JPH04159936A - 自動原稿給送装置の原稿搬送ベルトのクリーニング方法及び装置 - Google Patents

自動原稿給送装置の原稿搬送ベルトのクリーニング方法及び装置

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JPH04159936A
JPH04159936A JP28253890A JP28253890A JPH04159936A JP H04159936 A JPH04159936 A JP H04159936A JP 28253890 A JP28253890 A JP 28253890A JP 28253890 A JP28253890 A JP 28253890A JP H04159936 A JPH04159936 A JP H04159936A
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belt
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cleaning
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cleaner
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JP28253890A
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Inventor
Koichi Tsunoda
幸一 角田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、複写機等の自動原稿給送装置における原稿搬
送ベルトのクリーニング方法、及び、原稿搬送ベルトの
クリーニング手段を備えた自動原稿給送装置に関する。
(従来の技術) 複写機やファクシミリ等の原稿載置面(コンタクトガラ
ス上面)に、原稿を自動給送する装置として、上記コン
タクトガラス上面に接触しながら回転駆動されるエンド
レス状の原稿搬送ベルトを使用して、上記コンタクトガ
ラス上に複数の原稿を一枚ずつ給紙するように構成され
た自動原稿給送装置(以下これをADFという)が知ら
れている。
ところで、上述のように構成されたADFの原稿搬送ベ
ルトは、複写機等のコンタクトガラス上面を擦りながら
回転されるため、このコンタクトガラスの上面に付着し
た原稿(特に鉛筆書きの原稿)の画像痕跡や、紙粉等の
汚れが、その原稿搬送ベルトの原稿搬送面に付着し易い
また、この原稿搬送ベルトのyK稿搬送面は、周知のよ
うに、複写機等の画像走査時において、光透過率の高い
原稿の背景(地肌)として使用されている。
従って、この種のADFでは、その原稿搬送ベルトの原
稿搬送面が汚れていると、光透過率の高い原稿や、転写
紙のサイズよりも小さな原稿の画像走査時に、原稿画像
の非画像域や、原稿の余白領域に、この原稿搬送ベルト
の原稿搬送面の汚れが読み込まれてしまうため、コピー
の画質を低下させたり、原稿搬送時に原稿の裏面を汚染
する不具合がある。
このため、この種のADFでは、その原稿搬送ベルトを
定期的に清掃する必要があり、従来より、この原稿搬送
ベルトを清掃するためのクリーニング方法や、クリーニ
ング装置が種々提案されている。
この従来のクリーニング方法、及び、クリーニング装置
としては、以下のような技術が知られている。
特開昭60−76782号公報「自動原稿送り装置の搬
送ベルト清掃装置」 この装置は、搬送ベルトのアイドラロールの軸にワンウ
ェイクラッチを内蔵したギヤを取り付け、プラテンカバ
ー開閉時にベルトを清掃する構成により、定期的清掃を
することなく常時搬送ベルトを清潔な状態に保持するこ
とを目的としている。
すなわち、この装置は、プラテンカバー内で、搬送ベル
トをかけ渡したアイドラロールの軸の適所にワンウェイ
クラッチを内蔵したギヤを取付け、このギヤを固定ギヤ
と噛み合わせるとともに、カバーの開閉により、ギヤと
ロールを回転させて搬送ベルトを移動させ、この搬送ベ
ルトに接触しているクリーニングロールで搬送ベルトを
清掃するように構成されている。
特開昭60−10271号公報「複写機用原稿搬送装置
」 この装置は、原稿搬送装置内に、プラテントランスポー
トベルトを清掃手段を設けることにより、塵芥等の付着
による搬送力の低下を抑えて紙詰まりを防止することを
目的としている。
すなわち、この装置は、複数回の複写でプラテントラン
スポートベルトの表面にチリか付着した際、コンソール
の清掃指令キーのオンで制御部に入力し駆動回路で電磁
体を開動し、プランジャーの突出にて支持部材をバネに
抗して低下させカバー内の羽根ブラシまたはサンドペー
パーをベルトに接するように移動して、ベルトの回転に
伴う羽根ブラシまたはサンドペーパーの回転によりチリ
を除去した後、キーの操作で電磁体の動作を停止するよ
うに構成されている。
特開昭60−140266号公報「原稿自動送り装置」 この装置は、原稿をプラテンガラス上で搬送するベルト
の表面にクリーニング用のブラシを接触させて配置する
ことにより、ベルトが走行するときその表面を自動的に
清掃させることを目的としている。
すなわち、この装置は、原稿をプラテンガラス上で搬送
するベルトの外側において、搬入側ローラと対向する位
置にクリーニング用ブラシを設け、ベルトが走行すると
きその表面がブラシの毛と接触するように構成し、ベル
トの走行中に、ベルトの表面に付着しているごみ、はこ
り等をブラシの毛によって掻き取ってベルトを清掃する
ように構成されている。
特開昭61−162439号公報「原稿送り装置」 この装置は、自己吸着性ローラを無端状ベルト表面に、
その自重でもって接触させるローラ支持手段を設け、上
記自己吸着性ローラによって、無端状ベルトを清掃する
ことにより、ベルトに無理な力を加えないようにするこ
とを目的としている。
すなわち、この装置のベルト清掃ユニットは、取り付は
フレームの端部壁の長穴に自己吸着性ローラの回転軸を
嵌合し、このローラが無端状ベルトの表面に自重で接続
するようにするとともに、ローラの材質として表面に自
然に潤滑油のような液体が滲み出る特殊シリコンゴム等
を使用し、これにより無端状ベルトの表面に徐々に付着
した鉛筆の芯粉や消し屑等のゴミを、ローラの自重によ
るl\シルトの接触によって常に清掃し、無端状ベルト
に無理な力を加えることなく、原稿の搬送力を一定の水
準にして、原稿を確実に搬送できるように構成されてい
る。
特開昭61−162440号公報「原稿送り装置」 この装置は、無端状ベルトを覆うカバーを設け、このカ
バーに自己吸着性ローうで構成するベルト清掃手段が取
付けられた補助カバーを着脱自在に設けることにより、
上記清掃手段の清掃の煩わしさをなくすことを目的とし
ている。
すなわち、この装置は、原稿をプラテンカラス上の露光
位置に搬送し、かつ露光位置から排出する動作を繰り返
すうちに無端状ベルトの表面に徐々に付着してくる鉛筆
の芯粉や消しゴム等のゴミを、ベルト上に自重により接
触するように配置された自己吸着性材料からなるローラ
で清掃するとともに、このローラの表面にゴミが大量に
付着してその清掃効果が薄れてきたときに、簡易ファス
ナーを外すことにより補助カバーをカバーから簡単に外
して、ベルト清掃手段のローラの取外し、及び、ゴミの
除去を容易に行えるように構成されている。
特開昭60−171951 r複写機等の原稿送り装置
」 この装置は、搬送ベルトとこれに圧接するローラとによ
って複写原稿を給送する際、ローラの付着物を除去する
ローラ付着物除去手段を設けることにより、ベルトの黒
色化を防止し鮮明な複写画像形成を可能にすることを目
的としている。
すなわち、この装置は、圧接ローラとローラとの間でエ
ンドレスベルトを挾持するとともに、ローラと反対方向
に回転し、ローラに先端部を押圧するブラシをそれぞれ
配設する一方、その回転方向先方側の下方に、下部両側
に突条部が設けられている紙粉等の補集箱を支持部材に
着脱可能に設け、挿着時にブラシによってローラから除
去されたゴミ等の付着物を捕集箱内に落下させて貯溜さ
せることにより、ゴミがエンドレスベルトに達しないよ
うにして、転写紙の汚れや画像の劣化を防止するように
構成されている。
特開昭61−263548号公報「自動原稿送り装置」 この装置は、原稿搬送ベルトの駆動経路に隣接する固定
されたフレームにクリーニング部材を配設し、その一端
を搬送ベルトに圧接させることにより、原稿送り中に自
動的に搬送ベルトのクリーニングを行わせることを目的
としている。
すなわち、この装置は、原稿トレイに積載された原稿が
、−枚ずつ給紙ローラによりレジストロー等に送られて
レジストされ、原稿搬送ローラで原稿搬送ベルトとプラ
テンガラスの間に送られて露光のため一端停止された後
、指定の露光回数終了後原稿搬送ベルトが再度回転して
、プラテンガラス上の原稿が原稿排出トレイに搬送積載
される間に、原稿搬送ベルトが、その駆動経路に隣接し
固定されたフレームにネジで着脱可能に固定されたベル
トクリーニング部材と、その反対側に配設された受は部
材の間で押圧され自動的にクリーニングされるように構
成されている。
(発明か解決しようとする課題) ところで、前述のように、この種のADFにおける原稿
搬送ベルトの汚れは、従来から問題となっており、ユー
ザーのクレームのなかでも上位を占めている。
また、前記従来のADFにおける一番の問題点は、原稿
搬送ベルトの汚れを清掃しても、その汚れを完全に落す
ことができず、この原稿搬送ベルトを新たなベルトに交
換してもまたすぐに汚れてしまうことであった。
このような問題の生じる原因の一つには、原稿搬送ベル
ト自体が、汚れが付着し易く、また、付着した汚れが落
ちにくい素材で形成されていることにある。
こうしたことから、近年になって、アルコール等の清掃
溶剤を使用することによって、原稿搬送面に付着した汚
れを簡単に落すことのできる原稿搬送ベルトが、本願と
同一出願人により開発された。
この原稿搬送ベルトは、例えば、伸縮しない材料で形成
された無端ベルト状の芯材と、この芯材のベルトローラ
巻き掛は面側の面に液体状のゴムまたは樹脂材料を塗布
し乾燥させて形成したコーデイング層と、少なくとも上
記芯材の原稿搬送面側の面に薄いシート状のゴムまたは
樹脂材料を貼付で形成したラミネート層とで構成されて
いる。
しかしながら、従来のADFに、単にこの原稿搬送ベル
トを使用しただけでは、従来の原稿搬送ベルトよりも簡
単に汚れを落せるものの、その汚れを落す場合には、オ
ペレーターが、この原稿搬送ベルトを手で回しながら汚
れの拭き取り作業をしなければならず、その清掃作業の
煩わしさを解消することはできない。
なお、このような煩わしい清掃作業を自動化するための
方法や装置は、前述したように、種々提案されているが
、何れの提案も略似たようなものであり、総じて、原稿
搬送へるとに対して清掃溶剤を含浸させたローラもしく
はブラシを押しつけて、ADFの使用中に、原稿搬送ベ
ルトの清掃を行うことを特徴としている。
しかし、このような従来の方法では、ADFのコストア
ップや大型化を招く不具合があり、また。
上述のように、ADFの使用中にクリーニングローラ等
を常時接触させていると、それに含浸された清掃溶剤に
よって原稿搬送ベルトの原稿搬送面が常時濡れた状態に
置かれるため、原稿搬送面に原稿が密着して原稿排出時
の原稿分離不良や原稿ジャムが生じ易くなるとともに、
汚れを除去するための清掃溶剤によって原稿画像が汚損
される危険性も高い。
また、前記従来の方法では、クリーニングローラ等に含
浸された清掃溶剤が不足した場合に、清掃溶剤をその都
度確認しながら補充しなければならない。
ここで、このような煩わしさを解消するために。
この清掃溶剤を補充するための補充容器を予め配設する
ように構成した場合には、ADFの開閉時にこの補充容
器内の清掃溶剤がこぼれる危険性がある。
さらに、クリーニング用のローラやブラシを原稿搬送ベ
ルトに単に接触させただけでは、原稿搬送ベルトの回転
によりこのローラ等が順方向に従動回転するだけとなる
ため、原稿搬送面を擦ることができず、その清掃効果が
著しく低減される。
しかしながら、この不具合を解消するために、原稿搬送
ベルトの回転に対してローラ等を逆転させた場合には、
ローラ等の駆動系の複雑化及び大型化を助長させるとと
もに、このローラと原稿搬送ベルトとのニップ部に、ゴ
ミを含んだ清掃溶剤の液溜まりが発生し易くなるため、
ADFが長期間使用されない場合にこの液溜まりが固化
して新たな汚れの原因となる虞れがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、ADF内に特別なりリーニングユニットを配
設することなく、MH搬送ベルトの原稿搬送面に付着し
た汚れを簡単且つ確実に落すことのできる原稿搬送ベル
トのクリーニング方法及び装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述の課題を解決するために、複写機等のコ
ンタクトガラス上面に接触しながら回転駆動されるエン
ドレス状の原稿搬送ベルトを使用して、上記コンタクト
ガラス上に複数の原稿を一枚ずつ給紙するように構成さ
れた自動原稿給送装置において、少なくとも上記JM稿
搬送ベルトの原稿搬送面に付着した汚れを除去すること
のできる清掃溶剤が含浸され、且つ、上記原稿搬送ベル
トの幅と略同等の幅に形成されたシート状のベルトクリ
ーナーを上記コンタクトガラス上に定置させるとともに
、このベルトクリーナーに上記原稿搬送ベルトを密着さ
せた状態で、上記yjC稿を搬送せずに上記原稿搬送ベ
ルトを回転駆動して、上記ベルトクリーナーに上記原稿
搬送ベル]−の原稿搬送面を摺擦させることにより、上
記原稿搬送ベルトの原稿搬送面をクリーニングする構成
とする。
(作 用) 本発明によれば、複写機等のコンタクトガラス上に定置
された上記シート状のベルトクリーナーに上記原稿搬送
ベルトが密着された状態で、上記原稿搬送ベルトか原稿
を搬送せずに回転駆動さすることにより、少なくとも上
記JM稿搬送ベルトの原稿搬送面に付着した汚れを除去
することのできる清掃溶剤が含浸され、且つ、上記原稿
搬送ベルトの幅と略同等の幅に形成された上記ベルトク
リーナーによって上記原稿搬送ベルトのiti*搬送面
が摺擦される。
(実 施 例) 以下1本発明の実施例を図によって詳細に説明する。
但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る範囲の構
成・作用、及び本発明の前記並びにその他の目的と新規
な特徴については、説明の煩雑化を避ける上から、その
図示並びに開示を省略、もしくは簡略化する。
本発明は、第1図に示すように、複写機1などのコンタ
クトガラス5の上面に、清掃溶剤の含浸されたシート状
のベルトクリーナー6を定置させるとともに、このベル
トクリーナー6に原稿搬送ベルト3を密着させた状態、
すなわち、ADF2を複写機1のコンタクトガラス5上
に閉じた状態で、原稿を搬送せずに原稿搬送ベルト3を
回転跣動して、ベルトクリーナー6に原稿搬送ヘルド3
の原稿搬送面3aを摺擦させることにより、原稿搬送ベ
ルト3の原稿搬送面3aをクリーニングすることを特徴
とする。
ところで、複写機1のADFには、コンタクトガラス5
上の原稿基準位置に配置された原稿スケール4に原稿の
先端を突き当てることにより、原稿のレジストスキュー
を揃えてコンタクトガラス5上の定位置に原稿をセット
する形式の装置と、コンタクトガラス5上に原稿スケー
ル4を配置せす、原稿搬送ベルト3の回転を停止させる
だけの動作によって、コンタクトガラス5上の原稿基準
位置に原稿をセントする形式の装置との2通りのA D
 Fがある。
本発明のクリーニング方法及び装置に使用されるベルト
クリーナー6は、上述の何れの形式のADFにも適用す
ることができる。
このベルトクリーナー6は、その幅W□が原稿搬送ベル
ト3の+++iw2と略同じ幅であれば、その長さL、
は任意の長さでよいが、第1図に示すように、複写機1
の画像走査可能な最大原稿サイズ(例えばA3サイズ)
と同しサイズに形成して、その清掃効率、及び、生産性
を向上させることが望ましい。
また、このベルトクリーナー6は、第2図の断面図に示
すように、アルコール、または、通常の中性洗剤等の清
掃溶剤が含浸されたクリーニング層7と、このクリーニ
ング層7を保持する支持層8との二層構造で構成されて
いる。
このベルトクリーナー6は、原稿搬送ベルト3の原稿搬
送面3aに付着した汚れを落し易くするために、クリー
ニング層7のと原稿との間の動摩擦係数μaか、原稿搬
送面3aと原稿との間の動摩擦係数μb(μb=0.7
以上)よりも大きくなるように設定されている。
ここで、クリーニング層7のと原稿との間の動摩擦係数
μaを大きくする方法としては、例えば、第3図に示す
ように、クリーニング層7の表面に細かな凹凸を形成し
て、原稿搬送ベルト3の原稿搬送面3aとの接触を点接
触にすればよく、このクリーニング層7の具体例として
は、表面に無数の凹凸が形成されたビニールバック入り
の紙お絞りのようなシートにアルコールを含浸させて形
成される。
また、このクリーニング層7としては、表面に静電植毛
したシート状部材であってもよい。
一方、支持層8としては、原稿搬送ベルト3の原稿搬送
面3aとベルトクリーナー6のクリーニング層7との摺
擦時に、その平面性を維持し得る十分に腰のある部材が
使用されている。
また、この支持層8にクリーニング層7を貼り合わせる
ための接着剤としては、原稿搬送ベルト3の原稿搬送面
3aとベルトクリーナー6のクリーニング層7との摺擦
時の摩擦力によってクリーニング層7が剥がれることの
無い強度の素材が使用されている。
さらに、このベルトクリーナー6は、原稿搬送ベルト3
の回転時、すなわち、原稿搬送ベルト3の原稿搬送面3
aとベルトクリーナー6のクリーニング層7との摺擦時
の摩擦力によって、そのコンタクトガラス5上の定置さ
れた位置からずれないようにする必要がある。
このことは、前述したような、コンタクトガラス5上に
原稿スケール4を配置せず、原稿搬送ベルト3の回転を
停止させるだけの動作によって、コンタクトガラス5上
の原稿基準位置に原稿をセットする形式のADFの原稿
搬送ベルトを、このベルトクリーナー6を使用してクリ
ーニングする場合に特に重要となる。
このように、原稿搬送ベルト3の回転時における原稿搬
送面3aとクリーニング層7との間の摩擦力によって、
そのコンタクトガラス5上の定位置からこのベルトクリ
ーナー6がずれないようにする方法としては、原稿搬送
ベルト3の原稿搬送面3aとベルトクリーナー6のクリ
ーニング層7との間の動摩擦係数μmと、コンタクトガ
ラス5の上面(原稿載置面)とベルトクリーナー6の支
持層8との間の動摩擦係数μ2との関係が、μ、くμ2 となるように設定すればよい。
上述のような関係を満足する支持層8の素材としては、
例えば、薄いゴムシートや、薄い塩化ビニールシート等
が挙げられる。
ところで、上述のように構成されたベルトクリーナー6
は、常時使用されることは無く、原稿搬送ベルト3の汚
れの度合いに応じて、第1図に示したように、複写機1
などのコンタクトガラス5上の定位置に定置されて適宜
使用される。
従って、このベルトクリーナー6は、そのクリーニング
層7に含浸された清掃溶剤の無、駄な蒸発を防止するた
めに、第3図に示すように、未使用状態におけるベルト
クリーナー6を、例えばビニール等の気密性を有する素
材で形成された袋9内に、1枚ずつ密閉封入しておくこ
とが望ましい。
また、この袋9は、その保管時の容積をできるだけ小さ
くするために、真空パックとすることか好ましく、さら
に、この開封をし易くするするために、その適所に第3
図に示すような切すロ9aを形成しておくことが望まし
い。
また、この袋9は、その開閉を繰り返し行えるようにす
るために、その−辺に開閉用のチャック9bを形成した
ものであってもよい。
このチャック9bを形成した袋は、可燃性が高く且つ臭
いの発生し易い使用済みのベルトクリつナー6を捨てる
際のゴミ袋として有効に利用することができる。
また、このチャック9bを形成した袋は、比較的汚れの
少ない状態のベルトクリーナー6を再保管するための袋
として使用することもできる。
この場合、この袋に収納されたままの状態で、このベル
トクリーナー6の汚れ具合を知ることがてきるようにす
るために、この袋の少なくとも一部分を透明にしておく
ことが好ましい。
上述のように構成されたベルトクリーナー6は。
第4図に示すように、通常の手動操作時の原稿をセット
する場合と同様にして、複写機等のコンタクトガラス5
上の定位置にセットし、このベルトクリーナー6のクリ
ーニング層7に原稿搬送ベルト3の原稿搬送面3aを密
着させた状態、すなわち、第1図においてADF2を複
写機1のコンタクトガラス5上に閉じた状態で、原稿を
搬送せずに原稿搬送ベルト3を回転駆動して、ベルトク
リーナー6のクリーニング層7に原稿搬送ベルト3の原
稿搬送面3aを摺擦させるだけの極めて簡単な方法によ
り、原稿搬送ベルト3の原稿搬送面3aに付着した汚れ
を落すことができる。
すなわち、コンタクトガラス5上に定置されたベルトク
リーナー6は、前述したように、原稿搬送ベルト3が回
転しても、その動摩擦力によりずれないように構成され
ているので、この原稿搬送ヘルド;3の回転により、そ
の原稿搬送面3aが。
実質上コンタクトガラスS上に固定されているベル1−
クリーナJ6のクリーニング層7によって摺擦され、こ
のクリーニング層7に含浸されている清掃溶剤によって
、原稿搬送ベルト3の原稿搬送面3aに付着した汚れが
落される。
このとき、原稿搬送ベルト3は、ベルトクリーナー6に
対して何れの方向に回転させてもよい。
ここで、原稿を搬送せずに原稿搬送ベルト3を回転駆動
させる方法としては、第5図に示すような複写機の制御
装置に、原稿搬送ベルト3を上述のように駆動させるク
リーニングモードを予め組み込んでおくことによって実
現される。
このクリーニングモードは、前述したようにコンタクト
ガラス5上の定位置にベルトクリーナー6をセットした
後、第1図に示す複写機1の操作部110に配置された
クリーニングモード指定キー106を押すことによって
実行される。
このクリーニングモードにおいて、原稿搬送べルト3の
回転を停止させる手段としては、操作部110に配置し
たストップキーの押下によりADF2への電力の供給を
断つように構成してもよく、あるいは、原稿搬送ベルト
3が予め決められた時間だけ回転したのち停止するよう
に、上記制御装置の駆動プログラムを構成してもよい。
何れにしても、このクリーニングモードが実行され、原
稿搬送面3aの清掃が完了して原稿搬送ベルト3の回転
が停止した後に、第1図に示すように、複写機1の上方
にADF2を開放し、コンタクトガラス5上から使用済
みのベルトクリーナー6を取り除いて、ADF2を通常
の原稿搬送モードに復帰させる。
ところで、一般的なADF2は、第5図に示すように、
複写機1の頂部に設けられたコンタクトガラス5の上面
を覆うように取付けられており、第5図において、AD
F2の左方の上部には、原稿載置台2o上に載置された
複数枚の原稿21を一枚ずつ分離して給紙する原稿給紙
部Bが設けられている。
この原稿給紙部Bは、第6図に示すように、呼び出しコ
ロ10、分離コロ11、分離ベルト12゜呼び出しレバ
ー25、及び、原稿セット検知センサ26等で構成され
ている。
原稿給紙部Bにより一枚ずつ給紙された原稿は、原稿搬
送部Aによって、原稿露光位置、すなわち、コンタクト
ガラス5の上面に配設された原稿スケール4の後端に原
稿の後端縁が接する位置に搬送される。
原稿搬送部Aは、第5図に示すように、前後(第5図で
は左右)がローラ13,15に巻掛けられた広幅のエン
ドレスベルトからなる原稿搬送ヘルド3を有している。
この原稿搬送ベルト3は、その下部が複数の加圧コロ1
4によりコンタクトガラス5の上面に押圧されており、
その回転により原稿を所定の露光位置に搬送した後、露
光済みの原稿をコンタクトガラス5上から排出する。
すなわち、コンタクトガラス5上から排出された原稿は
、第5図において右端側に配設された原稿反転・排紙部
Cの反転コロ16と反転切換爪17によりUターンされ
、排紙コロ18によりADFカバー19の上面に形成さ
れた原稿受け22上に排出される。
このとき、複写機1のモードが両面複写モードの場合に
は、反転切換爪17の位置が切り換えられて、原稿が再
度コンタクトガラス5上に戻される。
ところで、コンタクトガラス5上の原稿スケール4の基
準縁4aに、原稿後端を突き当てて原稿を基準位置15
にセットする方法としては、一般に、原稿搬送ベルト3
により搬送される原稿を。
原稿基準位置15よりも若干オーバーランさせて一旦停
止させた後、原稿後端が原稿スケール4に当接するのに
必要な量よりも多目に原稿搬送ベルト3を逆転駆動する
ことにより、原稿をスイッチパックさせてその後端を原
稿スケール15に突き当てて、原稿のレジストズレやス
キューを補正している。
本実施例では、この原稿の位置決めをより正確に行なう
ために、原稿搬送ベルト3の駆動モータをDCサーボモ
ータ(図示せず)で構成するとともに、原稿給紙経路に
レジストセンサ16を設け、分離コロ11の支軸と同軸
上に設けたパルスエンコーダー17により原稿の位置決
めを行っている。
すなわち、原稿後端をレジストセンサ16が検知してか
ら、レジストセンサ16の位置から原稿基準位置15ま
での距離を搬送するのに必要な原稿の搬送距離に相当す
るパルス数以上に、パルスエンコーダー17の出力する
パルス数が達した後、DCサーボモータを停止させるこ
とにより、原稿後端は、先ず、原稿基準位置15を越え
て停止される。
この原稿の停止位置、すなわち、原稿基準位置15から
原稿がオーバーランした位置までの距離は、パルスエン
コーダ17のパルス数を計測することにより検知できる
従って、この停止位置における原稿の後端位置を原稿基
準位W115に戻すのに必要な原稿の搬送距離よりも多
目の距離に相当するパルス数をDCサーボモータに与え
て、このDCサーボモータを逆転させることにより、原
稿搬送ベルト3により原稿が逆方向に搬送されてその原
稿後端が原稿スケール4の基準縁4aに突き当てられた
位置で正確に停止される。
次に、第7図を参照して、本実施例におけるADF2を
搭載した複写機1の制御系について詳細に説明する。
この実施例の複写機上の制御は、すべて制御装置100
によって実行される。
制御装置100は、第7図に示すように、シーケンスコ
ントローラ102と、ACコントローラ103と、モー
タコントローラ104と、ADFコントローラ105と
で構成されている。
ここで、これらの各コン1〜ローラは、CPUと周辺L
SI及びドライバ等からなるマイクロコンピュータでそ
れぞれ構成されている。
シーケンスコントローラ101は、複写機1の作像及び
転写紙搬送に係る各種のセンサから入力される信号に基
づいて、給紙袋!108及びその他の作像系等のモータ
、クラッチ、ソレノイド等の各負荷の動作タイミング制
御を行なうとともに、操作コシトローラ102から入力
されるキー人力データによるモート制御を実行する。
また、複写機1にソーターが接続されている場合には、
このシーケンスコントローラ101は。
上記ソーターの駆動制御も併せて行ない、各コントロー
ラとのシリアル通信により複写機1の全体の制御を司る
操作コントローラ102は、キー106から人力される
データをシーケンスコントローラ101へ送信するとと
もに、入力されたデータに基ついて、七−1−表示制御
を行ない、表示器107により複写機1のモード表示を
行なう。
また、A Cコントローラ103は、定着器109のヒ
ートローラの表面温度と、光学系202の各部に設けら
れている各センサから入力される信号に基づいて、スキ
ャナーモータ(光学系202の露光ランプ及びミラー等
を移動する駆動モータ)209の速度制御と光学系20
2のレンズ及びミラーの位置制御を行なう。
ADFコントローラ105は、シーケンスコントローラ
101からの指令によって、ADF2の原稿搬送部A、
原稿供給部B、及び、原稿反転・排紙部Cの各駆動系の
モータやクラッチ等の駆動制御を行なう。
なお、上記の各コントローラは、それぞれのコントロー
うの間でシリアル通信を行なって同期制御を実行してい
る。
但し、ここで、制御装置100の構成は、上述した5個
のコントローラからなる装置に限定されるものではなく
、その他の構成としてもよいことは勿論である。
以上の説明から明らかなように1本実施例によれば、上
述のような構成のADFと、ベルトクリーナーとを使用
することにより、ADFを大型化させたりコストアップ
させること無く、既存のADFをそのまま使用して、簡
単、且つ確実に原稿搬送ベルトの汚れを落すことができ
る。
従って、上述のようにして原稿搬送ベルトを適時清掃し
ておくことにより、原稿の画像走査時における薄紙原稿
の画像の裏写りが防止され、どのような紙質やサイズの
原稿でも地肌汚れの無い画像の鮮明なコピーを常時得る
ことができるとともに、原Wlrm送ベルトの外観も美
しく保てる。
ところで、前記実施例では、コンタクトガラス5上への
・ベルトクリーナー6のセットを手作業で行なう方法を
示したが、前述したADF2の原稿搬送機能を利用する
ことにより、コンタクトガラスS上へのベルトクリーナ
ー6のセット、原稿搬送ベルト3のクリーニング、及び
、ADF2からのベルトクリーナー6の排出等の、一連
の原稿搬送ベルト3のクリーニング動作を全て自動化さ
せることができる。
次に、上述のように、一連の原稿搬送ベルト3のクリー
ニング動作を全て自動化させるためのベルトクリーニン
グモードをADFに付加した実施例を説明する。
このベルトクリーニングモードは、ADF2の原稿載置
台20上に、通常の原稿と同様にしてべルトクリーナー
3をセントした後、複写機1の操作部110に配設され
たキー106のうちのベルトクリーニングモートスイン
チをオンすることにより、前述したADFコントローラ
105内に予めプログラムされたベルトクリーニングル
ーチンが第8図に示すようなフローチャートに従って動
作される。
但し、この実施例では、前述のADF2のように、原稿
スケール4か配設されている場合について説明する。
第8図において5ベルトクリーニングモートスイツチが
オンされると、前述した原稿の給紙動作と全く同様にし
て、原稿搬送ベルト3によりベルトクリーナー6がコン
タクトガラス5上に給送される。
そして、レジストセンサ16によってベルトクリーナー
6の後端が検知された後、ベルトクリーナー6の後端が
原稿スケール4の基準縁4aを越えるのに充分な予め設
定された量のパルス数が、パルスエンコーダ17を介し
てカウントされると、DCサーボモータが逆転されて原
稿搬送ベルト3が逆回転される。
これにより、第9図に示すように、ベルトクリーナー6
の後端が原稿スケール4の基4!縁4aに突き当てられ
て、ベルトクリーナー6がコンタクトガラス5上の所定
の原稿基準位置に定置された状態で、原稿搬送ベルト3
のみが少なくとも一回転以上の所定時間たけ逆回転され
、この停止されているベルトクリーナー6と逆回転され
る原稿搬送ヘルド3との摺擦によって、原稿搬送ベルト
3に付着された汚れがクリーニングされる。
このときのクリーニング動作状態における原稿搬送ベル
ト3の回転時間は、パルスエンコーダ17の逆転時の出
力パルス数がカウントされることにより監視されている
そして、この原稿搬送ベルト3の回転時間、すなわち、
パルスエンコーダ17の出力パルス数が上述した所定時
間に相当するパルス量に達すると、原稿搬送ベルト3が
原稿給紙方向に純回転されて。
通常の原稿の場合と全く同様に、ADF2の原稿反転・
排紙部Cを通してベルトクリーナー6がADF2の原稿
受け22上に排出された後、ベルトクリーニングルーチ
ンがリターンされる。
ここで、このベルトクリーニングモードが実行されてい
る間に、複写機1の他の複写モード等が実行されないよ
うに制御されていることは論を待たない。
また、このベルトクリーニングモートに使用されるベル
トクリーナー6としては、前記実施例のものを援用して
も良いが、例えば、110Kg程度の厚手の紙に清掃溶
剤を塗付して乾燥させたものであっても良い。
この場合、ベルトクリーナー6と通常の原稿との間の動
摩擦係数μ3は、原稿搬送ベルト3と通常の原稿との間
の動摩擦係数μ4(0,7以上)よりも大きく設定して
、原稿搬送ベルト3の汚れを落し易くしておくことが望
ましい。
ここで、ベルトクリーナー6と通常の原稿との間の動摩
擦係数μ3を大きくする方法としては、第10図に示す
ように、ベルトクリーナー6の表面に細かな凹凸を形成
して、原稿搬送ベルト3との接触を点接触とすることが
望ましい。
また、このベルトクリーナー6としては、第11図に示
すように、シートの表面に静電植毛した薄いシートを貼
付し、アルコール等の清掃溶剤を含浸させた後、真空パ
ンクしたものでも良く、二の方が、湿式のため、汚れを
落す効果が高い。
この実施例によれば、通常の原稿をセットする場合と全
く同様にしてベルトクリーナーをコンタクトガラス上に
自動的にセットさせることができるので、前記実施例の
奏する種々の効果に加えて、原稿搬送ベルトのクリーニ
ング操作をより簡単に行なうことができる。
ところで、上述のベルトクリーニングモードを備えたA
DFでは、ベルトクリーナー6のセットは自動化される
も、そのモートの選択をオペレーターが行なうため、こ
のモード選択を誤った場合にADF及び複写機が誤動作
して、無駄や故障が発生する虞がある。
次に、この不具合を解消することのできる、−連の原稿
搬送ベルト3のクリーニング動作を全て自動化させる前
記実施例と同様のベルトクリーニングモートと、このベ
ルトクリーニングモートを自動的に選択する機能とをA
DFに付加した実施例について説明する。
この実施例におけるベルトクリーニングモートは、AD
F2の原稿載置台20上に1通常の原稿と共にベルトク
リーナー3をセットした後、複写機1の操作部110に
配設されたキー106のうちの通常の複写を行なうプリ
ントキーがオンされることにより、ADFにより給紙さ
れたシートが原稿であるかベルトクリーナーであるかを
自動的に判定するように、前述したADFコントローラ
105内に予めプログラムされた第12図に示すような
フローチャートに従って動作される。
但し、この実施例では、前述の実施例と同様、原稿スケ
ール4か配設されているADF2を使用する場合につい
て説明する。
また、この実施例で使用されるベルトクリーナー6は、
第13図に示すように、予めその両端部の表裏にバーコ
ード状の被検知マーク41が形成されている。
さらに、このA D F 2のg稿給紙部B(7)原稿
搬送経路には5上述のベル1〜クリーナー6の被検知マ
ーク41を検出するための1反射型のフォトセシサから
なるマーク検出手段40が配設されている。
第12図において、プリントキーがオンさLると、前述
したi稿の給紙動作と全く同様にして、iXD F 2
の原稿搬送ヘルド3により原稿もしくはベル1−クリー
ナー6がコンタクトガラス5上に給送される。
□そして、先ず、このとき給紙されたシートが原稿であ
るか、又は、ベルトクリーナー6であるかが、マーク検
出手段40の出力に基づいて判断される。
すなわち、このマーク検出手段40は、ベルトクリーナ
ー6に形成された黒いライン部からなる暗部と、他の明
部との幅や本数によって原稿と区別するための被検知マ
ーク41を検知することにより、給紙されたシートがベ
ルトクリーナー6であるかを判定するように予め構成さ
れている。
従って、ここで、シートか原稿の場合には、通常の複写
動作が実行されて原稿が排出された後、次の給紙動作に
リターンされる。
一方、ここで、原稿搬送ベルト3によりベルトクリーナ
ー6が給紙され、マーク検出手段40により被検知マー
ク41か検知されると2前記実施例で説明したベルトク
リーニングモートが実行される。
そして、レジストセンサ16によってベルトクリーナー
6の後端が検知された後、ベルトクリーナー6の後端が
原稿スケール4の基準縁4aを越えるのに充分な予め設
定された量のパルス数が、パルスエンコーダ17を介し
てカウントされると。
DCサーボモータが逆転されて原稿搬送ベルト3が逆回
転される。
これにより、前記実施例の場合と同様に、第9図に示し
たように、ベルトクリーナー6の後端が原稿スケール4
の基準縁4aに突き当てられて、ベルトクリーナー6が
コンタクトガラス5上の所定の原稿基準位置に定置され
た状態で、原稿搬送/\ルト3のみが少なくとも一回転
以上の所定時間たけ逆回転され、この停止されているヘ
ルドクリーナー6と逆回転される原稿搬送ベル1〜3と
の摺擦によって、原稿搬送ヘルド3に付着された汚れが
クリーニングされる。
このときのクリーニング動作状態における原稿搬送ベル
ト3の回転時間は、パルスエンコーダ′、7の逆転時の
出力パルス数がカウントされることにより監視されてい
る。
そして、この原稿搬送ベルト3の回転時間、すなわち、
パルスエンコーダ17の出力パルス数が上述した所定時
間に相当するパルス量に達すると、原稿搬送ベルト3が
原稿給紙方向に純回転されて、通常の原稿の場合と全く
同様に、ADF2の原稿反転・排紙部Cを通してベルト
クリーナー6がADF2の原稿受け22上に排出された
後、ベルトクリーニングモードが終了してこのルーチン
がリターンされる。
二こで、このベルトクリーニングモードが実行されてい
る間に、複写機1の他の複写モード等が実行さ才りない
ように制御されていることは論を待たない。
また、このベルトクリーニングモードに使用されるベル
トクリーナー6としては、第14図に示すように、lL
OKg程度の厚手の紙に清掃溶剤を塗付して乾燥させた
シートや、第15図に示すように表面に静電植毛したシ
ートの両端部に、被検知マーク41印刷したものでも良
い。
さらに、ヘルドクリーナー6の被検知マーク41は、第
13回に示したように、ベルトクリーナー6の表裏の全
ての端部に形成しておくことによって、ADF2の原稿
載置台20に対して、このベルトクリーナー6をその表
裏・前後及び縦・横のどのような姿勢で載置しても、給
紙された際のマーク検呂手段40の誤検知を防止するこ
とができる。
この実施例によれば1通常の原稿をセットする場合と全
く同様にしてベルトクリーナーをコンタクトガラス上に
自動的にセットさせることができ、且つ、通常の複写動
作中に自動的に原稿搬送ベルトをクリーニングすること
かできるので、前記実施例の奏する種々の効果に加えて
、通常の原稿の複写動作を中断させること無く、原稿搬
送ベルトのクリーニングをより簡単且つ迅速に行なうこ
とができる。
ところで、上述の各実施例に使用したADF2は、原稿
基準位置15と原稿スケール4が原稿給紙部Bがわに配
設されているが、この原稿基準位置15及び原稿スケー
ル4は、第16図に示すように、4へDF2の原稿反転
・排紙部C側に設けてもよい。
このA D F 2の場合には、原稿搬送ベルト3をそ
の順方向にのみ回転させて、B稿又はベルトクリーナー
6の先端を原稿スケール4の基準縁4aに当接させるよ
うに駆動される。
また、ADF2において、原稿又はベルトクリーナー6
を排出させる場合には、第16図において、先ず、原稿
搬送ベルト3を僅かに逆転させて原稿又はベルトクリー
ナー6を少し戻した状態で、ソレノイド30を作動させ
てコンタクトガラス5の上面から原稿スケール4の基$
 縁4 aを下方に退避させた後、原稿搬送ベルト3を
再び順方向に回転させて排出させる。
また、第16図に示す原稿スケール4は、その基$縁4
aが、原稿又はベルトクリーナー6の先端に対して鋭角
に傾斜させて形成されているので、その位置決め時に原
稿又はベルトクリーナー6の先端が原稿スケール4を乗
り滅えてしまうような不具合が解消される。
さらに、二のADF2において、ベルトクリーナー6が
給紙された場合には、このベルトクリーナー6の先端が
原稿スケール4に突き当てられた状態で、原稿搬送ベル
ト3が逆転されること無く、そのまま順方向に引き続き
回転されてその原稿搬送面がクリーニングされるように
、その駆動系が制御される。
(発明の効果) 本発明によれば、上述のような構成のADFと、ベルト
クリーナーとを使用することにより、ΔDFを大型化さ
せたりコストアップさせること烈(、既存のA D F
をそのまま使用して、簡単、且つ確実に原稿搬送ベルト
の汚れを落すことができるので、前述のようにしてg稿
搬送ベルトを適時清掃しておくことにより、原稿の画像
走査時における薄紙原稿の画像の裏写りが防止され、ど
のような紙質やサイズの原稿でも地肌汚れの無い画像の
鮮明なコピーを常時得る二とができるとともに、原稿搬
送ベルトの外観も美しく保てる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が実施されるADFの搭載された複写機
の概略斜視図、第2図は本発明に使用さ71Lるベルト
クリーナーの概略断面図、第3図は上記ベルトクリーナ
ーの保管状態の一例を示す斜視図、第4図は上記複写機
のコンタクトガラス上に上記ベルトクリーナーをセット
した状態を示す概略断面図、第5図は上記ADFの概略
断面図、第6図は上記ADFの原稿給紙部の詳細な断面
図、第7図は上記複写機の制御系を示すブロック図、第
8図は本発明の他の実施例の動作を示すフローチャート
、第9図は上記ADFの原稿位置決め部の詳細な断面図
、第10図は上記ベルトクリーナーの他の例を示す斜視
図、第11図は上記ベルトクリーナーのさらに他の例を
示す斜視図、第12図は本発明のさらに他の実施例の動
作を示すフローチャート、第13図は第12図に示す実
施例に使用されるベルトクリーナーの斜視図、第14図
は第12図に示す実施例に使用される他のベルトクリー
ナーの斜視図、第15図は第12図に示す実施例に使用
されるさらに他のベルI・クリーナーの斜視図、第16
図は上記ADFの原稿反転・排紙部の詳細な断面図であ
る。 1・・・複写機、2・・・A D F、3・・・原稿搬
送ベルト、4・・・原稿スケール、5・・・コンタクト
ガラス、6・・・ベルトクリーナー。 ・−二− 兜7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複写機等のコンタクトガラス上面に接触しながら回
    転駆動されるエンドレス状の原稿搬送ベルトを使用して
    、上記コンタクトガラス上に複数の原稿を一枚ずつ給紙
    するように構成された自動原稿給送装置において、少な
    くとも上記原稿搬送ベルトの原稿搬送面に付着した汚れ
    を除去することのできる清掃溶剤が含浸され、且つ、上
    記原稿搬送ベルトの幅と略同等の幅に形成されたシート
    状のベルトクリーナーを上記コンタクトガラス上に定置
    させるとともに、このベルトクリーナーに上記原稿搬送
    ベルトを密着させた状態で、上記原稿を搬送せずに上記
    原稿搬送ベルトを回転駆動して、上記ベルトクリーナー
    に上記原稿搬送ベルトの原稿搬送面を摺擦させることに
    より、上記原稿搬送ベルトの原稿搬送面をクリーニング
    することを特徴とする原稿搬送ベルトクリーニング方法
    。 2、上記ベルトクリーナーが、上記清掃溶剤の含浸され
    たクリーニング層と、このクリーニング層を保持する支
    持層との二層構造からなり、且つ、上記原稿搬送ベルト
    の回転駆動時における、上記原稿搬送ベルトの原稿搬送
    面と上記ベルトクリーナーのクリーニング層との間の動
    摩擦係数μ_1と、上記コンタクトガラスの上面と上記
    ベルトクリーナーの支持層との間の動摩擦係数μ_2と
    の関係が、μ_1<μ_2 となるように設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の原稿搬送ベルトクリーニング方法。 3、未使用状態における上記ベルトクリーナーが、気密
    性を有する素材で形成された袋内に、1枚ずつ密閉封入
    されていることを特徴とするベルトクリーニングシート
    。 4、複写機等のコンタクトガラス上面に接触しながら回
    転駆動されるエンドレス状の原稿搬送ベルトを使用して
    、上記コンタクトガラス上に複数の原稿を一枚ずつ給紙
    し、且つ、上記コンタクトガラスの側部に配設された原
    稿位置決め部材に上記原稿の端部を突き当てて、上記コ
    ンタクトガラス上に原稿をセットするとともに、上記原
    稿に対する原稿読み取り走査等の処理が完了した後、上
    記原稿を排紙部に排出するように構成された自動原稿給
    送装置において、少なくとも上記原稿搬送ベルトの原稿
    搬送面に付着した汚れを除去することのできる清掃溶剤
    が含浸され、且つ、上記原稿搬送ベルトの幅と略同等の
    幅に形成されたシート状のベルトクリーナーを、上記原
    稿搬送ベルトにより上記原稿と同様にして上記コンタク
    トガラス上に給紙・セットするとともに、上記原稿位置
    決め部材に上記ベルトクリーナーの端部を突き当てた状
    態で、上記原稿搬送ベルトを少なくとも1回転以上回転
    させた後、上記排紙部に上記ベルトクリーナーを排出す
    るベルトクリーニングモードを具備することを特徴とす
    る自動原稿給送装置。 5、複写機等のコンタクトガラス上面に接触しながら回
    転駆動されるエンドレス状の原稿搬送ベルトを使用して
    、上記コンタクトガラス上に複数の原稿を一枚ずつ給紙
    し、且つ、上記コンタクトガラスの側部に配設された原
    稿位置決め部材に上記原稿の端部を突き当てて、上記コ
    ンタクトガラス上に原稿をセットするとともに、上記原
    稿に対する原稿読み取り走査等の処理が完了した後、上
    記原稿を排紙部に排出するように構成された自動原稿給
    送装置において、少なくとも上記原稿搬送ベルトの原稿
    搬送面に付着した汚れを除去することのできる清掃溶剤
    が含浸され、且つ、上記原稿搬送ベルトの幅と略同等の
    幅に形成されたシート状のベルトクリーナーの適所に設
    けられた被検知マークを、上記自動原稿給送装置内に設
    置されたマーク検出手段により検出し、上記原稿搬送ベ
    ルトにより給紙・セットされたシートが上記ベルトクリ
    ーナーであると判定されたときに、上記自動原稿搬送装
    置のシート搬送モードが、ベルトクリーニングモードに
    自動的に選択されることを特徴とする自動原稿給送装置
    。 6、上記ベルトクリーニングモードが、上記ベルトクリ
    ーナーを、上記原稿搬送ベルトにより上記原稿と同様に
    して上記コンタクトガラス上に給紙・セットするととも
    に、上記原稿位置決め部材に上記ベルトクリーナーの端
    部を突き当てた状態で、上記原稿搬送ベルトを少なくと
    も1回転以上回転させた後、上記排紙部に上記ベルトク
    リーナーを排出するように設定されていることを特徴と
    する請求項5記載の自動原稿給送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001321734A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Nitto Denko Corp クリーニングシ―ト
JP2021130537A (ja) * 2020-02-19 2021-09-09 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及びクリーニング方法

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JP2001321734A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Nitto Denko Corp クリーニングシ―ト
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