JPH04122351A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は噴射洗浄水により食器を洗浄する食器洗浄機に
関するものである。

従来の技術 従来のアームノズルを用いた食器洗浄機では、アームノ
ズルの回転軌跡の範囲外の食器等に洗浄水を確実に噴射
することができない。特に、幅寸法と奥行き寸法に差の
大きい長方断面の洗浄槽及び食器かごを有するものでは
、アームノズルの回転軌跡が長方形の短辺以下に制限さ
れるために、かごのコーナ一部分の洗浄が劣っていた。

この欠点を解決するため発明者らは先に第５図に示され
るような断面構造の食器洗浄機を提案（出願）している
。この食器洗浄轡では、洗浄槽１と、前記洗浄槽内に食
器を鉛直方向で多段に収納する上、下の食器かご２．５
と、洗浄水が食器に均一に噴射できるように適度な軸方
向ピッチで且つ適度な円周角で偏位させた複数個の噴射
孔３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄを有するとともに食器がご２
の下方で前記洗浄槽長手方向に配置された棒状ノズル３
と、食器かご５の下部空間で略水平に回転するアームノ
ズル６とを備えている。さらに、棒状ノズル３と一体に
回転し且つこれに脱着自在に回転アーム４が設けてあり
、この回転アーム４には推進噴射孔４ａが設けである。

この構成では、洗浄水が供給されて洗浄ポンプ７か作動
すると、推進噴射孔４ａからの噴射洗浄水の反力により
回転アーム４及び棒状ノズル３が回転するとともに、前
記噴射孔３ａ、３ｂ、３Ｃ１３ｄから洗浄水が噴射され
る。これにより食器かご２及び５のコーナ一部分にまで
確実に洗浄水が噴射されて、必要な洗浄性能が得られる
。特に、食器かご５の食器は棒状ノズル３からの噴射と
アームノズル６からの噴射とで、上下両方向から洗浄さ
れる構成であり、単にアームノズル６のみては洗浄困難
で過大な洗浄水動力を必要としていたものが効率よ（洗
浄されされる。その結果、所要洗浄水動力が抑えられ、
ポンプ能力の低い小型の洗浄ポンプで優れた洗浄性能が
得られるという洗浄効率の高い食器洗浄機を提供するこ
とができた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構造の食器洗浄機では、第６
図に示すように棒状ノズル３から水平方向に噴射された
洗浄水は直接洗浄槽１に到達し、食器の洗浄には殆と効
果がなく、この点で洗浄効率の損失を生じているという
問題点かあった。また、噴射洗浄水が直接洗浄槽１に衝
突するため、洗浄工程で過大な騒音を発生するという問
題点もあった。

本発明は上記のような問題点に鑑み、第１の目的として
、噴射洗浄水の洗浄効率をさらに向上させることで、よ
り高い洗浄性能が得られる食器洗浄機を提供するもので
ある。

さらに、第２の目的として、噴射洗浄水の洗浄槽への衝
突音を削減するとともに洗浄効率を向上させて、洗浄騒
音の低減と高い洗浄性能を同時に実現できる食器洗浄機
を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、洗浄槽と、
前記洗浄槽内に収納する食器かごと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有するとともに前記洗浄槽長手方向に
配置された棒状ノズルと、前記棒状ノズルに対峙させて
食器方向に噴射洗浄水を案内する案内板とを設けたもの
である。

また第２の目的を達成するために本発明は、洗浄槽と、
前記洗浄槽内に収納する食器かごと、洗浄水を噴射する
複数個の噴射孔を有するとともに前記洗浄槽長手方向に
配置された棒状ノズルと、前記棒状ノズルに対峙させて
噴射洗浄水を複数個の水流に分散する仕切板とを設けた
ものである。

作用 本発明の食器洗浄機の上記構成により、洗浄工程で棒状
ノズルからの噴射洗浄水は案内板により確実に食器かご
の食器へと案内され、食器を効率よく洗浄することがで
きる。

また、洗浄工程で棒状ノズルからの噴射洗浄水は仕切板
により複数個の水流に分散され、噴射洗浄水の洗浄槽へ
の直接的な衝突が防止される。と同時に、仕切板で分散
された洗浄水により、仕切板の下方に位置した食器の洗
浄効率を向上することができるものである。

実施例 以下、添付図面に基づいて本発明の実施例について説明
する。第１図、第２図は第一の実施例における食器洗浄
機の構成を示すものであり、機構部品の基本構成は先に
提案した第５図、第６図のものと同様であり、同一部分
に同一符号を付して説明を一部省略する。案内板８は棒
状ノズル３に平行して、洗浄槽ｌの左右の両内面に固定
しである。排水ポンプ９は洗浄を機外に排出するもので
あり、ヒータ１０は洗浄槽１内の洗浄水を加熱する。給
水弁１１は洗浄槽１内に洗浄水を供給するものであり、
制御装置１２は前記洗浄ポンプ７・排水ポンプ９・ヒー
タ１０・給水弁１１等の運転を制御する。

上記構成において、以下その動作について説明する。所
定量の洗剤を投入し、食器を洗浄槽１内の食器かご２．
５に収納して運転を開始する。給水弁１１に通電するこ
とで洗浄水が供給されると、洗浄ポンプ７により洗剤を
含む洗浄水を加圧して棒状ノズル３とアームノズル６と
から噴射する水洗工程が行なわれ、食器に付着した汚れ
は洗い落とされる。また、この水洗工程では洗浄槽１内
に設けたヒータ１０に通電して洗浄水及び食器が所定温
度まで加熱される。所定時間の水洗工程を経ると、次に
排水工程が行なわれ、洗浄槽１内の洗浄水は排水ポンプ
９て機外へ排出される。引き続き、新たに洗浄水を供給
する給水工程と、洗浄水を棒状ノズル３とアームノズル
６とから噴射することで洗剤や残菜等で汚れた食器をす
すぐためのすすぎ工程と、洗浄水を機外に排出する排水
工程とが連続して４回繰り返されて洗浄工程が終了する
。以上の洗浄工程で食器かご２．５のコーナ一部分にま
で確実に洗浄水が噴射されて、必要な洗浄性能が得られ
る。

ここで第２図に示すように、棒状ノズル３から水平方向
に噴射された洗浄水は、案内板８により噴射方向が変換
されて食器かご２．５の食器へと案内される。したがっ
て、噴射洗浄水を食器の洗浄に利用することが可能とな
り、洗浄効率の損失を削減することルてきる。すなわち
、棒状ノスル３からの噴射洗浄水を食器かご２．５の食
器、特に洗浄槽１の内壁に近い部分の食器に確実に供給
することかでき、これらの洗浄性能を向上させることが
できる。

なお、本実施例では案内板８て噴射洗浄水を食器かご２
．５の食器に分流して案内しているか、食器配置の構成
によってはいずれか一方向に案内することでも洗浄性能
の向上が図れるものであることは言うまでもない。また
、本実施例では案内板８を棒状ノズル３の左右に設けた
が、これを棒状ノズル３の下方にのみ設けることで、長
方形断面の洗浄槽で棒状ノズルと食器かごか一段のみの
食器洗浄機を実現できるものであり、本体の高さが低く
且つ設置面が長方形の省スペース食器洗浄機が提供でき
るものである。さらに案内板８を食器かご２と一体にす
ることで、案内板８の支持構成の簡略化による低コスト
化や棒状ノズル３との位置決め精度の向上等の特有の効
果がある。

次に第３図を基に本発明の第二の実施例について説明す
る。第一の実施例と同一部分に同一符号を付して説明を
一部省略する。仕切板９は棒状ノズル３から一定距離を
隔て平行して設けられ、洗浄槽１の左右の側内面に支持
部材９ａを介して固定されている。この仕切板９は第４
図に示すように、略格子状に形成されたものであり、棒
状ノズル３の噴射孔３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄに対峙する
だけの面積を有している。

上記構成において、洗浄工程で棒状ノズル３から水平方
向に噴射された洗浄水は仕切板９により複数個の水流に
分散されて、食器かご５の食器へと噴射される。したが
って、噴射洗浄水が洗浄槽ｌへ直接衝突することは防止
され、洗浄槽１には分散された洗浄水の一部が衝突する
のみであり、衝突音は大幅に削減されるので、洗浄騒音
の低減が実現できる。と同時に、仕切板９で複数個の水
流に分散された洗浄水により食器かご５の食器を洗浄す
る効果があり、洗浄性能を向上することができるもので
ある。

なお、本実施例では仕切板９を洗浄槽１に固定した構成
としているが、この仕切板９を食器かご２と一体に形成
しても上記と同様な効果が得られるものである。要する
に、棒状ノズル３からの噴射洗浄水のうち洗浄槽１に直
接衝突して洗浄効果がないものを複数個の水流に分散さ
せるものであればよい。また、仕切板９を食器かご２と
一体にすることで、第一の実施例と同様、仕切板９の支
持構成の簡略化による低コスト化や棒状ノズル３との位
置決め精度の向上等の特有の効果がある。

さらに、食器かご２を取り外せば食器かご５に直径の大
きな食器を収納して洗浄できるものとなり、使い勝手の
良い食器洗浄機が得られる。

発明の効果 以上のように本発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に収納
する食器かごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有
するとともに前記洗浄槽長手方向に配置された棒状ノズ
ルと、前記棒状ノズルに対峙させて食器方向に噴射洗浄
水を案内する案内板とを設けたことにより、洗浄工程で
棒状ノズルからの噴射洗浄水は案内板により確実に食器
かごの食器方向へと案内され、食器を効率よく洗浄する
ことかできるものである。

また本発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に収納する食器
かごと、洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有するとと
もに前記洗浄槽長手方向に配置された棒状ノズルと、前
記棒状ノズルに対峙させて噴射洗浄水を複数個の水流に
分散する仕切板とを設けた構成とすることにより、洗浄
工程で棒状ノズルからの噴射洗浄水は仕切板により分散
され、噴射洗浄水の洗浄槽への衝突音が防止されると同
時に、仕切板で複数個の水流に分散された洗浄水により
洗浄効率を向上することができることで洗浄性能が優れ
ており且つ洗浄騒音の静かな実用的価値の高い食器洗浄
機を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例における食器洗浄機の要
部断面図、第２図は同実施例における要部正面図、第３
図は第二の実施例における食器洗浄機の要部正面図、第
４図は同実施例における仕切板の斜視図、第５図はこれ
までに提案している食器洗浄機の要部断面図、第６図は
同食器洗浄機の要部正面図である。 ■・・・・洗浄槽、２．５・・・・食器かご、３・・・
・棒状ノズル、８・・・・案内板、９・・・・仕切板代
理人の氏名　弁理士　小鍜治明　ほか２名Ｌ−１内歇 第２ 図 Ｂ−−一室内仮 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗浄槽と、前記洗浄槽内に収納する食器かごと、
   洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有するとともに前記
   洗浄槽長手方向に配置された棒状ノズルと、前記棒状ノ
   ズルに対峙させて食器方向に噴射洗浄水を案内する案内
   板とを設けた食器洗浄機。
2. （２）洗浄槽と、前記洗浄槽内に収納する食器かごと、
   洗浄水を噴射する複数個の噴射孔を有するとともに前記
   洗浄槽長手方向に配置された棒状ノズルと、前記棒状ノ
   ズルに対峙させて噴射洗浄水を複数個の水流に分散する
   仕切板とを設けた食器洗浄機。
3. （３）案内板または仕切板を食器かごと一体に設けた請
   求項１または２記載の食器洗浄機。