JP2000183239A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JP2000183239A JP2000183239A JP10353571A JP35357198A JP2000183239A JP 2000183239 A JP2000183239 A JP 2000183239A JP 10353571 A JP10353571 A JP 10353571A JP 35357198 A JP35357198 A JP 35357198A JP 2000183239 A JP2000183239 A JP 2000183239A
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
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Abstract
性、耐熱衝撃性、耐湿信頼性、電圧印加時の耐湿信頼性
(USPCBT)のすべての項目に優れた高い信頼性を
有する半導体装置を提供すること。 【解決手段】ポリイミドによって一部または全部が被覆
された半導体素子を、エポキシ樹脂(A)、フェノール
系硬化剤(B)、硬化促進剤(C)、ならびに無機充填
剤(D)を含有するエポキシ封止樹脂組成物によって被
覆してなる半導体装置において、前記ポリイミドが特定
構造で表されるポリイミド前駆体を脱水または脱アルコ
ールして得られるポリイミドであり、前記エポキシ樹脂
(A)がナフタレン構造を有するエポキシ樹脂組成物で
あることを特徴とする半導体装置。
Description
て上面の一部または全部が被覆された半導体素子を、エ
ポキシ樹脂組成物によって被覆してなる半導体装置に係
り、半田耐熱性、高温信頼性、耐熱衝撃性、耐湿信頼
性、電圧印加時の耐湿信頼性などの信頼性に優れる半導
体装置に関するものである。
性、接着性などに優れており、さらに配合処方により種
々の特性が付与できるため、塗料、接着剤、電気絶縁材
料など工業材料として利用されている。
の封止方法として従来より金属やセラミックスによるハ
ーメチックシールとフェノール樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ樹脂などによる樹脂封止が提案されており、一
般にこのような封止に使用される樹脂を樹脂封止と呼ん
でいる。その中でも、経済性、生産性、物性のバランス
の点からエポキシ樹脂による樹脂封止が最も盛んに行わ
れている。
ージの実装において高密度化、自動化が進められてお
り、従来のリードピンを基板の穴に挿入する“挿入実装
方式”に代り、基板表面にパッケージを半田付けする
“表面実装方式”が盛んになってきた。それに伴い、パ
ッケージも従来のDIP(デュアル・インライン・パッ
ケージ)から、高密度実装、表面実装に適した薄型のF
PP(フラット・プラスチック・パッケージ)に移行し
つつある。その中でも最近では、微細加工技術の進歩に
より、厚さ2mm以下のTSOP、TQFP、LQFPが
主流となりつつある。
いっそう受けやすくなり、半田耐熱性、高温信頼性、耐
熱衝撃性、耐湿信頼性などの信頼性が今後ますます重用
となってくる。
り多くの検討がなされている。たとえば特開平1−73
749号公報において、エポキシ樹脂組成物を構成する
原料中のイオン性不純物の低減を提案しており、また特
開平1−84739号公報では、エポキシ樹脂組成物中
にゴム状シリコーンと比面積が特定量以上の溶融性シリ
カを含有させることを提案している。また特開平4−1
88856号公報では、平均粒径の大きい表面凹凸シリ
カと平均粒径の小さい通常シリカを混合して用いること
が提案されており、また特開平4−153213号公報
においては、特定のエポキシ樹脂、特定のフェノールノ
ボラック硬化剤、硬化促進剤及び無機充填剤を含有させ
ることを提案しており、特開平6−239975号公報
においては、低応力化エポキシ樹脂組成物の硬化物の粉
砕物を含有することを提案している。
お半田耐熱性、高温信頼性、耐熱衝撃性、耐湿信頼性な
どの信頼性を充分満足するには至らず、信頼性が不十分
であるという問題があった。
性、高温信頼性、耐熱衝撃性、耐湿信頼性、電圧印加時
の耐湿信頼性のすべての項目に優れる高い信頼性を有す
る半導体装置を提供することにある。
は、封止樹脂と素子との応力緩和や封止樹脂からのα線
遮蔽を目的とし、半導体素子表面にポリイミドが形成さ
れる。
構造を有するポリイミド前駆体を脱水または脱アルコー
ルして得られるポリイミドによって被覆された半導体素
子と、特定の構造を有するエポキシ樹脂を含有するエポ
キシ樹脂組成物との組み合わせによって構成される半導
体装置により上記の課題を達成し、目的に合致した半導
体装置が得られることを見いだし、本発明に到達した。
する。
された半導体素子を、エポキシ樹脂(A)、フェノール
系硬化剤(B)、硬化促進剤(C)、ならびに無機充填
剤(D)を含有するエポキシ封止樹脂組成物によって被
覆してなる半導体装置において、前記ポリイミドが一般
式(I)で表されるポリイミド前駆体を脱水または脱ア
ルコールして得られるポリイミドであり、前記エポキシ
樹脂(A)が一般式(II)で表される化合物を含有する
エポキシ樹脂組成物であることを特徴とする半導体装置
である。
4価の有機基、R2は少なくとも2個の炭素原子を有す
る2価の有機基を表す。Xは二重結合を有する有機基を
有するアンモニウムイオンまたは水素または二重結合を
有する一価の有機基を示す。nは1または2である。)
ハロゲン原子を示す。ただし、R3〜R10中、少なくと
も2つ以上はグリシジル基である。)
の一つであるエポキシ樹脂組成物について詳しく説明す
る。
エポキシ樹脂(A)、フェノール系硬化剤(B)、硬化
促進剤(C)、ならびに無機充填剤(D)を含有し、エ
ポキシ樹脂(A)が一般式(II)で表される化合物を含
有する樹脂組成物である。
ハロゲン原子を示す。ただし、R3〜R10中、少なくと
も2つ以上はグリシジル基である。) 本発明において、エポキシ樹脂(A)は一般式(II)で
表される化合物を単独で用いても、他の構造を持つエポ
キシ樹脂を併用して用いてもかまわない。その場合、一
般式(II)の配合割合は特に限定しないが、好ましくは
エポキシ樹脂全体の50〜100重量%、より好ましく
は70〜100重量%、さらに好ましくは90〜100
重量%含有することである。
子または1価の有機基またはハロゲン原子を示す。1価
の有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基などのアルキル基、置換アルキル基を挙げるこ
とができるがこれらに限定されない。ハロゲン原子とし
ては、フッ素原子、臭素原子、塩素原子などを挙げるこ
とができるが、好ましくはフッ素原子である。
の具体例としては、1,5−ビス(2,3−エポキシプ
ロポキシ)ナフタレン、1,6−ビス(2,3−エポキ
シプロポキシ)ナフタレン、1,7−ビス(2,3−エ
ポキシプロポキシ)ナフタレン、1,8−ビス(2,3
−エポキシプロポキシ)ナフタレン、2,6−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレン、2,7−
ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレン、1,
2−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレン、
1,3−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフタレ
ン、1,4−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ナフ
タレン、2,3−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
ナフタレン、1,5−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3−メチルナフタレン、1,6−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)−3−メチルナフタレン、1,7
−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3−メチルナ
フタレン、1,8−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3−メチルナフタレン、2,6−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)−4−メチルナフタレン、2,7
−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−4−メチルナ
フタレン、1,2−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−5−メチルナフタレン、1,3−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)−5−メチルナフタレン、1,4
−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−5−メチルナ
フタレン、2,3−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−5−メチルナフタレン、1,5−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)−4−フルオロナフタレンなどを
挙げることできるがこれらに限定されない。
または混合系で用いる場合でも十分に効果を発揮する。
また上記エポキシ樹脂がエポキシ基の反応により部分的
に付加した化合物も使用できる。
としては特に限定はしないが、成形性(流動性)がすぐ
れている点で、150℃におけるICI溶融粘度が3p
s以下のエポキシ樹脂が好ましい。
のエポキシ樹脂組成物全体に対する配合量は、通常1〜
12重量%、好ましくは3〜10重量%,さらに好まし
くは3〜8重量%である。エポキシ樹脂(A)の配合量
が少ないと成形性や接着性が不十分となり、また多いと
越えると線膨脹係数が大きくなり、低応力化が困難にな
り信頼性が低下する傾向がある。
は、エポキシ樹脂(A)と反応して硬化させるフェノー
ル系化合物であれば特に限定されず、その具体例として
は、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボ
ラック樹脂、ビスフェノールAやレゾルシンなどから合
成される各種ノボラック樹脂、各種多価フェノール化合
物などを挙げることができる。信頼性の点から、好まし
くは一般式(III )で表される化合物を挙げることがで
きる。二種以上のフェノール系硬化剤を併用しても良
い。
い2価の芳香族基、R2は水酸基を有する2価の芳香族
基、R3は水酸基を有する1価の芳香族基、R1〜R3は
同一であっても、異なっていてもよく、nは0または1
以上の整数である。
水酸基を有する2価の芳香族基、R3は水酸基を有する
1価の芳香族基、R1〜R3は同一でも異なっていてもよ
く、nは0または1以上の整数を示す。) 一般式(III )で表される化合物のうち、 好ましい例
としては、R1が2価のフェニル基、R2は水酸基を有す
る2価のフェニル基、R3が水酸基を有する1価のフェ
ニル基であるフェノール系硬化剤、およびR1が2価の
ビフェニル基、R2が水酸基を有する2価のフェニル
基、R3が水酸基を有する1価のフェニル基であるフェ
ノール系硬化剤、またはR1が2価のビフェニル基、R2
は水酸基を有する2価のフェニル基、R3が水酸基を有
する1価のフェニル基であるフェノール系硬化剤などを
挙げることができる。
化剤と他のフェノール系硬化剤を併用する場合、その混
合割合は、一般式(III )で表されるフェノール系硬化
剤の含有量が全フェノール系硬化剤量の20〜100重
量%、50〜100重量%、70〜100重量%、80
〜100重量%の順に好ましい。本発明において、フェ
ノール系硬化剤(B)の配合量は、エポキシ樹脂組成物
全体の通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜7
重量%さらに好ましくは1〜6重量%である。さらに
は、エポキシ樹脂(A)とフェノール系硬化剤(B)の
配合比は、機械的性質および耐湿信頼性の点から(A)
に対する(B)の化学当量比が0.5〜1.5、特に
0.8〜1.2の範囲にあることが好ましい。
は、エポキシ樹脂(A)とフェノール系硬化剤(B)と
の硬化反応を促進するものなら特に限定されず、例えば
イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメ
チルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メ
チルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、1
−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾー
ル、1−ビニルイミダゾール、2−メチル−1−ビニル
イミダゾール、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、
1−アリルイミダゾール、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)イミダゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−2
−メチルイミダゾール、1−フェニルイミダゾール、1
−ベンジルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイ
ミダゾール、2−アミノイミダゾール、2−ニトロイミ
ダゾール、テトラブチルホスホニウム・テトラフェニル
ボレ−ト、n−ブチルトリフェニルホスホニウム・テト
ラフェニルボレ−ト、テトラフェニルホスホニウム・テ
トラフェニルボレ−ト、トリメチルフェニルホスホニウ
ム・テトラフェニルボレ−ト、ジエチルメチルフェニル
ホスホニウム・テトラフェニルボレ−ト、ジアリルメチ
ルフェニルホスホニウム・テトラフェニルボレ−ト、
(2−ハイドロキシエチル)トリフェニルホスホニウム
・テトラフェニルボレ−ト、エチルトリホスホニウム・
テトラフェニルボレ−ト、p−キシレンビス(トリフェ
ニルホスホニウム・テトラフェニルボレ−ト)、テトラ
フェニルホスホニウム・テトラエチルボレ−ト、テトラ
フェニルホスホニウム・トリエチルフェニルボレ−ト、
テトラフェニルホスホニウム・テトラブチルボレ−ト、
トリフェニルホスフィン、1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7などを挙げることができ
る。より好ましい例としてはテトラフェニルホスホニウ
ム・テトラフェニルボレ−ト、トリフェニルホスフィ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン
−7、2−メチルイミダゾールなどである。二種以上の
硬化促進剤を併用してもかまわない。
としては特に限定はしないが、好ましくは硬化促進剤合
計重量が、エポキシ樹脂組成物重量の0.05〜1.5
%が好ましい。より好ましくは0.08〜1.0%であ
り、さらに好ましくは0.1〜0.5%である。
は、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アル
ミナ、マグネシア、酸化マグネシウムアルミニウム、ジ
ルコニア、ジルコン、クレー、タルク、ケイ酸カルシウ
ム、酸化チタン、酸化アンチモン、アスベスト、ガラス
繊維などが挙げられる。好ましくはシリカ、アルミナ、
ジルコニアであり、より好ましくはシリカである。無機
充填材としては単独でも2種類以上併用してもかまわあ
ない。シリカを無機充填材として含有する場合、シリカ
の形状としては特に限定はせず、球状、破砕状、繊維状
などを挙げることができるが、好ましくは球状、および
破砕状であり、より好ましくは、流動性の点から球状で
ある。形状のことなる無機充填材の併用でもかまわな
い。たとえば破砕と球状の併用でもかまわない。球状シ
リカとしては特に限定はしないが、球状溶融シリカ、球
状合成シリカ、天然シリカの球状加工品などを挙げるこ
とができ、好ましくは球状溶融シリカ、球状合成シリカ
である。
する場合、無機充填材中のシリカの混合割合は90〜1
00%が好ましく、より好ましくは95〜100%であ
り、さらに好ましくは98〜100%である。
ては特に限定はしないが、流動性及び応力分散の点から
好ましくは5〜25μmであり、より好ましくは5〜2
0μmであり、さらに好ましくは6〜15μmである。
に限定しないが、好ましくは実質的に95μm以下であ
り、より好ましくは実質的には70μm以下である。そ
の理由としては、成型時のパッケージの未充填防止およ
びワイヤーフロー防止、およびワイヤー断線防止などが
挙げられる。
キシ樹脂組成物全体に対する割合は特に限定はしない
が、金型汚れが起こりにくいこと、樹脂組成物の吸水率
が低下し信頼性が向上すること、熱膨張係数を半導体素
子やリードフレームのそれに近づけられ信頼性が向上す
ることなどから、70〜96重量%が好ましく、より好
ましくは80〜95重量%であり、さらに好ましくは8
6〜92%である。
質も添加することができる。
剤、チタネートカップリング剤などの配合が信頼性向上
の観点から好ましい。さらにカップリング剤無機充填剤
(D)をシランカップリング剤、チタネートカップリン
グ剤などのカップリング剤であらかじめ表面処理するこ
とも効果的である。
ミノシラン、メルカプトシランなど、これら官能基を有
する有機基とアルコキシ基等の加水分解性基とがケイ素
原子に直結したシランカップリング剤が好ましく用いら
れる。好ましくはエポキシシラン、アミノシランであ
る。好ましい添加量としてエポキシ樹脂組成物全体に対
し、1重量%以下である。
いがブロム化合物を配合できる。また実質的に存在する
ブロム化合物は、通常半導体封止用エポキシ樹脂組成物
に難燃剤として添加されるもので、特に限定されず、公
知のものであってよい。 存在するブロム化合物の好ま
しい具体例としては、ブロム化ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ブロム化フェノールノボラック型エポキシ樹
脂などのブロム化エポキシ樹脂、ブロム化ポリカーボネ
ート樹脂、ブロム化ポリスチレン樹脂、ブロム化ポリフ
ェニレンオキサイド樹脂、テトラブロモビスフェノール
A、デカブロモジフェニルエーテルなどがあげられ、な
かでも、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ブ
ロム化フェノールノボラック型エポキシ樹脂などのブロ
ム化エポキシ樹脂が、成形性の点から特に好ましい。
物を配合できる。これは通常半導体封止用エポキシ樹脂
組成物に難燃助剤として添加されるもので、特に限定さ
れず、公知のものが使用できる。アンチモン化合物の好
ましい具体例としては、三酸化アンチモン、四酸化アン
チモン、五酸化アンチモンがあげられる。
カーボンブラック、酸化鉄などの着色剤、ハイドロタル
サイトなどのイオン捕捉剤、シリコ−ンゴム、オレフィ
ン系共重合体、変性ニトリルゴム、変性ポリブタジエン
ゴム、変性シリコ−ンオイルなどのエラストマ−、ポリ
エチレンなどの熱可塑性樹脂、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸
の金属塩、長鎖脂肪酸のエステル、長鎖脂肪酸のアミ
ド、パラフィンワックスなどの離型剤および有機過酸化
物などの架橋剤を任意に添加することができる。
ン含有量については特に限定はしないが、信頼性の点か
ら好ましくは10ppm以下であり、より好ましくは5
ppm以下である。
しては、上記化合物を加熱混練、例えば50〜170℃
の温度で混練する方法が好ましく、たとえばバンバリー
ミキサー、ニーダー、ロール、単軸もしくは二軸の押出
機およびコニーダーなどの公知の混練方法を用いて溶融
混練、固化、必要に応じてタブレット化することにより
得ることができる。
要素であるポリイミド前駆体およびポリイミドについて
詳しく説明する。
は、一般式(I)で表される構造単位を主成分とするポ
リマーを言う。
4価の有機基、R2は少なくとも2個の炭素原子を有す
る2価の有機基を表す。Xは二重結合を有する有機基を
有するアンモニウムイオンまたは水素または二重結合を
有する一価の有機基を示す。nは1または2である。) 本発明における一般式(I)で表される構造単位を主成
分とするポリマーとしては、前記一般式で示される構造
を有し、加熱あるいは適当な触媒により脱水または脱ア
ルコールすることによりイミド環を形成し、ポリイミド
となり得るものを挙げることができる。ここでいう脱水
とは、脱アミンを伴った脱水をも含む。
個の炭素原子を有する3価または4価の有機基である。
ポリイミドの耐熱性から、R1は芳香族環または芳香族
複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の3価または4価
の基が好ましい。R1の好ましい具体的な例としては、
ピロメリット酸残基、3,3´,4,4´−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸残基、3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸残基、3,3´,4,4´−ジ
フェニルエーテルテトラカルボン酸残基、3,3´,
4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸残基、
ブタンテトラカルボン酸残基、シクロペンタンテトラカ
ルボン酸残基などが挙げられ、次式で表されるものが更
に好ましい。
ちの1種から構成されていても良いし、2種以上から構
成される共重合体であっても構わない。
個の炭素原子を有する2価の有機基である。R1と同
様、ポリイミドの耐熱性から、R2は芳香族環または芳
香族複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の2価の基が
好ましい。R2の好ましい具体的な例としては、ジアミ
ノジフェニルエーテル残基、ジアミノジフェニルスルフ
ィド残基、ジアミノジフェニルメタン残基、ジアミノジ
フェニルスルホン残基、フェニレンジアミン残基、ベン
ジジン残基、ビスアミノフェノキシプロパン残基などが
挙げられ、次式で表されるものが更に好ましい。
ちの1種から構成されていても良いし、2種以上から構
成される共重合体であっても構わない。
を向上させるために、耐熱性を低下させない範囲でR2
として、シロキサン結合を有する脂肪族性の基を共重合
することも可能である。好ましい具体例としては、ビス
(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンなど
が挙げられる。
る。
する有機基を有するアンモニウムイオン又は水素又は二
重結合を有する一価の有機基を示す。
の場合、その化合物は次の一般式(IV)で表される。
13は一価の有機基であり、少なくとも一つは二重結合を
有する。) 具体的な例としては、R11およびR12がエチル基かつR
13がエチルメタクリレート基であるアンモニウムイオ
ン、R11およびR12がメチル基かつR13がエチルメタク
リレート基であるアンモニウムイオン、R11およびR12
がイソプロピル基かつR13がエチルメタクリレート基で
あるアンモニウムイオン、R11およびR12がエチル基か
つ R13がエチルアクリレート基であるアンモニウムイ
オン、R11およびR12がメチル基、かつR13がエチルア
タクリレート基であるアンモニウムイオン、R11および
R12がイソプロピル基かつR13がエチルアタクリレート
基であるアンモニウムイオン、などを挙げることができ
る。
合、構造は特に限定せず全ての二重結合を有する一価の
有機基を挙げることができ、その具体的な例としては、
−CH2CH2O(CO)C(CH3)=CH2 、−CH2CH
2O(CO)CH=CH2、−CH2CH2O(CO)C(C
2H5)=CH2 、−CH2CH2O−CH2CH2O(CO)
C(CH3)=CH2 、−CH2CH2O−CH2CH2O(C
O)CH=CH2 、−CH2CH2O−CH2CH2O(C
O)C(C2H5)=CH2 、などの基を挙げることができ
る。
例としては、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジア
ミノジフェニルエーテル、3,3´,4,4´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,3´,4,4´−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフ
ェニルエーテル、ピロメリット酸二無水物と3,3´
(または4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、ピ
ロメリット酸二無水物および3,3´,4,4´−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3,3´(また
は4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、3,3
´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物と3,3´(または4,4´)−ジアミノジフェニル
スルホン、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物と3,3´(または4,4´)−ジアミ
ノジフェニルスルホン、ピロメリット酸二無水物と4,
4´−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,
4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4,
4´−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,
4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と4,4´
−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とパラフェ
ニレンジアミン、3,3´,4,4´−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、ピロ
メリット酸二無水物および3,3´,4,4´−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジ
アミン、ピロメリット酸二無水物および3,3´,4,
4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェ
ニレンジアミン、3,3´,4,4´−ジフェニルエー
テルテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3´,4,4´−ジフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジア
ミン、ブタンテトラカルボン酸二無水物と1,3−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、シクロペンタンテ
トラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニ
ルメタン、ピロメリット酸二無水物と4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテルおよびビス(3−アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサンなどから合成されたポリ
アミド酸、それらのポリアミド酸骨格の二重結合含有ア
ルコールエステル、およびポリアミド酸に、次の一般式
(V)で表される化合物を作用させ得られるポリイミド
前駆体などを挙げることができる。
基であり、少なくとも一つは二重結合を有する。) 本発明におけるポリイミドのイミド化率については特に
限定はしないが、信頼性の点から、100%未満が好ま
しく、90〜99.9%がより好ましく、95〜99%
がさらに好ましい。
有量については、特に限定はしないが、信頼性の点から
10ppm未満が好ましく、より好ましくは、5ppm
である。
水後のポリイミド膜と半導体素子との接着性を向上させ
るために適宜接着助剤を用いることもできる。
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどの有
機ケイ素化合物、あるいはアルミニウムモノエチルアセ
トアセテートジイソプロピレート、アルミニウムトリス
(アセチルアセトネート)などのアルミニウムキレート
化合物あるいはチタニウムビス(アセチルアセネート)
などのチタニウムキレート化合物などが好ましく用いら
れる。
方法の一例について説明する。まず溶媒中でジアミン化
合物と酸二無水物を反応させ、一般式(I)で表される
構造単位を主成分とするポリマであるポリアミド酸の溶
液を得る。次にこの溶液に必要に応じて添加剤を溶解調
合する。
の溶解性の面から極性溶媒が好ましく用いられ、特に非
プロトン性極性溶媒が好適である。非プロトン性極性溶
媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロトリアミ
ド、γ−ブチロラクトンなどが好ましく用いられる。
被覆する方法については周知の技術が使用でき、特に限
定はされないが、その一例を説明をする。
半導体素子上に塗布する。塗布方法としては、スピンナ
ーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗
布、浸漬、スクリーン印刷、ロールコーティングなどの
手段が可能である。塗布膜厚は塗布手段、組成物の固形
分濃度、粘度によって調節することができるが、通常1
〜30μmの範囲になるように塗布する。その後塗布膜
は熱処理し脱水させることにより、半導体素子上に一般
式(VI)で表される構造単位を主成分とするポリイミド
を形成する。好ましい熱処理温度としては、70〜45
0℃、さらに好ましくは150〜400℃である。加熱
方法としては、段階的に昇温してもかまわないし、連続
的に昇温してもかまわない。また、場合によっては、ポ
リイミド前駆体塗布後40〜150℃で熱処理を行い、
溶剤をある程度除去したポリイミド前駆体膜、またはさ
らに高温で熱処理したポリイミド膜などを、フォトリソ
技術を用いパターン加工を行ってもかまわない。いずれ
にしてもポリイミドは最終的に70〜450℃、さらに
好ましくは150〜400℃で熱処理するのが好まし
い。熱処理は市販の通風オーブン、ホットプレートなど
を利用することができる。加熱方法としては、段階的に
昇温してもかまわないし、連続的に昇温してもかまわな
い。
4価の有機基、R2は少なくとも2個の炭素原子を有す
る2価の有機基を表す。) 本発明における、ポリイミドによって半導体素子の一部
または全部が被覆された半導体素子とは、半導体素子の
配線側のみを意味するのではなく、素子の裏面及び側面
の一部でもポリイミドにより被覆されていればよい。
導体素子の回路形成面側のみを封止し、裏面を封止しな
い半導体装置とすると、特に従来のものと比較して、そ
の特性の改善が顕著となる。さらに、半導体装置の厚み
を0.5μm未満とするとさらに好ましい。
って被覆してなる半導体装置は、公知の被覆方法により
エポキシ樹脂組成物により被覆された半導体装置をい
い、被覆方法の例としては、トランスファー成形、ポッ
ティング法などを挙げることができる。好ましくはトラ
ンスファー成形である。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
および比較例1〜11 表1に示した原料を用い、表4〜7に示した配合処方の
組成比(重量比)で配合し、ミキサーによりブレンドし
た。これをミキシングロールを用いて5分間加熱混練し
たのち、冷却、粉砕してエポキシ樹脂組成物を作成し
た。一方、表面にアルミニウム配線を設けた12mm角
の半導体素子上に表2及び3に示したポリイミドを形成
した後、42アロイ製リードフレーム上に搭載し、ワイ
ヤ−ボンディングを行った。このリードフレームとエポ
キシ樹脂組成物を用い、低圧トランスファー成形によ
り、175℃、2分の条件で160ピンQFPを成形
し、ついで175℃、10 時間硬化した。
サーによりブレンドした。これをミキシングロールを用
いて5分間加熱混練したのち、冷却、粉砕してエポキシ
樹脂組成物を作成した。 一方、表面にアルミニウム配
線をもうけた8mm角の半導体素子上にそれぞれ(A−
1)、(B−1)、(C−1)の構造を有するポリイミ
ドを形成した後、基板上に搭載し、エポキシ樹脂組成物
を用い、低圧トランスファー成形により、175℃、5
分の条件で回路形成面側のみを封止した。ついで175
℃、24時間硬化した。パッケージ寸法は9mm×9m
m、パッケージ全体の厚みは、0.45μmである。
サーによりブレンドした。これをミキシングロールを用
いて5分間加熱混練したのち、冷却、粉砕してエポキシ
樹脂組成物を作成した。 一方、表面にアルミニウム配
線をもうけた8mm角の半導体素子上に(D−1)の構
造を有するポリイミドを形成した後基板上に搭載し、エ
ポキシ樹脂組成物を用い、低圧トランスファー成形によ
り、175℃、5分の条件で回路形成面側のみを封止し
た。ついで175℃、24時間硬化した。パッケージ寸
法は9mm×9mm、パッケージ全体の厚みは、0.4
5μmである。
を表4〜7に示した。
の条件で168時間加湿後、IRリフロー炉を用いて2
50℃、12秒間加熱処理した。ただし、実施例13、
26、39および比較例12に関しては、成形で得られ
た片面封止パッケージ20個を、85℃、85%RHの
条件で72時間加湿後、IRリフロー炉を用いて250
℃、12秒間加熱処理した。加熱処理後外部クラックの
有無個数を調べクラックの入ったパッケージを不良パッ
ケージとし、その個数をnとしたとき n/20×10
0の値を半田耐熱性を示す一つの指標とし、耐クラック
性として表に示した。値が0%に近いほど耐クラック性
に優れることを意味する。また半導体素子表面のポリイ
ミドと封止樹脂組成物との間の剥離の有無個数を調べ、
剥離の生じたパッケージを不良パッケージとし、その個
数をmとしたとき m/20×100の値を半田耐熱性
を示すもう一つの指標とし、耐剥離性として表に示し
た。値が0%に近いほど耐剥離性に優れることを意味す
る。
のヒートサイクルテストを行った。サイクル数は500
サイクルで行った。その後の半導体素子表面のポリイミ
ドと封止樹脂組成物との間の剥離の有無個数を調べ、剥
離の生じたパッケージを不良パッケージとし、その個数
をkとしたとき k/20×100の値を耐熱衝撃性と
して表に示した。値が0%に近いほど耐熱衝撃性に優れ
ることを意味する。 ただし、実施例13、26、39
および比較例12に関しては、成形で得られた片面封止
パッケージ20個を用いて同様の評価を行った。
ーを用い120℃、湿度100%のもとで、700時間
処理した。その後アルミニウム配線の導通不良の生じた
パッケージを不良パッケージとし、その個数をhとした
とき h/20×100の値を耐湿信頼性として表に示した。値
が0%に近いほど耐湿信頼性に優れることを意味する。
ただし、実施例13、26、39および比較例12に関
しては、成形で得られた片面封止パッケージ20個を用
いて120℃、湿度100%のもとで、300時間処理
した後、同様の評価を行った。
000時間保持した後、ボンディングワイヤーの導通試
験を行い、導通不良の生じたパッケージを不良パッケー
ジとし、その個数をpとしたとき p/20×100の
値を高温信頼性として表に示した。値が0%に近いほど
高温信頼性に優れることを意味する。ただし、実施例1
3、26、39および比較例12に関しては、成形で得
られた片面封止パッケージ20個を用いて同様の評価を
行った。
ーバイアステスト)◎ 20個の160ピンQFPを用い、140g、湿度85
%、電圧7Vの条件の下で、1500時間処理した。そ
の後、アルミニウム配線の導通不良の生じたパッケージ
を不良パッケージとし、その個数をqとしたとき、q/
20×100の値をUSPCBT結果として表に示し
た。値が0%に近いほど電圧印加時の耐湿信頼性に優れ
ることを意味する。ただし、実施例13、26、39及
び比較例12に関しては、成形で得られた片面封止パッ
ケージ20個を用いて600時間処理した後、同様の評
価を行った。
半導体装置は、半田耐熱性の指標となる耐クラック性お
よび耐剥離性にすぐれ、また耐熱衝撃性、耐湿信頼性、
高温信頼性、電圧印加時の耐湿信頼性(USPCBT)
のいずれの項目においても優れていることがわかり、高
い信頼性を有することがわかる。
12に示した本発明に合致しない半導体装置は、耐剥離
性、耐熱衝撃性、耐湿信頼性、高温信頼性、電圧印加時
の耐湿信頼性(USPCBT)全ての項目において良好
な値を示すものは無く、特にポリイミド表面とエポキシ
樹脂組成物との界面における接着が弱いため、耐剥離
性、耐熱衝撃性、耐湿信頼性、電圧印加時の耐湿信頼性
(USPCBT)が低いことがわかる。
形不能であった。
熱衝撃性、耐湿信頼性、電圧印加時の耐湿信頼性(US
PCBT)のすべての項目に優れる高い信頼性を有する
半導体装置を提供することができる。
Claims (15)
- 【請求項1】ポリイミドによって一部または全部が被覆
された半導体素子を、エポキシ樹脂(A)、フェノール
系硬化剤(B)、硬化促進剤(C)、ならびに無機充填
剤(D)を含有するエポキシ封止樹脂組成物によって被
覆してなる半導体装置において、前記ポリイミドが一般
式(I)で表されるポリイミド前駆体を脱水または脱ア
ルコールして得られるポリイミドであり、前記エポキシ
樹脂(A)が一般式(II)で表される化合物を含有する
エポキシ樹脂組成物であることを特徴とする半導体装
置。 【化1】 (R1は少なくとも2個の炭素原子を有する3価または
4価の有機基、R2は少なくとも2個の炭素原子を有す
る2価の有機基を表す。Xは二重結合を有する有機基を
有するアンモニウムイオン、水素または二重結合を有す
る一価の有機基を示す。nは1または2である。) 【化2】 (式中のR3〜R10は水素原子又は1価の有機基または
ハロゲン原子を示す。ただし、R3〜R10中、少なくと
も2つ以上はグリシジル基である。) - 【請求項2】ポリイミドのイミド化率が100%未満で
あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】無機充填剤(D)の含有量がエポキシ樹脂
組成物全体の70〜96重量%であることを特徴とする
請求項1または2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】無機充填剤(D)がシリカを含有すること
を特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の半導体装
置。 - 【請求項5】無機充填剤(D)の平均粒径が5〜25μ
mであることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項6】無機充填剤(D)の最大粒径が実質的に9
5μm以下であることを特徴とする請求項1〜5いずれ
かに記載の半導体装置。 - 【請求項7】フェノール系硬化剤(B)が一般式(III
)で表される化合物を含有することを特徴とする請求
項1〜6いずれかに記載の半導体装置。 【化3】 (ただし、式(III )中のR1は2価の芳香族基、R2は
水酸基を有する2価の芳香族基、R3は水酸基を有する
1価の芳香族基、R1〜R3は同一でも異なっていてもよ
く、nは0または1以上の整数を示す。) - 【請求項8】一般式(III )を有する化合物が、式(III
)において、R1が2価のフェニル基、R2は水酸基を有
する2価のフェニル基、R3が水酸基を有する1価のフ
ェニル基であるものである請求項1〜7いずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項9】一般式(III )を有する化合物が、式(III
)において、R1が2価のビフェニル基、R2は水酸基を
有する2価のフェニル基、R3が水酸基を有する1価の
フェニル基であることを特徴とする請求項1〜8いずれ
か記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項10】エポキシ樹脂組成物中の塩素イオン含有
量が10ppm以下であることを特徴とする請求項1〜
9いずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項11】一般式(I)で表されるポリイミド前駆
体のR1が次の式のいずれかで表され、かつn=2であ
るポリイミド前駆体を含有することを特徴とする請求項
1〜10いずれかに記載の半導体装置。 【化4】 - 【請求項12】一般式(I)で表されるポリイミド前駆
体のR2が次の式のいずれかで表され、かつn=2であ
るポリイミド前駆体を含有することを特徴とする請求項
1〜11いずれかに記載の半導体装置。 【化5】 (ただし、Ra,Rbはフッ素原子または水素原子または
1価の炭化水素基またはフッ素原子を含む1価の炭化水
素基を示す。) - 【請求項13】一般式(I)で表されるポリイミド前駆
体を脱水して得られるポリイミドの塩素イオン含有量が
10ppm未満であることを特徴とする請求項1〜12
いずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項14】半導体素子の回路形成面側のみを被覆
し、裏面を封止しないことを特徴とする請求項1〜13
いずれか記載の半導体装置。 - 【請求項15】全体の厚みが0.5μm未満であること
を特徴とする請求項1〜14いずれかに記載の半導体装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10353571A JP2000183239A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | 半導体装置 |
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-
1998
- 1998-12-11 JP JP10353571A patent/JP2000183239A/ja active Pending
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