JPH04162505A - 軟磁性薄膜 - Google Patents

軟磁性薄膜

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JPH04162505A
JPH04162505A JP28756690A JP28756690A JPH04162505A JP H04162505 A JPH04162505 A JP H04162505A JP 28756690 A JP28756690 A JP 28756690A JP 28756690 A JP28756690 A JP 28756690A JP H04162505 A JPH04162505 A JP H04162505A
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JP
Japan
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thin film
magnetic
film
soft magnetic
present
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JP28756690A
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English (en)
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Masatatsu Sugaya
菅屋 正達
Yuichi Sato
雄一 佐藤
Yoshikazu Narumiya
成宮 義和
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、軟磁性薄膜、特に高密度記録に適した磁気ヘ
ッド、薄膜インダクタ等に用いられる軟磁性薄膜に関す
る。
〈従来の技術〉 磁気記録の分野では、磁気言己録の高密度化、高周波化
が進んでいる。
そして、磁気記録の高密度化に伴ない、磁気配録媒体の
保磁力Haが高(なってきている。
このため、従来のセンダストやパーマロイを用いた磁気
ヘッドでは、軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsが不十分な
ため、高保磁力、例えば保磁力Hcが14000e以上
の磁気記録媒体に十分に書き込むことができない。
このような事情から飽和磁束密度B−8が高い軟磁性薄
膜(1’5 kG)が種々提案されている。
これらの提案は、単層膜や、各種多層膜についてのもの
であるが、製造上の観点からは、構造が単純な単層膜が
好ましい。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の主たる目的は、飽和磁束密度Bsが高く、透磁
率μが高い軟磁性薄膜を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は下記(1)〜(4)の本発明によって
達成される。
(1)下記式で表わされる原子比の組成を有することを
特徴とする軟磁性薄膜。
式  F e  1aa−1a*b*c+  M a 
 N b  Oe(上式においてMは、3A族元素の1
種以上であり、0.2≦a≦10.0.5≦b≦20、
0≦c≦10である。) (2”)a+b+c≦20である上記(1)にg2載の
軟磁性薄膜。
(3)Feを主成分とする主磁性相を有し、前記主磁性
相の結晶粒子の平均結晶粒径りが1000Å以下である
上記(1)または(2)に記載の軟磁性薄膜。
(4)Feを主成分とする主磁性層を有し、前記主磁性
相の結晶粒子が全体の50体積%以上存在する上記(1
)ないしく3)のいずれかに記載の軟磁性薄膜。
〈発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明の軟磁性薄膜は、上記式で示される原子比組成を
有する。
式  Fe+a。−+a*b*cl  M a  N 
b  Oc上記式においてMは、3A族元素の1種以上
である。
すなわち、Mは、Sc、Y、La=Lu、A c = 
L rの1種以上である。
これらのうち、良好な軟磁気特性が得られるという点で
Y、Sc、La、Ceの1種以上、特にY、Scが好ま
しい。
また、Mの原子百分率aは、0.2〜10、好ましくは
0.5〜8、より好ましくは0.8〜7.5である。 
  − 0,2at%未満では、通常のスパッタ装置で成膜する
場合微細結晶とならないため、十分な軟磁性が得られず
、透磁率μが低下する。
10at%をこえると、飽和磁束密度Bsが15kG程
度未満に低下してしまう。 これは、非晶質化したり、
結晶性が悪化するためのものであると考えられる。
Nの原子百分率すは、0,5〜20、好ましくは1〜1
5、より好ましくは1.5〜15である。
0.5at%未満では、やはり、通常のスパッタ装置で
成膜する場合、微細結晶とならず、十分な軟磁気特性が
得られない。
20at%をこえると、飽和磁束密度Bsが15kG程
度未満に低下する。
Oの原子百分率Cは、0〜10、好ましくはO〜5であ
る。
Oの添加によってもμが向上するが、添加量が10at
%をこえると、飽和磁束密度Bsかに低下する。
さらに、a+b+cは、20以下、より好ましくは15
以下であることが好ましい。
これは、飽和磁束密度Bsが低下するからである。
なお、薄膜磁気ヘッドに適用した場合、Bsが15kG
未満となると、高保磁力、特に保磁力Heが140’O
Oe以上の磁気記録媒体に対しオーバーライド特性が低
下する。
なお、場合によっては、さらに炭素Cが、NやOの一部
を置換して含有されていてもよい。
この場合、Cの含有量は、0、Nの合計に対して、50
at%以下、より好ましくは20at%以下、特に好ま
しくはO〜10at%であることが好ましい。
このような本発明の軟磁性薄膜の組成は、例えば、電子
線プローブマイクロ分析(ElectronProbe
 Micro Analysis EPMA)法により
確認することができる。
軟磁性薄膜の膜厚は、用途等に応じて適宜選択すればよ
いが、通常1〜6−程度である。
このような本発明の軟磁性薄膜は、通常、Feを主成分
とする主磁性相と、Mの窒化物あるいは酸化物を主成分
とする窒化物相や酸化物相とを有すると考えられる。 
ただし、窒化物相や酸化物相の粒子は微細なため、通常
のX !1回折等では検圧が困難な場合もある。
主磁性相は、通常、Feを主成分とする結晶粒子にて構
成される。 そして、結晶粒子は、Feのみで構成され
てもよ(、あるいはFeにM、窒素や酸素が固溶したも
のであってもよい。
また、窒化物相や酸化物相は、通常、Mの窒化物や酸化
物にて構成されるが、さらにMの炭化物等が含まれてい
てもよい。 この場合、Mの窒化物等は、通常、最も安
定な窒化物等の形で存在するが、化学量論の組成から多
少ずれていてもよい。
主磁性層の結晶粒子の平均結晶粒径りは、1000Å以
下であることが好ましい。
前記範囲をこえると異方性分散を小さくすることができ
なくなると考えられ、結果として保磁力Hcが大きくな
り、軟磁気特性を得ることができない。
そして、平均結晶粒径りは、より好ましくは500Å以
下、さらには400Å以下、特に20〜400人である
ことが好ましい。
このような場合、特に高い透磁率μが得られ、例えば、
本発明を薄膜磁気ヘッドに適用した場合、高い再生感度
が得られる。
結晶粒子の平均結晶粒径りは、粉末法によるX線回折線
のα−Fe(110)ピークの半値巾W6゜を測定し、
下記のシェラ−の式から求めればよい。
式  D=0. 9  先/W、。cosθ上式におい
て、えは用いたX線の波長であり、θは回折角である。
なお、α−Fe(110)ピークの20は、44.4度
である。
また、主磁性相の結晶粒子は全体の50体積%以上、特
に80体積%以上存在することが好ましい。
上記範囲未満では保磁力Heが大きく、軟磁気特性が得
られず、しかも飽和磁束密度Bsも低い。
微結晶よりなる主磁性相の体積比率は、例えば透過型電
子顕微鏡を用いて、マトリックスの非晶質相と析出して
いる微結晶相の体積比にて求めればよい。
本発明の軟磁性薄膜を成膜するには、蒸着、スパッタリ
ング、イオンブレーティング、CVD等の気相法を用い
ればよい。
成膜時には、通常、基板を100〜300℃に加熱する
。 基板温度がこれより高いと成膜される軟磁性薄膜の
主磁性相および酸化物相の結晶粒が成長して(る。 ま
た、基板温度が100℃以下の場合には、膜が厚くなる
と基板から剥離するようになってくる。
軟磁性薄膜をスパッタ法により形成するには、例えば、
以下のようにする。
ターゲットには、合金鋳造体や焼結体さらには複合ター
ゲット等を用いる。
窒素を膜中に混入するためには、窒素雰囲気中の反応性
スパッタでもよく、あるいは、ターゲットに窒化物を用
いてもよい。
スパッタリングは、Ar等不活性ガス雰囲気下で行なわ
れる。
そして、反応性スパッタの場合は、窒素を1〜20体積
%、酸素を0〜2.5体積%程度含有させればよい。
スパッタの方式には特に制限はなく、また、使用するス
パッタ装置にも制限はなく、通常のものを用いればよい
なお、動作圧力は、通常、RFスパッタの場合には3〜
30 X 10−”Torr程度、このほかの諸条件は
、スパッタ方式の種類等に応じ適宜決定する。
成膜直後の膜は、非晶質でも、あるいは結晶質すなわち
結晶粒子が存在してもよい。
本発明においては、軟磁性薄膜の軟磁気特性をより一層
向上させるために熱処理を行うことが好ましい。 この
場合、特に下記の条件が好適である。
昇温速度:2〜b 保持温度:200〜550℃、 特に300〜450℃程度 保持時間:5〜100分程度 冷却速度:2〜b 雰囲気: I X 10−’Torr以下の真空中また
はAr等の不活性ガス中 なお、本発明の場合、微細に分散したM窒化物やM酸化
物が、熱処理による結晶粒子の粒成長を抑制するため、
平均結晶粒径りは前記の範囲内となる。
得られた軟磁性薄膜の直流〜50Hz程度での保磁力H
cは、2 0e以下、特に1 0e以下であることが好
ましい。
また、I MHzでの初透磁率μ、は1000程度以上
のものが得られる。
保磁力Hcが前記範囲をこえると、あるいは初透磁率μ
、が前記範囲未満であると、磁気ヘッドに適用したとき
、記録・再生感度が低下して(る。
また、軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsは、15kG以上
、特に17kG以上のものが得られる。
前記範囲未満であるとオーバーライド特性が悪化し、特
に高保磁力の磁気言己録媒体への記録が困難となる。
なお、Bs、Hc、μ6等は下記のとおり測定すればよ
い。
Bs:試料振動式磁力計(VSM)を用いて、10kO
eの磁場中で行なう。
Hc:薄膜ヒストロスコープを用いて行なう。
μ、:8の字コイル法を用いて3 moeの高周波磁場
中で測定する。
本発明の軟磁性薄膜は薄膜磁気ヘッド等の各種磁気ヘッ
ドに適用できる。
第1図に、本発明を適用した好適実施例である浮上型の
薄膜磁気ヘッドを示す。
第1図に示される薄膜磁気ヘッドは、スライダ7上に、
絶縁層81、下部磁極層91、ギヤツブ屡10、絶縁層
83、コイル層11、絶縁層85、上部磁極層95およ
び保護層12を順次有する。
本発明においてスライダ7は、材料として従来公知の種
々のものを用いればよ(、例えばセラミックス、フェラ
イト等により構成される。
この場合、セラミックス、特にAffaOs−TiCを
主成分とするセラミックス、Z r Oxを主成分とす
るセラミックス、SiCを主成分とするセラミックスま
たはAβNを主成分とするセラミックスが好適である。
 なお、これらには、添加物としてM g、 Y、 Z
 r Oz、T i Ox等が含有されていてもよい。
スライダ7の形状やサイズ等の諸条件は公知の何れのも
のであってもよく、用途に応じ適宜選択される。
スライダ7上には、絶縁層81が形成される。
絶縁層81の材料としては従来公知のものは何れも使用
可能であり、例えば、薄膜作製をスパッタ法により行な
うときには、5i02、ガラス、AβxOs等を用いる
ことができる。
絶縁層81の膜厚やパターンは公知の何れのものであっ
てもよ(、例えば膜厚は、5〜40p程度とする。
磁極は、通常図示のように、下部磁極層91と、上部磁
極層95として設けられる。
本発明では、下部磁極層91および上部磁極層95に、
前記式で表わされる原子比組成の軟磁性薄膜を用いる。
このため、高保磁力の磁気記録媒体に対してもオーバー
ライド特性に優れ、記録・再生感度、特に、高周波数で
の記録・再生感度が高い磁気ヘッドが得られる。
下部および上部磁極層91.95のパターン、膜厚等は
公知のいずれのものであってもよい。 例えば下部磁極
層91の膜厚は1〜5−程度、上部磁極層95の膜厚は
1〜5−程度とすればよい。
下部磁極層91および上部磁極層95の間にはギャップ
層10が形成される。
ギャップ層10には、A℃−0−,5iOa等公知の種
々の材料を用いればよい。
また、ギャップ層10のパターン、膜厚等は公知の何れ
のものであってもよい。 例えば、ギャップ10の膜厚
は0.2〜1.0−程度とすればよい。
コイル層11の材質には特に制限はな(、通常用いられ
る八ρ、Cu等の金属を用いればよい。
コイルの巻回パターンや巻回密度についても制限はなく
、公知のものを適宜選択使用すればよい。 例えば巻回
パターンについては、図示のスパイラル型の他、積層型
、ジグザグ型等何れであってもよい。
また、コイル層11の形成にはスパッタ法、めっき法等
の各種気相被着法を用いればよい。
図示例ではコイル層11は、いわゆるスパイラル型とし
てスパイラル状に上部および下部磁極層91.95間に
配設されてお・す、コイル層11と上部および下部磁極
層91.95間には絶縁H83,85が設層されている
絶縁層83.85の材料としては従来公知のものは何れ
も使用可能であり、例えば、薄膜作製をスパッタ法によ
り行なうときには、SiO2,ガラス、AA2 Cz等
を用いることができる。
また、上部磁極層95上には保護層12が設層される。
 保護層12の材料としては従来公知のものは何れも使
用可能であり、例えばAρgos等を用いることができ
る。
この場合、保護層12のパターンや膜厚等は従来公知の
ものはいずれも使用可能であり、例えば膜厚は10〜5
0μ程度とすればよい。
なお、本発明ではさらに各種樹脂コート層等を積層して
もよい。
このような薄膜磁気ヘッドの製造工程は、通常、薄膜作
製とパターン形成とによって行なわれる。
各層の薄膜作製には、上記したように、従来公知の技術
である気相被着法、例えば真空蒸着法、スパッタ法等を
用いればよい。
薄膜磁気ヘッドの各層のパターン形成は、従来公知の技
術である選択エツチングあるいは選択デポジシジンによ
り行なうことができる。 エツチングとしてはウェット
エツチングやドライエツチングにより行なうことができ
る。
本発明を適用した薄膜磁気ヘッドは、アーム等の従来公
知のアセンブリーと組み合わせて使用される。
また、前記の薄膜磁気ヘッドを用いて、種々の方式のオ
ーバーライド記録を行うことができる。
本発明の軟磁性薄膜は、このような薄膜磁気ヘッドのほ
か、MIG (メタル・イン・ギャップ)ヘッド等の各
種磁気ヘッドに適用できる。
また、熱処理温度が比較的低い300℃程度で十分な磁
気特性が得られるので、ポリイミドなどの高分子フィル
ムの上に成膜することもできるので、薄膜インダクタ等
にも適用できる。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例I RFスパッタ装置を用いて、表1に示される原子比組成
を有し、膜厚、約1−のFe−M−NおよびF e −
M −N −0軟磁性薄膜を基板上に成膜した。
まず、純鉄ターゲット上にYのチップを対称性よく配置
し、この複合ターゲットから55mmの位置に基板を置
き、ArとN2の混合ガスおよびArとN、と02の混
合ガスでスパッタリングを行なった。
なお、基板にはガラス(コーニング社製7059)を用
い、成膜中は基板を200℃に加熱した。
主な成膜条件は、下記のとおりである。
スパッタガス:Ar+1体積%N2〜 Ar+20体積%N2 (必要に応じさらに0.1〜2.5体積%の0□を加え
た。) スパッタガス圧=5×10−” Torr投入電カニ 
2 、4 W/cm” 成膜速度:160人/分 到達真空度+ I X 10−’ Torr次に、磁気
特性を向上させるために真空度I X 10−’ To
rr 、保持時間1時間にて、温度400℃または50
0℃の最適温度で熱処理を行なった後に、以下の方法で
緒特性を評価した。
(1)膜組成 特別に純度99.85%のアルミニウム基板上に成膜し
た膜を用いて、EPMA法により求めた。
(2)μm 8の字コイル法を用い、3 mOeの高周波磁場中で測
定した。
(3)保磁力(Hc) 薄膜ヒストロスコープにより求めた。
(4)飽和磁束密度(Bs) VSMを用いて10kOeの磁場中で測定した。
(5)結晶粒子の平均結晶粒径(D> X線回折法を用いてα−Fe(110)ピークの半値幅
より求めた。
(6)結晶粒子の含有率 透過型電子顕微鏡を用いて、マトリックスの非晶質相と
析出している微結晶相の体積比より求めた。
結果は表1に示されるとおりである。
表    1 サンプル   組   成     D  結晶粒子の
  μ1HcBsNo、   (at%1bajFe 
  (人)含有率(1!4(z) (Oe) (kG)
M    No       (体積%)1(本発明)
  Yl、]、  10.7 0.0  330   
100    1000  1.4 16.92(本発
明)  Y2.2 10.8 0.0  180   
100    1400  1.0 16.03(本発
明)  Y4.8  2.6 0.OZoo    1
00    2000  0.6 17.44(本発明
>  Yl、2  5.4  o、o   19o10
0   1100  12 18.55(本発明)  
Y3.l   ?、3 0.0  220   100
    1900  0.8 16.56(本発明) 
 Y4.3  7.9 0.0  270   100
    1600  0.9 15.67(本発明) 
 Y4.2  3.1 4.0  360   100
    1200  1.1 17.38c本発明) 
 Y2.1  1.6 2.0  310   100
    1100  1.2 19゜09(本発明) 
 Yl、3 10.5 1.5  280   100
  、  1300  1.1 16.210(本発明
)  Yl、9  3.8 1.9  230   1
00    1400  1.0 17.311(本発
明1sc5.1  3.1 0.0  300   1
00    1800  0.7 17.012(本発
明)La4.2  3.5 0.0  220   1
00    1100  1.2 17.221(比較
)  Yo、0 9.3 0.0 620   100
    280 5.7 17.922(比較)  Y
o、0 10゜1 2.1  580   100  
  380  3.8’  17.023(比 較) 
 YQ、Q   O,00,0140fl    10
0    240  9.1 20.724(比較) 
 Y4.5 0.2 0.0 510   100  
  200 9.0 17.5表1に示される結果から
本発明の効果が明らかである。
すなわち、いずれのサンプルも15kG以上の高いBs
が得られ、2 0e以下のHcが得られることから、μ
mも1000以上のものが得られることがわかる。
そして、本発明のサンプルは熱的安定性や耐食性も良好
であった。
また、飽和磁歪値も小さい値であった。
さらに、本発明の軟磁性薄膜を磁気ヘッドに適用して、
薄膜磁気ヘッドを製造した。
そして、高保磁力の磁気記録媒体に対し、記録・再生を
行なったところ、十分なオーバーライド特性と高周波数
での高い記録・再生感度等の優れた電磁変換特性が得ら
れた。 この場合、保磁力14000’eの媒体に一定
の波長の信号を記録し、相対速度を変えて再生して得た
再生周波数特性の相対出力は、5MHzまで一定であっ
た。
〈発明の効果〉 本発明の軟磁性薄膜は、飽和磁束密度Bsが高く、透磁
率μが高く、保磁力Heが低い軟磁気特性を有し、しか
も熱的安定性が良い。
加えて、耐食性が良い。
さらには、単層膜で前記の特性が得られるため、成膜が
容易であり、生産歩留りや量産性が高い。
また、本発明の軟磁性薄膜を例えば、磁気ヘッドに適用
する場合、高保磁力の磁気記録媒体へ十分な記録を行な
うことができ、十分なオーバーライド特性が得られる。
加えて、記録・再生感度、特に高周波数での記録・再生
感度が従来のものに比べ格段と向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の軟磁性薄膜を適用した薄膜磁気ヘッ
ドの1例が示される部分断面図である。 符号の説明 7・・・スライダ 81.83.85・・・絶縁層 91・・・下部磁極層 95・・・上部磁極層 10・・・ギャップ層 11・・・コイル層 12・・・保護層 出 願 人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  陽  −同     弁
理士   増  1) 達  哉FIG、1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式で表わされる原子比の組成を有することを
    特徴とする軟磁性薄膜。 式Fe_1_0_0_−_(_a_+_b_+_c_)
    M_aN_bO_c(上式においてMは、3A族元素の
    1種以上であり、0.2≦a≦10,0.5≦b≦20
    、0≦c≦10である。)
  2. (2)a+b+c≦20である請求項1に記載の軟磁性
    薄膜。
  3. (3)Feを主成分とする主磁性相を有し、前記主磁性
    相の結晶粒子の平均結晶粒径Dが1000Å以下である
    請求項1または2に記載の軟磁性薄膜。
  4. (4)Feを主成分とする主磁性層を有し、前記主磁性
    相の結晶粒子が全体の50体積%以上存在する請求項1
    ないし3のいずれかに記載の軟磁性薄膜。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5617275A (en) * 1994-05-02 1997-04-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Thin film head having a core comprising Fe-N-O in a specific atomic composition ratio
US6822831B2 (en) * 1999-11-26 2004-11-23 Fujitsu Limited Magnetic thin film, magnetic thin film forming method, and recording head

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