JPH04159143A - 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法 - Google Patents

自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH04159143A
JPH04159143A JP28346690A JP28346690A JPH04159143A JP H04159143 A JPH04159143 A JP H04159143A JP 28346690 A JP28346690 A JP 28346690A JP 28346690 A JP28346690 A JP 28346690A JP H04159143 A JPH04159143 A JP H04159143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
floor carpet
metal coating
floor
coating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28346690A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Goto
英之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Priority to JP28346690A priority Critical patent/JPH04159143A/ja
Publication of JPH04159143A publication Critical patent/JPH04159143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のフロアパネルの形状に合わせて成形
され、前記フロアパネル上に敷設される自動車用のフロ
アカーペットと、その製造方法とに関する。
〔従来の技術〕
自動車用のフロアカーペットは、起伏の多い形状のフロ
アパネル上に敷設されるため、複雑な形状を有している
。従来の自動車用フロアカーペットは、第4図に示すよ
うに、ニードルパンチ法あるいはタフティング法などに
より形成された表皮繊維層21の裏面に、樹脂からなる
バッキング層22を積層させた構造であり、赤外線ヒー
タなどによフて加熱されて軟化し、フロアパネルの形状
に沿うように成形される。さらに、バッキング層22の
裏面(フロアパネル側)に、緩衝材23や補強材24を
部分的に固着させることが多い。これらのうち補強材2
4は、フロアカーペットの特に剛性を要する部分、例え
ばフロアパネルの立壁に対応する部分に設けられ、フロ
アカーペットの剛性を向上させる。このような補強材2
4としては各種のものが知られているが、実開昭60−
7240号、実開昭61−47731号などの各公報に
記載されているように、その主構成材料は繊維、熱可塑
性シート、発泡体などやこれらを複数層積層したもので
あることが多い。すなわち、補強材24は、主として有
機材料からなっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の自動車用のフロアカーペットで
は、補強材が主として有機材料からなるので、昨今この
種のカーペットに要求される高い剛性に応えるだけの補
強効果を得にくく、また、補強材が比較的厚くなりやす
く、このため車室の容積を減らし、かつフロアパネルへ
の整合性が悪くなるという問題点がある。さらに、補強
材の成形性が十分でなくてフロアパネルへの整合性が悪
く、また経時変化によってフロアカーペットが変形した
ときに補強材までこれに追随して変形し、カーペットの
浮きの原因となるという問題点がある。
本発明の目的は、上記の問題点を解決して、フロアパネ
ルによく整合し、剛性が高くて形状が変化しにくく、か
つ補強材の厚さが薄い自動車用のフロアカーペットと、
その製造方法を提供することにある。
CHNを解決するための手段〕 上記目的を達成するための本発明の自動車用のフロアカ
ーペットは、表皮繊維層と該表皮繊維層の裏面に積層さ
れ樹脂からなるバッキング層とを有する自動車用のフロ
アカーペットにおいて、少なくともフロアカーペットの
剛性を必要とする部位に相当する部位に金属被覆層を有
する不織布が、該金属被覆層を有する面と前記バッキン
グ層とが接するように積層されていることを特徴とする
また、本発明の自動車用のフロアカーペットの製造方法
は、表皮繊維層と該表皮繊維層の裏面に積層され樹脂か
らなるバッキング層とを有し、自動車のフロアパネルに
敷設される自動車用のフロアカーペットの製造方法にお
いて、 前記バッキング層を加熱して軟化・溶融させ、少なくと
もフロアカーペットの剛性を必要とする部位に相当する
部位に金属被覆層が設けられた不織布を、該金属被覆層
が設けられた面と前記バッキング層とが接するように重
ね合わせたのち、前記フロアパネルの形状に合わせて成
形と同時に融着することを特徴とする。
〔作   用〕
第1の発明の自動車用のフロアカーペットでは、フロア
カーペットの剛性を必要とする部位に相当する部位に金
属被覆層を有する不織布が、金属被覆層を有する面とバ
ッキング層とが接するように、バッキング層に積層され
ているので、金属被覆層が補強材として働き、従来の有
機材料を主とする補強材を使用した場合に比べ、自動車
用のフロアカーペットの厚さが減少し、かつ剛性が向上
する。
第2の発明の自動車用のフロアカーペットの製造方法で
は、フロアカーペットの剛性を必要とする部位に相当す
る部位に金属被覆層が設けられた不織布を、金属被覆層
が設けられた面とバッキング層とが接するように重ね合
わせたのち、フロアパネルの形状に合わせて成形と同時
に融着するので、−工程で融着と成形を行うことができ
る。
〔実 施 例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明の一実施例の自動車用フロアカーペット
の断面図であり、第2図のA−A線での断面に相当する
この自動車用フロアカーペット10は、凹凸部の多い形
状のフロアパネル(不図示)上に敷設されるため、第2
図に示されるように複雑な形状をしている。
表皮繊維層1は、自動車用フロアカーペット100表面
(フロアパネル上に敷設したとき車室内に向く面)とな
る部分であって、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイ
ロンなどの繊維からニードルパンチ法あるいはタフティ
ング法により形成される。表皮繊維層1の裏面に積層さ
れたバッキング層2は、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂あるいはこれらにフ
ィラーを含有させたものからなる。表皮繊維層1とバッ
キング層2との積層は、バッキング層2を軟化・溶融さ
せての融着など、公知の方法によって行われる。
バッキング層2の裏面(表皮wAl/Ii層1が設けら
れていない方の面)には、金属被覆層3を有する不織布
4が、金属被覆層3を有する面とバッキング層2とが接
するように積層されている。不織布4には、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ナイロン、綿などの一般的な繊維
材料を使用することができるが、薄手のスパンボンド不
織布を用いることが好ましい。金属被覆層3は、自動車
用フロアカーペットとして剛性を要求される部分、例え
ばフロアトンネルの立壁に対応する部分の不純布4の表
面上に設けられ、不純布4を被覆し、バッキング層2と
接している。金属被覆層3は、アルミニウム、銅あるい
はこれらの合金からなり、金属箔の溶着や接着剤による
接着、メツキ、溶射などの方法により不純布4の表面上
に設けられる。金属被覆層3の厚さとしては、0.05
mm以上1.0mm以下程度が好ましい。
次に、自動車用のフロアカーペット10の製造方法につ
いて第3図により説明する。
所定の大きさに裁断された平面状の不純布4の表面には
、必要な部位に予め金属被覆層3が設けられている。一
方、表皮繊維層1とバッキング層2は予め積層され、所
定の大きさの平面状の積層体となっている。
ここで、赤外線ヒータなどの加熱手段によりバッキング
層2を加熱して軟化・溶融させ、バッキング層2の裏面
と不織布4の金属被覆層3を有する面とを融着させる。
このとき、金属被覆層3の表面も当然にバッキング層2
の裏面に融着されることになる。フロアパネルの形状に
対応する成形用の型内で上記の融着工程を行うことによ
り、自動車用フロアカーペット10としての成形と同時
に、バッキング層2と不純布4との融着が行われること
になる。
次に、本実施例の自動車用フロアカーペットについて行
った実験結果について説明する。
実験例1 不織布4としてポリエステル製のスパンボンド不織布(
単位面積当りの重量40g/m2)を用い、金属被覆層
3として厚さ0.05mmのアルミニウムを用いた自動
車用フロアカーペットについて剛性、厚さ、成形性、形
状保持性、総合の5項目について評価を行った。剛性は
金属被覆層3を設けた部分について十分な剛性を有して
いるかどうかで評価し、厚さは薄い方がよいものとして
評価した。成形性は、フロアパネルの形状に合わせて成
形するときに、正確かつ容易に成形が行えるかどうかで
評価し・、形状保持性は経時変化によって変形してフロ
アパネルからの浮きが生じやすいかどうかを評価した。
総合評価は、以上の4項目の評価を総合し、フロアパネ
ルへの整合性という観点で行った。評価結果を表1に示
す。評価4段階評価で行い、◎は「優れるJ、Oは「十
分である」、△は「不十分である」、×は「不適当であ
る」にそれぞれ該当する。
実験例2〜10 実験例1において、金属被覆層3をアルミニウムまたは
銅製とし、これらの厚さを変化させたものについて、実
験例1と同様に評価を行フだ。それらの結果を表1に示
す。なあ表中、補強材の欄は金属被覆層3の構成を示す
比較例1 不純布4の上に何らの金属被覆層を設けないものについ
て、実験例1と同様の評価を行った。その結果を表1に
示す。
比較例2 金属被覆層3の代わりに補強用の高密度フエルト(密度
0.23g/cm3.厚さ3mm)を設けたものについ
て、実験例1と同様の評価を行った。これは、補強材と
して主として有機材料を用いている従来の自動車用フロ
アカーペットに相当する。評価結果を表1に示す。
以上の結果から明らかなように、金属被覆層3の厚さが
0.05〜1.0mmの範囲内にあれば、本実施例の自
動車用フロアカーペットでは、剛性、厚さ、成形性、形
状保持性、総合の全ての項目において良好な評価結果が
得られた。金属被覆層3の厚さが0.05mm未満では
金属被覆層を設けた実質的意味が失われて剛性、形状保
持性とも「不十分」となり、金属被覆層3の厚さが1.
0mmを越えると剛性が大きくなりすぎて成形性が低下
し「不十分」となった。
一方、比較例2で代表される従来の自動車用フロアカー
ペットでは、「厚さ」で不適となりその他の項目におい
て「不十分」という評価結果であり、補強材を設けない
比較例1では、形状保持性ならびに総合で「不適」の評
価となった。これらのことより、本発明の自動軍用フロ
アカーペットでは、厚さを増大させずに剛性を増加でき
、フロアパネルへの整合性が良くなることが明らかであ
り、特に金属被覆層3の厚さが0.05mm〜1.0m
mの範囲であれば良好な性能を示すことが明らかになっ
た。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明の自動車用のフロアカーペッ
トは、金属被覆層を有する不織布がバッキング層の裏面
に積層されていることにより、金属被覆層が補強材とし
て働くので、従来の自動車用のフロアカーペットに比べ
、厚さが減少しかつ剛性が向上し、形状が変化しにくく
、フロアパネルへの整合性か良くなるという効果がある
また、本発明の自動車用のフロアカーペットの製造方法
は、金属被覆層か設けられた不織布を、金属被覆層が設
けられた面とバッキング層とか接するように重ね合わせ
たのち、フロアパネルの形状に合わせて成形と同時に融
着することにより、−工程で成形と融着が同時に行え、
工程数の増加を伴わずに剛性の高い自動車用のフロアカ
ーペットを製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の自動車用フロアカーペット
の断面図、第2図は本実施例の自動車用フロアカーペッ
トの形状を示す斜視図、第3図は本発明の自動車用フロ
アカーペットの製造方法の説明図、第4図は従来の自動
車用のフロアカーペットの断面図である。 1・・・表皮繊維層、   2・・・バッキング層、3
・・・金属被覆層、   4・・・不織布、10・・・
フロアカーペット。 特許出願人  株式会社林技術研究所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表皮繊維層と該表皮繊維層の裏面に積層され樹脂か
    らなるバッキング層とを有する自動車用のフロアカーペ
    ットにおいて、 少なくともフロアカーペットの剛性を必要とする部位に
    相当する部位に金属被覆層を有する不織布が、該金属被
    覆層を有する面と前記バッキング層とが接するように積
    層されていることを特徴とする自動車用のフロアカーペ
    ット。 2、表皮繊維層と該表皮繊維層の裏面に積層され樹脂か
    らなるバッキング層とを有し、自動車のフロアパネルに
    敷設される自動車用のフロアカーペットの製造方法にお
    いて、 前記バッキング層を加熱して軟化・溶融させ、少なくと
    もフロアカーペットの剛性を必要とする部位に相当する
    部位に金属被覆層が設けられた不織布を、該金属被覆層
    が設けられた面と前記バッキング層とが接するように重
    ね合わせたのち、前記フロアパネルの形状に合わせて成
    形と同時に融着することを特徴とする自動車用のフロア
    カーペットの製造方法。
JP28346690A 1990-10-23 1990-10-23 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法 Pending JPH04159143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28346690A JPH04159143A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28346690A JPH04159143A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04159143A true JPH04159143A (ja) 1992-06-02

Family

ID=17665912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28346690A Pending JPH04159143A (ja) 1990-10-23 1990-10-23 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04159143A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153185A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toyota Motor Corp 車両用フロア構造
CN109679233A (zh) * 2018-12-27 2019-04-26 常州市福欧车辆配件有限公司 轿车环保塑料复合地板及其制备工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153185A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Toyota Motor Corp 車両用フロア構造
CN109679233A (zh) * 2018-12-27 2019-04-26 常州市福欧车辆配件有限公司 轿车环保塑料复合地板及其制备工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5514458A (en) Large-size panel of thermoplastic synthetic resin for automotive vehicle interior, and process for the production thereof
JPH0732384A (ja) 総合ボルスタを有するドアパネルの製造方法
US4432822A (en) Method of manufacturing upholstery panels
US4445954A (en) Method of manufacturing molded upholstery panels
US20210023815A1 (en) Nonwoven laminate
KR20150034672A (ko) 보강 리브를 구비하는 프레스 성형품 및 그 제조 방법
US6547905B1 (en) Fabric covered support
KR0131260B1 (ko) 쿠션 내장재용 부직포 중첩물 및 그 제조방법
JPH04159143A (ja) 自動車用のフロアカーペットおよびその製造方法
JP2764716B2 (ja) 車両用遮音材の製造方法
JPH0618722B2 (ja) 積層内装材の製造方法
JP3503829B2 (ja) 自動車用敷設内装材
JP2721820B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂積層体
JP2014046619A (ja) 車両用表皮材
EP4353470A1 (en) Nonwoven laminate
JPH0224346Y2 (ja)
JPH1058572A (ja) 積層成形体
JP3009029B2 (ja) 車両用内装材及びその製造方法
JPH06320559A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2863441B2 (ja) シートカバーの製造方法
JPH05246274A (ja) カーペット
WO2013125498A1 (ja) 車両用内装材
JPH0747557A (ja) 自動車フロアカーペットの製造方法
JPS5853541A (ja) 自動車用内装材
JPH05179546A (ja) 成形天井基材