JPH04163382A - 繊維複合条体の端末定着体 - Google Patents

繊維複合条体の端末定着体

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JPH04163382A
JPH04163382A JP28412890A JP28412890A JPH04163382A JP H04163382 A JPH04163382 A JP H04163382A JP 28412890 A JP28412890 A JP 28412890A JP 28412890 A JP28412890 A JP 28412890A JP H04163382 A JPH04163382 A JP H04163382A
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fiber composite
die
cast
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friction material
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Takeshi Enomoto
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Tokyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高強力・低伸度繊維を用いて棒条体、線状体
、撚合体等に構成された繊維複合条体の端末定着体に関
するものである。
(従来の技術) 高強力・低伸度繊維に熱硬化性樹脂を含浸、硬化させて
棒条体、線状体、撚合体等に構成された繊維複合条体が
開発されており、その繊維複合条体の端部定着に、コー
ン、スリーブ等からなる従来の端未定着金具(ワイヤロ
ープ用)を直接的に適用すると、繊維複合条体がコーン
やスリーブから抜けて離脱し易く、コーンやスリーブか
ら加わる圧縮応力によって剪断切れ現象が生じ、端未定
着金−の端部で切断されるなと、所定の定着力が得られ
ないなめ(繊維複合条(*の公称破断荷重30χ程度て
切断)、出願人は先に前記繊維複合条体の端末定着体を
開発して提案しな。
上記繊維複合条体の端末定着体は、ダイキャス1へ金型
内に繊維複合条体の端末部を挿入して低副(点金属を注
入し、繊維複合条体の端末部の外周に低融点金属で筒状
あるいは円錐状のダイキャスト定着部を一体的に形成し
、ダイキャスト定着部に前記のような端未定着金具を装
着するようにして(特願平1−87341号)、繊維複
合条体の離脱、切断等を防止して定着力を高め、さらに
、前記ダイキャスト。定着部の外周に金属パイプを嵌装
してプレス機で圧着し、金属パイプ付きダイキャスト定
着部に構成して(特願平2−10.1585号)、低融
点金属で形成されたダイキャスト定着部のクリープや剪
断破壊等による定着力の低下を防止し、繊維複合条材の
定着力、端末固定性能を向上させている。
(発明か解決しようとする課題) 先に開発して提案した前記金属パイプ付きダイキャスト
定着部は、金属パイプの嵌装、圧着により、定着力か大
幅に向上されているが、前記金属パイプの圧着不良等に
よるダイキャスト定着部と金属パイプ間の滑りにより定
着力にバラツキが生じ、端末固定性能、信頼性に欠ける
などの問題点がある。
本発明は、前記のような課題に対処するために開発され
なものてあって、その目的とする処は、繊維複合条体の
端末部の外周に、金属パイプ付きダイキャスト定着部を
一体的に形成するとともに、ダイキャスト定着部と金属
パイプ間に粉状の摩擦材群を介装することにより、両者
の滑りを防止して定着固定性能、信頼性を高めた繊維複
合条体の端末定着体を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、繊維複合条体の端末部の外周に低融点金属で
一体的に形成された筒状のダイ上ヤス1〜定着部と、ダ
イキャスト定着部の外周に嵌装して圧着された金属パイ
プと、ダイキャスト定着部の外周面と金属パイプの内周
面に喰い込まれて均等に介装された粉粒状の摩擦材群を
具備したことにより、タイキャス1へ定着部と金属パイ
プ間の滑りを防止して一体化し、定着固定性能、信頼性
を高めている。
また、金属パイプを引抜鋼管として、摩擦材の硬度を7
00〜940flvとしたことにより、摩擦材群による
前記滑り防止性能、信頼性をさらに高めている。
(作 用) 繊維複合条体の端末部の外周に低融点金属で一体的に形
成した筒状のダイキャスト定着部により、繊維複合条体
の抜は離脱及び剪断切れ等が効果的に防止され、ダイキ
ャスト定着部の外周に嵌装して圧着された金属パイプに
より、ダイキャスト定着部のクリープ、剪断破壊等によ
る定着力の低下が防止され、ダイキャスト定着部の外周
面と金属パイプの内周面に喰い込まれて均等に介装され
た粉粒状の摩擦材群により、ダイキャスト定着部と金属
パイプの相対的な滑りが防止されて、優れた定着固定力
を有し信頼性が高められている。
また、金属パイプを引抜鋼管として、摩擦材の硬度を7
00〜940Hvとしたことより、摩擦材群の引抜鋼管
、ダイキャスト定着部への喰い込みが良好となり、ダイ
キャスト定着部の外周面と前記金属パイプの内周面間の
摩擦性能が大幅に高められて一体化され、定着固定力、
信頼性がさらに高められている。
(実施例) 第1図ないし第3図に本発明の各実施例を示し、図中1
は繊維複合条体、2は□低融点金属で形成されたダイキ
ャスト定着部、3は金属パイプ、4は粉粒状の摩擦材で
あって、#維複合条体1の端末部の外周に低融点金属で
一体的に形成された筒状のダイキャスト定着部2と、ダ
イキャスト定着部2の外周に嵌装して圧着された金属パ
イプ3と、ダイキャスト定着部2の外周面と金属パイプ
3の内周面に喰い込まれて均等に介装された粉粒状の摩
擦材4群を具備した繊維複合条体の端末定着体になって
いる。
また、上記繊維複合条体の端末定着体において、金属パ
イプ3を引抜鋼管として、摩擦材4の硬度を700〜9
40HVとした繊維複合条体の端末定着体になっている
繊維複合条体1は、例えは、炭素繊維、ポリアミド繊維
、炭化珪素繊維等の高強力・低伸度繊維を多数本収束し
、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、不飽和ポリエ又チル樹
脂、ポリウレタン樹脂等)を含浸させて棒状体、線状体
、撚合体等に構成されたものであり、繊維複合条体1の
端末部の外周には、第1図(B)に示すような筒状のダ
イキャスト定着部2が一体的に形成される。
ダイキャスト定着部2は、ダイキャスト金型(図示省略
)内に繊維複合条体1の端末部を挿入して、同金型内に
低融点金属を注入して形成され、その低融点金属として
は、比較的に低融点600°C以下のアルミ合金、亜鉛
合金、鉛合金等が適用され、繊維複合条体1の端末部の
外周に比較的に薄肉に形成される(繊維複合条体]、の
外径の115以下とするのが好ましい)やまた、そのダ
イキャスト定着部2の外周面には、粉状の摩擦剤4が接
着剤で均等に塗布され(第1図(C)参照)、その接着
剤としては、程良い硬化時間を要するエポキシ樹脂等が
望ましい。
金属パイプ3は、ダイキャスト定着部2の外径(例えは
15.51Im)に対し1〜5%程度大きい内径(例え
ば16.0mm)として、例えは、繊維複合条体1の外
径が12.5mn+の場合は、ダイキャスト定着部2の
外径と金属パイプ3の内径間にクリアランス0.2〜0
.3mmを確保するのか好ましく、金属パイプ3は、第
1図(D)に示すように摩擦材4を塗布したダイキャス
ト定着部2に嵌装され、第1図(E)のようにプレス金
型10で圧縮(圧縮力100〜3001り[llf/C
■2程度)されタイギャス1へ定着部2に圧着される。
前記摩擦材4は、ダイ上ヤス1〜定着部2の外周面と金
属パイプ3の内周面に程良く喰い込まれて介装され摩擦
材4群に構成される。
上記ダイキャスト定着部2は硬度120〜15011v
となり、これに対応して金属パイプ3には硬度110〜
170 Hv程度の引抜鋼管が適用され、また、硬度7
00〜94叶V (望ましくは8401tv )の摩擦
材・4が適用されて、該摩擦材4は前記圧着によりダイ
上ヤス1〜定着部2と引抜鋼管3の内、外周面に稈良く
喰い込み、タイギヤス1〜定着部2に引抜鋼管3が一体
化されて滑りか効果的に防止される。
摩擦材4には、例えば、JTS G−5903の鋳鉄製
又は銑鋼製りリツ1〜20@が適用され、硬度は前記の
ようt= 700〜94011v 、材質成分ハC3,
20″X、 Si 0186%、 Hn O,67X、
 Po、075%、 So、12.1%、粒度は前記ク
リアランス以下程度のものが望ましい。
繊維複合条体の構造1×7.直径12.5mn+Φ、タ
イギヤス1〜定着部の外径15.5n+mΦ、長さ25
0nun、接着剤−熱硬化性エポキシ樹脂、摩擦材−グ
リフ820番(JIS G 5903) 、金属パイプ
の内径16.0mm、外径22.011m、圧縮圧力2
00k(if/C1112ニよッテN01ないしNo1
2の各試験体を製造して比較した結果表1 耐引張荷重
比較データ 上記表]のデータか得られた。表1から明らかなように
摩擦材を使用しない場合は、試験体Nol。
4.5.6のように耐引張荷重が著しく低下するバラツ
キが生じ易いのに対し、摩擦材を使用すると、耐引張荷
重の低下が防止されてバラツキがなくなり、耐引張荷重
が116iiiif複合条体1の公称破断荷重まで高め
られて、定着固定性能、信頼性が著しく高められる。
前記金属パイプ付きダイキャスト定着部2.3.4、は
、第2.3図に示すように複数割りのクサビ7て挟持さ
れ、さらに、クサビ7とともにソケット8内に挿入、結
合されて、繊維複合体1の端末部を、クサビ作用により
前記金属パイプ付きダイ上ヤス1〜定着部2,3.4を
介して被定着部に定着、固定せしめる。前記金属パイプ
3は剪断に強く、クサビチャックから加わる局部的な圧
縮作用を低融点金属製のダイキャスト定着部2に伝えす
、その剪断破壊が効果的に防止されて、定着固定性能が
格段に向上される。
(発明の効果) 本発明は、前述のような構成になっており、繊−10= 維複合条体の端末部の外周に低融点金属で一体的に形成
した筒状のダイキャスト定着部と、同ダイキャスト定着
部の周囲に嵌装して圧着された金属パイ1によって、繊
維複合条体の抜は離脱及び切断等が効果的に防止され、
ダイキャスト定着部の外周面と金属パイプの内周面に喰
い込まれて均等に介装された粉状の摩擦材群によって、
ダイキャスト定着部と金属パイプの相対的な滑りが防止
され、定着固定性能、信頼性か向上されている6また、
金属パイプブを引抜鋼管として、摩擦材の硬度を700
〜940Hvとして、摩擦材群の引抜鋼管、ダイキャス
ト定着部への喰い込みか良好とし、ダイキャスト定着部
と金属パイプ間の摩擦力が高められて一体化され、定着
固定性能、信頼性がさらに高められている。
【図面の簡単な説明】
第1図(^)ないしくE)は本発明の各実施例を示す各
工程の明視図、第2図はソケット・チャックの装着状態
を示す縦断面図、第3図は第2図の分解状態を示す縦断
面図である。 1:繊維複合条体  2;ダイキャスト定着部3;金属
パイプ(引抜鋼管) 4:摩擦材(摩擦材群) 第1 (A) (B) (C) 図 (D)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維複合条体の端末部の外周に低融点金属で一体
    的に形成された筒状のダイキャスト定着部と、同ダイキ
    ャスト定着部の外周に嵌装して圧着された金属パイプと
    、前記ダイキャスト定着部の外周面と前記金属パイプの
    内周面に喰い込まれて均等に介装された粉粒状の摩擦材
    群を具備したことを特徴とする繊維複合条体の端末定着
    体。
  2. (2)請求項1記載の繊維複合条体の端末定着体におい
    て、前記金属パイプを引抜鋼管として、前記摩擦材の硬
    度を700〜940Hvとしたことを特徴とする繊維複
    合条体の端末定着体。
JP28412890A 1990-10-24 1990-10-24 繊維複合条体の端末定着体 Granted JPH04163382A (ja)

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JPH0565632B2 JPH0565632B2 (ja) 1993-09-20

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