JPH04161275A - アルミニウム製品への厚膜塗膜の形成方法 - Google Patents

アルミニウム製品への厚膜塗膜の形成方法

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JPH04161275A
JPH04161275A JP28640490A JP28640490A JPH04161275A JP H04161275 A JPH04161275 A JP H04161275A JP 28640490 A JP28640490 A JP 28640490A JP 28640490 A JP28640490 A JP 28640490A JP H04161275 A JPH04161275 A JP H04161275A
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JP
Japan
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paint
film
color
coating
resistant
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JP28640490A
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English (en)
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Masayuki Mase
間瀬 正行
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Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルミニウム製品の表面に平滑な厚膜塗膜を
形成する方法に関し、特にアルミニウムホイールやアル
ミニウム鋳造品などの鋳物肌面に平滑性を付与するため
厚膜塗膜を形成する方法に係る。
[従来の技術] アルミニウムホイールなどの鋳造品のカラー塗装は、被
塗装面に直接カラー塗料、クリア塗料を2コート2ベー
ク法でおこなっている。
近年、このアルミニウムホイールなどに施される塗膜は
、より平滑性に優れた外観品質とする市場要求が高まっ
ている。これらのアルミニウム鋳造品は被塗装面がショ
ツトブラストなどの処理がなされている。したがって、
2回の焼付は塗装法で仕上げられる50〜60gm程度
の膜厚では、被塗装面の鋳物肌の凸凹がカバーできず平
滑な塗膜とすることは困難である。一方、このカラー塗
料とクリア塗料とで2コート/1ベーク法で70μm以
上の厚膜の塗膜を形成する際、カラー塗膜を厚く形成し
た場合では塗膜の対流により色むらが生じやすく、クリ
ア塗膜を厚くした場合ではクリア塗膜のたれや、わきが
おきて好ましい塗膜とならない。そのため良好な平滑性
をもっ厚膜の塗膜とするには、いわゆる2コート/lベ
ークの工程を繰返す2回まわしの特別仕様工程をおこな
う必要がある。このため工数が増え、熱エネルギーが余
分に必要となり好ましくない。またエポキシ系等の粉体
塗料を適用する試みもされているが、高温での焼付けが
必要であり、さらに内部応力が大きいことから耐久試験
で塗膜剥れが生じるなどの問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、アルミニウム製品の塗装において、1)00
u以上の膜厚を確保し、外観に異常がな(平滑性に優れ
たカラー塗膜を形成する塗装方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 自動車車体の外板の塗装では、防錆品質向上の要求によ
り、その足廻り部に層間耐チツプ塗料が使用されている
。たとえば、中塗り塗装前に電着塗装を行い、電着塗膜
乾燥後、層間耐チツプ塗装および中塗り塗装をそれぞれ
ウェットオンウェットでおこない一旦焼付は硬化し、そ
の後硬化塗膜の上にカラー塗装、クリヤ塗装をウェット
オンウェットでおこない焼付けをして塗膜を形成してい
る。この層間耐チツプ塗装は、電着塗膜と中塗り塗膜と
の間の場合であって電着塗膜上の場合にURられている
。この様にアルミニウム製品へ直接層間耐チツプ塗装す
る例は未だ知られていない。
さらに、アルミニウム製品のカラー塗装工程では、鋳物
肌面に直接カラー塗装、クリヤ塗装の2コート/1ベー
クまたは2コート/2ベークが標準仕様となっており下
塗り塗料を塗布する思想はない。
本発明者は上記の事情に鑑みて鋭意検討し、眉間耐チツ
プ塗料を直接、塗布することを想起した。
すなわち、本発明のアルミニウム製品への厚膜塗膜の形
成方法は、アルミニウム製品の表面に厚膜型の塗膜を形
成する方法において、一液型層間耐チップ塗料を少なく
とも1)00u以上の膜厚に塗布した後乾燥する第1工
程と、前記第1工程で乾燥された硬化塗膜表面にカラー
ベース塗料を塗布し予備乾燥する第2工程と、前記第2
工程で予備乾燥された予備硬化塗膜表面にクリヤ塗料を
塗布しその後全体を一体的に焼付は硬化する第3工程と
、からなる。
アルミニウム製品は、鋳造による場合が多く、離型剤等
の薬品を除去するためショツトブラスト法により、凸凹
表面が形成される。塗着しにくいアルミニウム表面もこ
の表面積増大法で付着しゃすい被着体となり、層開耐チ
ップ塗料が適用できる。この厚膜塗膜の形成方法の第1
工程では、主剤成分をポリエステル樹脂、架橋剤成分を
ブロックイソシアネート系とする一液ウレタン塗料や、
主剤成分を同じくポリエステル樹脂、架橋剤成分をブチ
ル化メラミンとする、ポリエステルメラミン塗料の眉間
耐チツプ材を使用するが、いずれも添加されるフィラー
が効果的に選択してあり、すなわち適量の粒径大なるフ
ィラーを用いることでガス抜きが十分性なわれ、また適
量の粒径小なるフィラーを用いることで塗膜のタレを防
止してあり、容易に1)00Ii以上の膜厚とすること
ができる。
この層間耐チツプ塗膜を乾燥した後、この上にカラー塗
料を塗布する。層間耐チツプ塗膜は、カラー塗料とのな
じみ性は元来良いので、層分離もなく塗装される。予備
乾燥後クリヤー塗装され全体を一体的に焼付は硬化する
。したがって、平滑で色むらのない厚膜の塗膜がアルミ
ニウム製品の表面に形成できる。
この層間組チップ塗料は少なくとも1)00u以上の膜
厚に塗布することが鋳物肌の面に塗装した塗膜を平滑に
仕上げるのに必要である。膜厚が1)00u未満である
と必要とする平滑な厚膜を形成できなくなり好ましくな
い。
層間耐チツプ塗料の上に塗布されるカラーコート塗料は
、特に限定しないが通常アクリルメラミン系のカラーコ
ートが使用され、このカラー塗膜は15〜25μmの膜
厚に塗布するのが均一なカラー塗膜とするために好まし
い。また層間耐チツプ塗膜で被塗布面の凸凹をカバーし
た塗膜が形成されているので、カラー塗装は厚くする必
要がな(、色むらの発生を抑制できる。
第3工程では、予備乾燥後冷却したカラー塗膜の上にク
リア塗料が塗布される。クリア塗料としては、透明なア
クリル、アルキッド、ポリエステル、ウレタン系の樹脂
を含む塗料が使用できる。
クリヤ塗料はカラー塗膜を被覆保護するもので約20〜
30μmの膜厚に塗布するのが好ましい。
塗装方法としては、通常のエアスプレー、エアレススプ
レーなどでおこなうことができる。
塗布後通常の焼付は条件で硬化させることで、厚膜で平
滑なカラー塗膜が形成される。
[作用] この厚膜塗膜の形成方法においては、特定量のフィラー
を含む層間耐チツプ塗料な膜厚100μm以上に塗布し
乾燥後、カラー塗料を塗布し、予備乾燥してクリヤ塗料
を塗布して通常の条件で焼付けることで平滑で不具合の
ない厚膜のカラー塗装膜をアルミニウム鋳造品の表面に
形成することができる。
アルミニウム品の表面は、ショツトブラストで凸凹に形
成されているので、層間耐チツプ塗料でも付着しやす(
、また1)00u以上の厚膜に塗布することにより被塗
布面の微小な凸凹が埋められ、平滑面が得られる。この
様に下塗り塗膜は平滑なので、カラー塗装の色むらの発
生を抑制できる。
さらに予備乾燥後、予備硬化カラー塗膜表面にクリヤ塗
膜を形成すると、クリヤ塗膜の溶媒が予備硬化塗膜に移
行するので塗布膜の粘度が高くなり、たれを抑止するこ
とができる。
したがって、クリヤ塗膜は従来の2コート1べ一りの場
合に比べて厚膜とすることができる。
そして焼付けすることにより、予備硬化塗膜およびクリ
ヤ塗膜は一体的に硬化する。この方法によれば、アルミ
ニウム製品は140μm以上の塗膜が形成され鋳肌面の
見られない平滑な塗装面を得ることができる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基いて更に説明する。
支血!ユ 自動車用アルミホイールをショツトブラスト法で処理し
たのち、その表面に下記条件で先ず層間耐チップ塗料次
いでカラーコート塗料およびクリヤーコート塗料を塗装
した。
1)被 塗 物:自動車用アルミホイール2)層 間 
耐 チップ・ ブロテージ AC−101塗料    
 (アイシン化工株式会社製−液ウレタン塗料)100
−1.20μm塗装し140℃×20分焼付乾燥する。
3)カラーコート塗料: アクラックTA410−GO
7M(アイシン化工株式会社製アクリルメラミン系塗料
)乾燥膜厚で15〜20uにな る様に塗装し80℃×10分で予備 乾燥する。
4)クリヤーコート 塗料:  アクラックTA340
クリヤー(アイシン化工株式会社製アクリルメラミン系
塗料)乾燥膜厚で25〜30μにな る様に塗装し140℃X20分で焼 付乾燥する。
叉」l」ヱ 実施例1の層間耐チツプ塗料をTAコート#5000 
(アイシン化工株式会社製ポリエステルメラミン塗料)
にした以外は、実施例1に同じ。
1五叢ユニ玉 層間耐チツプ塗料、カラーコート、クリヤーコートの膜
厚を次表の様に変動して評価する。
比較例 粉体塗料: 0RGASOL2003 (日本リルサン■製ナイロン系塗料) 180〜’200pm塗装し200”Cx20分で焼付
乾燥する。
(以下余白) *A:ブロテージAC−01)、BETAコート#50
00C:0RGASOL2003 (評価方法) 外観品質は、目視により平滑性、ツヤ感、ワキ、タレ、
を調べた。
初期付着性は、ナイフで塗膜を基板目上に100個に刻
み(巾2mm) 、粘着テープでの塗膜の剥離の有無を
調べた。
耐水性は、40℃の純水中に240時間浸漬し、ブリス
ター、白化など塗膜外観異常をチェクした後付着性を上
記と同様な方法により評価した。
冷熱サイクル性は50±2℃の温水に10分間浸せき後
取り出し、−45〜−50℃のアルコール(エタノール
)とドライアイス混合液に入れ急冷する。10分間浸セ
キ後取り出し室温(10−30℃)で10分間放置する
。これを1サイクルとじ20サイクル行ない塗面のクラ
ッキングの有無を調べた。
促進耐候性は、サイシャン型つェザーオメータで800
時間照射して塗膜に割れ、はがれなどの発生の有無を調
べた。
表に示しであるように、実施例1ではトータル膜厚14
0〜250gmの範囲において、良好な結果が得られた
。一方比較例では冷熱サイクルにおいてワレが発生した
。粉体塗料の内部応力が大きいことによるもので、耐久
性に問題があることが示されている。
[効果] この塗装方法によれば、ショツトブラストされたアルミ
ニウム鋳造品の表面に平滑で外観品質の良好な塗膜が形
成できる。また、粉体塗装法などの塗装設備を新設する
必要もなく、クリヤーコートの焼付炉との共通化ができ
低コストになる。
特許出願人 アイシン化工株式会社 代表者 宮地治夫 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 平成2年特許願 第286404号 2、発明の名称 アルミニウム製品への厚膜塗膜の形成方法3、補正をす
る者 事件との関係      特許出願人 ニシカ モ   フジ才力チョウ   イイノ住所  
愛知県西加茂郡藤岡町大字飯野オオカワガ パラ 字大川ケ原1)41番地1 5、補正の対象 願書の「発明の名称」の柵、および明細書の1頁6、補
正の内容 (1)願書を別紙の通り補正する。
(2)明細書第1頁第13行目と第14行目との間に「
3、発明の詳細な説明」を挿入する。
7、添付書類の目録 補正した願書         1通

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム製品の表面に厚膜型の塗膜を形成す
    る方法において、一液型層間耐チップ塗料を少なくとも
    100μm以上の膜厚に塗布した後乾燥する第1工程と
    、前記第1工程で乾燥された硬化塗膜表面にカラーベー
    ス塗料を塗布し予備乾燥する第2工程と、前記第2工程
    で予備乾燥された予備硬化塗膜表面にクリヤ塗料を塗布
    しその後全体を一体的に焼付け硬化する第3工程と、か
    らなるアルミニウム製品への厚膜塗膜の形成方法。
JP28640490A 1990-10-24 1990-10-24 アルミニウム製品への厚膜塗膜の形成方法 Pending JPH04161275A (ja)

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