JPH0114246Y2 - - Google Patents

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JPH0114246Y2
JPH0114246Y2 JP1984020007U JP2000784U JPH0114246Y2 JP H0114246 Y2 JPH0114246 Y2 JP H0114246Y2 JP 1984020007 U JP1984020007 U JP 1984020007U JP 2000784 U JP2000784 U JP 2000784U JP H0114246 Y2 JPH0114246 Y2 JP H0114246Y2
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filter
separation cylinder
waste
circumferential surface
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は内底部に材料を切削するカツタを有し
モータにより回転駆動される遠心分離筒と、この
分離筒の内周に装着され切削された材料をカス分
と液分とに分離する筒状フイルタとを備え、カス
分を遠心分離筒内に溜めるジユーサに関する。
(ロ) 従来技術 この種ジユーサは例えば実公昭39−21579号公
報及び実公昭57−8938号公報にて知られている。
このジユーサにおいては、分離筒の内周面の中央
部を上方へ突出させてカツタ取付用高段部を形成
し、これにより分離筒の重心を下げると共に、分
離筒内周面を下向きに拡開し、これによりカス分
を下方から蓄積するようにし、この構造によつて
カスの蓄積部を分離筒の駆動部に近づけ、カス蓄
積のアンバランスが生じても分離筒の振動が小さ
くなるようになしている。
しかしながら、斯る従来構造においては、カス
分は、分離筒内周面に着脱自在に装着される帯状
の薄いフイルタと共に引き出されるが、分離筒内
周面は下向きに拡開され、上部が径小であるた
め、フイルタは収縮しなければ分離篭から引き出
すことができず、このフイルタの収縮によつてカ
ス分がフイルタ内面から分離して分離筒内へ、或
いはジユーサの周囲へ落下する欠点があつた。ま
た、フイルタは多数の小孔が形成されているた
め、小孔にカス分の繊維質が突き刺り、フイルタ
を洗浄するのが困難であつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、カス
蓄積のアンバランスによる分離筒の振動発生を減
少させると共に、カス分の廃棄作業性及びフイル
タの洗浄性を向上することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案の構成は、遠心分離筒内周面を上向きに
拡開し、カツタ取付用の高段部の外周面を下向き
に拡開すると共に、筒状フイルタは多段構造の螺
旋体から構成し、このフイルタの少なくともカツ
タ面よりも下方部内周面を下向きに拡開せしめ、
分離筒上部に、フイルタの分離筒からの飛出しを
阻止する阻止部材を係脱自在に係合することを特
徴とする。
斯る構成により、カス分は分離筒内下部から蓄
積し、このカス蓄積部は分離筒の駆動部に近いの
で、カス分の蓄積にアンバランスが生じても分離
筒の振動は小さい。又、フイルタは阻止部材を分
離筒から取外すだけで収縮させることなく上方へ
引き上げることができ、カス分がフイルタから分
離して分離筒内やジユーサの周囲へ落下すること
がない。フイルタを上方へ引き上げる際、高段部
の外周面を下向きに拡開しているので、カス分の
分離筒内に残留することもない。更に、フイルタ
は多段構造の螺旋体から構成しているので、カス
分を容易に分離して洗浄することができる。
(ホ) 実施例 本考案の一実施例を以下に図面に従い説明す
る。先ず第1図を参照して図面に示すものはミキ
サアタツチメント(図示しない)を連結してミキ
サ機能をもなし得るカス滞溜型のジユーサで、電
動機(図示しない)等を内蔵する本体部Aと、遠
心分離筒29等を有する液生成部Bと、この生成
部Bにて生成される液を受けて取出す液取出部C
とから主構成される。以下に各部の構成について
詳述する。
() 本体部Aについて 第2図を参照して、2は四隅を切欠いた平面
四角形状をなし下面四隅に弾性脚3…を有し、
電動機を支持板4にて吊下げ支持した本体ケー
スで、軸受5にて回転自在に支持される電動機
の駆動軸6をケースの上面開口7から上方に突
出させている。このケース2は上面に高段部8
と低段部9を有している。10は駆動軸6の上
端に固着された高速用駆動コネクタで、ミキサ
用アタツチメントの下面に備えられるコネクタ
(いずれも図示しない)に着脱自在に連結され
る。11は高速用駆動コネクタ10と同心二軸
状にその外周にて低速回転する低速用駆動コネ
クタで、軸受12にて駆動軸6に回転支持され
プーリ13,14、ベルト15,16等の低速
機構17を介して駆動軸6の回転が減速されて
伝達される。
このコネクタ11は上部に大径部11aを形
成し、大径部11aには外周に係合溝18…を
形成し、下端に水切板19を装着している。2
0は本体ケース2の前面に設けた電動機制御用
操作部である。
() 液生成部Bについて 先ず第2図を参照して、21は上面開口の受
容器21aと、この上面開口を覆う容器蓋21
bとからなり本体ケース2に合わせて四隅を切
欠いた平面四角形状の容器で、受容器21aは
本体ケース2上面の高段部8に形成される嵌合
部22,23に嵌合されて着脱自在に載置され
ると共に下面にコネクタ10,11が挿通され
る開口24を有し、同下面の低段部9に対向す
る位置に液流出口25を形成している。この流
出口25には容器21aの右前隅の摘子27に
よつて開閉操作される弁体28を備えている。
第4図を参照して29は内周に螺旋フイルタ
30を着脱自在に装着し上記の低速コネクタ1
1に着脱自在に連結されて回転駆動される遠心
分離筒で、材料切削用のカツタ38を上面に固
着した台部29aと、この台部29aに着脱さ
れる有底の略円筒状部29bと、台部29aと
筒部29bとの結合用のリング体29cとから
なる。
以下に各部につき詳述する。上記台部29a
は合成樹脂製であつて、水平部31とこれから
下方に突設される円筒状支持部32とからな
り、この支持部32の下部内周に形成した突起
33…が低速コネクタ11の外周の溝18…に
係脱自在に係合されると共に下端部34がコネ
クタ11の溝下方に嵌合されて低速コネクタに
着脱自在に連結される。又、同支持部32の下
部外周には仮止め用突起35…並びに係合用突
起36…がそれぞれ複数形成され、上端外周に
は回わり止め用突起37…が形成されている。
上記カツタ38は水平部31に螺子又は鋲に
よるカシメにて取付けられており、中心から放
射状に切削刃としてのおろし刃39を形成する
と共に周縁に切りおこしにより材料の残片を細
かく再切削する再切削刃40…を複数形成して
いる。
上記筒部29bは合成樹脂製で第4図に示す
如く上面開口の有底筒状をなし、中央部底面を
上方に突出させて台部取付用の高段部46とな
し、外周部をカス溜用の低段部52となしてい
る。高段部46は低段部52上に蓄積されるカ
スの離れを容易にすべく外周46aを下向きに
拡開するテーパー状に形成すると共に中央部に
は台部29aの支持部32が嵌入する円筒状嵌
合部47を形成しており、支持部32の上端部
32a外周を嵌合部47の上端内周面47aに
面接触させ、水平部31の外周部下面31aを
高段部46の上面46bに面接触させている。
この水平面と垂直面との二面当接で台部29a
と筒部29bのガタツキを確実に防止すると共
に支持強度を向上させている。48…は嵌合部
47の内周上段に形成された係合溝で、台部2
9aの突起37…が嵌入されて台部29aと筒
部29bとの回転止め作用をなす。49…は嵌
合部47の下端内周に離散的に形成された係止
爪で、台部29aの支持部32の嵌合部47へ
の嵌着時に弾性変形して突起35…を乗り越え
て係合し、両者29a,29bの仮止めをな
す。
この仮止め状態において、台部29aの支持
部32外周にリング体29cを嵌着し、このリ
ング体29cと水平部31とで筒部29bを挾
持し、両者29a,29bの結合を確実にして
いる。
上記リング体29cは台部29aの突起36
…にバヨネツト係合する斜面を有した突起51
…を内周に形成すると共に嵌合部47下端を受
ける受面53を上端に形成している。尚、支持
部32とリング体29cとはバヨネツト係合に
よらず螺子溝(図示しない)によつて結合して
も良い。
56はフイルタ30が装着される筒部29b
の内周面で、分離された液が上昇し易いように
上方が径大となるテーパー形状となすと共に、
適当間隔を存して複数の縦方向の突条57…を
形成し、フイルタ30の外周面との間に液流通
間隙58を設けている。
59…は内周面56の下端コーナー部に形成
したフイルタ係止用の突起で、フイルタ30の
回わり止めをなすものであり、突条の延長上に
形成しているが、これに限定されない。
尚、液流通間隙58は内周面56に突条を形
成することによらず、フイルタ30の外周に突
起(図示しない)を形成することによつて設け
ても良い。
60は内周面56の上端部に形成される径大
部で、後記蓋61の係止用突起62…が内向き
に一体に突設されている。
63は筒部29bの側面及び底面にわたり略
L字状に形成した液体バランサで、筒部29b
の側面を下面開口の二重壁64,65になすと
共に、この下面開口をリング状底蓋65にて閉
塞して密閉空間を形成し、この空間内に外壁6
5側から一体に縦方向の抵抗板67…を適数突
設すると共にこの空間内にバランサー用の液体
68を適量封入している。上記底蓋66は外壁
65の下端と底段部52の下面内端部とで凹凸
嵌合されて、溶着シールしており、この凹凸嵌
合によりシール性を向上させている。上記外壁
65は下方が径大となるテーパー状となして上
記密閉空間の下部を上部よりも広くし、液体6
8を下方に集中させ、上方への液体上昇を防止
している。
上記螺旋フイルタ30は第5、6図に示す如
く合成樹脂製、例えばABS樹脂製の多数段構
造の円筒状の螺旋体30Aから構成され、各段
間には螺旋状の液流通間隙69が形成されスプ
リング性を有している。この螺旋体30Aは筒
軸方向の縮小方向に力を作用させない状態(自
然伸長状態)では第5図に示す如く間隙69が
拡長状態となるように、金型により成形される
もので、蓋61閉止状態では圧縮されて間隙6
9が最縮小状態となり、更に同図に示す状態か
ら筒軸方向の伸長方向に力を作用させると一層
間隙69の間隙が拡長し、水平方向に力を作用
させると段間で横ズレを生じこれによつても間
隙69の間隙を左右方向に拡長する性質を有し
ている。この螺旋体30Aの筒軸方向長さは蓋
61閉止状態並びに自然伸長状態においても筒
部29bの深さよりも長く形成され、フイルタ
30の取り出しを容易にしている。
又、上記螺旋フイルタ30の最上段30a、
最下段30bは端面70,70が段差のない平
坦面(尚、後記突起82…を除く)となるよう
に構成することで蓋61内面及び筒部29内底
面との間に大きい隙間が形成されないようにし
てカスの流出を防止している。上記の断面の高
さ寸法変化のさせ方には、同一断面形状の螺旋
状体の上、下面に高さ調整用のリング状体を接
着するか、金型で断面形状を変化させることで
可能であるが、本実施例では後者を採用してい
る。そして端部71,71の筒軸方向厚さを十
分にとり端部の強度を確保すると共に、端部7
1,71に突出片72を設け、端部71,71
に対応するつき合せ面には突出片72が嵌着さ
れる溝73が形成され、フイルタ30の引き上
げ時に端部71,71に少々の力が作用しても
断面の小さいこの端部71,71が損傷しない
ように構成すると共に、所定以上の力が作用す
ると突片72と溝73との係止が外れるように
コーナ部にRを形成している。この係止はフイ
ルタ30の外周側で行われる為にカスの付着が
少なく、掃除が容易となつている。
又、螺旋体30Aは外径が筒部29b内径
(突条57…の先端)より少許小さく形成され、
外周面74が突条57…に接していると共に内
周面75は第6図に示す如く中点0から上、下
に向つて対称的に径大となるようにテーパー面
75a,75aに形成することで、分離筒29
の回転によりカスを先ず下方から蓄積させると
共にフイルタからのカスの下方向への離脱を容
易にしている。
又、螺旋体30Aの各段における断面形状は
第6図に示す如く外側面の上下角部を切欠76
a,76aした形状とされこれにより間隙69
より流出する液の流通抵抗を少なくし、内側面
76bを略垂直平坦面としてカスの移動を容易
にしている。尚、この切欠の態様は図示に限定
されない。又、カスの移動性を良くしてなくて
も良いのであれば内側面を曲面にしても良い。
又、第4図を参照して螺旋体30Aは各段間
に液流通間隙69を形成すると共に間隙の構成
面に平坦面77a,77bを形成し、蓋61下
面、筒部29bの低段部52上面との間に液流
通間隙79,80を形成している。この間隙は
同図の蓋閉止状態で、各段間の間隙が一定値
(例えば0.4mm)よりも狭くならないように螺旋
状間隙69においては螺旋体30Aの下面に平
坦面77bの半径方向の略全幅にわたつて全て
同じ高さの間隔保持用突起81…を間隙69の
長手方向に等間隔を存して形成し、間隙79,
80においては螺旋体30Aの上端面、下端面
に突起81…と同じ高さの同様な間隔保持用の
突起82…を形成している。これ等の突起81
…,82…により液の流出のし易さがフイルタ
上下方向全体にわたり略等しくなる。尚、後者
の突起82…は螺旋体30Aに設ける代りに蓋
61及び筒部29b側に設けても良く、前者の
突起81…は螺旋体30Aの上面側に設けても
良い。又、突起81…,82…はローレツト状
の突起でも良い。
又、上記螺旋体30Aには筒部29b及び蓋
61との間で凹凸係合による回わり止めがなさ
れている。即ち、螺旋体30Aの最上、下段に
おいてその外側角部に上、下で同形状の略V字
状の係合溝83…を所定の角度(本実施例では
約60度)の範囲にわたり多数形成したものを対
象位置に一対形成し、この上段の溝83…に蓋
61の内周コーナ部に所定の角度(本実施例で
は約60度)間隔で形成される略V字状の突起8
4…が嵌合することで蓋61との間に回わり止
めがなされ、下端の溝83…に上記筒部29b
の突起59…が嵌合することで分離筒29との
間で回わり止めがなされている。
又、上記蓋61は第4図、第7〜第9図に示
す如く筒部29bの上端径大部60内に嵌合係
止されてフイルタ30の抜け止めとフイルタ3
0の内周に蓄積されたカスの飛び出し防止機能
をなすよう構成されている。61aは径大部6
0に接する円筒状垂直部で、外周面には突起8
5…を等間隔に設け、この突起85,85間に
径大部60の突起62が通る縦方向溝86aと
この溝86aに連通しこの突起が係合する横方
向溝86bとからなる状溝86を等間隔に多
数形成すると共に、内周面87を下向きに拡開
するテーパー状に形成し、かつ螺旋体30A上
端外周に当接する縦方向の突条88…を形成
し、螺旋体30Aとの間に液流通間隙89を形
成している。又、径大部60内面と垂直部61
aとの間にも液流通間隙90,91が形成され
ている。61bは螺旋体30Aの内径よりも小
径で周縁に下向き突条92を有する開口93を
形成した水平部で、下面によりフイルタ30の
上端面を押圧すると共に開口93の周縁部でカ
スの飛び出し防止作用をなす。
又、第2図を参照して上記容器蓋21bはカ
ツタ38の中心から外れた部位に対向するよう
に材料投入筒44を一体に垂設し、その周縁に
カツタ38の略全面を覆うように規制板41が
一体的に水平方向に突設されている。この規制
板41の外縁は下向きに屈曲させて再切削刃4
0…の外側に位置させ延出部42…に対向する
垂下部41aを形成している。この垂下部41
aには材料を集中して飛び出させるスリツトを
1個又は複数形成していると共に、外周面に切
削された材料の押え用突起94…を一体に形成
している。95は材料投入筒41内に挿入され
て材料を押入する押棒、96…はカスが過剰に
蓄積された時その過剰分を分離筒外に排出する
方向に斜に形成した突条である。
又、上記容器蓋21bは第1図の如く本体ケ
ース2に取付けたクランプ装置97により容器
21aを閉蓋状態にして本体ケース2上に押し
付け状態に固定される。
() 液取出部Cについて 119は流出口25からの液を受けるカツプ
で、断面略三角形状をなし本体ケース2の前面
側隅部に平面略三角形状に形成された低段部9
上に載置され、把手120をコーナ部に設けて
本体前面側からの取出を容易にしている。
次に上記実施例の動作を説明する。液生成を
行なう前に、始端部の突片72,72を溝7
3,73に係合させた第5図の如きフイルタ3
0を、筒部29b内に装着する。そして、フイ
ルタ30を圧縮させながら蓋61を筒部29b
の径大部60内に嵌合させ、突起62…を縦溝
86a…から横溝86bに挿通し蓋61を上か
らみて時計方向(分離筒29の回転方向と逆方
向)に回動させて突起62…を横溝86b…の
奥部に位置させることで筒部29bに結合す
る。この状態でフイルタ30は第4図に示す如
く縮少されて飛出し防止がなされる。そして、
上端の突起82…によつて蓋61内面とフイル
タ30上端面70との間に間隙79が、突起8
1…によつて間隙69が、下端の突起82…に
よつて間隙80が一定間隔に保持される。同時
に突起59…と下端の溝83…との係合でフイ
ルタ30の下端部が筒部29bに係止され、突
起84…と上端の溝83…との係合でフイルタ
30の上端部が蓋61に係止されて、フイルタ
30は上下において回わり止めされる。
次いで、容器蓋21bを受容器21aに閉蓋
し、クランプ装置97を回動して蓋21bに係
合して液生成準備状態を完了する。そして、電
動機を駆動して果物、野菜等の材料を投入筒4
4内に投入し押棒95にて押し込む。すると材
料はおろし刃39にてすりおろされるが、すり
おろし切削し得なかつた皮等の大形の材料は再
切削刃40…にて細片化され、規制板41と台
部29aとの隙間或いは垂下部41aの切欠か
ら水平方向外方に飛ばされフイルタ30の内周
に付着する。この付着した被切削材料はフイル
タ30のテーパー面75aに沿つて下降しなが
ら、カス分と、液分とに分離され、液分は上記
間隙80及び69を流通して筒部29b内周に
到達し、突条57…によつて形成された流通間
隙58を通つて上方へ移動した後、蓋61と筒
部29bとの間の流通間隙90,91を経て分
離筒29外へ流出し容器21aにて受けられ
る。この液分は流出口25から流下してカツプ
119に受けられる。
一方カス部は押え用突起41aにて押えられ
ながらフイルタ30の内方下端部Hから順次蓄
積され、第10図の如き蓄積状態となる。この
ように下部から蓄積するのでカス付着にアンバ
ランスを生じても分離筒29の振動が少ない。
更に材料が切削されると、被切削材料はフイル
タ30内方上半分にも蓄積され、蓋61の水平
部61b下方部の被切削材料から分離された液
分は間隙79−89−90−91及び69−9
0−91を通して分離筒29外へ流出する。こ
の液分の流出は蓋61の内周面87をテーパー
状にしていることで円滑になされる。更に材料
が切削され蓋61の開口93径よりも内側に蓄
積されるようになると突条96…によりカス分
が分離筒29外へ排出される。
こうしたジユース生成後、カス分を除去する
には、先ず電動機を停止し、クランプ装置を外
し、容器蓋21bを取外す。そして、蓋61を
回動して筒部29bとの係合を解くと、フイル
タ30は自身の弾性によつて第10図の如く伸
長し上端が筒部29b上端よりも上方に突出す
る。この突出部を持つて上方へ引き上げるとカ
ス分Kは分離筒29から離れてフイルタ30と
共に上方へ移動する。このカス分Kの分離筒2
9からの離脱は高段部46の外周46aを下向
きに拡開させている為にスムーズになされる為
にフイルタ30は分離筒29外へ容易に取出す
ことができる。このフイルタ30には内周下部
にカス分Kが付着しており、フイルタ30をそ
の両端を持つて伸縮させると共に第11図の如
く横方向にずらすことで、カス分Kのかたまり
はフイルタ内周から容易に離脱する。又、間隙
69に残留付着した繊維等は間隙69間隔が自
らの弾性によつて拡長することで、この拡張状
態で水による洗浄によつて容易に洗い落するこ
とができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、フイルタ30の内周面75は上端から
下端まで連続的に下向きに拡開させても良い。
この場合フイルタに上下の方向性ができ、使用
性が若干低下する。要するに本考案は少なくと
もフイルタ30の内周面75のカツタ面より下
方部を下向きに拡開させれば良い。又、フイル
タ30の内周上端にカス飛び出し防止部を形成
しても良い。又フイルタ30の巻方向と分離筒
29との回転方向との関係を逆にしても良い。
又、フイルタ30は力を作用させない状態で最
縮小状態となる様構成しても良い。更に、フイ
ルタ30の螺旋体30Aを中空に形成しても良
く、断面形状は図示以外の形状でも良い。この
中空形成の場合、螺旋体30Aは押し出し成形
によつて形成可能である。又、間隙69,7
8,80の間隔保持用の突起81…,82…は
存在した方が望ましいが、無くてもジユース生
成は可能である。
(ヘ) 考案の効果 以上の如く本考案に依れば、カス分が分離筒の
下方部から蓄積し、このカス蓄積部は分離筒の駆
動部に近いので、カス分の蓄積にアンバランスが
生じても分離筒の振動発生が減少する。また、フ
イルタは阻止部材を分離筒から取外すだけで、収
縮させることなく上方へ引き上げることでき、カ
ス分がフイルタから分離して分離筒内やジユーサ
の周囲へ落下することがないと共に、フイルタを
上方へ引き上げる際、高段部の外周面を下向きに
拡開しているので、カス分が分離筒内に残留する
ことがない。更に、フイルタは多段構造の螺旋体
から構成しているので、フイルタを伸長させたり
横方向にずらすことで容易にカス分を離脱するこ
とができ、フイルタの段間の間隙に突き刺つたカ
ス分の繊維質もフイルタを伸長状態にして間隙を
拡げることによつて容易に洗浄できる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はいずれも本考案一実施例を
示し、第1図は正面図、第2図は要部切欠の正面
断面図、第3図は蓋61を外した状態の要部平面
図、第4図は要部縦断面図、第5図は部品の側面
図、第6図は圧縮状態を示す部品断面図、第7図
は部品裏面図、第8図は第7図A−O−Y線断面
図、第9図は第8図の要部拡大正面図、第10図
及び第11図は異なる作動状態を示す要部縦断面
図である。 21……容器、29……遠心分離筒、30……
フイルタ、38……カツタ、46……高段部、4
6a……外周面、75……内周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内底面の中央部を上方へ突出させて形成される
    高段部上に材料を切削するカツタを有しモータに
    より回転駆動される遠心分離筒と、この分離筒の
    内周に着脱自在に装着され切削された材料をカス
    分と液分とに分離する筒状フイルタと、上記遠心
    分離筒から流出する液分を受ける容器とを備え、
    カス分を上記遠心分離筒内に溜めるジユーサにお
    いて、上記遠心分離筒内周面を上向きに拡開し、
    上記高段部の外周面を下向きに拡開すると共に、
    上記筒状フイルタを多段構造の螺旋体から構成
    し、該フイルタの少なくともカツタ面よりも下方
    部内周面を下向きに拡開せしめると共に、上記分
    離筒上部に、上記フイルタの分離筒からの飛出し
    を阻止する阻止部材を係脱自在に係合してなるジ
    ユーサ。
JP2000784U 1984-02-14 1984-02-14 ジユ−サ Granted JPS60132208U (ja)

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