JPH04159106A - 航空機用ラジアルタイヤ - Google Patents
航空機用ラジアルタイヤInfo
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- JPH04159106A JPH04159106A JP2284412A JP28441290A JPH04159106A JP H04159106 A JPH04159106 A JP H04159106A JP 2284412 A JP2284412 A JP 2284412A JP 28441290 A JP28441290 A JP 28441290A JP H04159106 A JPH04159106 A JP H04159106A
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
イヤのビード部耐久性の改善を目指した開発研究の成果
を提案しようとするものである。
路上における運行に供される空気入りタイヤにもラジア
ル構造カーカスが普及しつつあるが、とくに後者での使
用条件がか酷であって、しばしば、タイヤ車輪のリムか
ら受ける力が直接最外層プライに伝って、ラジアル方向
における剛性の高いプライとゴムとの界面での破壊が多
発しがちなので、その対策として従来から、緩衝層とし
て働く、いわゆるチェーファが、リムと接触するタイヤ
のビード部分にて、プライ外側に配置されるを例とする
。
外層プライとゴム界面での破壊は防止され得たのである
が、その反面でリム組姿勢において、リムフランジ側に
位置するチェーファ端にて、そのセパレーションの発生
傾向が強まったのであリ、この点についての有効かつ適
切な解決策を与えることが、この発明の目的である。
をなし、各ビードコアのまわりに内から外へ巻上げプラ
イと、この巻上げプライに重なって同じく外から内へ巻
付けた巻込みプライとによるアップダウン構造ラジアル
配列よりカーカスを有し、巻込みプライにビードチェー
ファを添えてビード部を補強した空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、ビードチェーファが、リム組み姿勢におけ
る上記タイヤのリムフランジとビードコアとの間の最短
距離を通る直線に対し、よりリム寄りに位置する一端か
ら巻込みプライに沿う配列に成ることを特徴とする、航
空機ラジアルタイヤである。
の断面とその右半を省略した(左右対称のため。)左半
だけについて示し、図中1はビードコア、2はラジアル
配列をなすカーカスプライで2aは巻上げプライ、また
2bは巻込みプライ、そして3がチェーファである。
ていない他方のビードコアまでの間つまり、一対のビー
ドコア間にまたがってトロイド状をなし、巻上げプライ
2aは、各ビードコア1のまわりに内から外へ巻返し、
図示例では5枚のうち3枚は、ビード部内に止め、また
残り2枚はタイヤの最大幅位置の方へのばして、それぞ
れ数mm、10数mmのステップを付して端止めし、巻
込みプライ2bは、反対に各ビードコア1のまわりに外
から内に巻付け、図示例で2枚ともビードコア1の直下
を越えてのびたところで数mmのステップを付して端止
めする。
込みプライ2bの外側を包み込むように配置するが、と
くにこの発明では、上記タイヤのリム組姿勢においてリ
ムフランジ4とビードコア1との間の最短距離を通る直
線5に対してよりリム寄り、図の下側に位置する一端3
aから巻込みプライ2bに沿う配列とし、図示例のよう
に、巻込みプライ2bにおける端止めステップの中間に
他端3bを位置させることがよりのぞましい。
カスプライ2の巻返しにより包囲される配置となるゴム
ステイフナであり、7はビード部ゴム外皮で、ゴムスト
ック7aとゴムチェーファ7bとより成り、また8はサ
イド部ゴム外皮、9はインナライナを示し、さらに10
はトレッドゴム、11はトレンド補強用ベルトである。
タイヤはリムに組んで内圧を充てんした状態で、カーカ
スプライ2に第2図に矢印Tをもって示した上向きの張
力が働き、これにより変位する。
込みプライ2bと一体化されたゴムは、リムフランジ4
とビードコア1間の最短距離を通る直線5よりも半径方
向外方の領域αにて巻込みプライ2bとともに矢印Tに
示す向きの変位に矢印T′のように追従するが、直線5
よりも半径方向内方の領域βでは、ビードコア1による
強い拘束を受けてむしろ矢印Tと反対の向きの矢印−T
′で示すような変位を生じる傾向がある。
ば、領域βでの正反対の変位により折返しプライ2bと
これに接するゴムとの間にセパレーションを生じがちで
ある。
するゴムの変位の影響は受けてもゴムに比べてはるかに
高い剛性をもつため、局部的に大きく変位することはな
く、従って上記のようなセパレーションの発生は阻止さ
れ得る。
αに位置すると、これが領域βにて生じる矢印Tと反対
向きの力によって引張られて変位するので、ここで領域
αにおけるゴムの変位と向きが相反するため、大きな応
力集中によるセパレーションが発生することとなる。
りも図の下方のβ領域に位置する配置にあっては、まわ
りのゴムに従って図の下方に向って変位するのみで、何
らセパレーションに発展する心配がないわけである。
x17 R20で示される航空機用ラジアルタイヤにつ
き、カーカスプライ2としして、ナイロンコード(18
90d/3)を35本150nvの打込み密度で配列し
たゴム引きシートを該コードのタイヤ赤道面に対する交
角88°の交互交差配列で用い、巻上げプライ2aは5
枚としてビードコア1のわまわりを内から外へ巻返し、
そのうち3枚はビードコア1の直上のゴムステイフナ6
の外側に沿わせて内側程低い7mmのステップを付し、
残り2枚はタイヤの最大幅位置には達しないがゴムステ
イフナ6の頂部をはるかに越える巻返し端にて内側程高
い15mmのステップを付した積層とし、一方巻込みプ
ライ2bは2枚とも巻上げプライ2aの巻返し域を包み
こんでビードコア1の外から内へその直下を越えて巻付
け、それぞれの巻付は端は内側でより長い11mmのス
テップを付して積層した。
0d/2)を33本150mmの打込み密度で配列した
ゴム引きシートの1枚をコードの向きをラジアル配列と
して巻込みプライ2bの巻付は域の外側に沿わせて配置
した。
ヤのリムへの装着姿勢でリムフランジ4とビードコア1
との最短距離を通る直線5に対しビード寄りに5111
Inを距でる一端3aから、巻込みプライ2bの段差の
中間に位置する他端3bまでわたる配置としたものと、
比較のため、上記直線5から反対に上方へ一端3aが5
IIImだけはみ出す点のみが上側と異なる配置とした
ものとを、他の構成を同じくして試作した。
kg/Cm”にて、毎時40マイルの速度で8分間走行
と37分間の停止とを1サイクルとして50サイクルに
わたって繰返すドラム耐久性テストを行ったところ、比
較タイヤではチェーファ3の一端3aにて2〜3ml1
1のセパレーションが発生したのに反し、この発明に従
う供試タイヤは、何ら異常は発生しなかった。
従来多発傾向が著しがったセパレーション故障を有利に
防止して、その耐久性向上が実現される。
イ2a・・・巻上げプライ 2b・・・巻込みプ
ライ3・・・ビードチェーファ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一対のビードコア間にまたがってトロイド状をなし
、各ビードコアのまわりに内から外へ巻き返した巻上げ
プライと、この巻上げプライに重なって同じく外から内
へ巻付けた巻込みプライとによるアップダウン構造ラジ
アル配列カーカス有し、巻込みプライにビードチェーフ
ァを添えてビード部を補強した空気入りラジアルタイヤ
において、 ビードチェーファがリム組み姿勢における上記タイヤの
リムフランジとビードコアとの間の最短距離を通る直線
に対し、よりリム寄りに位置する一端から巻込みプライ
に沿う配列に成ることを特徴とする、航空機用ラジアル
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2284412A JP2948299B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2284412A JP2948299B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04159106A true JPH04159106A (ja) | 1992-06-02 |
JP2948299B2 JP2948299B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17678231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2284412A Expired - Lifetime JP2948299B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948299B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115335240A (zh) * | 2020-05-27 | 2022-11-11 | 株式会社普利司通 | 航空器用充气子午线轮胎 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2284412A patent/JP2948299B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115335240A (zh) * | 2020-05-27 | 2022-11-11 | 株式会社普利司通 | 航空器用充气子午线轮胎 |
CN115335240B (zh) * | 2020-05-27 | 2024-04-30 | 株式会社普利司通 | 航空器用充气子午线轮胎 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2948299B2 (ja) | 1999-09-13 |
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