JPH04157872A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛　　［産業上の利用分野］ 本発明は、画像処理装置に関し、特に２値化された入力
画像に対して変倍処理を行う画像処理装置に関する。

〔従来技術］ 従来からファクシミリにおいては、画素密度変換処理と
して主に画像の縮小処理が行われているが、このための
手法として、原画像の数画素に対して１画素を捨てると
いう、単純ないわゆる「間引き法」が採られていること
は良く知られている。

この方法は、文字にあっては、その細線がかすれたり、
デイザ画像等ではモアレが生ずるといった問題がある。

このような問題に対処するために、例えば、論理和法、
投影法等の種々の画像変倍法が提案されている（例えば
、情報処理学会論文誌　Ｖｏｌ、　２６Ｎｏ、５　　Ｓ
ｅｐ、１９８５　　ｐｐ９２０−９２５を参照）。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記した方法においても、文字等の細線
に対する高解像性と、絵柄画像に対する高階調性、耐モ
アレ性の両方を同時に満足することは困難であった。

そこで、入力された画像を文字領域と絵柄領域とに分離
し、分離されたそれぞれの領域に対して異なる変倍方法
を適用する方法が提案されている（昭和６１年度電子通
信学会総合全国大会　５−１６４を参照）。しかし、こ
の方法では、入力画像として多値の階調画像を必要とす
るため、記憶装置に蓄えられたような大量の画像データ
に対して適用することは難しいという問題があった。

本発明の目的は、２値の入力画像を文字領域と絵柄領域
とに分離し、分離されたそれぞれの領域に対して異なる
変倍方法を適用する画像処理装置を提供することにある
。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明では、２値化された
画像信号に対して変倍処理を行う１Ｍ１ｉｆ／Ｒ処理装
置において、２値化された画像信号から文字領域と絵柄
領域を分離する手段と、文字領域用の第１の変倍手段と
、絵柄領域用の第２の変倍手段と、該分離手段の出力に
応答して、該第１、第２の変倍手段を切り換える手段と
を備えたことを特徴としている。

〔作　用〕

本発明によれば、変倍手段を切り換えて文字領域に対し
ては解像度を保存する変倍処理を施し、絵柄領域に対し
ては階調性を保存する変倍処理を施しているので、−画
像中に要求される解像度と階調性の両者が満足される。

（実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。

第１図は、本発明の画像処理装置のブロック構成図であ
る。図において、１は、２値化された画像信号を入力す
る入力部である。ここで、画像には文字と絵柄が含まれ
、絵柄部は、例えばデイザ処理等の方法によって２値化
されているものとする。２は、入力された画像信号から
文字部分と絵柄部分を分離する像域分離処理部である。

本出願人は、既にこのような像域分離法について提案し
ている（特願平２−１１８３５８号）。この像域分離法
について簡単に説明すると、入力信号から文字の一部と
文字に連続した白地の一部が共存する画素領域を検出す
るもので、すなわち、入力信号を所定の閾値によって低
レベル／非低レベルに２値化してから、低レベル画素パ
ターンマツチング回路に入力し、例えば注目画素を中心
画素とし３×３のマトリックス内の低レベル／非低レベ
ルパターンと所定のパターンとがマツチングしたときに
、注目画素を文字低レベル画素として検出する。また、
入力信号を所定の閾値によって高レベル／非高レベルに
２値化してから、高レベル画素パターンマツチング回路
に入力し、例えば注目画素を中心画素とした３×３のマ
トリックス内の高レベル／非高レベルパターンと所定の
パターンとがマツチングしたときに、注目画素を文字高
レベル画素として検出する。そして、注目画素近傍にお
いて、高レベル画素及び低レベル画素が同時に一定以上
あれば、注目画素またはそのブロックを文字領域として
判定するものである。

３は、文字画像に適した方法で変倍処理を行う文字変倍
処理部であり、本発明では、文字に対しては細線の消失
を防止する観点から、この変倍処理として例えば論理和
法を採用している。論理和法による画像変倍法の原理を
第２図によって簡単に説明すると、図中ａ、ｂ、ｃ、ｄ
は原画像の格子点を示し、ＰＩ、Ｐ２．Ｐ３．Ｐ４は変
換画像の格子を原画像上で示したものである。ここで、
原画像の格子間隔を１とし、変倍率をｋとすると、変換
画像の格子間隔は１／にとなる。論理和法は、明るさが
否明な点ＰＩの周囲４画素ａ、ｂ、ｃ。

ｄの内、少なくとも一つの画素が黒であるならば、点Ｐ
ｉの値を黒とする手法であり、この手法によれば、処理
が簡単であるとともに、画像縮小時における画像データ
の保存性が良いので、文字のかすれを防止することがで
きる利点がある。

４は、絵柄画像に適した方法で変倍処理を行う絵柄変倍
処理部であり、本発明では、絵柄に対して、白黒比の保
存とモアレの防止から、この変倍処理として例えば投影
法を採用している。投影法の原理を第３図によって簡単
に説明すると、ａ。

ｂ、ｃ、ｄは原画像の格子を示し、Ｐは変換画像の格子
を示したものである。この方法は、原画像Ｇａ、Ｇｂ、
Ｇｃ、Ｇｄが白黒２つの領域で表されているとき、点Ｐ
とその領域ｃｐを原画像上に投影し、該領域ｃｐ内部の
白黒の平均値を所定の閾値で２値化した値を点Ｐの明る
さとする手法で、画像の白黒比が保存されたまま変倍処
理を行うことができる。

５は、アンドゲート５１．５２からなるセレクタで、像
域分離処理部２からの出力に応じて該ゲート５１．５２
の何れか一方が選択され、変倍処理された文字あるいは
絵柄が出力される。

以上のように本発明が構成されているので、像域分離処
理部２は２値化された画像信号から文字領域と絵柄領域
を分離し、文字領域部分に対しては、アンドゲート５１
を選択する信号を与え、文字変倍処理部３で変倍処理さ
れた文字画像信号を出力し、また絵柄領域のときは、ゲ
ートを５１から５２に切り換え、絵柄変倍処理部４で変
倍処理された絵柄信号が出力される。

なお、入力部は、２値化された画像が蓄えられたバッフ
ァメモリで構成することも可能であり、また文字、絵柄
の変倍処理方法は上記したものに限定されない。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、本発明によれば、文字領域と絵
柄領域とを高速かつ高精度に分離し、文字領域に対して
は解像度を保存する変倍処理を施し、絵柄領域に対して
は階調性を保存する変倍処理を施しているので、−画像
中に要求される解像度と階調性の両者を満足させること
ができる。また、２値化されて保存された画像信号を処
理できるので、ファクシミリのメモリ送信特等原稿のな
い状態でも変倍処理が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の画像処理装置のブロック構成図、第
２図は、論理和法を説明する図、第３図は、投影法を説
明する図である。 １・・・入力部、　　２・・・像域分離処理部、３・・
・文字変倍処理部、　４・・・絵柄変倍処理部、５・・
・セレクタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）２値化された画像信号に対して変倍処理を行う画
   像処理装置において、２値化された画像信号から文字領
   域と絵柄領域を分離する手段と、文字領域用の第１の変
   倍手段と、絵柄領域用の第２の変倍手段と、該分離手段
   の出力に応答して、該第１、第２の変倍手段を切り換え
   る手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。