JP3362498B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3362498B2
JP3362498B2 JP06266594A JP6266594A JP3362498B2 JP 3362498 B2 JP3362498 B2 JP 3362498B2 JP 06266594 A JP06266594 A JP 06266594A JP 6266594 A JP6266594 A JP 6266594A JP 3362498 B2 JP3362498 B2 JP 3362498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄水の噴射により洗浄
を行う食器洗浄機に関するもので、特に洗浄効率の向上
をはかったものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の食器洗浄機について、図7
に基づいて説明する。この食器洗浄機は、食器を洗浄槽
31の食器かご32に収納し、洗剤を投入して運転を開
始する。運転が開始されると、制御装置37が働いて、
まず所定量の洗浄水を洗浄槽31に供給する給水工程を
実行する。続いて、ヒータ34によって加熱した洗浄水
を洗浄ポンプ33が加圧し、洗剤と共に洗浄ノズル35
から噴射する本洗工程を実行する。この洗浄水は洗浄ノ
ズル35の噴射孔から鉛直方向または斜め上方向に噴射
され、洗浄ノズル35はこの噴射反力によって略水平方
向に回転する。したがって、洗浄水の多くは洗浄ノズル
35の回転方向とは逆方向に傾斜して噴射されて食器に
衝突する。この洗浄水の衝突による衝突力・洗剤・熱等
の作用によって、食器は洗浄されるものである。所定時
間の本洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とされた
汚れを含む洗浄水をフィルタ36を通し機外に排出する
排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄水を供給する
給水工程と、洗剤や残菜で汚れた食器をすすぐために洗
浄水を洗浄ノズル35から噴射するすすぎ工程と、前記
排水工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄工程を終
了するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の食器
洗浄機は、以下のような課題を有している。洗浄ノズル
35は、ノズル軸受38に嵌合しており、その下面を摩
擦係数の低い摺動用のリング38aに接触させた状態
で、上面をナット39を使用して固定した構成としてい
る。このとき、洗浄水中に含まれる食品の残菜や砂等の
異物による影響を避けるために、洗浄ノズル35の上面
とナット39の下面との間には、異物を逃がすための間
隙L1を設けている。このため、洗浄工程を実行中には
この間隙L1から洗浄水が多量に漏れ出ているものであ
る。このため、所定の洗浄性能を安定して得るために
は、洗浄ポンプ33の吐出能力を大きくして、多量の洗
浄水を使用しなければならないものとなっている。また
このため、運転時の洗浄騒音も大きなものとなってい
る。
【0004】このような問題を解決するために、発明者
らは図8に示すような構成の食器洗浄機を提案してい
る。本構成では、洗浄ノズル40は運転開始時には洗浄
ポンプによって加圧された洗浄水によって上方に浮上す
るが、洗浄ノズル40の下面に設けている爪状の嵌合凸
部44がノズル軸受41の外周部に設けている環状のノ
ズル装着部43に係合して保持される。この状態で洗浄
ノズルに設けている図示していない噴射孔から洗浄水を
噴射すると、この噴射による反力を受けて洗浄ノズル4
0はその下面が摺動用のリング42に押しつけられて回
転する。つまり洗浄ノズル40が回転している間は、洗
浄ノズル40とノズル軸受41との間に僅かな間隙L2
が生ずるだけであり、洗浄水の漏れは少なくて洗浄効率
の高いものとなっている。
【0005】しかし、この構成の食器洗浄機は、洗浄ノ
ズル40のノズル軸受41からの脱着に際しては、洗浄
ノズル40の下面に設けている嵌合凸部44を弾性変形
させながら行うものである。このため、嵌合凸部44が
変形し、嵌合が甘くなったりしてその耐久性が問題とな
るものである。
【0006】さらに発明者らは、図9に示しているよう
な食器洗浄機をも提案している。つまり、洗浄ノズル
は、第一の洗浄ノズル51と、この上に設けた遊星運動
を行う第二の洗浄ノズル52とよりなり、第一の洗浄ノ
ズル51に水平方向に洗浄水を噴射する図示していない
補助噴射孔を設けることにより、洗浄槽内の均一洗浄を
行なわせ、洗浄ポンプの小型化や洗浄騒音の低レベル化
を図っているものである。
【0007】この提案では、洗浄効率が向上することに
よって、噴射孔からの噴射圧力と流量を大幅に削減する
ことが可能となるが、一方洗浄ノズルの組立や使用者の
使い方に課題を有したものとなっている。つまり、図9
に示しているようにように、第一の洗浄ノズル51と第
二の洗浄ノズル52とは、それぞれ第一のノズル軸受5
3と第二のノズル軸受54に装着するために第一のナッ
ト55と第二のナット56の2個のナットを使用して固
定しているものである。このとき、第一の洗浄ノズル5
1の回転方向と第二の洗浄ノズル52の回転方向とは互
いに反対方向であるため、第一のナット55と第二のナ
ット56の取付方向も互いに逆方向となっているもので
ある。このため、その取付場所やネジの回転方向に関す
る誤使用が多く、ネジを変形させたりして正常に洗浄ノ
ズルが取り付けられない場合も生ずるものである。すな
わち、洗浄ノズルに関しては製品としての組立性及び使
用者の使い勝手が悪いものとなっている。
【0008】本発明は以上のような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、洗浄効率が高く、
かつ洗浄ノズルの脱着に関する耐久信頼性が高い食器洗
浄機を提供することを第一の目的とするものである。
【0009】また、洗浄ポンプの吐出能力を大きくせず
に、安定して高い洗浄性能が得られる食器洗浄機を提供
することを第二の目的とするものである。
【0010】さらに、洗浄効率がより高く、かつ洗浄ノ
ズルの脱着に関する使い勝手が優れた食器洗浄機を提供
することを第三の目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、洗浄槽と、食器を収納する
食器かごと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を
噴射する噴射孔を有して略水平に回転する洗浄ノズル
と、この洗浄ノズルを脱着自在に支持するとともに前記
洗浄ポンプに連通したノズル軸受と、残菜を捕集するフ
ィルタとを備え、前記洗浄ノズルとノズル軸受は、そ
のいずれか一方に嵌合凸部を設けるとともに、他方に
嵌合凸部を鉛直方向に位置規制して保持するノズル装
着部を設け、前記ノズル装着部には、前記洗浄ノズルの
回転方向と同一方向に傾斜し、かつ、前記嵌合凸部を所
定の位置に案内する案内溝部を設けた食器洗浄機とする
ものである。
【0012】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、上記請求項1に記載の発 明において、嵌合凸
部とノズル装着部との間に、フィルタが有する孔の開口
寸法以上の空隙を軸方向に設けた食器洗浄機とするもの
である。
【0013】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、洗浄
水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射孔を
有して略水平に回転する洗浄ノズルと、この洗浄ノズル
脱着自在に支持するとともに前記洗浄ポンプに連通し
たノズル軸受と、残菜を捕集するフィルタとを備え、前
記洗浄ノズルは、前記ノズル軸受に支持された第一の洗
浄ノズルと、回転軸心が前記第一の洗浄ノズルから偏心
した状態で前記第一の洗浄ノズル上で回転支持された第
二の洗浄ノズルを有し、前記第一の洗浄ノズルと第二の
洗浄ノズルの少なくとも一つは、前記洗浄ノズルとその
支持部のいずれか一方に嵌合凸部を設けるとともに、
方に前記嵌合凸部を鉛直方向に位置規制して保持するノ
ズル装着部を設け、前記ノズル装着部には、前記洗浄ノ
ズルの回転方向と同一方向に傾斜し、かつ、前記嵌合凸
部を所定の位置に案内する案内溝部を設けた食器洗浄機
とするものである。
【0014】
【作用】本発明の第一の手段は、洗浄ノズルとノズル軸
受とは、そのいずれか一方に設けた嵌合凸部を、他方に
設けたノズル装着部の案内溝部に差し込むことにより位
置規制されて取り付けられる。そして、洗浄ポンプが運
転を開始して洗浄水が吐出されると、洗浄水は洗浄ノズ
ルへと送り込まれてこれを上方へと浮上させる力が作用
するが、嵌合凸部がノズル装着部に当たり、直ちに洗浄
水は洗浄ノズルの噴射孔から噴射されて、その反力よっ
て洗浄ノズルは下方に押し下げられて、ノズル軸受と摺
動しながら回転する。したがって、洗浄水の漏れは殆ど
なく洗浄効率は高いものである。
【0015】本発明の第二の手段は、洗浄ノズルとノズ
ル軸受との取り付けにおいて、嵌合凸部とノズル装着部
とはフィルタが有する孔の開口寸法以上の空隙を軸方向
に設けたものであるため、異物が混入しても嵌合凸部は
ノズル装着部に対し軸方向に移動可能であり、安定して
洗浄ノズルは回転するものである。
【0016】本発明の第三の手段は、第一の洗浄ノズル
と、第二の洗浄ノズルを有し、第一と第二の洗浄ノズル
の少なくとも一つは、嵌合凸部、ノズル装着部および案
内溝部により取り付けるものであり、洗浄効率がより高
く、かつ洗浄ノズルの脱着に関する使い勝手が優れたも
のとなっている。
【0017】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の第一の実施例について説明する。図1にお
いて、1は洗浄槽、2は洗浄槽1内に設けている食器を
収納する食器かごである。洗浄水を加圧する洗浄ポンプ
3によって加圧された洗浄水は、洗浄ポンプ3に連通し
たノズル軸受4との間で回転支持部を形成する導水路1
0を通ってノズル軸受4に支持されている洗浄ノズル6
に送り込まれる。前記導水路10は、洗浄ノズル6の下
部に一体に形成されているものである。この洗浄水は、
洗浄ノズル6に設けている複数の噴射孔7から噴射さ
れ、洗浄ノズル6はこの噴射による反力を受けて導水路
10と共に略水平に回転するものである。5は洗浄槽1
の下面に設けている洗浄水を加熱するヒータである。ま
た8は洗浄水中の残菜を捕集するフィルタ、9は洗浄ポ
ンプ3・ヒータ5等を制御する制御装置である。
【0018】図2は本実施例で使用している洗浄ノズル
6の軸支部の構成を示している。洗浄ノズル6の導水路
10を受けるノズル軸受4の段部4aには、摩擦係数の
低い材料例えばテフロンで形成したリング11を設けて
いる。つまり導水路10の下端面は、このリング11に
支持されている。またノズル軸受4は、その外側に洗浄
ノズル6の下部に設けた嵌合凸部12を鉛直方向に位置
規制して保持するノズル装着部14を備えている。嵌合
凸部12は実施例では2箇所の弾性片に設けているもの
を示しているが、これに限らず円筒の内面2箇所に嵌合
凸部12を設けたものであってもよい。またノズル装着
部14には洗浄ノズル6の回転方向と同一方向に傾斜し
嵌合凸部12を所定の位置に案内する案内溝部13を2
カ所(180度間隔)に設けている。図3にノズル装着
部14と案内溝部13の詳細な構成を示している。
【0019】以下本実施例の動作を説明する。まず食器
を食器かご2に収納し、洗浄槽1の所定の位置に装着し
て図示していないスイッチをオンしたとする。スイッチ
がオンされて運転を開始すると、制御装置9は先ず所定
量の洗浄水を洗浄槽1に供給する給水工程を実行する。
続いて、洗浄ポンプ3によって加圧した洗浄水を洗剤と
共に洗浄ノズル6に設けた噴射孔7から噴射する本洗工
程を実行する。所定時間の本洗工程を経ると、次に食器
等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を機外に排出す
る排水工程に入る。引き続き、新たに洗浄水を供給する
給水工程と、洗剤や残菜で汚れた食器をすすぐために洗
浄水を洗浄ノズルから噴射するすすぎ工程と、排水工程
とが連続し、これらを4回繰り返して洗浄工程が終了す
る。以上、洗浄工程の基本的な動作は従来の構成のもの
と同様である。
【0020】前記洗浄工程中は、洗浄ノズル6は、導水
路10を介して洗浄ポンプ3が加圧吐出した洗浄水によ
って上方へ浮上させる力を受けている。このため洗浄ノ
ズル6の下部に設けている嵌合凸部12は、洗浄ノズル
6と共に浮き上がってノズル軸受4に設けているノズル
装着部14に当たって位置規制される。この状態で、洗
浄水が洗浄ノズル6の噴射孔7から上方に噴射される
と、この洗浄水の噴射反力を受けて洗浄ノズル6は下方
に押し下げられて、リング11と接触するものである。
この状態で、引き続いて噴射孔7から噴射される洗浄水
の噴射反力を受けることによって、洗浄ノズル6は回転
するものである。この結果、洗浄ノズル6の下部を構成
する導水路10は、リング11に接触した状態でリング
11と摺動しながら回転するものである。
【0021】以上のようにして、本実施例によれば洗浄
工程中は導水路10がリング11に接触しているため、
洗浄水の漏れは殆ど生じないものである。つまり、洗浄
効率は高いものである。
【0022】また本実施例では、洗浄ノズル6の脱着操
作が容易で、しかも所定の位置に正確にできるものとな
つている。つまりノズル装着部14には、図3に示して
いるように洗浄ノズル6の回転方向Aと同一方向に傾斜
した案内溝部13を設けてあるので、例えば使用者が洗
浄ノズル6を取り外す場合に嵌合凸部12に無理な力が
かかることがないものである。また洗浄ノズル6を取り
付ける際にも、案内溝部13に嵌合凸部12を差し込む
だけで所定の位置に容易に確実に取り付けることができ
るものである。つまり、案内溝部13の方向を洗浄ノズ
ル6の回転方向Aに一致させてあるため、嵌合凸部12
は洗浄ノズル6の回転とともに案内溝部13内を移動し
て洗浄ノズル6を所定の位置に案内するものである。ま
た、洗浄ノズル6の回転中は嵌合凸部12を鉛直方向に
位置規制して洗浄ノズル6が上方に外れることを防止す
ることができるものである。
【0023】以上のように本実施例によれば、洗浄効率
が高く且つ洗浄ノズルの脱着時には無理な力が嵌合部に
加わらなくて、その耐久性が高いものである。
【0024】(実施例2) 次に本発明の第二の実施例について図4に基づいて説明
する。基本構成は図1に示した実施例1と同様であるの
で説明を省略する。本実施例では、洗浄ノズル15の下
部に一体に設けている導水路18の外側に、ノズル装着
部20を有した構成となっているものである。このノズ
ル装着部20は、図5に示しているような案内溝部19
を、前記実施例と同様、2箇所に有しているものであ
る。またこのとき案内溝部19の傾斜方向は、洗浄ノズ
ル15の回転方向と特に同一とする必要はないものであ
る。またノズル軸受16には、嵌合凸部17を設けてい
るものである。このとき、この嵌合凸部17と前記ノズ
ル装着部20とは間隙L4を有しているものである。間
隙L4は、導水路18の回転中心軸方向でフィルタ8の
孔の開口寸法以上の大きさとしているものである。
【0025】以下本実施例の動作について説明する。洗
浄工程の基本的な動作は従来の構成のものと同様であ
り、その説明を省略する。洗浄ポンプ3が運転を開始し
て洗浄水を吐出すると、前記実施例1と同様の理由で洗
浄ノズル15は上方へと浮上して、ノズル軸受16の内
面に設けた嵌合凸部17と導水路18の外周に設けたノ
ズル装着部20とが係合して、この位置で停止する。こ
の状態で洗浄ノズル15の噴射孔7から洗浄水が上方に
噴射されると、この洗浄水の噴射反力を受けて洗浄ノズ
ル15は下方に押し下げられて、前記実施例と同様摩擦
係数の低い材料で構成したリング16aに接触する。こ
うして引き続いて噴射孔7から噴射される洗浄水の噴射
反力を受けることによって、洗浄ノズル15は摩擦係数
の低いリング16aに導水路18の端面が摺動しながら
回転するものである。
【0026】この洗浄工程中には、洗浄水にはフィルタ
8が捕集しなかった細かい残菜・異物等が混ざり込んで
いるものである。この洗浄水に混ざり込んでいる細かい
残菜・異物等が前記導水路18の摺動部に入り込んだ場
合に、本実施例では間隙L4に相当する寸法だけ導水路
18が上方に移動することができるものである。このた
め、一旦入り込んだ細かい残菜等は、ノズル軸受16よ
り排出することができるものである。したがって、洗浄
ノズル15は安定して回転して、常に所定の洗浄性能が
得られるものである。
【0027】なお、本実施例の思想を図2に示した構成
に適用することも可能である。つまり、図2において洗
浄ノズル6と一体に設け嵌合凸部12と、ノズル軸受4
のノズル装着部14との間隙L3を、フィルタ8の孔の
開口寸法以上とすればよいものである。また、提案中の
図8のような構成のものであっても、ノズル装着部43
と嵌合凸部44との鉛直方向の間隙L2がフィルタの孔
の開口寸法以上であれば同様の効果を有するものであ
る。
【0028】(実施例3) 続いて本発明の第三の実施例について説明する。図6に
おいて、21は略水平方向に回転する第一の洗浄ノズル
で、第一の洗浄ノズル21上には回転軸心を第一の洗浄
ノズル21の回転軸心から偏心させた第二の洗浄ノズル
22を設けている。また第一の洗浄ノズル21は、洗浄
ポンプ3に連通したノズル軸受23にナット24を使用
して固定している。
【0029】また第二の洗浄ノズル22は、前記実施例
1、2で説明したノズル装着構成を有しているものであ
る。つまり、第二の洗浄ノズル22の下部に設けた嵌合
凸部27を、第一の洗浄ノズル21に一体に設けている
ノズル装着部28に案内溝部を通して装着することでそ
れぞれ所定の位置に取り付けられるようになっているも
のである。
【0030】以上の構成とすることによって、従来例の
構成が有している課題を解決しているものである。つま
り、図9に示した食器洗浄機では、第一の洗浄ノズル5
1を固定するためのナット55と、第二の洗浄ノズル5
2を固定するためのナット56の2種類を使用している
ものであった。しかもこの2種類のナットは、第一の洗
浄ノズル51の回転方向と第二の洗浄ノズル52の回転
方向とが異なるため、ネジの方向が異なったものであっ
た。
【0031】この点本実施例の構成によれば、使用する
ナットは第一の洗浄ノズル21を保持するナット24の
みとなっているものである。従って、従来例で問題とな
るナットの誤使用に関する問題は生じないものである。
【0032】つまり、本実施例によれば、ナットの誤使
用の虞のない使い勝手の優れた、またナットの誤使用に
よる変形等が生ずる虞のない耐久信頼性の高い食器洗浄
機を実現することができるものである。
【0033】なお、本実施例は第一の洗浄ノズル21を
ナット24で保持するようにしているが、第二の洗浄ノ
ズル22をナットで保持する構成としてもよく、さらに
は第1、第2の洗浄ノズルの両者を嵌合凸部、ノズル装
着部および案内溝部による取り付け構成としても全く同
様の効果を有するものである。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、洗浄水を加
圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射孔を有して
略水平に回転する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルを脱着
自在に支持するとともに前記洗浄ポンプに連通したノズ
ル軸受と、残菜を捕集するフィルタとを備え、前記洗浄
ノズルとノズル軸受には、そのいずれか一方に嵌合凸部
を設けるとともに、他方に前記嵌合凸部を鉛直方向に位
置規制して保持するノズル装着部を設け、前記ノズル装
着部には、前記洗浄ノズルの回転方向と同一方向に傾斜
し、かつ、前記嵌合凸部を所定の位置に案内する案内溝
部を設けたから、洗浄性が向上するとともに、洗浄ノズ
ルの脱着に関する耐久信頼性高い食器洗浄機を提供
ることができる。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、嵌
合凸部とノズル装着部との間に、フィルタが有する孔の
開口寸法以上の空隙を軸方向に設けたから、異物による
悪影響はなく、ポンプの吐出能力を大きくせずに、安定
して高い洗浄性能を得ることができる。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
浄槽と、食器を収納する食器かごと、洗浄水を加圧する
洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射孔を有して略水平
に回転する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルを脱着自在に
支持するとともに前記洗浄ポンプに連通したノズル軸受
と、残菜を捕集するフィルタとを備え、前記洗浄ノズル
は、前記ノズル軸受に支持された第一の洗浄ノズルと、
回転軸心が前記第一の洗浄ノズルから偏心した状態で前
記第一の洗浄ノズル上で回転支持された第二の洗浄ノズ
ルを有し、前記第一の洗浄ノズルと第二の洗浄ノズルの
少なくとも一つは、前記洗浄ノズルとその支持部のいず
れか一方に嵌合凸部を設けるとともに、他方に前記嵌合
凸部を鉛直方向に位置規制して保持するノズル装着部を
設け、前記ノズル装着部には、前記洗浄ノズルの回転方
向と同一方向に傾斜し、かつ、前記嵌合凸部を所定の位
置に案内する案内溝部を設けたから、洗浄効率がより高
く、かつ洗浄ノズルの脱着に関する使い勝手が優れた食
器洗浄機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における食器洗浄機を示
す断面図
【図2】同洗浄ノズルの装着部を示す断面図
【図3】同ノズル軸受を示す斜視図
【図4】本発明の第二の実施例における洗浄ノズルの装
着部を示す断面図
【図5】同洗浄ノズルを示す側面図
【図6】本発明の第三の実施例における食器洗浄機の断
面図
【図7】従来の食器洗浄機の断面図
【図8】同食器洗浄機の他の洗浄ノズルの装着部を示す
断面図
【図9】同食器洗浄機の他の例を示す断面図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器かご 3 洗浄ポンプ 4 ノズル軸受 5 ヒータ 6 洗浄ノズル 7 噴射孔 9 制御装置 10 導水路 12 嵌合凸部 13 案内溝部 14 ノズル装着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−166124(JP,A) 特開 昭62−299232(JP,A) 特開 平3−155824(JP,A) 特開 昭49−129377(JP,A) 特開 平4−67828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射
    孔を有して略水平に回転する洗浄ノズルと、この洗浄ノ
    ズルを脱着自在に支持するとともに前記洗浄ポンプに連
    通したノズル軸受と、残菜を捕集するフィルタとを備
    え、前記洗浄ノズルとノズル軸受は、そのいずれか一
    方に嵌合凸部を設けるとともに、他方に前記嵌合凸部を
    鉛直方向に位置規制して保持するノズル装着部を設け、
    前記ノズル装着部には、前記洗浄ノズルの回転方向と同
    一方向に傾斜し、かつ、前記嵌合凸部を所定の位置に案
    内する案内溝部を設けた食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 合凸部とノズル装着部との間に、フィ
    ルタが有する孔の開口寸法以上の空隙を軸方向に設けた
    請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する噴射
    孔を有して略水平に回転する洗浄ノズルと、この洗浄ノ
    ズルを脱着自在に支持するとともに前記洗浄ポンプに連
    通したノズル軸受と、残菜を捕集するフィルタとを備
    え、前記洗浄ノズルは、前記ノズル軸受に支持された第
    一の洗浄ノズルと、回転軸心が前記第一の洗浄ノズルか
    ら偏心した状態で前記第一の洗浄ノズル上で回転支持さ
    れた第二の洗浄ノズルを有し、前記第一の洗浄ノズルと
    第二の洗浄ノズルの少なくとも一つは、前記洗浄ノズル
    とその支持部のいずれか一方に嵌合凸部を設けるととも
    に、他方に前記嵌合凸部を鉛直方向に位置規制して保持
    するノズル装着部を設け、前記ノズル装着部には、前記
    洗浄ノズルの回転方向と同一方向に傾斜し、かつ、前記
    嵌合凸部を所定の位置に案内する案内溝部を設けた食器
    洗浄機。
JP06266594A 1994-03-31 1994-03-31 食器洗浄機 Expired - Fee Related JP3362498B2 (ja)

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