JPH0416273Y2 - - Google Patents

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JPH0416273Y2
JPH0416273Y2 JP1984159354U JP15935484U JPH0416273Y2 JP H0416273 Y2 JPH0416273 Y2 JP H0416273Y2 JP 1984159354 U JP1984159354 U JP 1984159354U JP 15935484 U JP15935484 U JP 15935484U JP H0416273 Y2 JPH0416273 Y2 JP H0416273Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばテレビジヨン放送局において
長時間に亘る連続ビデオ再生や録画を行うのに最
適なものであつて、ビデオカセツト等のカセツト
を記録再生装置に順次選択的に自動供給して連続
的な記録、再生を行うようにしたカセツトオート
チエンジヤに関するものである。
〔従来技術〕
従来から、テレビジヨン放送局において長時間
に亘る連続ビデオ再生や録画を行うのに最適なカ
セツト自動録再装置として、多数のカセツト収納
棚内から選択的に取出したカセツトをカセツト移
送機によつて記録再生装置へ移送供給してカセツ
トの連続的な記録、再生を行うように構成したカ
セツトオートチエンジヤが考えられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種カセツトオートチエンジヤでは、カセツ
ト収納棚から選択的に取出したカセツトを記録再
生装置によつて記録、再生している間に、使用済
みのカセツトを元の収納棚へ戻すと共に次に使用
すべきカセツトを取出して記録再生装置で記録、
再生する為の準備を行うように構成されている。
従つて各カセツト収納棚からカセツトを記録再生
装置側へ取出している時間が比較的長く、この間
にそのカセツトが取出されていて空になつている
カセツト収納棚内に誤つて別のカセツトを挿入す
ると言う、いわゆる二重挿入を発生し易い。そし
てこのように1つのカセツト収納棚内にカセツト
を二重挿入した場合には、先に取出されていたカ
セツトをそのカセツト収納棚内に送戻すことが出
来なくなるばかりか、そのカセツトの送戻し動作
時にカセツトや装置を破壊してしまう致命的な事
故を発生してしまう。
本考案は、この種カセツトオートチエンジヤに
おいて、各カセツト収納棚内に1個のカセツトが
挿入されるとそのこと(既にカセツトが挿入され
ていること。)を明確に表示すると共に、カセツ
トが記録再生装置側へ取出されて空になつている
カセツト収納棚内へのカセツトの二重挿入を機械
的に確実に防止することが出来るようにするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、カセツトを収納する複数のカセツト
収納棚と、上記カセツト内の記録媒体に情報信号
を記録または記録媒体から情報信号を再生する記
録再生装置と、上記複数のカセツト収納棚に沿つ
て移動するカセツト移送棚とを備え、上記カセツ
ト収納棚の前面側のカセツト挿入口から上記カセ
ツトが挿入され、収納された上記カセツトを上記
前面側のカセツト挿入口と隣接するカセツト収納
棚側面側のカセツト排出口から排出して上記カセ
ツト移送機に装填するようになされたカセツトオ
ートチエンジヤにおいて、上記カセツト収納棚
は、上記カセツトが収納されたことを検出する挿
入検出部材と該挿入検出部材と連動して、各カセ
ツト収納棚内へ上記カセツトが挿入された際にこ
のカセツトと上記カセツト挿入口との間でかつこ
のカセツトの背面に近接するように移動して上記
挿入口の開口を小さくする二重挿入防止部材とを
備え、該二重挿入防止部材は、カセツト挿入後に
おけるカセツト二重挿入を防止しかつ上記カセツ
ト収納棚に既に上記カセツトが挿入されているこ
とを示すと共に、上記カセツト収納棚から上記側
面側のカセツト排出口を経て上記カセツトが排出
される際のカセツトのガイドとなるようにカセツ
トオートチエンジヤを構成した。〔作用〕 本考案は、各カセツト収納棚内に1個のカセツ
トが挿入されると表示部材を兼用する二重挿入部
材がカセツト挿入口の前面に飛出して、既にカセ
ツト挿入されていることを明確に表示する。そし
てこのカセツト挿入口の前面に飛出した二重挿入
防止部材は、カセツトが記録再生装置側へ取出さ
れて空になつているカセツト収納棚内へのカセツ
トの二重挿入を機械的に確実に防止する。さらに
上記カセツトが、上記側面側のカセツト排出口を
経て上記カセツト収納棚から排出されるときに
は、上記二重挿入部材はカセツトのガイドとして
有効に働く。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なおこの実施例は、多数のビデオカセツト
(以下単にカセツトと記載する)を記録再生装置
に順次選択的に自動供給して長時間に亘る連続ビ
デオ再生や録画を行うカセツトオートチエンジヤ
である。
先ず、第1図はカセツトオートチエンジヤの全
体を示したものであつて、数10個もの多数のカセ
ツト1を上下1列状に収納する多数のカセツト収
納棚2を有するカセツト収納装置3と、上下に積
み重ねられた複数個の記録再生装置4と、これら
両者間に配されたカセツト移送機5とから構成さ
れている。なおカセツト移送機5はカセツト1の
供給及び搬出用の上下2段のカセツト収納部6,
7を有しており、駆動機構(図示せず)によつて
上下方向に昇降駆動されるように構成されてい
る。またカセツト移送機5はカセツト収納装置3
と記録再生装置4との間でカセツト1の受け渡し
を行う上下2段のカセツト送り機構(図示せず)
が設けられている。
そして各カセツト収納棚2には前面にカセツト
挿入口8が設けられていて、当初カセツト1がそ
のカセツト挿入口8から各カセツト収納棚2内に
矢印A方向から1個づつ水平に挿入されて収納さ
れている。
次に、長時間に亘る連続テレビ再生や記録を行
う際には、先ず、カセツト移送機5が矢印B又は
Cで示す上方又は下方へ移動して供給用カセツト
収納部6が指定されたカセツト収納棚2の横に位
置決めされた後、その指定されたカセツト収納棚
2内のカセツト1がカセツト送り機構によつて矢
印Dで示す横方向に水平に送出されてカセツト収
納部6内に送込まれる。
次に、カセツト移送機5が再び上方又は下方へ
移動して供給用カセツト収納部6が指定された記
録再生装置4の横側面に設けられているカセツト
挿排口9の横に位置決めされた後、そのカセツト
収納部6内のカセツト1がカセツト送り機構によ
つて再び矢印Dで示す横方向に水平に送出されて
カセツト挿排口9から指定された記録再生装置4
内に供給されてビデオ再生や録画が行われる。
一方、このビデオ再生や録画が行われている間
に、カセツト移送機5が再び上方又は下方へ移動
して排出用カセツト収納部7がビデオ再生や録画
が既に終つている他の記録再生装置4のカセツト
挿排口9の横に位置決めされた後、その記録再生
装置4にて使用済みとなつたカセツト1がカセツ
ト送り機構によつて矢印Eで示す横方向に水平に
送出されてカセツト収納部6に送込まれる。
次に、カセツト移送機5が再び上方又は下方へ
移動して排出用カセツト収納部7がカセツト1を
元に戻すべきカセツト収納棚2の横に位置決めさ
れた後、そのカセツト収納部7内のカセツト1が
カセツト送り機構によつて再び矢印Eで示す横方
向に水平に送り出されて元のカセツト収納棚2内
に送戻される。
次に、カセツト移送機5によつて前述したカセ
ツト1の選択的な取出しと指定された他の記録再
生装置4への選択的な供給が行われてビデオ再生
や録画の準備が行われる。
そして、この一連の動作の繰返しによつて複数
個の記録再生装置4によりカセツト1が順次連続
的にビデオ再生や録画されることになる。
しかして、本考案においては、多数のカセツト
収納棚2の各々に、これら各カセツト収納棚2内
に既にカセツト1が挿入されていることを表示す
ると共にこれら各カセツト収納棚2内へのカセツ
ト1の二重挿入を防止する二重挿入防止部材12
を設けている。また各カセツト収納棚2の横には
夫々カセツト1のエジエクト釦13が設けられて
いる。
次に、第2図〜第5B図によつて本考案の二重
挿入防止部材12の詳細構造を説明する。
先ず、第5A図に示す如く、各カセツト収納棚
2は水平な上下の棚板14によつて上下から仕切
られている。そして二重挿入防止部材12は各カ
セツト収納棚2の上面の棚板14の下面に取付け
られている。
次に、第2図に示す如く、二重挿入防止部材1
2にはカセツト1の挿入検出部材15と、そのロ
ツク部材16と、二重挿入防止部材12の作動部
材17と、カセツト1のエジエクト部材18等が
関連されて組立てられている。なおこれらの部材
12,15,16,17及び18は合成樹脂にて
成形されている。
そして、先ず、二重挿入防止部材12はほゞ台
形状の平板に形成されていて、その前端縁が全巾
に亘つて下方に屈曲されたカセツト1の挿入完了
の表示部12aに形成されている。なおこの二重
挿入防止部材12は例えば黄色や赤色の如き注意
を喚起し易い色に着色成形されているが、例えば
表示部12aの前面のみに上記の着色表示を施し
ても良い。そしてこの二重挿入防止部材12の後
端部12bに水平に挿通された支点軸20の左右
両端部が棚板14の下面に形成された左右一対の
立下り片21に枢支されている。従つてこの二重
挿入防止部材12は第5A,5B図に矢印a,b
で示す如く支点軸20を中心に上下に揺動出来る
状態で水平に取付けられている。なおその取付け
状態で、表示部12aは第5A図に示す如くカセ
ツト挿入口8の上部に水平に配置される。また第
3A図に示す如くその表示部12aの長さl1は
カセツト挿入口8の左右横巾l2の1/2以上の長 さに形成されている。またこの二重挿入防止部材
12は支点軸20の中央部分に巻装された捩りコ
イルばねからなる戻しばね22によつて上方側で
ある第5A図で矢印a方向に回動附勢されてい
る。
次に、挿入検出部材15はほゞ長方形状の平板
に形成されていて、その後端縁が全巾に亘つて下
方に屈曲されたカセツト1の当接部15aに形成
されている。そしてこの挿入検出部材15は二重
挿入防止部材12の下部に水平に配置されてい
て、その左右両端縁15bに設けられた各前後一
対のガイドピン24を棚板14の下面に固着され
た左右一対のガイド部材25の各前後一対のガイ
ド溝26内に係合されている。従つてこの挿入検
出部材15は第3A,3B図に矢印c,dで示す
如くカセツト挿入口8に対する前後方向に水平に
移動出来る状態に取付けられている。なおこの挿
入検出部材15の当接部15aは第3A図に示す
如く二重挿入防止部材12の表示部12aとほゞ
同長でかつほゞ平行状に形成されている。そして
この挿入検出部材15は引張りばねからなる左右
一対の戻しばね27によつて前方側である第3A
図で矢印c方向に摺動附勢されている。
次に、ロツク部材16は回動杆に形成されてい
て、二重挿入防止部材12の上部に水平に配置さ
れ、かつ前後長手方向のほゞ中央部を棚部14の
下面に取付けられた垂直な支点軸29に第3A,
3B図に矢印e,fで示す如く左右方向に水平に
回動出来る状態に取付けられている。そしてこの
ロツク部材16の後端縁は支点軸29を中心とし
た円弧面16aに形成されていて、挿入検出部材
15の後端側の中央上部に枢着されたローラ30
に対して係合、離脱自在に構成されている。
次に、作動部材17は摺動杆に形成されてい
て、二重挿入防止部材12の上部に水平に配置さ
れ、かつ棚板14の下面に取付けられた左右一対
のガイドピン32に左右一対のガイド孔33を係
合させて第3A,3B,4A,4B図に矢印g,
hで示す如く左右方向に水平に摺動出来る状態に
取付けられている。そしてこの作動部材17の上
部に設けられたピン34にロツク部材16の前端
部16bに設けられた長孔35が係合されてい
る。またこの作動部材17の前縁に沿つて間隔を
隔てて一体に設けられた複数個のカム突起36が
二重挿入防止部材12の前端縁の上部に沿つて間
隔を隔てゝ一体に設けられた複数個のカム突起3
6の上部に第4A図に示す如く対向されて配置さ
れている。
次に、エジエクト部材18は摺動杆に形成され
ていて棚板14の下面に取付けられた前後一対の
ガイドピン39に前後一対のガイド孔40を係合
させて第3A,3B図に矢印i,jで示す如く前
後方向に水平に摺動出来る状態に取付けられてい
る。なおこのエジエクト部材18の前端部に前記
エジエクト釦18が固着されている。そしてこの
エジエクト部材18の後端部18aと作動部材1
7の一端部17aとが棚板14の下面に支点軸4
1を介して回動自在に取付けられた連動部材42
を介して互いに連動連結されている。また引張り
ばねからなる戻しばね43によつてエジエクト部
材18が第3B図で矢印i方向に摺動附勢され、
連動部材42を介して作動部材17及びロツク部
材16が第3B図で矢印g及びf方向に摺動及び
回動附勢されている。なお第3A,第5B図に示
すカセツト収納棚2の前面にはフロントカバー4
5が取付けられている。
次に、本考案の二重挿入防止部材12による二
重挿入防止動作を説明する。
先ず、カセツト収納棚2内へのカセツト1の挿
入開始前においては、第3A図に示す如く挿入検
出部材15が戻しばね27によつて矢印c方向に
押出されている。またロツク部材16は、第3A
図でその右側の側面16Cがローラ17に当接し
ているから、作動部材17は第3A,4A図で矢
印g方向に摺動された状態になつている。そして
第4A図に示す如く作動部材17の複数個のカム
突起36が二重挿入防止部材12の複数個のカム
突起37に対して矢印g方向に偏倚されているこ
とによつて、第5A図に示す如く二重挿入防止部
材12が戻しばね22によつて矢印a方向に回動
されて、その表示部12aがカセツト挿入口8の
上方に引上げられている。
次に、第5A図に示す如くカセツト挿入口8か
らカセツト収納棚2内にカセツト1が矢印A方向
から挿入されると、そのカセツト1の前蓋1aの
前面が挿入検出部材15の当接部15aに当接さ
れ、その挿入検出部材15がカセツト1によつて
押されて戻しばね27に抗して矢印d方向に押戻
される。なおこの際、カセツト1は第4B図に示
す如く右側のガイド部材25に一体に設けられた
挿入ガイド25aによつて案内されて、第5A図
で矢印A方向に挿入される。
そして、第3B,5B図に示す如くカセツト1
がカセツト収納棚2内に完全に挿入されて、挿入
検出部材15が矢印d方向に最大に押戻された
時、第3B図に示す如くローラ30がロツク部材
16の側面16cから円弧面16a側に外れる。
するととの瞬間に、戻しばね43のばね力によつ
てロツク部材16が第3B図に示す如く矢印f方
向に回動され、その円弧面16a上にローラ30
が相対的に乗上げて、以後挿入検出部材15が第
3B図の後退位置にそのまゝロツクされる。
一方、ロツク部材16が矢印f方向に回動され
たことによつて作動部材17が第3B,4B図に
示す如く矢印h方向に摺動され、複数個のカム突
起36が複数のカム突起37上に乗上げる。この
結果、二重挿入防止部材12が第5B図に示す如
く支点軸20を中心に戻しばね22に抗して矢印
b方向に回動されて、その表示部12aがカセツ
ト挿入口8の前面の上部位置に上方から飛出され
る。そしてカセツト収納部2内に収納されたカセ
ツト1は二重挿入防止部材12の表示部12aと
挿入検出部材15の当接部15aとによつて前後
から挟まれた状態となる。
なお第1図で説明した如く、カセツト1がカセ
ツト収納部2内からカセツト移送機5の供給用カ
セツト収納部6内に矢印Dで示した横方向に水平
に送出される際には、第3B,4B図に示す如く
カセツト移送機5に設けられているカセツト送り
機構46がカセツト1の一側面1bを矢印D方向
に押出すことになる。そしてこの際、表示部12
aと当接部15aとがカセツト1の横方向(矢印
D方向)への送出しガイドとなるので、カセツト
1は横方向に安定良く送出されることになる。
しかして、以上の如くして、カセツト収納棚2
内のカセツト1が横方向へ(記録再生装置4側の
こと。)取出されてそのカセツト収納棚2が空に
なつていても、第5B図に示す如く、表示部12
aがカセツト挿入口8の前面に飛出しているの
で、操作者は、その表示部12aによつてそのカ
セツト収納棚2内には既にカセツト1が挿入され
ていることを目で明確に確認することが出来る。
一方、第5B図に1点鎖線で示す如く、上記空
になつているカセツト収納部2内に誤つて別のカ
セツト1を二重に挿入しようとしても、表示部1
2aによつてそのカセツト1の二重挿入が機械的
に確実に防止される。なおこの際、第3A図に示
す如く、表示部12aの長さl1がカセツト挿入
口8の左右横巾l2の1/2以上の長さに形成され ているので、カセツト1を横方向からカセツト収
納部2内に挿入しようとしても、表示部12aが
邪魔になつて挿入することが出来ない。
なお、カセツト収納部2内のカセツト1をカセ
ツト挿入口8から排出(抜取ること)する際に
は、第3A図に示す如くエジエクト釦13を矢印
j方向に押すと、連動部材42を介して作動部材
17が戻しばね43に抗して第3A,4A図で矢
印g方向に摺動される。するとその瞬間に、第5
A図に示す如く二重挿入防止部材12が戻しばね
22によつて矢印a方向に回動されて、その表示
部12aがカセツト挿入口8の上方に引上げられ
ると同時に、第3A図に示す如く作動部材17に
よつてロツク部材16が矢印e方向に回動され
て、その円弧面16aがローラ30から外れる為
に、挿入検出部材15が戻しばね27によつて矢
印c方向に押出される。この結果、挿入検出部材
15の当接部15aによつてカセツト1が押され
て、カセツト1がカセツト挿入口8外に自動的に
排出される。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案
は実施例に限定されることなく、本考案の技術的
思想に基づいて各種の変更が可能である。
また本考案は、ビデオカセツトのオートチエン
ジヤに限定されることなく、各種の記録担体が収
納されたカセツト、カートリツジ及びジヤケツト
のオートチエンジヤに適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、カセツトオートチエンジヤにおい
て、各カセツト収納棚内に1個のカセツトが挿入
されるとそのことを明確に表示することが出来る
と共に、カセツトが記録再生装置側へ取出されて
空になつているカセツト収納棚内へのカセツトの
二重挿入を機械的に確実に防止することが出来る
ので、二重の安全機能(表示と機械的二重挿入防
止)を有していて、安全性が極めて高い。しかも
二重挿入防止部材で表示部材を兼用する構造は、
部品点数並びに組立工数の削減を可能にしてお
り、構造の簡素化並びに低コスト化に役立つてい
る。さらにこの二重挿入防止部材は、カセツトの
案内作用も有するから、カセツトがカセツト収納
棚側面側のカセツト排出口を経てカセツト収納棚
から排出される際に、その排出を極めて安定良く
行わせる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものであつて、
第1図は全体の斜視図、第2図は要部の分解斜視
図、第3A図及び第3B図は要部の下面図、第4
A図及び第4B図は第3A図A−A線及び第
3B図B−B線矢視図、第5A図及び第5B
図は第3A図A−A線及び第3B図B−
B線矢視図である。 また図面に用いられた符号において、1……カ
セツト、2……カセツト収納棚、4……記録再生
装置、5……カセツト移送機、8……カセツト挿
入口、12……二重挿入防止部材、15……挿入
検出部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトを収納する複数のカセツト収納棚と、
    上記カセツト内の記録媒体に情報信号を記録また
    は記録媒体から情報信号を再生する記録再生装置
    と、上記複数のカセツト収納棚に沿つて移動する
    カセツト移送棚とを備え、 上記カセツト収納棚の前面側のカセツト挿入口
    から上記カセツトが挿入され、収納された上記カ
    セツトを上記前面側のカセツト挿入口と隣接する
    カセツト収納棚側面側のカセツト排出口から排出
    して上記カセツト移送機に装填するようになされ
    たカセツトオートチエンジヤにおいて、 上記カセツト収納棚は、上記カセツトが収納さ
    れたことを検出する挿入検出部材と、 該挿入検出部材と連動して、各カセツト収納棚
    内へ上記カセツトが挿入された際にこのカセツト
    と上記カセツト挿入口との間でかつこのカセツト
    の背面に近接するように移動して上記挿入口の開
    口を小さくする二重挿入防止部材とを備え、 該二重挿入防止部材は、カセツト挿入後におけ
    るカセツト二重挿入を防止しかつ上記カセツト収
    納棚に既に上記カセツトが挿入されていることを
    示すと共に、上記カセツト収納棚から上記側面側
    のカセツト排出口を経て上記カセツトが排出され
    る際のカセツトのガイドとなることを特徴とする
    カセツトオートチエンジヤ。
JP1984159354U 1984-10-22 1984-10-22 Expired JPH0416273Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57183665A (en) * 1981-05-09 1982-11-12 Toshiba Corp Double insertion preventing device for video disk reproducer
JPS58188365A (ja) * 1982-04-27 1983-11-02 Toshiba Corp 記録円盤再生装置に於けるシヤツタ−装置

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