JPH0415972Y2 - - Google Patents

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JPH0415972Y2
JPH0415972Y2 JP1984147254U JP14725484U JPH0415972Y2 JP H0415972 Y2 JPH0415972 Y2 JP H0415972Y2 JP 1984147254 U JP1984147254 U JP 1984147254U JP 14725484 U JP14725484 U JP 14725484U JP H0415972 Y2 JPH0415972 Y2 JP H0415972Y2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水等の熱媒体を満たした槽本体内部
にエンジンを収納し、このエンジンの駆動排熱を
前記槽本体内の熱媒体への蓄熱に利用するエンジ
ン駆動システムに係り、特にその騒音を防止する
ための消音装置に関する。
[背景技術とその問題点] 従来、例えばヒートポンプのコンプレツサをエ
ンジンによつて駆動させる、謂わゆるエンジンヒ
ートポンプが知られている。このものは、エンジ
ンを利用していることから騒音が問題となる。
そこで、この騒音対策とともに、エンジンの駆
動熱や排気熱等を有効利用する目的から、内部に
水等の熱媒体を満した槽本体内部にエンジンを浸
漬し、これによりエンジンの騒音を解決するとと
もに、熱媒体を排気熱等により加熱して給湯等の
熱源へ利用するシステムが考えられた。
しかしながら、このようなシステムは、エンジ
ンによつて駆動される被駆動機器つまりコンプレ
ツサ等が外部へ露出した状態であるため、騒音対
策としては完全でない。また、エンジンが槽本体
の一部に直接固定されることになるため、エンジ
ンの駆動による振動が槽本体を伝つて外部へ伝達
される結果、その振動に起因する騒音が問題であ
る。
そこで、エンジンを槽本体に防振材を介して取
付けることにより、エンジンから槽本体への振動
伝達を遮断するとともに、エンジンの上部を防音
カバーで覆うことによつて騒音低減を図る装置が
提案されている。
しかしながら、この装置にあつても、エンジン
の騒音が熱媒体等を介して槽本体に伝搬すること
は防止し得ず、その伝搬された騒音によつて槽本
体がが二次振動体となり、それによる騒音が外部
に放出される。
また、防音カバーが槽本体に取付けられている
ために、槽本体の振動が直接防音カバーに伝達さ
れて外部に放出される。
更には、エンジンの吸、排気音の騒音に対して
も、防音対策をしなければならず、この場合、従
来は、防音カバーとは別に消音器を外部に取付け
ていたため装置が大型となり、かつ、消音器が外
部材に突出しているために設置がしにくいととも
に、デザイン上も好ましいものとすることが困難
であつた。
[考案の目的] 本考案は、前記事実を考慮してなされたもの
で、エンジンから生ずる騒音の全てをより完全に
防止するとともに、装置全体を小型かつコンパク
トに形成することができるエンジン駆動システム
の消音装置を提供することが目的である。
[問題点を解決するための手段および作用] 前記問題点を解決するために、本考案では、内
部に水等の熱媒体を収容した槽本体の内にエンジ
ンを設置し、このエンジンの駆動排熱を前記熱媒
体への蓄熱に利用するエンジン駆動システムにお
いて、前記エンジンを防振部材を介して前記槽本
体に支持し、前記槽本体をケーシングに収容し、
前記槽本体外面とケーシング内面との間に空気層
を形成するとともに、前記槽本体の上面側開口外
周をケーシングの内周に全周にわたつてシール
し、かつ前記槽本体を防振部材のみを介してケー
シングに支持し、さらに、前記ケーシングに前記
エンジン上部を覆う防音カバーを載設し、この防
音カバー内に前記エンジンの吸気音を吸音する消
音室または排気音を消音する消音室のうちの少な
くとも一方を設けた構成としている。
その結果、前記エンジンが槽本体に防振部材を
介して支持されているために、エンジンの振動が
直接振動が槽本体に伝達されるこはない。
また、槽本体はケーシングに収納されて、槽本
体外面と前記ケーシング内面との間に上面側の開
口周囲で全周シールされて密閉された空気層が形
成され、かつ槽本体が防振部材のみを介してケー
シングに支持されるように構成されている。
このため、エンジンから熱媒体等を介して槽本
体に伝搬された振動がさらにケーシングに伝達さ
れることがなく、かつ槽本体が二次振動体となつ
て生じた騒音は、空気層によつて減衰、吸音さ
れ、ケーシングで遮断されて外部に達することが
ない。
また、防音カバーは、槽本体と音響的に切離さ
れて自ら振動することのないケーシングに着脱可
能に載設されているため、槽本体の振動が直接防
音カバーに伝達することがなく、それによる騒音
が生ずることもない。
更に、本考案では、防音カバー内にエンジンの
吸気音を消音する消音室または排気音を消音する
消音室のうちの少なくとも一方を設けることによ
つて防音カバーと吸、排気音の消音器とを兼ねて
いるので、装置全体を小型、かつ、コンパクトに
形成することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本実施例の全体を示すもので、図にお
いて1はスチール板等の遮音性能の高い材料で形
成された有底筒状のケーシングであり、このケー
シング1の内面にはグラスウールその他の材料で
形成される断熱吸音部材2が被着されている。次
に、前記ケーシング1内には槽本体3が収容され
ている。
即ち、前記槽本体3は前記ケーシング1の内径
よりも所定の大きさだけ小さい外径を有する筒状
体であり、その上部開口部近傍には大径部4が形
成され、この大径部4の外面と前記ケーシング1
の内面との間に弾性ゴムその他の軟質防振材から
なるリング状の吸音部材5が介在されて、音響的
には遮断されつつ前記ケーシング内に前記槽本体
3が支持されている。
かつ、前記槽本体3はケーシング1の底部に設
けられた複数個の孔7,……,7を通して前記槽
本体底部外面と設置面8との間に設けられたゴム
その他の材料からなる防振部材9,……,9によ
り支持されてその荷重が設置面8に流れるように
なつており、ケーシングとは完全に防振、音響両
面から遮断されている。
従つて、前記槽本体3は、前記ケーシング1内
に音響的には遮断されつつ収納され、前記槽本体
3の外面と前記ケーシング1の内面との間には空
気層10が形成されている。
次に、前記槽本体3の上部において下方から大
径部4に向つて形成された段差部11には、防振
とシールとを兼ねる弾性ゴム等から形成されるリ
ング状の防振部材12が載置され、該防振部材1
2を介在して前記段差部11に有孔円板状をなし
た支持リング13が載置されている。
前記支持リング13の内孔部には弾性ゴム等の
防振部材14を介して支持プレート16が取付け
られており、該支持プレートの上面にはコンプレ
ツサー17が固設され、その下面には前記コンプ
レツサー17を駆動するためのエンジン18が固
設されている。
なお、前記槽本体3には水その他の熱媒体19
が満たされており、前記エンジン18が該熱媒体
19に浸漬されているものである。
また、前記支持プレート16の上面には前記エ
ンジン18の吸気管20が立設され、該エンジン
18の排気管21は該エンジン下方に接続されて
前記熱媒体19内を通つて前記支持プレート16
の上面にその開口端が突出するように構成されて
いる。
なお、前記排気管21には放熱器22及び水抜
き管23が取付けられており、エンジン18から
放出される排気熱が熱媒体19中へ効率よく放出
されるとともに、排気中に含まれる水分が凝縮し
て生じた水が外部に排出されるものである。
また、前記コンプレツサー17には、即知のヒ
ートポンプ回路24が接続されている。
前記ヒートポンプ回路24は、外部に設置され
た第1の熱交換器25、該熱交換器の熱交換を促
進するためのフアン26、膨張弁27、前記熱媒
体19内に浸漬された第2の熱交換器28、これ
らを結合する配管29及び図示しないが、循環方
向切換の4方弁等からなつており、閉回路を構成
している。
次に、前記ケーシング1の上部開口端には内周
方向に向つて僅かに水平に延長された棚部30が
周設されており、該棚部には弾性ゴム等の防振部
材31を介して下部防音カバー32が着脱可能に
冠着されている。
即ち、前記下部防音カバー32は、上面が密閉
され、下面が開口された筒状体であり、下部開口
端には前記ケーシング1の外径より僅かに大きい
内径を有する大径部33が設けられており、この
大径部がケーシングに嵌挿されるとともに、上部
より大径部に至る間に形成された段差部34と前
記ケーシング1の棚部30との間に前記防振部材
31が介在されているものである。
また、前記下部防音カバー32は仕切り部材3
5及び36によつてその内部が仕切られており、
図における中央部の部屋37には前記コンプレツ
サー17が収容され、紙面左方の部屋38内部に
は前記吸気管20が立設されており、該排気管は
前記下部防音カバー32の上面に設けられた貫通
孔39を貫通して、その開口端を外部に突出させ
ているとともに、前記部屋38の外部に接する側
面には排気口40が穿設されている。
一方、前記下部防音カバー32の紙面右方の部
屋41内部には前記排気管21の開口端が突出さ
れているとともに、前記仕切り部材35及び36
にはそれぞれ相接する部屋41と37及び37と
38とをそれぞれ連通する連通管42及び43が
設けられており、前記排気管21の開口端から放
出された排気はこれら連通管を通じて各部屋を通
過して排気口40から外部に排出される。
なお、前記下部防音カバー32の内壁面全面に
はグラスウールその他の防音部材44が被着され
ている。
また、前記仕切り部材35及び36の下縁には
弾性ゴム等で形成される防振カバー部材45及び
46が嵌着され、前記支持プレートに設けられた
溝47及び48に嵌合されて防振及びシールがな
されている。
次に、前記下部防音カバー32の上面には、上
部防音カバー49が着脱可能に載設されている。
即ち、前記上部防音カバー49は上面が密閉さ
れ、下面が開口された筒状体であり、前記下部防
音カバー32の径よりも僅かに小さな径を有する
とともに、開口部周縁には外方へ僅かに屈曲した
フランジ部50が形成されており、このフランジ
部が前記下部防音カバー32の上面に接するよう
にして、複数のボルト51,……,51によつて
着脱可能に載設されているものである。
また、前記上部防音カバー49の内壁面全面に
はグラスウールその他の吸音部材52が被着され
ているとともに、紙面右方側面には吸気口53が
穿設されている。
なお、前記上部防音カバー49の内部には前記
吸気管20の開口端が突出しており、前記エンジ
ン18の駆動に必要な空気が前記吸気口53から
取入れられるように構成されているものである。
また、前記吸気管20が貫通する孔39には、
第2図に示されるよう弾性ゴム等の防振シール材
からなるリツプシール54が取付けられており、
防振及びシールがなされている。
更に、図示しないが、前記ヒートポンプ回路2
4の配管24及び前記排気管21に接続された水
抜き管23が対応する各部材を貫通する個所は、
前記と同様にそれぞれ防振シール材を用いて防振
及びシールの処置が施されているものである。
次に、本実施例の作用を説明する。
いま、エンジン18を始動するとコンプレツサ
ー17が駆動され、ヒートポンプ回路24が作動
して熱媒体19への蓄熱時には熱交換器25を蒸
発器として熱交換器28で凝縮放熱するので熱媒
体19が温度上昇する。
一方、エンジン18の始動により、その本体自
体が昇温されるとともに、エンジンの排気熱によ
つて排気管21が加熱され、その熱が放熱器22
によつて熱媒体19に放出されるから、熱媒体1
9は更に温度上昇する。
このようにして昇温された熱媒体は、給湯や暖
房の熱源として利用され、エネルギーが有効に活
用されるものである。
この場合、エンジンの始動により、エンジン本
体と、それに機械的に結合された部分とは激しく
振動する。
本実施例ではエンジン18を支持した支持プレ
ート16が防振部材14を介して支持リング13
に取付けられているために、エンジン18の振動
が支持リング13に直接伝達されることはない。
かつ、支持リング13も防振シール部材12を
介して前記槽本体3に載置されているから、僅か
に支持リングに伝達された振動も前記槽本体3に
伝わることがない。
また、エンジン18から生ずる騒音の多くは熱
媒体19によつて減衰されるが、その一部は槽本
体3に伝搬され、その結果槽本体3が二次振動体
となつて新たな騒音が生ずる。
しかしながら、この騒音は、空気層10によつ
て減衰されるとともに、断熱吸音部材2によつて
吸収され、ケーシング1に遮断されて外部には達
することがない。同時に前記空気層10及び断熱
吸音部材2によつて槽本体3が有効に保温される
という効果も有する。なお、槽本体3は振材を用
いた吸音部材5を介してケーシング1に支持され
ているから振動が直接ケーシング1に伝達される
こともない。
一方、エンジン18から生ずる騒音は支持プレ
ート16,コンプレツサー17等を通じて、支持
プレートの上方にも放出されるが、この騒音も下
部防音カバー32及び上部防音カバー49によつ
て減衰、吸収されてほとんど外部に達することが
ない。
また、下部防音カバー32は、ほとんど振動す
ることのないケーシング1に載置されており、二
次振動体である槽本体3から音響的に切離されて
いるから直接伝達による振動が生ずることもな
い。
また、エンジンの吸気音は前記防音カバー49
内で拡散により減衰吸収され、また、排気音は前
記下部防音カバー32内に形成された部屋44,
37および38並びにこれに連通する連通管4
2,43によつて吸気同様の拡散絞りの交互作用
により減衰吸収されるから、それぞれ外部に達す
る騒音は極めて僅かなものとなる。
なお、エンジンの吸気は第1図の矢印Aで示さ
れるように防音カバー49の吸気口53から行わ
れ、排気は矢印Bで示されるように防音ケース3
2の部屋41から連通管42を通じて部屋37に
至り、該部屋37から連通管43を通じて部屋3
8に至り、しかる後に排気口40から外部に排出
されるものである。
即ち、本実施例では、エンジンから上方に放出
される騒音を防止するための防音カバー及び防音
ケース内にそれぞれ吸、排気音の消音室が設けら
れており、吸、排気音を消音するために別個に消
音器を設ける必要がない。
従つて、装置全体を小型かつコンパクトに形成
することが可能となる。
第3図は、他の実施例を示すもので、ケーシン
グ1には防振部材60を介して下部防音カバー6
1が着脱可能に載置され、この下部防音カバー6
1に上部防音カバー62を着脱可能に載設されて
いるものである。
即ち、下部防音カバー61は上、下面とも開口
された筒状体であり、下部周辺には前記ケーシン
グ1の外径より僅かに大きい内径を有する大径部
63が設けられており、この大径部がケーシング
1に嵌挿され、上部より大径部に至る間に形成さ
れた段差部64と前記ケーシング1の棚部30と
の間に前記防振部材60が介在されているもので
ある。
また、下部防音カバー61の上部周辺には内側
に折曲されたフランジ部65が形成されており、
このフランジ部65の上面に前記上部防音カバー
62が載置され、複数のボルト66,……,66
によつて着脱可能に取付けられる。
前記上部防音カバー62は、その内部が仕切り
部材67によつて2つの独立した部屋68及び6
9に分割されており、その一方の部屋68の下面
には貫通孔70が設けられ、該孔70の内周に取
付けられたリツプシール71を介して防音及びシ
ールが図られつつ、吸気管20が貫通し、前記部
屋68の内部に突出されているとともに、前記部
屋68の上面には吸気孔72が穿設されている。
また、他方の部屋69の下面にも同様に貫通孔
73が設けられ、リツプシール74を介して排気
管21が貫通し、前記部屋69の内部にその開口
端が突出されているとともに、前記部屋69の上
面には外部に通ずる連通管によつて形成される排
気口75が設けられているものである。
なお、前記下部防音カバー61及び上部防音カ
バー62の内面全面には、グラスウールその他の
吸音材76及び77がそれぞれ被着されている。
本実施例にあつては、エンジン18が始動され
ると、第3図の矢印Aで示されるように吸気口7
2から外気が取入れられて、吸気管20を通じて
吸気が行われ、排気管21を通つて部屋69内に
一旦排出された排気は、排気口75を通じて外部
に排出される。
その間に、排気熱が放熱器22を介して熱媒体
19に蓄熱されるものである。
本実施例にあつても、前記第1の実施例と同様
の防音効果を発揮できる。
即ち、防振部材12、熱媒体19、槽本体3、
吸音部材5、防振部材9、空気層10及びケーシ
ング1による防音効果は前記第1の実施例の場合
と全く同じであり、また、前記支持プレート16
の上面から発する騒音に対しても、下部防音カバ
ー61及び上部防音カバー62によつて十分な防
音がなされると同時に、吸気管20若しくは排気
管21から発する騒音も各々部屋68及び69に
よつて減衰吸音される。
なお、本実施例の場合は、保守点検の際、上部
防音カバー62のみを取外せば良く、下部防音カ
バー61は取外す必要がないので、保守点検が極
めて容易である。
かつ、エンジンの排気がコンプレツサー等の機
械類に触れることがないから、排気ガスによつて
機械類を汚染したり、腐食させたりするおそれが
ない。
なお、前記第1及び第2の実施例にあつては、
エンジンを支持するのに、エンジンを支持した支
持プレートを防振部材を介して支持リングに取付
け、この支持リングを更に防振部材を介して槽本
体に載置しているが、これは、他の防振手段を用
いて直接槽本体に取付けてもよい。
その場合、シール膜等を用いて、熱媒体の蒸気
が防音ケースや防音カバー内に侵入しないように
構成することは勿論である。また、上部防音カバ
ーと下部防音カバーとは一体に構成しても良い。
更に前記消音室は吸、排気の何れか一方のみを
設けても良く、またケーシング内面には、必ずし
も断熱吸音材を被着しなくても良いことは勿論で
ある。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案は、エンジンが防
振材を介して槽本体に支持されているから、この
槽本体が空気層を介してケーシングに収容されて
いるから、エンジンの振動が直接槽本体に伝達さ
れることはない。
かつ、エンジンから熱媒体を介して槽本体に伝
搬された振動は、防振部材を介して槽本体をケー
シングに支持したことから、ケーシングへの伝達
を遮断されるとともに、槽本体の二次振動による
騒音も、槽本体が空気槽を介してケーシングに収
納されていることから、外部に達することがな
い。
更に、エンジン上部は防音カバーによつて覆わ
れているから、エンジン上部からの騒音も除去さ
れる。
また、エンジンの吸、排気音も防音カバー内に
形成された消音室によつて減衰吸音されて除去さ
れる。
しかも、防音カバーは、エンジン上方に放散さ
れるれる騒音を遮断する役目と、エンジンの吸、
排気音を除去する役目との2つの役目を課してい
るから、防音カバーと別個に消音器を設ける必要
がなく、装置全体を小型かつコンパクトに形成す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は、第1図における吸気管20が下部防音カバ
ー32を貫通する際のシール構造を示す断面図、
第3図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……ケーシング、3……槽本体、5……ケー
シングと槽本体との間の防振部材である吸音部
材、10……空気層、12,14……エンジンと
槽本体との間の、18……エンジン、19……熱
媒体、32,61……下部防音カバー、49,6
2……上部防音カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に水等の熱媒体を収容した槽本体の内にエ
    ンジンを設置し、このエンジンの駆動排熱を前記
    熱媒体への蓄熱に利用するエンジン駆動システム
    において、前記エンジンを防振部材を介して前記
    槽本体に支持し、前記槽本体をケーシングに収容
    し、前記槽本体外面とケーシング内面との間に空
    気層を形成するとともに、前記槽本体の上面側開
    口外周をケーシングの内周に全周にわたつてシー
    ルし、かつ前記槽本体を防振部材のみを介してケ
    ーシングに支持し、さらに、前記ケーシングに前
    記エンジン上部を覆う防音カバーを載設し、この
    防音カバー内に前記エンジンの吸気音を消音する
    消音室または前記エンジンの排気音を消音する消
    音室のうち少なくとも一方を設けたことを特徴と
    するエンジン駆動システムの消音装置。
JP1984147254U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH0415972Y2 (ja)

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