JPH0415797A - 2線式計測回路 - Google Patents

2線式計測回路

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JPH0415797A
JPH0415797A JP11663490A JP11663490A JPH0415797A JP H0415797 A JPH0415797 A JP H0415797A JP 11663490 A JP11663490 A JP 11663490A JP 11663490 A JP11663490 A JP 11663490A JP H0415797 A JPH0415797 A JP H0415797A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2線式計測回路に関し、特にセンサとマイクロ
コンピュータを内蔵することによりいわゆるインテリジ
ェント伝送器として構成され、工業的用途に用いられる
2線式計測回路に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のインテリジェント伝送器の例としては特開昭59
−114930号公報に開示されるものがある。この文
献に開示される従来回路によれば、センサから送られて
くる複数のアナログ入力信号をマルチプレクサで選択し
、選択した入力信号を可変利得増幅器で所定のレベルま
で増幅し、その後アナログ信号をディジタル信号に変換
するために、自走三角波と前記可変利得増幅器の出力と
の大小を比較して得られるパルスの幅を時間計測してデ
ィジタル値に変換するように構成される。このディジタ
ル値を、内蔵されたマイクロコンピュータで補正演算し
て正規化する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来の計測回路では、パルス幅の計測をを行うに
当り三角波の電圧レベルと入力信号の電圧レベルとを比
較することによって行っているため、計測回路に内蔵し
ているディジタル回路部等から発生する雑音の影響を受
けやすく、A/D変換を精度良く行うことができないと
いう問題があった。また、センサからの信号に雑音が含
まれると雑音の瞬時波高値に比例してA/D変換値が瞬
時的に変動する。特に2線式計測回路では、各回路ユニ
ットが微小電力で動作している関係上、雑音を抑制して
測定精度の向上を図ることが、実装上の限界及び入手可
能なデバイスの限界により制限されるという問題があっ
た。
本発明の第1の目的は、雑音に強い計測回路系を有し、
高い計測精度を達成することのできる2線式計測回路を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、良く知られた積分形A/D変換
回路を利用し最適なバイアス方法によって構成される2
線式計測回路を提供することにある。
本発明の第3の目的は、本来的に使用できる能動デバイ
スが著しく制限される2線式計測回路であるにも拘らず
、デバイスに対する性能要求を軽減することができる2
線式計測回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る第1の2線式計測回路は、それぞれ種々の
物理量を計測する少なくとも2個以上のセンサと、これ
らのセンサを能動状態に保持する励起回路と、制御信号
に基づき複数の前記センサの出力信号のいずれかを選択
的に入力するスイッチ回路と、制御信号により利得を変
化可能に構成された差動増幅器と、この差動増幅器の出
力を所要のレベルにシフトする加算増幅器と、この加算
増幅器の出力電圧(Va)と基準電源による基準電圧(
VC)のうちいずれか一方に切換えて接続する積分器と
、この積分器の後段に配置された電圧比較器とを備え、
前記電圧比較器で設定された基準電圧(VR’)と、前
記加算増幅器で加算される電圧(V1)と、センサの出
力信号のうち同相分の電圧(VC)がそれぞれ異なる値
となるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る第2の2線式計測回路は、前記第1の構成
において、前記電圧比較器で設定された基準電圧■、と
、前記加算増幅器で加算される電圧を■1と、基準電圧
■3の関係か、V 1. > VR>VC又はVl<V
R<VCとなるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る第3の2線式計測回路は、前記第1又は第
2の構成において、前記電圧比較器で設定された基準電
圧■8、前記加算増幅器で加算される電圧■1、基準電
圧■3は、それぞれ、同一の基準電圧に基づいて得られ
る電圧であることを特徴とする。
本発明に係る第4の2線式計測回路は、前記第1の構成
において、前記電圧比較器のパルス幅を時間計測し、得
られた時系列ディジタル値に基づき内蔵マイクロコンピ
ュータで補正演算を行うように構成されたことを特徴と
する。
本発明に係る第5の2線式計測回路は、前記第1の構成
において、前記センサは、計測対象の物理に依存してイ
ンピーダンスが変化するように構成されたことを特徴と
する。
本発明に係る第6の2線式計測回路は、前記第1の構成
において、前記加算増幅器の電源端子と電源との間に抵
抗を直列に接続し、且つ前記加算用増幅器の電源端子と
前記電源の他の端子との間にバイパス用コンデンサを接
続したことを特徴とする。
〔作用〕
本発明による2線式計測回路では、信号電圧の一定時間
積分値と一定電圧の積分値とが等しくなるまでの時間を
計測し、これによりディジタル値を求める2重積分形A
/D変換器を利用しており、高精度化と耐雑音性を向上
させると共に、所要のバイアス関係を有する加算増幅器
(前処理増幅回路部)を、可変利得増幅器と積分形A/
D変換器との間に設けることによって2線式計測回路へ
の積分形A/D変換器の適用を可能にしている。
また本発明による2線式計測回路では、回路各部の参照
電圧や励起電圧等を、単一の基準電圧に基づきこれを分
圧又は増幅することにより発生させ、2線式計測回路の
実現を可能にする。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係る2線式計測回路の一実施例を示す
ブロック図、第2図は第1図に示した回路の要部を詳細
に示した回路図である。なお第1図中、実線は電力の流
れ、白抜き矢印はアナログ信号の流れ、ハツチングの矢
印はディジタル信号の流れを示す。
先ず第1図を参照して全体構成を説明する。第1図にお
いて1は2線式計測回路、2は受信装置である。2線式
計測回路1と受信装置は2は、2線によって形成された
伝送路3によって接続される。受信装置2は受信回路4
、受信抵抗(Rs)5、DC電源(Vs)6で構成され
る。受信抵抗5とDC電源6と2線式計測回路は直列的
に接続され、受信回路4は受信抵抗5の端子電圧を入力
するように接続されている。、伝送路3を流れる伝送信
号の電流値Isとしては一般に4〜20mAの直流定電
流であり、またVsは通常24Vが使用される。この結
果、2線式計測回路1は、印加電圧が10V前後、電流
が4mA以下の小電力で動作するように設計されている
。このように2線式計測回路では低消費電力化を満たす
ように作られる。また2線式計測回路1は、内部に設け
られた複数のセンサのそれぞれの感知動作に応答して動
作する2端子定電流源として構成され、受信回路4は、
2線式計測回路1から出力された伝送電流Isに基づき
発生する受信抵抗5の端子間電圧を取り込み、これを計
測することにより前記センサで検出された被測定量を得
る。
なお伝送路3には、外部のその他のコミュニケータ7が
接続される。
2線式計測回路1では複数の、例えば3個のセンサ8,
9.10を有し、これらのセンサ8,9゜10は励起回
路11によって検知可能状態に励起されている。12は
定電圧回路であり、定電圧回路12は伝送路3によって
伝送されてくる電圧を所定の定電圧に変換する。定電圧
回路12の出力電圧によって2線式計測回路1の回路各
部に安定な電圧が供給されるが、第1図中では励起回路
11への供給線のみ示している。13はマルチプレクサ
であり、センサ8,9.10からの出力信号を制御信号
に基づいてスイッチを適宜に切換え、選択して取り込む
。14は可変利得増幅器であり、制御信号によってその
利得が所要の値に調整される。可変利得増幅器14はマ
ルチプレクサ13て選択されたセンサ出力信号を増幅し
、次段の2重積分型のA/D変換器15に送給する。A
/D変換器15は所定のレベルに増幅されたセンサ検出
信号をディジタル値に変換する。可変利得増幅器14と
A/D変換器15の回路構成及び作用については第2図
を参照して後で詳述する。
16は信号演算・制御処理機能を有したCPU(マイク
ロコンピュータ)であり、17はCPU16に付設され
たメモリである。18はCPUl6で演算・補正された
結果を再びアナログ信号に変換するD/A変換器であり
、D/A変換器18の出力は電圧・電流変換器19で対
応した電流に変換される。2線式計測回路1のその他の
回路構成としては、前述した外部のコミュニケータ7と
相互通信を行うためのディジタル送受信回路20が付加
されている。また上記CPU16は、マルチプレクサ1
3と可変利得増幅器14とA/D変換器15に対してそ
れらの回路条件を設定するための前述した各制御信号を
与える。
上記構成を有する2線式計測回路1において、CPUI
 6は、メモリ17に格納された作動プログラムと制御
データによって各センサ8〜10の出力信号、その他の
信号、例えば励起電圧や可変利得増幅器14の入力短絡
状態信号を走査して計測データを取り込む。マルチプレ
クサ13で選択されたアナログのセンサ検出信号は、C
PU16の制御の下に適切な利得に設定された可変利得
増幅器14で所要のレベルまで増幅された後、A/D変
換器15でディジタル値に変換される。
上記の如(2線式計測回路1は、アナログ回路部分とデ
ィジタル回路部分から構成されるが、特にアナログ回路
部分の回路構成が計測限界を決定する。すなわちアナロ
グ回路部分が単電源で動作できると共に、ディジタル回
路部分とうまくインタフェースできることが、2線式計
測回路1を作る上で重要なポイントとなる。
次に、2線式計測回路1におけるアナログ回路部分の詳
細な回路構成を第2図に基づいて説明する。
第2図において8〜]−〇はセンサ、]1は励起回路、
12は定電圧回路、13はマルチプレクサ、14は可変
利得増幅器、15はA/D変換器である。センサ8〜1
0はそれぞれ例えば2個又は4個の抵抗によって構成さ
れ、励起回路11の出力電圧■、が印加される。センサ
8〜10の検出出力は、計測対象である各物理量に依存
して変化するインピーダンスに対応して発生する。セン
サ8〜10の出力はマルチプレクサ13に入力される。
定電圧回路12は抵抗31とツェナーダイオードZDの
直列回路によって構成され、ツェナーダイオードZDの
端子電圧として定電圧VRが取り出される。励起回路1
1は演算増幅器A7を用いて非反転増幅回路として構成
され、定電圧VRを所定レベルまで増幅し、電圧VEを
発生する。可変利得増幅器14は演算増幅器Al、A2
と梯子形に接続された複数の抵抗からなる抵抗群32と
複数のスイッチ素子33とによって構成される。第2図
中可変利得増幅器14の出力部においてセンサ出力電圧
の同相分をVCとして示している。A/D変換器]5は
前処理増幅回路15Aと2重積分形A/D変換器15B
によって構成される。前処理増幅回路15Aは演算増幅
器A3と抵抗R1〜R4で構成され、2重積分形A/D
変換器15Bは増幅器A4〜A6と抵抗R5〜R7とス
イッチSW1〜SW3と積分コンデンサCによって構成
される。2重積分形A/D変換器15Aは原理的に既に
公知なものであり、その作動は例えば特開昭42−25
090号公報に開示される。なお第2図において2重積
分形A/D変換器の制御ロジック部の構成は省略されて
いる。
以上の構成を有するアナログ回路部分は、2線式計測回
路1を動作させるために、後述する如く単電源で動作す
るように回路設計されている。更に2線式計測回路1で
は、小電力で動作するアナログ回路部分とCPLIを含
むディジタル回路部分とが共存するように構成されてい
るので、電源系を介してディジタル回路部分からアナロ
グ回路部分にパルス状雑音が混入することは避けられな
い。
かかるパルス状雑音の混入の問題を、本実施例では後述
するように積分形A/D変換器を採用して回路設計する
ことにより解決している。
次に、積分器の動作を説明する。第1のフェーズではス
イッチSWI及びSW2か共にオフ、スイッチSW3が
オンであり、積分コンデンサCは完全に放電されている
。第2のフェーズではスイッチSW1がオン、スイッチ
SW3及びSW2がオフであり、スイッチSW1がオン
になると同時に図示しないカウンタで基準クロックの計
数を開始する。この場合、積分用演算増幅器A4の出力
電圧V。は次式によって与えられる。
Ns τ となる。
次に次段の電圧比較器A5で、積分用演算増幅器A4の
出力電圧■。と基準電圧VRとの関係において、Vo=
VRとなる瞬間を検出し、前記のカウンタにおける計数
をNoて停止させるものとすれば、次の関係式が成立す
る。
間をτとすると、 となる。
第3のフェーズでは、計数値が一定値NSに達した時に
、スイッチSWIをオフ、スイッチSW2をオンにして
積分用演算増幅器A4の入力を基準電源によって与えら
れる基準電圧■3に切換え、更に前記カウンタで新たに
計数を開始する。t′後の積分用演算増幅器A4の出力
は、 積分形A/D変換器15Bに入力されたアナログ電圧■
4がディジタル量N。に変換されたことになる。
前記の如く2重積分形A/D変換器15Bの変換プロセ
スに従えば、入力電圧■9又は基準電圧■1は積分処理
を受けるので、当該入力電圧及び基準電圧にパルス性の
雑音が混入しても、雑音の存在時間が積分時間N5τに
比較して短い時間であれば、出力の値に大きな影響は与
えず、雑音に起因する誤差はほとんど生じない。また積
分形A/D変換器では、変換時間が長くなるが、その間
において入力信号をアナログ的に平均化していることに
なるので、1回のA/D変換で十分なSZN比を確保す
ることができる。
以上の動作を、他の方式のA/D変換器(例えばR−2
R抵抗ラダーを用いた逐次比較方式、特開昭59−11
4930号公報に開示される方式等)を用いた場合と比
較すると、これらの方式のA/D変換器では、ディジタ
ル値を定めるタイミングを、入力電圧の瞬時値と所要の
基準値とを比較することにより決定している。従ってデ
ィジタル回路部分に由来するパルス状雑音が混入する可
能性を考慮すると、可変利得増幅器14の応答帯域を制
限したり、繰り返し計測を行ってディジタル的に平均値
を求めるという回路構成が要求される。このため、CP
U16ては、低電力動作に起因して処理能力が低減化さ
れているにも拘らず、頻繁にデータ取込み処理が要求さ
れ、本来の仕事である補正演算処理等を行う時間が制約
を受けるという不具合が発生する。更に、可変利得増幅
器14の帯域を制限するために、センサ8〜10からの
出力信号をマルチプレクサ13で切換えるごとに、可変
利得増幅器14の動作か安定するまでの間A/D変換動
作を開始てきないという不具合が発生する。従って上記
の不具合によって、積分形量外の他の方式のA/D変換
器を使用する場合には、実際上、2線式計測回路を実現
することは不可能である。
2線式計測回路では、回路か正常に動作するためには回
路各部のすべての電圧信号が、基準となる電位(接地電
位)に対して同極性になることが要求される。第2図の
回路において単電源動作を行うための回路条件は、回路
中の各部の電圧V1とVRと■3との大小関係に関して
、 Vl >VR>V3又はV l < V p < V 
3となることてあり、本実施例の回路ではこの条件を満
たすように設計されている。
センサ8〜10の出力信号では接地電位に対する同相電
圧が必ずしも等しくない。第2図の回路では、センサ8
〜10のいずれのセンサを選択しても同相電圧が励起回
路11の出力電圧■、の約1/2になるように設定され
ている。また可変利得増幅器14における演算増幅器A
l、A2は差動入力及び差動出力の増幅器である。従っ
て、可変利得増幅器14では各センサの出力電圧中の同
相電圧成分は増幅されず、差動電圧成分のみが増幅され
る。このようにして、センサ出力の同相成分の影響を実
用上無視できる値まで相殺するように回路を構成する。
可変利得増幅器14で増幅されたセンサ出力の差動電圧
成分は、次段のレベルシフト加算増幅を行う前処理増幅
回路1.5 Aで所定の1ノベルまで増幅され、2重積
分形A/D変換器15Bのステージに供給される。単電
源動作を必要とする2線式計測回路では、前処理増幅回
路15Aにおいて同相成分相殺条件を満たすようにR1
/R2=R3/R4の関係が成立している。
2重積分形A/D変換器15Bでは、前述した通り、加
算増幅器A3の出力■6を所定時間積分した後、接地電
位又は一定電位で逆方向に積分し、A/D変換器15B
の当該積分器の出力電圧か、基準電圧■8と一致するま
での時間をカウンタて計測し、センサ出力に対応するデ
ィジタル値を得るようにしている。また上記積分器にお
いて積分時間を抵抗R7に関して不感状態とするには、
積分器すなわち積分用演算増幅器A4の正入力端子の電
位は、電圧比較器A5の基準電位■3と一致させる必要
がある。
以上のように2重積分形A/D変換器15Bの積分器で
デュアルスロープの積分動作を正常に行わせるには、加
算増幅用の演算増幅器A3の出力■9が、計測対象のセ
ンサの出力信号の大小及び極性に依存せず、常に■9≧
■、又はVA≦■2であることが必要である。すなわち
、計測中において■6とVRの大小関係が反対になるこ
とは禁じられる。
2線式計測回路1において前述した条件か満足される時
、センサ回路を含む回路全体を単一電圧と接地電位との
間で動作させることができ、単電源動作が可能となる。
ここで具体的な数値例を述べるとVC,=6.2VRV
1=3.65VRVR−2,IVRV3=OVRR1=
R3=68にΩ、R2=R4=92にΩ、R7=420
にΩである。
次に2線式計測回路1は、伝送信号Isが最小で4mA
であるため、全回路が4mA以下の消費電力で動作する
必要がある。このため、回路各部はできるだけ小さい電
流で動作させることになる。
動作電流が小さいと、第2図に示されたアナログ回路部
分は電源を経由してディジタル回路部分からの雑音を受
けやすくなる。そこで本実施例では、加算増幅用演算増
幅器A3の電源端子と電源V ccとの間に抵抗34を
挿入し、これにコンデンサ35によるバイパス路を形成
することで対策を施している。演算増幅器A3の消費電
流を100μAとすれば、数にΩの抵抗を挿入すること
ができ、バイパスコンデンサを1μFとすれば、フィル
タ効果は100Hz程度以上で期待することができる。
回路は低電力化のため帯域が狭くなっており、このため
電源フィルタは低域でも効果的な定数にする必要がある
。従来の如くコンデンサのみ或いはLCフィルタで同じ
効果を得るためには、極めて大きな素子定数となり、実
用性が低い。
また前述した通り、本実施例の回路では定電圧ダイオー
ドZDによって一定の単一基準電圧を発生するように構
成している。そしてこの単一の基準電圧に基づいて、非
反転演算増幅器A6.A7を用いて必要とされる所定電
圧を得るように構成している。
本実施例の2線式計測回路において、センサ8〜10は
計測対象の物理量に依存してインピーダンスが変化する
形式のものである。このような場合、センサの出力ΔV
sは■5、すなわち■1に比例し、ΔVs=kV*とな
る。センサ出力は前圧源の回路は高性能なものである必
要はなく、低コストの素子を使用することができる。
可変利得増幅器14は第2図に示すように梯子形抵抗回
路を用いて帰還部を設けている。かかる回路構成によれ
ば、狭い抵抗比で大きな利得可変幅を得ることができる
。第3図において可変利得増幅器14の詳細な回路構成
を示す。この回路によれば、梯子状に接続された抵抗r
1〜r12を備え、これの抵抗r1〜r12をすべて同
一の抵抗とすれば、可変利得増幅器14の利得は3. 
41〜575倍まで変化させることができる。定数を適
当に選択すれば、任意の等比級数で各ステップごとに利
得を選択することが可能となる。仮に抵抗r8とr9と
rloが存在しない構成では、必要な抵抗の最大値と最
小値の比は数十倍に達する。第3図の構成によれば、極
めて小さい抵抗比の抵抗のみで可変利得増幅器14を構
成することができる。モノリシックICやハイブリッド
ICでは、高精度の抵抗比と温度係数比を得るには数倍
以下の抵抗比であることが望まれている。従って、第3
図の構成が性能向上に寄与することは明らかである。
なおセンサ8〜10の出力信号の代わりに、マルチプレ
クサ13の入力端子の短絡状態、一定電圧源を測定すれ
ば、可変利得増幅器14の感度やオフセットの影響を自
動補正することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明によれば、測定精度
及び耐雑音性が高い積分形A/D変換器を用いて2線式
計測回路を構成することができ、複数の各種センサを用
いた外乱の影響を低減することのできるアナログ/ディ
ジタル混合回路を構成することができるので、2線式計
測回路の低コスト化及び高性能化を容易に達成すること
ができる。また本発明によれば、基準電圧源の共通化を
行うようにしたため、−層の高性能化及び低コスト化を
達成できる。更に加算用増幅器と電源との間に所定の抵
抗とバイパスコンデンサを設けるようにしたため、耐雑
音性が一層向」ユする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る2線式計測回路の全体構成を示す
ブロック図、第2図は2線式計測回路の要部の詳細な構
成を示した回路図、第3図は可変利得増幅器の詳細回路
図である。 〔符号の説明〕 1・・・・・・2線式計測回路 2・・・・・・受信装置 3・・・・・・伝送路 8.9.10・・・センサ 11・・・・・励起回路 12・・・・・定電圧回路 13・・・・Φマルチプレクサ 14・・・・・可変利得増幅器 15・・・・・A/D変換器 15A・・・・前段増幅回路 15B・・・・2重積分形A/D変換器16・・・・φ
CPU (マイクロコンピュータ)第3図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれ種々の物理量を計測する少なくとも2個
    以上のセンサと、これらのセンサを能動状態に保持する
    励起回路と、制御信号に基づき複数の前記センサの出力
    信号のいずれかを選択的に入力するスイッチ回路と、制
    御信号により利得を変化可能に構成された差動増幅器と
    、この差動増幅器の出力を所要のレベルにシフトする加
    算増幅器と、この加算増幅器の出力電圧(V_A)と基
    準電源による基準電圧(V3)のうちいずれか一方に切
    換えて接続される積分器と、この積分器の後段に配置さ
    れた電圧比較器とを備え、前記電圧比較器で設定された
    基準電圧(V_R)と、前記加算増幅器で加算される電
    圧(V1)と、センサの出力信号のうち同相分の電圧(
    V_C)がそれぞれ異なる値となるようにしたことを特
    徴とする2線式計測回路。
  2. (2)請求項1記載の2線式計測回路において、前記電
    圧比較器で設定された基準電圧V_Rと、前記加算増幅
    器で加算される電圧をV1と、前記基準電圧V3の関係
    が、V1>V_R>V3又はV1<V_R<V3となる
    ようにしたことを特徴とする2線式計測回路。
  3. (3)請求項1又は2記載の2線式計測回路において、
    前記電圧比較器で設定された基準電圧V_R、前記加算
    増幅器で加算される電圧V1、基準電圧V3は、それぞ
    れ、同一の基準電圧に基づいて得られる電圧であること
    を特徴とする2線式計測回路。
  4. (4)請求項1記載の2線式計測回路において、前記電
    圧比較器のパルス幅を時間計測し、得られた時系列ディ
    ジタル値に基づき内蔵マイクロコンピュータで補正演算
    を行うように構成されたことを特徴とする2線式計測回
    路。
  5. (5)請求項1記載の2線式計測回路において、前記セ
    ンサは、計測対象の物理量に依存してインピーダンスが
    変化するように構成されたことを特徴とする2線式計測
    回路。
  6. (6)請求項1記載の2線式計測回路において、前記加
    算増幅器の電源端子と電源との間に抵抗を直列に接続し
    、且つ前記加算用増幅器の電源端子と前記電源の他の端
    子との間にバイパス用コンデンサを接続したことを特徴
    とする2線式計測回路。
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