JPH04155051A - 二重葺き屋根構造 - Google Patents

二重葺き屋根構造

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JPH04155051A
JPH04155051A JP2277717A JP27771790A JPH04155051A JP H04155051 A JPH04155051 A JP H04155051A JP 2277717 A JP2277717 A JP 2277717A JP 27771790 A JP27771790 A JP 27771790A JP H04155051 A JPH04155051 A JP H04155051A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は主として金属屋根の水密構造に関するものであ
る。
〔背景技術およびその解決すべき課題1本発明者は、先
に特願昭59−69995号(特開昭60−1)、(2
)5963)によって、雪国等の寒冷地の屋根における
積雪によって生じる、いわゆる「すが漏れ」防止を図る
ため、水漏り防止板を用いた水漏り防止のための発明を
提案している。すなわち、この発明では、第18図に示
すように、母屋などの支持部材(Ill上に下内層材(
12)を敷設し、下内層材(12)上に固定した垂木1
19)と固定金具(16)などからなる取付部材(25
)に下内層材(1)、(2))を敷設固定し、前記下内
層材(12)と下内層材(2I)との間に空気層(22
)を形成し、下内層材(1)、(2))上に屋根板(2
3)を葺き、下内層材(12)上に耐水性の水漏り防止
板(14)を敷設し、水漏り防止板(14)の両側縁部
(14a) 、 f14alを下内層材(12)と前記
取付部材(25)で押圧挟着し、水漏り防止板(14)
の軒先側に接して空気層(22)を屋根外に開口させる
排水口を形成した構成となっている。
しかしながら、前記発明では、台風時の暴風雨や、局地
的な豪雨等大量の降水に強風が継続的に作用する異状環
境条件下では、屋根面を流下する雨水が強風によりせき
止められて、屋根板のハゼが冠水状態になり、これをオ
ーバーフローして室内側に雨水が浸入してしまうのであ
る。すなわち、オーバーフローした水は、第18図の金
属垂木(19)の係合爪f19a)から矢印fAl で
示す方向に浸入し、隣合う水漏り防止板の起立部(14
a1間より室内側に浸入すると云う問題点があった。
[発明の開示] 本発明は、上記の問題点を解決し、雪解は水は勿論のこ
と、台風、暴風雨下の異状な気象状態においても、水漏
れや雨漏りを確実に防止できる優れた雨仕舞機能を有す
る屋根構造を提供することを目的としている。すなわち
、本発明は、母屋などの支持部材上に下内層材を敷設し
、この下向層材上に垂木を固定部材で固定すると共に、
垂木上に屋根材又は下内層材を敷設固定して前記下内層
材と下内層材との間に軒先側の開口と連通ずる空気層を
形成し、下向層材上に耐水性の水漏り防止板を敷設した
屋根であって、前記水漏り防止板の垂木内部に配設され
る部分に固定部材の押え板の断面形状と近似する突条部
を形成すると共に、この突条部に固定具用の切欠部を設
けたことを特徴とする屋根構造に関する。
又、本発明は、前記水漏り防止板の垂木内部に配設され
る部分に固定部材の押え板の断面形状と近似する突条部
を形成すると共に、この突条部に固定具用の切欠部を設
け、しかも前記垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板
上に載置させた前記押え板の支持部に支持させ、この支
持部直下に空間を形成したことを特徴とする屋根構造に
関する。
更に本発明は、前記水漏り防止板の垂木内部に配設され
る部分に固定部材の押え板の断面形状と近似する突条部
を形成すると共に、この突条部に固定具用の切欠部を設
け、しかも前記垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板
上に載置させた前記押え板の支持部に支持させ、この支
持部直下に空間を形成すると共に、前記押え板を、押え
板に設けた支承脚部によって水漏り防止板上に支承した
ことを特徴とする屋根構造に関する。
[発明の作用1 上記のように、本発明は、水漏り防止板の垂木内部に配
設される部分に固定部材の断面形状に近似する突条部を
形成すると共に、この突条部に固定具用の切欠部を設け
たことにより、固定部材と水漏り防止板とがしっかりと
密着して重合するため、水漏れ防止板によって垂木の内
側が殆んど完全に近い密閉状態となり、台風用等の異状
気象下において、屋根板ないしその吊り子を固定するビ
ス、ボルト或は垂木に形成されたツメ等の隙間から垂木
を伝わって垂木の内側へ雨水等が浸入した場合でも、浸
入した水は、室内側に入り込むことなく、確実に水漏り
防止板の表面を流下して軒先がら排出される。
又、本構成の水漏り防止板は、下内層材の上に敷設され
るために、外圧の影響をほとんど受けることのない空間
にほぼ雨仕舞の完全な水漏り防止板が敷設されることに
なる。従って、事実上第2の屋根板を構成したことにな
る。このため、本発明に係る屋根構造を、たとえば瓦、
平板スレート、ソーラーパネル等を用いた雨仕舞機能が
比較的に高くはないが、しかし一応の雨仕舞機能と外圧
を一旦遮断する構成を備えた屋根部材を第1の屋根板と
して使用した場合であっても、台風等の特殊な気象条件
下でも十分に耐え得る水密機能の高い安全な屋根構造を
提    供することもできる。
又、垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上に載置さ
せた前記押え板の支持部に支持させ、この支持部直下に
少許の空間を形成したので、この空間によって、雨仕舞
機能が十分でない平板スレート、ソーラーパネルなどの
ために空気層部への浸入水があっても、押え板支持部は
湿潤することがないので、押え板が腐食して垂木の支持
強度が低下する心配がなくなり、長期的に安全が確保で
きる。
更に、垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上に載置
させた前記押え板の支持部に支持させ、この支持部直下
に少許の空間を形成すると共に、前記押え板を、押え板
に設けた支承脚部によって水漏り防止板上に支承したの
で、前記の他に垂木の高さをいちいち各種の屋根の空気
層の高さに合せて形成させることなく、押え板の支承脚
部の高さを変更するだけで、簡単に合せることができる
。しかも強度的にも劣らない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示す。第1図は
本発明の屋根構造を備えた屋根の概略説明のための部分
側面断面図、第2図は要部の正面縦断面図、第3図は固
定部材の分解斜視図、第4図は水漏り防止板の斜視図で
ある。
第1図乃至第4図中、+111はC形鋼からなる支持部
材すなわち母屋であり、母屋(ill上に支持されて下
向層材(12)が敷設されている。下向層材(12)は
例えば硬質木毛板(12b)上にフェルト(12clが
敷設されたものである。下向層材(12)の接合部下部
に設けた切欠(12a)に、母屋C11)上にこれらと
直交して支持されたほぼ倒立溝形断面の目地部材(13
)が嵌合されている。
(14)は水漏り防止板であって、この水漏り防止板(
14)は、屋根の棟側から軒先までの全面にわたって下
向層材(12)上に敷設されている。水漏り防止板(1
4)は、鉄、アルミニウムのような金属のごく薄い板や
厚手の箔、合成樹脂の薄板のような耐水性材料で構成さ
れている。また、水漏り防止板(14)は、第1図に示
すように軒棟方向に複数に分割され1分割した軒側の水
漏り防止板(14)の棟側端部の上に棟例の水漏り防止
板(14)の軒側端部が重ねられている。更に水漏り防
止板(14)は第2図又は第4図に示すように両側縁か
ら上方に直角よりも大きい角度で屈曲した起立部(14
al と起立部(14alから下方へ折り曲げた折り曲
げ部+14bl を有する。(14clは水漏り防止板
の突条部であって、この突条部(14clは後述する垂
木内部に配設される部分であり、後述する固定部材の押
え板の断面形状とほぼ近似する形状に突設される。 (
14dlは上記突条部に設けた切欠部、ここではボルト
貫通用のボルト孔である。 (14e)は平面部であり
、この平面部(14e)には、後述するように必要に応
じてリブを設け、デザインの暫新性の向上を兼ねた補強
部を形成することができる。
第3図は固定部材(25)の分解斜視図であって、この
固定部材(25)は、母屋(11)に引掛けるためのほ
ぼ3字形の取付金具115)、押え板(16)、ボルト
(17)、3ケのナツトf1g) 、 (18) 。
(18)、折込み式の楔板f20)、(2υ)、ゴム又
は樹脂製の防水用パツキン(24)及び締付板(26)
とで構成されている。押え板(16)は、左右2組の係
合部f16al 、 (16bl 、押え板(I6)の
ほぼ上面から左右に付設したリブ(16cl 、前記係
合部(16alと(16blの間の支持部(16el及
びボルト貫通孔(16hl とからなっている。そして
、母屋fillに引掛けたほぼJ形の取付金具(15)
上に目地部材(13)の上底(13alが支持され、隣
接する下向層材(12)の接合部上に水漏り防止板(1
4)の突条部(14clが押え板(16)の下にパツキ
ン(24)を介して配置されている。押え板(16)の
上方から棒状のボルト(17)が押え板(16)、パツ
キン(24)、目地部材(13)および取付金具(15
)の上辺部を貫通し、ボルト(17)の上、下端部にナ
ツト(18)を締付けることで、母屋(11)に取付金
具(15)、目地部材(13)、下向層材(12)が一
体に固定されていると共に、水漏り防止板(I4)の突
条部(14clの周囲の部分が押え板(16)と下向層
材(12)とで挟着される。又、水漏り防止板(I4)
の突条部(14cl は押え板(16)と上部と中部の
各ナツトf18)、 f181でしっかりと締付けられ
る。更にパツキン(24)と締付板(26)とを介すれ
ば、いっそう水密性が高まって、雨仕舞機能が高められ
る。
(19)は金属垂木であって、この垂木(19)は下内
層材(12)上に母屋(11)と直交して配置されてい
る。垂木(19)はほぼ倒立溝形部の両側に係合部(1
9b)を介してフランジ(19c)が設けられている。
前記押え板(16)の係合部自6a)に垂木(19)の
係合部f19b)が係合され、押え板(16)の係合部
(16a) 、 (16b)に楔板(20)の両側部が
係合されて、前記垂木(19)のフランジ(19c)が
締結され、垂木(19)は押え板(16)、水漏り防止
板(14)を介して下内層材(12)に固定されている
。(16c)は押え板(16)に設けた垂木の係合部[
19bl と係合させるためのリブである。又、(16
hlは押え板(16)に設けたボルト貫通孔である。
前記垂木(19)の上に木毛板などからなる下内層材(
1)、(2))の側縁部が支持されて適宜の手段で固定
され、下内層材(1)、(2))が垂木(19)間に敷
設され、下内層材(12)と下内層材(1)、(2))
との間に空気層(22)が形成されている。下内層材(
1)、(2))上に長尺の亜鉛メツキ鋼板、塗装鋼板な
どの金属板からなる屋根板(23)が横葺きされ、屋根
板(23)は垂木(19)上に支持されて、垂木(19
)上面に形成された切下げ片f19d)によって固定さ
れ、軒棟方向に隣接する屋根板(23)の対向端部が係
合されている。
以上のように構成された本発明の一実施例の屋択構造で
は、水漏り防止板の垂木内部に配設される部分を水密構
造となるように十分に配慮したことで、台風用下等の異
状な気象下であっても両漏れするおそれがなくなると共
に、二重屋根構造における外側の第1屋根が、水密構造
の点で十分な処理がされていない場合でも、十分に使用
に耐えることができる。
尚、第2図示の垂木(19)は、−段式のほぼハツト状
の形状をしているが、この垂木を第18図に示すように
公知の段部f19al を有する多段式の垂木(いわゆ
る複合垂木)に置き換えることができる。そして、−段
式の垂木(19)であっても、二段式の垂木(19)で
あっても、いずれも垂木(19)上に直接屋根を葺くこ
ともでき、又必要に応じて木毛板等の下内層材(1)、
(2))を垂木の上端部や段部などの所定の個所に載置
させて葺くこともできる。
本発明においては、水漏り防止板及び取付部材(25)
の押え板(16)は、第5図乃至第17図の各図に示す
ように適宜変更することができる。
すなわち、第5図は水漏り防止板(14)の変形例を示
す斜視図であって、両側縁から上方に屈曲した起立部(
14al 、 114aiのうち、図面上の右方の起立
部114a)には、平面部114el に対しほぼ直角
の起立部を形成する。このように形成したのは、水漏り
防止板(14)をより安定して敷設できるように折り曲
げ部(14bl にも係止部f14f)を設けたもので
ある。
第6図fa) 、 fb) 、 fclは水漏り防止板
(14)の変形例であり、第7図は上記第6図falの
水漏り防止板(14)を用いた屋根の正面縦断面図であ
る。すなわち、水漏り防止板(14)の平面部(14e
l には、補強とデザインの点から所要形状のリブ(1
4g)を設けることができる。このリブf14g)は1
枚の水漏り防止板(14)に第6図tb+に示すように
1箇所、第6図falに示すように2箇所、又は必要に
応じてはそれ以上設けることができる。又、リブ(14
glは第6図(c)に示すように重ね合わせた時にリブ
f14glを形成するように設けることができる。そし
て、このようなリブf14g+ を形成することで、第
7図に示すように下内層材(1)、(2))を含む屋根
材の高荷重がかかっても、このリブ(14g+が荷重の
支持部として作用し、屋根材又は下内層材の変形、破損
を防止することができる。
第8図及び第9区は、前記押え板(16)の変形例であ
って、第3図示のものとは、押え板(16)のリブf1
6clの形状が異る点だけである。
第1O図は水漏り防止板(14)の他の変形例を示した
ものである。この場合は左右2枚の水漏り防止板(14
)、(14)の係合個所が重り合って突条部(14C)
を形成するように形成した点が上記の水漏り防止板11
4)の形状と異っている。すなわち、1枚の水漏り防止
板(14)には突条部(14c)はなく、中央の平面部
(14e)の両側縁に起立部(14a) 、 (14a
)と、平面部f14e)と平行な折り曲げ部(14bl
 、 f14b)とが設けられ、一方の折り曲げ部(1
4blからは下方に折曲げた係合部(14f)が設けら
れる。+14dlはボルト貫通用の切欠部である。この
ようにして形成された水漏り防止板(I4)を2枚係合
させると第11図に示すような形状の水漏り防止板11
4) 、 114)が形成され、第12図に示すような
取付は状態で水密構造が形成される。この水漏り防止板
は、加工や運搬が楽である点が秀れている。
第13図及び第14図は本発明の第2実施例を示す要部
縦断面図とその押え板の斜視図であり、固定部材(25
)を構成する押え板(16)の形状が第1実施例のもの
とは異る。すなわち、押え板(16)に設けた左右2組
の係合部f16a)。
(16blのうちボルト貫通孔(16hl側にある係合
部(16a)の上部に突設した2枚のリブ(16c)が
、第14図に示すように押え板(16)の補強と加工容
易を目的として大きな台形に形成されている。そして、
ボルト(17)とナツト(181,(18)との調整に
よって、前記第1実施例の取付順序に従って垂木(19
)を押え板(16)の支持部(16elの上に楔板(2
0)によって固定した時に、垂木(19)のフランジ部
(19c)を支持している支持部(16el と下向層
材(12)直上の水漏り防止板(14)との開に、数ミ
リないし数十ミリの空間130)すなわち空気層部がで
きるようにしたものである。この空間(30)が形成さ
れることで、第1実施例の作用効果の他に上向層材(1
)、(2))を含む上部の屋根が、雨仕舞機能の十分で
ない平板スレート、ソーラーパネルなどのために、空気
層部すなわち空間(30)への浸入水があっても、押え
板支持部は湿潤することがないので、押え板が腐食して
垂木の支持強度が低下する心配がなくなり、長期的に安
全が確保できる。
尚、第13図示の第2実施例では左右の水漏り防止板f
14) 、 114)は第10図ないし第12図で説明
したものと同じ構成であり、立上り部分を垂木内部で重
合させた時に突条部が形成されるようにしたものである
。又、この第13図示のものは、パツキン等の防水部材
を挟着していないが、必要に応じて防水部材を挟着する
ことができる。
第15図及び第16図は本発明の第3実施例を示す要部
縦断面図であり、固定部材(25)を構成する押え板(
16)の形状が上記の各実施例のものと異る。すなわち
、押え板(16)に設けた左右2組の係合部116al
 、 f16b)の°左右方向への突出位置よりも更に
下方へ所要寸法伸びるように形成された支承脚部(16
g) 、 116g1が形成されている点が前記押え板
と異る。従って、前記の取付順序に従って取付けられた
場合、支承脚部116g)と係合部(16a) 、 1
16b)との間には数ミリないし数十ミリの空F/1(
301が生じる構成となる。このような第3実施例では
、前記第1実施例の作用効果の他に第2実施例の作用効
果も併せ持ち、垂木の高さをいちいち各種の屋根の空気
層の高さに合せて形成させることなく、押え板(16)
の支承脚部f16glの高さを変更するだけで、簡単に
合せることが可能となる。しかも、支承脚部(16g)
は1つの押え板(16)に四ケ所設けられており、これ
らが所要間隙ごとに母屋(11)上にボルトでしっかり
と固定されるので。
強度的にも第1実施例のものと比べて劣ることはない。
第17図は、この第3実施例用の押え板(16)の変形
例であって、支承脚部f16glの形状と係合部(16
alの形状とが異っているだけで、前記の各個に示す押
え板(16)と同様な機能を有する。
尚、上記第5図乃至第17図において、第1実施例と共
通する部分については前述した附号を記入し、各部の説
明を省略する。
[発明の効果] 本発明は前記のような構成であって、水漏り防止板の垂
木内部に配設される部分に固定部材の押え板の断面形状
と近似する突条部を形成すると共に、この突条部に固定
具用の切欠部を設けたことにより、固定部材と水漏り防
止板とがしっかりと密着して重合するため、水漏れ防止
板によって垂木の内側が殆んど完全に近い密閉状態とな
り、台風用等の異状気象下において、屋根板ないしその
吊り子を固定するビス、ボルト或は垂木に形成されたツ
メ等の隙間から垂木を伝わって垂木の内側へ耐水弁が浸
入した場合でも、浸入した水は、室内側に入り込むこと
なく、確実に水漏り防止板の表面を流下して軒先から排
出される。
又、本構成の水漏り防止板は、下内層材の上に敷設され
るために、外圧の影響をほとんど受けることのない空間
にほぼ雨仕舞の完全な水漏り防止板が敷設されることに
なる。従って、事実上第2の屋根板を構成したことにな
る。このため、本発明に係る屋根構造を、たとえば瓦、
平板スレート、ソーラーパネル等を用いた雨仕舞機能が
比較的に高くはないが、しかし一応の雨仕舞機能と外圧
を一旦遮断する構成を備えた屋根部材を第1の屋根板と
して使用した場合であっても、台風等の特殊な気象条件
下でも十分に耐え得る水密機能の高い安全な屋根構造を
提供することが可能となり、寒冷地等におけるいわゆる
−すがもれ一防止が可能となることは勿論のこと、広<
一般の屋根に使用することができる。
又、垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上に載置さ
せた前記押え板の支持部に支持させ、この支持部直下に
少許の空間を形成したので、この空間によって、雨仕舞
機能が十分でない平板スレート、ソーラーパネルなどの
ために空気層部への浸入水があっても、押え板支持部は
湿潤することがないtζ品に、押え板が腐食して垂木の
支持強度が低下する心配がなくなり、長期的に安全が確
保できる。
更に、垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上に載置
させた前記押え板の支持部に支持させ、この支持部直下
に少許の空間を形成すると共に、前記押え板を、押え板
に設けた支承脚部によって水漏り防止板上に支承したの
で、前記の他に、垂木の高さをいちいち各種の屋根の空
気層の高さに合せて形成させることなく、押え板の支承
脚部の高さを変更するだけで、簡単に合せることができ
る。
水漏り防止板は使用目的に応じて適宜の形状に構成出来
るため施工上大変便利であり、特に屋根材又は下内層材
を支持するリブを1つ又はそれ以上設けたときは、屋根
の高荷重を支持できて、屋根材又は下内層材の変形、破
損を防止できる。
又、固定部材と水漏り防止板の突条部上面との間にパツ
キン等の防水部材を挟着した時は、水密機能をより大き
くすることができる。しかも、強度的にも劣らない等の
多くの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る屋根構造の概略説明を示す部分側
面断面図、第2図は要部の正面縦断面図、第3図は固定
部材の分解斜視図、第4図は水漏り防止板の部分斜視図
、第5図は水漏り防止板の変形例を示す部分斜視図、第
6図(a)。 fb) 、 fc)はそれぞれ水漏り防止板の変形例、
第7図は第6図(alの水漏り防止板を用いた屋根の要
部正面断面図、第8図及び第9図は押え板の斜視図、第
10図は他の変形例を示す水漏り防止板の正面図、第1
1図は同上の停台状態を示す部分斜視図、第12図は取
付状態を示す要部の正面縦断面図、第13図は第2実施
例の要部の正面縦断面図、第14区は押え板の斜視図、
第15図は第3実施例の要部の正面縦断面図、第16図
はその押え板の斜視図、第17図は押え板の変形例を示
す斜視図、第18図は従来の屋根構造を示す要部正面縦
断面図である。 (11)・・・支持部材(母屋)、 (12)・・・下内層材、   (12a)・・・切欠
、+12b)・・・硬質木毛板、  (12c)・・・
フェルト、(13)・−・目地部材、     (14
1・・・水漏り防止板、(14a) −起立部、   
(14b) −・折り曲げ部、114c) =−突条部
、   (14dl −・・切欠部、114 e ) 
−平面部、    (14f) −・係止部、(14g
l ・・・支持部、    (15)−・・取付金具、
(16)・・・押え板、 (16a)、116bl ・・−押え板の係合部、(1
6c) ・−リブ、     (16el −・−支持
部、(16g) =・支承脚部。 (16hl−・・ボルト貫通孔、(17)−ボルト、(
18)・−・ナツト、     (19)・・・垂木、
(19bl・・・垂木の係合部、 (19c)・・・垂木のフランジ、 (20)・・−楔板、      (1)、(2))・
・・上白層材、(22)・・・空気層、    (23
)−・・屋根板、(24)−・・パツキン、    (
25)・・−同定部材、(26)−・・締付板、   
  (27)・・・排水口、(30)・・−空間。 平成3年11月15日 特許庁長官  深 沢   亘  殿 1事件の表示 平成2年特許願第277717号 2発明の名称 屋根構造 3、補正をする者 事件との関係  特 許 出 願 人 元旦ビューティ工業株式会社 4、代 理 人 (3)図面の第2図、第3図、第7図、第12図および
第13図6、補正の内容 (1)明細[14頁第1行ないし第2行の「ボルト(1
7)、3ケのナツト(18) 、 (18) 、 (1
8)、」を 「ボルト(17)、ボルト(17)に固着したナツト部
(17a)、上下のナツト(18)、(18) 、 J
と補正する。 (2)同第14頁第13行ないし同頁第17行の「押え
板(16)の上方から・・・締付けることで、」を下記
の通り補正する。 記 「上部にナツト部(17a)を備えたボルト(17)の
下部を取付金具(15)の上辺部に下部のナツト(18
)によって締付けるとともに、ナツト部(17a)の上
方のボルト(17)に、パツキン(24)、押え板(1
6)を挿通し、この上から上部のナツト(18)を締付
けることで、」 (3)同第15頁第2行ないし第3行の「上部と中部の
各ナツト(18) 、 (18)でしっかりと締付けら
れる。」を 「上部のナツト(18)とボルト(17)に備えられた
ナツト部(17a)によってしっかりと締付けられる。 」と補正する。 (4)同第23頁第11行の「耐水弁」を「雨水等」と
補正する。 (5)同第27頁第10行のr(17)−・・ボルト、
」の後にr (17m)・・・ナツト部、」を加入する
。 (6)図面の第2図、第3図、第7図、第12図および
第13図を別紙の通り補正する。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)母屋などの支持部材上に下内層材を敷設し、この
    下内層材上に垂木を固定部材で固定すると共に、垂木上
    に屋根材又は上内層材を敷設固定して前記下内層材と上
    内層材との間に軒先側の開口と連通する空気層を形成し
    、下内層材上に耐水性の水漏り防止板を敷設した屋根で
    あって、 前記水漏り防止板の垂木内部に配設される部分に固定部
    材の押え板の断面形状と近似する突条部を形成すると共
    に、この突条部に固定具用の切欠部を設けたことを特徴
    とする屋根構造。
  2. (2)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると共
    に、中央に突条部を形成した請求項(1)に記載の屋根
    構造。
  3. (3)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると共
    に、この立上り部分を垂木内部で重合させた時に突条部
    が形成されるようにした請求項(1)に記載の屋根構造
  4. (4)水漏り防止板の平面部に、屋根材又は上内層材を
    支持するリブを1つ又はそれ以上設けた請求項(1)、
    (2)又は(3)に記載の屋根構造。
  5. (5)固定部材と水漏り防止板の突条部上面との間にパ
    ッキン等の防水部材を挟着した請求項(1)、(2)、
    (3)又は(4)に記載の屋根構造。
  6. (6)垂木のフランジ部が固定部材の押え板の係合部を
    介して下内層材上に密着している請求項(1)ないし(
    5)のいずれかに記載の屋根構造。
  7. (7)垂木は、上端部と側面との間に段部を設けた請求
    項(1)〜(6)のいずれかに記載の屋根構造。
  8. (8)母屋などの支持部材上に下内層材を敷設し、この
    下内層材上に垂木を固定部材で固定すると共に、垂木上
    に屋根材又は上内層材を敷設固定して前記下内層材と上
    内層材との間に軒先側の開口と連通する空気層を形成し
    、下内層材上に耐水性の水漏り防止板を敷設した屋根で
    あって、 前記水漏り防止板の垂木内部に配設される部分に固定部
    材の押え板の断面形状と近似する突条部を形成すると共
    に、この突条部に固定具用の切欠部を設け、しかも前記
    垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上に載置させた
    前記押え板の支持部に支持させ、この支持部直下に空間
    を形成したことを特徴とする屋根構造。
  9. (9)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると共
    に、中央に突条部を形成した請求項(8)に記載の屋根
    構造。
  10. (10)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると
    共に、この立上り部分を垂木内部で重合させた時に突条
    部が形成されるようにした請求項(8)に記載の屋根構
    造。
  11. (11)水漏り防止板の平面部に、屋根材又は上内層材
    を支持するリブを1つ又はそれ以上設けた請求項(8)
    、(9)又は(10)に記載の屋根構造。
  12. (12)固定部材と水漏り防止板の突条部上面との間に
    パッキン等の防水部材を挟着した請求項(8)、(9)
    、(10)又は(11)に記載の屋根構造。
  13. (13)垂木は、上端部と側面との間に段部を設けた請
    求項(8)ないし(12)のいずれかに記載の屋根構造
  14. (14)母屋などの支持部材上に下内層材を敷設し、こ
    の下内層材上に垂木を固定部材で固定すると共に、垂木
    上に屋根材又は上内層材を敷設固定して前記下内層材と
    上内層材との間に軒先側の開口と連通する空気層を形成
    し、下内層材上に耐水性の水漏り防止板を敷設した屋根
    であつて、 前記水漏り防止板の垂木内部に配設される 部分に固定部材の押え板の断面形状と近似する突条部を
    形成すると共に、この突条部に固定具用の切欠部を設け
    、しかも前記垂木のフランジ部を、前記水漏り防止板上
    に載置させた前記押え板の支持部に支持させ、この支持
    部直下に空間を形成すると共に、前記押え板を、押え板
    に設けた支承脚部によって水漏り防止板上に支承したこ
    とを特徴とする屋根構造。
  15. (15)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると
    共に、中央に突条部を形成した請求項(14)に記載の
    屋根構造。
  16. (16)水漏り防止板は、両側縁に立上り部を有すると
    共に、この立上り部分を垂木内部で重合させた時に突条
    部が形成されるようにした請求項(14)に記載の屋根
    構造。
  17. (17)水漏り防止板の平面部に、屋根材又は上内層材
    を支持するリブを1つ又はそれ以上設けた請求項(14
    )、(15)又は(16)に記載の屋根構造。
  18. (18)固定部材と水漏り防止板の突条部上面との間に
    パッキン等の防水部材を挟着した請求項(14)、(1
    5)、(16)又は(17)に記載の屋根構造。
  19. (19)垂木は、上端部と側面との間に段部を設けた請
    求項(14)ないし(18)のいずれかに記載の屋根構
    造。
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JPS5716420U (ja) * 1980-06-20 1982-01-27
JPS60215963A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 元旦ビユーティ工業株式会社 屋根

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