JPH04163464A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH04163464A
JPH04163464A JP2290030A JP29003090A JPH04163464A JP H04163464 A JPH04163464 A JP H04163464A JP 2290030 A JP2290030 A JP 2290030A JP 29003090 A JP29003090 A JP 29003090A JP H04163464 A JPH04163464 A JP H04163464A
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JP
Japan
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toner
silicone oil
weight
vinyl group
reactive vinyl
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Pending
Application number
JP2290030A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Shiozaki
塩崎 正弥
Hiroshi Shimoyama
宏 下山
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04163464A publication Critical patent/JPH04163464A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真等の画像形成装置に使用される重合
法によって得られた静電荷像現像用トナーに関する。
(従来の技術) 電子写真等の画像形成装置に使用されるトナーとして、
重合法によって得られたものは、混線粉砕法によって得
られたトナーに比べて流動性に優れ、また摩擦帯電が均
一である等の利点を有し、しかも粉砕工程が不要である
等の利点を有していることは広く知られているところで
ある。
そして、重合法によって得られたトナーにおいて、特に
オフセット性と定着性とをともに満足させるために、例
えば、特開昭60−103355号公報には、シリコー
ンオイルを含有するトナーが提案されている。ここでは
、シリコーンオイルおよびカチオン性共重合体が存在す
る状態でスチレン等のモノマーを懸濁重合させてトナー
を得るものであり、懸濁粒子表面にカチオン性共重合体
が集まることで球形トナーが得られると共に、疎水性の
シリコーンオイルは粒子の内部に押し込まれる状態とな
り、得られたトナーは定着時にシリコーンオイルが内部
より出てくることにより、定着性、耐オフセット性がと
もに改善されると記載されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、実際に上記方法に従ってトナーを製造し
てみると、シリコーンオイルは重合により生成する重合
体との相溶性が悪いために重合の進行にともなって相分
離を生じてシリコーンオイルが粒子外へ押し出され、そ
の結果シリコーンオイルに包まれた重合体粒子が生成す
るという欠点があった。このようなトナーは摩擦帯電性
に劣り、また定着性にも劣るものであった。
本発明は、上記の欠点を解消するためになされたもので
あり、その目的とするところは、重合法により得られた
トナーにおいて、定着性、耐オフセット性を満足させる
ことができる上に、摩擦帯電性にも優れた静電荷像現像
用トナーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の静電荷像現像用トナーは、重合法によって得ら
れる樹脂粒子からなる静電荷像現像用トナーであって、
該樹脂粒子は、反応性ビニル基を有する重合性単量体と
、該重合性単量体と反応しうる反応性ビニル基を有する
シリコーンオイルとを共重合させて得られる共重合体を
含有し、そのことにより上記目的が達成される。
(作用) 重合法において反応性ビニル基を有する重合性単量体と
、この重合性単量体と反応しうる反応性ビニル基を有す
るシリコーンオイルとを反応させると、重合性単量体の
反応ビニル基とシリコーンオイルの反応性ビニル基とが
共重合することにより、重合の過程でシリコーンオイル
が重合体と相分離あるいは遍在することがない。従って
、得られたトナーの樹脂粒子中にはシリコーンオイルが
均一に存在することになり、定着性と耐オフセット性を
ともに改良することができる。
(発明の好適態様) 以下本発明に係る好ましい実施態様を詳説する。
本発明の説明においては、トナーを構成する樹脂粒子に
使用される原料、及びトナーの重合法に大別される。以
下、その説明を順次行う。
吏里且且 (a)重合性単量体 本発明に使用される重合性単量体は反応性ビニル基を有
するものが単独または2種以上の組合せで使用される。
このような単量体の例は、モノビニル芳香族単量体、ア
クリル系単量体、ビニルエステル系単量体、ビニルエー
テル系単量体、ジオレフィン系単量体、モノオレフィン
系単量体等である。
上記モノビニル芳香族単量体としては、一般式が下式(
1)で表されるものが使用され、具体的にはスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−クロロスチ
レン、0−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−
クロロスチレン、p−エチルスチレン、スチレンスルホ
ン酸ナトリウム、ジビニルベンゼンがあげられ、これら
の単独又は2種以上を併用することができる。
p。
式中、R1は水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原
子を示し、R2は水素原子、低級アルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、ビニル基又
はカルボキシル基を示ス。
上記アクリル系単量体としては、一般式が下式(2)で
表されるものが使用され、具体的にはアクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸へ牛シル、メタクリル酸−2
−エチルへキシル、β−ヒドロ牛レジアクリル酸エチル
γ−ヒドロキシアクリル酸プロピル、δ−ヒドロキシア
クゾル酸ブチル、β−ヒドロキシメタクリル酸エチル、
γ−アミノアクリル酸プロピル、γ−N、N−ジエチル
アミノアクリル酸プロピル、エチレンクリコールジメタ
クリル酸エステル、テトラエチレングリコールジメタク
リル酸エステル等があげられ、これらの単独又は2種以
上を併用することができる。
R:1 CH2:C−Co−0−R,、・・、・・(2)式中、
R3は水素原子又は低級アルキル基を示し、R4は水素
原子、炭素数1〜12の炭化水素基、ヒドロキシアルキ
ル基、ビニルエステル基又はアミノアルキル基を示す。
上記ビニルエステル系単量体としては、−殺伐が下式(
3)で表されるものが使用され、具体的にはギ酸ビニル
、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等があげられる。
式中、R5は水素原子又は低級アルキル基を示す。
上記ビニルエーテル系単量体としては、−殺伐が下式(
4)で表されるものが使用され、具体的にはビニルメチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル−n−ブチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルシクロヘキ
シルエーテル等カアケられる。
CH2=CH 〇−R6・・・・・・(4) 式中、R6は炭素数1〜12の炭化水素基を示す。
上記ジオレフィン系単量体としては、−殺伐が下式(5
)で表されるものが使用され、具体的にはブタジェン、
イソプレン、クロロブレン等があげられる。
7Rs I  ( CH2,C−C=CH−R,・・・・・・(5)式中、
R7、R8、R9は各々独立的に水素原子、低級アルキ
ル基又はハロゲン原子を示す。
上記モノオレフィン系単量体としては、−殺伐が下式(
6)で表されるものが使用され、具体的にはエチレン、
プロピレン、イソブチレン、ブテン−1、ペンテン−1
,4−メチルペンテン−1等があげられる。
式中、R[、R1+は各々独立的に水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。
(b)反応性ビニル基を有するシリコーンオイル上記反
応ビニル基を有するシリコーンオイル(以下、変性シリ
コーンオイルともいう)としては、■分子の片側末端に
のみ反応性ビニル基を有するラジカル重合性シリコーン
オイル、■分子の両末端に反応性ビニル基を有するラジ
カル重合性シリコーンオイル、あるいは■シロキサン鎖
複鎖型重合性シリコーンオイル等があげられ、特にシロ
キサン鎖複鎖型重合性シリコーンオイルが好ましい。
上記■および■の直鎖型の例としては、以下の(7)式
で表されるものがあり、上記■の複鎖型の例としては、
以下の(8)式で表されるものがある。
CH3CH3nは整数 Rs : CH2=C−C−0−R3−R2: Hまた
はCH3 R3: G CH2)II、mは2〜10の整数R4:
CH3(このとき、片末端型となる)またはR1(この
とき両末端型となる)CH3 R1−3i−斗(0−31)p−CH3]  s   
    (8)CH3 式中、pは1〜10の整数 変性シリコーンオイルは、樹脂粒子を構成する樹脂組成
物に対して0.1〜10重量%配合することができ、特
に1〜5重量%が好ましい。変性シリコーンオイルの配
合量が0.1重量%より少ないと、樹脂粒子に離型性を
付与する効果が小さくなり、従って、トナーの耐オフセ
ット性を改善する効果が低下するものであり、10重量
%より多いと帯電性等のトナー特性が低下するおそれお
よび重合転化率の低下(重合の未完結)のおそれがある
変性シリコーンオイルは一種または2種以上を適宜選択
して使用することができる。
(C)ラジカル重合開始剤 本発明のトナーを製造するにはラジカル重合開始剤を使
用することができ、このラジカル重合開始剤としては、
2.2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
、2.2−アゾビスイソブチロニトリル、1.1−アゾ
ビス(シクロへ牛サンー1−カルボニトリル)、2,2
−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニ
トリル、2.2−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、2,2−アゾビス(2−シクロ
プロピオニトリル)等のアゾ化合物や、クメンヒドロペ
ルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジクミル
ペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物等があげられ
る。また、この他にγ−線、加速電子線のようなイオン
化放射線や各種増感剤との組合せも使用される。
アゾ化合物、過酸化物等の重合開始剤の配合量は、いわ
ゆる触媒量でよく、一般に仕込み単量体当り0.1〜1
0重量%の量で用いるのがよい。
そして、半減期が20分以下の重合開始剤が後述する懸
濁重合において少なくとも一種類以上使用される。半減
期が20分以下とは、懸濁重合時の反応温度条件での値
を意味しており、重合促進剤が一緒に配合された場合そ
の促進剤の影響を受けた状態での半減期を意味するもの
である。
(d)架橋剤 トナーの重合においてビニル系単量体及び塊状重合物の
高分子化を促進するために、架橋剤を懸濁重合時に添加
することができる。
架橋剤はそれ自体公知のものが使用され、例えば、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルスルホン等
のジビニル化合物や、フタル酸アリル、ジアリルカルビ
ノール等のジアリル化合物、及びジアクリルフェノール
等のジアクリルエステル類、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート
、等があげられる。特に、ジアクリルエステル類が好適
である。
<e>重合工程に用いるその他の配合剤トナーの製造に
おいて、必要により重合促進剤あるいは連鎖移動剤を用
いることができ、これらはそれ自体公知のものでよく、
適量添加することができる。
また、重合工程においては、造粒等を良好に行うため、
それ自体公知の界面活性剤や分散剤を添加することがで
きる。
(f)着色剤 本発明のトナーは公知の染料及び顔料からなる着色剤が
含有される。着色剤としては以下のものが例示される。
■黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラッ
ク、アニリンブラック。
■黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネ
ーブルイエロー、ナフトールイエローS1  ハンザイ
エロー10G1 ベンジジンイエローG1 キノリンイ
エローレーキ、パーマネントイエローNGG、  ター
トラジンレーキ。
■橙色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR,ピラゾロンオレンジ、パルカンオレンジ、イン
ダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレ
ンジG1  インダンスレンブリリアントオレンジGK
■赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネントオレンジ4R,ピラゾロンレッド、リ
ソールレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レー
キレッドD1 ブリリアントカーミン6B、  エオシ
ンレーキ、ローダミンレーキB1  アリザリンレーキ
、ブリリアントカーミンB0 ■紫色顔料 マンガン紫、ファーストバイオレットB1  メチルバ
イオレットレーキ。
■青色顔料 紺青、コバルトブルー、アメリカンブルーレーキ、ビク
トリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フ
タロシアニンブルー、フタロシアニンブル一部分塩素化
物、ファーストスカイブルー、インダンスエンブルーB
C。
■緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB1
  マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリ
ーンG。
■白色顔料 、 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛。
■体質顔料 パライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミホワイト。
■油性着色染料 ■無機染料 これらの着色剤は、重合性単量体100重量部当り1〜
20重量部、特に好ましくは5〜15重量部添加するこ
とができる。  なお、これらの着色剤の中でも油性着
色染料、無機染料が好ましい。
(g)トナーに含有されるその他の配合剤トナーには、
この分野で使用されるそれ自体公知の各種配合剤を配合
することができる。
それには、例えば磁性材料があり、公知の磁性材料の微
粉末が用いられる。例えば、四三酸化鉄(Fe304)
、三二酸化鉄(7Fe203)、酸化鉄亜鉛(ZnFe
20t )、酸化鉄イツ) l)ラム(Y3 F es
 012)、酸化カドミウム(Cd3 F es 01
2)、酸化鉄銅(CuFe204)、酸化鉄錯(P b
 F e 120+9)、酸化鉄マンガン(MnF e
204)、酸化鉄ネオジウム(NdFe03)、酸化鉄
バリウム(BaFe12019)、酸化鉄マグネシウム
(MgFe204)、酸化鉄ランタン(LaFeO3)
、鉄粉(Fe)、コバルト粉(CO)、ニッケル粉(N
i)等の微粉末が挙げられる。
また、トナーの帯電性を調整するために、それ自体公知
の電荷制御剤、例えば、ナフテン酸、サリチル酸、オク
チル酸、高級脂肪酸、樹脂酸のマンガン、鉄、コバルト
、ニッケル、鉛、亜鉛、セリウム、カルシウム等の金属
塩である金属石鹸;含金属アゾ染料;ピリミジン化合物
;アル牛ルサリチル酸の金属キレートが用いられる。こ
れらの電荷制御剤は重合性単量体100重量部当り0.
1〜10°重量部が使用されるのが好ましく、特に好ま
しくは0.5〜5重量部である。
トナーにオフセット防止効果を付与するためにオフセッ
ト防止剤を配合することができる。
オフセット防止剤としては、例えば、低分子量ポリエチ
レン、低分子量ポリプロピレン、パラフィンワックス等
の各種ワックス;炭素数4以上のオレフィン系重合体;
脂肪酸アミドなどがあげられる。これらのオフセット防
止剤は、重合性単量体100重量部当たり0.1〜1o
iit部が好ましく配合され、さらに好ましくは1〜8
重量部である。
これら、重合性単量体、着色剤をはじめとする各種配合
剤は予め充分に混合分散した後に、懸濁重合に供される
−り二二匹JしLL迭 本発明のトナーを製造するには、特に懸濁重合法が好ま
しい。懸濁重合法において、分散媒は通常水溶性のもの
であり、水あるいはアルコール等が用いられる。重合性
単量体および上記反応性ビニル基を有するシリコーンオ
イル(以下、変性シリコーンオイルともいう)及びその
添加剤はその種類によって相違するが、通常分散媒1リ
ツトルに対して合計量で100g〜2000gを分散媒
中に懸濁させる。懸濁造粒に際しては、界面活性剤や分
散安定剤が使用され、これらはそれ自体公知なものが使
用されるが、特に界面活性剤では脂肪酸系、スルホン酸
系のアニオン系界面活性剤を用いることが望ましく、分
散安定剤としては難溶性無機塩等を用いることが望まし
い。
懸濁重合における分散媒中での造粒は、ホモミキサー、
ホモナイザー等の高速剪断攪拌機によって行われ、造粒
粒径は3〜20μmの範囲にすることが望ましい。造粒
粒径を上記範囲に設定することによってサイズの適した
樹脂粒子が得られる。
懸濁重合の際には前述のように半減期が20分以内の開
始剤が少なくとも一種以上と、緩慢な重合開始剤、及び
架橋剤が配合される。これらの配合は造粒前あるいは造
粒後に適宜行われる。
反応温度は30〜100℃、特に40〜90℃の範囲で
行うのが望ましい。また、本発明のトナーの製造におい
ては、反応温度を途中で変更し上げることが望ましい。
すなわち、前記半減期の短い重合開始剤が失活する10
〜60分後に、反応温度を5〜30°Cの範囲に上げる
のが望ましい。なお、半減期が20分とは懸濁重合反応
系において前記温度での時間である。得られた共重合体
からなる樹脂粒子はトナーとされる。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
尖m スチレン   82重量部 2−エチルへキシルメタクリレート 18fij1部2
−エチレングリコールジメタクリレート1.5重量部 片末端ラジカル重合性シリコーン、X−22−174D
 (信越シリコーン製、商品名、−殺伐(A)で表され
るもの)    1重量部 カーボンブラック、MA−1oo (三菱化成社製、商
品名)    5重量部 電荷制御剤、ボントロン5−34 (オリエント化学゛
製、商品名) 1重量部 重合開始剤、2.2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)  3重量1部 重合開始剤、アゾビスイソブチロニトリル1重量部 燐酸カルシウム6重量部及びドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.01重量部を水400重量部に加えて
攪拌し、この水溶液に上記混合物を投入し、ホモミキサ
ーを用いて造粒し、緩攪拌下80℃にて8時間重合反応
を行った。
得られた重合物を希酸処理し、水洗、乾燥、粉砕するこ
とにより、トナー粒子を得た。
トナーの粒度をコールカウンターによって測定したとこ
ろ、体積基準のメジアン径I)ssは10.7μmでシ
ャープな粒度分布を示した。
また、このトナーの分子量分布をGPC法を用いて測定
したところ、重量平均分子量は410,000であった
得られたトナー100重量部に対して、0.1重量部の
疎水性シワ力微粉末を混合し、シリコーン樹脂被覆され
たフェライトキャリアと混合してトナー濃度が3%の現
像剤を調製した。
電子写真複写機、DC−2585(三田工業■社製、商
品名)においてその定着ローラにシリコーンオイルが塗
布されないように改造したものを用いて、得られた現像
剤の20.000枚の耐刷試験を行い、定着性、耐オフ
セット性について評価した。
なお、定着性については、得られた複写画像のベタ画像
部分に対して粘着テープを圧着した後に剥離して圧着前
と剥離後の画像の濃度を反射濃度計(東京電電製)を用
いて測定し、以下の式により定着率を算出した。
また、耐オフセット性については、耐刷試験中にオフセ
ット現象が発生するか否かを目視により妓察して評価し
た。
また、定着ローラ汚れについては、耐刷試験後の定着熱
ローラおよび定着圧ローラ汚れの目視評価および耐刷試
験中の紙の襄汚れで評価した。
さらに、画像特性についても耐刷試験中に、常温常湿・
高温高湿の環境下における画像を評価しその結果を表1
に示した。なお、表1中の表示として、定着性について
は、定着率が95%以上の場合を○、定着率が90%〜
95%の場合を△とした。
支皿医旦 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シlJ:+−7製、商品名
)を3重量部用いた他は、実施例1と同様の方法により
トナーを合成し、評価した。
得られたトナーのメジアン径D5i1は11.2μmで
シャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量
平均分子量は370.000であった。評価結果は実施
例1と同様に表1に示した。
支監A立 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シIJ:ff−7製、商品
名)の代わりに、X−22−184C(信越シリコーン
製、商品名、−殺伐(A)で表されるもの)を1重量部
用いた他は、実施例1と同様の方法によりトナーを合成
し、評価した。
得られたトナーのメジアン径I)saは9.7μmでシ
ャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量平
均分子量は380.000であった。評価結果は実施例
1と同様に表1に示した。
Liえ± 実施例3で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−184c (信越シリコーン製、商品名)を
3重量部用いた他は、実施例3と同様の方法によりトナ
ーを合成し、評価した。
得られたトナーのメジアン径I)ssは10.4μmで
シャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量
平均分子量は350.000であった。評価結果は実施
例1と同様に表1に示した。
K立匠立 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シリコーン製、商品名)1
重量部の代わりに、両末端ラジカル重合性シリコーン(
信越シリコーン製、商品名、−殺伐(B)で表されるも
の)を1重量部用いた他は、実施例 、1と同様の方法
によりトナーを合成し、評価した。
得られたトナーのメジアン径D5fIは11.5μm7
?シヤープな粒度分布を示した。また、このトナーの重
量平均分子量は850.000であった。評価結果は実
施例1と同様に表1に示した。
K籠五旦 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シリコーン製、商品名)1
重量部の代わりに、3シロ牛サン鎖型ラジ力ル重合性シ
リコーン、  X−22−5004C(信越シリコーン
製、商品名、−殺伐(C)で表されるもの)を1重量部
用いた他は、実施例1と同様の方法によりトナーを合成
し、評価した。
得られたトナーのメジアン径I)siiは10.8μm
でシャープなりL度分布を示した。また、このトナーの
重量平均分子量は400.000であった。評価結果は
実施例1と同様に表1に示した。
支血−二 実施例6で使用した3シロキサン鎖型ラジ力ル重合性シ
リコーン、  X−22−5004C(信越シリコーン
製、商品名)を3重量部用いた他は、実施例6と同様の
方法によりトナーを合成し、評価した。
得られたトナーのメジアン径D51aは11.4μmで
シャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量
平均分子量は380.000であった。評価結果は実施
例1と同様に表1に示した。
匿蝮五工 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シリコーン製、商品名)を
用いなかった他は、実施例1と同様の方法によりトナー
を合成し、評価した。
得られたトナーのメジアン径1)saは10.1μmで
シャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量
平均分子量は470.000であった。評価結果は実施
例1と同様に表1に示した。
よ4匠主 実施例1で使用した片末端ラジカル重合性シリコーン、
X−22−174D (信越シ17 :x −:y q
、商品名)1重量部のかわりに、ラジカル重合性の官能
基をもたないシリコーンオイル(信越シリコーン製)を
1重量部用いた他は、実施例1と同様の方法によりトナ
ーを合成した。
この場合、シリコーンオイルは単量体とは相溶するが、
重合することによって生成した重合体とは相分離するた
めに、得られたトナーはシリコーンオイルをほとんど含
まず、表面にシリコーンオイルが付着したものとなった
得られたトナーのメジアン径I)saは10.6μmで
シャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量
平均分子量は440.000であった。評価結果は実施
例1と同様に表1に示した。
匿Δ匠主 スチレン       82’jli量部2−エチルへ
キシルメタクリレート 18重量部2−エチレングリコ
ールジメタクリレート1.5重量部 片末端ラジカル重合性シリコーン、X−22−174D
 (信越シリコーン製、商品名)     1重量部重
合開始剤、2,2°−アゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)       3重量部 重合開始剤、アゾビスイソブチロニトリル1重量部 燐酸カルシウム6重量部及びドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.01重量部を水400重量部に加えて
攪拌し、この水溶液に上記混合物を投入し、ホモミキサ
ーを用いて造粒し、緩攪拌下80℃にて8時間重合反応
を行った。
得られた重合物を希酸処理し、水洗、乾燥、粉砕するこ
とにより、シリコーン含有バインダー樹脂を合成した。
このシリコーン含有バインダー樹脂を用いて下記の組成
にて材料を混合した後、溶融混練し、粉砕した粒子を分
級することによりトナーを合成し、実施例1と同様な方
法で評価した。
シリコーン含有バインダー樹脂  100重量部カーボ
ンブラックMA−100(三菱化成社製、商品名)  
   5重量部 電荷制御剤、ボントロン5−34 (オリエント化学型
、商品名) 1重量部 得られたトナーのメジアン径D69は10.5μmでシ
ャープな粒度分布を示した。また、このトナーの重量平
均分子量は350.000であった。評価結果は実施例
1と同様に表1に示した。
(以下余白) (発明の効果) 本発明の静電荷像現像用トナーは、重合法によって製造
されるものであるから球形の樹脂粒子が得られ、従って
流動性がよく、また粉砕工程が不要である等の利点を有
する上に、樹脂粒子中にはシリコーンオイルが均一に存
在することになるので、定着性と耐オフセット性をとも
に改善することができると共に、摩擦帯電量を低下させ
ることもない。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、重合法によって得られる樹脂粒子からなる静電荷像
    現像用トナーであって、該樹脂粒子は、反応性ビニル基
    を有する重合性単量体と、該重合性単量体と反応しうる
    反応性ビニル基を有するシリコーンオイルとを共重合さ
    せて得られる共重合体を含有する静電荷像現像用トナー
JP2290030A 1990-10-26 1990-10-26 静電荷像現像用トナー Pending JPH04163464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7244537B2 (en) 2003-03-10 2007-07-17 Mitsubishi Chemical Corporation Toner for developing an electrostatic charge image and method for its production

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7244537B2 (en) 2003-03-10 2007-07-17 Mitsubishi Chemical Corporation Toner for developing an electrostatic charge image and method for its production

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