JP3568306B2 - 洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器等の被洗浄物を置く台の上方に洗浄ノズル及びすすぎノズルを有する洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の一般的な食器洗浄機の洗浄室内を断面で示す図である。食器洗浄機5の洗浄室7内の中央には、食器9を載せるラック11が配設されている。ラック11の上方には、上洗浄ノズル13及び上すすぎノズル15が配設されている。更に、その上方には、上洗浄水管25及び上すすぎ水管27が配設されている。上洗浄ノズル13及び上すすぎノズル15は、上洗浄水管25と上すすぎ水管27との間に設けられた上ノズル軸受17によって、回転可能に支持されている。一方、ラック11の下方には、下洗浄ノズル19及び下すすぎノズル21が下ノズル軸受23によって回転可能に支持されている。
食器洗浄機5において、食器9を洗浄する際は、まず、上洗浄ノズル13及び下洗浄ノズル19が食器9に向けて洗浄水を噴射しながら回転する。洗浄水によって食器9の汚れが除去されると、今度は上すすぎノズル15及び下すすぎノズル21がきれいな水(すすぎ水)を食器9に向けて噴射しながら回転する。これによって、食器9に付着していた洗浄水(洗剤分)がすすぎ落とされて洗浄が完了する。
【0003】
また、この他の従来の食器洗浄機の例としては、上述した従来の一般的な食器洗浄機の構成に加えて、すすぎ時に、すすぎ水を洗浄ノズル内部にも流すことで洗浄ノズル内部も同時にきれいにする食器洗浄機(実開昭62−146470号公報参照)や、食器に向けられたすすぎ水のノズル口(噴射口)以外に洗浄室の天井に向けられた補助すすぎノズル口をすすぎノズルに備え、食器だけでなく天井もきれいに洗い流せる食器洗浄機(実開平3−72862号公報参照)や、更に、上すすぎノズルの回転中心から離れた先端部に、同上すすぎノズルの回転中心部を指向した内向き噴出口を設け、上洗浄ノズルの回転部や直上の洗浄室の天井部をもすすぎ流せるようにした食器洗浄機(実開平7−5552号公報参照)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の食器洗浄機5には以下の問題がある。すなわち、通常は食器9の洗浄に用いた洗浄水は、その後のすすぎ水の噴射によって洗い流されるようになっているが、時には、洗浄水が色々な部分に残留してしまう可能性がある。そして、残留した洗浄水は、自然落下又は食器9を出し入れするための図示しない扉の開閉ショック等によって、洗浄し終わった食器9に垂れてしまう恐れがあった。また、表面張力等で残留した洗浄水は、すすぎ作業の終了直前にすすぎ水とくっついて食器等に溢れ落ちる恐れがあり、これを防止しようとしても、すすぎ作業終了前後のことなので、十分なすすぎができず実質的には防止不可能であった。洗浄水が滞留しやすい具体的な部分としては、図10に示されるように、上洗浄ノズル13の上側回転摺動部分29及び下側回転摺動部分31や、上ノズル軸受17の頂面や、上洗浄ノズル13の上面、特に回転中心から離れた上洗浄ノズル13の端部33近傍の上面周辺である。上述した部分における洗浄水の残留は、従来の食器洗浄機では問題視されていなかったが、その発生要因は、上洗浄ノズル13の上側回転摺動部分29及び下側回転摺動部分31と、上洗浄ノズル13の上面、特に回転中心から離れた上洗浄ノズル13の端部33近傍の上面とについては、上洗浄ノズル13自体がすすぎ水の噴射経路をふさいでいて、上すすぎノズル15から噴射されるすすぎ水が届きにくいためであり、上ノズル軸受17の頂面については、上すすぎノズル15から噴射されるすすぎ水は届くものの、すすぎ水の噴射が終了すると、表面張力等によって流れ切らずに残ってしまうからである。したがって、こうした部分には、洗浄水が、図10に符号35、37、39及び41で示される滞留水として残留する恐れがあった。
【0005】
また、前述した従来の食器洗浄機5とは別な従来の食器洗浄機、すなわち実開昭62−146470号公報、実開平3−72862号公報及び実開平7−5552号公報に開示された食器洗浄機によっても、前記の問題を解決することは極めて困難である。まず、実開昭62−146470号公報に開示の食器洗浄機では、洗浄ノズル内部についての技術であるため上記滞留水の除去は不可能である。次に、実開平3−72862号公報に開示の食器洗浄機では、噴射されるすすぎ水が上洗浄ノズルを越えて直接その上方の部分、特に上側回転摺動部分等には到達しにくいため、天井や上洗浄ノズルの下面をすすぎ、滞留水等を除去することは可能であっても、上洗浄ノズルの上面や上側回転摺動部分等をすすいで滞留水を除去するのは不可能であった。また、実開平7−5552号公報に開示の食器洗浄機では、図示しない内向き噴出口の構造によって噴射されるすすぎ水が広角度に広がるため、例え上側回転摺動部分に到達しても滞留水をすすぎ流すほどの勢いは期待できなかった。更に、この内向き噴出口では、上洗浄ノズルの端部近傍の上面周辺が死角となるため、すすぎ水が届きにくく滞留水の除去は不可能であった。
従って、本発明は、上記の問題を解決するため、洗浄液が残留することがないようにすすぎを行うことが可能な洗浄機を提供することを目的とし、より詳細には、既存の洗浄機では完全にすすぎを行うことが困難であった上洗浄ノズルの上側回転摺動部分、上洗浄ノズルの端部の上面周辺又は上ノズル軸受の頂面のいずれかに残留した洗浄液分を除去することが可能な洗浄機を提供することを目的とする。
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明の洗浄機は、被洗浄物を置く台と、該台の上方に各々回転可能に支持された上洗浄ノズル及び上すすぎノズルとを備え、前記上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分の近傍には、前記上部の回転摺動部分に向けてすすぎ液を噴射することで該上部の回転摺動部分に滞留した洗浄液を除去する噴射口を少なくとも1つ備え、前記噴射口は、前記上すすぎノズルにすすぎ液を供給するための導管に設けられている。また、被洗浄物を置く台と、該台の上方に設けれた上洗浄ノズル及び上すすぎノズルと、前記上洗浄ノズル及び上すすぎノズルを回転可能に支持する上ノズル軸受とを含んだ洗浄機では、前記上ノズル軸受の頂面に凹部が形成されている。前記凹部には、前記上ノズル軸受内の洗浄液の流路に連通する穴が少なくとも1つ穿設されている。また、前述の洗浄機では、前記凹部に代えて、前記頂面をドーム状に形成してもよい
【0007】
上述の構造を有する洗浄機において、洗浄液のすすぎ作業のときには、回転する上すすぎノズルからすすぎ液が噴射されると共に、上すすぎノズルにすすぎ液を供給するための導管に設けられた噴射口からも、上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分に向けて、直接的にすすぎ液が噴射される。これにより、従来洗浄液が滞留しがちであった前記上部の回転摺動部分のすすぎも好適に行われる。また、上ノズル軸受の頂面に凹部が形成されている洗浄機、又は、同頂面がドーム状に形成されている洗浄機においては、まず、頂面に凹部が形成されている場合には、上洗浄ノズルから噴射され、上ノズル軸受の上方から降り注いで前記頂面に溜まる洗浄液は、被洗浄物を出し入れする際のショック等があっても前記凹部に留まることができるので、従来のようにすすぎ終わった被洗浄物上に垂れてしまうことが防止される。一方、上ノズル軸受の頂面がドーム状に形成されている場合には、上洗浄ノズルから噴射され、上ノズル軸受の上方から降り注ぐ洗浄液は、上ノズル軸受の頂面から速やかに流れ落ちるため、従来のように洗浄液による洗浄を行っている間中、前記頂面に溜まっていて、すすぎが終わった後に被洗浄物に落下するということが防止される。尚、前記凹部に、前記上ノズル軸受内の洗浄液の流路に連通する穴が少なくとも1つ穿設されている場合には、該凹部に溜まった洗浄液又はすすぎ液を、該凹部から除去すると共に、必要に応じて再利用することも可能である
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態すなわち実施形態について添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。尚、図1〜図10に記載された流れを示す矢印は、説明を分かり易くするために誇張もしくは省略して記載しており、実際の液体の出方、勢いあるいは場所等とは若干異なっている場合もある。また、滞留水も実際の嵩より誇張して描かれている。
【0009】
図1は、本実施形態の食器洗浄機105の洗浄室107内の断面図である。洗浄室107内の中央には、食器109を並べてセットするためのラック111が配設されている。ラック111の上方には、上すすぎノズル115及び上洗浄ノズル113が配設されている。更に、その上方には、上洗浄水管125及び上すすぎ水管127が配設されている。上洗浄ノズル113及び上すすぎノズル115は、上洗浄水管125と上すすぎ水管127との間に設けられた上ノズル軸受117によって、回転可能に支持されている。上ノズル軸受117には、同上ノズル軸受117に対する上洗浄ノズル113の上側の回転摺動部分(以下、上側回転摺動部分と称する)に噴射口が向けられた摺動部すすぎノズル145が設けられている。一方、ラック111の下方には、下洗浄ノズル119及び下すすぎノズル121が配設されている。更にその下方には、下洗浄水管147及び下すすぎ水管149が配設されている。下洗浄ノズル119及び下すすぎノズル121は、下洗浄水管147と下すすぎ水管149との間に設けられた下ノズル軸受123によって、上洗浄ノズル113及び上すすぎノズル115と同様に回転可能に支持されている。
【0010】
次に、ラック111よりも上方の部分を更に詳細に説明する。尚、ラック111よりも下方の部分については、後述する摺動部すすぎノズル145に対応した構造及び動作を除いて、ラック111よりも上方の部分とほぼ同様であるため、その説明は省略する。図2は、上洗浄ノズル113、上すすぎノズル115及び上ノズル軸受117等の中央部分を拡大して示した断面図である。上洗浄水管125と上すすぎ水管127とは、対向する方向から上ノズル軸受117に接続されている。上ノズル軸受117の内部は、内側管151と外側管153とが互いに隔絶された二重管構造になっている。その内側管151は、上すすぎ水管127と接続しており、内側管151内には、図2において黒く塗りつぶされた矢印で示されるすすぎ水が流れるようになっている。一方、内側管151の周りに位置する外側管153は、上洗浄水管125と接続しており、外側管153内には、図2において中が塗りつぶされていない矢印で示される洗浄水が流れるようになっている。
【0011】
上ノズル軸受117の下方には、上洗浄ノズル113が配設されている。上洗浄ノズル113は、図1及び図2に示されるように、横方向に延びる中空の部材であって、下面には、洗浄水を噴射する図示しない複数の洗浄水噴射口が穿設されている。この洗浄水噴射口は、洗浄水を噴射した際の反力によって上洗浄ノズル113自体が回転するような向きに形成されている。上洗浄ノズル113は、上ノズル軸受117の外側管153と連通しており、上洗浄ノズル113の内部には、洗浄水が供給されるようになっている。更に、前述した内側管151は、上洗浄ノズル113を通り更に下方の上すすぎノズル115の上部まで延びており、上洗浄ノズル113を通る部分には、少なくとも1つの(本実施形態では2つの)連通穴155が形成されている。したがって、上洗浄ノズル113の内部には、連通穴155を通ってすすぎ水も供給されるようになっている(ちなみに、洗浄水は、連通穴155を通って上すすぎノズル115に供給されないようになっている)。また、上洗浄ノズル113の上側回転摺動部分129と下側回転摺動部分131には、適宜な摺動部材が設けられていて、上洗浄ノズル113は、この摺動部材を介して上ノズル軸受117に回転可能に支持されている。
【0012】
上洗浄ノズル113の下方には、上すすぎノズル115が配設されている。上すすぎノズル115は、中空の部材であって、前述した内側管151に接続もしくは近接するように上方に突出する管部分115aと、横方向に延びる腕部分115bとからなる。腕部分115bの上部及び下部には、すすぎ水を噴射する図示しない複数のすすぎ水噴射口が穿設されている。すすぎ水噴射口は、すすぎ水を噴射した際の反力によって上すすぎノズル115自体が回転するような向きに形成されている。上すすぎ水管127のすすぎ水は、内側管151、管部分115aを通って腕部分115bに到達する。上すすぎノズル115の管部分115aと上ノズル軸受117との間には、すすぎノズルホルダ157が配設されている。すすぎノズルホルダ157は、上ノズル軸受117の下部に固定されていて、上すすぎノズル115は、すすぎノズルホルダ157に回転可能に取り付けられている。尚、図1等に示された下ノズル軸受123の内部の構造は、上ノズル軸受117の内部の構造と同様であってもよく、下ノズル軸受123の内側管、外側管及び連通穴についても、上述した“内側管151、外側管153及び連通穴155”を用いて説明した通りである。また、下すすぎノズル121の管部分及び腕部分についても、上述した“管部分115a及び腕部分115b”を用いて説明した通りである。
【0013】
次に、本発明の特徴である摺動部すすぎノズル145について説明する。摺動部すすぎノズル145は、上側回転摺動部分129に直接的にすすぎ水を噴射できることが必要であるが、本実施形態においては、摺動部すすぎノズル145は、内側管151と連通するように上ノズル軸受117に設けられている。したがって、摺動部すすぎノズル145を取り付けのための複雑な配管およびそれに伴う変更コストを省くことができる。摺動部すすぎノズル145の噴射口は、上洗浄ノズル113の上側回転摺動部分129に向けられている。本実施形態の摺動部すすぎノズル145は、噴射が広がるタイプのスプレーノズルを用いており、それによって、噴射できる範囲を広げて、1つの摺動部すすぎノズル145(換言すれば1つの噴射口)で期待される効果が得られるようになっているが、噴射範囲は狭くなるが集中的により強力な噴射が可能なタイプの摺動部すすぎノズルを1つ以上設けてもよい。摺動部すすぎノズル145は、上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121によって食器109がすすがれる際に、上側回転摺動部分129に連続的にすすぎ水を噴射する。
【0014】
次に、本実施形態の食器洗浄機105の作動について説明する。図1において、食器109をラック111にセットし洗浄を開始すると、上ノズル軸受117及び下ノズル軸受123の外側管153内には、上洗浄水管125及び下洗浄水管147から洗浄水(洗浄湯でもよい)が供給される。外側管153内に供給された洗浄水は、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119に流入し、上洗浄ノズル113の下面、及び下洗浄ノズル119の上面に穿設された複数の洗浄水噴射口から食器109に噴射される。このとき、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119は、上述した構造によって回転しながら洗浄水を食器109に万遍なく噴射する。尚、使用する洗浄水は洗浄室107内で循環させるため、噴射量の多い好適な洗浄作業が可能となっている。食器109の汚れが落ち洗浄が完了すると、上洗浄水管125及び下洗浄水管147からの洗浄水の供給が停止し、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119の回転、洗浄水の噴射が停止する。
【0015】
洗浄作業が終わると今度はすすぎ作業が始まる。上ノズル軸受117及び下ノズル軸受123の内側管151内には、上すすぎ水管127及び下すすぎ水管149からきれいなすすぎ水(すすぎ湯でもよい)が供給される。内側管151内のすすぎ水の大部分は、上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121の管部分115aを通って腕部分115bに供給される。また、内側管151内のすすぎ水の一部は、途中に設けられた連通穴155から上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119に流入し、それらの内部をすすいできれいにする。腕部分115bに到達したすすぎ水は、図1に矢視されるように、上述したすすぎ水噴射口より上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121の各上下方向に噴射され、食器109はもちろん洗浄室107の天井や側壁等、更に上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119に付着した洗浄水をきれいに洗い流す。また、この噴射によって、上洗浄ノズル113の下側回転摺動部分131に残留している洗浄水もきれいに洗い流される。尚、上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121は、上述した構造によって、回転しながら洗浄水を万遍なく噴射する。こうして、食器109のすすぎが完了する。
【0016】
本実施形態では、上述したすすぎ作業と並行して、摺動部すすぎノズル145からもすすぎ水が噴射される。摺動部すすぎノズル145から噴射される洗浄水は、主に、上洗浄ノズル113の上側回転摺動部分129に噴射される。上側回転摺動部分129には、上洗浄ノズル113と上ノズル軸受117とが相対的な回転関係にあるため、必ず微小な隙間が生じていて、洗浄作業の際に噴射される洗浄水が滞留水として残留している。しかし、この滞留水は、摺動部すすぎノズル145から噴射されるすすぎ水によって除去される。尚、摺動部すすぎノズル145からの噴射は、並行して行われる上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121からのすすぎ水の噴射時間に亙って連続して行われる。また、従来のように噴射されたすすぎ水が跳ね返り等によって間接的に回転摺動部分に到達するのとは異なり、上側回転摺動部分129に直接的に噴射されるので、滞留水は確実にすすぎ落とされる。
尚、上述した摺動部すすぎノズル145は、上すすぎ水管127自体に直接形成されていてもよい。
【0017】
次に、図3及び図4を参照して、本発明の別の実施形態に係る食器洗浄機205について説明する。この食器洗浄機205は、食器洗浄機105の摺動部すすぎノズル145に代えて上ノズル軸受217を備えている点以外は、食器洗浄機105と同様な構造であってもよいので、同様な部分についての説明は省略する。尚、この食器洗浄機205にも前述の摺動部すすぎノズル145を設けてもよいことは言うまでもない。
図3は、食器洗浄機205の断面図であり、図4は、図3の上すすぎ水管127と、これに接続される上ノズル軸受217内の管構造との図示を省略し、上洗浄ノズル113、上すすぎノズル115及び上ノズル軸受217等の中央部分を拡大して示した断面図である。上ノズル軸受217の内部構造は、上ノズル軸受117と同様に二重管構造でよい。この実施形態によると、上ノズル軸受217の頂面には、図示のものでは中央部が最も下方に位置する凹部259が形成されている。また、本実施形態では、凹部259の最下方部には、水除去穴261が穿設されている。水除去穴261は、上ノズル軸受217内の外側管153に連通している。尚、水除去穴261の穿設場所や個数は、本実施形態に限定されるわけではなく、必要に応じて変えてもよい。
【0018】
図3において、上洗浄水管125及び下洗浄水管147より供給された洗浄水は、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119に穿設された洗浄水噴射口より食器109に向けて噴射される。このとき、外側管153と連通する水除去穴261からも洗浄水がわずかに噴射される。洗浄水によって食器109の汚れが除去されると、洗浄作業が終了する。洗浄水の供給がストップして間もなくは、上ノズル軸受217の凹部259に、洗浄水が滞留水239として残留していることがありうるが、時間がたつにつれて、滞留水239は、徐々に水除去穴261から外側管153に流入し、上ノズル軸受217の頂面から除去される。また、引き続くすすぎ作業では、上すすぎノズル115から噴射されるすすぎ水が凹部259に落下することがあるが、それによって従来のように洗浄水が食器109に垂れることはなく、凹部259の水除去穴261から外側管153に流入する。したがって、本実施形態の水除去穴261は、食器109への液だれを防止するだけでなく、凹部259内に溜まった洗浄水及びすすぎ水を再利用することも可能であるため、洗浄水及びすすぎ水の循環の点でも望ましい。
【0019】
図5には、食器洗浄機205の改変実施形態である食器洗浄機305の上ノズル軸受317周辺が示されている。食器洗浄機305は、上記食器洗浄機205において凹部259の代わりにドーム状部359を備えたものである。上ノズル軸受317の頂面には、中央が最も上方に位置するドーム状部359が形成されている。尚、ドーム状部359以外の部分は、食器洗浄機105又は食器洗浄機205の構造と同様であってもよいので説明は省略する。食器洗浄機305において、上洗浄水管及び下洗浄水管より供給された洗浄水は、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズルに穿設された洗浄水噴射口より食器に向けて噴射される。食器の洗浄が終了すると、上すすぎノズル115及び下すすぎノズル121よりすすぎ水が噴射される。このうち上すすぎノズル115から噴射されたすすぎ水の一部は、上方から上ノズル軸受317に降り注ぐものもあるが、ドーム状部359の傾斜によって上ノズル軸受317の頂面に残留することなく下方に流下する。
【0020】
更に、図6には、食器洗浄機205,305とは別の改変実施形態である食器洗浄機405が示されている。また、図9は、図6において符号IXで示される矢印の方向から上すすぎノズル415等を見ていることを前提とし、かつ便宜上、上すすぎ水管127、上ノズル軸受117及び上洗浄水管125を省いた状態で、上洗浄ノズル113と上すすぎノズル415との関係を示す説明図である。尚、食器洗浄機405は、上述した食器洗浄機105の摺動部すすぎノズル145、食器洗浄機205の凹部259(水除去穴261も含む)、食器洗浄機305のドーム状部359等を選択的に備えていてもよい。食器洗浄機405において、図6に横方向に延びる部材として示される上洗浄ノズル113の端部471,473は、図9に示されるように各々がT字形に形成されている。上洗浄ノズル113には、上記食器洗浄機105等の洗浄水噴射口と同様な態様の図示しない洗浄水噴射口が複数穿設されている。上洗浄ノズル113の下方には、上すすぎノズル415が設けられている。上すすぎノズル415には、上記食器洗浄機105等のすすぎ水噴射口と同様な態様の図示しないすすぎ水噴射口が複数穿設されていると共に、外向き噴射口463及び内向き噴射口465が設けられている。
【0021】
次に、外向き噴射口463及び内向き噴射口465について説明する。図7は、外向き噴射口463を含む上すすぎノズル415の要部を拡大した側面図であり、図8は、図7において符号VIIIで示される矢印の方向から上すすぎノズル415を見た場合の平面図である。本改変実施形態では、外向き噴射口463及び内向き噴射口465は、図8及び図9に示されるように、各々横方向(上すすぎノズル415に対してほぼ垂直方向)に突出して設けられている。しかし、両者の突出方向については、図6及び図9に示されるように、上すすぎノズル415を挟んでそれぞれ反対方向に突出している。外向き噴射口463は、図6及び図9から諒解されるように、外向き噴射口463からみて上すすぎノズル415の回転中心部分467と同方向にある端部415bではなく、反対方向にある端部415aに向けられて形成されている。すなわち、外向き噴射口463は、上すすぎノズル415の回転中心部分467の近傍において、図6及び図9から分かるように、回転中心部分467と逆方向を指向している。一方、内向き噴射口465は、上すすぎノズル415の端部415bにおいて、回転中心部分467に向けられて形成されている。
【0022】
外向き噴射口463の開口463aは、図8に示されるように、通路463bを介して上すすぎノズル415の内部と連通している。開口463aの外方には、開口463aから噴出するすすぎ水が広角度に広がるような案内部463cが設けられている。この案内部463cによるすすぎ水の広がり方は、図6に示されるように縦方向に広がるだけでなく、図9に示されるように横方向にも広がる。また、内向き噴射口465は、本改変実施形態では上すすぎノズル415における配設場所及び指向方向が異なる以外は外向き噴射口463と同様な構造からなる。尚、本改変実施形態では外向き噴射口463及び内向き噴射口465は各1つずつであるが、必要に応じて複数個配設しその効果を増大させてもよい。また、外向き噴射口463と内向き噴射口465との上記突出方向は同方向でもよく、更に、回転中心部分467を境に上すすぎノズル415の片側だけに外向き噴射口463及び内向き噴射口465の両方が設けられていてもよい。
【0023】
次に、上述した食器洗浄機405の動作について説明する。図6において、上洗浄水管125及び下洗浄水管147から供給された洗浄水は、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119に穿設された洗浄水噴射口より食器109に向けて噴射される。洗浄水によって食器109の汚れが除去されると、洗浄作業が終了し、すすぎ作業が始まる。上すすぎ水管127及び下すすぎ水管149から供給されたすすぎ水は、上すすぎノズル415及び下すすぎノズル121に穿設されたすすぎ水噴射口より噴射される。本改変実施形態においても上述したすすぎ水噴射口の構造によって、上すすぎノズル415等が回転しながらすすぎ水を噴射するため、すすぎ水は、食器109、上洗浄ノズル113及び下洗浄ノズル119等に万遍なく噴射されて洗浄水がきれいにすすぎ落とされる。これと同時に、上すすぎノズル415の外向き噴射口463及び内向き噴射口465からもすすぎ水が噴射される。まず、内向き噴射口465及び外向き噴射口463から広角度に広がって噴射されたすすぎ水は、図9に示されるような上すすぎノズル415の回転に伴って、上洗浄ノズル113の下面や側面にぶつかって、そこに付着していた洗浄水をすすぎ落とす。更に、側面にぶつかったすすぎ水の一部は、噴射の勢いによって上洗浄ノズル113の上面にも到達しそこにある洗浄水をもすすぎ落とす。このうち、内向き噴射口465からの噴射では、特に上洗浄ノズル113及び上すすぎノズル415の中央部や、上洗浄ノズル113の上側回転摺動部分129及び下側回転摺動部分131等がきれいにすすげる。一方、外向き噴射口463からの噴射では、図9に示される上洗浄ノズル113の端部471,473のうち、T字形の脚部と水平部の接続箇所である屈曲部分469や、図6に示される上洗浄ノズル113の端部471,473の上面475等の従来すすぐことが困難であった部分をすすぐことが可能である。
【0024】
尚、上記に本発明のいくつかの実施形態を、食器洗浄機に適用した場合について説明したが、本発明を実施した洗浄機の洗浄対象は、食器でなくてもよく、ホーク、スプーン又は包丁といった食事や調理に用いるものはもちろん、その他の物品であってもよい。
【0025】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の洗浄機によれば、上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分の近傍に、前記上部の回転摺動部分に向けてすすぎ液を噴射することで該上部の回転摺動部分に滞留した洗浄液を除去する噴射口を少なくとも1つ備えたので、従来確実なすすぎが困難であった上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分に残った洗浄液を確実にすすぐことができるようになった。また、前記噴射口は、上すすぎノズルにすすぎ液を供給するための導管に設けられているので、他の部分に設ける場合に比べて、該噴射口設置に伴う複雑な配管および変更コスト等を省略することができる。
【0026】
請求項に記載の洗浄機によれば、上ノズル軸受の頂面に凹部を形成したので、前記頂面が平面である場合に比べて、残留した洗浄液が被洗浄物に落下しにくくなる。
請求項に記載の洗浄機によれば、請求項に記載の凹部に、前記上ノズル軸受内の洗浄液の流路に連通する穴を少なくとも1つ穿設したので、請求項に記載の洗浄機によって奏する効果に加えて、前記凹所内に残留した洗浄液を迅速に除去することができ、更に確実に被洗浄物への洗浄液の落下を防止することができる。
請求項に記載の洗浄機によれば、請求項に記載の凹部に代えて、前記頂面をドーム状に形成したので、該頂面に洗浄液が残留することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に従って摺動部すすぎノズルを有する食器洗浄機の洗浄室内の断面図である。
【図2】図1の食器洗浄機の上洗浄ノズル及び上すすぎノズル等周辺の部分拡大断面図である。
【図3】上ノズル軸受の頂面に凹部を有する本発明の別の実施形態に係る食器洗浄機の洗浄室内の断面図である。
【図4】図3の食器洗浄機の上ノズル軸受等周辺の部分拡大断面図である。
【図5】上ノズル軸受の頂面にドーム状部を有する本発明の更に別の実施形態に係る食器洗浄機の洗浄室内の断面図である。
【図6】上すすぎノズルに外向き及び内向き噴射口を有する本発明の他の実施形態に係る食器洗浄機の洗浄室内の断面図である。
【図7】図6の外向き噴射口周辺の拡大側面図である。
【図8】外向き噴射口を図7の符号VIIIで示される矢印の方向から見た平面図である。
【図9】図6において符号IXで示される矢印の方向から見た上洗浄ノズルと上すすぎノズルとの関係を示す説明図である。
【図10】従来の食器洗浄機の洗浄室内の断面図である。
【符号の説明】
105,205,305,405…食器洗浄機(洗浄機)、107…洗浄室、109…食器(被洗浄物)、111…ラック(台)、113…上洗浄ノズル、115,415…上すすぎノズル、415b…端部(上すすぎノズルの端部)、117,217,317…上ノズル軸受、127…上すすぎ水管(導管)、129…上側回転摺動部分(上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分)、145…摺動部すすぎノズル(噴射口)、151…内側管(導管)、153…外側管(上ノズル軸受内の洗浄液の流路)、259…凹部、261…水除去穴(穴)、359…ドーム状部、463…外向き噴射口(第1噴射口)、465…内向き噴射口(第2噴射口)、467…回転中心部分、469…屈曲部分(T字形の水平部と脚部の接続箇所)、471,473…端部(上洗浄ノズルの端部)。

Claims (4)

  1. 被洗浄物を置く台と、該台の上方に各々回転可能に支持された上洗浄ノズル及び上すすぎノズルとを含んだ洗浄機において、
    前記上洗浄ノズルの上部の回転摺動部分の近傍には、前記上部の回転摺動部分に向けてすすぎ液を噴射することで該上部の回転摺動部分に滞留した洗浄液を除去する噴射口を少なくとも1つ備え、
    前記噴射口は、前記上すすぎノズルにすすぎ液を供給するための導管に設けられていることを特徴とする洗浄機。
  2. 被洗浄物を置く台と、該台の上方に設けれた上洗浄ノズル及び上すすぎノズルと、前記上洗浄ノズル及び上すすぎノズルを回転可能に支持する上ノズル軸受とを含んだ洗浄機において、前記上ノズル軸受の頂面に凹部を形成したことを特徴とする洗浄機。
  3. 前記凹部には、前記上ノズル軸受内の洗浄液の流路に連通する穴が少なくとも1つ穿設されていることを特徴とする請求項に記載の洗浄機。
  4. 請求項に記載の洗浄機において、前記凹部に代えて、前記頂面をドーム状に形成したことを特徴する洗浄機。
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