JP2573648Y2 - 食器洗浄器 - Google Patents

食器洗浄器

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JP2573648Y2
JP2573648Y2 JP1990110028U JP11002890U JP2573648Y2 JP 2573648 Y2 JP2573648 Y2 JP 2573648Y2 JP 1990110028 U JP1990110028 U JP 1990110028U JP 11002890 U JP11002890 U JP 11002890U JP 2573648 Y2 JP2573648 Y2 JP 2573648Y2
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正敏 冨安
英次郎 中川
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Chubu Electric Power Co Inc
Sharp Corp
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Chubu Electric Power Co Inc
Sharp Corp
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,米粒等の落とし難い食器の汚れを重点的に
洗浄することができる食器洗浄器に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図に従来の食器洗浄器Bの概略構造を示す。食器
洗浄器Bは,洗浄槽1内に食器収納かごの一例である上
かご4及び下かご5に対して,それぞれ洗浄水を噴射す
る水平の上ノズル7と下ノズル6とを,各かご4,5の下
部に具備している。上記各ノズル6,7は,洗浄槽1の垂
直中心線Lの廻りに旋回駆動され,洗浄時,旋回しなが
ら上記上かご4及び下かご5内に収納された食器に洗浄
水を噴射する。上記上ノズル7と下ノズル6の噴射部7
a,6aの噴射方向はそれぞれその上方のかごに収納された
食器に洗浄水がまんべんなく当たるように垂直に設定さ
れている。
上記洗浄水は食器から滴下する時,ヒータ16により加
熱されながら,洗浄槽1内に一定時間循環噴射され,そ
の時間が経過した後,排水ポンプ14によって器外に排水
される。ここに,17は上下のノズルを連結する連結パイ
プである。2は食器洗浄器Bの本体カバー,3はドアボッ
クスである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように従来の食器洗浄器における洗浄用のノズ
ルの噴射部の方向は上かご4又は下かご5に載置された
食器にまんべんなく洗浄水が当たるように設計されてい
るので,上記上かご4又は下かご5に載置された食器に
対しては洗浄水が分散されて作用するため,落ち難い汚
れに対しては必ずしも十分な洗浄力を持つとは言えな
い。
例えば食器の汚れには油脂類に比べ,落ち難い飯粒が
あり,特に乾燥してこびりついた飯粒は上記した従来の
食器洗浄器による洗浄では落ちない場合が多かった。
従って,本考案が目的とするところは,通常の落ちや
すい油脂等の汚れはもちろん,飯粒等の落ち難い汚れに
対しても重点的に強力に作用して短時間できつい汚れを
落とすことのできる食器洗浄器を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は,洗浄槽内の食器
収納かごに置かれた食器に対して洗浄水を噴射する噴射
部を2系統具備し,該2系統の噴射部を選択的に若しく
は同時に使用するように切り換える切換手段を具備する
食器洗浄器において,上記2系統の噴射部の内,一方
が,該噴射部の長手方向中央部を中心として該噴射部に
垂直な軸回りに旋回することにより,上記食器収納かご
に収納された各食器にまんべんなく洗浄水を噴射する第
1の噴射部であり,他方が,上記第1の噴射部よりも上
記食器収納かごに近い位置に設置され,当該噴射部の長
手方向軸芯回りに所定角度範囲内で揺動することによ
り,上記食器収納かごの所定位置に置かれた食器に対し
て洗浄水を噴射する第2の噴射部であることを特徴とす
る食器洗浄器として構成されている。
〔作用〕
本考案の食器洗浄装置に設けられた食器収納かごに収
納された食器にまんべんなく洗浄水を噴射する第1の噴
射部に加え,特にきつい汚れであることを意識して,食
器収納かごの所定の収納位置に置かれた米粒等の付着し
た食器に指向する第2の噴射部を備えており,更に上記
第2の噴射部は上記第1の噴射部よりも上記食器収納か
ごに近い位置に設置されていることにより食器の汚れに
対して洗浄水がより強く噴射されるため,落ちやすい汚
れはもちろん,汚れのきつい食器が重点的に洗浄される
ようになり,飯粒等のきつい汚れに対して十分な効果を
奏する。
〔実施例〕
続いて,第1図乃至第6図の添付図面を参照して本考
案を具体化した実施例につき説明し,本考案の理解に供
する。
ここに,第1図は本考案の一実施例に係る食器洗浄器
の概略正断面図,第2図は同食器洗浄器の概略側断面
図,第3図は同食器洗浄器に用いるノズルの斜視図,第
4図は同ノズルの駆動機構を示す正面図,第5図は同ノ
ズルの反転制御機構を示す概略斜視図である。
尚,以下の実施例は本考案を具体化した一例に過ぎ
ず,本考案の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
この実施例における洗浄槽1,上かご4,下かご5,上ノズ
ル7,下ノズル6及びこれらの駆動装置については,第6
図に示した従来の食器洗浄器Bと変わるところがない。
この実施例における食器洗浄器Aでは,洗浄ポンプ9
の吐出部に切換弁10(切換手段の一例)が設けられ,こ
の切換弁10を介して,前記上下ノズル7,6(第1の噴射
部の一例)への連結パイプ17及び上かご4の下部に配設
された重点ノズル8(第2の噴射部の一例)への給水管
18が洗浄ポンプ9と連結されている。即ち,上記切換弁
10は連結パイプ17及び給水管18を洗浄ポンプ9に対して
切り換える役目を果たす。
上記重点ノズル8は,第3図に示す如く,上記上ノズ
ル7よりも上記上かご4に近い位置に設置されており,
また,第3図に示す如く,洗浄装置1に取り付けられた
ブラケット19により,その長手方向の中心線を中心とし
て回動自在に支持されている。
また,上記上かご4は,その所定収納位置に汚れのひ
どい食器を置くように指定されており,上記重点ノズル
8の噴射部8aは上記所定収納位置に置かれた食器に対し
て重点的に指向している。
更に,上記重点ノズル8の端部には,第4図に示す如
くギャ12が固定され,このギャ12に洗浄槽1の外側面に
取り付けられたノズル駆動モータ13に取り付けられたギ
ャ20が噛み合っている。
上記ノズル駆動モータ13は,同期モータでその負荷が
常時検出されており,一定の負荷がかかったときに回転
方向を反転するように制御される。
そのため,上記重点ノズル8の洗浄槽1の内側におけ
る端部には第5図に示す如く,ピン22がその半径方向に
固定され,上記ピン22と干渉可能の一対のピン21,21が
前記洗浄槽1の内面に固着されている。
従って,重点ノズル8がある角度まで回動駆動される
と,前記ピン22がピン21に当接し,その負荷が所定値を
上回った時点で重点ノズル8の回転方向が切り換えられ
る。こうして,重点ノズル8は前記ピン22がピン21,21
と交互に干渉することにより,所定の噴射角度範囲内で
反転駆動を繰り返す。
上記重点ノズル8の回動範囲は,上記重点ノズル8の
噴射部8aから噴射された洗浄水が,常時上記所定収納位
置に置かれた食器の内面から外れないように,上記食器
の内面範囲内で噴射するように設定されている。
尚,上記実施例では重点ノズル8自身をその長手方向
の軸芯まわりに回動させて噴射部8aを揺動させる場合を
述べたが,その噴射部8aのみを揺動させて食器の内面の
範囲内で洗浄水を噴射するようにしても良い。
次に,上記食器洗浄器Aの動作につき説明する。
洗浄槽1の下部に一定量の水が給水された時点で,ま
ず切換弁10が作動し,上ノズル7及び下ノズル6への給
水が停止され,代わって重点ノズル8への給水が開始さ
れる。洗浄水は前記給水管18を通り,フレキシブルホー
ス11から重点ノズル8に流入し,噴射部8aより上記上か
ご4内の所定収納位置に置かれた汚れのきつい食器の内
面に向けて噴射される。
上記洗浄ポンプ9の作動と同時に,ノズル駆動モータ
13が駆動され,前記ギャ12,20を介して重点ノズル8が
往復回動される。上記往復回動は,前記した如く,ピン
21,21とピン22との干渉によりその回動範囲が設定され
ている。この実施例では,重点ノズル8の回動範囲は前
記したように上記汚れのひどい食器の内面の範囲内に洗
浄水を噴射するように設定されている。
次に,上記重点ノズル8の洗浄効果について説明す
る。
第7図は従来の第6図に示したノズルと上記重点ノズ
ル8の噴射状態をそれぞれ対比して説明する図である。
ここに(a)は従来ノズル,(b)は重点ノズルの噴射
状態を示す。
(a)に示した従来ノズルでは,矢印Fで示される噴
射水流は茶碗23の内面に向かって噴射部7aから垂直にの
み噴射される。これに対して重点ノズル8では茶碗23の
内面の湾曲に沿って噴射水流Fが揺動噴射される。
第8図は従来のノズルと重点ノズル8の流体力学的説
明図である。ここに(c)は従来ノズル7,(d)は重点
ノズル8について示している。
即ち,飯粒に対する水流噴射による洗浄では,飯粒の
食器面に対する主水流力Fの水平分力(剪断力)が飯粒
除去の主作用力となる。そこで第8図に示したように,
重点ノズル8の水流噴射は,従来のノズル7の水流噴射
に比べ茶碗内面に対し小さな傾斜角θで作用するので,
その剪断方向分力Fh=Fcosθが従来のノズルと比べ大き
くなる。
更に,重点ノズル8の回動による食器面に対する水平
角速度分力が付加されるため,従来ノズルよりも除去力
が向上する。
更に,上記重点ノズル8は,上述したように上記従来
のノズル7よりも食器に近い位置に設置されているた
め,より洗浄能力が高められる。
更にまた,重点ノズル8の噴射方向は,前記したよう
に茶碗内面の範囲内に限られるため,効率良く茶碗内面
の飯粒除去に作用すると共に,茶碗から外れて洗浄槽1
に当たることがないので,洗浄槽1に噴射水流が当った
時の騒音が無く,静かにきつい汚れを除去することがで
きる。
上記したように一定時間重点ノズル8による噴射を行
って,きつい汚れを重点的に除去した後,切換弁10が切
り換えられ,上下ノズル7,6への給水が開始される。上
下ノズル7,6への給水は前記重点ノズル8への給水と並
行して行っても,又,重点ノズル8を停止して上下ノズ
ル7,6のみへ給水しても良い。
上記したように重点ノズル8の噴射による洗浄時に
は,茶碗に噴射された洗浄水は下かご5に流れ落ちて下
かご5内の食器に当たり,これを洗浄する効果を発揮す
るため,重点ノズル8による洗浄工程後の下ノズル6に
よる洗浄工程の時間が従来より短縮でき,全体としては
第6図に示した従来の洗浄装置による洗浄時間とほぼ同
等の時間の洗浄により,洗浄力を著しく向上することが
できる。
〔考案の効果」 本考案は以上述べたように,従来のムラのない第1の
噴射部に加えて,上記第1の噴射部よりも食器収納かご
に近い位置に設置され,該収納かごの所定位置に置かれ
た食器に対して洗浄水を揺動噴射する第2の噴射部を具
備し,これらを選択的に切り換えて,まんべんない洗浄
とは別に上記所定位置に置かれた汚れのきつい食器に対
してより強い噴射力で上記食器内面に沿った強力な洗浄
を行うことができるので,汚れのきつい食器の汚れを効
率よく短時間に落とすことができ,従来のムラのない噴
射のみの場合と較べて著しく洗浄力を高めることがで
き,しかも汚れのきつい食器と通常の汚れの食器とを区
別して洗浄することができるので,食器の洗浄時間を著
しく短縮して確実に洗浄することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る食器洗浄器の概略正断
面図,第2図は同食器洗浄器の概略側断面図,第3図は
同食器洗浄器に用いるノズルの斜視図,第4図は同ノズ
ルの駆動機構を示す正面図,第5図は同ノズルの反転制
御機構を示す概略斜視図,第6図は従来の食器洗浄器を
示す概略正断面図,第7図及び第8図はそれぞれノズル
による洗浄作用を説明する概念図である。 〔符号の説明〕 1…洗浄槽、8…ノズル(重点ノズル) 9…洗浄ポンプ、10…切換弁 18…給水管、19…ブラケット 12,20…ギャ 13…ノズル駆動モータ 23…茶碗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−237964(JP,A) 特開 平2−82931(JP,A) 実開 昭56−111968(JP,U) 実開 平3−128058(JP,U) 実開 平2−29658(JP,U) 実開 昭62−202259(JP,U) 実開 昭62−30767(JP,U) 実開 昭62−204561(JP,U) 実開 昭58−11449(JP,U) 実開 平2−112256(JP,U) 実開 昭63−79850(JP,U) 実開 昭51−63672(JP,U) 実開 昭49−12768(JP,U) 実公 昭42−3110(JP,Y1) 特公 昭63−36770(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄槽内の食器収納かごに置かれた食器に
    対して洗浄水を噴射する噴射部を2系統具備し,該2系
    統の噴射部を選択的に若しくは同時に使用するように切
    り換える切換手段を具備する食器洗浄器において, 上記2系統の噴射部の内,一方が,該噴射部の長手方向
    中央部を中心として該噴射部に垂直な軸回りに旋回する
    ことにより,上記食器収納かごに収納された各食器にま
    んべんなく洗浄水を噴射する第1の噴射部であり, 他方が,上記第1の噴射部よりも上記食器収納かごに近
    い位置に設置され,当該噴射部の長手方向軸芯回りに所
    定角度範囲内で揺動することにより,上記食器収納かご
    の所定位置に置かれた食器に対して洗浄水を噴射する第
    2の噴射部であることを特徴とする食器洗浄器。
JP1990110028U 1990-10-19 1990-10-19 食器洗浄器 Expired - Lifetime JP2573648Y2 (ja)

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