JPH04156814A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は噴射洗浄水により食器を洗浄する食器洗浄機に
関するものである。

従来の技術 従来のアームノズルを用いた食器洗浄機ではアームノズ
ルの回転軌跡の範囲外の食器等に洗浄水を確実に噴射す
ることができない。特に、幅寸法と奥行き寸法に異差の
大きい長方断面の洗浄槽及び食器かごを有するものでは
、アームノズルの回転軌跡が長方形の短辺以下に制限さ
れるために、かごのコーナ一部分の洗浄が劣っていた。

この欠点を解決するため発明者らは先に、第４図〜第６
図に示されるような構造の食器洗浄機を提案（出願）し
ている。この食器洗浄機では、洗浄槽１において上かご
２の下方に棒状ノズル３を備え、この棒状ノズル３には
洗浄水が食器に均一に噴射できるように適度な軸方向ピ
ッチで、且つ適度な円周角で偏位させた複数の噴射孔３
ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄが設けである。さらに、棒状ノズ
ル３と一体に回転し且つこれに脱着自在に回転アーム４
が設けてあり、この回転アーム４には推進噴射孔４ａが
設けてあり、棒状ノズル３の駆動源となっている。また
下かご５の下部空間には、略水平に回転するアームノズ
ル６が設けである。

この構成では、洗浄水が供給されて洗浄ポンプ７が作動
すると、回転アーム４の推進噴射孔４ａからの噴射洗浄
水の反力により回転アーム４と棒状ノズル３が回転する
とともに、前記噴射孔３ａ、３ｂ、３Ｃ１３ｄから洗浄
水が噴射される。

これにより上かご２及び下かご５のコーナ一部分にまで
確実に洗浄水が噴射されて、必要な洗浄性能が得られる
。特に、下かご５の食器は棒状ノズル３からの噴射と同
時にアームノズル６からの噴射とで、上下両方向から洗
浄される構成であり、単にアームノズル６のみでは洗浄
困難であったものが効率よ（洗浄される食器洗浄機を提
供することができた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構造の食器洗浄機では、棒状
ノズル３を軸支するノズル軸８の軸受部には空隙９が設
けである。空隙９は洗浄水中の残菜や異物が詰まらずに
通過できるだけの大きさに設定する必要があり、空隙９
からの洗浄水の洩れ水流１０が存在していた。この洩れ
水流１０は洗浄に殆ど効果がなく、水動力損失であり、
洗浄のために必要なポンプ水動力が大きくなる。そのた
め、洗浄ポンプの大型化、消費電力の増大、ポンプ運転
騒音の増大等の問題点があった。

また、アームノズル６を軸支するノズル軸１１の軸支部
にも第６図のように空隙１２が設けてあり、同様な洗浄
水の洩れ水流１３が存在するため、洗浄ポンプ７をなお
一層大型化する必要がある。また洗浄水の洩れ水流１３
は洗浄槽１に直接衝突して過大な洗浄騒音を生じていた
。なお、このことは上記提案の食器洗浄機にとどまらず
、従来のアームノズルを利用したものでは課題となって
いた。

本発明は上記のような問題点に鑑み、第１の目的として
、棒状ノズルの軸受部からの洗浄水の洩れを低減するこ
とで、小型の洗浄ポンプで安定して高い洗浄性能が得ら
れる食器洗浄機を提供するものである。

さらに、本発明の第２の目的として、アームノズルの軸
受部からの洗浄水の洩れを防止することで、上記提案の
食器洗浄機及び従来の食器洗浄機において、洗浄ポンプ
の小型化を実現するとともに、洗浄騒音の低い食器洗浄
機を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、洗浄槽と、
前記洗浄槽内に食器を収納する食器かごと、洗浄水を噴
射する複数個の噴射孔を有する棒状ノズルと、前記棒状
ノズルに内装されて一端を軸支するとともに洗浄水を前
記棒状ノズルへ送り込むノズル軸とを備え、前記ノズル
軸は前記棒状ノズルの先端部を貫通して軸支するととも
に、前記棒状ノズルの先端内部には洗浄水圧を駆動源と
して前記ノズル軸の軸方向に可動で且っ回動自在な略円
環状のシール部材を設けた構成としたものである。

また第２の目的を達成するために本発明は、洗浄槽と、
前記洗浄槽内に食器を収納する食器かごと、洗浄水を噴
射する複数個の噴射孔を有し略水平に回転するアームノ
ズルと、前記アームノズルの回転中心に内装されてこれ
を軸支するとともに洗浄水を送り込むノズル軸とを備え
、前記ノズル軸には洗浄水圧を駆動源として前記ノズル
軸の軸方向に可動で且っ回動自在な略円環状のシール部
材を設け、且つシール部材とアームノズルの空隙が所定
量となるリブを設けた構成としたものである。

作用 本発明の食器洗浄機は上記構成により、洗浄ポンプが運
転されると、洗浄水圧によりシール部材が棒状ノズルの
先端部に移動して、ノズル軸と棒状ノズルの空隙を閉じ
ることで、洗浄水の洩れ水流を防止することができるも
のである。

また、本発明の食器洗浄機はシール部材をノズル軸のリ
ブにより所定の位置に保持しておくことで、洗浄ポンプ
が運転されると、洗浄水圧で確実にシール部材が上方に
移動して、ノズル軸とアームノズルの空隙を閉じること
で、洗浄水の洩れ水流及び洗浄槽への衝突を防止するこ
とができるものである。

実施例 以下、第１図〜第３図に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図において機構部品の基本構成は先に提案
した第４図〜第６図のものと同様で、共用しているため
説明を一部省略し相違点を中心に説明する。

第１図、第２図において、１４はノズル軸８の軸方向に
可動で且つ回動自在な略円環状のシール部材である。ノ
ズル軸８は棒状ノズル３に内装されてこれを軸支すると
ともに洗浄水を送り込むものである。なお１５は洗浄水
を機外に排出する排水ポンプ、１６は洗浄水を加熱する
ヒータ、１７は洗浄水を供給するための給水弁、１８は
前記洗浄ポンプ７・排水ポンプ１５等の運転を制御する
制御装置である。

上記構成において、以下その動作について説明する。所
定量の洗剤を投入し、食器を洗浄槽１内の上かご２、下
かご５に収納して運転を開始する。給水弁１７に通電す
ることで洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ７により洗
剤を含む洗浄水を加圧して棒状ノズル３とアームノズル
６とから噴射する水洗工程が行なわれ、食器に付着した
汚れは洗い落とされる。また、この水洗工程ではヒータ
１６に通電して洗浄水及び食器が所定温度まで加熱され
る。所定時間の水洗工程を経ると、次に排水工程が行な
われ、洗浄槽１内の洗浄水は排水ポンプ１５で機外へ排
出される。引き続き、新たに洗浄水を供給する給水工程
と、洗浄水を棒状ノズル３とアームノズル６とから噴射
することで洗剤や残菜等で汚れた食器をすすぐためのす
すぎ工程と、洗浄水を機外に排出する排水工程とが連続
して４回繰り返されて洗浄工程が終了する。以上の洗浄
工程で上かご３、下かご５のコーナ一部分にまで確実に
洗浄水が噴射されて、必要な洗浄性能が得られる。

上記洗浄工程では第２図に示すように、洗浄ポンプが運
転されると、洗浄水圧によりシール部材１４がノズル軸
８上を棒状ノズル３の先端部に移動して、ノズル軸８と
棒状ノズル３の空隙９を閉じて、空隙９からの洗浄水の
洩れ水流１０を防止することができるものである。した
がって水動力損失が小さくなり、洗浄に必要なポンプ水
動力の低減が図れて、小型の洗浄ポンプでも安定して高
い洗浄性能が得られる。同時に、消費電力、ポンプ運転
騒音の低減が実現できる。

次に本発明の他の実施例について第３図を基に説明する
。図において洗浄手段として、１９はアームノズルで、
第１図のアームノズル６と対応する。２０はノズル軸、
２１はアームノズル１９の回転を滑らかにさせるための
リンフ、２２は洗浄水圧を駆動源として前記ノズル軸１
９の軸方向に可動で且つ回動自在な略円環状のシール部
材、２３はシール部材２２とアームノズル１９の空隙が
所定量となるようシール部材２２を保持するリブである
。２４はアームノズル１９とノズル軸２０の間の空隙で
あり、２５はアームノズル１９をノズル軸２０に回動自
在に取り付けるけるためのナツトである。なお、洗浄工
程に関して基本的な動作は先の実施例と同様であるので
説明を省略する。

本実施例においては、運転休止時にシール部材２２をノ
ズル軸２０のリブ２３により所定の位置に保持しておに
とで、洗浄行程で洗浄ポンプが運転されると、洗浄水圧
で確実にシール部材２２が上方に移動して、ノズル軸２
０とアームノズル１９の空隙２４を閉じる。この動作に
より、洗浄水の洩れ水流を防止することができるもので
あり、これまでの食器洗浄機のように洩れ水流１３が直
接洗浄槽１に衝突して発生する騒音が防止できるので、
洗浄騒音の低減が実現できる。なおこの実施例の場合は
必ずしも棒状ノズルと組み合わせて用いなければならな
いというものではない。

また、このリブ２３は運転休止時にシール部材２２をノ
ズル軸２０上で、空隙２４の近傍で静止させるものであ
れば、略球面状の凸部であってもよい。

更に、本実施例ではアームノズル１９においてノズル軸
２０にリブ２３を設けてシール部材２２の効果を確実な
ものとしたが、先の実施例のような棒状ノズル３を洗浄
槽１内で傾斜させて設けた場合や、鉛直状態に設けた場
合等にもリブを設けることでシール部材の効果が確実に
得られることは言うまでもない。

発明の効果 以上のように本発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に食器
を収納する食器かごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射
孔を有する棒状ノズルと、前記棒状ノズルに内装されて
一端を軸支するとともに洗浄水を前記棒状ノズルへ送り
込むノズル軸とを備え、前記ノズル軸に前記棒状ノズル
の先端部を貫通して軸支するノズル軸を設けるとともに
、前記棒状ノズルの先端内部には洗浄水圧を駆動源とし
て前記ノズル軸の軸方向に可動で且つ回動自在な略円環
状のシール部材を設けたことにより、洗浄ポンプが運転
されると、洗浄水圧によりシール部材が棒状ノズルの先
端部に移動して、ノズル軸と棒状ノズルの空隙を閉じる
ことで、洗浄水の洩れ水流を防止することができて、小
型の洗浄ポンプでも安定して高い洗浄性能が得られるも
のである。

また本発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に食器を収納す
る食器かごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有し
略水平に回転するアームノズルと、前記アームノズルの
回転中心に内装されてこれを軸支するとともに洗浄水を
送り込むノズル軸とを備え、前記ノズル軸には洗浄水圧
を駆動源として前記ノズル軸の軸方向に可動且つ回動自
在な略円環状のシール部材を設け、シール部材をノズル
軸のリブにより所定の位置に保持しておくことにより、
洗浄ポンプが運転されると、洗浄水圧で確実にシール部
材が上方に移動して、ノズル軸とアームノズルの空隙を
閉じて、洗浄水の洩れ水流を防止することができるもの
であって、洗浄性能が優れており同時に洗浄騒音の静か
な実用的価値の高い食器洗浄機を提供することができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例における食器洗浄機の要
部断面図、第２図は同実施例における棒状ノズルの要部
断面図、第３図は第二の実施例におけるアームノズルの
要部断面図、第４図は従来の食器洗浄機の要部断面図、
第５図は同食器洗浄機の要部正面図、第６図は同食器洗
浄機のアームノズルの要部断面図である。 １・・・洗浄槽、２・・・上かご、３・・・棒状ノズル
、５・・・下かご、６．１９・・・アームノズル、８．
２０・・・ノズル軸、９．２４・・・空隙、１４．２２
・・・・シール部材。 代理人の氏名　弁理士　小蝦治明　ほか２名１−ｍ−二
元５今よ１ ２−−−Ｊｊｌｌシ Ｃ−−・ア〜ムノス“ノし Ｂ−−ノス°ル拳お ウ　ぬ　？ 橡　　　　　　　　　　　　　　　７ １−−−ミ先ジ争王曹 ター　下カ１ゴ ６−−−アーヘノス°ノＬ ７−−−ミ先巳＋お゛リフ゛ Ｇ−Ｉ−ムソスル ）３−Ａ収東傭ユ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗浄槽と、前記洗浄槽内に食器を収納する食器か
   ごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有する棒状ノ
   ズルと、前記棒状ノズルに内装されてこれを軸支すると
   ともに洗浄水を送り込むノズル軸とを備え、前記ノズル
   軸は前記棒状ノズルの先端部を貫通して軸支するととも
   に、前記棒状ノズルの先端内部には洗浄水圧を駆動源と
   して前記ノズル軸の軸方向に可動で且つ回動自在な略円
   環状のシール部材を設けた食器洗浄機。
2. （２）洗浄槽と、前記洗浄槽内に食器を収納する食器か
   ごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有し略水平に
   回転するアームノズルと、前記アームノズルの回転中心
   に内装されてこれを軸支するとともに洗浄水を送り込む
   ノズル軸とを備え、前記ノズル軸には洗浄水圧を駆動源
   として前記ノズル軸の軸方向に可動で且つ回動自在な略
   円環状のシール部材を設け、且つシール部材とアームノ
   ズルの空隙が所定量となるリブを設けた食器洗浄機。