JPH04162578A - 誘電体トンネル構造体の製造方法 - Google Patents

誘電体トンネル構造体の製造方法

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JPH04162578A
JPH04162578A JP2285861A JP28586190A JPH04162578A JP H04162578 A JPH04162578 A JP H04162578A JP 2285861 A JP2285861 A JP 2285861A JP 28586190 A JP28586190 A JP 28586190A JP H04162578 A JPH04162578 A JP H04162578A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要] 導電性を有する第1の領域と高い誘電率と半導体的バン
ド構造をもつ第2の領域との間に誘電体バリア層を介挿
した誘電体トンネル構造体の製造方法に関し、 誘電体バリア層にピンホールが生じても特性が劣化しな
い誘電体バリア構造体の製造方法を提供することを目的
とし、 導電性を有する第1の領域と、高い誘電率と半導体的バ
ンド構造をもつ第2の領域の間に誘電体バリア層を介挿
した誘電体トンネル構造体の製造方法であってミ高い誘
電率と半導体的バンド構造をもつ第2の領域の上に誘電
体バリア層を堆積する工程と、該誘電体バリア層のピン
ホールを通してその低面に露出している該第2の領域の
表面の誘電率を低減する処理を加える工程と、該誘電体
バリア層の上に導電性を有する第1の領域を堆積する工
程を含むように構成した。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、導電性を有する第1の領域と高い誘電率と半
導体的バンド構造をもつ第2の領域との間に誘電体バリ
ア層を介挿した誘電体トンネル構造体の製造方法に関す
る。
近年、超伝導体からなる導電性領域と、誘電体バリア層
と、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ領域(半導
体領域)の積層構造体を使用した超伝導ダイオード、超
伝導ベーストランジスタ等の誘電体トンネル構造装置が
提案されている。
第5図(a)、(b)は誘電体トンネル構造体を用いた
超伝導ダイオードの説明図である。
この図において、21は超伝導体からなる第1の導電性
領域、22は第1の誘電体バリア層、23は高い誘電率
と半導体的バンド構造をもつ領域(半導体領域)、24
は第2の誘電体バリア層、25は第2の導電性領域であ
る。
この超伝導ダイオードは、第5図(a)の概略構成図に
示されているように、超伝導体からなる第1の導電性領
域21、第1の誘電体バリア層22、高い誘電率と半導
体的バンド構造をもつ領域(半導体領域)23、第2の
誘電体バリア層24、第2の導電性領域25の積層体か
ら構成されている。
そして、上記ダイオードを構成する材料の一例を挙げる
と、第1の導電性領域21はNb、第1の誘電体バリア
層22と第2の誘電体バリア層24はSi、半導体領域
23はNbドープ5rTi03である。
第5図(b)は上記の超伝導ダイオードのバンド構造を
示している。
この図に示されているように、上記の超伝導ダイオード
の両端の第1の導電性領域21と第2の導電性領域25
の間に電圧を印加すると、誘電体層の電子に対する電位
を低下するようにバンド構造が曲げられるが、この電位
の低下の大部分は、半導体領域23に比べて誘電率が著
しく小さい第1の誘電体バリアJW22と第2の誘電体
バリア層24の中で生じる。
そして、第1の誘電体バリア層22と第2の誘電体バリ
ア層24は、キャリアがトンネル現象によって通過する
程度に狭く形成されているから、第1の導電性領域21
から半導体領域23をみた実効バリア高は、第1の導電
性領域21のフェルミレヘルEFと半導体領域23の伝
導帯とのエネルギ差で与えられることになる。
この実効バリア高は半導体領域23の中のドナのイオン
化エネルギ程度まで下げることが可能であるため、l 
m e V以下の値を得ることができる。
二の超伝導状態の第1の導電性領域21に、超伝導体の
エネルギギャップΔの2倍を超えるエネルギを有する電
磁波が照射されると、超伝導体の中の超伝導電子(クー
パ一対)が電磁波のエネルギを吸収することによって分
裂してキャリアとなるから、微小なエネルギをもつ電磁
波の検出装置を構成することができる。
また、上記の誘電体トンネル構造体をトランジスタのベ
ース領域に適用すると、数meV程度の低いバリア層が
得られ、微小な信号をスイッチングすることが可能で、
消費電力がきわめて小さい超伝導ベーストランジスタが
形成されるから、これによって高密度化した高性能コン
ピュータを構成することができる。
〔従来の技術] 前記の超伝導ダイオード等に使用される誘電体トンネル
構造体は、基本的には、高い誘電率と半導体的バンド構
造をもつ領域(半導体領域)と、誘電体バリア層と、導
電性を有する領域から構成される。
そして、この半導体領域の誘電率は誘電体バリア層に比
べて例えば1000倍以上の高い値を有している。
このように半導体領域の誘電率を高くすると、下記の2
つの現象が生しる。
第1の現象 大きいバンドの曲がりが誘電体バリア中で生し、半導体
領域の表面の空乏層で生しるバンドの曲がりが非常に小
さくなる。
このため、通常の半導体においてはこの値が1eV程度
であるのに対して、この場合は数meV程度になる。
第2の現象 この誘電体トンネル構造体に電圧を印加すると、各誘電
体層に加わる電圧は各層の単位面積当たりの静電容量の
逆比で分圧されるため、その電圧のほとんどが誘電体バ
リア層に加わる。
この2つの現象により、数mV程度の低電圧で動作する
超伝導ダイオードや超伝導ベーストランジスタが得られ
る。
従来、この誘電体トンネル構造体は、高い誘電率と半導
体的バンド構造をもつ半導体領域の上に、厚さ数10人
程度の誘電体バリア層27をスパッタ法等によって堆積
し、この上に、導電性領域を堆積して製造されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、誘電体バリア層が、数10人と極めて薄
いため、ピンホールの発生を避けることは困難である。
そして、ピンホールが生じると、導電性領域がピンホー
ルを通して高誘電率の半導体領域に達し、誘電体バリア
層自体に加わる電圧が減少するため、誘電体トンネル構
造体に低電圧動作を可能にしていた上記の2つの現象が
阻害される。
したがって、従来の製造方法によって製造した誘電体ト
ンネル構造体においては、特性が理論通りにならず劣化
するという問題があった。
本発明は、誘電体バリア層にピンホールが生じても特性
が劣化しない誘電体トンネル構造体の製造方法を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる導電性を有する第1の領域と、高い誘電
率と半導体的バンド構造をもつ第2の領域の間に誘電体
バリア層を介挿した誘電体トンネル構造体の製造方法に
おいては、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2
の領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電
体バリア層のピンホールを通してその低面に露出してい
る該第2の領域の表面の誘電率を低減する処理を加える
工程と、該誘電体バリア層の上に導電性を有する第1の
領域を堆積する工程を採用した。
〔作用] 第6図(a)〜(c)は、本発明の製造方法の原理説明
図である。
この図において26は高い誘電率と半導体的バンド構造
をもつ領域(半導体領域)、27は誘電体バリア層、2
8はピンホール、29は低誘電率領域、30は導電性領
域である。
第1工程(第6図(a)参照) 高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ領域(半導体領
域)26の上に誘電体バリア層27を堆積する。
この場合、堆積層の厚さが数10人と極めて薄いため、
堆積層中にピンホール28が生じるのを避けることは困
難である。
第2工程(第6図(b)参照) ピンホール29を通して、実施例において説明する処理
を加えて、半導体領域26の表面に低誘電率領域29を
形成する。
第3工程(第6図(c)参照) その上に導電性領域30を堆積する。
従来の製造方法と上記の本発明の製造方法によって製造
された誘電体トンネル構造の特性を説明する。
まず、ピンホール28が生じない場合について考える。
この場合、誘電体バリア層の誘電率をε3、その厚さを
d3、半導体領域表面の誘電率をε2、空乏層の厚さを
d2とする。
この構造に電圧■が加えられると、各誘電体層に加わる
電圧は各層の単位面積当たりの静電容量ε3/d3、ε
2/d2の逆比で分割されるため、誘電体バリア層に加
わる電圧は、(N+(d:+εZ)/(aZ  ε3)
)伺Vで与えられる。
ところが、誘電体バリア層にピンホール2日が生じ導電
性領域30が半導体領域26の表面に達して接触すると
状況は変わる。
いま、ピンホールの面積をSとすると、導電性領域が高
誘電率の領域に接するから、ピンホールの容量はS・ε
2/d2となる。
ところが、ε2はε3に比して非常に大きい(1000
倍程度)からこの容量値は、面積への誘電体バリア層全
体の容量A・ε3/d3に比べて無視できない大きさに
なる。
そのため誘電体バリア層の見かけの容量が増加し、各層
の誘電率の逆比で決まる誘電体バリア層にかかる電圧が
減少してしまう。
これに反し、本発明の製造方法によると、半導体領域の
上にバリア層を堆積したあとで、ピンホールの底面に露
出している半導体領域の表面の誘電率を低下させる処理
を施して、もとのε2よりはるかに小さい誘電率εつを
もちその厚さがdXである低誘電率領域29を形成する
と、その容量S・εX/dXを、この処理を施す前のS
・ε2/ a Zよりきわめて小さい値にすることがで
き、ピンホール28は誘電体バリア層に加わる電圧を減
少させる効果をもたなくなる。
誘電体トンネル構造体に使用される4、高い誘電率と半
導体的バンド構造をもつ領域(半導体領域)の誘電率は
その結晶構造と密接に関係し、実施例において説明する
ような化学的あるいは物理的手段により表面構造を改質
すると、表面誘電率を著しく低下させることができ、こ
のような処理によっては、低い誘電率のバリアが高い誘
電率に変化することはないから、本発明によると、誘電
体トンネル構造体の動作に有害な作用をもつピンホール
が生じたとしても、その有害作用を容易に解消すること
ができる。
なお、この表面改質の影響は実質的にピンホールのある
ところだけで行われるから素子そのものの動作に悪影響
を及ぼさない。
その結果、誘電体トンネル構造体の良品率を向上するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の誘電体トンネル構造体の製造方法の実施
例を図面に基づいて説明する。
(1)第1実施例 第1図(a)〜(d)は、本発明の第1実施例の製造工
程説明図である。
この図において、1はNbドープS r T i O3
層、2はSiバリア層、3はピンホール、4は容器、5
は HF:H,O16は低誘電率領域、7はNb層であ
る。
第1工程(第り図(a)参照) 高い誘電率と半導体的バンド構造をもつNbドープS 
r T i O3層1の上に、スパンタリングによって
、多結晶あるいはアモルファスのSiバリア層2を60
人の厚さに堆積する。
上記のように、Siバリア層2は、キャリアをトンネル
現象により透過させる程度に極めて薄く形成されるため
、ピンホール3を皆無にすることは困難である。
第2工程(第1図(b)参照) 次に、第1工程によって得られた試料をスバ・7タ装置
から取り出し、容器4に満たしたHF:HzO(=1 
: 10)5中に10秒間浸漬して処理する。
第3工程(第1図(c)参照) 次いで、試料を純水で1分間洗浄した後、乾燥し、再び
スパッタ装置に取りつけ、Nb層7を厚さ2500人堆
積する。
第4工程(第1図(d)参照) その後、Nb層7とSiバリア層2をフォトリソグラフ
ィー技術とCFa +5%0□を用いた反応性ドライエ
ツチングにより選択的に除去し、必要な大きさのトンネ
ル構造体を形成する。
上記の第2工程における、酸の水溶液の処理によって、
Siバリア層2のピンホール3の底面に露出しているN
bドープ5rTiO,層1の表面に低誘電率領域6が形
成されるため、このピンホール3があっても誘電体トン
ネル構造体の特性の劣化はない。
本実施例によって製造された誘電体トンぶル構造体は、
前述した超伝導ダイオードや、超伝導ベーストランジス
タ等の構成の一部として使用される。
なお、本実施例における上記のHF:H,、Oの他、濃
燐酸水溶液(H2PO4)等の酸の水溶液を使用するこ
ともできる。
(2)第2実施例 第2図(a)〜(d)は、本発明の第2実施例の製造工
程説明図である。
この図において、8は気田容器、9は塩素ガスである他
は第1図において同符号を付して説明したものと同じで
ある。
第1工程(第2図(a)参照) Nbドープ5rTi03層1の上に、スパッタリングに
よってSiバリア層2を60人の厚さに堆積する。
第2工程(第2図(b)参照) 次に、第1工程によって得られた試料をスパッタ装置か
ら取り出し、気密容器8中に充填した塩素ガス9に曝す
第3工程(第2図(c)参照) 次いで、試料を再びスパッタ装置に取りつけ、Nb層7
を厚さ2500人堆積する。
その後、Nb層7とSiバリア層2をフォトリソグラフ
ィー技術とCF4 +5%0□を用いた反応性ドライエ
ツチングにより加工し、必要な大きさの誘電体トンネル
構造体とする。
上記の、試料をエツチング性気体に曝す処理によってN
bドープSrT!Oh層1の表面に低誘電率領域6が形
成される。
(3)第3実施例 第3図(a’)〜(d)は、本発明の第3実施例の製造
工程説明図である。
この図において、10がAffi、03バリア層、11
がCF 4プラズマである他は第1図において同符号を
付して説明したものと同じである。
第1工程(第3図(a)参照) Nbドープ5rTiO,層lの上にAlzO3バリア層
10を反応性スパッタリングによって堆積する。
第2工程(第3図(b)参照) 次に、上記の試料をスパッタ装置から取り出すことなく
、引き続いて、CF4ガス10mTorr中の高周波放
電によって発生するプラズマ中に曝す。
第3工程(第3図(c)参照) 次いで、前記の試料をスパッタ装置から取り出すことな
く、A1zO3ハ゛リア層10の上にNb層7を厚さ2
500人堆積する。
第4工程(第3図(d)参照) その後、Nb層7とAf203バリア層lOをフォトリ
ソグラフィー技術とCF、±5%02を用いた反応性ド
ライエツチングにより加工し、必要な大きさの誘電体ト
ンネル構造体を形成する。
上記の試料をプラズマに曝す処理によって、A!203
バリア層10のピンホール3を通してNbドープ5rT
i○1層1の表面に低誘電率領域6が形成される。
本実施例によると、試料をスパッタ装置から取り出す必
要がないため工程時間が短縮される利点があり、また、
Af、O,バリア層10の表面が湿式処理によって汚染
されることがないため、次の工程においてNb層7を堆
積した場合に付着力が向上する利点がある。
第4実施例 第4図(a)〜(d)は、本発明の第4実施例の製造工
程説明図である。
この図において、12がsbイオンである他は第1図に
おいて同符号を付して説明したものと同じである。
第1工程(第4図(a)参照) Nbドープ5rTiCh層1の上にSiバリア層2をス
パッタリングによって堆積する。
第2工程(第4図(b)参照) 次に、上記の試料をスパッタ装置から取り出して、イオ
ン打ち込み装置により、Siバリア層2に向けてsbイ
オン12を加速電圧100keVで1015c m−2
だけ注入する。
第3工程(第4図(c)参照) 次いで、前記の試料を再びスパッタ装置に挿入して、S
iバリア層2の上にNb層7を厚さ2500人堆積する
第4工程(第4図(d)参照) その後、Nb層7とSiバリア層2をフォトリソグラフ
ィー技術とCFJ +5%0□を用いた反応性ドライエ
ツチングにより加工し、必要な大きさの誘電体トンネル
構造体を形成する。
上記のSiバリア層2にsbイオン12を注入する処理
によって、Siバリア層2のピンホールを通してNbド
ープS r T i Oz層1の表面に低誘電率領域6
が形成される。
本実施例によると、第3実施例のようにCF4ガスを用
いる方法と同様の利点があるとともに、誘電率が低下す
る表面層の厚さがさらに厚くとれるため、誘電体トンネ
ル構造体の特性の改善の程度がさらに向上する利点があ
る。
第5実施例 第1工程 高誘電率半導体、例えば、NbをドープしたSr T 
i O,の上にバリア層としてSi層をスパッタリング
によって堆積する。
第2工程 次に、上記の試料をスパッタ装置から取り出して、Si
バリア層の上面にKrFエキシマレーザ光を照射する。
第3工程 次いで、前記の試料を再びスパッタ装置に挿入して、S
iバリア層の上にNb層を厚さ2500人堆積する。
第4工程 その後、Nb層とSiバリア層をフォトリソグラフィー
技術とCF4+5%o2を用いた反応性ドライエツチン
グにより加工し、必要な大きさの誘電体トンネル構造体
を形成する。
上記の、NbドープSrTiO3層の表面にレーザ光を
照射することによって、Siバリア層のピンホールを通
してNbドープ5rTi03層の表面に低誘電率領域が
形成される。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明によると、高い誘電率と半
導体的バンド構造をもつ層の上に堆積されたバリア層に
ピンホールが生じたとしても、ピンホールの底面を通し
てその表面に低誘電率領域が形成されるため、誘電体ト
ンネル構造体の特性の劣化が生じることがなく、これに
よって、良好な特性を有する超伝導ダイオード、超伝導
ベーストランジスタ等の装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の第1実施例の製造工程
説明図、第2図(a)〜(d)は本発明の第2実施例の
製造工程説明図、第3図(a)〜(d)は本発明の第3
実施例の製造工程の説明図、第4図(a)〜(d)は本
発明の第4実施例の製造工程の説明図、第5図(a)、
(b)は誘電体トンネル構造体を用いた超伝導ダイオー
ドの説明図、第6図(a)〜(c)は、本発明の製造方
法の原理説明図である。 l−N bドープ5rTi○3層、2−3 iバッフ層
、3−ピンホール、4−容器、5−HF : H20,
6−低誘電率領域、7−N b層、8−気密容器、9−
塩素ガス、10−A f 、 03バリア層、11−c
 F 、プラズマ、12−3 bイオン特許出願人  
 富士通株式会社 代理人弁理士  相 谷 昭 司 代理に弁理士  渡 邊 弘 − (b) (C) 本発明の第1実施例の製造工程説明図 第1図 3ピンホール (b) (c) 本発明の第2実施例の製造工程説明図 第2図 3ピンぷ−ル (a) (b) (C) (d) 本発明の第6実施例の製造工程説明図 第3図 (3ピンホール (a) (b) (c) 本発明の第4実施例の製造工程説明・図第4図 (a) (b) 第5因

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、導電性を有する第1の領域と、高い誘電率と半
    導体的バンド構造をもつ第2の領域の間に誘電体バリア
    層を介挿した誘電体トンネル構造体の製造方法であって
    、 高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の領域の上
    に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体バリア層
    のピンホールを通してその低面に露出している該第2の
    領域の表面の誘電率を低減する処理を加える工程と、 該誘電体バリア層の上に導電性を有する第1の領域を堆
    積する工程を含むことを特徴とする誘電体トンネル構造
    体の製造方法。
  2. (2)、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の
    領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体
    バリア層全体を、酸の水溶液に曝す工程によって、該誘
    電体バリア層のピンホールを通してその低面に露出して
    いる該第2の領域の表面の誘電率を低減することを特徴
    とする請求項(1)記載の誘電体トンネル構造体の製造
    方法。
  3. (3)、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の
    領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体
    バリア層全体を、塩素等の腐食性気体に曝す工程によっ
    て、該誘電体バリア層のピンホールを通してその低面に
    露出している該第2の領域の表面の誘電率を低減するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の誘電体トンネル構造
    体の製造方法。
  4. (4)、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の
    領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体
    バリア層全体を、気体中放電により得られたプラズマに
    曝す工程によって、該誘電体バリア層のピンホールを通
    してその低面に露出している該第2の領域の表面の誘電
    率を低減することを特徴とする請求項(1)記載の誘電
    体トンネル構造体の製造方法。
  5. (5)、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の
    領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体
    バリア層に向けて加速したイオンを照射する工程によっ
    て、該誘電体バリア層のピンホールを通してその低面に
    露出している該第2の領域の表面の誘電率を低減するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の誘電体トンネル構造
    体の製造方法。
  6. (6)、高い誘電率と半導体的バンド構造をもつ第2の
    領域の上に誘電体バリア層を堆積する工程と、該誘電体
    バリア層に向けてレーザ光等の電磁波を照射する工程に
    よって、該誘電体バリア層のピンホールを通してその低
    面に露出している該第2の領域の表面の誘電率を低減す
    ることを特徴とする請求項(1)記載の誘電体トンネル
    構造体の製造方法。
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