JPH0415219A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH0415219A
JPH0415219A JP11949990A JP11949990A JPH0415219A JP H0415219 A JPH0415219 A JP H0415219A JP 11949990 A JP11949990 A JP 11949990A JP 11949990 A JP11949990 A JP 11949990A JP H0415219 A JPH0415219 A JP H0415219A
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JP
Japan
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weight
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epoxy resin
hours
bisphenol
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JP11949990A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hirose
広瀬 正一
Iwao Bando
坂東 巌
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、半導体封止用の液状熱硬化性樹脂組成物に関
するものである。特に本発明は、信頼性にずぐれたTA
B用封止材料に関するものである。
最近、電子腕時計、カメラ、電卓、ICカード、ワープ
ロ、液晶テレビなどの電子機器か軽薄短小化、高機能化
の流れをたどるなかで、その製品の中枢部である半導体
素子の実装形態も変りつつある。
フィルムキャリヤ(TAB)実装方法は、半導体素子の
多端子化、実装の高密度化という流れに沿ったもので、
時計、電卓、サーマルヘッド、液晶デイスプレーにおけ
る実装に使用されており、今後の拡大が期待されている
。種々の用途でTAB実装方法の有用性が認められなが
ら、メモリー用途などへの本格的な普及が遅れている理
由の1つとして、トランスファーモールド用封止樹脂と
同レベルの高信頼性を有するTAB用封止材料が現在未
だ市場に提供されていないということが挙げられる。
〈従来の技術〉 従来、TAB用封止材料としては、エピビス型エポキシ
樹脂、1分子中にメトキシ基を3個有する有機けい素化
合物、レゾール型フェノール樹脂硬化剤、有機顔料又は
無機顔料、および有機溶剤を成分とする液状エポキシ樹
脂が提案されている(特公平1−36984>。
〈発明が解決しようとする課題〉 この先行技術をベースとする封止材で封止された半導体
素子は、トランスファーモールド用の封止樹脂で封止さ
れた半導体素子に比較すると信頼性の点では劣るものの
、電卓、液晶デイスプレーなどの信頼性に関する要求が
メモリー用途はど厳しくない民生用の分野ではすでに実
用化されている。
しかしながら、TAB用封用材止材モリー用途を含む産
業用分野でも広く使用さhるなめには、より高度の信頼
性を有し、かつ大サイズチップにも適用可能な低応力タ
イプのTAB用封用材止材発が必要な状況になっている
〈課題を解決するための手段〉 発明者らは、従来提案されているTAB用封止剤に比較
して信頼性の面てより改善されると共に、低応力性が付
与された新規なTAB封止剤を得るために、鋭意検討を
重ねた結果、次の発明に達した。
すなわち、本発明は、 (A>下記の一般式で表わされる3官能性エポキシ樹脂
100重量部 ゝ0′ (B)エポキシ当量か170〜400 (g/equi
v )の範囲にある一般式 (n−0または1以上の整数) のビスフェノールA系エポキシ樹脂、および/またはエ
ポキシ当量が163〜400 (g/equiv )の
範囲にある一般式 (n=2,3;Rは同一または相異なる置換基であって
、炭素数1〜20のアルキル基、アルコキシ基、置換ア
ルキル基を表わす:m=0.1〜4の整数) 0.1〜900重量部 (D>下記の一般式で表わされるフェノールノボラック
樹脂 (n−0または1以上の整数) のビスフェノールAD型エポキシ樹脂1〜900重量部
、 (C)1分子中に、ケイ素原子に直接結合した下記の構
造単位を少くとも一個以上を含む含ケイ素エポキシ化合
物 (R−は同一または相異なる置換基であって、炭素数1
〜10のアルキル基、アルケニル基、ビニル基、アリル
基を表わす。kは0または1以上、18以下の整数を表
わす。1の平均値は0〜3) 10〜900重量部および (E)1分子中にけい素原子に直結した2個以上のアル
コキシ基、水酸基を有する有機けい素化合物0.001
〜500重量部 を配合してなる熱硬化性樹脂組成物に関するものである
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で使用される3官能性エポキシ樹脂は、下記の椙
遣式を有するものであるか、その全塩素含有1(エポキ
シ樹脂協会による全塩素測定法による。アルカリ成分:
IN  KOH−プロピレングリコール、溶剤ニブチル
カルピトール。
還流時間:10分)の値が2000 ppm以下、より
好ましくは11000pp以下であるものが使用される
本発明におけるビスフェノールA系エポキシ樹脂として
は、一般式 (n=0または1以上の整数) で表わされるものであり、重合度nが一定である単分散
なものであってもよいが、重合度nの異なる成分の混合
物であってもよい。
ビスフェノールA系エポキシ樹脂としては、室温にて流
動性を有しているものがよく、そのエポキシ当量が17
0〜400 (g/eQuiV )の範囲にあるものが
望ましい。より好ましくは、そのエポキシ当量が170
〜300 (g /equiV)の範囲にあるのがよい
本発明におけるビスフェノールAD型エポキシ樹脂は、
一般式 (n=0または1以上の整数) で表わされるものであり、重合度nが一定な単分散なも
のであってもよいが、重合度nの異なる成分の混合物で
あってもよい。
ビスフェノールAD型エポキシ樹脂は室温にて流動性を
有しているものがよく、より低粘度であるほど液状コン
パウンドのスクリーン印刷性などの塗布適性、ディスペ
ンス性の点で好ましい。そのエポキシ当量は163〜4
00 (g/equiv )の範囲にあるものが望まし
く、より好ましくは、そのエポキシ当量が163〜30
0の範囲にあるのがよい。
同一の分子量においては、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂よりもビスフェノールAD型エポキシ樹脂の方が低
粘度であるとともに、硬化物の機械的特性と耐熱性(ガ
ラス転移温度、長期耐熱性)がほぼ同等であることから
、後者を単独で使用することが鼓も好ましいが、両者の
混合物ないし前者を単独で使用してもよい。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールAD
型エポキシ樹脂ともその全塩素含有量(エポキシ樹脂協
会による全塩素測定法による)が2000p1)[11
以下、より好ましくは10ooppm以下であるものが
望ましく使用される。
成分(B)の配合量は成分(A)100重量部に対して
1〜900重量部の範囲にあるのがよい。1重量部未満
のときには、硬化物のガラス転移温度(Tg)が高いも
のの、吸湿後の電気絶縁性が悪く、900重量部を超え
ると硬化物のTgが低くなり問題となる。
本発明においては、ケイ素原子に直接結合した下記の構
造単位を1分子中に少くとも1個以上含む含ケイ素エポ
キシ化合物が、硬化物の低応力化を図るために使用され
る。
\0′ (n=2.3;Rは同一または相異なる置換基であって
、炭素数1〜20のアルキル基、アルコキシ基、置換ア
ルキル基を表わす;m=o。
1〜4の整数) この含ケイ素エポキシ化合物の配合量が9゜0重量部を
超えると、本発明の熱硬化性樹脂組成物から得られた硬
化物のガラス転移温度がその配合量が900重量部以下
の場合に比較して著しく低下するため好ましくない。
封止される半導体素子のサイズが2mm角度と小さい場
合には本発明の含ケイ素エポキシ化合物の配合量が少な
くてもよいが、Loam角程度の大きいサイズの半導体
素子を封止する場合においては、成分(A)100重量
部に対し少くとも5重量部以上の含ケイ素エポキシ化合
物を配合することが好ましい。
含ケイ素エポキシ化合物の配合量は、成分(A>100
重量部に対して0.1重量部以上、900重量部以下で
あることが好ましい。
本発明の含ケイ素エポキシ化合物は、分子内に5i−H
基を有するポリオルガノシロキサンオリゴマーとアリル
またはビニル基を含するフェニルグリシジルエーテル誘
導体との下記の反応によって容易に合成することができ
る。
(ここに、m”2,3 ;n=  CH=CHz 。
−CH2−CH=CH,) \0/ 含ケイ素エポキシ化合物の具体的な例としては、下記の
化合物を挙げることができるが特にこれらに限られた訳
ではない。
これらの化合物のなかでも特に好ましく使用されるのは
下記の化合物である。
\〆 本発明の熱硬化性樹脂組成物において硬化剤成分として
は、下記の一般式のフェノールノボラック樹脂が使用さ
れる。
′Xo/ (R−は同一または相異なる置換基であって、炭素数1
〜10のアルキル基、アルケニル基、ビニル基、アリル
基を表わす。kは0または1以上、18以下の整数を表
わす。jの平均値は0〜3) その重合度(=に+2)については、0≦に≦18の範
囲にあることが望ましく、分子量の異なる多種類の成分
の混合物であってもよい。
より好ましいkの値は0≦に≦8である。kが18を超
えると、本発明の熱硬化性樹脂組成物の粘度が高くなる
ため、作業性(ディスペンス性、スクリーン印刷性)が
悪化し問題となる。
本発明のフェノールノボラック樹脂の代表的な例として
は、下記の構造のものが挙げられる。
成分(D)の配合量は本発明の組成物の硬化性と硬化物
の耐湿熱性の点で10〜900重景部であるのが好まし
い。
本発明において使用される、1分子中にゲイ素原子に直
接結合したアルコキシ基または水酸基を2個以上有する
有機ケイ素化合物としては、次に例示するような化合物
が使用されるが、特にこれらに限られた訳ではない。
H,N (CH2L2 N)I (CH2)> Si 
(OCHs )>、82 N (CH2)3 Si (
OC2H8)3.82 N (CHz )2NH(CH
2)3 Si (CH3)(OCHs)i、CH2−C
H−CH20(CI、)、Si (OCll、>3、\
0/ こトS i (OCH3) 3、 (CH,O,)SiC2H45i (OCHl)i、 CICH2CH2CHz Sl (OCHx )3、C
Fx CH2CHx Sl (OCRl>i、CH2=
CH51(OCz Hs )3.0てX。H3゜H,S
i<。。1□3)3、O→HCH2S i (OCHi
 ) 3、(J5−NH(Ci−13>  )  S 
 i  <ocu、  >  y  、C,H,0CO
NHC,H6Si (OCH,)1、(L 0丈なは1以上の整数) 成分(E)の配合量は硬化物の耐湿熱性の点から、0.
001〜500重量部の範囲にあるのがよい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物には、公知の硬化促進剤を
必要に応じて添加することができる。
硬化促進剤の具体例としては、たとえば2−メチルイミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−
フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4
−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールなどのイ
ミダゾール化合物またはこれらのヒドロキシ安息香酸ま
たはジヒドロキシ安息香酸などの酸付加塩、N。
N゛−ジメチルピペラジン、2,4.6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フェノール、1゜8−シアサビシク
ロ(5,4,0)ウンデセン7.4−ジメチルアミノピ
リジンなどのアミン化合物またはこれらのヒドロキシ安
息香酸またはジヒドロキシ安息香酸などの酸付加塩など
、トリフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフ
ィン、ビス(ジフェニルホスフィノ)メタン、トリス(
2,6−シメトキシフエニル)ホスフィン、トリフェニ
ルホスフィン−トリフェニルボラン、テトラフェニルホ
スホニウムテトラフェニルボレートなどのホスフィン化
合物、トリエチルアンモニウムーテ1〜ラフェニルボレ
ート、ピリジニウム−テトラフェニルボレートなどの含
はう素化合物、アルミニウムアセチルアセトナ−1・、
コバルトアセチルアセトナ−1〜などの金属アセチルア
セトナート類が挙げられる。
上記の硬化促進剤を本発明の熱硬化性樹脂組成物に添加
する場合には、通常、エポキシ基を含む化合物の総重量
100重量部に対して0゜1〜100重量部添加される
本発明の熱硬化性樹脂組成物には、他のエポキシ樹脂を
添加してもよい。その添加量は、成分A、B、Cの総重
量100重量部に対して100重量部以下であることが
好ましい。
他のエポキシ樹脂としては1分子あたり1個以上のエポ
キシ基を有する化合物であれば特に制限はなく、たとえ
ば、ビスフェノールFジク゛リシジルエーテル、フェノ
ールノポラックボリクリシジルエーテル、タレゾールノ
ボラックポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシ
ジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、pter
t−ブチルグリシジルエーテル、ビニルシクロヘキセン
オキシドなどが挙げられる。
本発明の組成物には、必要に応じて希釈剤を添加するこ
とができる。その例としては、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、エチルカ
ルピトール、ブチルカルピトール、エチルカルピトール
アセテート、γ−ブチロラクトン、4−バレロラクトン
、炭酸プロピレン、キシレン、トルエン、酢酸エチル、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどが挙
げられる。
本発明の組成物には必要に応じて、無機充填剤、顔料、
染料、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、ゴムなどの各種可
撓性付与剤などを添加してもよい。無機充填剤の例とし
ては、結晶性シリカ、非結晶性シリカなどの天然シリカ
、合成高純度シリカ、合成球状シリカ、タルク、マイカ
、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、ボロンナイトライド、
アルミナなどから1種または2種以上を適宜使用するこ
とができる。
本発明の組成物の混合方法としては、必要に応じて高温
において溶融させる方法あるいは室温ないし150℃以
下の温度でニーダ−、プラネタリ−ミキサー、3本ロー
ル、1軸または2軸の押出機などを使用して混練する方
法が適用される。
く作用〉 本発明においては、特定の構造の3官能エポキシ樹脂、
2官能性エポキシ樹脂、含けい素エポキシ化合物、フェ
ノールノボラック樹脂と有機けい素化合物を使用するこ
とによって、従来技術に優る信頼性と低応力を有するT
AB封止材が提供される。
く特性の評価方法〉 なお、本発明における特性の評価方法は次の通りである
1.ガラス転移温度 試験片(5X+onX 5mmX 10wm>を作成し
、熱機械的分析装置(セイコー電子工業l14TMA1
0型)を用いて、30〜330℃まで10℃/minで
昇温した時の変位−温度曲線における変曲点を測定して
ガラス転移温度とした。
2、吸水率 成形板(50mφ×311I!Il厚)をプレッシャー
・クツカー・テスト装置(PCT)を用いて121℃、
相対湿度100%、100時間吸水させたのちの重量増
加を測定して、吸水率を算出した。
3、絶縁抵抗 アルミナ基板に、Cu膜厚30μmのIPC−3M−8
40B形のパターンを作成し、ワニスを塗布、硬化させ
た後、極超絶縁計(東亜電波工業■5t−10E型)を
用いて、DClooVの電圧を印加し、1分後の抵抗値
を測定して絶縁抵抗値とした。硬化条件は80℃にて5
0分、110°Cにて20分、150”Cにて3時間で
行った。
4、シリコン板の反り シリコン板(1−OITIIT+×40醒X0.3画)
に硬化後50μmの厚さになるようワニスを塗布し、8
0℃にて50分、1−10℃にて20分、150℃にて
3時間加熱硬化させた後、表面粗さ計(東京精密■)を
用いて、中央部の30−nの反りを測定した。
[実施例1] 下記構造式の3官能性エポキシ樹脂(三井石油化学01
製VG3101) 60重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(旭化成
(体製X−2317)20重足部、下記構造式の含ケイ
素エポキシ化合物 1.5重量部、下記J/14造式で示されるシラノール
基を含む有機けい素化合物(東し・ダウコーニングシリ
コーン(4製、5)(6018)1.5重量部 20重産部、フェノールノホラック樹脂(明相化成■製
H−1)48重量部、トリフェニルホスフィン(北回化
学■製)1.5重量部、下記の推定構造式のγ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解線金物(
チッソ(…製。
YA−2> を計量混合し、100°Cに加熱したミキシンクロール
で15分間溶融混練を行い、冷却後、粉砕を行って、粉
末状の熱硬化性樹脂組成物を得た。この組成物を100
℃に数分間加熱して溶融させた後、真空脱気して金型に
流し込み、120℃にて2時間、150℃にて3時間加
熱して硬化させ、物性評価用の試験片を得た。
TJVIA法によるガラス転移温度は165℃であった
。PCT試験(121℃、2気圧、1゜O%RH110
0時間)後の吸水率は2.40重量?6てあり、カラス
転移温度はPCT試験後には145℃に低下した。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重
量部の溶媒(キシレン/n−ブタノール/メチルインブ
チルケトン混合溶媒1重量比15:20:65)を加え
、均一に溶解した。
このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の膜厚: 
100μm) 、PCT試験(121℃、2気圧、10
0%RH1100時間)前後の線間の絶縁抵抗を評価し
た。
PCT試験前の絶縁抵抗は5.2X1014Ω、PCT
試験後の絶縁抵抗は3.5X1.O13Ωであった。
このワニスを、片面タイプのフィルムキャリア(Kap
tOnの膜厚50 μm 、接着剤厚20 μm 。
銅箔厚み35μm)にインナーリードボンディングされ
た模擬素子(線幅、線間8μm、パッシベーション膜無
し、ビン数−20木)に塗布し、80℃にて50分、1
10℃にて20分、150℃にて3時間加熱し、硬化さ
せた。
PCT試験後の断線不良率を1−000時間まで追跡し
その結果を−eiblプロットで整理したところ、10
%不良発生時間は380時間、50%不良発生時間は6
80時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
μm)、シリコン板の反りを測定したところ26μmで
あった。
[実施例2] 3官能性エポキシ樹脂(VG3101)60重量部、ビ
スフェノールAD型エポキシ樹脂(三井石油化学工業■
製、R1710)20重量部、実施例1において使用し
た含けい素エポキシ化合物20重量部、フェノールノボ
ラック樹脂(H−1)5.0重量部、トリフェニルホス
フィン1.5重量部、γ−グ刃シトキシプロピルトリメ
トキシシランの加水分解縮合物(YA−2>1.5重量
部、シラノール基を含む有機けい素化合物(SH601
8)1.5重量部を計量混合し、実施例1と同様の手順
で粉末状の熱硬化性樹脂組成物を得た。この組成物を1
00℃に数分間加熱して溶融させた俺、真空脱気して金
型に流し込み、120℃にて2時間、150℃にて3時
間加熱して硬化させ、物性評価用の試験片を得た。
T M A法によるガラス転移温度は163℃であった
。PCT試験(121℃、2気圧、100 % R81
100時間) f&の吸水率は2.41重量%であり、
カラス転移温度はPCT試験後には142°Cに低下し
た。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重
量部の溶媒(キシレン/n−ブタノーノし/メチルイソ
ブチルケトン混合溶媒1重量比]−5:20:65)を
加え、均一に溶解した。
このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の膜厚: 
100μm> 、PCT試験(121°C22気圧、1
00%RH1100時間)前後の線間の絶縁抵抗を評価
した。
PCT試験前の絶縁抵抗は5.lXl0”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は3.6X10”Ωであった。
このワニスを、片面タイプのフイルノ、キャリア(Ka
ptcnの膜厚50 )、t、 m 、接着剤厚20 
tt m銅箔ノソみ35μm)にインナーリートポンデ
ィングされた模擬素子(線幅、線間8μrrl 、パッ
シベーション膜無し、ビン数−20本)に塗布し、80
°Cにて50分、110℃にて20分、150℃にて3
時間加熱し、硬化させた。
PCT試験後の断線不良率を1ooo時間まで追跡しそ
の結果を−eiblプロソl−て整理したところ、10
%不良発生時間は370時間、50%不良発生時間は6
60時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
μm)−シリコン板の反りを測定したところ26μmで
あった。
[実施例3] 実施例1において使用したγ−クリシトキシプロビルト
リメトキシシランの加水分解縮合物(YA−2)1.5
重量部、シラノール基を含む有機けい素化物(SH60
]−8)1.5重量部の代りに、γ−クリシトキシ10
じル斗リメ1〜虞・ジシラン(東し・り゛ウコー二ンク
シリコーン■製、5H−6040>3重量部を使用し、
その他は実施例1と同様に計量混合し、実施例1と同様
の手順で粉末状の熱硬化性樹脂組成物を得た。この組成
物を100℃に数分間加熱して溶融させた後、真空脱気
して金型に流し込み、120℃にて2時間、150℃に
て3時間加熱して硬化させ、物性評価用の試験片を得た
TMA法によるカラス転移温度は164℃であった。P
CT試験(121℃、2気圧、100%RH1100時
間)後の吸水率は2.39重景%であり、ガラス転移温
度はPCT試験後には140°Cに低下した。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重
量部の溶媒(キシレン/n−ブタノール/メチルイソブ
チルケト・ン混合溶媒1重量比15:20:65)を加
え、均一に溶解した。
このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の膜厚: 
100μrn ) 、 PCT試験(121℃、2気圧
、100%RH1100時間)前後の線間の絶縁抵抗を
評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は5゜0XIO14Ω、PCT
試験後の絶縁抵抗は4.5X1012Ωてあった。
このワニスを、片面タイプのフィルムキャリア(Kap
 tonの膜厚50 μm 、接着剤)”J 20 p
 m@箔厚み35μm)にインナーリードポンチインク
された模擬素子(線幅、線間8μffl 、パッシベー
ション膜無し5ピン数−20本)に塗布し、80℃にて
50分、110℃にて20分、150℃にて3時間加熱
し、硬化さぜた。
PCT試験後の断線不良率を1000時間まで追跡しそ
の結果をWeiblプロットで整理したところ、10%
不良発生時間は350時m、50%不良発生時間は64
0時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
μm)、シリコン板の反りを測定したところ27μmで
あった。
「比較例1] ビスフェノールA型エポキシ樹脂(X−231,7)1
00重量部、フェノールノボラック樹脂(H−1) 5
6重量部、1ヘリフェニルホスフィン1.5重量部、γ
−クリシトキシ10ビルl〜リメトキシシランの加水分
解縮合物(YA2)]、、55重量部シラノール基を含
む有機けい素化合物(SH6018)1.5重量部を計
量混合し、100℃で1−5分間溶融混合して熱硬化性
樹脂組成物を得た。この組成物を100℃に数分間加熱
して溶融させた後、真空脱気して金型に流し込み、12
0℃にて2時間、150℃にて3時間加熱して硬化させ
、物性評価用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は131℃であった。P
CT試験(121℃、2気圧、100%RH1100時
間)後の吸水率は2.65重量%であり、ガラス転移温
度はPCT試験後には105℃に低下した。
」二層の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重量部の
溶媒(キシレン/n−ブタノール/メチルイソブチルケ
トン混合溶媒9重量比15:20 : 65)を加え、
均一に溶解した。このワニスをクシ型電極上に塗布しく
硬化後の膜厚:100μm>−PCT試験(121℃、
2気圧、100%RH1100時間)前後の線間の絶縁
抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は4.0XIO”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は4.5X10”Ωてあった。
このワニスを、片面タイプのフィルムキャリア(Kap
 tonの膜厚50 μm 、接着剤厚20 μm 。
銅箔厚み35μm)にインナーリードポンチインクされ
た模擬素子(線幅、線間8)t m 、パッシベーショ
ン膜無し、ビン数−20本)に塗布し、80℃にて50
分、110℃にて20分、150℃にて3時間加熱し、
硬化させた。
PCT試験後の断線不良率を1000時間まで追跡しそ
の結果をWe i b Iプロットて整理したところ、
10%不良発生時間は240時間、50%不良発生時間
は520時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
μm)、シリコン板の反りを測定したところ27μmで
あった。
[比較例2] 3官能性エポキシ樹脂(VG3101)100重量部、
フェノールノホラツク樹脂(トl−1)51重量部、ト
リフェニルホスフィン1.5重量部、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランの加水分解縮合物(YA−
2)1.5重量部、シラノール基を含む有機けい素化合
物(SH6018)1.5重量部を計量混合し、100
℃で15分間溶溶融金して熱硬化性樹脂組成物を得た。
この組成物を100℃に数分間加熱して溶融させた後、
真空脱気して金型に流し込み、120℃にて2時間、1
50℃にて3時間加熱して硬化させ、物性評価用の試験
片を得た。
T M A法によるカラス転移温度は180°Cであっ
た。PCT拭験(121℃、2気圧、100%RH21
00時間)後の吸水率は2.55重量%であり、カラス
転移温度はPCT試験後には155℃に低下した。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重
置部の溶媒(キシレン/n−ブタノール/メチルインブ
チルケトン混合溶媒1重量比15:20:65)を加え
、均一に溶解した。
このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の膜厚: 
100μm> 、PCT試験(121℃、2気圧、10
0%R,H1100時間)前後の線間の絶縁抵抗を評価
した。
PCT試験前の絶縁抵抗は3.5X1014Ω、PCT
試験後の絶縁抵抗は6.0XIO9Ωてあった。
このワニスを、片面タイプのフィルムキャリア(Kap
tonの膜厚50μm、接着剤厚20 μm 。
銅箔厚み35μm)にインナーリートホンティングされ
た模擬素子(線幅、線間8μm、パッシベーション膜無
し、ピン数−20本)に塗布し、80℃にて50分、1
10℃にて20分、1.50°Cにて3時間加熱し、硬
化させた。
PCT試験後の断線不良率を1000時間まて追跡しそ
の結果をWe i b lプロットで整理したところ、
10″3.;不良発生時間は320時間、50?0不良
発生時間は650時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
ノzm>、シリコン板の反りを測定したところ40μm
であった。
[比較例3] 比較例2において使用したγ−り°クシ1〜キシプロピ
ルトリメ1〜キシシランの加水分解縮合物(’l’A−
2>1.5重量部、シラノール基を含む有機けい素化合
物(SF−16018)1.5重量部の代りに、γ−グ
リシl−キシプロピルI・リメトキシシラン(SH60
18>を使用し、その他は比較例2と同様に計量混合し
、実施例1と同様の手順で粉末状の熱硬化性樹脂組成物
を得た。この組成物を100℃に数分間加熱して溶融さ
せた後、真空脱気して金型に流し込み、120℃にて2
時間、150°Cにて3時間加熱して硬化させ、物性評
価用の試験片を得た。
′FΔ1A法によるガラス転移温度は181°Cてあっ
た。p c =r−みξ験(121℃、2気圧、100
5′6RI−f、100時間)後の吸水率は256重置
部であり、カラス転移温度はP CT試験後には154
℃に低下した。
上記の粉末状の熱硬化性樹脂組成物40重量部に60重
量部の溶媒(キシしン7・′n−フタノー /L7−’
メチルイソフチルケI・ン混合溶媒1重)17゜比15
 : 20 : 65>を加え、均一 に溶解した。
このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の[厚: 
l 0OJJ、m) 、 PC’T−試%2 (121
℃、2気圧、100%[で11.1003時間)前t&
 ノ線間の絶縁抵抗を評価した。
P CT試験前の絶縁抵抗は3.3X]O+4ΩPCT
試験後の絶縁抵抗は7.]−XIO’Ωてあった。
このワニスを、片面タイプのフィルj、キャリア(Ka
ptonのM厚50 μm 、接着剤厚20 )1m銅
箔厚み35ノ1mHこインナーリードボンディングされ
た模擬素子(線幅1線間8μ、、パッシベーション膜無
し1ピン数−20木)に塗布し、80℃にて50分、1
10℃にて20分、150℃にて3時間加熱し、硬化さ
せた。
PCT試験後の断線不良率を1000時間まで追跡しそ
の結果をWeiblプロットで整理したところ、10%
不良発生時間は310時間、50%不良発生時間は63
0時間であった。
このワニスをシリコン板に塗布しく硬化後の膜厚:50
μm)、シリコン板の反りを測定したところ41μmで
あった。
〈発明の効果〉 本発明の熱硬化性樹脂組成物から得られる硬化物は、耐
湿熱性に優れていると共に、低応力性を保持しているこ
とから、TAB方式によって実装されたデバイスを本発
明の熱硬化性樹脂組成物によって封止することによって
高い信頼性が達成される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)下記の一般式で表わされる3官能性エポキシ樹脂
    100重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼ (B)エポキシ当量が170〜400(g/equiv
    )の範囲にある一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (n=0または1以上の整数) のビスフェノールA系エポキシ樹脂、および/またはエ
    ポキシ当量が163〜400(g/equiv)の範囲
    にある一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼  (n=0または1以上の整数) のビスフェノールAD型エポキシ樹脂1〜900重量部
    、 (C)1分子中に、ケイ素原子に直接結合した下記の構
    造単位を少くとも一個以上を含む含ケイ素エポキシ化合
    物 ▲数式、化学式、表等があります▼ (n=2、3;Rは同一または相異なる置換基であって
    、炭素数1〜20のアルキル基、アルコキシ基、置換ア
    ルキル基を表わす:m=0、1〜4の整数) 0.1〜900重量部 (D)下記の一般式で表わされるフェノールノボラック
    樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ (R^−は同一または相異なる置換基であって、炭素数
    1〜10のアルキル基、アルケニル基、ビニル基、アリ
    ル基を表わす。kは0または1以上、18以下の整数を
    表わす。lの平均値は0〜3) 10〜900重量部および (E)1分子中にけい素原子に直結した2個以上のアル
    コキシ基、水酸基を有する有機けい素化合物0.001
    〜500重量部 を配合してなる熱硬化性樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125624A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 日立化成工業株式会社 封止用エポキシ樹脂成形材料及び電子部品装置
JP2013224400A (ja) * 2012-03-22 2013-10-31 Hitachi Chemical Co Ltd 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置

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