JPH04159635A - 記録媒体、その製造方法及びそれを用いた情報処理装置 - Google Patents

記録媒体、その製造方法及びそれを用いた情報処理装置

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JPH04159635A
JPH04159635A JP28436690A JP28436690A JPH04159635A JP H04159635 A JPH04159635 A JP H04159635A JP 28436690 A JP28436690 A JP 28436690A JP 28436690 A JP28436690 A JP 28436690A JP H04159635 A JPH04159635 A JP H04159635A
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JP28436690A
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Yoshihiro Yanagisawa
芳浩 柳沢
Isaaki Kawade
一佐哲 河出
Toshihiko Takeda
俊彦 武田
Takeshi Eguchi
健 江口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はプローブ電極による情報処理方法に対する記録
媒体、その製造方法、及びそれを用いた情報処理装置に
関する。
[従来の技術] 近年、メモリ材料の用途は、コンピュータ及びその関連
機器、ビデオディスク、ディジタルオーディオディスク
等のエレクトロニクス産業の中核をなすものであり、そ
の材料開発も極めて活発に進んでいる。メモリ材料に要
求される性能は用途により異なるが、−船釣には、 ■高密度で記録容量が大きい、 ■記録再生の応答速度が早い、 ■消費電力が少ない、 ■生産性が高く、価格が安い、 などが挙げられる。
従来までは磁性体や半導体を素材とした半導体メモリや
磁気メモリが主であったが、近年レーザー技術の進展に
ともない、有機色素、フォトポリマーなとの有機薄膜を
用いた光メモリによる安価で高密度な記録媒体が登場し
てきた。
一方、最近、導体の表面原子の電子構造を直接観察でき
る走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が開発
され(ジー・ビニッヒ(G。
Bin−nig)他「フィズイヵル・レビュー・レター
(Phys、Rev、Lett)J 49゜57 (1
982))、単結晶、非晶質を問わず実空間像の高い分
解能の測定ができるようになり、しかも試料に電流によ
る損傷を与えずに低電力で観測できる利点も有し、更に
大気中でも動作し、種々の材料に対して用いることがで
きるため広範囲な応用が期待されている。
STMは金属の探針(プローブ電極)と導電付物質問に
電圧を加えてlnm程度の距離まで近づけると、トンネ
ル電流が流れることを利用している。この電流は両者の
距離変化に非常に敏感である。トンネル電流を一定に保
つように探針を走査することにより実空間の全電子雲に
関する種々の情報をも読み取ることができる。この際、
面内方向の分解能は0.1nm程度である。
したがって、STMの原理を応用すれば、十分に原子オ
ーダー(サブ・ナノメートル)での高密度記録再生を行
なうことが可能である。例えば、特開昭61−8053
6号公報に開示されている記録再生装置では、電子ビー
ム等によって媒体表面に吸着した原子粒子を取り除き、
書き込みを行ない、STMによりこのデータを再生して
いる。
また米国特許第4,575,822号明細書に開示され
ているように、記録媒体表面とプローブ電極との間に流
れるトンネル電流を用いて、媒体表面に形成された誘電
体層に電荷を注入し記録する。あるいは、レーザー光、
電子ビーム、粒子線等を用いて媒体表面の物理的、ない
し磁性的な崩壊によって配録する方法が提案されている
記録層として電圧電流のスイッチング特性に対してメモ
リ効果を持つ材料、例えばπ電子系有機化合物やカルコ
ゲン化合物類の薄膜層を用いて、記録・再生をSTMで
行なう方法が提案されている[特開昭63〜16155
2号公報、特開昭63−161553号公報]。号公報
法によれば、記録のビットサイズをlOnmとすれば、
10 ”b i t/ cm”もの大容量記録再生が可
能である。
第3図にSTMを応用した情報処理装置の構成例を示す
。以下図面に従って説明する。
101 C1基板、lO2はトラック電極、103は記
録層、104は保護層、以上をまとめた1は記録媒体で
ある。201はXYステージ、202はプローブ電極、
203はプローブ電極の支持体、204はプローブ電極
を2方向に駆動する圧電素子のような2軸リニアアクチ
ユエータ、205.206はXYステージをそれぞれx
、 y方向に駆動する圧電素子のようなリニアアクチュ
エータ、207はパルス電圧回路である。
301はプローブ電極202から記録層103を介して
トラック電極102へ流れるトンネル電流を検出する増
幅器である。302はトンネル電流の変化をプローブ電
極202と記録層103の間隙距離に比例する値に変換
するための対数圧縮器、303は記録層103の表面凹
凸成分を抽出するための低域通過フィルタである。30
4は基準電圧VREFと低域通過フィルタ303の出力
との誤差を検出する誤差増幅器、305はアクチュエー
タ204を駆動するドライバーである。
306はXYステージ201の位置制御を行う駆動回路
である。307はデータ成分を分離する高域通過フィル
タである。
第4図に従来例の記録媒体の断面とプローブ電極202
の先端を示す。
101は基板、102はトラック電極、103は記録層
、202はプローブ電極である。
また、402は基板101上にトラック電極102を形
成したときにできた結晶粒である。このように、一般に
トラック電極102は、多数の結晶粒からなる多結晶体
である。トラック電極層102の製法は、通常の真空蒸
着法、スパッタ法等がある。
プローブ電極202と記録層103との間隙は第3図に
示された回路構成により一定に保つことができる。すな
わちプローブ電極202と記録層103の間に流れるプ
ローブ電流を検出し対数圧縮器302、低域通過フィル
タ303を介した後、この値を基準電圧と比較し、この
比較値が零に近付くようにプローブ電極202を支持す
る2軸リニアアクチユエータ204を制御することによ
り、プローブ電極202と記録層103の間隙を一定に
することができる。
さらに、XYステージ201を駆動することにより記録
媒体の表面をプローブ電極202がなぞることにより記
録層103のデータを検出できる。
またトラッキングは、トラック電極102のエツジを利
用して行なっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来例に示された記録媒体を使用した場合以下のような
問題点があった。
すなわちトラック電極が結晶粒の集合体である多結晶か
らなり、トラック電極のエツジが一般に結晶粒の凹凸を
反映して直線性が悪く、このためトラッキングの精度が
悪(、このことは結果としてデータの読み取り誤り率を
大きくし、情報処理装置としての信頼性を低下させるな
どの問題点を有することとなっている。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明は上記問
題点を鑑み行われたものであり、その目的は高いS/N
比と高速読みだしが可能な記録媒体、その製造方法、及
びそれを用いた情報処理装置を提供することである。
すなわち、本発明は、プローブ電極による情報処理方法
に対する記録媒体、その製造方法、及びそれを用いた情
報処理装置に関して、記録媒体が、Si基板と該Si基
板上に形成したトラック電極と該Si基板及び該トラッ
ク電極上に形成した電気メモリー効果を有する記録層か
らなり、該トラック電極が単結晶であり、その表面が、
異なる面方位を有する少なくとも2面以上の結晶面から
なることを特徴とする記録媒体、その製造方法、及びそ
れを用いた情報処理装置を提供するものである。
本発明による記録媒体を提供することにより、STMの
原理を応用した情報処理装置の機能を十分に生かすこと
を可能とした。
以下、図面にしたがって本発明を説明する。
第1図は本発明による記録媒体の断面図を示し、101
は基板、102はトラック電極、103は記録層、10
4は基板の保護層である。
第2図は、本発明に関わる記録媒体の作成の各工程にお
ける断面図を示したものである。本発明では、トラック
電極102の形成において、基板士に選択的に導電性材
料の堆積を行うため、CVD法を用いている。すなわち
、トラック電極102の構成要素となる原子を少なくと
も1つ含む原料ガスと反応ガスの混合ガスによる気相成
長により基板101上にトラック電極102を形成する
。このとき本発明に適用可能な基板101は、電子供与
性を有するSi基板である。
電子供与性とは、基体中に自由電子が存在しているか、
あるいは自由電子を意図的に生成せしめたかしたもので
、一般に金属や半導体がこの性質を有する。
具体的には、単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質
シリコン等の半導体よりなる基板である。
本発明においては、第1図(a)に示したような基板1
01上に電子供与性のない薄膜である保護層104を有
する基板を用い、係る保護層104を第3図(c)に示
す様に所望の形態にパターニングした後、CVD法によ
る堆積を行うことにより、係る基板101上に選択的に
堆積を行っている。係る電子供与性のない薄膜としては
、基板101の酸化層や、通常の有機レジストなどがあ
げられるが、これらに限らず電子供与性を持たず、かつ
、薄膜として形成できるものであれば、いずれも使用可
能である。基板101の酸化膜を使用した場合には、係
る酸化膜をパターニングするために第3図(b)、(C
)に示したように有機レジストなどを用いて酸化膜のエ
ツチングを行うが、これらはいずれも従来公知の方法を
用いれば容易に達成することが可能である。
このように、電子供与性のある表面と、ない表面を形成
した基板101に対して第3図(d)に示したように、
CVD法により電子供与性のある表面にだけ選択的に導
電性材料を堆積し、トラック電極102を形成した。
本発明で用いられるトラック電極102の材料は、高い
伝導性を有するものであれば良く、例えばAu、Pt、
Ag、Pd、Aj2.In、Sn。
pb、wなどの金属やこれらの合金、さらにはグラファ
イトやシリサイド、またさらにはITOなどの導電性酸
化物を始めとして数多くの材料が挙げられ、これらの本
発明への適用が考えられる。
更に、CVD法によれば、電極表面に少なくとも2面以
上の異なる結晶面を有する、単結晶であるトラック電極
102を形成することができる。
本発明では、係る2面以上の結晶面が交る線が極めて直
線性の高いことに着目し、係る交線をトラッキングに用
いることにより、高いS/N比と高速読みたしが可能と
なる。
以上のようにトラック電極102を形成した基板101
上に第3図(e)に示したように記録層103を形成し
た。(以上を合わせて記録媒体lとする。) 本発明で用いられる記録層103の材料としては、電流
・電圧特性に於いて、メモリースイッチング現象をもつ
材料を利用できる。例えば(1)酸化物ガラスやホウ酸
塩ガラスあるいは周期律表のI[I、 IV、 V、 
Vl族元素と化合したSe。
Te、Asを含んだカルコゲン化物ガラス等のアモルフ
ァス半導体が挙げられる。それらは光学的バンドギャッ
プEgが0.6〜1.4eVあるいは電気的活性化エネ
ルギー△Eが0.7〜1.6eV程度の真性半導体であ
る。カルコゲン化物ガラスの具体例としては、As−3
e−Te系、Ge−As−5e系、5i−Ge−As−
Te系、例えばS i 16G e 14A S s 
T e eS(添字は原子%)、あるいはGe−Te−
X系、5i−Te−X系(X=少量のV  Vl族元素
)例えばGe+5Tea+Sbz S2が挙げられる。
更にはGe−5b−Se系のカルコゲン化物ガラスも用
いることができる。
上記化合物をトラック電極102上に堆積したアモルフ
ァス半導体層において、膜面に垂直な方向にプローブ電
極202を用いて電圧を印加することにより媒体の電気
メモリー効果を発現することができる。
係る材料の堆積法としては従来公知の薄膜形成技術で充
分本発明の目的を達成することができる。例えば好適な
成膜法としては、真空蒸着法やクラスターイオンビーム
法等を挙げることができる。−射的には、係る材料の電
気メモリー効果は数μm以下の膜厚で観測されているが
、記録媒体1としての記録分解能に関しては、より薄い
方が好ましいが、均一性、記録性の関点から100Å以
上1μm以下の膜厚のものが良(、更に好適には100
0Å以下の膜厚のものがよい。
(2)更にはテトラキノジメタン(TCNQ)、TCN
Q誘導体、例えばテトラフルオロテトラシアノキノジメ
タン(TCNQF、)、テトラシアノエチレン(TCN
E)およびテトラシアノナフトキノジメタン(TNAP
)などの電子受容性化合物と銅や銀などの還元電位が比
較的低い金属との塩を電極上に堆積した有機半導体層も
挙げることができる。
係る有機半導体層の形成法としては、銅あるいは銀の電
極上に前記電子受容性化合物を真空蒸着する方法あるい
は共蒸着が用いられる。
かかる有機半導体の電気メモリー効果は、数十μm以下
の膜厚のもので観測されているが、成膜性、均一性の関
点から100人〜1μmの膜厚のものが好ましい。
(3)また更にはシリコン、好ましくはアモルファスシ
リコン(a−Si)を挙げることができる。例えば金属
/a−3i(p”層/n層/i層)あるいは金属/a−
3i(n”層/p層/i層)の層構成であり、a−3i
の各層の堆積法は従来公知の方法によって充分行うこと
が可能である。本発明では好適にはグローディスチャー
ジ法(GD)が用いられる。a−Siの膜厚はn層とし
ては2000人〜8000人、i。
p゛層は1000人程度が好適であり、全膜厚は0.5
μm〜1μm程度のものが良い。
またプローブ電極202の先端は情報処理の分解能を上
げるため出来るだけ尖らせる必要がある。本発明では、
1φの太さの白金の先端を90”のコーンになるように
機械的に研磨し超高真空中で電界をかけて表面原子を蒸
発させたものを用いているが、プローブ電極202の形
状や処理方法は何らこれに限定するものではない。
[実施例コ 以下、実施例を用いて、本発明を更に詳しく説明する。
(実施例1) 以下に示す手順で記録媒体1を作成した。まず、表面に
保護層104であるSi酸化膜が1μm積層された表面
の結晶方位が(111)面であるSi基板101を、酢
酸ブチルによって洗浄し、係る基板上にネガ型レジスト
(RD−200ON−10)を塗布した後Deep−U
V露光装置及び専用の現像液を用いて、第3図(b)に
示すようなライン アンド スペースのレジストパター
ンを形成した後HF溶液でSi酸化膜104をエツチン
グして、第3図(C)に示したSi酸化膜104のパタ
ーンを得た。次に、CVD法により係る基板上に以下に
示す条件でAρを積層し、トラック電極102を形成し
た。
反応室真空度:lX10−”Torr 原料ガス:ジメチルアルミニウムハイドライドキャリア
ガス:H2 全  圧  カニ  1. 5Torr基板温度:30
0℃ 原料ガス分圧: 1.5xlO−’Torr次に、係る
基板をロード・ロックを用いて、別の真空蒸着装置に移
しく不図示)、記録層103としてS i +aGe+
4ASs Teasの原子組成比で表されるアモルファ
ス半導体を従来公知の真空蒸着法により2000人蒸看
して、記録媒体1とした。
以上のようにして作成した記録媒体1に対して第4図に
示した情報処理装置を用いてトラック電極102上の結
晶面の交線の確認と記録・再生・消去の実験を行った。
まず、2000人の膜厚を有する前記カルコゲン化物ガ
ラスの記録層103をもつ記録媒体lをトラック電極1
02の方向がY方向と一致するようにXYステージ20
1の上に置き、Aρ電極(アース側)102とプローブ
電極202の間に1.0■の電圧を印加し、電流をモニ
ターしながらプローブ電極202と記録層103表面と
の距離(Z)を調整した。その後、微動制御機構107
を制御してプローブ電流Ipが10−’Aになるように
微動機構107を制御した。
プローブ電極202と記録層103表面との距離Zを制
御するためのプローブ電流rpは1]’A≧Ip≧1O
−12A、好適には10−”A≧Ip≧1O−10Aに
なるようにプローブ電圧を調整する必要がある。
次に、プローブ電極202をX方向に走査して、トラッ
ク電極102を確認した後、トラック電極102の表面
形状を調べたところ、異なる2つの結晶面の交線が明確
に判別できた。
XYステージ114をプローブ電極202に対して一定
の間隔でトラックにそって移動させながら、閾値電圧V
th  ON以上の矩形パルス電圧(2o vmax 
、o 、  1 μs )を印加して、低抵抗状態(O
N状態)を生じさせた。その後プローブ電極202とト
ラック電極102の間に読み取り用の1.0■のプロー
ブ電圧を印加して、低抵抗状態領域と高抵抗状態領域に
流れる電流量の変化をトラックにそって直接読み取るか
、又はサーボ回路106を通して読み取ることができる
。本例ではON状態領域を流れるプローブ電流が記録前
(又はOFF状態領域)と比較して2桁以上変化してい
たことを確認した。
更にプローブ電極202に閾値電圧vthOFF以上の
矩形パルス電圧(50V、、〜10tLs)を印加しな
がら、再び記録位置をトラックにそってトレースした結
果、全ての記録状態が消去されOFF状態に遷移したこ
とを確認した。また記録の消去は光学的な方法でも可能
である。
また、第3図(d)の状態の基板を使って記録・再生実
験とは別に、Aβ電極103の結晶性をX線回折法およ
び反射電子線回折法を用いて評価したところ5i(11
1)面上のAJ2膜は基板に平行な面が(100)面を
持つ単結晶であった。
(比較例) 実施例1に対して、電極の成膜を通常の抵抗加熱法で行
った以外は同様の方法で作成した記録媒体について記録
・再生・消去の実験を行ったところ、トラッキングに際
して、電極のエツジの検出が困難で、実施例1に対して
記録・再生時のS/N比が著しく悪化した。
(実施例2) 実施例1において、Si基板101としてSi基板表面
の結晶方位が(100)面であるものを用い、A℃の堆
積において、DMAHラインのキャリアガスにArを用
いて堆積を行った以外は、実施例1と同様の手順で作成
した記録媒体について、トラック電極102上の記録層
103の平面性の確認と、記録・再生実験を行ったとこ
ろ実施例1と同様の良好な結果が得られた。また、Aρ
電極103の結晶性を実施例1と同様に調べたところ、
Aβ電極103は基板に平行な面が(111)面を持つ
単結晶であった。
(実施例3) 実施例1に示したAj2の堆積において、原料ガスであ
るアルキルアルミニウムハイドライドとし7て、MMA
H2を用い、全圧力を1.5Torr、MMAHz分圧
を5XlO−’Torrと設定して堆積を行った以外は
、実施例1と同様の手順で作成した記録媒体について、
トラック電極102上の記録層103の平面性の確認と
、記録・再生・消去実験を行ったところ実施例1と同様
の良好な結果が得られた。
(実施例4) 実施例1に示したAρの堆積において、全圧力を0.3
Torr、DMA8分圧を3X10−’Torrと設定
してAJ2の堆積を行った以外は、実施例1と同様の手
順で作成した記録媒体について、トラック電極102上
の記録層103の平面性の確認と、記録・再生・消去実
験を行ったところ実施例1と同様の良好な結果が得られ
た。
(実施例5) 実施例1で用いたS i +aG e 14A S s
 T e ss記録層103の代わりに、G8+5Te
e+5t)a S2を用いた以外は、実施例1と全く同
様にして実験を行った。実施例1と同様に充分なS/N
比で記録の書き込みと読み取りが出来ることがわかった
(実施例6) 実施例1〜5で用いたカルコゲン化物ガラス記録層10
3の代わりに、CuTCNQF4を用いた外は、実施例
1と同様の記録再生実験を行った。記録用印加電圧は、
2Vmax 、10nsの矩形パルスを用い、再生用お
よびプローブ電流制御用の印加電圧は0.IVとしてい
る。その結果、実施例1と同様に充分なS/N比で記録
再生を行うことができた。つぎにCu T CN Q 
F 4記録媒体の作成法について述べる。
実施例1と同様の方法でAρのトラック電極102を形
成したSi基板101上にCuとTCNQF4を真空蒸
着法により共蒸着してCu−TCNQF4層を2000
人堆積した(基板温度;室温)。このとき蒸着速度をC
u;5人/s、TCNQF、;20人/S程度になるよ
うにあらかじめ設定した電流値を流し加熱した。その結
果、CuTCNQF4生成による青い膜が堆積すること
を確認した。
(実施例7) 実施例1と同様の方法でAρのトラック電極102を形
成したSi基板101上にグロー放電法により1000
人のp゛型のアモルファスシリコン膜を形成した。その
時の作成条件は導入ガス; B2 Hs /S i H
4(N 12+46/ N sl、4a= l O−’
)(H,ガスで0.025モル%に稀釈)rfパワー;
 0.OI W/ cm”圧     力 ;0. 5
torr 基板温度、300℃ 堆積速度;30人/min である。次に余剰の原料ガスを排出したのち、新たな原
料ガスを供給してn型のアモルファスシリコンを500
0人堆積した。作成条件は下記の通りである。
導入ガス; pHa /S 1H4 (NpH,/N5iH4= 5 X 10−”)(H,
ガスで0.05モル%に稀釈) rfパワー; 0.01W/cm” 圧    力;0. 5torr 基扱温度;300℃ 堆積速度;40人/ m i n また、原料ガスを排気したのち、H2ガスで0.05モ
ル%に稀釈したS i H4をチャンバーに導入し、他
の条件は一定にしてi相のアモルファスシリコンを10
00人堆積した。
以上のようにして作成した記録媒体に実施例1と同様の
記録再生実験を行った。その結果充分なS/N比を示し
て記録再生を行うことができた。
なお記録・再生・消去に対して下記の電圧を印加した。
記録用  20V 再生用  0.5V 消去用  −5■ [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、下記の効果があげ
られる。
(1)CVD法による結晶金属の堆積を行い、係る結晶
の異なる2つ以上の結晶面の交線の、高い直線性を利用
してトラッキングを行うことで、高いS/N比と高速読
みたしが可能な記録・再生が可能となった。
(2)光記録に比べても、はるかに高密度な記録が可能
な記録・再生方法を開示した。
(3)再生に必要なエネルギーは小さ(、消費電力は少
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の記録媒体の模式断面図、第2図は本発
明の記録媒体の製造工程図、第3図はSTMを応用した
情報処理装置の構成例、第4図は従来例の記録媒体の模
式断面図である。 1・・・記録媒体     101・・・基板102・
・・トラック電極 103・・・記録層104・・・保
護層    201・・・XYステージ202・・・プ
ローブ電極 203・・・プローブ電極の支持体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、素子に流れる電流をプローブ電極により検出する情
    報処理装置に用いる記録媒体であって、該記録媒体が、
    Si基板と該Si基板上に形成したトラック電極と該S
    i基板及び該トラック電極上に形成した電気メモリー効
    果を有する記録層からなり、該トラック電極が単結晶で
    あり、その表面が異なる面方位を有する少なくとも2面
    以上の結晶面からなることを特徴とする記録媒体。 2、Si基板上の電子供与性のある表面に導電性材料を
    選択的に堆積することによりトラック電極を形成するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の記録媒体の製造方法
    。 3、請求項(1)記載の記録媒体を有する情報処理装置
    。 4、記録層がカルコゲン化物で形成したアモルファス半
    導体であることを特徴とする請求項(1)記載の記録媒
    体。 5、カルコゲン化物が周期律表のIII、IV、V及びVI族
    の元素の内の少なくとも1種の元素と、Se、Te及び
    Asのうちの少なくとも1種の元素とを含有しているこ
    とを特徴とする請求項(4)記載の記録媒体。 6、記録層が有機半導体であることを特徴とする請求項
    (1)記載の記録媒体。 7、有機半導体が電子受容体と金属を含有する化合物で
    あることを特徴とする請求項(6)記載の記録媒体。 8、電子受容体がテトラシアノキノジメタン、テトラシ
    アノエチレンまたは、テトラフルオロテトラシアノキノ
    ジメタン、テトラシアノナフトキノジメタンであること
    を特徴とする請求項(7)記載の記録媒体。 9、記録層がシリコンであることを特徴とする請求項(
    1)記載の記録媒体。 10、シリコンがアモルファスシリコンであることを特
    徴とする請求項(9)記載の記録媒体。 11、アモルファスシリコンがp^+/n/i積層体ま
    たはn^+/p/i積層体であることを特徴とする請求
    項(10)記載の記録媒体。 12、プローブ電極に対してXY走査が可能なXYステ
    ージ駆動装置を有していることを特徴とする請求項(3
    )記載の情報処理装置。 13、プローブ電極と記録媒体の相対位置を3次元的に
    微動制御する手段を有していることを特徴とする請求項
    (3)記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009217923A (ja) * 2007-12-21 2009-09-24 Commiss Energ Atom データ記憶媒体および関連する方法

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JP2009217923A (ja) * 2007-12-21 2009-09-24 Commiss Energ Atom データ記憶媒体および関連する方法

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