JPH04162262A - 磁気記録装置のデジタル信号検出回路 - Google Patents

磁気記録装置のデジタル信号検出回路

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JPH04162262A
JPH04162262A JP28719290A JP28719290A JPH04162262A JP H04162262 A JPH04162262 A JP H04162262A JP 28719290 A JP28719290 A JP 28719290A JP 28719290 A JP28719290 A JP 28719290A JP H04162262 A JPH04162262 A JP H04162262A
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signal
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analog
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Kazunori Moriya
森谷 和典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、磁気記録装置に記録された二値データを再
生する磁気記録装置のデジタル信号検出回路に関する。
(従来の技術) 従来、磁気記録装置に記録された二値データを再生する
デジタル信号検出回路として第10図に示すようなもの
が知られている。
この従来のデジタル信号検出回路は、磁気記録装置の記
録媒体の1の書き込みデータ中に再生のだめのクロック
情報をも含めて同時に記録するセルフクロッキング方式
の磁気記録装置に対するデジタル信号検出方式のもので
あるが、この従来のデジタル信号検出装置では、磁気記
録媒体1上に予め記録されたデジタルデータを磁気ヘッ
ド2て読み取り、そのアナログ再生信号ASOをプリア
ンプ3に与え、ここで増幅した後、ローパスフィルタと
波形等化回路等から成る波形整形回路4に通して信号ピ
ークを強調したアナログ再生信号ASIとし、これを二
値化回路5に入力するようにしている。
二値化回路5ては、この信号ASIを二値化処理し、ア
ナログ再生信号ASIのピーク位置に対応したパルス列
PSを情報検出回路23とウィンド発生回路24とに送
出する。
ウィンド発生回路24ては、パルス列PSを基にしてP
LL回路等を動作させ、ウィンド信号WDを発生させて
情報検出回路23に送出する。
そして情報検出回路23では、アナログ再生信号のピー
ク位置に対応するパルス列PSとウィンド信号WDとを
受けて、各ウィンド期間内にピーク位置を示すパルス列
PSのパルスか発生しているかどうかを判定し、パルス
か見出される時に情報゛1°、見出されない時に情報゛
0°を割り当て、あるいその逆に割り当てることによっ
てデジタル信号再生データ列RDを出力する。
(発明が解決しようとする課題) しかしなから、このような従来のデジタル信号検出装置
では次のような問題点があった。
記録媒体1上からのデータの再生は磁気ヘッド2からの
アナログ再生信号ASOのピークを捕らえ、そのピーク
がウィンド中に存在するか否かによってのみ行なわれて
いる。ところが、アナログ再生信号ASOのピークは記
録媒体1上の磁化反転部分に発生するが、その位置は様
々な理由により位置ずれ、つまりピークシフトか生じて
いる。
このピークシフトの主な原因としては、接近した磁化反
転からの干渉によりピーク位置が時間的にシフトするパ
ターンピークシフトと、様々な理由によるノイズか再生
信号に重畳することにより信号のレベル変動が生じ、ピ
ーク位置を見誤るノイズピークシフトとのふたつが上げ
られる。
パターンピークシフトに関しては、磁気記録媒体1上で
生じる波形干渉を予め予測し、データ書き込み時にデー
タの送出タイミングを調節して記録するライトプリコン
ベンセイションや、第10図の波形整形回路4中に含ま
れる波形等化回路等の技術により改善が期待できるか、
実際の記録再生時には記録されるデータ列のパターン、
磁気記録媒体上での磁気ヘッドの位置、記録再生に供す
る記録媒体及び磁気ヘッドが常に変化するためにすべて
の状態において最適なライトプリコンベンセインヨンあ
るいは波形等化を施すことは不可能で、完全に波形干渉
を取り除くことはできない。
また、ノイズピークシフトに関しては、上記技術では大
幅な改善を期待することはできず、回路系の最適化によ
ってその影響を極力小さく抑えている。
第11 図(a) 、  (b)はパターンピークシフ
トとノイズピークシフトとによってピークの位置ずれを
起こしたアナログ再生信号波形とウィンドWD  との
位置関係を示しており、T はウィンn       
                         
     。
ドWD  の中心位置を示し、本来データが存在して磁
化反転が存在すべき位置であり、T はピークシフトか
発生し、実際のピークが存在している位置を示している
第11図(a)はピークシフトか発生しているが、その
発生位置T が本来のピーク位置T と同じS    
                       Oウ
ィンド信号  の中に存在している場合を示し、第11
図(b)は本来のピーク位置T の存在するウィンドW
D  の隣のウィンドW D n−1中にピークシフト
したピーク位置T が存在している場合を示している。
この第11図(a)の場合には、本来のピークと同しウ
ィンド内にピークシフトしたピークが存在するために、
このピーク位1fT  て1゛を立てでも読み誤りを生
じないが、第11図(b)の場合にはピーク位置T で
′1“を立てることにより、本来゛1°が立てられるべ
きウィンドWD  の隣のウィンドW D n−1て1
″か立てられることになり、記録データか誤って再生さ
れることになる。
ところが従来のデジタル信号検出装置では、アナログ再
生信号のピーク位置を捕らえ、そのピークがウィンド中
に存在するか否かを判断することにのみによってディジ
タル信号再生データRDを得ているために、第11図(
b)に示す様なピークの位置ずれか発生している場合に
読み誤りを起こし、正確な記録データの再生が行えない
という問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、信号検出の手法として上述のようなウィンド中
にアナログ再生信号のピークか存在するか否かという判
定基準に従ったピーク検出による信号検圧法に変わって
、磁気記録再生過程、すなわち波形干渉を畳み込み符号
化の過程とみなして、波形干渉のおよぶ範囲を拘束長と
捕らえ、その拘束長の範囲で考えられるすべてのデータ
系列のパターンを状態と見なすことにより、再生時に得
られるアナログ再生信号に対してとりと復号法を適用し
て疑似的な最尤復号を行い、信頼性高い信号検出法を実
現しようとするものであり、その場合の具体的手法を提
供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段) この発明による磁気ディスク装置のディジタル信号検出
方式は、磁気記録媒体に記録されたデータを磁気ヘッド
により再生して得られるアナログ再生信号のピークを捕
らえ、このピーク位置に対応したパルス列を発生させる
二値化回路と、この二値化回異からのパルス列を受けて
前記アナログ再生信号を一定の時間間隔でサンプルする
ためのサンプリングクロック信号を発生するクロック発
生回路と、 前記アナログ再生信号を前記サンプリングクロック信号
でサンプルし、各サンプル点におけるアナログ再生信号
のレベルをデジタル化して出力するアナログデジタル変
換器と、 ビタビ復号法による信号検出を行なう過程において、ブ
ランチメトリックを計算する際の基準とする信号レベル
値を保持するレベルテーブル回路、前記アナログデジタ
ル変換器から送出されるディジタル化されたアナログ再
生信号のレベルデータ列を用い、このデータ列と前記レ
ベルテーブル回路に保持された基準とする信号レベル値
との関係からビタビ復号法による信号検出を実現するビ
タビ復号器とを備えたものである。
(作 用) この発明による磁気ディスク装置のデジタル信号検出方
式では、二値化回路において磁気ヘッドにより再生され
たアナログ再生信号のピーク位置に対応したパルス列を
発生させ、クロック発生回路において前記パルス列を基
にしてアナログ再生信号を一定の間隔でサンプルするた
めのサンプリングクロック信号を発生する。
アナログデジタル変換器においてはクロック発生回路で
発生されるサンプリングクロック信号に従ってアナログ
再生信号をサンプルし、デジタル化された信号レベルデ
ータ列を出力する。
しへルテーブル回路では、上記ディジタル化された信号
レベルに対しビタビ復号法を適用するに当たり、実際に
得られたデジタル化された信号レベルと比較し、ブラン
チメトリックを計算するために必要な基準信号レベル値
を保持する。
ビタビ復号器においては、前記アナログデジタル変換器
から出力される信号レベルデータと、上記レベルテーブ
ル回路に保持された各ブランチに対応した基準信号レベ
ルとから各ブランチにおけるブランチメトリックを計算
することによってビタビ復号法に従った信号検出を実現
する。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基すいて詳細に説明する
第1図はこの発明の一実施例のブロック構成を示してお
り、記録媒体1にセルフクロッキング方式で記録された
記録データを検出する実施例である。
この実施例のデジタル信号検出回路は、記録媒体1上の
記録データを読みとる磁気ヘッド2と、この磁気ヘッド
2の再生したアナログ再生信号ASOを増幅するプリア
ンプ3と、従来例で示したローパスフィルタおよび波形
等化回路等からなる波形整形回路4並びに二値化回路5
を備えている。
さらに、この実施例のデジタル信号検出回路では、上記
回路に加えて波形整形回路4からのアナログ再生信号A
SIを一定の時間間隔でサンプルするだめのサンプリン
グクロック信号SCを発生するタロツク発生回路6と、
アナログ再生信号ASIをクロック発生回路6で発生さ
れたサンプリングクロック信号SCに合わせてサンプル
して、デジタルの信号レベルデータDSとして出力する
アナログデジタル変換器7と、本発明によるビタビ復号
法を用いた信号検出を実現する際に必要となる基準信号
レベルSLを保持するレベルテーブル回路8と、アナロ
グデジタル変換r67から出力されるデジタル信号レベ
ルデータDSとレベルテーブル回路8に保持された基準
信号レベルSLからビタビ復号法による信号検出を実行
するビタビ復号器9とを備えている。
次に、上記構成のデジタル信号検出回路の動作について
説明する。
ここに説明する実施例においてはアナログ再生波形を磁
気記録媒体上に記録されている情報のビット周期Tbで
サンプルし、磁気媒体1上から磁気ヘッド2によって読
み出されるノイズを含まない理想的正側孤立再生パルス
が第2図に示すとうり、ビット周期Tbの間隔離れた連
続した三つのサンプリングポイント1  1 .1  
で0以−]’01 外のレベル値を持ち、これ以外のサンプリングポイント
ではすべてレベル値0をとるとみなすような場合、すな
わち波形干渉の及ぶ範囲が孤立再生パルスの中心から±
1ビットの合計3ビツトであるとみなす場合を考える。
実際の再生波形において波形干渉がもっと遠方までおよ
ぶ場合も、信号検出動作の信頼性の許す範囲でこのよう
に波形干渉の及ぶ領域を限定して近似する。
上記条件の下で、磁気記録再生過程を畳み込み符号化過
程と捕らえる。すなわち、波形干渉の及ぶ3ビツトを拘
束長と捕らえ、磁気媒体上に記録するデータ系列を常に
3ビツトの幅を持って観測し、先行する2ビツトのデー
タが取り得るデータパターンを状態と捕らえる。ただし
、磁気記録再生過程においては隣接する再生パルスは、
必ずその極性を交番させて現われる。従って、再生時に
正パルスを発生するデータと負パルスを発生するデータ
を区別して上記データパターンを考える必要があり、先
行する2ビツトのデータか取り得るデータパターンは8
種で、状態数は8となる。この際、先行する2ビツト 
00°は、この2ビツトに先行し最も近い再生パルスが
正パルスで現在負のパルスを待っている状態と、この2
ビツトに先行し最も近い再生パルスが負パルスで現在正
パルスを待っている状態とを区別する必要がある。
またさらに、再生時における上記連続した3ビツトの中
の中心のデータビットに対応する再生出力レベルを畳み
込み符号化器の出力と捕らえる。第3図にこのような畳
み込み符号化過程を表わすトレリス線図を示す。d、は
上記注目する3ビツトの中で最も先行するデータ、do
はd、に引き続く注目する3ビツトの中央のデータであ
り、注目する3ビツトの中で最後のデータd1の内容に
よってトレリス線図中の各レベルにおける状態の変化を
示す線分、すなわちブランチが引かれている。
以下にデータの再生を行なう際の実施例の動作を説明す
る。
レベルテーブル回路8上には予め上記連続する3ビツト
のすべてのデータパターンにおけるこの3ビツト中の中
心のデータビットに対応する基準とする再生出力レベル
、すなわち第3図のトレリス線図中の各ブランチに対応
した基準とする再生出力レベルSLを記録しておく。こ
の基準とする再生出力レベルSLは信号検出動作が正確
に行なわれるように予め適切に調整されてレベルテーブ
ル回路上に記録しておく必要がある。
信号検出動作は、上記レベルテーブル回路8上に記録さ
れた基準とする再生出力レベルSLと、順次アナログデ
ジタル変換器7でサンプルされる実際の再生出力レベル
系列DSとを基に、これにビタビ復号器9上てビタビ復
号法を適用することにより実現される。
第4図にビタビ復号器9の内部構造を示す。
ビタし復号器9上では、ブランチメトリック計算回路1
0において、アナログデジタル変換器7からの実際の再
生出力レベルDSと、レベルテーブル回路上に保持され
る各ブランチに対応する基準とする再生出力レベルSL
すべてと比較し、その偏差から各ブランチに対応する事
象か発生したとすることの確からしさ、すなわちブラン
チメトリックを計算する。バスメトリック計算比較回路
11、ブランチ選択回路】2、バスメトリック記憶回路
13より成るアット・コンベア・セレクト回路(以後A
CD回路と称す)14では前記各ブランチに対応するブ
ランチメトリックを直前のレベルまでにおいて得られた
累積の確からしさ、すなわちバスメトリックに加えるこ
とにより現在のレベルのバスメトリックを計算し、それ
ぞれの状態に到達する複数のブランチに連なり、すなわ
ちバスの中で最も大きなバスメトリンクの値を与えるよ
うに各ブランチを選択し、現在のレベルまてにおける新
しいバスメトリックを記憶する。生き残りバス選択記憶
回路15てはACD回路14で選択されたブランチを直
前のレベルまでの生き残りバスに加え、過去のレベルに
おける不用バスを切り捨てて現在のレベルに於ける生き
残りバスを記憶する。データ選択回路16においては生
き残りバス選択記録回路15に記憶されている生き残り
バスの状況を観察することにより再生データRDを決定
しビタビ復号器9外に送出する。
以上に説明したデジタル信号検出回路によれば、従来の
信号検出法のようなウィンド中にアナログ再生信号のピ
ークが存在するか否かという極めて瞬時的情報による判
断てはなく、磁気記録再生過程を波形干渉の及ぶ範囲を
拘束長とした畳み込み符号化の過程と捕らえ、これにビ
タビ復号法に基すく波形干渉の及ぶ範囲を制限した疑似
的な最尤復号による判定を行なうことによって信頼性高
くデジタル信号の検出動作を実現することができる。
次に、本発明の他の実施例を示す。
第5図は本発明による他の実施例のプロ・ツク構成を示
しており、前記第1図に示した第一の実施例とはサンプ
リングコントロール回路17と切り替え回路18を備え
、サンプリングコントロール回路17からの指示に従っ
てレベルテーブル回路8内に保持する基準とする再生出
力レベル値SLの書換えを行なおうとするものである。
本実施例では、磁気記録媒体1上の一部分に、波形干渉
の及ぶ3ビツトすなわちトレリス線図の各ブランチに対
応するすべてのデータパターンを、基準とする再生出力
レベルSLを得るためのモデルデータとして記録してお
き、本発明を適用する磁気記録装置へ電源を投入した立
ち上げ時または立ち上げ後の動作中の然るべき時期に、
磁気記録媒体上の上記モデルデータ記録部分を読み出し
てアナログ再生電圧を得、その再生出力レベルを用いて
レベルテーブル回路内に保持する基準再生出力レベルS
Lを作成する。
第6図に本実施例を磁気ディスク装置に適用した場合の
モデルデータの記録例を示す。第6図は磁気ディスク媒
体19の一部を表わしている。この図に示すように本実
施例を磁気ディスク装置に適用する際には磁気ディスク
媒体上の記録領域を媒体の径方向に連続した複数のトラ
ック毎に一つ以上のブロックに分け、各ブロック中に一
つ以上の上記モデルデータを記録するためのモデルトラ
ック18を配置し、上記のとうり然るべき時期にトラッ
クを磁気ヘッドを用いて読み出し、基準再生出力レベル
SLを作成する。
第7図は本実施例を磁気テープ装置に適用した場合のモ
デルデータの記録例であり、磁気テープ21中の一部分
にモデルデータを書き込むモデル領域22を−か所以上
配置し、磁気ディスク装置への適用の場合同様に、電源
投入徒然るべき時期にこのモデル領域22を読み出して
、基準再生出力レベルSLを作成する。時期テープ上の
モデル領域以外の部分は、従来通りデータの記録に供さ
れる。
モデルトラックあるいはモデル領域上のモデルデータは
、予め書き込んでおいて、これを消去しないようにして
用いてもよいし、磁気ディスク装置あるいは磁気テープ
装置内に組み込まれた自分の磁気ヘッドを使って書換え
ながら用いてもよい。
以下に第5図に示した第二の実施例によるデジタル信号
検出回路の動作について説明する。
第5図の実施例においてクロック発生回路6においてア
ナログデジタル変換器7に対するサンプリングクロック
信号SCを発生する点までは、前記第1の実施例の場合
と同様である。本実施例においてはこのサンプリングク
ロック信号SCかサンプリングコントロール回路17に
も送られる。
切り替え回路18では、サンプリングコントロール回路
】7からの信号検出モードまたはテーブル作成モードの
指示信号SLTにしたかってアナログデジタル変換器7
の出力をビタビ復号器9またはサンプリングコントロー
ル回路17に振り分ける。本実施例においては信号検出
モードの際は前記第一の実施例に述べたと同様の信号検
出動作を行ない、テーブル作成モードにおいては上記信
号検出動作は行なわす、レベルテーブル回路8に保持さ
れる基準とする再生信号レベルSLの作成動作を行なう
サンプリングコントロール回路17ては、切り替え回路
18に対し信号検出モードとテーブル作成モードの切り
替え指示信号SLTをだすと同時に、テーブル作成モー
ドの場合には、切り替え回路を通してアナログデジタル
変換器7の出力かサンプリングコントロール回路17に
入力される。
サンプリングコントロール回路ではアナログデジタル変
換器7からの再生出力に対して適当な処理を施して基準
再生出力レベルとしてレベルテーブル回路8に記憶すべ
き出力レベルデータSLOを作成する。ここに言う適当
な処理としては、繰り返し同一データを記録しておき、
これを再生して注目するデータの部分の再生出力レベル
を平均化する、あるいは磁気記録媒体上の−ところに記
録されたデータを繰り返し再生して平均化を行なうこと
なとが考えられる。
このようにして得られた出力レベルSLOはレベルテー
ブル回路8に出力され、サンプリングコントロール回路
17からの記録制御信号CNTの制御の下にレベルテー
ブル回路8に基準再生信号レベルSLとして記録される
前記の本実施例の磁気ディスク装置への適用例のところ
で述べたごとく、磁気ディスク上のトラックを複数のグ
ループに分ける場合には、それぞれのグループからの磁
気記録特性に合わせるため、レベルテーブル回路8上に
保持される基準再生信号レベルSLも磁気ディスク上の
それぞれのトラックグループに対応して複数のデータグ
ループを形成して記録される。磁気記録媒体上からのデ
ータの再生に際しては再生するトラックが所属するトラ
ックグループに対応したデータグループに所属する基準
再生信号レベルを用いて、前記第一の実施例に詳述した
と同様にビタビ復号法に従った信号検出を実現する。
磁気テープ装置への本実施例の適用の場合にも、磁気テ
ープ上の磁気記録特性の変動に対応するため、レベルテ
ーブル回路8上には一つ以上のモデル領域22からの基
準信号レベルSLを保持しておき、再生の際には、再生
する磁気テープ上の位置に最も近いモデル領域22から
得られた基準再生信号レベルを用いてビタビ復号法によ
る信号検出を行なう。
以上に述べたように、本実施例を適用する磁気記録装置
口らの磁気記録媒体1および磁気ヘッド2を用いて、レ
ベルテーブル回路8中に保持する基準再生信号レベルS
Lを適宜作成することにより、磁気記録装置の状態の変
化に対応し、常に最適な信号検出動作を実現できる。
以上に述べた二つの実施例においては、その信号検出動
作を波形干渉の及ぶ範囲を孤立再生パルスの中心から±
1ビットの合計3ビツトとみなす場合を例にして説明し
たか、二の考慮すべき波形干渉の及ぶ範囲は、磁気記録
装置に要求される信頼性、再生波形の特徴、回路量に関
する制限等から適切に選択されるもので、この波形干渉
の及ぶ範囲をいくつに選択しようと本発明を適用するこ
とは可能である。
第8図に、波形干渉の及ぶ範囲を孤立再生パルスの中心
から世2ビットの合計5ビツトとみなした場合のトレリ
ス線図を示す。波形干渉の及ぶ範囲を5ビツトとみなす
場合でも、第8図に示すトレリス線図を用いることによ
り本発明による信号検出動作を実現することかできる。
また第3図および第8図に示したトレリス線図ではその
状態として波形干渉のおよぶ範囲をそれぞれ3ビツト、
5ビツトとした場合のすべてのデータパターンを考えて
いるが、ここに符号化の規則による拘束条件を入れるこ
とによりトレリス線図の簡略化を図れ、さらには本発明
による信号検出動作の簡略化を実現できる。
例えば、記録データに対しMFM符号化変調を施して、
磁気記録媒体上に記録する場合を考える。
MFM符号化変調方式には、変調後データ系列はデータ
 “1° とデータ 1°の間に必す一つ以上三つ以下
のデータ 0°を挾むという制約がある。
波形干渉のおよぶ範囲か5ビツトの場合に上記制約を考
慮するとトレリス線図は第9図のようになる。第8図に
示しt:簡略化を考慮しない場合に比べて、第9図かか
なり単純化されていることかわかる。このような簡略化
はMFM符号化変調方式に限らす、符号化後のデータ系
列になんらかの拘束条件かある符号化変調方式の場合あ
るいは記録データそのものになんらかの拘束かある場合
、トレリス線図上にその拘束条件を反映させてビタビ復
号器を構成することにより実現できる。
以上に説明した実施例においては何れの場合も波形整形
回路4の出力をアナログデジタル変換器7に入れている
か、アナログデジタル変換器の入力としてプリアンプ3
の出力を直接接続した場合でも同様信号検出を実現でき
る。
また、以上の実施例の説明においては、磁気記録媒体上
に記録される情報ビットの周期Tbの間隔てアナログ再
生信号のサンプルを行なっているが、他のサンプル間隔
てアナログ再生信号のサンプルを行なう場合にも本発明
は適用することかできる。
さらに、上記実施例においては、セルフクロッキング方
式のデジタル信号検出回路としてアナログ再生信号の中
からサンプリングクロック信号を抽出するものについて
説明したか、この実施例に限定されることはなく、例え
ば磁気記録媒体上にクロック専用トラックを設けておき
、クロック信号読み出し専用の磁気ヘッドによりクロッ
ク信号を読み出し、これを基にてサンプリングクロック
信号を作り出すような方式のものであっても同様に本発
明を適用することができる。
[発明の効果] 以上に述べたとうり、本発明による信号検出回路は、従
来の信号検出回路のようにウィンド中にアナログ再生波
形のピークが存在するか否かという極めて瞬時的な情報
による信号検出ではなく、記録再生過程を波形干渉の及
ぶ範囲を拘束長とみなし、再生信号レベルを出力とみな
した畳み込み符号化過程と見て、再生信号に対しビタビ
復号法に基ずく波形干渉の及ぶ範囲の制限した疑似的な
再尤復号を行なうことにより、一定の幅を持った時間中
に含まれる記録データに関する情報を有効に利用して、
高記録密度、低S/Nという厳しい条件下でも信頼性高
い信号検出動作を実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を説明するためのブロッ
ク構成図、 第2図は波形干渉の及ぶ範囲を3ビツトとした場合の孤
立派の波形とそのサンプル点の関係を説明するための図
、 第3図は波形干渉の及ぶ範囲を3ビツトとした場合のト
レリス線図、 第4図はビタビ復号器の内部構成を説明するだめのブロ
ック図、 第5図は本発明の第二の実施例を説明するためのブロッ
ク構成図、 第6図は本発明の磁気ディスク装置への適用を説明する
ための図、 第7図は本発明の磁気テープ装置への適用を説明するだ
めの図、 第8図は波形干渉の及ぶ範囲を5ビツトとした場合のト
レリス線図、 第9図は波形干渉の及ぶ範囲を5ビツトとし、MFM符
号化嚢調方式の拘束条件を考慮した場合のトレリス線図
、 第10図は従来例を説明するためのブロック構成図、 第11図は従来例の動作を説明するための波形図である
。 1・・磁気記録媒体  2・・・磁気ヘッド5・・二値
化回路  6・・クロック発生回路7・・アナログデジ
タル変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気記録媒体上に記録されたデータを磁気ヘッド
    により再生して得られるアナログ再生信号をデジタル化
    して出力するアナログデジタル変換回路と、 各種データパターンに対応した基準信号レベル値を記憶
    するレベルテーブル回路と、 前記アナログデジタル変換器から出力されるデジタル化
    された再生信号レベル値に対しビタビ復号動作を実行す
    るためのビタビ復号器とを具備し、前記アナログデジタ
    ル変換器から出力されるデジタル化された再生信号レベ
    ル値と、前記レベルテーブル回路に記録された基準信号
    レベル値との関係からビタビ復号法に従った最尤復号を
    実現するようにしたことを特徴とする磁気記録装置のデ
    ジタル信号検出回路。
  2. (2)磁気記録媒体上の一部に、モデルデータの記録領
    域を準備しておき、このモデルデータの記録領域を磁気
    記録装置内に備える自らの磁気ヘッドを用いて再生し、
    そのときの再生信号を用いて前記各種データパターンに
    対応した基準信号レベルを作成し、前記レベルテーブル
    回路上に記録し、このレベルテーブル回路上に記録した
    基準信号レベルを用いて信号検出動作を実現するように
    した請求項1記載の磁気記録装置のデジタル信号検出回
    路。
JP28719290A 1990-10-26 1990-10-26 磁気記録装置のデジタル信号検出回路 Pending JPH04162262A (ja)

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JP28719290A JPH04162262A (ja) 1990-10-26 1990-10-26 磁気記録装置のデジタル信号検出回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5675569A (en) * 1994-12-16 1997-10-07 Sharp Kabushiki Kaisha Readback circuit for an optical information reading and recording apparatus

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