JPH041540B2 - - Google Patents

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JPH041540B2
JPH041540B2 JP62034150A JP3415087A JPH041540B2 JP H041540 B2 JPH041540 B2 JP H041540B2 JP 62034150 A JP62034150 A JP 62034150A JP 3415087 A JP3415087 A JP 3415087A JP H041540 B2 JPH041540 B2 JP H041540B2
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Japan
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signal
frequency
broadcast
information signal
channel
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JP62034150A
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JPS63202136A (ja
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Jun Uemura
Susumu Oka
Masayuki Satake
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
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Publication of JPS63202136A publication Critical patent/JPS63202136A/ja
Publication of JPH041540B2 publication Critical patent/JPH041540B2/ja
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は衛星放送受信機の受信状態を検出する
受信状態検出装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、人工衛星を用いて放送を行なう衛星放送
が実現されている。こうした衛星放送を受信する
受信機として、第16図に示す如く、放送衛星か
らの受信信号を受けて受信チヤンネルを選局する
選局装置1と、その選局された電気信号を増幅す
るIF増幅器2と、その増幅された電気信号をFM
復調するFM復調器3と、そのFM復調された電
気信号から映像信号を選択抽出して増幅等の処理
を施す映像信号処理回路4と、上記FM復調され
た電気信号から音声信号を選択抽出して増幅等の
処理を施す音声信号処理回路5と、を備えた構成
のものがあつた。
この種の受信機の受信状態を検出しようとする
場合、IF増幅器2の出力信号等の受信信号レベ
ルを測定して行なうのが一般的である。ところ
が、上記衛星放送用の受信機は、通常ノイズの多
い状態で使用されるため、単に受信信号レベルか
ら受信状態を検出するだけでは必ずしも正しい受
信状態を検出することができなかつた。そこで、
こうした問題を解消すべく、IF増幅器2からの
出力信号を信号帯域外のバンドパスフイルタに通
して雑音成分のみを取出し、この雑音レベルが小
さい程良好な受信状態であるとして受信状態を検
出するようにした受信状態検出装置が提案されて
いた(実開昭61−35455号等)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の受信状態検出装置で
は、以下に示す問題点を有し、未だ充分なもので
はなかつた。即ち、 (1) 上記受信状態検出装置は、バンドパスフイル
タやバンドパスフイルタを通つた雑音成分を増
幅する増幅器等を映像信号処理回路4や音声信
号処理回路5とは別に新たに設ける必要があ
り、構成が複雑で部品点数が多くなるという問
題点を有していた。
(2) 更に、バンドパスフイルタは所定の周波数帯
を選択抽出するものであるから、ある一つのチ
ヤンネルにおける雑音成分しか取り出すことが
できない。このため、チヤンネルを切替えた場
合、所望の雑音成分を取り出すことができない
という問題点を有していた。なお、選局する放
送の数だけ予めバンドパスフイルタを設けてお
き、適切なフイルタへの切替えを適宜行なえば
対応可能に思われるが、多数の衛星の多数のチ
ヤンネルを受信しようとする場合、装置自身が
大きなものとなり、実際に対応することが不可
能であつた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、構成が簡単で、しかも受信放送がどの衛星か
らのどのチヤンネルのものであつても容易に受信
状態を検出することのできる衛星放送受信機の受
信状態検出装置を提供することを目的としてい
る。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、上記問題点を解決す
るための手段として本発明は次の構成をとつた。
即ち、本発明は、第1図のブロツク図に示す如
く、 一個または複数の放送衛星から出力された複数
チヤンネルの放送信号を受信する受信アンテナM
1からの受信信号が入力され、該受信信号に含ま
れる特定チヤンネルの放送信号を所定の中間周波
信号に周波数変換する、第一可変発振器及び周波
数変換器を備えた選局手段M2と、 上記第一可変発振器の発振周波数を変更して、
上記選局手段で中間周波信号に変換される放送信
号を指定する選局チヤンネル指定手段M3と、 上記選局手段M2で中間周波信号に変換された
所定チヤンネルの放送信号を復調する第一の復調
手段M4と、 該第一の復調手段M4で復調された放送信号が
入力され、該放送信号に含まれる特定の情報信号
を予め設定された所定の周波数に変換してバンド
パスフイルタを介して出力する、第二可変発振器
及び周波数変換器を備えた情報信号抽出手段M5
と、 上記第二可変発振器の発振周波数を変更して、
上記情報信号抽出手段で周波数変換される情報信
号を指定する情報信号指定手段M6と、 上記情報信号抽出手段M5で所定周波数に変換
された情報信号が入力され、該信号を復調して所
定の出力装置M7に出力する第二の復調手段M8
と、 を備えた衛星放送受信機の受信状態を検出する受
信状態検出装置であつて、 受信状態験出時には上記情報信号指定手段M6
の動作を停止し、上記情報信号抽出手段M5で周
波数変換される信号が上記放送信号内の情報信号
が存在しない帯域の雑音成分になるよう、受信チ
ヤンネルに応じて上記第二可変発振器の発振周波
数を変更する発振周波数変更手段M9と、 該発振周波数変更手段M9で上記第二可変発振
器の発振周波数が変更され、上記情報信号抽出手
段M5から情報信号が存在しない帯域の雑音成分
が出力された際、該雑音レベルを検出して受信状
態を検知するレベル測定手段M10と、 を設けたことを特徴とする衛星放送受信機の受信
状態検出装置を要旨とする。ここで情報信号抽出
手段M5の説明で述べた特定の情報信号とは、画
像信号、音声信号等が該当する。
[作用] 以上の如く構成された衛星放送受信機の受信状
態検出装置では、選局手段M2が、選局チヤンネ
ル指定手段M3からの指令を受けて、受信アンテ
ナM1から入力された受信信号に含まれる特定チ
ヤンネルの放送信号を特定の中間周波信号に周波
数変換し、その変換された所定チヤンネルの放送
信号を、第1の復調手段M4が復調し、情報信号
抽出手段M5に送る。情報信号抽出手段M5は、
情報信号指定手段M6からの指令を受けて、第1
の復調手段M4から送られた放送信号に含まれる
画像、音声情報等の情報信号から所定の情報信号
を抽出し、第2の復調手段M8に出力する。第2
の復調手段M8はその情報信号を復調して所定の
出力装置M7に出力する。受信状態を検出しよう
とする場合、発振周波数変更手段M9は、情報信
号指定手段M6の動作を停止し、情報信号抽出手
段M5で周波数変換される信号が放送信号内の情
報信号が存在しない帯域の雑音成分になるように
している。そして、レベル測定手段M10はこの
ときの雑音レベルを測定する。従つて、第1の復
調手段M4から送られた放送信号の内、情報信号
が存在しない帯域の雑音成分を抽出することがで
き、レベル測定手段M10にてその抽出された雑
音を測定し、そのレベルから受信状態を検出する
ことができる。このため、チヤンネルが変更され
た場合にも、発振周波数変更手段M9にて変更す
る発振周波数を変えるだけで、雑音成分を有する
周波数帯域の雑音レベルを容易に測定することが
でき、雑音成分の少ない、即ちS/Nの良好な受
信状態を検出することができる。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。
第2図は本発明が適用された第1実施例として
の衛星放送受信装置全体の構成を表わす構成図で
ある。
図に示す如く本実施例では、受信アンテナ1と
してパラボラ型のものが用いられている。この受
信アンテナ1では、赤道上にあるすべての衛星を
受信しようと赤道儀式の架台2が用いられてお
り、その架台2の向きは真南に向けてある。そし
て、アンテナ方向調整ロツド3をアンテナ方向制
御部5で伸縮させ受信アンテナ1のオフセツトを
調整することにより、受信アンテナ1の向きを受
信対象となる放送衛星6の方向に制御できるよう
なされている。
このアンテナ方向制御部5は、第3図に示す如
く、アンテナ方向調整ロツド3を駆動するモータ
7と、モータ7の回転方向を切替える回転方向切
替部8と、モータ7の回転速度を切替える回転速
度切替部9とから構成されている。回転速度切替
部9は、端子9T、リレーコイル9L、接点部9
P、電圧36Vを供給する高速用電源9E1および
電圧25Vを供給する低速用電源9E2より構成さ
れ、端子9Tに制御信号S1が入力されると高速
用電源9E1側が閉路となる。なお、端子9Tに
制御信号S1が入力されていない場合は低速用電
源9E2側が閉路となる。また回転方向切替部8
は、端子8T1,8T2、リレーコイル8L1,
8L2および接点部8P1,8P2より構成され
ている。端子8T1,8T2に信号が入力されて
いない場合、接点部8P1,8P2は夫々第3図
示の側にあつてモータ7は停止しているが、端子
8T1にパルス信号S2が入力されると、接点部
8P1が第3図示と反対の側に切替わりモータ7
が右方向にそのパルス信号S2のオン時間だけ回
転する。この結果、受信アンテナ1の方向が上記
パルス信号S2のオン時間で定まる所定角度だけ
右に移動する。一方、端子8T2にパルス信号S
3が入力されると、接点部8P2が第3図示と反
対の側に切替わりモータ7が左方向にそのパルス
信号S3のオン時間だけ回転し、受信アンテナ1
の方向が上記パルス信号S3のオン時間で定まる
所定角度だけ左に移動する。尚モータ7に接続さ
れた端子10からは、モータ7の回転角に対応し
た数のパルスPが出力されるようなされている。
再び第2図に戻り、受信アンテナ1は、放物面
反射鏡11と、放物面反射鏡11の焦点の位置に
支持枠12を介して取付けられた一次放射器15
と、から構成されている。
この一次放射器15は、第4図に示す如く、導
電性の良好な金属材料、例えばアルミニウム合金
で円筒形に形成された導波管20と、導波管20
と同様の材料で形成された受信部筐体21と、受
信部筐体21内部に回動自在に装着された支持具
22と、支持具22に取付けられ、放送衛星6か
ら出力された4GHz帯(3.7〜4.2GHz)の放送波を
受波するプローブ23と、受信部筐体21に取付
けられ、プローブ23で受波した放送衛星6から
の4GHz帯の放送波を1GHz帯(950〜1450MHz)
の電気信号に変換して出力する受信信号出力部2
4と、支持具22を回動し、プローブ23で受波
する放送波の偏波面を切換える回動部25と、か
ら構成されている。
ここでプローブ23は黄銅棒等、導電性の良好
な材料を用いて形成されている。また回動部25
は、内部にモータ及びそのモータを駆動するため
の駆動回路が備えられ、弾圧材27を介してケー
ス28に収められている。なおケース28は受信
部筐体21に取付けられている。そしてこの回動
部25からはモータの回転軸29が突出されてお
り、支持具22を回動してプローブ23の位置を
調整できるよう、支持具22の軸芯位置に圧入さ
れている。なお、上記駆動回路は、既述したアン
テナ方向制御部5と同じように、2つの入力端子
で制御信号S4,S5を受けて、モータを停止、
右回転、左回転させる制御をしている。そしてそ
の回転の角度は例えば制御信号のパルス幅をもつ
てコントロールしている。即ち、放送衛星6から
出力されるマイクロ波の放送波は、隣接するチヤ
ンネル毎に互いに異なる偏波面に設定されている
ことから、プローブ23の位置が放送衛星6から
出力される放送波の偏波面に対応する位置になる
よう、第5図に示す如くプローブ23を回動して
その位置を自在に調整できるようにされているの
である。なお第5図は、第4図におけるa−a線
断面図を表わしている。
また、受信信号出力部24は、導波管20、プ
ローブ23を介して入力された4GHz帯の放送波
を同軸モードの電気信号に変換する導波管−同軸
変換回路と、この変換された4GHz帯の電気信号
を1GHz帯の電気信号に変換する周波数変換回路
と、から構成されている。
このように構成されたアンテナ方向制御部5、
受信信号出力部24及び回動部25は、第2図に
示すように屋内に設置された受信機31に端子3
1T1,31T2,31T3,31T4,31T
5,31T6,31T7(第6図)を介して接続
される。受信機31には、そのパネル面に受信衛
星切替スイツチ31aとチヤンネル切替スイツチ
31bとが設けられており、その切替えられた受
信希望の放送衛星6(以下受信衛星ともいう)の
方向に受信アンテナ1の方向を向け、且つその切
替えられた受信チヤンネルにおける放送波の偏波
面方向にプローブ23の位置を移動すると共に、
受信信号出力部24から出力された1GHz帯の電
気信号の中から所望の受信衛星、受信チヤンネル
の放送信号を選局し、その信号内の映像信号及び
音声信号を抽出してテレビ受像機32に出力す
る。受信機31には、更にオートピーキング操作
スイツチ31cが設けられている。オートピーキ
ング操作スイツチ31cがオンされると、本実施
例の要部である受信状態検出装置が稼動し受信状
態を検出し、該受信状態に応じて受信アンテナ1
の方向及びプローブ23の位置がより高精度に調
整される。
以下、こうした受信機31の構成を、第6図の
ブロツク図を用いて詳述する。第6図に示すよう
に、受信機31は、第1可変発振器40と、受信
信号出力部24から出力された1GHz帯の電気信
号を第1可変発振器40にて出力された所望の局
部発振信号に基づいて周波数変換して出力する周
波数変換器41と、その周波数変換された中間周
波信号を増幅して出力するIF増幅器42と、そ
の増幅された中間周波信号をFM復調して出力す
るFM復調器43と、そのFM復調された信号か
ら映像信号を選択抽出して増幅等の処理を施し映
像信号を出力する映像信号処理回路45と、FM
復調器43にてFM復調された信号から5〜10M
Hzの信号を抽出するバンドパスフイルタ46と、
このバンドパスフイルタ46の出力信号からステ
レオの左音声搬送信号を選択抽出して増幅等の処
理を施しステレオの左音声信号を出力する左音声
信号処理回路47と、バンドパスフイルタ46の
出力信号からステレオの右音声搬送信号を選択抽
出して増幅等の処理を施しステレオの右音声信号
を出力する右音声信号処理回路48と、第1可変
発振器40の選局チヤンネルの指定等の各種制御
を実行する制御装置50と、を備えている。
次に、上記左音声信号処理回路47を詳述す
る。左音声信号処理回路47は、その入力信号で
あるバンドパスフイルタ46を通過してきた5〜
10MHzの信号を周波数変換して出力する周波数変
換器52と、周波数変換された信号から中心周波
数10.7MHz、帯域幅150KHzの信号を抽出するバ
ンドパスフイルタ53と、周波数変換器52に所
定の局発信号を出力することにより選局を指示す
る第2可変発振器54と、バンドパスフイルタ5
3からの中間周波信号を増幅して出力するIF増
幅器55と、その増幅された中間周波信号を復調
して出力するFM復調器56と、FM復調された
信号に音声信号処理を施して出力する音声信号処
理回路57と、から構成されている。ここで選局
装置54から出力される局発信号がどのようなも
のかを以下に説明する。バンドパスフイルタ46
を通過してきた5〜10MHzの信号は、受信衛星に
よつても、また受信チヤンネルによつても異なる
が、例えば第7図に示すように、第1ステレオの
左音声搬送信号(CH1 L)、その右音声搬送信
号(CH1 R)、モノラルの音声搬送信号(TV
SOUND)等の複数情報を含んでいる。なお画像
信号(VIDEO)は5MHzより小さい周波数信号で
あるからバンドパスフイルタ46で除かれてい
る。このため、制御回路50から左音声搬送信号
が必要である旨を受信すると、第2可変発振器5
4は、第1ステレオの左音声搬送信号の周波数帯
域である5.4MHz帯域が周波数変換器52で
10.7MHz帯域に変換されるように所定の局発信号
を出力している。
一方、右音声信号処理回路48も、左音声信号
処理回路47と同様に、周波数変換器58、バン
ドパスフイルタ59、第3可変発振器60、IF
増幅器61、FM復調器62および音声信号処理
回路63から構成されている。なお前記モノラル
の音声信号(TV SOUND)を受信する場合に
は、左音声信号処理回路47と右音声信号処理回
路48とを同時に作動させるようにしている。
更に、左音声信号処理回路47のIF増幅器5
5の出力側端子には、そのIF増幅器55の出力
信号のレベルを検出して出力するレベル検出器6
4と、レベル検出器64からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ65と、
が設けられている。また受信機31には、既述し
たように受信衛星切替スイツチ31a、チヤンネ
ル切替スイツチ31bおよびオートピーキング操
作スイツチ31cとが設けられると共に、映像信
号処理回路45の出力端子である第1出力端子6
7と、左音声信号処理回路47の出力端子である
第2出力端子68と、右音声信号処理回路48の
出力端子である第3出力端子69と、が設けられ
ている。なお、第2出力端子68と左音声信号処
理回路47との間には切替スイツチ70が設けら
れており、第2出力端子68には適宜右音声信号
処理回路48の出力信号を出力可能なようになさ
れている。
次に制御回路50について詳述する。制御回路
50は、いわゆるマイクロコンピユータで構成さ
れ、受信衛星切替スイツチ31a、チヤンネル切
替スイツチ31bおよびオートピーキング操作ス
イツチ31cからの指令信号とアンテナ方向制御
部5からのパルス数とを入力する入力ポート50
aと、第1可変発振器40、第2可変発振器5
4、第3可変発振器60及び切替スイツチ70に
各種制御信号を、またアンテナ方向制御部5に高
速回転用の制御信号S1、右回転用の制御信号S
2、左回転用の制御信号S3を、そして回動部2
5に右回転用の制御信号S4、左回転用の制御信
号S5を、夫々出力する出力ポート50bと、入
力ポートを介して入力された指令信号に応じて各
種制御処理を実行するCPU50cと、CPU50
cで各種制御を実行するのに必要な制御プログラ
ムやデータが予め記憶されているROM50d
と、同じくCPU50cで各種制御を実行するの
に必要なデータが一時的に読み書きされるRAM
50eと、上記各部を結びデータの通路とされる
バスライン50fと、を備えている。
以上のように構成された放送受信装置では、受
信衛星切替スイツチ31aで指定された放送衛星
6に応じて受信アンテナ1の方向が受信機31お
よびアンテナ方向制御部5の動作によつて制御さ
れ、放送衛星6の位置する方向に受信アンテナ1
の方向が回転すると共に、チヤンネル切替スイツ
チ31bで指定された受信チヤンネルに応じて、
プローブ23の位置が受信機31および回動部2
5の動作によつて制御され、受信チヤンネルと対
応する偏波面の放送波が受信できる位置に制御さ
れる。更には、オートピーキング操作スイツチ3
1cがオンされると、受信機31、アンテナ方向
制御部5および回動部25の動作によつて、受信
信号中の雑音レベルを測定し、その受信信号中の
雑音レベルが最良となるよう受信アンテナ1の方
向およびブロープ23の位置がより高精度で調整
される。
以下、このように実行される衛星放送受信装置
の動作を、制御回路50のROM50d内に格納
された制御プログラムに沿つて詳しく説明する。
第8図ないし第11図はその制御プログラムを
表すフローチヤートで、第8図は繰り返し実行さ
れ、受信アンテナ1の方向およびプローブの位置
を制御するアンテナ制御と画像情報、ステレオ音
声信号等の出力制御とを行なうメインルーチン
を、第9図は所定時間(例えば50msec.)毎に実
行され、オートピーキング操作スイツチ31cで
オートピーキング操作が指令された場合に、オー
トピーキング操作を行なうタイマー割込みルーチ
ンを、第10図は第9図のタイマー割込みルーチ
ンにてコールされて実行されるアンテナ方向調整
ルーチンを、第11図は同じく第9図のタイマー
割込みルーチンにてコールされて実行されるプロ
ーブ位置調整ルーチンを、夫々表わしている。
まず第8図のメインルーチンの処理が開始され
ると、受信衛星切替スイツチ31aおよびチヤン
ネル切替スイツチ31bの指令値が入力ポート5
0aから読み込まれる(ステツプ100、以下括弧
内に示すステツプ数は図面の番号に対応してい
る)。続いて、その読み込まれた受信衛星切替ス
イツチ31aの指令値から受信衛星が変更された
か否かが判断される(ステツプ110)。そして、
「YES」、即ち受信衛星が変更されたと判断され
た場合に、衛星の位置を表わすデータが予め記憶
されたRAM50e内のデータマツプから上記ス
テツプ100で指定された受信衛星に対応する位置
データが読み込まれる(ステツプ120)。続いて、
受信アンテナ1を現在の位置からどのようにして
上記読み込まれた放送衛星6の位置に移動すれば
良いかの演算が実行され、アンテナ方向制御部5
に制御信号S1,S2,S3が出力され、受信ア
ンテナ1が受信衛星の方向に移動される。即ち、
指定された受信衛星が遠く離れている場合は、当
初制御信号S1が出力され近づいてきたらその出
力が中止されるように、また指定された受信衛星
が右方向にある場合は右回転するよう制御信号S
2が、左方向にある場合は左回転するよう制御信
号S3が出力され、受信アンテナ1の位置が決定
される。続いて、受信チヤンネルに対応した偏波
面を表わすデータが予め記憶されたRAM50e
内のデータマツプから、上記ステツプ100で指定
された受信チヤンネルに対応する偏波面データが
読み込まれ(ステツプ140)、その読み込まれた偏
波面データに応じて回動部25に制御信号S4,
S5が出力され、放送波の偏波面の向きにプロー
ブ23の向きが一致するようにその位置が設定さ
れる(ステツプ150)。続いて、切替スイツチ70
が接点A側、即ち左音声信号処理回路47側に切
替えられる(ステツプ160)。そして、第2可変発
振器54に左音声信号部分の周波数指定データ信
号が、第3可変発振器60に右音声信号部分の周
波数指定データ信号が出力され(ステツプ170)、
その後、第1可変発振器40に上記ステツプ100
で指定された受信衛星の受信チヤンネルに対応し
た周波数指定データ信号が出力される(ステツプ
180)。ステツプ180の実行後、処理はステツプ100
に戻り本ルーチンの処理を繰り返す。
一方、ステツプ110で受信衛星が変更されてい
ないと判断された場合、ステツプ100で読み込ま
れたチヤンネル切替スイツチ31aの指令値から
受信チヤンネルが変更されたか否かが判断される
(ステツプ190)。ここで「YES」、即ち受信チヤ
ンネルが変更されたと判断された場合、ステツプ
120、130の処理を読み飛ばし処理はステツプ140
に移り、ステツプ140ないしステツプ180の処理が
実行される。またステツプ190で「NO」と判断
された場合に処理はステツプ100に移り本ルーチ
ンの処理が繰り返される。このようにして、本メ
インルーチンでは、受信衛星切替スイツチ31a
およびチヤンネル切替スイツチ31bにて指定さ
れた受信衛星の受信チヤンネルに応じてアンテナ
方向およびプローブ位置が決定され、その受信衛
星からの放送信号の画像情報とステレオ音声信号
とが受信される。
一方、所定時間経過すると、第9図のタイマー
割込みルーチンの処理が開始される。まず、オー
トピーキング操作スイツチ31cの指令値が入力
ポート50aから読み込まれ(ステツプ200)、続
いてその読み込まれた指令値がオン状態か否かが
判断される(ステツプ210)。ここで「YES」、即
ちオン状態と判断された場合、受信衛星および受
信チヤンネルに対応した第7図に示したような複
数情報が伝達されていない雑音成分の周波数帯域
(例えば第7図のものの例では7.0〜7.3MHz)を
選択するためのデータが予め記憶されたROM5
0d内のデータマツプから、メインルーチンのス
テツプ100で指定された受信衛星および受信チヤ
ンネルに対応する雑音成分の周波数帯域データを
読み込む(ステツプ220)。続いて、切替スイツチ
70が接点B側、即ち右音声信号処理回路48側
に切替えられる(ステツプ230)。続いて、上記ス
テツプ220で読み込まれた雑音成分の周波数帯域
データが第2可変発振器54に出力される(ステ
ツプ240)。そしてステツプ240の実行後、A/D
コンバータ65からの出力信号が最小となるよう
受信アンテナ1の方向を高精度に調整するアンテ
ナ方向調整ルーチンが実行され(ステツプ250)、
その後、同じくA/Dコンバータ65からの出力
信号が最小となるようプローブ23の位置を高精
度に調整するプローブ位置調整ルーチンが実行さ
れる(ステツプ260)。ステツプ260の実行後、本
ルーチンは一旦終了する。なおステツプ250のア
ンテナ方向調整ルーチンおよびステツプ260のプ
ローブ位置調整ルーチンについては次に詳述す
る。
第10図に示すアンテナ方向調整ルーチンに処
理が移ると、まずカウンタCNTに値0がセツト
され(ステツプ300)、受信アンテナ1の現在の方
向が記憶される(ステツプ310)。続いて、A/D
コンバータ65からの出力信号、即ち雑音成分の
レベルデータが読み込まれ、該レベルデータが
RAM50e内の所定エリアEA(CNT)に格納さ
れる(ステツプ320)。続いて、受信アンテナ1が
右方向へ所定角度(例えば0.2度)移動するよう
にアンテナ方向制御部から所定数のパルスが送ら
れるまで制御信号S2が出力され、受信アンテナ
1を右方向へ所定角度移動させる(ステツプ
330)。続いて、カウンタCNTを値1だけインク
リメントし(ステツプ340)、カウンタCNTが値
5より大きいか否かの判断が実行される(ステツ
プ350)。ステツプ350で「NO」、即ちカウンタ
CNTが値5以下の場合、処理はステツプ320に戻
りステツプ320ないしステツプ350の処理が繰り返
される。カウンタCNTが値6になるとステツプ
350で「YES」と判断され、処理はステツプ360
に移る。そして、受信アンテナ1の位置がステツ
プ310で記憶した当初の位置に戻るようにステツ
プ330で出力した制御信号S2の5倍のパルス数
の制御信号S3がアンテナ方向制御部5に出力さ
れる(ステツプ360)。続いて、カウンタCNTに
値−1を代入し(ステツプ370)、その後、受信ア
ンテナ1が左方向へ所定角度(例えば0.2度)移
動するようにアンテナ方向制御部5に所定パルス
数が送られるまで制御信号S3が出力され、受信
アンテナ1を左方向へ所定角度移動させる(ステ
ツプ380)。続いて、A/Dコンバータ65からの
出力信号、即ち雑音成分のレベルデータが読み込
まれ、該レベルデータがRAM50e内の所定エ
リアEA(CNT)に格納される(ステツプ390)。
その後、カウンタCNTを値−1だけインクリメ
ントし(ステツプ400)、カウンタCNTが値−5
より小さいか否かの判断が実行される(ステツプ
410)。ステツプ410で「NO」、即ちカウンタ
CNTが値−5以下の場合、処理はステツプ380に
戻りステツプ380ないしステツプ410の処理が繰り
返される。カウンタCNTが値−6になるとステ
ツプ410で「YES」と判断され、処理はステツプ
420に移る。そして、ステツプ320で格納したエリ
アEA(0)、EA(1)、EA(2)、EA(3)、EA(4)、EA(5)
とステツプ390で格納したエリアEA(−1)、EA
(−2)、EA(−3)、EA(−4)、EA(−5)との
内で格納データの最も小さいものがサーチされ
(ステツプ420)、その最小状態時における受信ア
ンテナ1の位置に受信アンテナ1が移動するよう
に、アンテナ方向制御部5に制御信号S2が出力
される(ステツプ430)。ステツプ430の実行後、
処理は「RETURN」に抜けて本ルーチンの処理
が一旦終了する。即ち、以上のように構成された
アンテナ方向調整ルーチンでは、受信アンテナ1
の方向が当初所定角度ずつ右方向へ5回移動さ
れ、次いで当初の受信アンテナ1方向に戻され、
次は所定角度ずつ左方向へ5回移動される。そし
て夫々の移動方向での雑音成分のレベルデータが
読み込まれ、そのレベルデータが最小となる位置
に受信アンテナ1が移動される。
一方、第11図に示すプローブ位置調整ルーチ
ンに処理が移ると、まずステツプ500の処理が実
行される。本ルーチンの制御は、第10図に示し
たアンテナ方向調整ルーチンで、移動する受信ア
ンテナ1をプローブに、アンテナ方向制御部5を
回動部25に、エリアEA(CNT)をエリアEB
(CNT)に置き換えて考えることができるため、
簡単に説明する。まずカウンタCNTが値0にセ
ツトされ(ステツプ500)、現在のプローブ位置が
予め記憶される(ステツプ510)。そうして、プロ
ーブ23の位置が所定角度ずつ右方向へ5回回転
されると共に、それぞれの位置でのA/Dコンバ
ータ65からの出力信号である雑音成分のレベル
データがエリアEB(0)〜EB(5)に格納される
(ステツプ520、530、540、550)。続いて、プロー
ブ23の位置が一旦最初の位置に戻され(ステツ
プ560)、その後所定角度ずつ左方向へ5回回転さ
れると共に、それぞれの位置でのA/Dコンバー
タ65からの出力信号である雑音成分のレベルデ
ータがエリアEB(−1)〜EB(−5)に格納され
る(ステツプ570、580、590、600、610)。その
後、格納されたエリアEB(−5)〜EB(5)の内か
ら格納データの最も小さいものがサーチされ(ス
テツプ620)、その最小状態時におけるプローブ2
3の位置にプローブ23が移動するように回動部
25に制御信号が出力され(ステツプ630)、本ル
ーチンの処理が一旦終了する。
以上、本実施例の衛星放送受信装置の構成を詳
述してきたが、この受信状態検出装置では、複数
の受信放送に対応した雑音成分の周波帯域を選択
するためのデータが制御回路50のROM50d
内のデータマツプに予め記憶されており、バンド
パスフイルタ46を通過してきた5〜10MHzの信
号から上記周波数帯域の雑音を抽出してその雑音
のレベルが最小となつたときを最良の受信状態と
して検出している。このため、受信衛星および受
信チヤンネルが切替わつたときにも、確実に雑音
成分だけ抽出することができ、高精度で最良の受
信状態を検出することができる。また、雑音成分
を抽出する働きをする周波数変換器52、バンド
パスフイルタ53および第2可変発振器54は、
従来からの左音声信号処理回路47の回路構成部
分をそのまま転用しただけのもので、構成がいた
つて簡単で部品点数が少なくて済む。
こうした受信状態検出装置を採用した本実施例
の衛星放送受信装置では、オートピーキング操作
スイツチ31cがオンされると受信状態検出装置
が稼働し受信状態が検出される。そうしてアンテ
ナ方向制御部5、回動部25を動作させて上記検
出される受信状態が最良となるよう受信アンテナ
1の方向およびプローブ23の偏波面の位置が定
まる。このため、受信衛星、受信チヤンネルの異
なる種々の放送信号の受信時においてもオートピ
ーキング操作スイツチ31cがオンされると、受
信アンテナ1の方向およびプローブ23の位置が
自動調節されて受信状態が最良となる。
また、本実施例では、オートピーキング操作ス
イツチ31cがオンされた場合に、第2出力端子
68は雑音成分を出力する左音声信号処理回路4
7側に接続されるものではなく、右音声信号処理
回路48側に接続されるよう構成されている。こ
のため、オートピーキング操作時にあつても、画
像信号はもとより音声信号もモノラルではあるが
充分に再生することができる。
なお、本実施例では、受信アンテナ1の方向を
所定の方向からまず右側に所定角度ずつ5回移動
し、その後その所定の方向から左側に所定角度ず
つ5回移動し、それぞれの位置での受信状態を検
出し、最も受信状態の良好な位置に受信アンテナ
1の方向を移動するよう構成されていたが、これ
に代わり、所定の方向での受信状態と所定の方向
から所定の角度だけ移動した位置での受信状態と
を比較し、受信状態の良好な方向に受信アンテナ
1を移動し、こうした操作を繰り返し受信状態が
徐々に良好となり、これ以上同方向に移動した場
合受信状態が悪くなるという位置を検出し、この
位置を最も受信状態の良好な位置として受信アン
テナ1の方向を移動するよう構成してもよい。な
おプローブ23の位置に関しても同様に決定する
ことができる。
更に、上記実施例ではA/Dコンバータ65の
出力値の最小の場合が最良の受信状態であると決
定しているが、これに代わり、第12図に示す如
く、第4図のステツプ420の後に、ステツプ420で
サーチされた最小値が所定値以下か否かの判断を
し(ステツプ421)、所定値以下でない場合に受信
アンテナ1の方向がステツプ310で記憶した最初
の位置に戻るようアンテナ方向制御部5に制御信
号を出力する(ステツプ422)よう構成してもよ
く、こうすればA/Dコンバータ65の出力信号
の最小値が所定値より大きいようなS/N比が悪
い受信状態時には、受信アンテナ1が最初の位置
に戻され、受信アンテナ1の方向が誤つて定めら
れることがない。
次に本発明の第2実施例を説明する。第13図
は第2実施例としての衛星放送受信装置の一部構
成図である。本実施例の第1実施例との相違点
は、受信機700が映像信号、左音声信号および
右音声信号を受けて受信機外部にチヤンネル3ま
たは4の高周波信号を出力するRFモジユレータ
701を備え、RFモジユレータ701からの高
周波信号をリモコン装置702を介してテレビ受
信機703に送信するよう構成されたことにあ
る。なおリモコン装置702の操作部704から
の指令はリモコン受光部705、分波器706を
介して38KHzの低周波信号としてRFモジユレー
タ701に伝えられ、38K検波器707を介して
制御回路708の入力ポート708aに伝えられ
る。このため、操作部704に設けられたオート
ピーキングスイツチ709を操作することによ
り、受信アンテナの制御機能を備えていないテレ
ビ受像機703の傍らからでもオートピーキング
操作の指令を受信機700の制御回路708に伝
え、受信アンテナの方向およびプローブの位置を
調整することができる。
次に本発明の第3実施例を説明する。第14図
は第3実施例としての衛星放送受信装置の一部構
成図である。本実施例の第1実施例との相違点
は、受信機としてマスターレシーバ710とスレ
ーブレシーバ711とが設けられている点にあ
る。第1実施例と同じ受信信号出力部24から出
力される1GHz帯の高周波信号は2分配器712
を介してマスターレシーバ710の分波器713
およびスレーブレシーバ711の分波器714に
送られる。その後、1GHz帯の高周波信号は第1
実施例の周波数変換器41以下と同じ構成を持つ
それぞれの受信部に送られ、どちらのレシーバで
もテレビ受像機715にて衛星放送を受信するこ
とができる。本実施例はスレーブレシーバ711
とテレビ受像機715とを接続し衛星放送を受信
した場合を示し、リモコン装置716の操作部7
17からの指令は、スレーブレシーバ711のリ
モコン受光部718、38K検波器719、制御回
路720、分波器714を介して38KHzの低周波
信号として、マスターレシーバ710の分波器7
13、38K検波器721を介して制御回路722
の入力ポート22aに伝えられる。このため、操
作部717に設けられたオートピーキングスイツ
チ723を操作することにより受信アンテナの制
御機能を備えていないスレーブレシーバ711の
傍らからでもオートピーキング操作の指令をマス
ターレシーバ710の制御回路722に伝え、受
信アンテナを制御することができる。
次に本発明の第4実施例を説明する。第15図
は第4実施例としての衛星放送受信装置の一部構
成図である。本実施例の第1実施例との相違点
は、受信機31の制御回路50とデータのやりと
りをできるフアーストプログラマ用制御装置73
0が受信機外部に備えられている点にある。この
ため、制御回路50のRAM50e内に予め記憶
した衛星位置、雑音成分の周波数帯域等のデータ
をフアーストプログラマ用制御装置730にて取
り出すことができ、他の受信機にそのデータを簡
単に移植することができる。従つて、受信機設置
時に衛星位置、雑音成分の周波数帯域等の各種デ
ータを設定するために従来多大な労力を費やして
いたが、これに対して本実施例のフアーストプロ
グラマ用制御装置730を用いることにより、同
一地域内では一つの受信機にデータを設定すれば
他の受信機のデータ設定が非常に簡単にでき、上
記問題を解消することができる。
以上、本発明の実施例を詳述してきたが、本発
明は上記実施例に何等限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々なる態様に
て実施しえることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように本発明の受信状態検出装置
によれば、受信アンテナから出力される複数チヤ
ンネルの放送信号の中から所望チヤンネルの放送
信号を選局し、更にその選局された放送信号内に
含まれる複数情報の中から特定の情報を選択して
復調できる衛星放送受信機において、受信チヤン
ネルが切替わつた場合にもそのチヤンネル内の雑
音成分を確実に抽出することができ、従来の衛星
放送受信機に発振周波数変更手段とレベル測定手
段とを付加しただけという簡単な構成で、受信状
態を高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を表わすブロツク
図、第2図ないし第11図は本発明の第1実施例
を示し、第2図はその第1実施例としての衛星放
送受信装置全体の構成を表わす構成図、第3図は
アンテナ方向制御部の回路構成図、第4図は一次
放射器の構成を表わす断面図、第5図はプローブ
の回転状態を表わす第4図a−a線断面図、第6
図は受信機の回路構成を表わすブロツク図、第7
図は受信機の途中部分の電気信号に存在する情報
信号を示す説明図、第8図ないし第11図は制御
回路にて実行される制御プログラムを表わすフロ
ーチヤート、第12図は第10図に示したフロー
チヤートの別態様を示すフローチヤート、第13
図は本発明の第2実施例としての衛星放送受信装
置の一部構成図、第14図は本発明の第3実施例
としての衛星放送受信装置の一部構成図、第15
図は本発明の第4実施例としての衛星放送受信装
置の一部構成図、第16図は従来の衛星放送受信
機の回路構成を表わすブロツク図、である。 M1……受信アンテナ、M2……選局手段、M
3……選局チヤンネル指定手段、M4……第1の
復調手段、M5……情報信号抽出手段、M6……
情報信号指定手段、M7……出力装置、M8……
第2の復調手段、M9……発振周波数変更手段、
M10……レベル測定手段、1……受信アンテ
ナ、5……アンテナ方向制御部、6……放送衛
星、11……一次放射器、23……プローブ、2
4……受信信号出力部、25……回動部、31…
…受信機、31c……オートピーキング操作スイ
ツチ、32……テレビ受像機、43……FM後調
器、47……左音声信号処理回路、48……右音
声信号処理回路、50……制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一個または複数の放送衛星から出力された複
    数チヤンネルの放送信号を受信する受信アンテナ
    からの受信信号が入力され、該受信信号に含まれ
    る特定チヤンネルの放送信号を所定の中間周波信
    号に周波数変換する、第一可変発振器及び周波数
    変換器を備えた選局手段と、 上記第一可変発振器の発振周波数を変更して、
    上記選局手段で中間周波信号に変換される放送信
    号を指定する選局チヤンネル指定手段と、 上記選局手段で中間周波信号に変換された所定
    チヤンネルの放送信号を復調する第一の復調手段
    と、 該第一の復調手段で復調された放送信号が入力
    され、該放送信号に含まれる特定の情報信号を予
    め設定された所定の周波数に変換してバンドパス
    フイルタを介して出力する、第二可変発振器及び
    周波数変換器を備えた情報信号抽出手段と、 上記第二可変発振器の発振周波数を変更して、
    上記情報信号抽出手段で周波数変換される情報信
    号を指定する情報信号指定手段と、 上記情報信号抽出手段で所定周波数に変換され
    た情報信号が入力され、該信号を復調して所定の
    出力装置に出力する第二の復調手段と、 を備えた衛星放送受信機の受信状態を検出する受
    信状態検出装置であつて、 受信状態験出時には上記情報信号指定手段の動
    作を停止し、上記情報信号抽出手段で周波数変換
    される信号が上記放送信号内の情報信号が存在し
    ない帯域の雑音成分になるよう、受信チヤンネル
    に応じて上記第二可変発振器の発振周波数を変更
    する発振周波数変更手段と、 該発振周波数変更手段で上記第二可変発振器の
    発振周波数が変更され、上記情報信号抽出手段か
    ら情報信号が存在しない帯域の雑音成分が出力さ
    れた際、該雑音レベルを検出して受信状態を検知
    するレベル測定手段と、 を備えたことを特徴とする衛星放送受信機の受信
    状態検出装置。
JP62034150A 1987-02-17 1987-02-17 衛星放送受信機の受信状態検出装置 Granted JPS63202136A (ja)

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