JPH04153412A

JPH04153412A - 水中における杭の打設工法

Info

Publication number: JPH04153412A
Application number: JP28016890A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Okimoto; 沖本　哲也; Kazuyoshi Kubo; 久保　数義; Masami Iwashita; 岩下　正美
Original assignee: Fujita Corp
Current assignee: Fujita Corp
Priority date: 1990-10-17
Filing date: 1990-10-17
Publication date: 1992-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は水底或は海底の所定の位置に杭を打設する工法
に関する。

（従来の技術）水底或は海底の所定の位置に杭を打設する場合、従来で
は、第４図に示すように、シェラ１−水併用のバイブロ
パイルハンマを備えた打設装置１が用いられており、第
４図において、３は打設すべく杭（Ｈ鋼杭）、５はバイ
ブロパイルハンマ本体、７は抗３を保持するためのヂャ
ック、８はジェット水噴出用ホース、９はヂャック７を
作動させるための油圧給排用ホースを示す。

そして、抗３を打設するに際しては、打設装置Ｉの下端
のヂャック７に抗３を連結して作業船からクレーンで吊
下げ、潜水夫の誘導により所定の位置に杭３を移動させ
た後、打設装置１て杭３を水底或は海底１１に打設して
いる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来工法では、クレーンによ
る杭３の吊下げ時、杭３は長いため潮流により流され易
く、そのため杭３を所定の位置に確実に設置することが
極めて難しい問題があった。

また、抗３の打設初期には、表面の土砂が吹き飛ばされ
るので、抗３の位置ずれやイψきが生しる等してその調
整が困難になる問題もあった。

更に、吹き飛ばされた土砂は水中汚濁の原因となる。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的は、杭を所定の位置に確実に精度良く打設でき
、しかも、打設時における水の汚濁を防止できる水中に
おける杭の打設工法を提供することにある。

（課題を解決するための手段）前記目的を達成するため本発明は、水底或は海底の所定
の位置に、ジェット水併用のバイブロパイルハンマで杭
を打設する工法において、杭を打設すべく水底或は海底
の所定の位置に、ガイド孔を有するガイドブロックを予
め沈設し、前記杭の先端を前記ガイドブロックのガイド
孔に挿入して杭を打設するようにしたことを特徴とする
。

（作用）ガイドブロックは、杭と異なり長さを有さないので、潮
流等の影響を受けにくく、水底或は海底の所定の位置に
比較的簡単にしかも正確に設置できる。

そして、吊下げられた杭の先端をガイド孔に挿入し、シ
ェツト水併用のバイブロパイルハンマで杭を打設する。

打設時、杭の打設箇所の周囲は、ガイドブロックの底面
で押えられているので、打設箇所の周囲の上砂が吹き飛
ばされることが防止され、従って、精度良く、しかも汚
濁を切干しつつ杭が打設される。

（実施例）以Ｉ・、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。

先ず、第１図に示すように、水底或は海底１（の所定の
位置に、作業船からクレーンによりガイドブロック２１
を沈設する。

ガイドブロック２１はコンクリート製で、第２図に斜視
図で、第３図に断面図で示すように、ｆ固視矩形で所定
の厚みを有し、その中央には、打設ずべく１−１鋼杭３
を案内するためのガイド孔２３が■ら成されている。

前記ガイド孔２３は断面が矩形を呈し、１１鋼抗３が該
ガイド孔２３へ簡単に挿入されるように、その上端開口
２３Ａが大きく形成され、また、上端開口２３Ａから下
方に至るにつれてその断面が小さくなるようにガイド孔
２３のＬ部は傾斜面２３Ｂで形成され、更に、ガイド孔
２３の中間部から下端開口２３Ｃにわたり１１鋼杭３の
大きさに対応した一定の断面で形成されている。

このガイドブロック２Ｉの沈設時、ガイドブロック２１
は、Ｈ鋼杭３のような長さを有さないので、潮流等の影
響が少なく、潜水夫により水底或は海底１１の所定の位
置に比較的簡単にしかも正確に設置される。

次いで、ガイドブロック２１を沈設したならば、打設装
置ｌ及び該装置１で保持されたＨ鋼杭３をクレーンによ
り吊下げ、沈めていく。

そして、潜水夫は吊下げられた＋（１ｉｉ１杭３の先端
をガイド孔２３に導き挿入する。

この１１鋼杭３のガイド孔２３への挿入作業は、大きな
上端開口２３Ａと傾斜面２３Ｂにより円滑に行なわれ、
従って、Ｈ鋼杭３の先端が」１端開口２３Ａに到達した
後は、クレーンのワイヤを繰り下げることで、何ら労す
ることなくＨ鋼杭３はガイド孔２３に案内されて所定の
位置に正確に直立状態で設置される。

次いで、Ｉ−１鋼杭３の先端をガイド孔２３に挿入した
後、ジェット水併用のバイブロパイルハンマ５を作動さ
ゼ、打設装置１により１１鋼抗３を打設する。

Ｉｔ鋼抗：３の打設時、打設箇所の周囲は、ガイドブロ
ック２１の底面２１．　Ａで押えられているので、従来
のように打設箇所の周囲の土砂が吹き飛ばされることが
なく、従って、精度良く、しかも汚濁を防止しつつＨ鋼
杭３が打設される。

Ｈ鋼杭３の打設が完了したならば、ガイドブロック２１
を次ぎの打設箇所に移動し、同様にしてガイドブロック
２１を利用して■１鋼杭３を打設する。

尚、実施例では、打設すべく杭がＨ鋼杭の場合について
説明したが、本発明は他の形状の杭にも同様に適用でき
る。

（発明の効果）以上の説明で明らかなように本発明によれば、杭を水底
或は海底に打設するに際して、ガイドプロ・ンク内で杭
の先端を所定の打設箇所に位置させるようにしたので、
杭の打設を精度良く行なえ、また、打設時における水の
汚濁を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はガイドブロックの吊下げ時の説明図、第２図は
ガイドプロッタの斜視図、第３図は水中におけるガイド
プロッタを用いた杭の打設作業の説明図、第４図は水中
における従来の杭の打設作業の説明図である。尚図中１は打設装置、５はバイブロパイルハンマ本体、
７はチャック、８はジェット水噴出用ホス、２１はガイ
ドプロッタ、２３はガイド孔である。特　許　出　願　人　　　　　フジタ工業株式会社代理
人　　弁理士　　　　　野　１）　　茂区昧

Claims

【特許請求の範囲】水底或は海底の所定の位置に、ジェット水併用のバイブ
ロパイルハンマで杭を打設する工法において、杭を打設すべく水底或は海底の所定の位置に、ガイド孔
を有するガイドブロックを予め沈設し、前記杭の先端を
前記ガイドブロックのガイド孔に挿入して杭を打設する
ようにした、ことを特徴とする水中における杭の打設工法。