JPH041607B2 - - Google Patents

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JPH041607B2
JPH041607B2 JP887584A JP887584A JPH041607B2 JP H041607 B2 JPH041607 B2 JP H041607B2 JP 887584 A JP887584 A JP 887584A JP 887584 A JP887584 A JP 887584A JP H041607 B2 JPH041607 B2 JP H041607B2
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liquid
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gap
lid
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JP887584A
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Shosaku Kurome
Tokio Akai
Yoshihiro Maeda
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH041607B2 publication Critical patent/JPH041607B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は内底部に材料を切削するカツタを有し
モータにより回転駆動される遠心分離筒と、この
分離筒の内周に装着され切削された材料をカス分
と液分とに分離する筒状フイルとを備え、カス分
を遠心分離筒内に溜めるジユーサに関する。
(ロ) 従来技術 この種ジユーサは例えば実公昭58−10504号公
報にて公知である。このジユーサに用いられるフ
イルタは櫛歯状に形成することにより縦方向の多
数液流出スリツトを形成したもので、内周面にカ
ス分が付着蓄積する。この付着したカスを落すに
はフイルタを弾性変形させるが、この変形による
スリツトの間隔の変化が下端部では比較的大きい
が、上方にゆくに従い小さくなる。それ故カス落
ちが悪いと共に、単に水洗いしただけではカスが
落ちずブラシ等を用いてカスをかき落とさなけれ
ばならず、カス落とし作業が困難となつていた。
このカス落し作業の困難性はジユーサそのものの
使用をためらわせる最大の原因となつていた。
(ハ) 発明の目的 本発明は上記の欠点に鑑みカス落としを容易に
行えるようにすることで、使い勝手の良いジユー
サを提供すると共に液中に多くのカス分が混入し
ないようにすることを目的とする。
(ニ) 発明の構成 本発明の構成は内底部に材料を切削するカツタ
を有しモータにより回転駆動される遠心分離筒
と、この分離筒の内周に着脱自在に装着され切削
された材料をカス分と液分とに分離する筒状フイ
ルタとを備え、カス分を上記遠心分離筒内に溜め
るジユーサにおいて、上記筒状フイルタを間隔が
拡長可能な螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体に
て構成すると共に上記遠心分離筒の筒状フイルタ
上方にフイルタ押え手段を具備してなることを特
徴とするものである。
斯る構成に依りカス分はフイルタの内周に付
着、蓄積するが、このフイルタを筒軸方向に伸縮
させるか筒軸と直角方向に変形させることで液流
通間隙の間隔が大きく変化するのでカスがフイル
タから容易に離脱すると共に間隙の間隔を拡長し
た状態でフイルタを洗浄すれば間隙にひつかかつ
たカスを容易に洗い落せる。又、ジユース生成時
カス分により液流出間隙の間隔を拡げる力が作用
するが、フイルタ押え手段により間隔の拡張が抑
えられ、カス分が多量にフイルタを通過し液分中
に混入することがなくなる。
(ホ) 実施例 本発明の一実施例を以下に図面に従い説明す
る。先ず第1図を参照して図面に示すものはミキ
サアタツチメント(図示しない)を連結してミキ
サ機能をもなし得るカス滞溜型のジユーサで、電
動機(図示しない)等を内蔵する本体部Aと、遠
心分離筒29等を有する液生成部Bと、この生成
部Bにて生成される液を受けて取出す液取出部C
とから主構成される。以下に各部の構成について
詳述する。
() 本体部Aについて 第2図を参照して、2は四隅を切欠いた平面
四角形状をなし下面四隅に弾性脚3…を有し、
電動機を支持板4にて吊下げ支持した本体ケー
スで、軸受5にて回転自在に支持される電動機
の駆動軸6をケースの上面開口7から上方に突
出させている。このケース2は上面に高段部8
と低段部9を有している。10は駆動軸6の上
端に固着された高速用駆動コネクタで、ミキサ
用アタツチメントの下面に備えられるコネクタ
(いずれも図示しない)に着脱自在に連結され
る。11は高速用駆動コネクタ10と同心二軸
状にその外周にて低速回転する低速用駆動コネ
クタで、軸受12にて駆動軸6に回転支持され
プーリ13,14、ベルト15,16等の減速
機構17を介して駆動軸6の回転が減速されて
伝達される。
このコネクタ11は上部に大径部11aを形
成し、大径部11aには外周に係合溝18…を
形成し、下端に水切板19を装着している。2
0は本体ケース2の前面に設けた電動機制御用
操作部である。
() 液生成部Bについて 先ず第2図を参照して、21は上面開口の受
容器21aと、この上面開口を覆う容器蓋21
bとからなり本体ケース2に合わせて四隅を切
欠いた平面四角形状の容器で、受容器21aは
本体ケース2上面の高段部8に形成される嵌合
部22,23に嵌合されて着脱自在に載置され
ると共に下面にコネクタ10,11が挿通され
る開口24を有し、同下面の低段部9に対向す
る位置に液流出口25を形成している。この流
出口25には容器21aの右前隅の摘子27に
よつて開閉操作される弁体28を備えている。
第4図を参照して29は内周に螺旋フイルタ
30を着脱自在に装着し上記の低速コネクタ1
1に着脱自在に連結されて回転駆動される遠心
分離筒で、材料切削用のカツタ38を上面に固
着した台部29aと、この台部29aに着脱さ
れる有底の略円筒状筒部29bと、台部29a
と筒部29bとの結合用のリング体29cとか
らなる。
以下に各部につき詳述する。上記台部29a
は合成樹脂製であつて、水平部31とこれから
下方に突設される円筒状支持部32とからな
り、この支持部32の下部内周に形成した突起
33…が低速コネクタ11の外周の溝18…に
係脱自在に係合されると共に下端部34がコネ
クタ11の溝下方に嵌合されて低速コネクタ1
1に着脱自在に連結される。又、同支持部32
の下部外周には仮止め用突起35…並びに係合
用突起36…がそれぞれ複数形成され、上端外
周には回わり止め用突起37…が形成されてい
る。
上記カツタ38は水平部31に螺子又は鋲に
よるカシメにて取付けられており、中心から放
射状に切削刃としてのおろし刃39を形成する
と共に周縁に切りおこしにより材料の残片を細
かく再切削する再切削刃40…を複数形成して
いる。
上記筒部29bは合成樹脂製で第4図に示す
如く上面開口の有底筒状をなし、中央部底面を
上方に突出させて台部取付用の高段部46とな
し、外周部をカス溜用の低段部52となしてい
る。高段部46は低段部52上に蓄積されるカ
スの離れを容易にすべく外周46aを下向きに
拡開するテーパー状に形成すると共に中央部に
は台部29aの支持部32が嵌入する円筒状嵌
合部47を形成しており、支持部32の上端部
32a外周を嵌合部47の上端内周面47aに
面接触させ、水平部31の外周部下面31aを
高段部46の上面46aに面接触させている。
この水平面と垂直面との二面当接で台部29a
と筒部29bのガタツキを確実に防止すると共
に支持強度を向上させている。48…は嵌合部
47の内周上段に形成された係合溝で、台部2
9aの突起37…が嵌入されて台部29aと筒
部29bとの回転止め作用をなす。49…は嵌
合部47の下端内周に離散的に形成された係止
爪で、台部29aの支持部32の嵌合部47へ
の嵌着時に弾性変形して突起35…を乗り越え
て係合し、両者29a,29bの仮止めをな
す。
この仮止め状態において、台部29aの支持
部32外周にリング体29cを嵌着し、このリ
ング体29cと水平部31とで筒部29bを挾
持し、両者29a,29bの結合を確実にして
いる。
上記リング体29cは台部29aの突起36
…にバヨネツト係合する斜面を有した突起51
…を内周に形成すると共に嵌合部47下端を受
ける受面53を上端に形成している。尚、支持
部32とリング体29cとはバヨネツト係合に
よらず螺子溝(図示しない)によつて結合して
も良い。
56はフイルタ30が装着される筒部29b
の内周面で、分離された液が上昇し易いように
上方が径大となるテーパー形状となすと共に、
適当間隔を存して複数の縦方向の突条57…を
形成し、フイルタ30の外周面との間に液流通
間隙58を設けている。
59…は内周面56の下端コーナー部に形成
したフイルタ係止用の突起で、フイルタ30の
回わり止めをなすものであり、突条の延長上に
形成しているが、これに限定されない。
尚、液流通間隙58は内周面56に突条を形
成することによらず、フイルタ30の外周に突
起(図示しない)を形成することによつて設け
ても良い。
60は内周面56の上端部に形成される径大
部で、後記蓋61の係止用突起62…が内向き
に一体に突設されている。
63は筒部29bの側面及び底面にわたり略
L字状に形成した流体バランサで、筒部29b
の側面を下面開口の二重壁64,65になすと
共に、この下面開口をリング状底蓋66にて閉
塞して密閉空間を形成し、この空間内に外壁6
5側から一体に縦方向の抵抗板67…を適数突
設すると共にこの空間内にバランサー用の液体
68を適量封入している。上記底蓋66は外壁
65の下端と底段部52の下面内端部とで凹凸
嵌合されて、溶着シールしており、この凹凸嵌
合によりシール性を向上させている。上記外壁
65は下方が径大となるテーパー状となして上
記密閉空間の下部を上部よりも広くし、液体6
8を下方に集中させ、上方への液体上昇を防止
している。
上記螺旋フイルタ30は第6〜9図に示す如
く合成樹脂製、例えばABS樹脂製の多数段構
造の円筒状の螺旋体30Aから構成され、各段
間には螺旋状の液流通間隙69が形成されスプ
リング性を有している。この螺旋体30Aは筒
軸方向の縮小方向に力を作用させない状態(自
然伸長状態)では第6図に示す如く間隙69が
拡長状態となるように、金型により成形される
もので、蓋61閉止状態では圧縮されて間隙6
9が最縮小状態となり、更に同図に示す状態か
ら筒軸方向の伸長方向に力を作用させると一層
間隙69の間隔が拡長し、水平方向に力を作用
させると段間で横ズレを生じこれによつても間
隙69の間隔を左右方向に拡長する性質を有し
ている。この螺旋体30Aの筒軸方向長さは蓋
61閉止状態並びに自然伸長状態においても筒
部29bの深さl1よりも長く形成され、フイ
ルタ30の取り出しを容易にしている。
又、上記螺旋フイルタ30の最上段30a、
最下段30bは端面70,70が段差のない平
坦面(尚、後記突起82…を除く)となるよう
に構成することで蓋61内面及び筒部29b内
底面との間に大きい隙間が形成されないように
してカスの流出を防止している。上記の断面の
高さ寸法変化のさせ方には、同一断面形状の螺
旋状体の上、下面に高さ調整用のリング状体を
接着するか、金型で断面形状を変化させること
で可能であるが、本実施例では後者を採用して
いる。そして端部71,71の筒軸方向厚さを
十分にとり端部の強度を確保すると共に、端部
71,71に突出片72を設け、端部71,7
1に対応するつき合せ面には突出片72が嵌着
される溝73が形成され、フイルタ30の引き
上げ時に端部71,71に少々の力が作用して
も断面の小さいこの端部71,71が損傷しな
いように構成すると共に、所定以上の力が作用
すると突片72と溝73との係止が外れるよう
にコーナ部にRを形成している。この係止はフ
イルタ30の外周側で行われる為にカスの付着
が少なく、掃除が容易となつている。
又、螺旋体30Aは外径が筒部29b内径
(突条57…の先端)より少許小さく形成され、
外周面74が突条57…に接していると共に内
周面75は第17図に示す如く中点0から上、
下に向つて対称的に径大となるようにテーパー
面75a,75aに形成することで、分離筒2
9の回転によりカスを先ず下方から蓄積させる
と共にフイルタからのカスの下方向への離脱を
容易にしている。尚、実施例ではフイルタ30
の上下の方向性を無くすべく、上、下に向つて
径大に形成しているが、方向性を有るものとす
れば上から下に向つて径大となるテーパー面に
形成すれば良い。
又、螺旋体30Aの各段における断面形状は
第9図に示す如く外側面の上下角部を切欠76
a,76aした形状とされこれにより間隙69
より流出する液の流通抵抗を少なくし、内側面
76bを略垂直平坦面としてカスの移動を容易
にしている。尚、この切欠の態様は図示に限定
されない。又、カスの移動性を良くしなくても
良いのであれば内側面を曲面にしても良い。
又、第4図を参照して螺旋体30Aを各段間
に液流通間隙69を形成すると共に間隙の構成
面に平坦面77a,77bを形成し、蓋61下
面、筒部29bの低段部52上面との間に液流
通間隙79,80を形成している。この間隙は
同図の蓋閉止状態で、各段間の間隙が一定値
(例えば0.4mm)以上狭くならないように螺旋状
間隙69においては螺旋体30Aの下面に平坦
面77bの半径方向の略全幅にわたつて全て同
じ高さの間隔保持用突起81…を間隙69の長
手方向に等間隔を存して形成し、間隙79,8
0においては螺旋体30Aの上端面、下端面に
突起81…と同じ高さの同様な間隔保持用の突
起82…を形成している。これ等の突起81
…、82…により液の流出のし易さがフイルタ
上下方向全体にわたり略等しくなる。尚、後者
の突起82…は螺旋体30Aに設ける代り蓋6
1及び筒部29b側に設けても良く、前者の突
起81…は螺旋体30Aの上面側に設けても良
い。又、突起81…、82…はローレツト状の
突起でも良い。
又、上記螺旋体30Aには筒部29b及び蓋
61との間で凹凸係合による回わり止めがなさ
れている。即ち、螺旋体30Aの最上、下段に
おいてその外側角部に上、下で同形状の略V字
状の係合溝83…を所定の角度(本実施例では
約60度)の範囲にわたり多数形成したものを対
象位置に一対形成し、この上段の溝83…に蓋
61の内周コーナ部に所定の角度(本実施例で
は約60度)間隔で形成される略V字状の突起8
4…が嵌合することで蓋61との間に回わり止
めがなされ、下端の溝83…に上記筒部29b
突起59…が嵌合することで分離筒29との間
で回わり止めがなされている。
又、上記螺旋体30Aは巻き方向を径が広が
る方向となるように設定、即ち、例えば分離筒
29の回転方向が上からみて反時計方向xの
時、上から下方向への巻き方向が上から見て時
計方向となるように形成している。この巻き方
向と逆巻きとすると、分離筒29の回転に伴い
螺旋体30Aの径が縮ると同時に筒軸方向長さ
が伸びる方向に力が作用し、この力は蓋61を
外そうとする力となり、場合によつては蓋61
と分離筒29との係合部を損傷して蓋61を飛
ばす虞れがあるが、本実施例の巻き方向とすれ
ば、分離筒29の回転に伴い螺旋体30Aはそ
の径を拡げ、筒軸方向長さが縮る方向に力が作
用するので、このような欠点がなく、蓋61の
係止構造を簡単にできる。
又、上記蓋61は第4図、第10〜第12図
に示す如く筒部29bの上端径大部60内に嵌
合係止されてフイルタ30の抜け止めとフイル
タ30の内周に蓄積されたカスの飛び出し防止
機能をなすよう構成されている。61aは径大
部60に接する円筒状垂直部で、外周面には突
起85…を等間隔に設け、この突起85,85
間に径大部60の突起62が通る縦方向溝86
aとこの溝86aに連通しこの突起が係合する
横方向溝86bとからなる状溝86を等間隔
に多数形成すると共に、内周面87を下向きに
拡開するテーパー状に形成し、かつ螺旋体30
A上端外周に当接する縦方向の突条88…を形
成し、螺旋体30Aとの間に液流通間隙89を
形成している、又、径大部60内面と垂直部6
1aとの間にも液流通間隙90,91が形成さ
れている。61bは螺旋体30Aの内径よりも
小径で周縁に下向き突条92を有する開口93
を形成した水平部で、下面によりフイルタ30
の上端面を押圧すると共に開口93の周縁部で
カスの飛び出し防止作用をなす。
又、第2図を参照して上記容器蓋21bはカ
ツタ38の中心から外れた部位に対向するよう
に材料投入筒44を一体に垂設し、その周縁に
カツタ38の略全面を覆うように規制板41が
一体的に水平方向に突設されている。この規制
板41の外縁は下向きに屈曲させて再切削刃4
0…の外側に位置させ延出部42…に対向する
垂下部41aを形成している。この垂下部41
aには材料を集中して飛び出させるスリツトを
1個又は複数形成していると共に、外周面に切
削された材料の押え用突起94…を一体に形成
している。95は材料投入筒41内に挿入され
て材料を押入する押棒、96…はカスが過剰に
蓄積された時その過剰分を分離筒外に排出する
方向に斜に形成した突条である。
又、上記容器蓋21bは第1図の如く本体ケ
ース2に取付けたクランプ装置97により容器
21aを閉蓋状態にして本体ケース2上に押し
付け状態に固定される。
() 液取出部Cについて 119は流出口25からの液を受けるカツプ
で、断面略三角形状をなし本体ケース2の前面
側隅部に平面略三角形状に形成された低段部9
上に載置され、把手120をコーナ部に設けて
本体前面側からの取出を容易にしている。
次に上記実施例の動作を説明する。液生成を
行なう前に、第6図の如き伸長状態のフイルタ
30の始端部の突片72,72を溝73,73
に係合させた後、筒部29b内に装着する。そ
して、フイルタ30を圧縮させながら蓋61を
筒部29bの径大部60内に嵌合させ、突起6
2…を縦溝86a…から横溝86bに挿通し蓋
61を上からみて時計方向(分離筒29の回転
方向と逆方向)に回動させて突起62…を横溝
86b…の奥部に位置させることで筒部29b
に結合する。この状態でフイルタ30は第4図
に示す如く縮少されて飛出し防止がなされる。
そして、上端の突起82…によつて蓋61内面
とフイルタ30上端面70との間に間隙79
が、突起81…によつて間隙69が、下端の突
起82…によつて間隙80が一定間隔に保持さ
れる。同時に突起59…と下端の溝83…との
係合でフイルタ30の下端部が筒部29bに係
止され、突起84…と上端の溝83…との係合
でフイルタ30の上端部が蓋61に係止され
て、フイルタ30は上下において回わり止めさ
れる。
次いで、容器蓋21bを受容器21aに閉蓋
し、クランプ装置97を回動して蓋21bに係
合して液生成準備状態を完了する。そして、電
動機を駆動して果物、野菜等の材料を投入筒4
4内に投入し押棒95にて押し込む。すると材
料はおろし刃39にてすりおろされるが、すり
おろし切削し得なかつた皮等の大形の材料は再
切削刃40…にて細片化され、規制板41と台
部29aとの隙間或いは垂下部41aの切欠か
ら水平方向外方に飛ばされてフイルタ30の内
周に付着する。この付着した被切削材料はフイ
ルタ30のテーパー面75aに沿つて下降しな
がら、カス分と、液分とに分離され、液分は上
記間隙80及び69を流通して筒部29b内周
に到達し、突条57…によつて形成された流通
間隙58を通つて上方へ移動した後、蓋61と
筒部29bとの間の流通間隙90,91を経て
分離筒29外へ流出し容器21aにて受けられ
る。この液分は流出口25から流下してカツプ
119に受けられる。
一方カス部は押え用突起41aにて押えられ
ながらフイルタ30の内方下端部Hから順次蓄
積され、第13図の如き蓄積状態となる。更に
材料が切削されると、被切削材料はフイルタ3
0内方上半分にも蓄積され、蓋61の水平部6
1b下方部の被切削材料から分離された液分は
間隙79−89−90−91及び69−90−
91を通して分離筒29外へ流出する。この液
分の流出は蓋61の内周面87をテーパー状に
していることで円滑になされる。更に材料が切
削される蓋61の開口93径よりも内側に蓄積
されるようになると突条96…によりカス分が
分離筒29外へ排出される。
このジユース生成中、フイルタ30内周に付
着したカス分は遠心力により液流出間隙69の
間隔を押し拡げようとするがフイルタ30の上
端が蓋61によつて押えられているので、この
間隔が拡がることなく一定に保たれる。その結
果、カス分が間隙69を通してフイルタ30外
へ流出するのが抑えられ、液中に多量のカス分
が混入することが無い。
こうしたジユース生成後、カス分を除去する
には、先ず電動機を停止し、クランププ装置を
外し、容器蓋21bを取外す。そして、蓋61
を回動して筒部29bとの係合を解くと、フイ
ルタ30は自身の弾性によつて第13図の如く
伸長し上端が筒部29b上端よりも上方に突出
する。この突出部を持つて上方へ引き上げるこ
とでフイルタ30は分離筒29外へ容易に取出
すことができる。このフイルタ30には内周下
部にカス分Kが付着しており、フイルタ30を
その両端を持つて伸縮させると共に第14図の
如く横方向にずらすことで、カス分Kのかたま
りはフイルタ内周から容易に離脱する。又、間
隙69に残留付着した繊維等は間隙69間隔が
自らの弾性によつて拡長することで、この拡張
状態で水による洗浄によつて容易に洗い落する
ことができる。
又、分離筒29の内部を掃除するには、台部
29aとコネクタ11との係合を解き、分離筒
29を外した後、内部を水洗すれば良いが、リ
ング体29cを台部29aから外し、台部29
aと筒部29bとを分離することで、その洗浄
は一層容易となる。
上記の如く構成される実施例において、フイ
ルタ30にカス分の上方への飛び出し防止部を
設けていないことにより、フイルタ30の上下
の方向性をなくすことができ誤使用を防止でき
ると共に、第14図に示すフイルタ30の横ず
らし動作を容易に行える。
尚、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えばフイルタ30の内周上端にカス
飛び出し防止部を形成しても良い。又フイルタ
30の巻方向と分離筒29との回転方向との関
係を逆にしても良い。又、フイルタ30は力を
作用させない状態で最縮小状態となる様構成し
ても良い。更に、フイルタ30の螺旋体30A
を中空に形成しても良く、断面形状は図示以外
の形状でも良い。この中空形成の場合、螺旋体
30Aは押し出し成形によつて形成可能であ
る。又、間隙9,78,80の間隔保持用の突
起81…82…は存在した方が望ましいが、無
くてもジユース生成は可能である。
(ヘ) 発明の効果 上記の如く構成される本発明に依れば、螺旋体
を筒軸方向に伸縮させたり、筒軸方向と直角方向
にずらせたりすることで、液流通間隙の間隔を大
きく変化させることができ、これによりカス分の
フイルタからの分離を容易に行なえると共に、液
流通間隙の間隔を大きくした状態での洗浄が可能
となるので、フイルタの洗浄が容易となり、常に
フイルタを清潔に保つことができる。又、フイル
タ押え手段により液流出間隙が大きく拡がること
がなく、カス分が液分中に多量に混入することが
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第14図はいずれも本発明一実施例を
示し、第1図は正面図、第2図は要部切欠の正面
断面図、第3図は蓋61を外した状態の要部平面
図、第4図は要部縦断面図、第5図は要部分解正
面図、第6図は部品正面図、第7図は同平面図、
第8図は同部品の異なる状態を示す側面図、第9
図は圧縮状態を示す部品断面図、第10図は部品
裏面図、第11図は第10図A−O−Y線断面
図、第12図は第11図の要部拡大正面図、第1
3図及び第14図は異なる作動状態を示す要部縦
断面図である。 21……容器、29……遠心分離筒、30……
フイルタ、30A……螺旋体、38……カツタ、
61……蓋(フイルタ押え手段)、69……液流
通間隙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内底部に材料を切削するカツタを有しモータ
    により回転駆動される遠心分離筒と、この分離筒
    の内周に着脱自在に装着され切削された材料をカ
    ス分と液分とに分離する筒状フイルタと、上記遠
    心分離筒から流出する液分を受ける容器とを備
    え、カス分を上記遠心分離筒内に溜めるジユーサ
    において、上記筒状フイルタを間隔が拡長可能な
    螺旋状の液流通間隙を有した螺旋体にて構成する
    と共に上記遠心分離筒の筒状フイルタ上方にフイ
    ルタ押え手段を具備してなるジユーサ。 2 フイルタ押え手段は筒状フイルタの内周より
    内方へ突出しカス分の飛び出しを防止することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のジユー
    サ。
JP887584A 1984-01-20 1984-01-20 ジユ−サ Granted JPS60150716A (ja)

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JPS60158816A (ja) * 1984-01-30 1985-08-20 三洋電機株式会社 ジユ−サ

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