JPH0429365B2 - - Google Patents

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JPH0429365B2
JPH0429365B2 JP887684A JP887684A JPH0429365B2 JP H0429365 B2 JPH0429365 B2 JP H0429365B2 JP 887684 A JP887684 A JP 887684A JP 887684 A JP887684 A JP 887684A JP H0429365 B2 JPH0429365 B2 JP H0429365B2
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は内底部に材料を切削するカツタを有し
モータにより回転駆動される遠心分離筒と、この
分離筒の内周に装着され切削された材料をカス分
と液分とに分離する筒状フイルタとを備え、カル
分を遠心分離筒内に溜めるジユーサに関する。
(ロ) 従来技術 この種ジユーサは例えば実公昭58−10504号公
報にて公知である。このジユーサに用いられるフ
イルタは櫛歯状に形成することにより縦方向の多
数の液流出スリツトを形成したもので、内周面に
カス分が付着蓄積する。この付着したカスを落す
にはフイルタを弾性変形させるが、この変形によ
るスリツトの間隔の変化が下端部では比較的大き
いが、上方にゆくに従い小さくなる。それ故カス
落ちが悪いと共に、端に水洗いしただけではカス
が落ちずブラシ等を用いてカスをかき落とさなけ
ればならず、カス落とし作業が困難となつてい
た。このカス落し作業の困難性はジユーサそのも
のの使用をためらわせる最大の原因となつてい
た。
(ハ) 発明の目的 本発明は上記の欠点に鑑みカス落としを容易に
行えるようにすることで、使い勝手の良いジユー
サを提供すると共に分離筒の径を大きくすること
なく処理量を増大することを目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明の構成は内底部に材料を切削するカツタ
を有しモータにより回転駆動される遠心分離筒
と、この分離筒の内周に着脱自在に装着され切削
された材料をカス分と液分とに分離する筒状フイ
ルタとを備え、カス分を上記遠心分離筒内に溜め
るジユーサにおいて、上記筒状フイルタを間隔が
拡長可能な螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体に
て構成すると共に螺旋体の断面形状をその縦幅F
が横幅Eよりも大きくなるように形成してなるこ
とを特徴とするものである。
斯る構成に依りカス分はフイルタの内周に付
着、蓄積するが、このフイルタを筒軸方向に伸縮
させるか筒軸と直角方向に変形させることで液流
通間隙の間隔が大きく変化するのでカスがフイル
タから容易に離脱すると共に間隙の間隔を拡長し
た状態でフイルタを洗浄すれば間隙にひつかかつ
たカスを容易に洗い落せる。
(ホ) 実施例 本発明の一実施例を以下に図面に従い説明す
る。先ず第1図を参照して図面に示すものはミキ
サアタツチメント(図示しない)を連結してミキ
サ機能をなし得るカス滞留型のジユーサで、電動
機(図示しない)等を内蔵する本体部Aと、遠心
分離筒29等を有する液生成部Bと、この生成部
Bにて生成される液を受けて取出す液取出部Cと
から主構成される。以下に各部の構成について詳
述する。
() 本体部Aについて 第2図を参照して、2は四隅を切欠いた平面四
角形状をなし下面四隅に弾性脚3……を有し、電
動機を支持板4にて吊下げ支持した変態ケース
で、軸受5にて回転自在に支持される電動機の駆
動軸6をケースの上面開口7から上方に突出させ
ている。このケース2は上面に高段部8と低段部
9を有している。10は駆動軸6の上端に固着さ
れた高速用駆動コネクタで、ミキサ用アタツチメ
ントの下面に備えられるコネクタ(いずれも図示
しない)に着脱自在に連結される。11は高速用
駆動コネクタ10と同心二軸状にその外周にて定
速回転する定速用駆動コネクタで、軸受12にて
駆動軸6に回転支持されプーリ13,14、ベル
ト15,16等の減速機構17を介して駆動軸6
の回転が減速されて伝達される。
このコネクタ11は上部に大径部11aを形成
し、大径部11aには外周に係合溝18……を形
成し、下端に水切板19を装着している。20は
本体ケース2の前面に設けた電動機制御用操作部
である。
() 液生成部Bについて 先ず第2図を参照して、21は上面開口の受容
器21aと、この上面開口を覆う容器蓋21bと
からなり本体ケース2に合わせて四隅を切欠いた
平面四角形状の容器で、受容器21aは本体ケー
ス2上面の高段部8に形成される嵌合部22,2
3に嵌合されて着脱自在に載置されると共に下面
にコネクタ10,11が挿通される開口24を有
し、同下面の低段部9に対向する位置に液流出口
25を形成している。この流出口25には容器2
1aの右前隅の摘子27によつて開閉操作される
弁体28を備えている。
第4図を参照して29は内周に螺旋フイルタ3
0を着脱自在に装着し上記の低速コネクタ11に
着脱自在に連結されて回転駆動される遠心分離筒
で、材料切削用のカツタ38を上面に固着した台
部29aと、この台部29aに着脱される有底の
略円筒状筒部29bと、台部29aと筒部29b
との結合用のリング体29cとからなる。
以下に各部につき詳述する。上記台部29aは
合成樹脂性であつて、水平部31とこれから下方
に突設される円筒状支持部32とからなり、この
支持部32の下部内周に形成した突起33……が
低速コネクタ11の外周の溝18……に係脱自在
に係合されると共に下端部34がコネクタ11の
溝下方に嵌合されて低速コネクタ11に着脱自在
に連結される。又、同支持部32の下部外周には
仮止め用突起35……並びに係合用突起36……
がそれぞれ複数形成され、上端外周には回わり止
め用突起37……が形成されている。
上記カツタ38は水平部31に螺子又は鋲によ
るカシメにて取付けられており、中心から放射状
に切削刃としてのおろし39を形成すると共に周
縁に切りおこしにより材料の残片を細かく再切削
する再切削刃40……を複数形成している。
上記筒部29bは合成樹脂製で第4図に示す如
く上面開口の有底筒状をなし、中央部底面を上方
に突出させて台部取付用の高段部46となし、外
周部をカス溜用の低段部52となしている。高段
部46は低段部52上に蓄積されるカスの離れを
容易にすべく外周46aを下向きに拡開するテー
パー状に形成すると共に中央部には台部29aの
支持部32が嵌入する円筒状嵌合部47を形成し
ており、支持部32の上端部32a外周を嵌合部
47の上端内周面47aに面接触させ、水平部3
1の外周部下面31aを高段部46の上面46a
に面接触させている。この水平面と垂直面との二
面当接で台部29aと筒部と29bのガタツキを
確実に防止すると共に支持強度を向上させてい
る。48……は嵌合部47の内周上段に形成され
た係合溝で、台部29aの突起37……が嵌入さ
れて台部29aと筒部29bとの回転止め作用を
なす。49……は嵌合部47の下端内周に離散的
に形成された係止爪で、台部29aの支持部32
の嵌合部47への嵌着時に弾性変形して突起35
……を乗り越えて係合し、両者29a,29bの
仮止めをなす。
この仮止め状態において、台部29aの支持部
32外周にリング体29cを嵌着し、このリング
体29cと水平部31とで筒部29bを挾持し、
両者29a,29bの結合を確実にしている。
上記リング体29cは台部29aの突起36…
…にバヨネツト係合する斜面を有した突起51…
…を内周に形成すると共に嵌合部47下端を受け
る受面53を上端に形成している。尚、支持部3
2とリング体29cとはバヨネツト係合によらず
螺子溝(図示しない)によつて結合しても良い。
56はフイルタ30が装着される筒部29bの
内周面で、分離された液が上昇し易いように上方
が径大となるテーパー形状となすと共に、適当間
隔を存して複数の縦方向の突条57……を形成
し、フイルタ30の外周面との間に液流通間隙5
8を設けている。
59……は内周面56の下端コーナー部に形成
したフイルタ係止用の突起で、フイルタ30の回
わり止めをなすものであり、突条の延長上に形成
しているが、これに限定されない。
尚、液流通間隙58は内周面56に突条を形成
することによらず、フイルタ30の外周に突起
(図示しない)を形成することによつて設けても
良い。
60は内周面56の上端部に形成される径大部
で、後記蓋61の係止用突起62……が内向きに
一体に突設されている。
63は筒部29bの側面及び底面にわたり略L
字状に形成した流体バランサで、筒部29bの側
面を下面開口の二重壁64,65になすと共に、
この下面開口をリング状底蓋66にて閉塞して密
閉空間を形成し、この空間内に外壁65側から一
体に縦方向の抵抗板67……を適数突設すると共
にこの空間内にバランサー用の液体68を適量封
入している。
上記螺旋フイルタ30は第6〜9図に示す如く
合成樹脂製、例えばABS樹脂製の多数段構造の
円筒状の螺旋体30Aから構成され、各段間には
螺旋状の液流通間隙69が形成されスプリング性
を有している。この螺旋体30Aは筒軸方向の縮
少方向に力を作用させない状態(自然伸長状態)
では第6図に示す如く間隙69が拡長状態となる
ように、金型により成形されるもので、蓋61閉
止状態では圧縮されて間隙69が最縮小状態とな
り、更に同図に示す状態から筒軸方向の伸長方向
に力を作用させると一層間隙69の間隔が拡張
し、水平方向に力を作用させると段間で横ズレを
商事これによつても間隙69の間隔を左右方向に
拡長する性質を有している。この螺旋体30Aの
筒軸方向長さは蓋61閉止状態並びに自然伸長状
態においても筒部29bの深さl1よりも長く形
成され、フイルタ30の取り出しを容易にしてい
る。
又、上記螺旋フイルタ30の最上段30a、最
下段30bは端面70,70が段差のない平坦面
(尚、後記突起82……を除く)となるように構
成することで蓋61内面及び筒部29b内底面と
の間に大きい隙間が形成されないようにしてカス
の流出を防止している。上記の断面の高さ寸法変
化のさせ方には、同一断面形状の螺旋状体の上、
下面に高さ調整用のリング状体を接着するか、金
型で断面形状を変化させることで可能であるが、
本実施例では後者を採用している。そして端部7
1,71の筒軸方向厚さを十分にとり端部の強度
を確保すると共に、端部71,71に突出片72
を設け、端部71,71に対応するつき合せ面に
は突出片72が嵌着される溝73が形成され、フ
イルタ30の引き上げ時に端部71,71に少々
の力が作用しても断面の小さいこの端部71,7
1が損傷しないように構成すると共に、所定以上
の力が作用すると突片72と溝73との係止が外
れるようにコーナ部にRを形成している。この係
止はフイルタ30の外周側で行われる為にカスの
付着が少なく、掃除が容易となつている。
又、螺旋体30Aは外径が筒部29b内径(突
条57……の先端)より少許小さく形成され、外
周面74が突条57……に接していると共に内周
面75は第17図に示す如く中点0から上、下に
向つて対称的に径大となるようにテーパー面75
a,75aに形成することで、分離筒29の回転
によりカスを先ず下方から蓄積させると共にフイ
ルタからのカスの下方向への離脱を容易にしてい
る。尚、実施例ではフイルタ30の上下の方向性
を無くすべく、上、下に向つて径大に形成してい
るが、方向性を有るものとすれば上から下に向つ
て径大となるテーパー面に形成すれば良い。
又、螺旋体30Aの各段における断面形状は第
9図に示す如く外側面の上下角部を切欠76a,
76aした形状とされこれにより間隙69より流
出する液の流通抵抗を少なくし、内側面76bを
略垂直平坦面としてカスの移動を容易にしてい
る。尚、この切欠の態様は図示に限定されずカス
の移動性を良くしなくても良いのであれば内側面
を曲面にしても良い。
更に、螺旋体30Aはフイルタ取出し時に伸び
過ぎないように強度並びにスプリング力を必要と
するので、各段においてある程度の広い断面積を
必要とするが、本実施例では最上、下段を除く各
段において断面の横幅Eよりも縦幅Fを長くして
いる。このF>Eの設定によりフイルタ30内部
空間容積を一定とした場合、フイルタ30外径が
大きくなることを抑えている。そして、フイルタ
30が横ズレを生じても筒形状をくずさないよう
に各段の接触面を平坦面77a,77b……に形
成するか、接触面を互いに凹凸嵌合する凹面凸面
に形成している。
又、第4図を参照して螺旋体30Aは各段間に
液流通間隙69を形成すると共に蓋61下面、筒
部29bの低段部52上面との間に液流通間隙7
9,80を形成している。この間隙は同図の蓋閉
止状態で、各段間の間隙が一定値(例えば0.4mm)
以上狭くならないように螺旋状間隙69において
は螺旋体30Aの下面に平坦面77bの半径方向
の略全幅にわたつて全て同じ高さの間隔保持用突
起81……を間隙69の長手方向に等間隔を存し
て形成し、間隙79,80においては螺旋体30
Aの上端面、下端面に突起81……と同じ高さの
同様な間隔保持用の突起82……を形成してい
る。これ等の突起と81……、82……により液
の流出のし易さがフイルタ上下方向全体にわたり
略等しくなる。尚、後者の突起82……は螺旋体
30Aに設ける代りに蓋61及び筒部29b側に
設けても良く、前者の突起81……は螺旋体30
Aの上面側に設けても良い。又、突起81……,
82……はローレツト状の突起でも良い。
又、上記螺旋体30Aには筒部29b及び蓋6
1との間で凹凸係合による回わり止がなされてい
る。即ち、螺旋体30Aの最上、下段においてそ
の外側各部に上、下で同形状の略V字状の係合溝
83……を所定の角度(本実施例では約60度)の
範囲にわたり多数形成したものを対称位置に一対
形成し、この上段の溝83……に蓋61の内周コ
ーナ部に所定の角度(本実施例では約60度)間隔
で形成される略V字状の突起84……が嵌合する
ことで蓋61との間に回わり止めがなされ、下端
の溝83……に上記筒部29bの突起59……が
嵌合することで分離筒29との間で回わり止めが
なされている。
又、上記螺旋体30Aは巻き方向を径が広がる
方向となるように設定、即ち、例えば分離筒29
の回転方向が上からみて反時計方向xの時、上か
ら下方向への巻き方向が上から見て時計方向とな
るよう形成している。この巻き方向と逆巻きとす
ると、分離筒29の回転に伴い螺旋体30Aの径
が縮ると同時に筒軸方向長さが伸びる方向に力が
作用し、この力は蓋61を外そうとする力とな
り、場合によつては蓋61と分離筒29との係合
部を損傷して蓋61を飛ばす虞れがあるが、本実
施例の巻き方向とすれば、分離筒29の回転に伴
い螺旋体30Aはその径を拡げ、筒軸方向長さが
縮る方向に力が作用するので、このような欠点が
なく、蓋61の係止構造を簡単にできる。
又、上記蓋61は第4図、第10〜第12図に
示す如く筒部29bの上端径大部60内に嵌合係
止されてフイルタ30の抜け止めとフイルタ30
の内周に蓄積されたカスの飛び出し防止機能をな
すよう構成されている。61aは径大部60に接
する円筒状垂直部で、外周面には突起85……を
等間隔に設け、この突起85,85間に径大部6
0の突起62が通る縦方向溝86aとこの溝86
aに連通しこの突起が係合する横方向溝86bと
からなる状溝86を等間隔に多数形成すると共
に、内周面87を下向きに拡開かるテーパー状に
形成し、かつ螺旋体30A上端外周に当接する縦
方向の突条88……を形成し、螺旋体30Aとの
間に液流通間隙89を形成している。又、径大部
60内面と垂直部61aとの間にも液流通間隙9
0,91が形成されている。61bは螺旋体30
Aの内容よりも小径で周縁に下向き突条92を有
する開口93を形成した水平部で、下面によりフ
イルタ30の上端面を押圧すると共に開口93の
周縁部でカスの飛び出し防止作用をなす。
又、第2図を参照して上記内容蓋21bはカツ
タ38の中心から外れた部位に対向するように材
料投入筒44を一体に垂設し、その周縁にカツタ
38の略前面を覆うように規制板41が一体的に
水平方向に突設されている。この規制板41の外
縁は下向きに屈曲させて最切削刃40……の外側
に位置させ延出部42……に対向する垂下部41
aを形成している。この垂下部41aには材料を
集中して飛び出させるスリツトを1個又は複数形
成していると共に、外周面に切削された材料の押
え用突起94……を一体に形成している。95は
材料投入筒41内に挿入されて材料を押入する押
棒、96……はカスが過剰に蓄積された時その過
剰分を分離筒外に排出する方向に斜に形成した突
条である。
又、上記容器蓋21bは第1図の如く本体ケー
ス2に取付けたクランプ装置97により容器21
aを閉蓋状態にして本体ケース2上に押し付け状
態に固定される。
() 液取出部Cについて、 119は流出口25からの液を受けるカツプ
で、断面略三角形状をなし本体ケース2の前面側
隅部に平面略三角形状に形成された低段部9上に
載置され、把手120をコーナ部に設けて本体前
面側からの取出を容易にしている。
次に上記実施例の動作を説明する。液生成を行
なう前に、第6図の如き伸長状態のフイルタ30
の始端部の突片72,72を溝73,73に係合
させた後、筒部29b内に装着する。そして、フ
イルタ30を圧縮させながら蓋61を筒部29b
の径大部60内に嵌合させ、突起62……を縦溝
86a……から横溝86bに挿通し蓋61を上か
らみて時計方向(分離筒29の回転方向と逆方
向)に回動させて突起62……を横溝86b……
の奥部に位置させることで筒部29bに結合す
る。この状態でフイルタ30は第4図に示す如く
縮少されて飛出し防止がなされる。そして、上端
の突起82……によつて蓋61内面とフイルタ3
0上端面70との間に間隙79が、突起81……
によつて間隙69が、下端の突起82……によつ
て間隙80が一定間隔に保持される。同時に突起
59……と下端の溝83……との係合でフイルタ
30の下端部が筒部29bに係止され、突起84
……と上端の溝83……との係合でフイルタ30
の上端部が蓋61に係止されて、フイルタ30は
上下において回わり止めされる。
次いで、容器蓋21bを受容器21aに閉蓋
し、クランプ装置97を回動して蓋21bに係合
して液生成準備状態を完了する。そして、電動機
を駆動して果物、野菜等の材料を投入筒44内に
投入し押棒95にて押し込む。すると材料はおろ
し刃39にてすりおろされるが、すりおろし切削
し得なかつた皮等の大形の材料は再切削刃40…
…にて細片化され、規制板41と台部29aとの
隙間或いは垂下部41aの切欠から水平方向外方
に飛ばされたフイルタ30の内周に付着する。こ
の付着した被切削材料はフイルタ30のテーパー
面75aに沿つて下降しながら、カス分と、液分
とに分離され、液分は上記間隙80及び69を流
通して筒部29b内周に到達し、突条57……に
よつて形成された流通間隙58を通つて上方へ移
動した後、蓋61と筒部29bとの間の流通間隙
90,91を経て分離筒29外へ流出し容器21
aにて受けられる。この液分は流出口25から流
下してカツプ119に受けられる。
一方カス部は押え用突起41aにて押えられな
がらフイルタ30の内方下端部Hから順次蓄積さ
れ、第13図の如き蓄積状態となる。更に材料が
切削されると、被切削材料はフイルタ30内方上
半分にも蓄積され、蓋61の水平部61b下方部
の被切削材料から分離された液分は間隙79−8
9−90−91及び69−90−91を通して分
離筒29外へ流出する。更に材料が切削され蓋6
1の開口93径よりも内側に蓄積されるようにな
ると突条96……によりカス分が分離筒29外へ
排出される。
こうしたジユース生成後、カス分を除去するに
は、先ず電動機を停止し、クランプ装置を外し、
容器蓋21bを取外す。そして、蓋61を回動し
て筒部29bとの係合を解くと、フイルタ30は
自身の弾性によつて第13図の如く伸長し上端が
筒部29b上端よりも上方に突出する。この突出
部を持つて上方へ引き上げることでフイルタ30
は分離筒29外へ容易に取出すことができる。こ
のフイルタ30には内周下部にカス分Kが付着し
ており、フイルタ30をその両端を持つて伸縮さ
せると共に第14図の如く横方向にずらすこと
で、カス分Kのかたまりはフイルタ内周から容易
に離脱する。又、間隙69に残留付着した繊維等
は間隙69間隔が自らの弾性によつて拡長するこ
とで、この拡張状態で水による洗浄によつて容易
に洗い落することができる。
又、分離筒29の内部を掃除するには、台部2
9aとコネクタ11との係合を解き、分離筒29
を外した後、内部を水洗すれば良いが、リング体
29cを台部29aから外し、台部29aと筒部
29bとを分離することで、その洗浄は一層容易
となる。
次に、大根おろし、氷削り等のおろし機能をな
すには、台部29aから筒部29bを分離し、台
部29aのみをコネクタ11に結合させると共に
弁25を閉じて、電動機を駆動する。そして、ジ
ユース生成時と同時に材料を投入筒44から投入
すると、材料はすりおろし刃39にてすりおろさ
れた材料は受容器21aに溜められる。
上記実施例において、螺旋体30Aの各段の形
状において外側角部を切欠いて断面略D字又は三
角形等の形状としていることにより、カスの流通
を抑えるように間隙69の間隔を狭くしているに
もかかわらず、液流通抵抗を小さくできると共
に、フイルタの強度を左程低下することなくフイ
ルタ重量を軽くでき、かつ安価で、軸受部の寿命
を長くでき、起動停止時の振動も少なくできる。
又、螺旋体30Aの各段間に平坦面77a,7
7bを形成していることにより、螺旋体30Aの
水平方向のズレによつて筒形状がくずれて間隙6
9の間隔が変化することがなく確実に間隔を一定
にできる。これにより、フイルタ30が回転時に
ガタ付いたり、音が発生したり、振動が発生する
ことがなくなると共に、カスの不均一な付着によ
るアンバランス発生が少なくなり、このアンバラ
ンスに基づく軸受部の寿命低下、分離筒29の容
器21への接触による焼付け等の事態を避けるこ
とができる。更に、平坦面77a,77bである
ので、洗浄がし易い。
又、螺旋体30Aの各段の断面形状において、
横幅E<縦幅Fに設定していることにより、分離
筒29の径を大きくすることなくジユース処理量
を増大できる。即ち、フイルタ30は上記した如
く強度をもたせる為に断面形状を大きくしなけれ
ばならない。こうするには横幅を大きくすること
も考えられるが、そうするとフイルタ30の内径
が小さくなり、カス溜量、即ちジユース処理量が
減少する。しかしながら本発明ではE<Fによつ
て強度を得ているのでフイルタ30の内径を大き
くすることができる。そして、この種製品におい
ては安全性の面から投入筒44の入口側先端とカ
ツタ38との間は約100mmの距離を保つ必要があ
ることから、フイルタ30及び分離筒29が上方
に延びることに関しては製品の寸法上何ら支障な
く、むしろスペースの有効利用となり、製品の小
型化か可能となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えばフイルタ30の巻方向と分離筒29
との回転方向との関係を逆にしても良く、又第1
6図の如くフイルタ301の上端に蓋61の機能
をなす部材121,122を一体形成しても良
い。この一方の部材121はカス飛び出しを防止
し、他方の部材127は筒部29bとの弾性係合
をなす。又、フイルタ30は力を作用させない状
態で最縮小状態となる様構成しても良い。更に、
フイルタ30の螺旋体30Aを中空に形成しても
良く、断面形状は例えば第15図イ〜ハの如き形
状でも良い。この中空形成の場合、螺旋体30A
は押し出し成形によつて形成可能である。又、間
隙69,78,80の間隔保持用の突起81…
…,82……は存在した方が望ましいが、無くて
もジユース生成は可能である。
(ヘ) 発明の効果 上記の如く構成される本発明に依れば、螺旋体
を筒軸方向に伸縮させたり、筒軸方向と直角方向
にずらせたりすることで、液流通間隙の間隔を大
きく変化させることができ、これによりカス分の
フイルタからの分離を容易に行なえると共に、液
流通間隙の間隔を大きくした状態での洗浄が可能
となるので、フイルタの洗浄が容易となり、常に
フイルタを清潔に保つことができる。
又、螺旋体の断面形状をその縦幅Fが横幅Eよ
りも大きくなるように形成していることで、該分
離筒内に収納されるフイルタの螺旋体の内径を大
きくすることができ、これにより、螺旋体の内径
を大きくしながら断面形状を大きくしてフイルタ
の強度を大きくできるとともに、フイルタ内径が
大きいからカス溜量、即ちジユース処理量を多く
でき、分離筒の径を大きくすることなくジユース
処理量を多くでき、製品の大型化を招かない等効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第14図はいずれも本発明一実施例を
示し、第1図は正面図、第2図は要部切欠の正面
断面図、第3図は蓋61を外した状態の要部平面
図、第4図は要部縦断面図、第5図は要部分解正
面図、第6図は部品正面図、第7図は同平面図、
第8図は同部品の異なる状態を示す側面図、第9
図は圧縮状態を示す部品断面図、第10図は部品
裏面図、第11図は第10図のA−O−Y線断面
図、第12図は第11図の要部拡大正面図、第1
3図及び第14図は異なる作動状態を示す要部縦
断面図、第15図イ〜ロは本発明の異なる他の実
施例の要部断面図、第16図は本発明の他の実施
例の要部断面図である。 21……容器、29……遠心分離筒、30……
フイルタ、30A……螺旋体、38……カツタ、
69……液流通間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内底部に材料を切削するカツタを有しモータ
    により回転駆動される遠心分離筒と、この分離筒
    の内周に着脱自在に装着され切削された材料をカ
    ス分と液分とに分離する筒状フイルタと、上記遠
    心分離筒から流出する液分を受ける容器とを備
    え、カス分を上記遠心分離筒内に溜めるジユーサ
    において、上記筒状フイルタを間隔が拡長可能な
    螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体にて構成する
    と共に螺旋体の断面形状をその縦幅Fが横幅Eよ
    りも大きくなるように形成してなるジユーサ。
JP887684A 1984-01-20 1984-01-20 ジユ−サ Granted JPS60150717A (ja)

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