JPH0415430A - 空気調和機の香料芳香装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機に香料を備えて芳香する香料装置
に関するものである。

従来の技術 近来ビルディングを建設する場合、事務所内の環境向上
が重要視され、より環境の良いビルディング指向として
建設されている。こうしたビルディングの環境向上の一
端をになう空気調和に関しても、単に事務所内の温度、
湿度のコントロールのみにととまらず、より良いアメニ
ティ（快適性）空間創りが重視される中で、室内に香料
を芳香することにより快適性を向上する傾向にある。

これは、香料に関する環境研究発表から香料を芳香する
ことにより、業務能率向上に寄与することが知られたこ
とから、室内に香料を備える所が増加しつつある。とこ
ろがこうした香料の芳香は、一般的には香料体を室内に
置き、自然環境空気によって自然芳香させていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、香料箱を机」二に置（と、
乱雑となり場所も占める。また芳香も自然芳香であるか
ら、香料箱の周辺のみ芳香効果が得られるのみであり、
香料箱から少し離れると芳香による効果がなくなる。ま
た通常香料箱を置くカウンターやテーブル、机上には書
類、花瓶等が置かれるために通風が悪くなり、一定の香
料発散量がさらに遠方まで届かなくなる。７まだ掃除な
とのとき不測の行動で誤って落として破損するなとの課
題があった。

本発明はこのような従来の課題を解決するためのもので
、一定の香第１発散量が部屋全体にいきわたり、また室
内に露出することがない空気調和機の香料芳香装置を提
供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、本体内に送風機と
熱交換器を備え、前記本体の天面に設けた吹出グリル、
この吹出グリルの内側下方に香料保持板を設けるととも
に、この香料保持板に香料を収納した香料箱と、この香
料箱内の香料を芳香する香料芳香開口部と、この香料芳
香開口部を開閉するダンパを備え、前記香料の芳香を調
整可能な構成としたものである。

作　　　用 この構成により、本体の吸込口から、送風機の運転によ
り吸込まれ、熱交換器により熱交換された室内空気が、
ダンパ開時には香料芳香開口部が開となり、香料から気
化した香りと吹出グリルの下方の吹出口で混合され、吹
出グリルより吹出されることとなり、またダンパ閉時に
は香料芳香開口部が閉となり、香料の気化をおさえるこ
ととなる。

実施例 以下本発明の一実施例について図を参照しながら説明す
る。

図に示すように本体１は前板８と後板７と側板（図示せ
ず）により箱形状に形成され、前記天板５の下方には吸
込口２を備えるとともに、前記本体１内にはエアフィル
タ３と、このエアフィルタ３に対向して上向きに吐出口
４を有した送風機１８と、前記吐出口４に対向して冷媒
等を循環させて熱交換をおこなう熱交換器６と、さらに
熱交換器６の上方には前記前板８と前記後板７と、天板
５とにより形成された吹出口１０を有し、前記天板５に
は天板折曲片５ａと、前記後板７側の天板折曲片５ｂを
設け、脱着可能な吹出グリル１１を保持している。また
前記熱交換器６の前方には前記前板８に係止された電装
箱９を設け、この電装箱９と、前記熱交換器６との間、
かつ前記吹出口１０の近傍に、前記電装箱９に係止され
た香料保持板１４を固着して備えている。この香料保持
板１４には香料１３を充填するとともに、上面に香料芳
香開口部１９を設け、前記香料保持板１４より容易に脱
着可能な香料箱１２を備えている。さらに前記香料保持
板１４にはダンパモータ１７を設け、このダンパモータ
１７の支点１６を中心として矢印入方向に開閉可能なダ
ンパ１５を備えている。前記送風機１８を停止している
ときダンパ１５が閉となり、かつ前記香料開口部１つも
閉とし、送風機１８を運転しているときは、前記ダンパ
１５が開となり、前記香料芳香開口部１９が開となる構
成となっている。

上記構成において、送風機１８の運転によって吸込口２
からエアフィルタ３を介して吸込まれた室内空気は、吐
出口４より吐出され、熱交換器６によって熱交換され、
冷房時には冷風が、暖房時には温風が吹出口１０を通っ
て吹出グリル１１を介して室内へ吹出される。そして送
風機１８を運転しているときは、ダンパ１５が開となり
、かつ香料芳香開口部１９も開となるため、香料１３が
気化し、香料芳香開口部１９から香りが芳香され、冷風
または温風と吹出口１０の部分で混合され、吹出口１０
の部分で芳香を促進しながら吹出グリル１１を介して室
内へ吹出されるのである。

また送風機１８を停止すると、ダンパ１５が閉となり、
かつ香料芳香開口部１９も閉となるため、香料１３の気
化を最小におさえることができる。

さらに香料１３はダンパ１５が開時には吹出口１０より
目視でき、その残量を確認できるとともに、吹出グリル
１１を取りはずすことにより、香料１３を内部に有した
香料箱１２を容易に交換することができるのである。な
お、ダンパモータ１７と送風機１８は連動するようにし
てもよく、あるいは独自に運転するようにしてもよい。

発明の効果 前記実施例より明らかなように本発明は、本体の吹出グ
リルの下方に香料保持板を設け、この香料保持板に香料
を充填した香料箱を収めるとともに前記香料箱の上面の
香料芳香開口部を開あるいは閉とする開閉可能なダンパ
を備えた構成としたから、香料箱が室内に露出すること
なく、本体内の送風機の運転により熱交換器を通った空
気は、吹出グリルずなわち、天面との間に距離を有する
ようにして吹出口を形成し、この吹出口で香料の発散が
促進され芳香効果を大とし、吹出グリル近傍に設けたも
のに比べて芳香量が増し、また美感を損うこともないな
どの効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例による空気調和機の香料芳香装置
の断面図である。 １・・・・・・本体、６・・・・・・熱交換器、１０・
・・・・・吹出口、１１・・・・・・吹出グリル、１２
・・・・・・香料箱、１３・・・・・・香料、１４・・
・・・・香料保持板、１５・・・・・・ダンパ、１８・
・・・・・送風機、１９・・・・・・香料芳香開口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に送風機と熱交換器を備え、前記本体の天面に設
   けた吹出グリルと、この吹出グリルの内側下方に香料保
   持板を設けるとともに、この香料保持板に香料を収納し
   た香料箱と、この香料箱内の香料を芳香する香料芳香開
   口部と、この香料芳香開口部を開閉するダンパとを備え
   、前記香料の芳香を調節可能とした空気調和機の香料芳
   香装置。