JPH0415606A - 光コネクタ用セラミックフェルールの射出成形用金型 - Google Patents
光コネクタ用セラミックフェルールの射出成形用金型Info
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- JPH0415606A JPH0415606A JP2119503A JP11950390A JPH0415606A JP H0415606 A JPH0415606 A JP H0415606A JP 2119503 A JP2119503 A JP 2119503A JP 11950390 A JP11950390 A JP 11950390A JP H0415606 A JPH0415606 A JP H0415606A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は光コネクタの一部をなすセラミックフェルール
を射出成形するための金型に関する。
を射出成形するための金型に関する。
(従来の技術)
加入者系の光通信網の飛躍的な発展に伴い、光ファイバ
相互の接続に用いる光コネクタの役割が増大している。
相互の接続に用いる光コネクタの役割が増大している。
光コネクタにはバヨネット型、ブツシュオン型、プッシ
ュプル型、SCC型番各種構造のものがあるが、一般的
な光コネクタとして第13図にFC型の光コネクタを示
す。この光コネクタは一対のプラグ100,100とこ
れらプラグ100,100をつなぐアダプタ200から
なり、プラグ100はホルダ101内にフェルール10
2を保持し、またフード103を介してファイバコード
104を挿入し、このファイバコード104から引出し
た光ファイバ105を前記フェルール102の中心に形
成した貫通孔に挿入し、その先端をフェルール102の
先端に面一に臨ませている。
ュプル型、SCC型番各種構造のものがあるが、一般的
な光コネクタとして第13図にFC型の光コネクタを示
す。この光コネクタは一対のプラグ100,100とこ
れらプラグ100,100をつなぐアダプタ200から
なり、プラグ100はホルダ101内にフェルール10
2を保持し、またフード103を介してファイバコード
104を挿入し、このファイバコード104から引出し
た光ファイバ105を前記フェルール102の中心に形
成した貫通孔に挿入し、その先端をフェルール102の
先端に面一に臨ませている。
そして、左右のプラグ100,100の光ファイバ10
5を接続するには、フェルール102の先端をアダプタ
200の割りスリーブ201内に差し込んだ後、ホルダ
101の外側に設けた締め付はナツト106をアダプタ
200に形成したネジ部202に螺合することで、左右
のプラグ100.100のフェルール102先端面を割
りスリーブ内で当接せしめ、フェルール先端中心の光フ
ァイバ105同士を突き合わせる。
5を接続するには、フェルール102の先端をアダプタ
200の割りスリーブ201内に差し込んだ後、ホルダ
101の外側に設けた締め付はナツト106をアダプタ
200に形成したネジ部202に螺合することで、左右
のプラグ100.100のフェルール102先端面を割
りスリーブ内で当接せしめ、フェルール先端中心の光フ
ァイバ105同士を突き合わせる。
ここで、前記フェルール102としては強度、耐熱性等
に優れたセラミック製のものが知られている。斯かるセ
ラミックフェルールを製造するには、先ず第14図(A
)に示すようにアルミナやジルコニア等をバインダーと
ともに混練したセラミックコンパウンドを押出成形して
ロッド状成形体110を得る。ここで、成形の際にはロ
ッド状成形体110の中心にナイロン製ワイヤ111を
埋設しておく。
に優れたセラミック製のものが知られている。斯かるセ
ラミックフェルールを製造するには、先ず第14図(A
)に示すようにアルミナやジルコニア等をバインダーと
ともに混練したセラミックコンパウンドを押出成形して
ロッド状成形体110を得る。ここで、成形の際にはロ
ッド状成形体110の中心にナイロン製ワイヤ111を
埋設しておく。
次いで成形体110を焼成し同時にナイロン製ワイヤ1
11をガス化除去し、第14図(B)に示すように中心
部に光ファイバ挿入用の貫通孔112を形成したセラミ
ック焼成体113とし、このセラミック焼成体113を
貫通孔112を中心として回転させつつ研削研磨治具1
14を用いて外周面を研削研磨加工することで、セラミ
ック焼成体113の中心と貫通孔112とを一致せしめ
、この後、第14図(C)及び(D)に示すように研削
研磨治具115によって先端外周に糸面取りを行ない、
研削研磨治具116によって後端部にテーパ状ガイド孔
117を形成してフェルール102とするようにしてい
る。
11をガス化除去し、第14図(B)に示すように中心
部に光ファイバ挿入用の貫通孔112を形成したセラミ
ック焼成体113とし、このセラミック焼成体113を
貫通孔112を中心として回転させつつ研削研磨治具1
14を用いて外周面を研削研磨加工することで、セラミ
ック焼成体113の中心と貫通孔112とを一致せしめ
、この後、第14図(C)及び(D)に示すように研削
研磨治具115によって先端外周に糸面取りを行ない、
研削研磨治具116によって後端部にテーパ状ガイド孔
117を形成してフェルール102とするようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題)
上述したように、従来は押出成形していたため、焼成後
にガイド孔等を後で研削研磨加工しなければならず、特
にセラミックの場合には高硬度であるためガイド孔11
7の中心と貫通孔112とを一致せしめることが困難で
第14図(D)に示すようにズレを生じスムーズに光フ
ァイバを挿入できなくなる。
にガイド孔等を後で研削研磨加工しなければならず、特
にセラミックの場合には高硬度であるためガイド孔11
7の中心と貫通孔112とを一致せしめることが困難で
第14図(D)に示すようにズレを生じスムーズに光フ
ァイバを挿入できなくなる。
そこで予め射出成形によりガイド孔117の部分まで同
時に成形することが考えられるが、射出成形の場合には
エアの巻き込みによるボアやボイドが生じやすい。
時に成形することが考えられるが、射出成形の場合には
エアの巻き込みによるボアやボイドが生じやすい。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決すべく本発明は、光コネクタのセラミッ
クフェルールを射出成形する金型の成形用キャビティの
中心部に、下方から光ファイバ挿入孔を形成するピンを
臨ませるとともにキャビティの所定部分ににエアベント
或いはエア抜き溝を設けた。
クフェルールを射出成形する金型の成形用キャビティの
中心部に、下方から光ファイバ挿入孔を形成するピンを
臨ませるとともにキャビティの所定部分ににエアベント
或いはエア抜き溝を設けた。
(作用)
射出機内で加熱加圧されたセラミックコンパウンドはノ
ズルを介して金型のスプルー内に射出され、スプルーか
らランチ、ゲートを通ってキャビティ内に下方から入る
。そして、キャビティの上端部にはエアベント部若しく
はエア抜き溝が形成されているので、射出の際に巻き込
んだエアはエアベント部に押し込まれるかエア抜き溝か
ら外部に排出される。
ズルを介して金型のスプルー内に射出され、スプルーか
らランチ、ゲートを通ってキャビティ内に下方から入る
。そして、キャビティの上端部にはエアベント部若しく
はエア抜き溝が形成されているので、射出の際に巻き込
んだエアはエアベント部に押し込まれるかエア抜き溝か
ら外部に排出される。
(実施例)
以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明に係る光コネクタ用フェルールを射出成
形する金型装置の型締め状態の断面図、第2図は第1図
のA方向矢視図、第3図は第1図の要部拡大図である。
形する金型装置の型締め状態の断面図、第2図は第1図
のA方向矢視図、第3図は第1図の要部拡大図である。
金型装置は上型1と下型2を備え、上型1はフレーム等
に固定され、下型2は昇降自在な基台3上に取り付けら
れる。そして、上型1上面には射出機のノズル4が嵌り
込む凹部5が形成され、この凹部5の底部から下方にス
プルー6が伸び、ノズル4からスプルー6に注入された
セラミックコンパウンドを上型1と下型2の合せ部に形
成したランナ7、リングゲート8及びフィルムゲート9
を介して上型1に形成したキャビティ10内に送り込む
ようにしている。ここで、キャビティ10の上端部には
エアベント部10aを設け、成形時にキャビティ10内
のエアがこのエアベント部lOaに集中するようにして
いる。
に固定され、下型2は昇降自在な基台3上に取り付けら
れる。そして、上型1上面には射出機のノズル4が嵌り
込む凹部5が形成され、この凹部5の底部から下方にス
プルー6が伸び、ノズル4からスプルー6に注入された
セラミックコンパウンドを上型1と下型2の合せ部に形
成したランナ7、リングゲート8及びフィルムゲート9
を介して上型1に形成したキャビティ10内に送り込む
ようにしている。ここで、キャビティ10の上端部には
エアベント部10aを設け、成形時にキャビティ10内
のエアがこのエアベント部lOaに集中するようにして
いる。
また、下型2内には成形ピン11の基端部を螺着し、こ
の成形ピン11をストリッパプレート12を介してキャ
ビティ10の中心に臨ませている。
の成形ピン11をストリッパプレート12を介してキャ
ビティ10の中心に臨ませている。
即ち、ストリッパブレート12の中央下面には下方に向
って広がるテーパ孔13を形成し、成形ピン11の外周
に前記テーパ孔13に適合するテーバ面を有するガイド
部材14を外嵌して成形ピン11の型締め時の芯出しを
行なうようにしている。
って広がるテーパ孔13を形成し、成形ピン11の外周
に前記テーパ孔13に適合するテーバ面を有するガイド
部材14を外嵌して成形ピン11の型締め時の芯出しを
行なうようにしている。
一方、下型2の下面には下方からボルト15を螺着し、
このボルト15を第1の可動プレート16に挿通し、下
型2下面と可動プレート16上面との間に縮装した第1
のスプリング17にて第1の可動プレート16を下方に
付勢し、且つボルト15の頭部で可動プレート16の落
下を防止している。また可動プレート16には上方に伸
びるロッド18を固着し、このロッド18上端を前記ス
トリッパブレート12の下面にネジ止めしている。
このボルト15を第1の可動プレート16に挿通し、下
型2下面と可動プレート16上面との間に縮装した第1
のスプリング17にて第1の可動プレート16を下方に
付勢し、且つボルト15の頭部で可動プレート16の落
下を防止している。また可動プレート16には上方に伸
びるロッド18を固着し、このロッド18上端を前記ス
トリッパブレート12の下面にネジ止めしている。
また、可動プレート16には段付きの貫通孔19を設け
、この貫通孔19に上方からボルト20を挿通し、この
ボルト20下端に第2の可動プレート21を螺着し、ボ
ルト20の周囲で可動プレート16下面と可動プレート
21上面との間に前記第1のスプリング17よりも弾発
力の大なる第2のスプリング22を縮装している。そし
て、第2の可動プレート21には第1の可動プレート1
6を貫通してその先端部が前記スプルー6、ランナ7、
リングゲート8及びフィルムゲート9の所定部分に臨む
エジェクタピン23・・・の基端部を固着している。ま
た可動プレート21には可動プレート16及び下型2を
貫通してその先端部が下型2上面に臨む緩衝ロッド24
の基端部を取り付け、この緩衝ロッド24の周囲で前記
下型2と第1の可動プレート16との間にスプリング2
5を縮装している。
、この貫通孔19に上方からボルト20を挿通し、この
ボルト20下端に第2の可動プレート21を螺着し、ボ
ルト20の周囲で可動プレート16下面と可動プレート
21上面との間に前記第1のスプリング17よりも弾発
力の大なる第2のスプリング22を縮装している。そし
て、第2の可動プレート21には第1の可動プレート1
6を貫通してその先端部が前記スプルー6、ランナ7、
リングゲート8及びフィルムゲート9の所定部分に臨む
エジェクタピン23・・・の基端部を固着している。ま
た可動プレート21には可動プレート16及び下型2を
貫通してその先端部が下型2上面に臨む緩衝ロッド24
の基端部を取り付け、この緩衝ロッド24の周囲で前記
下型2と第1の可動プレート16との間にスプリング2
5を縮装している。
更に、第2図に示すように前記第2の可動プレート21
の側部からは上方に向って門型フレーム26か起立し、
この門型フレーム26で囲まれる空間内に前記上型1に
取り付けたストッパボルト27が上方から入り込むよう
にしている。
の側部からは上方に向って門型フレーム26か起立し、
この門型フレーム26で囲まれる空間内に前記上型1に
取り付けたストッパボルト27が上方から入り込むよう
にしている。
尚、図示例にあっては、金型装置を上下の型1゜2によ
って構成したが、左右の型によって構成してもよい。
って構成したが、左右の型によって構成してもよい。
以上の構成からなる金型装置を用いてフェルールを射出
成形する手順を以下に説明する。
成形する手順を以下に説明する。
先ず、第1図に示す型締め状態とし、この状態で射出機
のノズル4からスプルー6、ランナ7、リングゲート8
、フィルムゲート9を介してキャビティ10内にセラミ
ックコンパウンドを射出する。射出条件は以下の通りで
ある。
のノズル4からスプルー6、ランナ7、リングゲート8
、フィルムゲート9を介してキャビティ10内にセラミ
ックコンパウンドを射出する。射出条件は以下の通りで
ある。
セラミックコンパウンドの温度:140〜170℃セラ
ミックコンパウンドの粘度; so、oo。
ミックコンパウンドの粘度; so、oo。
〜iso、ooocps
射出圧力 ; 900〜1800kg/cm
”保圧圧力 ; 180−800kg/cm
2保圧時間 −05〜5秒 またセラミックコンパウンドの組成割合は以下の通りと
した。
”保圧圧力 ; 180−800kg/cm
2保圧時間 −05〜5秒 またセラミックコンパウンドの組成割合は以下の通りと
した。
セラミック粉末;78〜86WT%
(最適値は82WT%)
バインダー ;14〜22WT%
(最適値は18WT%)
また、セラミック粉末としては平均粒径0.5μmの部
分安定化ジルコニアを使用し、バインダーとしてはアク
リル系熱可塑性樹脂、パラフィンワックス及びフタル酸
ジ−n−ブチルを混合したものを使用する。混合割合と
してはアクリル系熱可塑性樹脂を6〜22WT%(好ま
しくは14.5WT%)、パラフィンワックスを14W
T%以下(好ましくは3、OWT%)、フタル酸ジ−n
−ブチルを2WT%以下(好ましくは0.5WT%)と
する。
分安定化ジルコニアを使用し、バインダーとしてはアク
リル系熱可塑性樹脂、パラフィンワックス及びフタル酸
ジ−n−ブチルを混合したものを使用する。混合割合と
してはアクリル系熱可塑性樹脂を6〜22WT%(好ま
しくは14.5WT%)、パラフィンワックスを14W
T%以下(好ましくは3、OWT%)、フタル酸ジ−n
−ブチルを2WT%以下(好ましくは0.5WT%)と
する。
ここで、キャビティ10内にセラミックコンパウンドが
充填される際にキャビティ10内のエアはセラミックコ
ンパウンドの流入によってキャビティ外に排出されるが
、若干のエアはキャビティ内に残る。そしてこの残った
エアはキャビティ10上端部のエアベント部10aに溜
まる。
充填される際にキャビティ10内のエアはセラミックコ
ンパウンドの流入によってキャビティ外に排出されるが
、若干のエアはキャビティ内に残る。そしてこの残った
エアはキャビティ10上端部のエアベント部10aに溜
まる。
以上の如くして、第4図に示すようにセラミックコンパ
ウンドが固まって成形品W0が出来たならば、第5図に
示すように基台3を下降せしめる。
ウンドが固まって成形品W0が出来たならば、第5図に
示すように基台3を下降せしめる。
すると、基台3とともに下型2、第1及び第2の可動プ
レート16.21が一体的に下降し、キャビティ10か
ら成形品W0を引き出す。尚、この時成形品W0が上型
1側に残らないようするため、成形ピン11−の大径部
を逆テーパ状とするか大径部外周面を粗面にしておくと
よい。
レート16.21が一体的に下降し、キャビティ10か
ら成形品W0を引き出す。尚、この時成形品W0が上型
1側に残らないようするため、成形ピン11−の大径部
を逆テーパ状とするか大径部外周面を粗面にしておくと
よい。
このようにして、下型2、第1及び第2の可動プレート
16.21が一体的に下降すると、第2の可動プレート
21に取り付けられた門型フレーム26も下降し、スト
ッパボルト28の頭部に門型フレーム26が当接して第
2の可動プレート21の下降が停止する。そして、第2
の可動プレート21の下降が停止すると、スプリング2
2の弾発力がスプリング17の弾発力よりも大きいため
、第1の可動プレート16の下降にも制動がかかり、第
6図に示すようにロッド18によりストリッパプレート
12が相対的に上昇し、成形品Woから成形ピン11が
引き抜かれる。
16.21が一体的に下降すると、第2の可動プレート
21に取り付けられた門型フレーム26も下降し、スト
ッパボルト28の頭部に門型フレーム26が当接して第
2の可動プレート21の下降が停止する。そして、第2
の可動プレート21の下降が停止すると、スプリング2
2の弾発力がスプリング17の弾発力よりも大きいため
、第1の可動プレート16の下降にも制動がかかり、第
6図に示すようにロッド18によりストリッパプレート
12が相対的に上昇し、成形品Woから成形ピン11が
引き抜かれる。
そして更に基台3とともに下型2が下降すると、下型2
の下面が第1の可動プレート16上面に当たり、第1の
可動プレート16が押し下げられ、また下型2が第2の
可動プレート21に相対的に接近して第7図に示すよう
に、エジェクタピン23が上昇し、ストリッパプレート
12から成形品W0を払い出す。この時点での成形品W
0には第8図に示すように、スプルー6、ランナ7、リ
ングゲト8、フィルムゲート9の部分で成形された部分
も付いている。
の下面が第1の可動プレート16上面に当たり、第1の
可動プレート16が押し下げられ、また下型2が第2の
可動プレート21に相対的に接近して第7図に示すよう
に、エジェクタピン23が上昇し、ストリッパプレート
12から成形品W0を払い出す。この時点での成形品W
0には第8図に示すように、スプルー6、ランナ7、リ
ングゲト8、フィルムゲート9の部分で成形された部分
も付いている。
次いで、成形品W0を焼成した後フェルールとなる部分
を切断する。ここで、前記したようにキャビティ10の
上端部にはエアベント部10aを設けているためこの部
分にはボアやボイドが生じやすい。そこで、第9図に示
すようにエアベント部10aによって成形される部分に
ついては、焼成後に研削研磨加工によって除去するダミ
一部W1となるように見込んでおく。
を切断する。ここで、前記したようにキャビティ10の
上端部にはエアベント部10aを設けているためこの部
分にはボアやボイドが生じやすい。そこで、第9図に示
すようにエアベント部10aによって成形される部分に
ついては、焼成後に研削研磨加工によって除去するダミ
一部W1となるように見込んでおく。
このようにして第10図に示すような光ファイバの挿入
孔30.この挿入孔30にその中心が正l確に一致する
テーバガイド孔31及び面取り部32を一体的に後加工
せずに成形したセラミックフェルールWが得られる。
孔30.この挿入孔30にその中心が正l確に一致する
テーバガイド孔31及び面取り部32を一体的に後加工
せずに成形したセラミックフェルールWが得られる。
第11図及び第12図は別実施例を示す第3図と同様の
図であり、第11図に示す実施例にあってはキャビティ
10の上面に径方向のエア抜き溝32を形成し、第12
図に示す実施例にあっては上型1に形成した成形ピン1
1の上端部が進入する受け孔33を成形ピン11よりも
大径にし、成形ピン11外周と受け孔33内周との間を
エア抜き孔34としている。このような構成とすること
でエアベント部10aの容積を少なくして焼成後に研削
研磨加工しなければならない部分を最小にでき、場合に
よってはエアベント部を省略できる。
図であり、第11図に示す実施例にあってはキャビティ
10の上面に径方向のエア抜き溝32を形成し、第12
図に示す実施例にあっては上型1に形成した成形ピン1
1の上端部が進入する受け孔33を成形ピン11よりも
大径にし、成形ピン11外周と受け孔33内周との間を
エア抜き孔34としている。このような構成とすること
でエアベント部10aの容積を少なくして焼成後に研削
研磨加工しなければならない部分を最小にでき、場合に
よってはエアベント部を省略できる。
また、受け孔33の径を大きくすると成形ピン11の芯
3出しに影響することが考えられる。そこで、受け孔3
3内面に例えば3個のボールベアリング35を設け、こ
れらボールベアリング35の間に成形ピン11を通し、
エア抜き用の隙間を確保しつつ芯出しを行なえるように
してもよい。
3出しに影響することが考えられる。そこで、受け孔3
3内面に例えば3個のボールベアリング35を設け、こ
れらボールベアリング35の間に成形ピン11を通し、
エア抜き用の隙間を確保しつつ芯出しを行なえるように
してもよい。
(効果)
以上に説明したように本発明によれば、射出成形用金型
のキャビティ上端部にエアベント部を設けるか、キャビ
ティの上端面径方向にエア抜き溝を形成するか或いは型
締めの際に成形ピンの上端部が進入する受け孔内周面と
ピン外周面との間にエア抜き孔を形成するようにしたの
で、ガイド孔等を後加工で形成する必要がなくしかもボ
アやボイドがなく中心孔の位置が正確なフェルールが得
られる。
のキャビティ上端部にエアベント部を設けるか、キャビ
ティの上端面径方向にエア抜き溝を形成するか或いは型
締めの際に成形ピンの上端部が進入する受け孔内周面と
ピン外周面との間にエア抜き孔を形成するようにしたの
で、ガイド孔等を後加工で形成する必要がなくしかもボ
アやボイドがなく中心孔の位置が正確なフェルールが得
られる。
第1図は本発明に係る光コネクタ用セラミックフェルー
ルを射出成形する金型装置の型締め状態の断面図、第2
図は第1図のA方向矢視図、第3図は第1図の要部拡大
図、第4図はキャビティ内にセラミックコンパウンドを
充填した状態の金型要部の拡大図、第5図はキャビティ
から成形品を引き抜いた状態の金型装置の断面図、第6
図は第5図の要部拡大図、第7図はエジェクタピンにて
成形品を突き上げた状態の金型装置の断面図、第8図は
離型後の成形品の断面図、第9図は成形品に研削研磨加
工を施している状態を示す図、第10図はフェルールの
断面図、第11図及び第12図は別実施例を示す図、第
13図は従来の光コネクタの分解図、第14図(A)乃
至(D)は従来のセラミックフェルールの製作工程を示
す図である。 尚、図面中1は上型、2は下型、6はスプルー7はラン
チ、8.9はゲート、10はキャビティ、10aはエア
ベント部、11は成形ピン、12はストリッパブレート
、16は第1の可動プレート、21は第2の可動プレー
ト、32はエア抜き溝、34はエア抜き孔、Wはフェル
ールである。 第4 図 第6図 第11図
ルを射出成形する金型装置の型締め状態の断面図、第2
図は第1図のA方向矢視図、第3図は第1図の要部拡大
図、第4図はキャビティ内にセラミックコンパウンドを
充填した状態の金型要部の拡大図、第5図はキャビティ
から成形品を引き抜いた状態の金型装置の断面図、第6
図は第5図の要部拡大図、第7図はエジェクタピンにて
成形品を突き上げた状態の金型装置の断面図、第8図は
離型後の成形品の断面図、第9図は成形品に研削研磨加
工を施している状態を示す図、第10図はフェルールの
断面図、第11図及び第12図は別実施例を示す図、第
13図は従来の光コネクタの分解図、第14図(A)乃
至(D)は従来のセラミックフェルールの製作工程を示
す図である。 尚、図面中1は上型、2は下型、6はスプルー7はラン
チ、8.9はゲート、10はキャビティ、10aはエア
ベント部、11は成形ピン、12はストリッパブレート
、16は第1の可動プレート、21は第2の可動プレー
ト、32はエア抜き溝、34はエア抜き孔、Wはフェル
ールである。 第4 図 第6図 第11図
Claims (3)
- (1)光コネクタを構成するセラミックフェルールを射
出成形するための金型において、この金型の成形用キャ
ビティの中心部には下方から光ファイバ挿入孔を形成す
るピンを臨ませ、また前記キャビティの上端部にはエア
ベント部を設けたことを特徴とする光コネクタ用セラミ
ックフェルールの射出成形用金型。 - (2)光コネクタを構成するセラミックフェルールを射
出成形するための金型において、この金型の成形用キャ
ビティの中心部には下方から光ファイバ挿入孔を形成す
るピンを臨ませ、また前記キャビティの上端面の径方向
にエア抜き溝を形成したことを特徴とする光コネクタ用
セラミックフェルールの射出成形用金型。 - (3)光コネクタを構成するセラミックフェルールを射
出成形するための金型において、この金型の成形用キャ
ビティの中心部には下方から光ファイバ挿入孔を、形成
するピンを臨ませ、型締めの際に前記ピンの上端部が進
入する受け孔を金型に穿設し、この受け孔内周面とピン
外周面との間に形成される隙間をエア抜き孔としたこと
を特徴とする光コネクタ用セラミックフェルールの射出
成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119503A JPH0415606A (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 光コネクタ用セラミックフェルールの射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2119503A JPH0415606A (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 光コネクタ用セラミックフェルールの射出成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0415606A true JPH0415606A (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=14762876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2119503A Pending JPH0415606A (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | 光コネクタ用セラミックフェルールの射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0415606A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07253521A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-10-03 | Toto Ltd | 光ファイバコネクタ用キャピラリ及びその製造方法 |
JP2002509500A (ja) * | 1998-05-26 | 2002-03-26 | ハーディグ・インダストリーズ・インコーポレーテッド | 一体型電槽の製造方法及び装置 |
US6370015B2 (en) | 2000-03-17 | 2002-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Laminated ceramic electronic device |
KR100343838B1 (ko) * | 2000-06-20 | 2002-07-20 | 주식회사 한국광통신기술 | 광페룰 슬리브 제조용 금형구조 |
KR20030080335A (ko) * | 2002-04-08 | 2003-10-17 | 남철인 | 광페룰 슬리브 제조용 금형구조 |
CN107351322A (zh) * | 2017-08-28 | 2017-11-17 | 东莞市广正模具塑胶有限公司 | 一种后模模具 |
JP2021037753A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 日本碍子株式会社 | 成形体の製造方法 |
WO2023084918A1 (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | 株式会社白山 | フェルール、光コネクタおよびフェルールの製造方法 |
-
1990
- 1990-05-09 JP JP2119503A patent/JPH0415606A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07253521A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-10-03 | Toto Ltd | 光ファイバコネクタ用キャピラリ及びその製造方法 |
EP0722104A1 (en) * | 1993-09-27 | 1996-07-17 | Toto Ltd. | Capillary for optical fiber connectors and method of manufacturing the same |
EP0722104A4 (en) * | 1993-09-27 | 1997-02-26 | Toto Ltd | CAPILLARY FOR OPTICAL FIBER CONNECTORS AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
JP2002509500A (ja) * | 1998-05-26 | 2002-03-26 | ハーディグ・インダストリーズ・インコーポレーテッド | 一体型電槽の製造方法及び装置 |
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CN107351322A (zh) * | 2017-08-28 | 2017-11-17 | 东莞市广正模具塑胶有限公司 | 一种后模模具 |
CN107351322B (zh) * | 2017-08-28 | 2019-10-15 | 东莞市广正模具塑胶有限公司 | 一种后模模具 |
JP2021037753A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 日本碍子株式会社 | 成形体の製造方法 |
WO2023084918A1 (ja) * | 2021-11-12 | 2023-05-19 | 株式会社白山 | フェルール、光コネクタおよびフェルールの製造方法 |
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