JPH04161400A - 漆布摺り板 - Google Patents

漆布摺り板

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Publication number
JPH04161400A
JPH04161400A JP28936190A JP28936190A JPH04161400A JP H04161400 A JPH04161400 A JP H04161400A JP 28936190 A JP28936190 A JP 28936190A JP 28936190 A JP28936190 A JP 28936190A JP H04161400 A JPH04161400 A JP H04161400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lacquer
board
film
japanese lacquer
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP28936190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Miyashita
宮下 憲一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH04161400A publication Critical patent/JPH04161400A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、漆布摺り板に関するものである。
さらに詳しくは、この発明は、高品質で、優れた外観意
匠性を有する、家具用化粧板等として有用な漆布摺り板
に関するものである。
(従来の技術) 従来より、家具、食器、その他の木質製品として、耐久
性に優れ、深い質感のある漆製品が数多く知られている
。これらの漆製品は、木質材の表面に漆塗装を施したも
のであり、その漆塗装のための方法としては、下地仕上
げ塗り、中塗り、さらには上塗りという手順を40工程
以上費す伝統工芸的な漆塗りの方法が知られている。
また、溜塗り漆として、色漆の上に透明法を塗る方法も
知られている。
このように漆塗りには色付け、あるいは透明漆塗りとし
て多様な手法があり、これらの漆塗りによって、何回も
塗り重ねられた塗膜の持つ半透明性による深い質感が得
られ、また、時間的経過による鏡面の変化もないという
特徴が得られる。
(発明が解決しようとする課題) 漆塗製品は、その優れた塗膜性能によって木質製品に質
感と高級感とを与えるが、一方で、その塗装のための工
程は全て人手による作業となり、しかも工程数が多く、
優れた品質を維持しつつ、生産性を向上させ、コスト低
減を図ることは極めて困難であった。
このため、漆塗りを多様な木質製品に広く普及させるこ
とは難しく、工業的規模において漆製品を製造すること
は困難であった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の漆塗り方法の欠点を改善し、塗装工程を簡
略化し、しかも質感と高級感のある高品質で外観意匠性
に優れた漆化粧板を低コストで提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、基材に
着色紙を介して麻織物および漆フィルムを順次配設して
なることを特徴とする漆布摺り板を提供する。
(作 用) この発明の漆布摺り板においては、布摺りの麻の形状が
漆表面に現われ、繊細でソフトな凹凸のある外観が得ら
れる。しかもこの漆布摺り板には着色紙を貼着している
ため、表面での色あせが生じても、この着色紙の存在に
よって高品質で高級感のある意匠性に優れた漆化粧板の
特徴は損われない。
また、工業的に生産が可能で、短い生産工程と、コスト
低減化を可能とする。
(実施例) 以下、添付した図面に沿ってこの発明の漆布摺り板につ
いてさらに詳しく説明する。
第1図はこの発明の漆布摺り板を用いて構成した漆化粧
板(1)の例を示したものである。この漆化粧板(1)
は、漆布摺り板(2)を漆塗り枠(3)に取付けたもの
である。繊細でソフトな凹凸のある外観を持つ漆布摺り
板(2)と、平滑で光沢のある深みを有する漆塗り枠(
3)とによって高品質なコントラストを実現している。
この第1図のA−A断面を示したものが第2図である。
漆塗り枠(3)の段差部(4)に背面側より漆布摺り板
(2)の周縁部を当接し、押え枠(5)によって固定し
ている。
このような漆化粧板(1)として用いることのできるこ
の発明の漆布摺り板(2)については、たとえば第2図
の部分断面Bを拡大して示した第3図の断面図のように
、ファイバーボード(パーティクルホード)等の適宜な
素材からなる基材(6)に着色紙(7)を介して麻織物
(8)および漆フィルム(9)を順次配設し、また、必
要に応じてその基材(6)の背面には突板(10)を配
設することによって形成することかできる。基材(6)
と着色紙(7)との間にはダップを配設してもよい。
この場合の基材(6)としては、適宜なものか−使用で
きるが、特に中空密度ファイバーボード(MDF)が好
ましいものとして例示される。
着色紙(7)については、和紙、その他の適宜なものを
着色して、好ましくは、漆フィルム(9)と同系色に着
色して使用する。こうすることにより色あせをより効果
的に防止することができる。着色剤としては、天然また
は合成のものを適宜に使用することができる。またその
貼り付けには、ウレタン系、ポリエステル系等の接着剤
を用い、真空プレス、平板プレス等によって貼着する。
また、漆フィルム(9)を用いることにより法面の持つ
質感を簡便な工程で工業的規模とコストによって実現す
ることかできる。この漆フィルム(9)は、従来より知
られている漆、あるいはこれをウレタンもしくはポリエ
ステル樹脂等の樹脂と配合してフィルム成形したもので
よい。これを上記麻織物(8)面に配して加熱加圧する
ことによって積層することかできる。あるいはまた、こ
の漆フィルム(9)は、麻織物(8)面に漆またはその
樹脂配合物を塗布することによってフィルム成形したも
のでもよい。
麻織物(8)、あるいは漆フィルム(9)を着色してお
くことで、深い質感のある色調が得られる。
なお、第1図および第2図に例示した漆塗り枠(3)に
ついては、適宜な基材、たとえばファイバーボードなど
を使用し、このファイバーボートにバッカーを貼合わせ
、所定の寸法にくり抜き加工して枠体を形成し、その後
、ウレタンシーラー処理、エナメル/またはクリアー塗
装し、さらに漆塗りして製造することができる。これに
より、バッカーの表面に光沢のある漆塗膜が形成される
あるいはまた、ファイバーホードにバッカーを貼合わせ
、上記の漆塗りまでを行った後にくり抜き加工して枠体
を完成するようにしてもよいっこれらいずれの場合も、
ファイバーボード、バッカーの素材については特に限定
はなく、ファイバーボートとしては、たとえば家具扉等
の場合には厚み5〜30mm程度のMDFとし、バッカ
ーとして0.2〜1 mm程度の厚みのものを貼合わせ
ることが好ましい。
このような漆塗り枠の場合には、接着等による継ぎ目が
表面にないため、この継ぎ目での塗膜のきれややせの問
題は発生しない。しかもコア材は均質なファイバーから
なるため、乾湿、寒熱等による形状変化はな(、バッカ
ーの貼合わせによってその変化があった場合にも漆塗膜
表面には影響を与えることもない。
漆フィルムおよび漆塗り枠に用いる漆については、これ
までにも広く用いられてきているものとすることかでき
、採取した漬汁を40°C程度に加熱して水分を除去し
た製法などを適宜に使用することかできる。
ウルシオールを主成分とする天然ワニスとしての漆は、
半透明の質感のある漆フィルムおよび塗膜を形成する。
実際、この発明の漆摺り板として、厚さ10mmの中密
度ファイバーホード(MDF)を基材とし、これに暗褐
色の着色紙を接着剤を用いて真空プレスによって貼付け
、さらに麻織物および漆フィルム(暗褐色)を貼着して
製造したところ、耐候性に優れ、経時的な色あせのない
優れた品質の漆布摺り板が得られた。
以上の通りの漆布摺り板によって、色あせかなく、意匠
性に優れ、高品質で、深い質感のある漆化粧板を得るこ
とができる。
この化粧板は家具用の扉、あるいはテーブルやこたつ板
の天板等として極めて有用である。
(発明の効果) この発明により、以上詳しく説明した通り、従来よりも
はるかに簡便な工程により、生産コストを抑えつつ、色
あせかなく、深い質感と高級感のある、外観意匠性に優
れた漆布摺り板とこれを用いた化粧板が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の漆布摺り板を用いた化粧板を例示
した外観斜視図である。第2図は、その断面斜視図であ
る。 第3図は、漆布摺り板の部分拡大断面図である。 ■・・・漆化粧板 2・・・漆布摺り板 3・・・漆塗り枠 4・・・段差部 5・・・押え枠 6・・・基 材 7・・・着色紙 8・・・麻織物 9・・・漆フィルム 代理人 弁理士 西 澤  利 夫 第  1  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材に着色紙を介して麻織物および漆フィルムを
    順次配設してなることを特徴とする漆布摺り板。
  2. (2)請求項(1)記載の漆布摺り板からなる家具用化
    粧板。
JP28936190A 1990-10-25 1990-10-25 漆布摺り板 Pending JPH04161400A (ja)

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JP28936190A JPH04161400A (ja) 1990-10-25 1990-10-25 漆布摺り板

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JPH04161400A true JPH04161400A (ja) 1992-06-04

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010070600A (ko) * 2001-05-26 2001-07-27 김형준 옻 성분을 함유하는 폴리올레핀 복합 수지 및 그 제조 방법
KR20020090040A (ko) * 2001-05-26 2002-11-30 아천주식회사 옻 성분을 함유하는 엔지니어링 복합 수지 및 그 제조 방법
KR100620874B1 (ko) * 2004-04-23 2006-09-14 주식회사 에이에스씨 항균, 방취, 탈취 및 원적외선 방사 능력이 우수한 기능성신발안창

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KR20020090040A (ko) * 2001-05-26 2002-11-30 아천주식회사 옻 성분을 함유하는 엔지니어링 복합 수지 및 그 제조 방법
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