JPH0937073A - 網点領域分離装置 - Google Patents

網点領域分離装置

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JPH0937073A
JPH0937073A JP7179130A JP17913095A JPH0937073A JP H0937073 A JPH0937073 A JP H0937073A JP 7179130 A JP7179130 A JP 7179130A JP 17913095 A JP17913095 A JP 17913095A JP H0937073 A JPH0937073 A JP H0937073A
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halftone dot
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dot area
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JP7179130A
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English (en)
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Rie Ishii
理恵 石井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像の変倍時、特に、画像の拡大時において
ハード量が少なく、かつ高精度で、短い処理時間で網点
部と非網点部とを分離できる網点領域分離装置を提供す
る。 【解決手段】 網点領域分離回路はピーク検出部20
1、網点領域候補検出部202、補正部203、網点領
域判定部204、およびセレクタ205からなる。画像
データはピーク検出部201に入力され、入力された画
像データから濃度変化の山、または谷の極点を検出す
る。検出にはm×n(m、nはそれぞれ正の整数)画素
サイズのマトリクスを用いる。例えば3×3のマトリク
スを等倍用、5×5のマトリクスを拡大用とし、マトリ
クスの中心画素pを注目画素とし、pとその周辺マトリ
クスの等画素間隔にある8個の画素を、拡大用は周辺の
等画素間隔の例えば2倍位置の画素との濃度レベルの関
係によって山または谷の極点、つまりピークを検出す
る。ピークの判定には閾値を使用し、変倍率に応じてマ
トリクスサイズm,nまたはnのみが切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取手段に
よって読み取った画像中の網点領域と非網点領域を分離
する網点領域分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真部、網点部、文字などの線画部が混
在した画像を複写機などで再生する場合、画質向上のた
めには、写真部には疑似中間調処理を、網点部にはモア
レ除去を、線画部には鮮鋭化処理をそれぞれ施すことが
望ましい。また、画像を伝送する場合においても、圧縮
率を向上させるには各領域毎に最も適した圧縮処理を施
すことが望ましい。このような処理を施すためには、そ
の前処理として入力画像中の写真部、網点部、線画部を
高い精度で分離する必要がある。従来、エッジ画素の多
少によって写真部と非写真部、すなわち網点部と線画部
とを分離することは容易であったが、写真部と線画部、
すなわち網点部と非網点部とを分離することは容易では
なかった。
【0003】そこで、網点部と非網点部とを分離する装
置として特開昭60−80365号公報に開示された疑
似中間調画像処理装置が知られている。この装置は、網
点のドットを形成する画素をパターンマッチングによっ
て検出し、マッチングした画素の密度の高い箇所を網点
領域とするもので、固定した大きさのマスクを使用して
網点にマッチングした画素を係数することによって画素
密度を求め、この画素密度が所定の閾値よりも大きいと
きに網点領域と判定するようになっている。
【0004】しかし、この装置では、拡大、縮小の変倍
後の画像データから網点の一部をなす画素を検出できた
としても変倍時の画素密度は等倍時の画素密度とは異な
ってしまうので、例えば拡大時には網点を非網点と誤判
定する傾向が強くなり、縮小時には線画を網点と誤判定
する傾向が強くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
網点領域検出に、網点のドットを形成する画素をパター
ンマッチングによって検出し、マッチングした画素密度
の高い箇所を網点領域と判定している。これは固定の大
きさのマスクを用いて網点にマッチングした画素数を計
算した画素密度と閾値と比較して判定している。しか
し、このような網点検出方式では、変倍時に網点領域の
検出が行いにくく、網点領域を非網点領域と誤判定する
傾向が強くなる。この誤判定を避けるために、特開平3
−141774号公報に開示されているように変倍率に
応じて画素密度の閾値を変化させる方式も知られている
が、この場合には、拡大率が大きくなればなるほど固定
されたマスク内の画素数は少なくなり、閾値の設定も微
妙で判定が難しくなる。また、拡大率が大きくなった場
合の判定精度を上げるためには、マスクの大きさをある
範囲で取る必要が生じる。このようにマスクの大きさを
ある範囲で取るようにすると、その分、ハード量が大き
くなり、処理時間も長くなる。
【0006】この発明は、このような従来技術の実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、画像の変倍時、特
に、画像の拡大時においてハード量が少なくとも高精度
で、かつ、短い処理時間で網点部と非網点部とを分離す
ることができる網点領域分離装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、入力画像情報から入力画像中の網点
領域を検出する網点領域分離装置において、m×n
(m,nは正の整数)の画素サイズのマトリクスと、該
マトリクスの中心画素と当該中心画素を囲むマトリクス
内の周囲画素との濃度関係を計算する手段と、前記マト
リクスの中心画素が濃度変化の山または谷の極点である
か否かを判定する手段と、前記判定する手段で前記極点
の判定を行うなう際の閾値を設定する手段と、変倍率に
応じて前記マトリクスサイズを切り替える手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0008】第2の手段は、第1の手段において、前記
切り替える手段が、前記マトリクスの縦方向nだけを切
り替えることを特徴としている。
【0009】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、マトリクスの大きさm、nが、原画像の拡大時に
m<nであることを特徴としている。
【0010】第4の手段は、入力画像情報から入力画像
中の網点領域を検出する網点領域分離装置において、m
×n(m,nは正の整数)の画素サイズのマトリクス
と、該マトリクスの中心画素と当該中心画素を囲むマト
リクス内の周囲画素との濃度関係を計算する手段と、前
記マトリクスの中心画素が濃度変化の山または谷の極点
であるか否かを判定する手段と、前記判定する手段で前
記極点の判定を行うなう際の閾値を設定する手段と、変
倍率に応じて前記閾値を切り替える手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0011】第5の手段は、第4の手段において、前記
閾値を切り替える手段は、前記極点判定を行うためのマ
トリクスの縦、横、斜め方向によって異なる閾値に切り
替えることを特徴としている。
【0012】第6の手段は、第4の手段において、前記
閾値を切り替える手段は、拡大時には前記閾値をマトリ
クスの縦方向のみ切り替えることを特徴としている。
【0013】第7の手段は、第4の手段において、前記
閾値を切り替える手段は、拡大時に拡大率が大きくなる
ほど小さな値をとるように切り替えることを特徴として
いる。
【0014】第8の手段は、第4の手段において、前記
閾値を切り替える手段は、拡大時に拡大率が200%の
ときは等倍時の閾値を右1ビットシフトすることを特徴
としている。
【0015】第9の手段は、第4の手段において、前記
閾値を切り替える手段は、拡大時に拡大率が400%の
ときは等倍時の閾値を右2ビットシフトすることを特徴
としている。
【0016】第10の手段は、第4の手段において、前
記閾値を切り替える手段は、拡大時に拡大率が200%
未満のときは等倍時の閾値を右1ビットシフトし、かつ
下位nビットを反転することを特徴としている。
【0017】第1の手段では、m×n(m,nは正の整
数)の画素サイズのマトリクスを利用し、マトリクスの
中心画素と当該中心画素を囲むマトリクス内の周囲画素
との濃度関係を計算し、前記マトリクスの中心画素が濃
度変化の山または谷の極点であるか否かを判定し、この
判定結果に応じて極点の判定を行うなう際の閾値を設定
する。その際、変倍率に応じて前記マトリクスサイズを
切り替えることによって変倍時にも精度良く網点領域を
分離できる。
【0018】第2の手段では、マトリクスの縦方向nだ
けを切り替える。これにより変倍時においても少ない情
報量で網点領域を分離できる。
【0019】第3の手段では、マトリクスの大きさm、
nが、原画像の拡大時にm<nになるように設定され
る。これにより拡大時にも少ない情報量で網点領域を分
離できる。
【0020】第4の手段では、m×nの画素サイズのマ
トリクスの中心画素と当該中心画素を囲むマトリクス内
の周囲画素との濃度関係を計算し、前記マトリクスの中
心画素が濃度変化の山または谷の極点であるか否かを判
定し、さらに、極点の判定を行うなう際の閾値を設定す
る。その際、変倍率に応じて前記閾値を切り替えること
によって変倍時にも精度良く網点領域を分離できる。
【0021】第5の手段では、極点判定を行うためのマ
トリクスの縦、横、斜め方向によって異なる閾値に切り
替える。これにより拡大時にも精度良く網点領域を分離
できる。
【0022】第6の手段によれば、閾値を拡大時にマト
リクスの縦方向のみ切り替える。これにより拡大時にも
速い処理速度で精度良く網点領域を分離できる。
【0023】第7の手段によれば、拡大時に拡大率が大
きくなるほど小さな値をとるように切り替える。これに
より拡大時にも速い処理速度で精度良く網点領域を分離
できる。
【0024】第8および第9の手段によれば、それぞれ
拡大時に拡大率が200%のときは等倍時の閾値を右1
ビットシフト、拡大率400%のときには等倍時の閾値
を右2ビットシフトする。これにより拡大時にも速い処
理速度で精度良く網点領域を分離できる。
【0025】第10の手段によれば、拡大時に拡大率が
200%未満のときは等倍時の閾値を右1ビットシフト
し、かつ下位nビットを反転する。これにより拡大時に
も速い処理速度で精度良く網点領域を分離できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。
【0027】1.第1の実施の形態 この実施の形態は、変倍時の入力画像情報から入力画像
情報中の網点領域を精度良く検出するためにm×nの画
素サイズのマトリクスを用いて注目画素が濃度変化の山
または谷にあたる極点であるかどうかを判断する際に、
変倍率によってマトリクスを切り換える網点領域分離装
置の例である。
【0028】図1は本発明に係る網点領域分離装置を備
えたデジタル複写機の概略構成を示すブロック図であ
る。同図においてデジタル複写機は、スキャナ101、
網点領域分離回路102、γ補正回路103、フィルタ
回路104、変倍回路105、疑似中間調処理回路10
6およびプリンタ107からなる。このように構成する
と、スキャナ101で原稿を走査し、読み取った画像デ
ータはデジタル化され、網点領域分離回路102に入力
される。ここでは、原画像データによって、画像中の網
点と非網点を判別し、その領域判定信号を原画像データ
とともにγ補正回路103に入力する。ここで、領域判
別信号としては、例えば網点領域であれば「1」、非網
点領域であれば「0」というように設定される。γ補正
回路103では、領域信号が網点部で出力されていると
ころでは、原稿が絵柄である場合が多いので、階調の滑
らかさが損なわれないようにγを補正し、反対に領域信
号が非網点領域であるところは、文字である可能性が高
いので、低階調部分のγをとばしてγをたてるような補
正が行われる。同様にフィルタ回路104では、領域信
号が網点部であればモアレを低減するような平滑フィル
タまたはスルーのフィルタ処理を行い、非網点部の場合
は、劣化したMTFを補正するような強調フィルタ処理
を行う。さらに変倍回路105を経て疑似中間調処理回
路106では、領域信号が網点部である箇所に階調性を
重視したディザ処理や誤差拡散処理を施し、非網点部で
は2値化処理を行って文字などを鮮明にするなど、領域
信号によって文字や絵柄のそれぞれの特徴と損なわない
ような処理を行う。
【0029】図2は図1における網点領域分離回路10
2の構成を示すブロック図である。同図において、網点
領域分離回路102はピーク検出部201、網点領域候
補検出部202、補正部203、網点領域判定部20
4、およびセレクタ205からなる。画像データはピー
ク検出部201に入力され、ピーク検出部201では入
力された画像データから濃度変化の山、または谷の極点
(以下、前者を「山ピーク」、後者を「谷ピーク」と称
する。)を検出する。検出には図3および図4に示すよ
うなm×n(m、nはそれぞれ正の整数)画素サイズの
マトリクスを用いる。ここでは3×3(図3(a)、図
4(a))と5×5(図3(b)、図4(b))のマト
リクスを用いている。なお、3×3のマトリクスは等倍
用、5×5のマトリクスは拡大用である。
【0030】ピークの検出は、マトリクスの中心画素p
を注目画素とし、注目画素pとその周辺画素d00、d0
1、d02、d10、d12、d20、d21、d22、またはd'0
0、d'01、d'02、d'10、d'12、d'20、d'21、d'22との濃
度レベルの関係によって行う。
【0031】そこで、まず、山ピークの検出について説
明する。山ピークは注目画素pの濃度が周囲画素よりも
大きく、かつ注目画素の濃度レベルが当該注目画素を挟
んで対称位置にある2つの画素の平均値との差が、閾値
thyより大きい場合、すなわち、 (p>d(d’)00 & p>d(d’)01 & p>
d(d’)02& p>d(d’)10 & p>d
(d’)12& p>d(d’)20 & p>d(d’)
21 & p>d(d’)22) & (2×p−d(d’)00−d(d’)22>thy& 2
×p−d(d’)01−d(d’)21>thy& 2×p
−d(d’)02−d(d’)20>thy& 2×p−d
(d’)10−d(d’)12>thy) である場合に、注目画素を山ピーク画素と判定する。
【0032】また、谷ピークは注目画素pの濃度が周囲
画素よりも小さく、かつ、当該注目画素を挟んで対称位
置にある2つの画素の平均値と注目画素の濃度レベルの
差が、閾値よりも大きい場合、すなわち、 (p<d(d’)00 & p<d(d’)01 & p<
d(d’)02& p<d(d’)10 & p<d
(d’)12& p<d(d’)20 & p<d(d’)
21 & p<d(d’)22) & (d(d’)00+d(d’)22−2×p>tht& d
(d’)01+d(d’)21−2×p>tht& d
(d’)02+d(d’)20−2×p>tht& d
(d’)10+d(d’)12−2×p>tht) である場合に、注目画素を谷ピーク画素と判定する。
【0033】図2のように網点領域分離回路を構成する
と、ピーク検出部201によって検出されたピークデー
タが網点領域候補検出部202に送られ、ピーク画素の
パターンマッチングによって網点領域候補を検出する。
さらに補正部203においてパターンマッチングや領域
条件等により誤検出を補正し、網点領域判定部204で
網点部の膨張などを行い、最終的に網点領域を決定す
る。
【0034】図5は第1の実施の形態におけるピーク検
出の一例を示す回路図で、3×3のマトリクスサイズと
5×5のマトリクスサイズの2つのマトリクスを用いた
例である。同図において、当該回路は4個のFIFO5
01〜504と20個のFF510とからなる。この例
では、FIFO501〜504によって5×5のマトリ
クスと3×3のマトリクスの2つを形成し、注目画素p
と当該画素pを挟む周囲画素、例えば5×5のマトリク
スの場合には画素d’01と画素d’21、3×3のマトリ
クスの場合には画素d01と画素d21の濃度レベルの関係
pnが図6のような回路によって計算される。すなわ
ち、図6において、3×3のマトリクスの場合には、前
述の不等式から分かるように注目画素pの2倍から画素
d01の濃度レベルを減算器601で減算し、その減算結
果から画素d21の濃度レベルを減算器602で減算して
前記濃度レベルの関係pnが比較器603に入力され
る。一方、8ビットで送られてきた閾値データはFF6
04を介して比較対象となる濃度レベルthとして比較
器603に入力され、比較器603で両者を比較した
後、ピーク画素と見なされる方がセレクタ205に出力
される。同様にして5×5のマトリクスの場合において
も、それぞれ減算器606,607で濃度レベルの関係
pnが比較器608に入力され、FF609を介して出
力された濃度レベルthが比較器608に入力され、比
較器608で両者を比較した後、ピーク画素と見なされ
る方がセレクタ205に出力される。セレクタ205で
は入力された変倍データによっていずれかが選択され、
ピーク信号として出力される。
【0035】この手順を図7のフローチャートを参照し
て説明すると、まず、画像入力があると、ステップ70
1および702でそれぞれ3×3のマトリクスに相当す
るマトリクス1と、5×5のマトリクスに相当するマト
リクス2を計算して、セレクタ205に入力し、セレク
タ205ではステップ703として入力された変倍デー
タhenの大小関係を比較して閾値を選択し、すなわ
ち、拡大か、等倍もしくは縮小かを判断し、等倍もしく
は縮小と判断されたときには、ステップ704で3×3
のマトリクスの計算結果を選択し、拡大と判断されたと
きにはステップ705で5×5のマトリクスの計算結果
を選択して、ピーク信号として出力する。なお、選択さ
れた閾値は閾値レジスタに書き込まれる。
【0036】2.第2の実施の形態 この実施の形態は、第1の実施の形態におけるm×nの
マトリクスサイズを変倍率の変化に応じて変更していた
ものを、画像の拡大時にm<nとした例である。図8お
よび図9はマトリクスサイズがm<nであるモデルを示
す説明図である。なお、図1に示したデジタル複写機お
よび図2に示した網点領域分離回路は第1の実施の形態
と同等に構成されているので、重複する説明は省略す
る。
【0037】この実施の形態では、図8および図9から
分かるようにスキャナ101で副走査方向のみ変倍を行
っている。そのため、網点領域の分離を行う際にはマト
リクスの縦方向の濃度データが他方向の濃度データに比
べてよりなまっている。言い換えれば縦方向の濃度デー
タが不足している。そこで縦方向の濃度データをより多
く見る必要があり、マトリクスも縦方向サイズnを大き
くとる必要がある。拡大時には注目画素p’と周囲画素
d’00〜d’22との濃度レベルの関係を見る。
【0038】図10は第2の実施の形態におけるピーク
検出の一例を示す回路図で、第1の実施の形態と同様に
3×3のマトリクスサイズと5×5のマトリクスサイズ
の2つのマトリクスを用いた例である。同図において、
当該回路は4個のFIFO501〜504と10個のF
F511とからなる。この例では、FIFO501〜5
04によって5×5のマトリクスと3×3のマトリクス
の2つを形成し、注目画素pと当該画素pを挟む周囲画
素、例えば5×5のマトリクスの場合には画素d’01と
画素d’21、3×3のマトリクスの場合には画素d01と
画素d21の濃度レベルの関係pnが第1の実施の形態と
同様の図6のような回路によって同様にして計算され、
ピーク画素を見なされる方がセレクタ205に出力され
る。セレクタ205では入力された変倍データによって
いずれかが選択され、ピーク信号として出力される。
【0039】なお、特に説明しない各部および動作は第
1の実施の形態と同等に構成され、同等に動作する。
【0040】3.第3の実施の形態 この実施の形態は、変倍時において入力画像情報から当
該入力画像中の網点領域を精度良く検出する際に用いら
れるm×n画素サイズのマトリクスの横方向の大きさm
は等倍および変倍にかかわらず固定され、縦方向の大き
さnのみが変倍時に異なった値に切り替わるように構成
された網点領域分離装置の例である。なお、図1に示し
たデジタル複写機および図2に示した網点領域分離回路
は第1の実施の形態と同等に構成され、回路図は図10
に示した第2の実施の形態と同等に構成されているの
で、重複する説明は省略する。
【0041】この実施の形態では、図8および図9のよ
うにスキャナ101で副走査方向のみ変倍を行ってい
る。そのため、網点領域の分離を行う際にはマトリクス
の縦方向の濃度データが他方向の濃度データに比べてよ
りなまっている。言い換えれば縦方向の濃度データが不
足している。そこで縦方向の濃度データをより多く見る
必要があり、マトリクスも縦方向サイズnを大きくとる
必要がある。そこで、拡大時には等倍時のマトリクスの
縦方向だけを変化させ、等倍時と同様、注目画素pと周
囲画素の横方向および斜め方向(d00,d02,d10,d
12,d20,d22)との濃度関係を見る一方、縦方向だけ
注目画素pとd’00およびd’21との濃度関係を見るこ
とによって効率的に拡大時のピーク画素の検出を行うこ
とができる。
【0042】なお、特に説明しない各部および動作は第
1および第2の実施の形態と同等に構成され、同等に動
作する。
【0043】4.第4の実施の形態 この実施の形態は、第3の実施の形態におけるm×nの
画素サイズのマトリクスの横方向の大きさmが等倍、変
倍にかかわらず固定され、縦方向の大きさnのみが変倍
時に異なった値に切り替わる網点領域分離装置におい
て、拡大時にマトリクスサイズをm<nとしたの例であ
る。なお、図1に示したデジタル複写機および図2に示
した網点領域分離回路は第1の実施の形態と同等に構成
され、回路図は図10に示した第2の実施の形態と同等
に構成されているので、重複する説明は省略する。
【0044】この実施の形態でも、図8および図9のよ
うにスキャナ101で副走査方向のみ変倍を行ってい
る。そのため、網点領域の分離を行う際にはマトリクス
の縦方向の濃度データが他方向の濃度データに比べてよ
りなまっている。言い換えれば縦方向の濃度データが不
足している。そのため縦方向の濃度データをより多く見
る必要があり、マトリクスも縦方向サイズnを大きくと
る必要がある。そこで、拡大時には注目画素p’と周囲
画素d’00〜d’22との濃度レベルの関係を見る。この
場合、等倍、変倍にかかわらずmは固定である。
【0045】なお、特に説明しない各部および動作は第
1および第2の実施の形態と同等に構成され、同等に動
作する。
【0046】5.第5の実施の形態 この実施の形態は、変倍時の入力画像情報から入力画像
情報中の網点領域を精度良く検出するためにm×m(m
は正の整数)の画素サイズのマトリクスを用いて注目画
素が濃度変化の山または谷にあたる極点であるかどうか
を判断する際に必要な閾値が、変倍率に応じて切り換わ
る網点領域分離装置の例である。なお、デジタル複写機
は図1に示した第1の実施の形態と同等に構成されてい
るので、重複する説明は省略する。また、図11に示し
た網点領域分離回路は第1の実施の形態におけるセレク
タ205に代えて閾値レジスタ206とした以外は第1
の実施の形態と同等に構成されている。
【0047】この実施の形態では、図12に示すように
3×3のマトリクスを使用し、図13に示すようにマト
リクスの中心画素pを注目画素として当該注目画素pと
その周囲画素d00〜d22との濃度レベルの関係からピー
クを検出する。
【0048】山ピークは注目画素pの濃度が周囲画素よ
りも大きく、かつ注目画素の濃度レベルが当該注目画素
を挟んで対称位置にある2つの画素の平均値との差が、
閾値thyより大きい場合、すなわち、 (p>d00 & p>d01 & p>d02& p>d10
& p>d12& p>d20 & p>d21 & p>
d22) & (2×p−d00−d22>thy& 2×p−d01−d21
>thy& 2×p−d02−d20>thy& 2×p−
d10−d12>thy) である場合に、注目画素を山ピーク画素と判定する。
【0049】また、谷ピークは注目画素pの濃度が周囲
画素よりも小さく、かつ、当該注目画素を挟んで対称位
置にある2つの画素の平均値と注目画素の濃度レベルの
差が、閾値よりも大きい場合、すなわち、 (p<d00 & p<d01 & p<d02& p<d10
& p<d12& p<d20 & p<d21 & p<
d22) & (d00+d22−2×p>tht& d01+d21−2×p
>tht& d02+d20−2×p>tht& d10+d
12−2×p>tht) である場合に、注目画素を谷ピーク画素を判定する。
【0050】なお、ピーク検出に用いられる閾値th
y、thtは、変倍率に応じて閾値レジスタ206に書
き込まれる。図11のように網点領域分離回路を構成す
ると、ピーク検出部201によって検出されたピークデ
ータが網点領域検出部202に送られ、ピーク画素のパ
ターンマッチングにより網点領域候補を検出する。さら
にパターンマッチングや領域条件などによって補正部2
03で誤検出を補正し、網点領域判定部204において
網点部の膨張などを実行し、最終的に網点領域を決定す
る。
【0051】図14はこの実施の形態における回路図の
一例である。ここでも図11に示したようなピーク検出
のための3×3のマトリクスを用いて説明する。この例
では、2個のFIFO141,142と6個のFF14
3によって3×3のマトリクスを形成し、図15に示す
ように注目画素pとこの画素pを挟む周囲画素d01とd
21との濃度レベルの関係pnが減算器151,152で
計算され、比較器153に入力される。一方、変倍率デ
ータによって閾値データが閾値レジスタ154に書き込
まれ、閾値thとして比較器153に入力される。比較
器153では、入力されたデータpnとthを比較し、
注目画素pがピーク画素であるかどうかのデータを出力
する。
【0052】図16はこのときの動作を示すフローチャ
ートである。すなわち、まず、変倍率が100%以下で
あれば(ステップ1601)、閾値1を選択し(ステッ
プ1602)、100%から140%までの範囲であれ
ば(ステップ1603)、閾値2を選択し(ステップ1
604)、140%以上、200%未満であれば(ステ
ップ1605)、閾値3を選択し(ステップ160
6)、200%以上であれば閾値4を選択する(ステッ
プ1607)。選択された閾値1ないし4はそれぞれ閾
値レジスタに書き込まれる(ステップ1608)。
【0053】6.第6の実施の形態 この実施の形態は、拡大時に入力画像情報から当該入力
画像中の網点領域を精度よく検出するためにm×m(m
は正の整数)画素サイズのマトリクスを使用してピーク
画素を検出する際に用いられる閾値が、拡大時にはマト
リクスの縦、横、斜め方向によって異なった値に切り替
えられる例である。なお、図1に示したデジタル複写
機、図11に示した網点領域分離回路、図14および図
15に示したピーク検出回路は第5の実施の形態と同等
に構成されているので、重複する説明は省略する。
【0054】図17はピーク検出のモデルを示す図であ
る。この図では、色が濃いほど濃度レベルが高いことを
表している。図17(1)では注目画素は山ピークとな
っているが、3×3の各方向の閾値が同じレベルだとす
ると、注目画素を挟んで横方向からの検出はしにくい。
同図(2)は注目画素が谷ピークの例であるが、この例
では注目画素を挟んだ縦方向と斜め方向からの検出がし
にくくなる。また、同図(3)は注目画素が山ピークの
例で有るが、斜め方向からの検出がしにくい。網点を拡
大すると網点の濃度レベル差がなまって網点が検出され
にくくなる。網点領域分離をスキャナによって機械的に
変倍した場合、画像データはマトリクスの縦方向にのみ
間延びするからマトリクスの横方向に比べて縦方向と斜
め方向のピークが検出しにくいことになる。したがっ
て、変倍によるピーク検出の閾値を横方向の検出精度に
合わせると縦の斜めの濃度差が十分でなく、網点部を非
網点部と誤判定する。逆に、縦方向や斜め方向の検出精
度に合わせれば、非網点部を網点部とする誤判定が多く
なる。これを解決するため、各方向の閾値を等価に設定
しない方法が考えられる。
【0055】すなわち、図18のフローチャートに示す
ように、変倍データhenが入力されると、等倍以下で
あれば(ステップ1801)、等倍時用の閾値を選択し
(ステップ1802)、変倍時であって縦方向の閾値が
必要なときには(ステップ1803)、縦方向用の閾値
を選択し(ステップ1804)、横方向の閾値が必要な
ときには(ステップ1805)、横方向の閾値を選択し
(ステップ1806)、縦方向でも横方向でもなければ
斜め方向の閾値を選択し(ステップ1807)、選択さ
れた閾値が閾値レジスタ206に入力される(ステップ
1808)。
【0056】7.第7の実施の形態 この実施の形態は、拡大時において入力画像情報から当
該入力画像中の網点領域を精度よく検出するために、m
×mの画素サイズのマトリクスを使用してピーク画素を
検出する際に用いられる閾値のうち縦方向の閾値のみが
拡大時に異なった値に切り替わる網点分離装置の例であ
る。なお、図1に示したデジタル複写機、図11に示し
た網点領域分離回路、図14および図15に示したピー
ク検出回路は第5の実施の形態と同等に構成されている
ので、重複する説明は省略する。
【0057】第6の実施の形態でも図18を参照して説
明したように拡大時のピーク検出ではピーク検出の検出
方向に寄って閾値を変化させる必要がある。図13は拡
大率200%の場合のスキャナ変倍後のピーク画素pの
説明図である。スキャナ101による拡大によってデー
タが鈍るのはマトリクスの縦方向が最も顕著であるた
め、閾値の調節を縦方向だけに限定することによって精
度を保ちながらも第6の実施の形態に比べて処理量を減
らすことができる。
【0058】このときの処理手順を図19を参照して説
明する。この実施の形態では、まず、変倍データhen
の入力に対応して変倍率が等倍以下か等倍より大きいか
を判断する(ステップ1901)。そして、等倍以下で
あればステップ1902で閾値1を選択し、等倍よりも
大きければ縦方向の閾値かどうかを判断する(ステップ
1903)。そして、縦方向でなければステップ190
2で閾値1を選択し、縦方向であれば縦方向の閾値を選
択し(ステップ1904)、選択された閾値は閾値レジ
スタ206に入力される(ステップ1905)。
【0059】その他、特に説明しない各部は第5の実施
の形態と同等に構成され、同様に動作する。
【0060】8.第8の実施の形態 この実施の形態は、拡大時に切り替わるピーク検出マト
リクスの縦方向の閾値の値が拡大率が大きくなるほど小
さくなる網点領域分離装置の例である。なお、図1に示
したデジタル複写機、図11に示した網点領域分離回
路、図14および図15に示したピーク検出回路は第5
の実施の形態と同等に構成されているので、重複する説
明は省略する。
【0061】第7の実施の形態で説明したように、拡大
時においてピーク検出の縦方向の閾値を変化させること
によって少ない処理で検出精度を上げることができる。
しかし、原画像データは変倍率が大きくなるほど縦方向
に間延びするため、変倍率が大きくなればなるほどとる
べき縦方向の閾値は小さくなる。図20にそのときの閾
値の変化の状態を示す。
【0062】その他、特に説明しない各部は第5の実施
の形態と同等に構成され、同様に動作する。
【0063】9.第9の実施の形態 この実施の形態は、拡大率が200%のときに等倍時の
縦方向の閾値を右へ1ビットシフト、拡大率400%の
ときには右へ2ビットシフトしてピーク検出の縦方向の
閾値とする網点領域分離装置の例である。なお、図1に
示したデジタル複写機、図11に示した網点領域分離回
路、図14および図15に示したピーク検出回路は第5
の実施の形態と同等に構成されているので、重複する説
明は省略する。
【0064】第7の実施の形態で説明したように拡大時
においてピーク検出の縦方向の閾値を変化させることに
よって少ない処理で検出精度を上げることができる。原
画像データは、変倍率が大きくなるほど縦方向に間延び
するため、単純に200%の拡大率の場合の画像データ
は2分の1になると仮定すれば、その場合の縦方向の閾
値は等倍時の閾値を右へ1ビットシフトしたものとする
ことができる。同様に考えると400%の拡大率の場合
の縦方向の閾値は、等倍時の閾値を右へ2ビットシフト
したものである。図21はこのときの閾値の変化の一例
を示す図であり。
【0065】この実施の形態における処理手順を図22
のフローチャートを参照して説明する。この処理では、
まず、変倍率をチェックして等倍以下であれば(ステッ
プ2201)、縦閾値th1を選択する(ステップ22
02)。等倍より大きければさらに、変倍率が200%
を越えているかどうかチェックし(ステップ220
3)、200%以下であれば縦閾値th1を1ビット右
へシフトする(ステップ2204)。200%を越えて
いればさらに変倍率が400%かどうかチェックし(ス
テップ2205)、400%でなければ縦閾値th1を
1ビット右へシフトし(ステップ2204)、400%
であれば縦閾値th1を2ビット右へシフトする(ステ
ップ2206)。そして、選択された縦閾値th1およ
びシフトされた縦閾値th1はそれぞれ閾値レジスタ2
06に書き込まれる(ステップ2207)。
【0066】その他、特に説明しない各部は第5の実施
の形態と同等に構成され、同様に動作する。
【0067】10.第10の実施の形態 この実施の形態は、図23に示すように拡大率が200
%未満の場合、縦方向の閾値を等倍時の閾値に対して右
へ1ビットシフトした拡大率200%時の閾値th20
0の下位nビット(nは正の整数)を反転させた値とす
る網点領域分離装置の例である。なお、図1に示したデ
ジタル複写機、図11に示した網点領域分離回路、図1
4および図15に示したピーク検出回路は第5の実施の
形態と同等に構成されているので、重複する説明は省略
する。
【0068】この実施の形態においても第7の実施の形
態において述べたように拡大時にピーク検出の縦方向の
閾値を変化させることによって少ない処理で検出精度を
上げることができる。なお、原画像データは変倍率が大
きくなればなるほど縦方向に間延びするため、単純に2
00%の拡大率の場合の画像データが1/2になると仮
定すれば、拡大率200%未満のときの閾値はth20
0の下位nビットを反転して求められる。その他、特に
説明しない各部は第5の実施の形態と同等に構成され、
同様に動作する。
【0069】
【発明の効果】これまでの説明で明かなように、本発明
によれば、以下のような効果がある。請求項1記載の発
明によれば、m×n(m,nは正の整数)の画素サイズ
のマトリクスと、該マトリクスの中心画素と当該中心画
素を囲むマトリクス内の周囲画素との濃度関係を計算す
る手段と、前記マトリクスの中心画素が濃度変化の山ま
たは谷の極点であるか否かを判定する手段と、前記判定
する手段で前記極点の判定を行うなう際の閾値を設定す
る手段と、変倍率に応じて前記マトリクスサイズを切り
替える手段とを備えているので、変倍時にも精度良く網
点領域を分離することができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、切り替える
手段がマトリクスの縦方向nだけを切り替えるので、変
倍時においても少ない情報量で精度良く網点領域を分離
することができる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、マトリクス
の大きさm、nが、原画像の拡大時にm<nになるよう
に設定されているので、拡大時にも少ない情報量で精度
良く網点領域を分離することができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、m×nの画
素サイズのマトリクスと、該マトリクスの中心画素と当
該中心画素を囲むマトリクス内の周囲画素との濃度関係
を計算する手段と、前記マトリクスの中心画素が濃度変
化の山または谷の極点であるか否かを判定する手段と、
前記判定する手段で前記極点の判定を行うなう際の閾値
を設定する手段と、変倍率に応じて前記閾値を切り替え
る手段とを備えているので、変倍時にも精度良く網点領
域を分離することができる。
【0073】請求項5記載の発明によれば、閾値を切り
替える手段は極点判定を行うためのマトリクスの縦、
横、斜め方向によって異なる閾値に切り替えるので、拡
大時にも精度良く網点領域を分離することができる。
【0074】請求項6記載の発明によれば、閾値を切り
替える手段は拡大時には閾値をマトリクスの縦方向のみ
切り替えるので、拡大時にも速い処理速度で精度良く網
点領域を分離することができる。
【0075】請求項7記載の発明によれば、閾値を切り
替える手段は拡大時に拡大率が大きくなるほど小さな値
をとるように切り替えるので、拡大時にも速い処理速度
で精度良く網点領域を分離することができる。
【0076】請求項8記載の発明によれば、閾値を切り
替える手段は拡大時に拡大率が200%のときは等倍時
の閾値を右1ビットシフトするので、拡大時にも速い処
理速度で精度良く網点領域を分離することができる。
【0077】請求項9記載の発明によれば、閾値を切り
替える手段は拡大時に拡大率が400%のときは等倍時
の閾値を右2ビットシフトするので、拡大時にも速い処
理速度で精度良く網点領域を分離することができる。
【0078】請求項10記載の発明によれば、閾値を切
り替える手段は拡大時に拡大率が200%未満のときは
等倍時の閾値を右1ビットシフトし、かつ下位nビット
を反転するので、拡大時にも速い処理速度で精度良く網
点領域を分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタル複写機の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】第1ないし第4の実施の形態に係るデジタル複
写機の網点領域分離回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1の実施の形態に係るピーク検出マトリクス
を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態に係るピーク検出のモデル図
である。
【図5】第1の実施の形態に係るピーク検出における画
素データのマトリクス検出回路を示す回路図である。
【図6】図5に対応するマトリクスの画素データの選択
回路を示す回路図である。
【図7】第1の実施の形態に係るピーク信号検出の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】第2ないし第4の実施の形態に係るピーク検出
マトリクスを示す説明図である。
【図9】第2ないし第4の実施の形態に係るピーク検出
のモデル図である。
【図10】第2ないし第4の実施の形態に係るピーク検
出における画素データのマトリクス検出回路を示す回路
図である。
【図11】第5の実施の形態に係る網点領域分離回路を
示すブロック図である。
【図12】第5の実施の形態に係るピーク検出マトリク
スを示す説明図である。
【図13】第5の実施の形態に係るピーク検出のモデル
図である。
【図14】第5の実施の形態に係るピーク検出における
画素データのマトリクス検出回路を示す回路図である。
【図15】図14に対応するマトリクスの画素データの
選択回路を示す回路図である。
【図16】第5の実施の形態に係るピーク検出の処理手
順を示すフローチャートである。
【図17】第6の実施の形態に係るピーク検出のモデル
図である。
【図18】第6の実施の形態に係るピーク検出の処理手
順を示すフローチャートである。
【図19】第7の実施の形態に係るピーク検出の処理手
順を示すフローチャートである。
【図20】第8の実施の形態に係る閾値の変化の状態を
示す説明図である。
【図21】第9の実施の形態に係る閾値の変化の状態を
示す説明図である。
【図22】第9の実施の形態に係るピーク検出の処理手
順を示すフローチャートである。
【図23】第10の実施の形態に係る閾値の変化の状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
101 スキャナ 102 網点領域分離回路 103 γ補正回路 104 フィルタ回路 105 変倍 106 疑似中間調処理回路 107 プリンタ 201 ピーク検出部 202 網点領域候補検出部 203 補正部 204 網点領域判定部 205 セレクタ 206 閾値レジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像情報から入力画像中の網点領域
    を検出する網点領域分離装置において、 m×n(m,nは正の整数)の画素サイズのマトリクス
    と、 該マトリクスの中心画素と当該中心画素を囲むマトリク
    ス内の周囲画素との濃度関係を計算する手段と、 前記マトリクスの中心画素が濃度変化の山または谷の極
    点であるか否かを判定する手段と、 前記判定する手段で前記極点の判定を行うなう際の閾値
    を設定する手段と、 変倍率に応じて前記マトリクスサイズを切り替える手段
    と、を備えていることを特徴とする網点領域分離装置。
  2. 【請求項2】 前記切り替える手段が、前記マトリクス
    の縦方向nだけを切り替えることを特徴とする請求項1
    記載の網点領域分離装置。
  3. 【請求項3】 マトリクスの大きさm、nが、原画像の
    拡大時にm<nであることを特徴とする請求項1または
    2に記載の網点領域分離装置。
  4. 【請求項4】 入力画像情報から入力画像中の網点領域
    を検出する網点領域分離装置において、 m×n(m,nは正の整数)の画素サイズのマトリクス
    と、 該マトリクスの中心画素と当該中心画素を囲むマトリク
    ス内の周囲画素との濃度関係を計算する手段と、 前記マトリクスの中心画素が濃度変化の山または谷の極
    点であるか否かを判定する手段と、 前記判定する手段で前記極点の判定を行うなう際の閾値
    を設定する手段と、 変倍率に応じて前記閾値を切り替える手段と、を備えて
    いることを特徴とする網点領域分離装置。
  5. 【請求項5】 前記閾値を切り替える手段は、前記極点
    判定を行うためのマトリクスの縦、横、斜め方向によっ
    て異なる閾値に切り替えることを特徴とする請求項4記
    載の網点領域分離装置。
  6. 【請求項6】 前記閾値を切り替える手段は、拡大時に
    は前記閾値をマトリクスの縦方向のみ切り替えることを
    特徴とする請求項4記載の網点領域分離装置。
  7. 【請求項7】 前記閾値を切り替える手段は、拡大時に
    拡大率が大きくなるほど小さな値をとるように切り替え
    ることを特徴とする請求項4記載の網点領域分離装置。
  8. 【請求項8】 前記閾値を切り替える手段は、拡大時に
    拡大率が200%のときは等倍時の閾値を右1ビットシ
    フトすることを特徴とする請求項4記載の網点領域分離
    装置。
  9. 【請求項9】 前記閾値を切り替える手段は、拡大時に
    拡大率が400%のときは等倍時の閾値を右2ビットシ
    フトすることを特徴とする請求項4記載の網点領域分離
    装置。
  10. 【請求項10】 前記閾値を切り替える手段は、拡大時
    に拡大率が200%未満のときは等倍時の閾値を右1ビ
    ットシフトし、かつ下位nビットを反転することを特徴
    とする請求項4記載の網点領域分離装置。
JP7179130A 1995-07-14 1995-07-14 網点領域分離装置 Pending JPH0937073A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100645248B1 (ko) * 2005-09-29 2006-11-14 현대자동차주식회사 차량용 컵 홀더장치
JP2011176414A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及び画像読取方法

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