JPH04151374A - 列車ダイヤの作成装置 - Google Patents

列車ダイヤの作成装置

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JPH04151374A
JPH04151374A JP2277497A JP27749790A JPH04151374A JP H04151374 A JPH04151374 A JP H04151374A JP 2277497 A JP2277497 A JP 2277497A JP 27749790 A JP27749790 A JP 27749790A JP H04151374 A JPH04151374 A JP H04151374A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は、列車が駅に到着及び出発する時刻をシミュ
レーションにより求めて逆方向の列車ダイヤを作成する
装置に関するものである。
[従来の技術] 列車ダイヤの作成は通常人間の手作業で行われている。
これは列車ダイヤ図上で、定規・鉛筆・消ゴムを用いて
5走行時間などの物理的制約を考慮しながら試行錯誤的
に列車ダイヤの設定・変更を繰り返して作成される。
また、列車ダイヤの作成に計算機を用いる方法も考案さ
れている0例えば5特開昭61−70574号公報に示
された列車ダイヤの作成装置では、列車ダイヤを各列車
の時刻を規定するものではなく、各列車の走行順序を規
定するものとしてとらえることによって、列車ダイヤの
設定案の数を減少させている。また時刻に関しては、走
行順序を変えない範囲で幅をもたせることを許すことに
より、計算機を用いた試行錯誤を可能とし、物理的に設
定不可能な案の棄却、あるいは各列車の総運転時間、総
待避回数等の基本的品質度による選別を可能としている
[発明が解決しようとする課題] 従来のように、列車ダイヤを人間の手作業で作成する場
合は長時間を要する0例えば、ダイヤの規模にもよるが
最低数カ月は必要である。その上に、作成者の思考力と
経験によって、作成時間及び作成されたダイヤの利便性
・柔軟性などの品質に大きな差がみられる。さらに、列
車ダイヤを手作業で作成した後、運行管理などのために
ダイヤを計算機で管理する場合には、作成した列車ダイ
ヤ図から着発時刻などを読み取り、数値化し、入力・照
合しなければならず、多大な手作業が発生する。
これに対して、特開昭61−70574号公報に示され
た列車ダイヤの作成装置では、人間の手作業に比較する
と短時間でダイヤを作成することができる。しかし、計
量機でダイヤ設定に対する試行錯誤を自動的に繰り返す
ため、必然的に処理時間が長くなる。しかも、試行R誤
を行う順序は人間にとって理解しやすいものではなく、
その途中で人間が介入することはできないため、人間が
主導権をもった形で対話的に計算機を利用してダイヤを
作成する上で難点がある。さらに、物理的に設定可能な
ダイヤであっても、人間であれば時間帯や列車の使命な
どの特殊事情を考慮に入れて試行錯誤を打ち切ることが
できるが、計算機にこの種の判断を取り入れることは不
可能であると考えられていた。また、従来装置ではダイ
ヤ作成の初期データとして、列車の始発時刻を入力し、
そこから順次ダイヤを作成することしかできないため、
列車のある駅への到着時刻をあらかじめ決め、その時刻
に合せてダイヤを時間の逆方向に作成することはできな
かった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、着目した駅へ希望の時刻に列車が到着させる
ことができ、また処理時間を短くでき、しかもダイヤ作
成の過程を比較的容易に理解でき、ダイヤ作成の途中で
もその時点での作成結果をみながら、人間が主導権をも
って対話的に処理の中止・続行を指示でき、さらに、時
間帯や列車の使命などの特殊事情を考慮したダイヤを作
成できる列車ダイヤの作成装置を得ることを目的とする
[R題を解決するための手段] この発明に係る列車ダイヤ作成装置は、入力データから
該当する列車とその終着駅をシミュレーション対象とし
て初期化して状態を設定する終着状態設定手段、指定さ
れた駅において関連をもつ複数の列車の到着及び出発を
一括して処理する逆部分シミュレーションを実施する逆
部分シミュレーション実施手段、逆部分シミュレーショ
ンの実施により走行状態となった列車に対し、次に到着
及び出発する駅での発着時刻と使用番線を設定すると共
に、駅及び列車ごとに記述されたルールに基いて追越し
を設定するダイヤ設定手段、逆部分シミュレーションを
実施させる基本指令とその組み合せ方法とを保持して逆
部分シミュレーションの実施順序とダイヤ設定とを管理
する逆部分シミュレーション管理手段、並びに作成した
列車ダイヤを列車ダイヤ図として表示する列車ダイヤ表
示手段を備え、一路線を対象とし、走行する列車の種別
、運転区間から、各列車が予定する終着時刻に終着駅に
到着するためにそれより手前の各駅を到着及び出発しな
ければならない時刻をシミュレーションにより求めて逆
方向の列車ダイヤの作成を行うものである。
[作用] この発明によれば、逆部分シミュレーションとダイヤ設
定を交互に繰り返すことによって、終着駅から始発駅に
向かって逆方向に列車ダイヤを作成することができるた
め、着目した駅へ希望の時刻に列車が到着するダイヤの
作成が容易になる。
この逆部分シミュレーションとは電気学会論文誌C(昭
和62年10月号、第923頁〜第930頁)における
部分シミュレーションの定義を用いて、逆方向のダイヤ
作成を行なうことである6部分シミュレーションとは、
人間にとって理解しやすいように、ある駅で相互に関連
をもつ複数のイベントを一括して処理することである。
この時、追越しの設定に関して試行錯誤を行わないので
処理時間が短くできる。しかも、逆部分シミュレーショ
ンを基本単位として、これを特定の列車または駅に注目
した順序で実施するため、ダイヤ作成の過程が人間にと
って理解しやすい、従って、ダイヤ作成の途中に、人間
が主導権をもって対話的にその時点での作成結果をみて
、処理の中止・続行を指示できる。さらに、駅及び列車
ごとに記述できるルールにより、時間帯や列車の使命な
どの特殊事情を考慮したダイヤが作成できる。
[実施例] この発明は、電気学会論文誌C(昭和62年lO月号、
第923頁〜第930頁)において列車運行シミュレー
ションに適用された部分シミュレーションと部分シミュ
レーションの実施により走行状態となった列車のダイヤ
設定を交互に繰り返すことによって、列車ダイヤを作成
するものである。
ここで、部分シミュレーションとは、人間に理解しやす
いように、ある駅で相互に関連をもつ複数のイベントを
一括して処理することをさす。
ここで、部分シミュレーションについて、第1図に基い
て説明する。第1図は横軸に時間、縦軸に距離を表わし
ており、列車A、B、Cが第1図の下方からに駅に到着
し、第1図の上方へ出発していく様子を示している。到
着イベントを黒丸、出発イベントを白丸で示す、Sl、
S2はそれぞれ部分シミュレーションである1例えば、
Stのように待避がなければ列車Aの到着イベントと出
発イベント処理し、またS2のように待避などがあれば
待避列車Bの到着イベント、通過列車Cの到着イベント
と出発イベント、待避列車Bの出発イベントを一括して
処理する。また、1つ1つの部分シミュレーションは基
本指令を特定の駅に出すことにより実施され、その結果
(例えば実施完了または実施不能)から、次にどの基本
指令をどの駅に出すかを記述することにより、部分シミ
ュレーションの実施順序を定義する。
この発明では、電気学会論文誌C(昭和62年10月号
、第923頁〜第930頁)で時間を順次進め、イベン
トを処理していたのに対し、駅の到着と出発をそれぞれ
逆に見なし、列車の走行時間や停車時間などの経過時間
を負の値で考え、列車があたかも終着駅から始発駅まで
後戻りしているものと考えることで、逆方向の列車運行
をシミュレーションしている。これを逆部分シミュレー
ションと呼ぶ。即ち、第1図の矢印イに示す順方向の部
分シミュレーションと同様の形で、矢印口に示す逆方向
のダイヤを作成するため、到着と出発を逆に考え、列車
の走行時間や停車時間などの経過時間を負の値で考える
一方、ダイヤ設定は逆部分シミュレーションの実施によ
り走行状態となった列車が次に到着または出発する駅、
即ち1つ始発側に近い駅で行われる。この時、駅及び列
車がもつルールに基いて追越しの設定が行われる。駅が
もつルールでは少なくとも待避設備の有無、追越しの対
象となる2列車の種別、到着及び出発時刻の差から追越
しを設定するかどうか決定する0列車がもつルールは待
避可能な駅ごとに自列車と追越しの対象となる列車の種
別、到着及び出発時刻の差から追越しを設定するかどう
か決定する。駅がもつルールは一般的な原則を表わして
おり、列車がもつルールはそれぞれの列車ごとに記述で
きることがら、列車の使命を表わすために用いられる。
従って、列車がもつルールによる決定は、駅がもつルー
ルによる決定よりも優先する。
さらに、この発明では追越しの設定に関して試行錯誤を
行わずにすむように、基本指令を定義して組み合せるこ
とにより、逆部分シミュレーションとダイヤ設定を繰り
返して、逆方向の列車ダイヤを作成することができる。
第2図はこの発明の一実施例による列車ダイヤの作成装
置の構成を示すブロック図である0図において、(11
は駅データ・列車データを格納する記憶装置、(2)は
終着状態設定手段、(3)は逆部分シミュレーション管
理手段、(4)は逆部分シミュレーション実施手段、(
5)はダイヤ設定手段、(6)は例えば各列車の各駅に
おける到着時刻、出発時刻、使用番線などの列車ダイヤ
を出力データ(7)として出力する列車ダイヤ表示手段
である。
(8)は入力データで、入力された列車の種別、運転区
間、終着時刻などである。
まず、駅データと列車データ(1)について説明する。
駅データには計画ダイヤ、運行条件、状態があり、列車
データには計画ダイヤ、走行条件。
状態がある。駅の計画ダイヤとしては少なくとも各駅ご
とに到着順序と出発順序があり、列車の計画ダイヤとし
ては少なくとも各列車ごとに各駅の着発時刻と使用番線
がある。駅の運行条件としては、少なくとも最小進入時
隔と最小進出時隔があり、列車の走行条件としては少な
くとも駅間最小走行時間と各駅の最小停車時間がある。
駅の状態としては少なくとも最後に到着または出発を決
定した列車があり、列車の状態としては少なくとも実績
ダイヤ(各駅の着発時刻、使用番線)と最後に到着また
は出発を決定した駅がある。
終着状態設定手段(2)は入力データ(8)として列車
の種別、運転区間、終着時刻などを入力し、該当する列
車とその終着駅をシミュレーション対象として初期化し
、その状態を設定する。
逆部分シミュレーション実施手段(4)は第3図に示す
ように、処理イベント系列作成部[4al 、処理可能
性判定部(4bl 、イベント処理部(4c) 、状態
更新部(4d)の4つの部からなり、逆部分シミュレー
ション管理手段(3)から送られてくる基本指令を受け
て、駅データ及び列車データ(11を参照しながら、指
定された駅で指定された列車(処理対象列車と呼ぶ)を
含んだ逆部分シミュレーションを1回実施する。
処理イベント系列作成部(4a)は指定された駅のデー
タから次に実施する逆部分シミュレーションを求め、そ
こで−括して処理するイベントの系列を作成する0例え
ば第1図において、K駅では次に列車Aを対象とする場
合は列車Aの到着イベントと出発イベントが処理イベン
トの系列として作成され、列車Bまたは列車Cを対象と
する場合は列車Bの到着イベント、列車Cの到着イベン
ト。
出発イベント、列車Bの出発イベントが処理イベントの
系列として作成される。
処理可能性判定部(4b)では、処理イベント系列作成
部(4a)において実施対象となった逆部分シミュレー
ションに含まれる列車が、すでにシミュレーション対象
となっており、かつ指定駅の前駅の出発時刻が決定され
ているか、または指定駅が終着駅である場合は処理可能
と判定し、イベント処理部(4cl 、状態更新部(4
d)を実施して終了する。
それ以外の場合、または処理対象列車が逆部分シミュレ
ーションに含まれていない場合は処理不能と判定し、イ
ベント処理部(4c) 、状態更新部(4d)を実施し
ないで終了する。
イベント処理部(4c)では、出発イベント及び到着イ
ベントを処理し、駅データ及び列車データ(1)を参照
して列車の出発時刻、到着時刻及び使用番線をシミュレ
ーションにより求める。到着イベントの処理では、例え
ば列車が前駅を出発した時刻から駅間最小走行時間を減
じた時刻と駅の最小進出時隔から物理的に可能な到着時
刻を求め、この時刻と計画ダイヤ上の到着時刻を比較し
て早い方の時刻に到着するものとする。また、出発イベ
ントの処理では、例えば列車が到着した時刻から最小停
車時間を減じた時刻と駅の最小進入時隔から物理的に可
能な出発時刻を求め、この時刻と計画ダイヤ上の出発時
刻を比較して早い方の時刻に出発するものとする。なお
、使用番線は列車の種別及び追越しの有無により決定す
る。
状態更新部(4d)では、求めた到着時刻、出発時刻に
基いて、列車の到着及び出発に伴う列車及び駅の状態を
更新する。
逆部分シミュレーション管理手段(3)は、列車ダイヤ
の作成装置を操作する人間が逆部分シミュレーションの
実施を管理及び制御するためのものである1人間の指示
に従って、逆部分シミュレーションの実施を進行させる
か、中止するかを選択する。逆部分シミュレーションの
実施を進行させる場合、以下に示す基本指令を用いて逆
部分シミュレーションの実施順序を管理する役割をもつ
また、逆部分シミュレーションが実施された場合には、
ダイヤ設定手段(5)に対しダイヤの設定を命じる役割
をもつ。
基本指令とは特定の駅に対して逆部分シミュレーション
の実施を命令するコマンドであり、列車ダイヤの作成の
ためには、第1指令、第2指令の2つが必要である。こ
の2つの基本指令は電気学会論文誌C(昭和62年10
月号、第923頁〜第930頁)に示されたものに加え
て、試行錯誤なく追越しを設定しながらダイヤを作成す
るために、変更している。さらに、第1指令は途中駅に
終着の列車を考慮できるよう変更しており、第2指令は
条件付可能という場合を削除している。なお、以下では
、基本指令を受けた駅を基準状と呼び、部分シミュレー
ションを実施する駅を実施駅と呼ぶ。
■第1指令 第1指令は5基準駅の出発は決定したが次の駅の到着は
まだ決定していない列車、つまり駅間を走行中の列車が
あれば、基準状を最後に(時間的に一番早く)出発する
へきダj車を処理対象列車とし、次の駅で部分シミュレ
ーションを実施するように逆部分シミュレーション実施
手段(4)に命じる。この指令の結果には従来装置では
、部分シミュレーションの実施完了と実施不能があった
。前者の場合には実施駅に第1指令を5後者の場合には
基準状に第2指令を出すと、部分シミュレーションを実
施できる可能性がある。
さて、実施駅が待避可能な場合には、そこでの逆部分シ
ミュレーションの実施について以下に述へる判断を行う
ことにより、試行錯誤を行わずに追越しを設定すること
ができる。即ち、第4図(al、(b)のそれぞれ左側
に示すように、実施すべき逆部分シミュレーションS3
.S4よりも時間的に面にダイヤ設定手段(25)によ
りダイヤを設定される列車(例えば列車C)が存在しな
いならば、実施不能とする。この場合は従来装置では実
施可能と考えていたが、この時点で部分シミュレーショ
ンS3.S4を実施してしまうと、後続列車が列車Aを
追い越すようにダイヤ設定されると列車への状態を後戻
りさせる必要が生じる。そこで、列車Aが後続列車に追
い越されないことが確定する時点まで逆部分シミュレー
ションS3.S4の実施を凍結させる。そして、第4図
(al 、 (blのそれぞれ右側に示すように実施す
べき逆部分シミュレーションS3.S4よりも時間的に
前にダイヤ設定手段(25)によりダイヤを設定された
列車が存在する時に、実施可能とする。
また、従来装置では処理対象列車が部分シミュレーショ
ンに含まれていない場合には、逆部分シミュレーション
は実施できないので実施不能という結果を返していた0
例えば、第5図に示すようにに駅では列車Bが出発した
状態、K−1駅では列車Aが出発した状態で、K駅に第
1指令を出すと、列車Bを処理対象列車としてに一1駅
で逆部分シミュレーションを実施することになる。とこ
ろが、K−1駅で次に実施すべき逆部分シミュレーショ
ンはScであるから、処理対象列車Bが部分シミュレー
ションScに含まれておらず、実施不能が返される。こ
のように5従来装置では実施駅(K−1駅)から始発の
列車(例えばpH車C)があれば第1指令に対して実施
不能が返されてしまう、しかも従来装置での基本指令の
組み合せ方法では次は基準状に第2指令を出すため、K
駅には常に第1指令が出され、K−1駅以前の列車運行
がシミュレーションできないことになる。この問題点を
解決するため、処理対象列車が部分シミュレーションに
含まれていない場合には、実施不能ではなく条件付可能
という結果を返すことにした0条件付可能の場合には、
例えば実施駅に第2指令を出すと、部分シミュレーショ
ンを実施できる可能性がある。
■第2指令 第2指令は、基準状を次の順番に到着すべき列車を処理
対象列車として、基準状で部分シミュレーションを実施
するように逆部分シミュレーション実施手段(4)に命
じる。その結果には実施完了と実施不能がある。また、
第1指令と同様に実庚駅が待避可能の場合は、実施すべ
き逆部分シミュレーションよりも時間的に前にダイヤ設
定手段()によりダイヤを設定された列車が存在する時
ζ二実施可能とし5そうした列車が存在しない時は遺施
不能とする。実施完了の場合には基準駅に第1指令また
は第2指令を出し、実施不能の場合には基準駅に隣接す
る駅に第2指令を出すと、部分シミュレーションを実施
できる可能性がある。
次に、逆部分シミュレーション管理手段(3)では、第
6図に示す処理手順により列車ダイヤの作成を行う。
まず、ダイヤを作成しようとする路線の終着駅に第2指
令を出す(ステップ31)、第2指令の実施(ステップ
32)に対する結果としては、先に述へたように実施完
了と実施不能があるが、実施完了の場合には基準駅へ第
1指令を出しくステップ33)、実施不能の場合には基
準駅の前駅へ第2指令を出す(ステップ34)。ただし
、実施不能であり、しかも基準駅が終着駅の場合には、
終着駅に到着すべき列車がないのでダイヤ作成を終了す
る。一方、第1指令の実施(ステップ35)に対する結
果としては、先に述へたように実施完了、実施不能、条
件付可能の3つがある。実施完了の場合には実施駅へ第
1指令を出しくステップ36)、実施不能の場合は基準
駅の前駅へ第1指令を出す(ステップ37)、そして、
従来装置にはない条件付可能の場合には前駅で逆部分シ
ミュレーションを行うために、實施駅へ第2指令を出す
くステップ38ン。ただし、実施完了であっても実施駅
がその路線の始発駅の場合は、基準駅に第1指令を出す
(ステップ39)、また、実施不能であっても基準駅が
その路線の終着駅の場合は、基準駅へ第2指令を出す(
ステップ40)。
ダイヤ設定手段(5)は逆部分シミュレーションの実施
により走行状態となった列車に対して、次に到着及び出
発する駅での計画ダイヤを設定する役割をもつ。設定の
タイミングは、逆部分シミュレーション実施手段(4)
により逆部分シミュレーションが1回実施されるごとに
逆部分シミュレーション管理手段(3)により指示され
る。なお、以下では、逆部分シミュレーションの実施駅
に対して、ダイヤを設定する駅を計画駅と呼ぶ。
ダイヤ設定手段(5)はまず実施駅の到着時刻をもとに
して、逆部分シミュレーション実施手段(4)のイベン
ト処理部(4c)と同様の方法で計画駅での発着時刻と
使用番線を設定する。そして、その列車より以後に計画
駅で到着または出発する列車を対象として、追越しを設
定するかどうかを駅及び列車がもつルールに基いて決定
する。
列車ダイヤ表示手段(6)では少なくとも列車ダイヤ図
の形式でその時点での作成結果を表示する役割をもつ、
列車ダイヤ図とは、例えば、列車運行を時間・距離平面
上に各駅間を直線で近似した軌跡として描いた図である
。さらに、各列車の運転時間や待避回数など列車ダイヤ
の基本的品質をあられす指標を表示することも考えられ
る。
この実施例では、以上のように、逆部分シミュレーショ
ンとダイヤ設定を交互に繰り返すことによって、追越し
の設定に関して試行錯誤を行わすに列車ダイヤを作成す
ることができる。試行錯誤を行わないため処理時間が短
く、しかもダイヤ作成の過程が人間にとって理解しやす
いため、ダイヤ作成の途中でも人間が主導権をもって対
話的にその時点での作成結果をみて、逆部分シミュレー
ション管理手段(3)により処理の中止・続行を指手で
きる。また、逆方向へシミュレーションするので、着目
した駅へ希望の時刻にテj車が到着するように列車ダイ
ヤを作成することができる。さらに、駅及び列車ごとに
記述できるルールにより、時間帯や列車の使命などの特
殊事情を考慮したダイヤを作成することができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、人力データから該当
する列車とその終着駅をシミュレーション対象として初
期化して状態を設定する終着状態設定手段、指定された
駅において関連をもつ複数の同市の到着及び出発を一括
しで処理する逆部分シミュレーションを実施する逆部分
シミュレーション実施手段、逆部分シミュレーションの
実施により走行状態となった列車に対し、次に到着及び
出発する駅での発着時刻と使用番線を設定すると共に、
駅及び列車ごとに記述されたルールに基いて追越しを設
定するダイヤ設定手段、逆部分シミュレーションを実施
させる基本指令とその組み合せ方法とを保持して逆部分
シミュレーションの実施順序とダイヤ設定とを管理する
逆部分シミュレーション管理手段、並びに作成した列車
ダイヤを列車ダイヤ図として表示する列車ダイヤ表示手
段を備え、一路線を対象として、走行する列車の種別、
運転区間から、各列車が予定する終着時刻に終着駅に到
着するためにそれより手前の各駅を到着及び出発しなけ
ればならない時刻をシミュレーションにより求めて列車
ダイヤの作成を行うことにより、着目した駅へ希望の時
刻に列車が到着するように列車ダイヤを作成することが
でき、処理時間が短く、しかもダイヤ作成の過程を比較
的容易に理解でき、ダイヤ作成の途中でも人間が主導権
をもって処理の中止・続行を指示でき、さらにまた、時
間帯や列車の使命などの特殊事情を考慮したダイヤを作
成することができる列車ダイヤの作成装置が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は横軸に時間、縦軸に距離を表わす列車運行のモ
デル図、第2図はこの発明の一冥施例による列車ダイヤ
の作成装置の構成を示すブロック図、第3図は一寅施例
に係る部分シミュレーション実施手段の処理の流れを示
すフローチャート、第4図、第5図はそれぞれ横軸に時
間、縦軸に距離を表わす列車運行のモデル図、第6図は
この実施例に係る逆部分シミュレーション管理手段の処
理手順を示すフローチャートである。 (2)・・・終着状態設定手段、(3)・・・逆部分シ
ミュレーション管理手段、(4)・・・逆部分シミュレ
ーション実施手段、(5)・・・ダイヤ設定手段、(6
)・・・列車ダイヤ表示手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力データから該当する列車とその終着駅をシミュレー
    ション対象として初期化して状態を設定する終着状態設
    定手段、指定された駅において関連をもつ複数の列車の
    到着及び出発を一括して処理する逆部分シミュレーショ
    ンを実施する逆部分シミュレーション実施手段、上記逆
    部分シミュレーションの実施により走行状態となった列
    車に対し、次に到着及び出発する駅での発着時刻と使用
    番線を設定すると共に、駅及び列車ごとに記述されたル
    ールに基いて追越しを設定するダイヤ設定手段、上記逆
    部分シミュレーションを実施させる基本指令とその組み
    合せ方法とを保持して上記逆部分シミュレーションの実
    施順序とダイヤ設定とを管理する逆部分シミュレーショ
    ン管理手段、並びに作成した列車ダイヤを列車ダイヤ図
    として表示する列車ダイヤ表示手段を備え、一路線を対
    象とし、走行する列車の種別、運転区間から、各列車が
    予定する終着時刻に終着駅に到着するためにそれより手
    前の各駅を到着及び出発しなければならない時刻をシミ
    ュレーションにより求めて逆方向の列車ダイヤの作成を
    行うことを特徴とする列車ダイヤの作成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019198804A1 (ja) * 2018-04-12 2019-10-17 株式会社東芝 番線使用計画作成装置および番線使用計画作成方法
CN115195829A (zh) * 2022-06-06 2022-10-18 交控科技股份有限公司 基于时序的行车仿真方法及装置

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CN115195829A (zh) * 2022-06-06 2022-10-18 交控科技股份有限公司 基于时序的行车仿真方法及装置
CN115195829B (zh) * 2022-06-06 2024-04-26 交控科技股份有限公司 基于时序的行车仿真方法及装置

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