JPH04154816A - 末端にシリル基を有するイソブチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

末端にシリル基を有するイソブチレン系重合体の製造方法

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JPH04154816A
JPH04154816A JP28291390A JP28291390A JPH04154816A JP H04154816 A JPH04154816 A JP H04154816A JP 28291390 A JP28291390 A JP 28291390A JP 28291390 A JP28291390 A JP 28291390A JP H04154816 A JPH04154816 A JP H04154816A
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藤沢 博
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浩二 野田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、末端にシリル基を有するイソブチレン系重合
体の製造方法に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕末端官能
性重合体、例えば分子両末端にジメトキシシリル基又は
トリメトキシシリル基等が導入された重合体は、接着剤
、改質剤、コーティング剤等の原料として有用である(
特開昭61−148895号公報)。
末端官能性重合体の一種である、例えば末端にC(CH
s ) 2 CI!基を有するインブチレン系重合体は
、1.4−ビス(α−クロロイソプロピル)ベンゼン(
以下単にrp−DCCI という)を開始剤兼連鎖移動
剤、BCz3を触媒としてイソブチレンをカチオン重合
性させるビニファー法(米国特許第4276394号明
細書)により製造されることが知られている。
更に、かかるビニファー法で得られる重合直後、あるい
は精製後の両末端にクロル基を有するイソブチレン系重
合体に、更にT i Cl 4を加えた後にアリルトリ
メチルシランを添加することにより両末端にアリル基を
有する重合体が得られることが知られている(特開昭6
3−105005号公報)。
更に、前記のアリルトリメチルシランを用いた方法で製
造した重合体を塩化白金酸存在下、ジメトキシメチルシ
ラン又はトリメトキシシランを用いてヒドロシリル化す
ることにより、両末端にジメトキシメチルシリル基又は
トリメトキシシリル基を有するイソブチレン系重合体を
得ることかできる。末端のメトキシシリル(CH30−
8i)基は、水分により加水分解されてシラノール(H
O−3i)基を与える。
シラノール基は、シラノール縮合触媒存在下で、メトキ
シシリル基と反応し、シロギサン結合(Si−0−3i
)を形成する(シラノール縮合)。
シラノール縮合反応の進行にともなって、架橋反応が進
行し、最終的には、ゴム状の硬化物を与える。
しかし、前記特開昭63−105005号公報記載の方
法では末端にシリル基を有するイソブチレン系重合体を
得るまでのステップ数が多く、より簡便な製造方法の発
明が望まれている。また、前記時開昭61−14889
5号公報記載の製造方法も、かなりステップ数が多く、
あまり良い方法とはいえない。
本発明の目的は、末端にシリル基を有するイソブチレン
系重合体の簡便な製造方法を提供することにある。
本発明では、主として5i−CA’結合を末端に有する
イソブチレン系重合体の製造方法について述べるが、こ
れは末端にSi  0CHs結合を有する重合体と等側
体である。5i−C1結合は、メタノールやオルトぎ酸
メチルを用いて容易にSi  0CHa結合に変換され
得る。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明の要旨は、 (1)  数平均分子量が500〜200.000であ
り、1分子当り少なくとも1.1個の一般式(II)ニ
〔式中、Wはハロゲン原子又はR4COO−基(R’は
一価の有機基)を示す。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と一般
式(■)。
〔式中、R1及びR2は一価の有機基又は水素原子、R
3は二価の有機基、R4は一価の有機基又は塩素原子で
、同じでも異なっていてもよい。〕 で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーゾルタラフッ
型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子量が50
0〜200.000であり、1分子当り少なくとも1.
1個の一般式(■):〔式中、R’、R”、R″及びR
4は前記に同じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
方法、 (2)数平均分子量が500〜200.000であり、
1分子当り少なくとも1.1個の式(IV):で表わさ
れる末端を有するイソブチレン系重合体と前記一般式(
II[)で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデル
クラフッ型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子
量が500〜200゜000であり、1分子当たり少な
くとも1.1個の前記一般式(I)で表わされる末端を
有するイソブチレン系重合体の製造方法、 (3)数平均分子量が500〜200.000であり、
1分子当たり少なくとも1.1個の式(V):で表わさ
れる末端を有するイソブチレン系重合体と前記一般式(
III)で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデル
クラフッ型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子
量が500〜200゜000であり、1分子当たり少な
くとも1.1個の前記一般式(I)で表わされる末端を
有するイソブチレン系重合体の製造方法、 (4)数平均分子量が500〜200.000であり、
前記式(IV)で表わされる末端及び前記式(V)で表
わされる末端をそれぞれ全末端量の3%以上含有するイ
ソブチレン系重合体と、前記一般式(I[I)で表わさ
れる有機ケイ素化合物とのフリーゾルタラフッ型反応を
行なうことを特徴とする、数平均分子量が500〜20
0.000であり、1分子当り少なくとも1.1個の前
記一般式(I)で表わされる末端を有するイソブチレン
系重合体の製造方法、 (5)(A)イソブチレンを含有するカチオン重合性モ
ノマー、 (B)開始剤兼連鎖移動剤としての一般式(VI):〔
式中、Yはハロゲン原子又はR’ Coo−基(R’は
一価の有機基)を示す。R6は多価芳香環基又は置換も
しくは未置換の多価脂肪族炭化水素基を示す。R7及び
R8は、同−又は異なって、水素原子又は置換もしくは
未置換の一価炭化水素基を示す。但しR@が多価脂肪族
炭化水素基を示す場合には、R7及びR1は共に水素原
子であることはない。〕 で表わされる基を有する有機化合物、及び(C)ルイス
酸 を混合して前記(A)のイソブチレンを含有するカチオ
ン重合性モノマーを重合させ、次いでこの反応溶液中に (D)前記一般式(III)で表わされる有機ケイ素化
合物を添加してフリーゾルタラフッ型反応を行うことを
特徴とする、数平均分子量が500〜200、000で
あり、1分子当たり少なくとも1.1個の前記一般式(
I)で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の
製造方法、並びに、(6)(A)イソブチレンを含有す
るカチオン重合性モノマー、 (B)開始剤兼連鎖移動剤としての前記一般式(VI)
で表わされる基を有する有機化合物、(C)ルイス酸、
及び (D)前記一般式(I[)で表わされる有機ケイ素化合
物を混合して前記 (A)のイソブチレンを含有するカ
チオン重合性モノマーの重合反応を行なうと同時にフリ
ーデルクラフッ型反応を行なうことを特徴とする、数平
均分子量が500〜200、000であり、1分子あた
り少なくとも1.1個の前記一般式(I)で表わされる
末端を有するイソブチレン系重合体の製造方法、 に関する。
本発明の製造方法は、前記一般式(I)で表わされる末
端を有するイソブチレン系重合体の製造方法であり、次
のものが挙げられる。
(製造方法1) 数平均分子量が500〜200.000であり、1分子
当り少なくとも1.1個の一般式(II):CH。
■ −CH2−C−W        (n)CH。
〔式中、Wはハロゲン原子又はR’ Coo−基(R’は一価の有機基)を示す。〕
で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と一般
式(■): 〔式中、R1及びR2は一価の有機基又は水素原子、R
3は二価の有機基、R4は一価の有機基又は塩素原子で
、同じても異なっていてもよい。〕で表わされる有機ケ
イ素化合物とのフリーデルクラフッ型反応を行なうこと
により製造することができる。
ここで、一般式(II)に関し、Wはハロケン原子又は
R5C0〇−基を示すか、R’C○〇−基としては、C
H3COO−基、CH,CH2C0〇−基等か例示され
る。
一般式(III)に関し、R1及びR2は一価の有機基
又は水素原子を示すが、−価の有機基としては、アルキ
ル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、フェノキシ基等
が挙げられ、アルキル基としては、通常炭素数1〜10
コの直鎖状又は分枝状のものが好適に用いられ、アルコ
キシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、アリロキシ
基等が例示される。
R3は二価の有機基を示し、例えば−CH2CH2CH
2−1−CH2CH(CH2’)CH2−等が例示され
る。
R4は一価の有機基又は塩素原子を示すが、−価の有機
基としては、アルキル基、アルコキシ基等が挙げられ、
アルキル基としては通常メチル基、エチル基等が好適に
用いられる。
一般式(I[[)で表わされる有機ケイ素化合物として
具体的には、一般式(I[[)に該当するものである限
り従来公知のものを広く使用できるが、次のものが好ま
しく例示できる。
前記一般式(III)で表わされる有機ケイ素化合物は
、芳香族アリルエーテルを、ジクロロメチルシラン又は
トリクロロシランを用いてヒドロシリル化することによ
り容易に得ることができる。
前記フリーデルクラフッ型反応は、溶媒中及び無溶媒下
のいずれでも進行する。溶媒としては、通常のフリーデ
ルクラフッ型反応に用いられ得るものを広く使用でき、
具体的にはn−ヘキサン、n−ペンタン、n−へブタン
、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素化合物、塩化メ
チレン、四塩化炭素、クロロホルム、1,1−ジクロロ
エタン、塩化エチル等のハロゲン化炭化水素化合物、ト
ルエン、クロロベンゼン、キシレン等の芳香族系化合物
、二硫化炭素等の有機硫黄化合物、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物を好ましく
例示できる。これらの溶媒は、1種単独で使用してもよ
いし、2種以上混合して使用してもよい。
本発明において、フリーデルクラフッ型反応の際に用い
られるルイス酸としては、通常のフリーデルクラフッ型
反応に用いられているものをいずれも使用できるが、例
えばTiCj?4、BPz  ・0 (Cm H6)2
 、5nCj’< 、AlICl1s 、BCl2等が
好ましく、特に5nCI14、AlICl1sが好まし
い。
ルイス酸の使用量としては、イソブチレン系重合体の総
官能基量の0.1〜20倍程度が好ましく、0.5〜8
倍程度が更に好ましい。
前記フリーデルクラフッ型反応は、−70〜100℃の
温度範囲で進行するが、0〜40″Cで行なうのが好ま
しい。また該反応の反応時間は、用いられるルイス酸の
種類や量及び反応スケール等により異なり一概には言え
ないが、通常0.1〜72時間程度、好ましくは2〜2
4時間程度である。
(製造方法2) また、本発明の製造方法では、数平均分子量が500〜
200.000であり、1分子当り少なくとも1゜1個
の式(IV): で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と前記
一般式(I[)で表わされる有機ケイ素化合物とのフリ
ーデルクラフッ型反応を行なうことにより製造すること
ができる。
フリーデルクラフッ型反応の条件については、前記の製
造方法1と同様である。
(製造方法3) また、数平均分子量が500〜200.000であり、
1分子当たり少なくとも1.1個の式(V):で表わさ
れる末端を有するイソブチレン系重合体と前記一般式(
III)で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデル
クラフッ型反応を行なうことにより製造することができ
る。
フリーデルクラフッ型反応の条件については、前記の製
造方法1と同様である。
(製造方法4) 更に、数平均分子量が500〜200.000であり、
前記式(IV)で表わされる末端及び前記式(V)で表
わされる末端をそれぞれ全末端量の3%以上含有するイ
ソブチレン系重合体と、前記一般式(I)で表わされる
有機ケイ素化合物とのフリーデルクラフッ型反応を行な
うことにより製造することができる。
フリーデルクラフッ型反応の条件については、前記の製
造方法lと同様である。
(製造方法5) また、本発明の製造方法には次のような方法も含まれる
方法■ (A)イソブチレンを含有するカチオン重合性モノマー
、 (B)開始剤兼連鎖移動剤としての一般式(VI)ニア Y −C−R6−(VI) 〔式中、Yはハロゲン原子又はR’ COO−基(R9
は一価の有機基)を示す。R6は多価芳香環基又は置換
もしくは未置換の多価脂肪族炭化水素基を示す。R7及
びR8は、同−又は異なって、水素原子又は置換もしく
は未置換の一価炭化水素基を示す。但しR6が多価脂肪
族炭化水素基を示す場合には、R7及びR8は共に水素
原子であることはない。〕 で表わされる基を有する有機化合物、及び(C)ルイス
酸 を混合して前記(A)のイソブチレンを含有するカチオ
ン重合性モノマーを重合させ、次いでこの反応溶液中に = 2 7 − (D)前記一般式(I[[)で表わされる有機ケイ素化
合物を添加してフリーデルクラフッ型反応を行うことに
より製造することができる。
方法■ (A)イソブチレンを含有するカチオン重合性モノマー
、(B)開始剤兼連鎖移動剤としての前記−般式(Vf
)で表わされる基を有する有機化合物、(C)ルイス酸
、及び(D)前記一般式(I[I)で表わされる有機ケ
イ素化合物を混合して前記(A)のイソブチレンを含有
するカチオン重合性モノマーの重合反応を行なうと同時
にフリーデルクラフッ型反応を行なうことにより製造す
ることができる。
ここで、(A)イソブチレンを含有するカチオン重合性
モノマーとは、イソブチレンのみかならなるモノマーに
限定されるものではなく、イソブチレンの50重量%(
以下単に[%」と記す)以下をイソブチレンと共重合し
得るカチオン重合性モノマーで置換したモノマーを意味
する。
イソブチレンと共重合し得るカチオン重合性モノマーと
しては、例えば炭素数3〜12のオレフィン類、共役ジ
エン類、ビニルエーテル類、芳香族ビニル化合物類、ビ
ニルシラン類、アリルシラン類等が挙げられる。これら
の中でも炭素数3〜12のオレフィン類及び共役ジエン
類が好ましい。
前記イソブチレンと共重合し得るカチオン重合性モノマ
ーの具体例としては、例えばプロピレン、l−ブテン、
2−ブテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−2
−ブテン、ペンテン、4−メチル−■ーペンテン、ヘキ
セン、ビニルシクロヘキサン、ブタジェン、イソプレン
、シクロペンタジェン、メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレン
、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、モノクロロ
スチレン、ジクロロスチレン、β−ピネン、インデン、
ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン
、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメトキ
シシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジクロロ
シラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメチル
シラン、1。
3−ジビニル−1.  1,  3.  3−テトラメ
チルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、テトラビ
ニルシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチルジ
クロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルジ
メチルメトキシシラン、アリルトリメチルシラン、ジア
リルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、ジア
リルジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。これらの
中で、例えばプロピレン、l−ブテン、2−ブテン、ス
チレン、ブタジェン、イソプレン、シクロペンタジェン
等が好適である。これらイソブチレンと共重合し得るカ
チオン重合性モノマーは、1種単独でイソブチレンと併
用してもよいし、2種以上で併用してもよい。
(B)開始剤兼連鎖移動剤は、前記−紋穴(VI)で表
わされる基を有する有機化合物であり、その例としては
、例えば−紋穴(■): AY’  n             (■)〔式中
、Aは1〜4個の芳香環を有する基を示す。
Y′は一般式(■) (式中、R7、R″及びYは前記に同じ。)で表わされ
る芳香環に結合した基を示す。nは1〜6の整数を示す
。〕 で表わされる化合物、 一般式(■): BZm          (IX) 〔式中、Bは炭素数4〜40の炭化水素基を示す。
Zは第3級炭素原子に結合した)\ロゲン原子又はR’
 Coo−基(R”は前記に同じ)を示す。
mは1〜4の整数を示す。〕 で表わされる化合物及びα−ハロスチレン単位を有する
オリゴマー等が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。これらの化合物は単独で用いてもよいし、2
種以上併用してもよい。
−紋穴(■)で表わされる化合物における1〜4個の芳
香環を有する基であるAは、縮合反応により形成された
ものでもよく、非縮合系のものでもよい。このような芳
香環を有する基の具体例としては、例えば1〜6価のフ
ェニル基、ビフェニル基、ナフタレン基、アントラセン
基、フェナンスレン基、ピレン基、Ph−(CH,)/
−Ph基(Phはフェニル基、lは1−10の整数)等
が挙げられ、これらの芳香環を有する基は炭素数1〜2
0の直鎖及び(又は)枝分れの脂肪族炭化水素基や、水
酸基、エーテル基、ビニル基等の官能基を有する基、ハ
ロゲン原子等で置換されていてもよい。
一方、−紋穴(IX)で表わされる化合物における2は
、第3級炭素原子に結合したF、C1、Br、Iの如き
ハロゲン原子又はR” Coo−基であり、−紋穴(■
)におけるBは炭素数4〜40の炭化水素基であり、好
ましくは脂肪族炭化水素基であり、この炭素数が4未満
になるとノ10ゲン原子又はR” Coo−基の結合す
る炭素が第3級炭素原子でなくなり、重合か進みにくく
なって好適に使用し難くなる。
開始剤兼連鎖移動剤として用いることができるα−ハロ
スチレン単位を有するオリゴマーとしては、例えばα−
クロロスチレンのオリゴマーや、α−クロロスチレンと
これと共重合し得る単量体とを共重合させたオリゴマー
等が挙げられる。
本発明の方法において、−紋穴(VI)で表わされる結
合状態のハロゲン原子又はR’ Coo−基を2個以上
有する化合物、又は−紋穴(VI)で表わされる結合状
態のハロゲン原子又はR9Co。
−基と他の反応性官能基とを有する化合物を開始剤兼連
鎖移動剤として用いると、両末端官能性の重合体、所謂
テレケリツク重合体を得ることができ、その末端官能化
度を高くできるので非常に有効である。
前記開始剤兼連鎖移動剤の具体例としては、例えば CH,−舌−Y CH3、 (Yは前記に同じ) α−クロロスチレンのオリゴマーのようなハロゲン原子
含有有機化合物又はR” COO−基含有有機化合物が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。これ
ら化合物の中でも 柾    i CH,、 のような安定な炭素陽イオンを生成し易い−C(CH,
)、Ci又は−C(CH2) 2Brを有するハロゲン
原子含有有機化合物や、のようなCH,Coo−基含有
有機化合物等が好ましい。
これらの化合物は、開始剤兼連鎖移動剤として使用され
る成分であり、本発明では、1種又は2種以上混合して
用いられる。また、これらの化合物の使用量を調節する
ことにより、得られるポリマーの分子量をコントロール
することができる。
本発明では、上記の化合物を、通常イソブチレンを含有
するカチオン重合性モノマーに対して、0゜O1〜20
%程度、好ましくは0.1−10%程度の割合で使用す
るのがよい。
本発明において重合反応時に用いられる(C)ルイス酸
は触媒として使用される成分である。斯かるルイス酸と
しては、従来公知のものを広く使用でき、例えば、B(
1,、A/C1z 、5n(1、、TiC/4、VCl
5、FeCj’s 、BFs等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。これらのルイス酸のうちA
A’Cj?3.5nCi、及びTi(14が好ましい。
ルイス酸の使用量は、上記開始剤兼連鎖移動剤である一
般式(VI)で表わされる基を有する有機化合物中のY
のモル数に対して0.0001〜10倍程度が好ましく
、2〜5倍程度がより好ましい。
本発明において、重合溶剤としては、不活性溶剤である
限り従来公知のものを広く使用でき、その具体例として
は、例えばクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
り四ロエタン、塩化メチ1ン、1.l−ジクロロエタン
、■、2−ジクロロエタン、1.1.1−)ジクロロエ
タン、1,1゜2−トリクロロエタン、1,1,2.2
−テトラクロロエタン、テトラクロロエチレン等のハロ
ゲン化炭化水素化合物、n−ヘキサン、n−ペンタン等
の脂肪族炭化水素化合物、ニトロメタン、ニトロエタン
、l−ニトロプロパン、2−ニトロプロパン、ニトロベ
ンゼン、ニトロトルエン、0−2m−もしくはp−ジニ
トロベンゼン等のニトロ基を有する化合物等が挙げられ
る。これらは、1種単独で、又は2種以上混合して使用
される。
本発明の重合反応を行なうに当たっては、一つの容器に
前記重合溶剤である不活性溶剤、前記イソブチレンを含
有するカチオン重合性モノマー、前記開始剤兼連鎖移動
剤、前記重合反応時に用いるルイス酸、さらに場合によ
っては前記−紋穴([[)で表わされる有機ケイ素化合
物等を順次仕込んでいくバッチ法でもよいし、前記不活
性溶剤、前記カチオン重合性モノマー、前記開始剤兼連
鎖移動剤、前記重合反応時に用いるルイス酸等をある系
内に連続的に仕込みながら反応させ、更に取り出される
連続法でもよい。
本発明の方法において、重合温度としては、−120〜
O″C程度が好ましく、−60〜−10°C程度がより
好ましい。
本発明における前記−紋穴(II): 〔式中、Wは前記に同じ。〕 で表わされる末端を、全末端官能基の95%以上の高純
度で得るためには、重合温度を一50°C以下にするこ
とが好ましい。また前記式(IV)で表わされる末端及
び式(V)で表わされる末端をそれぞれ3%以上含有す
るイソブチレン系重合体を得る場合には、重合温度は−
50〜−1O°C程度とするのがよい。
重合時間は、反応容器を冷却する能力や重合のスケール
等により異なり一概には言えないが、通常1〜300分
程度、好ましくは5〜120分程度である。また重合時
のモノマー濃度としては、0.1〜8モル/I!程度が
好ましく、0.5〜5モル/I!程度がより好ましい。
本発明の方法では、重合開始前あるいは重合終了後に、
重合系中に前記一般式(III)で表わされる有機ケイ
素化合物を添加することにより、lポットで末端にシリ
ル基を有するイソブチレン系重合体を得ることができる
lポットで前記重合反応とフリーデルクラフッ型反応を
行なう際の溶媒としては、塩化メチレン、四塩化炭素、
クロロホルム、1,1−ジクロロエタン、塩化エチル等
のハロゲン化炭化水素、トルエン、クロロベンゼン等の
芳香族系化合物、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロ
ベンゼン等のニトロ化合物が好ましく、これらの溶媒は
、1種単独で使用してもよいし、2種以上混合して使用
してもよい。
また、ルイス酸としては、Aj’Cj’s、5nCIt
4、TiCj74等が好ましい。
また、前記一般式(I)で表わされる有機化合物は、重
合開始前に添加しても重合終了後に添加してもよいか、
重合開始前に添加した系では、より分子量のそろった重
合体か得られるという傾向がある。
また、lポットて末端にシリル基を有するイソブチレン
系重合体を製造する際には、重合反応を一60°C〜−
1O°Cて行なった後、フリーデルクラフッ型反応を0
〜40°Cで行なうのか好ましいか、重合条件によって
は、−60〜−10°Cで重合反応を行なうと同時にフ
リーデルクラフッ型反応を完結させて、末端にアリル基
を有するイソブチレン系重合体を得ることも可能である
通常、重合反応は5〜120分程度、フリーデルクラフ
ッ型反応は2〜24時間程度行なうのが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の方法を用いることにより、末端にシリル基を有
するイソブチレン系重合体を簡便かつ低コストな方法で
製造することが可能となった。
本発明の方法では、lポットで、末端にシリル基を導入
することも可能であり、しかも前記一般式(II)で表
わされる有機ケイ素化合物を重合開始前に添加する系で
は、より分子量のそろった重合体を得ることができる。
〔実施例〕
以下に実施例を掲げて本発明をより一層明らかにする。
実施例1 一般式(X): (aは0又は1〜100の整数)を示す。RI IはH
3 100の整数)を示す。R12は 100の整数)を示す。〕 で表わされるイソブチレン系重合体(Mn−5000、
Mw/Mn=1.5)2.0g、化合物(1)(下記構
造式参照)6ミリモル及び塩化メチレン10m1を50
mjのナスフラスコ中に加え、マグネチックスクーラー
を用いて攪拌した。このようにして得られた均一溶液中
に四塩化スズ6ミリモルを加えた後、室温、窒素雰囲気
下で6時間攪拌した。
その後、系中から塩化メチレン、四塩化スズ等を減圧で
留去した後、メタノール20ミリモルとオルトぎ酸メチ
ル20ミリモルを加えて80℃で2時間攪拌し、S 1
−CI基をSt  0CHs基に変換した。
その後、揮発分を減圧で留去した後、重合体をヘキサン
3−に溶解してから、100 mlのアセトン中に注ぎ
込んで重合体を沈澱分離させた。このようにして得られ
た重合体を再び30−のへキサンに溶解させ、無水硫酸
マグネシウムで乾燥させ、濾過した後セキサンを減圧留
去して、目的とするイソブチレン系重合体を得た。
得られたポリマーの収量より収率を算出すると共に、M
n及びMw/MnをGPC法により、また末端構造を’
 H−NMR(300MHz)法等により各構造に帰属
するプロトンの共鳴信号の強度を測定、比較することに
より求めた。結果を下記第1表に示す。
実施例2 原料であるイソブチレン系重合体を一般式(): (dは0又は1〜I00の整数)を示す。R′4はは1
〜100の整数)を示す。R”は は1〜100の整数)を示す。〕 で表わされるイソブチレン系重合体(M n = 50
00、Mw/Mn=1.5)とする以外は実施例1と同
様に反応を行い、得られたイソブチレン系重合体を精製
し、評価した。結果を第1表に併せて示す。
第1表 、 −I 実施例1及び実施例2の結果から化合物(1)を用いた
場合、塩素原子を有する末端及び前記式(IV)で表わ
される末端はほぼ定量的にシリル基を有する末端に変換
されることが明らかになった。
実施例3 200−の耐圧ガラス製容器に、三方コックを取付けて
、真空ラインで真空に引きながら重合容器を100℃で
1時間加熱することにより乾燥させ、= 48− 室温まで冷却後、三方コックを用いて窒素で常圧に戻し
た。
その璋、三方コックの一方から窒素を流しながら、注射
器を用いてオートクレーブに式で表わされるトリクミル
クロライド1ミリモルを水素化カルシウム処理により乾
燥させた塩化メチレン40−に溶かした溶液を加えた。
次に、酸化バリウムを充填したカラムを通過させること
により脱水したイソブチレンが5g入っているニードル
バルブ付耐圧ガラス製液化ガス採取管を三方コックに接
続した後、容器本体を一70°Cのドライアイス−アセ
トン浴に浸漬し、重合容器内部を攪拌しながら1時間冷
却した。冷却後、真空ラインにより内部を減圧にした後
、ニードルバルブを開け、イソブチレンを耐圧ガラス製
液化ガス採取管から重合容器に導入した。その後、三方
のコックの一方から窒素を流すことにより常圧に戻し、
更に攪拌下に1時間冷却を続け、重合容器内を一70°
Cまで冷却した。
次に、四塩化スズ10ミリモルを、塩化メチレン20m
1で希釈した溶液(−30°C)を注射器を用いて三方
コックから添加して重合を開始させ、60分経過した時
点で化合物(1)lOミリモルを注射器を用いて三方コ
ックから添加した。
その後、反応溶液を室温で6時間攪拌した後、系中から
塩化メチレン、四塩化スズ、未反応のモノマー等を減圧
で留去してから、メタノール30ミリモル、オルトぎ酸
メチル30ミリモルを加えて80°Cで2時間攪拌して
5i−CI基を5t−OCH3基に変換した。揮発分を
減圧で留去した後、ヘキサン5艷に重合体を溶解してか
ら300 mlのアセトン中にこれを攪拌しながら加え
ることによりポリマーを沈澱分離、させた。
このようにして得られたポリマーを80m1のn−ヘキ
サンに溶解させ、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾
過し、n−へギサンを減圧留去することにより、イソブ
チレン系重合体を得た。
このようにして得たイソブチレン系重合体を実施例■と
同様にして評価した。結果を第2表に示す。
実施例4 重合反応時の温度を一30°Cとする以外は実施例3と
同様にしてイソブチレン系重合体を製造し、評価した。
結果を第2表に併せて示す。
比較例1 重合開始後60分を経過した時点て化合物(1)のかわ
りに−40°C以下に冷却したメタノールを添加して重
合を停止させること以外は実施例4と同様にしてイソブ
チレン系重合体を製造し、評価した。
結果を第2表に併せて示す。
実施例5 化合物(1)IOミリモルを重合開始前に添加し、重合
開始後には加えなかったこと以外は実施例4と同様にし
てイソブチレン系重合体を製造し、評価した。結果を第
2表に併せて示す。
−51一 実施例6 化合物(1)のかわりに化合物(2)を用いたこと以外
は、実施例5と同様にしてイソブチレン系重合体を製造
し評価した。結果を第2表に併せて示す。
化合物(2)の構造を次に示す。
〔以下余白〕
−52= 第2表から、実施例3の方法に従えば、末端にシリル基
を有するイソブチレン系重合体をワンポットで得られる
ことが明らかである。
また第2表から、実施例4の方法に従えば、重合反応を
一30°Cという比較的高い温度で行い且つワンポット
で末端にシリル基を有するイソブチレン系重合体が得ら
れることが明らかである。この実施例4の方法は、末端
にシリル基を有するイソブチレン系重合体を製造するた
めの方法としては、特に大規模な冷却装置を必要とせず
、かなり低コストなものであり、実用的である。
実施例4と比較例1の結果より、いったん生成した式(
IV)、式(V)で表わされる末端がそれぞれ化合物(
1)と反応していることが明らかになった。
実施例4と実施例5の結果より、化合物(1)を重合開
始前に添加することにより、分子量のより揃った(すな
わちMw/Mn値の小さい)イソブチレン系重合体を得
ることができることが明らかになった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)数平均分子量が500〜200,000であり、
    1分子当り少なくとも1.1個の一般式(II):▲数式
    、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、Wはハロゲン原子又はR^5COO−基(R^
    5は一価の有機基)を示す。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と一般
    式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1及びR^2は一価の有機基又は水素原子
    、R^3は二価の有機基、R^4は一価の有機基又は塩
    素原子で、同じでも異なっていてもよい。〕 で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデルクラフツ
    型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子量が50
    0〜200,000であり、1分子当り少なくとも1.
    1個の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
  2. (2)数平均分子量が500〜200,000であり、
    1分子当り少なくとも1.1個の式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と一般
    式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデルクラフツ
    型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子量が50
    0〜200,000であり、1分子当たり少なくとも1
    .1個の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
  3. (3)数平均分子量が500〜200,000であり、
    1分子当たり少なくとも1.1個の式(V): ▲数式、化学式、表等があります▼(V) で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体と一般
    式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデルクラフツ
    型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子量が50
    0〜200,000であり、1分子当たり少なくとも1
    .1個の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
  4. (4)数平均分子量が500〜200,000であり、
    式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で表わされる末端及び式(V): ▲数式、化学式、表等があります▼(V) で表わされる末端をそれぞれ全末端量の3%以上含有す
    るイソブチレン系重合体と一般式(III):▲数式、化
    学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる有機ケイ素化合物とのフリーデルクラフツ
    型反応を行なうことを特徴とする、数平均分子量が50
    0〜200,000であり、1分子当り少なくとも1.
    1個の一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
  5. (5)(A)イソブチレンを含有するカチオン重合性モ
    ノマー、 (B)開始剤兼連鎖移動剤としての一般式(VI):▲数
    式、化学式、表等があります▼(VI) 〔式中、Yはハロゲン原子又はR^9COO−基(R^
    9は一価の有機基)を示す。R^6は多価芳香環基又は
    置換もしくは未置換の多価脂肪族炭化水素基を示す。R
    ^7及びR^8は、同一又は異なって、水素原子又は置
    換もしくは未置換の一価炭化水素基を示す。但しR^6
    が多価脂肪族炭化水素基を示す場合には、R^7及びR
    ^8は共に水素原子であることはない。〕で表わされる
    基を有する有機化合物、及び (C)ルイス酸 を混合して前記(A)のイソブチレンを含有するカチオ
    ン重合性モノマーを重合させ、次いでこの反応溶液中に (D)一般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる有機ケイ素化合物を添加してフリーデルク
    ラフツ型反応を行うことを特徴とする、数平均分子量が
    500〜200,000であり、1分子当たり少なくと
    も1.1個の一般式( I ):▲数式、化学式、表等が
    あります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
  6. (6)(A)イソブチレンを含有するカチオン重合性モ
    ノマー、 (B)開始剤兼連鎖移動剤としての一般式(VI):▲数
    式、化学式、表等があります▼(VI) 〔式中、Y、R^6、R^7及びR^8は前記に同じ。 〕で表わされる基を有する有機化合物、 (C)ルイス酸、及び (D)一般式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる有機ケイ素化合物を混合して前記(A)の
    イソブチレンを含有するカチオン重合性モノマーの重合
    反応を行なうと同時にフリーデルクラフツ型反応を行な
    うことを特徴とする、数平均分子量が500〜200,
    000であり、1分子あたり少なくとも1.1個の一般
    式( I ):▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記に同
    じ。〕 で表わされる末端を有するイソブチレン系重合体の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002064643A1 (fr) * 2001-02-09 2002-08-22 Sumitomo Pharmaceuticals Company, Limited Compose allylsilane a support polymere, son procede de production et son utilisation
JP2015091993A (ja) * 2009-01-16 2015-05-14 ザ・ユニバーシティー・オブ・サザン・ミシシッピ フェノキシ誘導体によるポリオレフィンの官能基化

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