JPH0415175Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、食器類を収納する食器カゴに関す
る。

(ロ) 従来の技術 従来における食器カゴは例えば実公昭59−6757
号公報に示すごとく、仕切板を利用して食器籠内
の隅角部に専用のスペースを区画形成していた
が、斯る構成であると、食器籠内の収納空間スペ
ースが狭くなるとともに皿やドンブリ等の大物類
の収納時に、この専用スペース内のスプーンやハ
シが邪魔となる欠点を有していた。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 そこで本考案は、専用の小物容器を使用するこ
とによつて従来欠点をなくそうとするものであ
る。

(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は長尺状の小物容器を長短自在とし、こ
の小物容器をカゴの上面開口の長辺側あるいは短
辺側に懸架する如くその両端部を上面開口縁に係
脱自在とするものである。

(ホ) 作用 ハシやスプーン等の長さ、あるいは皿やドンブ
リ等の大物類に応じて、小物容器をカゴの上面開
口の種々な方向から懸架することができる。また
この小物容器は、カゴの上面開口の長辺側及び短
辺側に懸架するのに応じてその大きさが変化す
る。

(ヘ) 実施例 １は本考案食器カゴ２を組み合わせた食器乾燥
機本体で、食器カゴ２を着脱自在に載置せしめ内
部にヒータと放熱板と露受け３とタイマーモータ
４等を備えた加熱機５と、食器カゴ２の上面開口
を施蓋する箱型形状の蓋体６とから全体を構成す
るものである。前記蓋体６は食器カゴ２の開口縁
に固定されるヒンジ部８，８にて回動自在とされ
るドーム型の回動部６ａと固定される固定部６ｂ
にて成つている。そして、前記食器カゴ２は底面
部に多数の透孔１０……を穿設し、上面開口縁に
フランジ部１１を形成している。

１２はハシやスプーン等の小物類を収納する長
尺状の小物容器で、両側面と下面とに穴１３……
を穿設するとともに両端部には第２図のように食
器カゴ２の上面開口の短辺側のフランジ部１１に
係合する係合部１４，１４を形成している。ま
た、この小物容器１２の端部両側には係合穴１
５，１５を形成している。１６は前記係合部１４
を形成する係合片である。１７は前記係合穴１
５，１５に挿入される挿入片１８，１８と前記係
合片１６を挿入せしめる挿入穴１９を形成した補
助取付部材で、一側下面に補助係合部２０を形成
している。

斯る構成であると、まずハシやスプーン等の小
物類は小物容器１２内に収納されるため、食器カ
ゴ２内の収納スペースは全て皿やドンブリ等の大
物類の収納用として使用でき、しかも食器カゴ２
の台所への配置場所に応じて大物類の取り出しが
便利なように小物容器１２の配置を種々変えるこ
とができるものである。すなわち、上面開口の短
辺方向に懸架するときには第２図の如く係合部１
４，１４をフランジ部１１に係合し、長辺方向に
懸架するときには第３図の補助取付部材１７を小
物容器１２に係合して補助係合部２０と係合部１
４とをフランジ部１１に係合するものである。

(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く構成するものであるから、
ハシやスプーン等の小物類は食器カゴの上面開口
の長辺側及び短辺側に懸架するのに応じてその大
きさが変化する小物容器に収納でき食器カゴ内の
収納スペースを有効に利用でき、しかも食器カゴ
の載置場所、あるいは大物類の大きさに応じて小
物容器の配置方向を変えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案食器カゴを使用した食器乾燥機
の斜視図、第２図は使用状態を示す同概略斜視
図、第３図は他の使用状態を示す同概略斜視図、
第４図は小物容器の分解斜視図、第５図は同平面
図である。 ２……食器カゴ、１２……小物容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面を開口した箱型形状のカゴと、この上面開
   口を施蓋する箱型形状の蓋体とから成り、ハシあ
   るいはスプーン等の小物類を載置する長尺状の小
   物容器を長短自在と成し、この小物容器を前記上
   面開口の長辺側あるいは短辺側に懸架する如くそ
   の両端部を前記上面開口縁に係脱自在としたこと
   を特徴とする食器カゴ。