JPH041608B2 - - Google Patents

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JPH041608B2
JPH041608B2 JP1921984A JP1921984A JPH041608B2 JP H041608 B2 JPH041608 B2 JP H041608B2 JP 1921984 A JP1921984 A JP 1921984A JP 1921984 A JP1921984 A JP 1921984A JP H041608 B2 JPH041608 B2 JP H041608B2
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JP
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lid
liquid
gap
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JP1921984A
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JPS60163611A (ja
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Shosaku Kurome
Tokio Akai
Nobuhiro Maeda
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1921984A priority Critical patent/JPS60163611A/ja
Publication of JPS60163611A publication Critical patent/JPS60163611A/ja
Publication of JPH041608B2 publication Critical patent/JPH041608B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は内底部に材料を切削するカツタを有し
モータにより回転駆動される遠心分離筒と、この
分離筒の内周に装着され切削された材料をカス分
と液分とに分離する筒状フイルタとを備え、カス
分を遠心分離筒に溜めるジユーサに関する。
(ロ) 従来技術 この種ジユーサは例えば実公昭58−10504号公
報にて公知である。このジユーサに用いられるフ
イルタは櫛歯状に形成することにより縦方向の多
数液流出スリツトを形成したもので、内周面にカ
ス分が付着蓄積する。この付着したカスを落すに
はフイルタを弾性変形させるが、この変形による
スリツトの間隔の変化が下端部では比較的大きい
が、上方にゆくに従い小さくなる。それ故カス落
ちが悪いと共に、単に水洗いしただけではカスが
落ちずブラシ等を用いてカスをかき落とさなけれ
ばならず、カス落とし作業が困難となつていた。
このカス落し作業の困難性はジユーサそのものの
使用をためらわせる最大の原因となつていた。
(ハ) 発明の目的 本発明は上記の欠点に鑑みカス落としを容易に
行えるようにすることで、使い勝手の良いジユー
サを提供すると共に分離筒の起動時及び停止時の
騒音発生や振動発生を防止することを目的とす
る。
(ニ) 発明の構成 本発明の構成は内底部に材料を切削するカツタ
を有しモータにより回転駆動される遠心分離筒
と、この分離筒の内周に着脱自在に装着され切削
された材料をカス分と液分とに分離する筒状フイ
ルタとを備え、カス分を上記遠心分離筒内に溜め
るジユーサにおいて、上記筒状フイルタを間隔が
拡長可能な螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体に
て構成すると共に、上記遠心分離筒に対するフイ
ルタの相対的回転を阻止する回転阻止手段を備え
たことを特徴とするものである。
斯る構成に依りカス分はフイルタの内周に付
着、蓄積するが、このフイルタを筒軸方向に伸縮
させるか筒軸と直角方向に変形させることで液流
通間隙の間隔が大きく変化するのでカスがフイル
タから容易に離脱すると共に間隙の間隔を拡長し
た状態でフイルタを洗浄すれば間隙にひつかかつ
たカスを容易に洗い落せる。又、回転阻止手段に
よつて遠心分離筒の回転起動時及び停止時フイル
タの相対的回転が阻止される。
(ホ) 実施例 本発明の一実施例を以下に図面に従い説明す
る。先ず第1図を参照して図面に示すものはミキ
サアタツチメント(図示しない)を連結してミキ
サ機能をもなし得るカス滞溜型のジユーサで、電
動機(図示しない)等を内蔵する本体部Aと、遠
心分離筒29等を有する液生成部Bと、この生成
部Bにて生成される液を受けて取出す液取出部C
とから主構成される。以下に各部の構成について
詳述する。
() 本体部Aについて 第2図を参照して、2は四隅を切欠いた平面
四角形状をなし下面四隅に弾性脚3……を有
し、電動機を支持板4にて吊下げ支持した本体
ケースで、軸受5にて回転自在に支持される電
動機の駆動軸6をケースの上面開口7から上方
に突出させている。このケース2は上面に高段
部8と低段部9を有している。10は駆動軸6
の上端に固着された高速用駆動コネクタで、ミ
キサ用アタツチメントの下面に備えられるコネ
クタ(いずれも図示しない)に着脱自在に連結
される。11は高速用駆動コネクタ10と同心
二軸状にその外周にて低速回転する低速用駆動
コネクタで、軸受12にて駆動軸6に回転支持
されプーリ13,14、ベルト15,16等の
減速機構17を介して駆動軸6の回転が減速さ
れて伝達される。
このコネクタ11は上部に大径部11aを形
成し、大径部11aには外周に係合溝18…を
形成し、下端に水切板19を装着している。2
0は本体ケース2の前面に設けた電動機制御用
操作部である。
() 液生成部Bについて 先ず第2図を参照して、21は上面開口の受
容器21aと、この上面開口を覆う容器蓋21
bとからなり本体ケース2に合わせて四隅を切
欠いた平面四角形状の容器で、受容器21aは
本体ケース2上面の高段部8に形成される嵌合
部22,23に嵌合されて着脱自在に載置され
ると共に下面にコネクタ10,11が挿通され
る開口24を有し、同下面の低段部9に対向す
る位置に液流出口25を形成している。この流
出口25には容器21aの摘子27によつて開
閉操作される弁体28を備えている。
第4図を参照して29は内周に螺旋フイルタ
30を着脱自在に装着し上記の低速コネクタ1
1に着脱自在に連結されて回転駆動される遠心
分離筒で、材料切削用のカツタ38を上面に固
着した台部29aと、この台部29aに着脱さ
れる有底の略円筒状筒部29bと、台部29a
と筒部29bとの結合用のリング体29cとか
らなる。
以下に各部につき詳述する。上記台部29a
は合成樹脂製であつて、水平部31とこれから
下方に突設される円筒状支持部32とからな
り、この支持部32の下部内周に形成した突起
33…が低速コネクタ11の外周の溝18…に
係脱自在に係合されると共に下端部34がコネ
クタ11の溝下方に嵌合されて低速コネクタ1
1に着脱自在に連結される。又、同支持部32
の下部外周には仮止め用突起35…並びに係合
用突起36…がそれぞれ複数形成され、上端外
周には回わり止め用突起37…が形成されてい
る。
上記カツタ38は水平部31に螺子又は鋲に
よるカシメにて取付けられており、中心から放
射状に切削刃としてのおろし刃39を形成する
と共に周縁に切りおこしにより材料の残片を細
かく再切削する再切削刃40…を複数形成して
いる。
上記筒部29bは合成樹脂製で第4図及び第
5図に示す如く上面開口の有底筒状をなし、中
央部底面を上方に突出させて台部取付用の高段
部46となし、外周部をカス溜用の低段部52
となしている。高段部46は低段部52上に蓄
積されるカスの離れを容易にすべく外周46a
を下向きに拡開するテーパー状に形成すると共
に中央部には台部29aの支持部32が嵌入す
る円筒状嵌合部47を形成しており、支持部3
2の上端部32a外周を嵌合部47の上端内周
面47aに面接触させ、水平部31の外周部下
面31aを高段部46の上面46aに面接触さ
せている。この水平面と垂直面との二面当接で
台部29aと筒部29bのガタツキを確実に防
止すると共に支持強度を向上させている。48
…は嵌合部47の内周上段に形成された係合溝
で、台部29aの突起37…が嵌入されて台部
29aと筒部29bとの回転止め作用をなす。
49…は嵌合部47の下端内周に離散的に形成
された係止爪で、台部29aの支持部32の嵌
合部47への嵌着時に弾性変形して突起35…
を乗り越えて係合し、両者29a,29bの仮
止めをなす。
この仮止め状態において、台部29aの支持
部32外周にリング体29cを嵌着し、このリ
ング体29cと水平部31とで筒部29bを挾
持し、両者29a,29bの結合を確実にして
いる。
第4図を参照して上記リング体29cは台部
29aの突起36…にバヨネツト係合する斜面
を有した突起51…を内周に形成すると共に嵌
合部47下端を受ける受面53を上端に形成し
ている。尚、支持部32とリング体29cとは
バヨネツト係合によらず螺子溝(図示しない)
によつて結合しても良い。
56はフイルタ30が装着される筒部29b
の内周面で、分離された液が上昇し易いように
上方が径大となるテーパー形状となすと共に、
適当間隔を存して複数の縦方向の突条57…を
形成し、フイルタ30の外周面との間に液流通
間隙58を設けている。
59…は内周面56の下端コーナー部に形成
したフイルタの相対回転阻止手段の一方構成す
る突起で、フイルタ30の回わり止めをなすも
のであり、突条の延長上に形成しているが、こ
れに限定されない。
尚、液流通間隙58は内周面56に突条を形
成することによらず、フイルタ30の外周に突
起(図示しない)を形成することによつた設け
ても良い。
60は内周面56の上端部に形成される径大
部で、後記蓋61の係止用突起62…が内向き
に一体に突設されている。
63は筒部29bの側面及び底面にわたり略
L字状に形成した流体バランサで、筒部29b
の側面を下面開口の二重壁64,65になすと
共に、この下面開口をリング状底蓋66にて閉
塞して密閉空間を形成し、この空間内に外壁6
5側から一体に縦方向の抵抗板67…を適数突
設すると共にこの空間内にバランサー用の液体
68を適量封入している。上記底蓋66は外壁
65の下端と底段部52の下面内端部とで凹凸
嵌合されて、溶着シールしており、この凹凸嵌
合によりシール性を向上させている。上記外壁
65は下方が径大となるテーパー状となして上
記密閉空間の下部を上部よりも広くし、液体6
8を下方に集中させ、上方への液体上昇を防止
している。
上記螺旋フイルタ30は第7〜10図に示す
如く合成樹脂製、例えばABS樹脂製の多数段
構造の円筒状の螺旋体30Aから構成され、各
段間には螺旋状の液流通間隙69が形成されス
プリング性を有している。この螺旋体30Aは
筒軸方向の縮小方向に力を作用させない状態
(自然伸長状態)では第7図に示す如く間隙6
9が拡長状態となるように、金型により成形さ
れるもので、蓋61閉止状態では圧縮されて間
隙69が最縮小状態となり、更に同図に示す状
態から筒軸方向の伸長方向に力を作用させると
一層間隙69の間隔が拡長し、水平方向に力を
作用させると段間で横ズレを生じこれによつて
も間隙69の間隔を左右方向に拡長する性質を
有している。この螺旋体30Aの筒軸方向長さ
は蓋61閉止状態並びに自然伸長状態において
も筒部29bの深さl1よりも長く形成され、
フイルタ30の取り出しを容易にしている。
又、上記螺旋フイルタ30の最上段30a、
最下段30bは端面70,70が段差のない平
坦面(尚、後記突起82…を除く)となるよう
に構成することで蓋61内面及び筒部29b内
底面との間に大きい隙間が形成されないように
してカスの流出を防止している。上記の断面の
高さ寸法変化のさせ方には、同一断面形状の螺
旋状体の上、下面に高さ調整用のリング状体を
接着するか、金型で断面形状を変化させること
で可能であるが、本実施例では後者を採用して
いる。そして端部71,71の筒軸方向厚さを
十分にとり端部の強度を確保すると共に、端部
71,71に突出片72を設け、端部71,7
1に対応するつき合せ面には突出片72が嵌着
される溝73が形成され、フイルタ30の引き
上げ時に端部71,71に少々の力が作用して
も断面の小さいこの端部71,71が損傷しな
いように構成すると共に、所定以上の力が作用
すると突片72と溝73との係止が外れるよう
にコーナ部にRを形成している。この係止はフ
イルタ30の外周側で行われる為にカスの付着
が少なく、掃除が容易となつている。
又、螺旋体30Aは外径が筒部29b内径
(突条57…の先端)より少許小さく形成され、
外周面74が突条57…に接していると共に内
周面75は第17図に示す如く中点0から上、
下に向つて対称的に径大となるようにテーパー
面75a,75aに形成することで、分離筒2
9の回転によりカスを先ず下方から蓄積させる
と共にフイルタからのカスの下方向への離脱を
容易にしている。尚、実施例ではフイルタ30
の上下の方向性を無くすべく、上、下に向つて
径大に形成しているが、方向性を有るものとす
れば上から下に向つて径大となるテーパー面に
形成すれば良い。
又、螺旋体30Aの各段における断面形状は
第10図に示す如く外側面の上下角部を切欠7
6a,76aした形状とされこれにより間隙6
9より流出する液の流通抵抗を少なくし、内側
面76bを平坦面としてカスの移動を容易にし
ている。尚、この切欠の態様は図示に限定され
ない。又、カスの移動性を良くしなくても良い
のであれば内側面を曲面にしても良い。
又、第4図を参照して螺旋体30Aを各段間
に液流通間隙69を形成すると共に間隙の構成
面に平坦面77a,77bを形成し、蓋61下
面、筒部29bの低段部52上面との間に液流
通間隙79,80を形成している。この間隙は
同図の蓋閉止状態で、各段間の間隙が一定値
(例えば0.4mm)以上狭くならないように螺旋状
間隙69においては間隙構成面である螺旋体3
0Aの下面の平坦面77bにその半径方向の略
全幅にわたつて全て同じ高さの間隔保持用突起
81…を間隙69の長手方向に等間隔を存して
形成し、間隙79,80においては螺旋体30
Aの上端面、下端面に突起81…と同じ高さの
間隔保持用の突起82…を形成している。これ
等の突起81…、82…により液の流出のし易
さがフイルタ上下方向全体にわたり略等しくな
る。尚、後者の突起82…は螺旋体30Aに設
ける代りに蓋61及び筒部29b側に設けても
良く、前者の突起81…は螺旋体30Aの上面
側に設けても良い。又、突起81…、82…は
ローレツト状の突起でも良い。
又、上記螺旋体30Aには筒部29b及び蓋
61との間で凹凸係合による回わり止めがなさ
れている。即ち、螺旋体30Aの最上、下段に
おいてその上端外角部にフイルタの相対回転阻
止手段の他方を構成する上、下で同形状の略V
字状の係合溝83…を所定の角度(本実施例で
は約60度)の範囲にわたり多数形成したものを
対象位置に一対形成し、この上段の溝83…に
蓋61の内周コーナ部に所定の角度(本実施例
では約60度)間隔でフイルタ30の相対回転阻
止手段の一方として形成される略V字状の突起
84…が嵌合することで蓋61との間の相対的
回転阻止がなされ、下端の溝83…に上記筒部
29bの突起59…が嵌合することで分離筒2
9との間の相対的回転阻止手段がなされてい
る。上記の溝83…と突起84…との当接面8
3a,84aは分離筒29の回転によつてフイ
ルタ30を下方に押し下げる方向に傾斜してい
る。即ち、分離筒29の回転によつてフイルタ
30も回転するがフイルタ30の上部には慣性
力F1が作用し、この慣性力の当接面83a,
84aによる反作用としてフイルタ30を押し
下げる方向に力F2が作用しフイルタ30を押
し縮める。この当接面83a,84aの少なく
とも一方が傾斜していることで、力F1を生ず
る。
又、上記螺旋体30Aは巻き方向を径が広が
る方向となるように設定、即ち、例えば分離筒
29の回転方向が上からみて反時計方向xの
時、上から下方向への巻き方向が上から見て時
計方向となるように形成している。この巻き方
向と逆巻きとすると、分離筒29の回転に伴い
螺旋体30Aの径が縮ると同時に筒軸方向長さ
が伸びる方向に力が作用し、この力は蓋61を
外そうとする力となり、場合によつては蓋61
と分離筒29との係合部を損傷して蓋61を飛
ばす虞れがあるが、本実施例の巻き方向とすれ
ば、分離筒29の回転に伴い螺旋体30Aはそ
の径を拡げ、筒軸方向長さが縮る方向に力が作
用するので、このような欠点がなく、蓋61の
係止構造を簡単にできる。
又、上記蓋61は第4図、第11〜第13図
に示す如く筒部29bの上端径大部60内に嵌
合係止されてフイルタ30の抜け止めとフイル
タ30の内周に蓄積されたカスの飛び出し防止
機能をなすよう構成されている。61aは径大
部60に接する円筒状垂直部で、外周面には突
起85…を等間隔に設け、この突起85,85
間に径大部60の突起62が通る縦方向溝86
aとこの溝86aに連通しこの突起が係合する
横方向溝86bとからなる状溝86を等間隔
に多数形成すると共に、内周面87を下向きに
拡開するテーパー状に形成し、かつ螺旋体30
A上端外周に当接する縦方向の突条88…を形
成し、螺旋体30Aとの間に液流通間隙89を
形成している、又、径大部60内面と垂直部6
1aとの間にも液流通間隙90,91が形成さ
れている。61bは螺旋体30Aの内径よりも
小径で周縁に下向き突条92を有する開口93
を形成した水平部で、下面によりフイルタ30
の上端面を押圧すると共に開口93の周縁部で
カスの飛び出し防止作用をなす。
又、第2図を参照して上記容器蓋21bはカ
ツタ38の中心から外れた部位に対向するよう
に材料投入筒44を一体に垂設し、その周縁に
カツタ38の略全面を覆うように規制板41が
一体的に水平方向に突設されている。この規制
板41の外縁は下向きに屈曲させて再切削刃4
0…の外側に位置させ延出部42…に対向する
垂下部41aを形成している。この垂下部41
aには材料を集中して飛び出させるスリツトを
1個又は複数形成していると共に、外周面に切
削された材料の押え用突起94…を一体に形成
している。95は材料投入筒41内に挿入され
て材料を押入する押棒、96…はカスが過剰に
蓄積された時その過剰分を分離筒外に排出する
方向に斜に形成した突条である。
又、上記容器蓋21bは第1図の如く本体ケ
ース2に取付けたクランプ装置97により容器
21aを閉蓋状態にして本体ケース2上に押し
付け状態に固定される。
() 液取出部Cについて 119は流出口25からの液を受けるカツプ
で、断面略三角形状をなし本体ケース2の前面
側隅部に平面略三角形状に形成された低段部9
上に載置され、把手120をコーナ部に設けて
本体前面側からの取出を容易にしている。
次に上記実施例の動作を説明する。液生成を
行なう前に、第7図の如き伸長状態のフイルタ
30の始端部の突片72,72を溝73,73
に係合させた後、筒部29b内に装着する。そ
して、フイルタ30を圧縮させながら蓋61を
筒部29bの径大部60内に嵌合させ、突起6
2…を縦溝86a…から横溝86bに挿通し蓋
61を上からみて時計方向(分離筒29の回転
方向と逆方向)に回動させて突起62…を横溝
86b…の奥部に位置させることで筒部29b
に結合する。この状態でフイルタ30は第4図
に示す如く縮少されて飛出し防止がなされる。
そして、上端の突起82…によつて蓋61内面
とフイルタ30上端面70との間に間隙79
が、突起81…によつて間隙69が、下端の突
起82…によつて間隙80が一定間隔に保持さ
れる。同時に突起59…と下端の溝83…との
係合でフイルタ30の下端部が筒部29bに係
止され、突起84…と上端の溝83…との係合
でフイルタ30の上端部が蓋61に係止され
て、フイルタ30は上下において回わり止めさ
れる。
次いで、容器蓋21bを受容器21aに閉蓋
し、クランプ装置97を回動して蓋21bに係
合してジユース液生成準備状態を完了する。そ
して、電動機を駆動して果物、野菜等の材料を
投入筒44内に投入し押棒95にて押し込む。
すると材料はおろし刃39にてすりおろされる
が、すりおろし切削し得なかつた皮等の大形の
材料は再切削刃40…にて細片化され、規制板
41と台部29aとの隙間或いは垂下部41a
の切欠から水平方向外方に飛ばされてフイルタ
30の内周に付着する。この付着した被切削材
料はフイルタ30のテーパー面75aに沿つて
下降しながら、カス分と、液分とに分離され、
液分は上記間隙80及び69を流通して筒部2
9b内周に到達し、突条57…によつて形成さ
れた流通間隙58を通つて上方へ移動した後、
蓋61と筒部29bとの間の流通間隙90,9
1を経て分離筒29外へ流出し容器21aにて
受けられる。この液分は流出口25から流下し
てカツプ119に受けられる。
一方カス部は押え用突起41aにて押えられ
ながらフイルタ30の内方下端部Hから順次蓄
積され、第15図の如き蓄積状態となる。更に
材料が切削されると、被切削材料はフイルタ3
0内方上半分にも蓄積され、蓋61の水平部6
1b下方部の被切削材料から分離された液分は
間隙79−89−90−91及び69−90−
91を通して分離筒29外へ流出する。この液
分の流出は蓋61の内周面87をテーパー状に
していることで円滑になされる。更に材料が切
削される蓋61の開口93径よりも内側に蓄積
されるようになると突条96…によりカス分が
分離筒29外へ排出される。
このジユース生成中、フイルタ30内周に付
着したカス分は遠心力により液流出間隙69の
間隔を押し拡げようとするがフイルタ30の上
端が蓋61によつて押えられているので、この
間隔が拡がることなく一定に保される。その結
果、カス分が間隙69を通してフイルタ30外
へ流出するのが抑えられ、液中に多量のカス分
が混入することが無い。
こうしたジユース生成後、カス分を除去する
には、先ず電動機を停止し、クランプ装置を外
し、容器蓋21bを取外す。そして、蓋61を
回動して筒部29bとの係合を解くと、フイル
タ30は自身の弾性によつて第15図の如く伸
長し上端が筒部29b上端よりも上方に突出す
る。この突出部を持つて上方へ引き上げること
でフイルタ30は分離筒29外へ容易に取出す
ことができる。このフイルタ30には内周下部
にカス分Kが付着しており、フイルタ30をそ
の両端を持つて伸縮させると共に第16図の如
く横方向にずらす或いは回転方向にずらすこと
で、カス分Kのかたまりはフイルタ内周から容
易に離脱する。又、間隙69に残留付着した繊
維等は間隙69間隔が自らの弾性によつて拡長
することで、この拡張状態で水による洗浄によ
つて容易に洗い落することができる。
又、分離筒29の内部を掃除するには、台部
29aとコネクタ11との係合を解き、分離筒
29を外した後、内部を水洗すれば良いが、リ
ング体29cを台部29aから外し、台部29
aと筒部29bとを分離することで、その洗浄
は一層容易となる。
上記の実施例において、遠心分離筒29に対
するフイルタ30の相対的回転を阻止する回転
阻止部としての突起84,59、溝83…を形
成していることで次の利点を有する。即ち、特
にこの種のフイルタは重量が大きくなるが、こ
の重量により特に分離筒29の起動時及び停止
時に発生する慣性力によつてフイルタ30が相
対的に回転することを防止し、これによつて騒
音の発生、樹脂同志の接触による焼き付き、フ
イルタ30の傾斜によつて生ずるアンバランス
の発生による振動発生等の事態の発生を防止で
きる。この利点を得る為には回転阻止部の形状
等は実施例に限定されない。
又、回転阻止部の構成として、筒部29b及
び蓋61側に複数個等間隔に突起59…、84
…を形成し、フイルタ30側に所定範囲のみ溝
83…を複数個対称に形成していることによ
り、フイルタ30の溝83…数が少なくなりフ
イルタの洗浄が容易となる。
又、溝83…はフイルタ30の上端面にでは
なく上下端外角部に形成していることで、フイ
ルタ30の上端面70,70と筒部29b内底
面、蓋61の下面との間の間隙80,79の間
隔に無関係に溝83…の深さ、突起59…、8
4…の高さを設定でできると共にカスが溜り難
く洗浄が容易となる利点を有する。
又、溝83…と蓋61の突起84…との当接
面83a,84aを傾斜面として下方向の力F
2を生じさせていることにより、分離筒29の
回転時フイルタ30が圧縮され筒部29b、蓋
61及びフイルタ30が樹脂成型品であること
に伴う寸法誤差が存在しても液流通間隙79,
69,80が大きくなることがなくカス分の多
量の流出を効果的に防止できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えばフイルタ30の巻方向と分離筒
29との回転方向との関係を逆にしても良く、
又突起59…、84…の一方を省略してもフイ
ルタ30の相対回転を阻止できる。又、第17
図の如く間隙58の間隔保持用の突起571…
をフイルタ30外周に形成した溝831…に係
合させ相対回転阻止に兼用しても良い。又、フ
イルタ30と蓋61とを一体形成しても良い。
又、フイルタ30は力を作用させない状態で最
縮小状態となる様構成しても良い。更に、フイ
ルタ30の螺旋体30Aを中空に形成しても良
く、断面形状は図示以外の形状でも良い。この
中空成形の場合、螺旋体30Aは押し出し成形
によつて形成可能である。又、間隙69,7
8,80の間隔保持用の突起81…82…は存
在した方が望ましいが、無くてもジユース生成
は可能である。又、溝83…はフイルタ30の
外側角部ではなく外周面74に形成しても良
い。
(ヘ) 発明の効果 上記の如く構成される本発明に依れば、螺旋体
を筒軸方向に伸縮させたり、筒軸方向と直角方向
にずらせたりすることで、液流通間隙の間隔を大
きく変化させることができ、これによりカス分の
フイルタからの分離を容易に行なえると共に、液
流通間隙の間隔を大きくした状態での洗浄が可能
となるので、フイルタの洗浄が容易となり、常に
フイルタを清潔に保つことができる。又、回転阻
止部を具備することで、重量の重くなるこの種螺
旋フイルタの相対回転を阻止でき、これによる不
都合を無くすることができる等効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図はいずれも本発明一実施例を
示し、第1図は正面図、第2図は要部切欠の正面
断面図、第3図は蓋61を外した状態の要部平面
図、第4図は要部縦断面図、第5図は部品断面
図、第6図は要部分解正面図、第7図イは部品正
面図、同図ロは同図イのD部拡大図、同図ハは同
図ロのH−H線断面図第8図イは同平面図、同図
ロは同図イのC部拡大図、同図ハは同図ロのG−
G線断面図、第9図は同部品の異なる状態を示す
側面図、第10図は圧縮状態を示す部品断面図、
第11図は部品裏面図、第12図は第10図のA
−O−Y線断面図、第13図は第12図の要部拡
大正面図、第14図は動作説明用の要部断面図で
ある。第15図及び第16図は異なる作動状態を
示す要部概略縦断面図、第17図は本発明の他の
実施例の要部切欠平面図である。 21……容器、29……遠心分離筒、30……
フイルタ、30A……螺旋体、38……カツタ、
59,84……突起、83……溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内底部に材料を切削するカツタを有しモータ
    により回転駆動される遠心分離筒と、この分離筒
    の内周に着脱自在に装着され切削された材料をカ
    ス分と液分とに分離する筒状フイルタと、上記遠
    心分離筒から流出する液分を受ける容器とを備
    え、カス分を上記遠心分離筒内に溜めるジユーサ
    において、上記筒状フイルタを間隔が拡長可能な
    螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体にて構成する
    と共に、上記遠心分離筒に対するフイルタの相対
    的回転を阻止する回転阻止手段を備えたことを特
    徴とするジユーサ。
JP1921984A 1984-02-03 1984-02-03 ジユ−サ Granted JPS60163611A (ja)

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