム合金板は、直接鋳造法によって得られ
たものであり、急冷凝固した鋳造組織を有しており、ま
た、その結晶化温度は一般圧延板に比べて高い。従って
、クラットにおける圧延や熱負荷、耐熱樹脂の加熱焼付
における熱負荷に十分に耐え、上記のような問題を回避
し得る。
〔実施例ご 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例に限定
されるものではない。
第1表に示すアルミニウム又はアルミニウム合金を芯材
とし、フェライト系ステンレス鋼(JIS−8US43
0)を皮材とし、画材を400℃に加熱し、20〜30
%の圧延率で熱間圧延圧接し、表−1に示すクラッド材
(全体厚さ2.0mm)を製造した。
なお、表−1中、raC板」は、直接鋳造圧延板を冷間
圧延して得たものであり、rDC板Jは、スラブインゴ
ットより熱間圧延および冷間圧延を経て製造された一般
圧延板を表す。
次いで、上記の各クラッド材のアルミニウム又はアルミ
ニウム合金の表面に弗素樹脂を塗布し、約380℃で約
10分間均熱焼成し、耐熱性樹脂被覆クラット基板を得
た。
次いで、上記の各クラット基板に絞り加工を施して、容
器に成形し、絞り加工後の肌荒れ性と耐食性を調査し、
その結果を表−1に示した。
肌荒れ性は、肉眼観察により、3段階に分けて評価し、
耐食性は、おてん汁を96時間煮沸した後のふくれ欠陥
の発生の有無を調査することにより、3段階に分けて評
価した。表−1中の各記号の意義は、次の通りである。
○、優れている △:普通 ×・不良 表−1の結果から明らかなように、実施例1〜3、特に
、実施例2.3に於いては、耐肌荒れ性に良好な結果が
得られているのに対し、比較例1〜3は、いずれも肌荒
れ現象が発生している。
以上の結果は、クラッド材の使用板材の差によるもので
ある。
また、本実施例により、アルミニウム材質の違い、即ち
、Mn添加またはMn+Mg添加による耐食性の改善が
夫々確認された。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、塑性加工によって肌荒れ
現象が生じない耐熱性樹脂被覆クラッド板が提供され、
本発明の工業的価値は大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム又はアルミニウム合金にステンレス
    鋼を熱間圧接法にて積層したクラッド板のアルミニウム
    又はアルミニウム合金表面に耐熱性樹脂の塗料またはフ
    ィルムを塗布または貼合したのち焼成して成る耐熱性樹
    脂被覆クラッド板において、前記アルミニウム又はアル
    ミニウム合金として、直接鋳造法にて得られたアルミニ
    ウム又はアルミニウム合金板を用いたことを特徴とする
    耐熱性樹脂被覆クラッド板。
JP29150990A 1990-10-29 1990-10-29 耐熱性樹脂被覆クラッド板 Pending JPH04164638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29150990A JPH04164638A (ja) 1990-10-29 1990-10-29 耐熱性樹脂被覆クラッド板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29150990A JPH04164638A (ja) 1990-10-29 1990-10-29 耐熱性樹脂被覆クラッド板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04164638A true JPH04164638A (ja) 1992-06-10

Family

ID=17769815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29150990A Pending JPH04164638A (ja) 1990-10-29 1990-10-29 耐熱性樹脂被覆クラッド板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04164638A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103143831A (zh) * 2013-03-19 2013-06-12 哈尔滨工业大学(威海) 一种含铝-钢异种材料热压焊接方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103143831A (zh) * 2013-03-19 2013-06-12 哈尔滨工业大学(威海) 一种含铝-钢异种材料热压焊接方法
CN103143831B (zh) * 2013-03-19 2015-04-22 哈尔滨工业大学(威海) 一种含铝-钢异种材料热压焊接方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100523343B1 (ko) 조리용기용 구리코어 5층합금 및 그 제조방법
US3295197A (en) Stainless steel clad with aluminum
JPS5882717A (ja) ポリエステル樹脂フイルム被覆金属板の製造方法
CA3027261C (en) Surface roughening of polymer films
JP7317504B2 (ja) アルミニウム合金箔及びその積層体並びにそれらの製造方法
US2987814A (en) Process and product of zinc and aluminum lamination
US625117A (en) Edouard martin
JPH04164638A (ja) 耐熱性樹脂被覆クラッド板
US2317510A (en) Process for the joining of metals
JPH04160126A (ja) TiA1金属間化合物板材とその製造方法
WO1993011935A1 (en) Resin coated steel plate
JP4345189B2 (ja) 一般缶用ラミネート鋼板
JP2926228B1 (ja) 鋳込法による2層チタンクラッド鋼板の製造方法
KR100470146B1 (ko) 티타늄/철합금 클래드 판재 제조방법
JPH07290637A (ja) フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法
JP2643800B2 (ja) フッ素樹脂フィルムを金属表面に被覆する方法
JP3229511B2 (ja) 缶用表面処理アルミニウム合金複合板
JPS5887223A (ja) 金属被覆鋼板の製造方法
JP4368228B2 (ja) ポリエステル樹脂被覆アルミニウム合金板及びその製造方法
JPS6386817A (ja) ステンレスクラツド鋼の製造方法
JP4159922B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆アルミニウム材およびその製造方法
JPH0141500B2 (ja)
JPH04123883A (ja) チタンクラッド鋼板の熱間圧延方法
KR20050100986A (ko) 주방용 탄소강-알루미늄 클래드재와 이의 제조방법
JPH0583638B2 (ja)